JPH0826864B2 - 密閉型回転式圧縮機 - Google Patents
密閉型回転式圧縮機Info
- Publication number
- JPH0826864B2 JPH0826864B2 JP14875085A JP14875085A JPH0826864B2 JP H0826864 B2 JPH0826864 B2 JP H0826864B2 JP 14875085 A JP14875085 A JP 14875085A JP 14875085 A JP14875085 A JP 14875085A JP H0826864 B2 JPH0826864 B2 JP H0826864B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- upper bearing
- cylinder
- rotary compressor
- closed container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、密閉型回転式圧縮機における、シリンダベ
ーン溝部の潤滑構造に関する。
ーン溝部の潤滑構造に関する。
従来の技術 従来の密閉型回転式圧縮機の一例を第４図、第５図に
示す。同図において１は固定子、２は回転子で、この両
者で電動要素を形成する。３はシャフト、４は上軸受、
５は下軸受、６はシリンダ、７はピストンでこれらは圧
縮要素を形成する。８は密閉型容器、９は冷凍機油、10
はベーンである。そして圧縮機要素は、シリンダ６より
張出した部分により、密閉容器８に、溶接固定されてい
る。
示す。同図において１は固定子、２は回転子で、この両
者で電動要素を形成する。３はシャフト、４は上軸受、
５は下軸受、６はシリンダ、７はピストンでこれらは圧
縮要素を形成する。８は密閉型容器、９は冷凍機油、10
はベーンである。そして圧縮機要素は、シリンダ６より
張出した部分により、密閉容器８に、溶接固定されてい
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構成では、密閉型回転式圧縮機の
運転時、ベーン10およびベーン溝の潤滑は、ほとんど、
密閉容器８の下部にたまっている冷凍機油９に依存する
だけであり、冷凍機油油面がシリンダ下面より低下した
場合、ベーン10およびベーン溝の潤滑性が劣化するとい
う問題点を有していた。
運転時、ベーン10およびベーン溝の潤滑は、ほとんど、
密閉容器８の下部にたまっている冷凍機油９に依存する
だけであり、冷凍機油油面がシリンダ下面より低下した
場合、ベーン10およびベーン溝の潤滑性が劣化するとい
う問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑み、ベーンおよびベーン溝
の潤滑性を向上させるための機能を備えた密閉型回転式
圧縮機を提供するものである。
の潤滑性を向上させるための機能を備えた密閉型回転式
圧縮機を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の密閉型回転式
圧縮機は、上軸受の最外周部の全周を密閉容器の内面に
当接して、溶接することにより圧縮要素を密閉容易に固
定しさらに前記上軸受にシリンダベーン溝にげ穴とほぼ
同等の大きさ形状の孔を設け、かつ上軸受上面部形状
を、孔位置する部分が、最低部となる様に傾斜させ、シ
リンダベーン溝にげ穴が、前記上軸受孔の直下に位置す
る構成である。
圧縮機は、上軸受の最外周部の全周を密閉容器の内面に
当接して、溶接することにより圧縮要素を密閉容易に固
定しさらに前記上軸受にシリンダベーン溝にげ穴とほぼ
同等の大きさ形状の孔を設け、かつ上軸受上面部形状
を、孔位置する部分が、最低部となる様に傾斜させ、シ
リンダベーン溝にげ穴が、前記上軸受孔の直下に位置す
る構成である。
作用 本発明は上記構成によって、密閉容器内壁を付着し
て、密閉容器下部に流れる冷凍機油を、上軸受上面に集
め、かつ、集められた上記冷凍機油は、上軸受上面の傾
斜構造により、上軸受孔に流入し、この上軸受孔を通じ
て、シリンダベーン溝にげ部へ確実かつ多量に供給さ
れ、ベーン溝部の潤滑性を増大することができる。
て、密閉容器下部に流れる冷凍機油を、上軸受上面に集
め、かつ、集められた上記冷凍機油は、上軸受上面の傾
斜構造により、上軸受孔に流入し、この上軸受孔を通じ
て、シリンダベーン溝にげ部へ確実かつ多量に供給さ
れ、ベーン溝部の潤滑性を増大することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例の密閉型回転式圧縮機につい
て、図面の第１図第２図を参照しながら説明する。
て、図面の第１図第２図を参照しながら説明する。
第１図は本発明の実施例における密閉型回転式圧縮機
の全体図を示すものである。
の全体図を示すものである。
同図において11は固定子、12は回転子でこの両者で電
動要素を形成する。13はクランク軸となるシャフト、14
は上軸受、15は下軸受、16はシリンダ、17はピストンで
あり、これらで圧縮要素を形成する。18は密閉容器、19
は冷凍機油である。
動要素を形成する。13はクランク軸となるシャフト、14
は上軸受、15は下軸受、16はシリンダ、17はピストンで
あり、これらで圧縮要素を形成する。18は密閉容器、19
は冷凍機油である。
第２図は、同圧縮機において、回転子および圧縮要素
を第１図の矢印Ｂ方向より矢視したものである。同図に
おいて20はベーン、21は上軸受14に設けた孔であり、孔
の直下に、シリンダベーン溝にげ穴22が、位置してい
る。第３図は、上軸受14の第２図におけるＣ−Ｃ断面矢
視図であり、上軸受上面部は傾斜を有しており、孔21の
部分が、最低部となっている。
を第１図の矢印Ｂ方向より矢視したものである。同図に
おいて20はベーン、21は上軸受14に設けた孔であり、孔
の直下に、シリンダベーン溝にげ穴22が、位置してい
る。第３図は、上軸受14の第２図におけるＣ−Ｃ断面矢
視図であり、上軸受上面部は傾斜を有しており、孔21の
部分が、最低部となっている。
電動要素により、圧縮要素を運転することにより、密
閉容器下部に位置する冷凍機油19は、吐出ガスと一緒に
かき上げられ、その大部分は、密閉容器内壁部に付着
し、内壁面を通じて、下方へ流れ、上軸受14、上面に流
れ込み、上軸受上面傾斜構造により、孔21に流入し、シ
リンダベーン溝にげ穴22に直接滴下する。このことによ
り、ベーン20およびベーン溝部の潤滑を向上することが
できる。
閉容器下部に位置する冷凍機油19は、吐出ガスと一緒に
かき上げられ、その大部分は、密閉容器内壁部に付着
し、内壁面を通じて、下方へ流れ、上軸受14、上面に流
れ込み、上軸受上面傾斜構造により、孔21に流入し、シ
リンダベーン溝にげ穴22に直接滴下する。このことによ
り、ベーン20およびベーン溝部の潤滑を向上することが
できる。
なお、孔の大きさは、本実施例の大きさより、多少大
きさを変化させても十分効果がある。
きさを変化させても十分効果がある。
発明の効果 以上のように本発明は、密閉型回転式圧縮機の上軸受
最外周部全周を密閉容器内面に当接して溶接することに
より圧縮要素を密閉容器に固定し、上記上軸受にシリン
ダベーン溝にげ穴とほぼ同等の大きさ形状の孔を設け、
かつ上軸受上面部形状を、孔の位置する部分が、最低部
となるように傾斜させ、シリンダベーン溝にげ穴が、上
記上軸受孔の直下に位置する構成により、密閉容器内壁
面を下方に流れおちる冷凍機油を、上軸受上面に受は、
上軸受上面傾斜構造により、孔に流入させ、シリンダベ
ーン溝にげ穴に、直接効果的に供給することができ、ベ
ーンおよびベーン溝の潤滑性を著しく向上することがで
きる。
最外周部全周を密閉容器内面に当接して溶接することに
より圧縮要素を密閉容器に固定し、上記上軸受にシリン
ダベーン溝にげ穴とほぼ同等の大きさ形状の孔を設け、
かつ上軸受上面部形状を、孔の位置する部分が、最低部
となるように傾斜させ、シリンダベーン溝にげ穴が、上
記上軸受孔の直下に位置する構成により、密閉容器内壁
面を下方に流れおちる冷凍機油を、上軸受上面に受は、
上軸受上面傾斜構造により、孔に流入させ、シリンダベ
ーン溝にげ穴に、直接効果的に供給することができ、ベ
ーンおよびベーン溝の潤滑性を著しく向上することがで
きる。
第１図は本発明の一実施例における密閉型回転式圧縮機
の断面図、第２図は第１図におけるＢ矢視断面図、第３
図は上軸受14の第２図におけるＣ−Ｃ断面図、第４図は
従来例を示す密閉型回転式圧縮機の断面図、第５図は第
４図のＡ−Ａ矢視断面図である。 11……固定子、２……回転子、13……シャフト、14……
上軸受、15……下軸受、16……シリンダ、17……ピスト
ン、18……密閉容器、19……冷凍機油、20……ベーン、
21……孔、22……シリンダベーン溝にげ穴。
の断面図、第２図は第１図におけるＢ矢視断面図、第３
図は上軸受14の第２図におけるＣ−Ｃ断面図、第４図は
従来例を示す密閉型回転式圧縮機の断面図、第５図は第
４図のＡ−Ａ矢視断面図である。 11……固定子、２……回転子、13……シャフト、14……
上軸受、15……下軸受、16……シリンダ、17……ピスト
ン、18……密閉容器、19……冷凍機油、20……ベーン、
21……孔、22……シリンダベーン溝にげ穴。
Claims (1)
- 【請求項１】電動要素と圧縮要素を密閉容器内に収納し
て、密閉型回転式圧縮機を構成し、前記圧縮要素を前記
電動要素により駆動されるクランク軸とこのクランク軸
に回転自在に嵌合されたピストンと、このピストンに先
端を接して往復運動を行ない、シリンダ内を冷媒の吸入
室と圧縮室に分けるベーンと、前記クランク軸を支え、
かつ上記シリンダの両端を閉塞する上軸受及び下軸受と
によって構成し、さらに前記上軸受の最外周部の全周を
密閉容器内面に当接して溶接することにより前記圧縮要
素を密閉容器に固定し、さらに前記上軸受にシリンダベ
ーン溝にげ穴とほぼ同等の大きさ形状の孔を設け、か
つ、上軸受上面部形状を、孔の位置する部分が、最低部
となるように傾斜させ、シリンダベーン溝にげ穴が、上
記上軸受孔の直下に位置する密閉型回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14875085A JPH0826864B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 密閉型回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14875085A JPH0826864B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 密閉型回転式圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6210494A JPS6210494A (ja) | 1987-01-19 |
| JPH0826864B2 true JPH0826864B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=15459792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14875085A Expired - Lifetime JPH0826864B2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 密閉型回転式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826864B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3017837B2 (ja) * | 1991-05-31 | 2000-03-13 | 株式会社日立製作所 | 電子機器装置 |
| US6243261B1 (en) | 1996-08-23 | 2001-06-05 | Speculative Incorporated | Thermally efficient computer incorporating deploying CPU module |
| US5774333A (en) | 1996-08-23 | 1998-06-30 | Speculative Incorporated | Thermally efficient portable computer incorporating deploying CPU module |
| KR100759445B1 (ko) * | 2005-01-28 | 2007-09-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 지능형 파워 모듈의 방열 구조 및 이 구조를 채용한플라즈마 디스플레이 장치 |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP14875085A patent/JPH0826864B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6210494A (ja) | 1987-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |