JPH08267503A - 熱可塑性エラストマーの金型発泡接続成形法 - Google Patents

熱可塑性エラストマーの金型発泡接続成形法

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JPH08267503A
JPH08267503A JP7096118A JP9611895A JPH08267503A JP H08267503 A JPH08267503 A JP H08267503A JP 7096118 A JP7096118 A JP 7096118A JP 9611895 A JP9611895 A JP 9611895A JP H08267503 A JPH08267503 A JP H08267503A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic elastomer
foaming
mold
foam
prepared
Prior art date
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Pending
Application number
JP7096118A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kimura
洋 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP7096118A priority Critical patent/JPH08267503A/ja
Publication of JPH08267503A publication Critical patent/JPH08267503A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮永久歪みの少ない良質の熱可塑性エラス
トマー100%の発泡体のトランスファー成形部分が形
成される熱可塑性エラストマーの金型発泡接続成形法を
提供する。 【構成】 予め熱可塑性エラストマーに発泡助剤を配合
し、所定の形状にペレット化したものと、前記熱可塑性
エラストマーと同じエラストマーまたは別の熱可塑性エ
ラストマーに発泡剤を配合して同形状にペレット化した
ものを用意しておき、両者を定量供給機30,40によ
り一定の比率で定量供給し、射出成形機50のフィード
用スクリューにより混合して所定温度に温調した金型内
に注入し、金型内に組み込んだ押出加硫ゴムまたは押出
成形樹脂に対して成形発泡と同時に接着を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性エラストマー
の金型発泡接続成形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂
に対して、熱可塑性エラストマーを基材とするトランス
ファー成形部分を発泡体(スポンジ)化する方法が試み
られたが、次に示す障害となって実用化されていない。
【0003】(ア)熱可塑性エラストマーの軟化温度
で、それよりも分解発泡温度の低い発泡剤を混合する
と、その時点で発泡し、その後の成形時の発泡に寄与し
ない。 (イ)熱可塑性エラストマーの軟化温度よりも分解発泡
温度の高い発泡剤を混合すると、金型に注入した時発泡
しない。 (ウ)熱可塑性エラストマーペレットに粉発泡剤を常温
で混合して、射出成形機に供給すると、発泡剤の量が多
いと熱可塑性エラストマー表面から発泡剤が離脱し、均
一な発泡体が得られなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、上記従来の押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂に対し
て、熱可塑性エラストマーを基材とするトランスファー
成形部分を発泡体(スポンジ)化する方法は、発泡剤の
混合時点で発泡したり、金型に注入した時発泡しなかっ
たり、均一な発泡体が得られなくなったりすることであ
って、本発明は上記問題を解決した熱可塑性エラストマ
ーの金型発泡接続成形法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図面を参考にして説明す
る。本発明は、予め熱可塑性エラストマーに発泡助剤を
配合し、所定の形状にペレット化した含発泡助剤ペレッ
ト10と、前記熱可塑性エラストマーと同じエラストマ
ーまたは別の熱可塑性エラストマーに発泡剤を配合して
同形状にペレット化した含発泡剤ペレット20を用意し
ておき、両者を定量供給機30,40により一定の比率
で定量供給し、射出成形機50のフィード用スクリュー
により混合して所定温度に温調した金型内に注入し、金
型内に予め組み込んだ押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂
に対して成形発泡と同時に接着を行う熱可塑性エラスト
マーの金型発泡接続成形法である。
【0006】第2の発明は、第1の発明の構成に、予め
熱可塑性エラストマー100重量部に対して発泡助剤と
して尿素又は尿素化合物を0.5〜10重量部配合する
こと、前記熱可塑性エラストマーと同じエラストマーま
たは別の熱可塑性エラストマー100重量部に対してア
ゾ化合物又はニトロソ化合物の発泡剤を0.5〜10重
量部配合すること、及び射出成形機のフィード用スクリ
ューにより混合して0〜80℃好ましくは30〜50℃
に温調することを加えたものである。
【0007】なお、発泡剤としてのアゾ化合物は、アゾ
ジカルボンアミド,アゾジカルボンアミドを主成分とす
る複合発泡剤や、アゾビス・イソブチロニトリル等があ
り、ニトロソ化合物のものとしては、N,N’−ジニト
ロソ・ペンタメチレン・テトラミン(商品名:セルラー
Dで、略号としてDPTで表わされる)等がある。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図1により説明す
ると、10は熱可塑性エラストマーを基材とする含発泡
助剤ペレットであって、予め発泡助剤として尿素又は尿
素化合物を配合し、所定の形状にペレット化したもので
ある。20はそれと同じ、または別の熱可塑性エラスト
マーを基材とする含発泡剤ペレットであって、予め発泡
剤としてアゾジカルボンアミドまたはDPTを配合し
て、同形状にペレット化したものである。
【0009】30,40はそれぞれ含発泡助剤ペレット
10、含発泡剤ペレット20を詰めるホッパー35,4
5に接続する定量供給機、50は射出成形機であって、
それに供給される押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂を成
形すると同時に、熱可塑性エラストマーを基材とする前
記ペレット10,20をトランスファー成形部分として
発泡体(スポンジ)化し、接着を行う装置である。な
お、55は前記定量供給機30,40より排出されたペ
レット10,20を受け、射出成形機50に供給するホ
ッパーである。
【0010】押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂に対し
て、熱可塑性エラストマーを基材とするトランスファー
成形部分を発泡体化するに当っては、次のように操作す
る。
【0011】先ず、予め熱可塑性エラストマーに発泡助
剤として尿素又は尿素化合物を配合し、所定の形状の含
発泡助剤ペレット10を作ると共に、前記熱可塑性エラ
ストマーと同じエラストマーまたは別の熱可塑性エラス
トマーに発泡剤としてアゾジカルボンアミドまたはDP
Tを配合して、同形状の含発泡剤ペレット20を作る。
次にこれら含発泡助剤ペレット10、含発泡剤ペレット
20をそれぞれホッパー35,45に詰めておき、定量
供給機30,40により一定の比率で定量供給し、射出
成形機50のフィード用スクリュー(図示せず)により
混合し、所定温度に温調した金型内に注入する。
【0012】なお、その際、含発泡助剤ペレット10
は、熱可塑性エラストマー100重量部に対して尿素又
は尿素化合物を0.5〜10重量部配合したもの、発泡
剤ペレット20は、前記熱可塑性エラストマーと同じエ
ラストマーまたは別の熱可塑性エラストマー100重量
部に対してアゾジカルボンアミドまたはDPTを0.5
〜10重量部配合したものが好ましい。また、両ペレッ
ト10,20を射出成形機のフィード用スクリューによ
り混合して、金型内に注入した時の温度は0〜80℃好
ましくは30〜50℃に調整する必要がある。
【0013】
【作用】上記の操作を行うことによって、金型内に組み
込んだ押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂の成形と同時に
熱可塑性エラストマーの成形発泡接着が行われ、圧縮永
久歪みの少ない良質の熱可塑性エラストマー100%の
発泡体のトランスファー成形部分が形成される。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
金型内に組み込んだ押出加硫ゴムまたは押出成形樹脂の
成形と同時に熱可塑性エラストマーの成形発泡接着が行
われ、圧縮永久歪みの少ない良質の熱可塑性エラストマ
ー100%の発泡体のトランスファー成形部分が形成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に使用する装置を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 発泡助剤ペレット 20 発泡剤ペレット 30 定量供給機 35 ホッパー 40 定量供給機 45 ホッパー 50 射出成形機 55 ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 101:00 105:24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め熱可塑性エラストマーに発泡助剤を
    配合し、所定の形状にペレット化した含発泡助剤ペレッ
    ト(10)と、前記熱可塑性エラストマーと同じエラス
    トマーまたは別の熱可塑性エラストマーに発泡剤を配合
    して同形状にペレット化した含発泡剤ペレット(20)
    を用意しておき、両者を定量供給機(30,40)によ
    り一定の比率で定量供給し、射出成形機(50)のフィ
    ード用スクリューにより混合して所定温度に温調した金
    型内に注入し、金型内に予め組み込んだ押出加硫ゴムま
    たは押出成形樹脂に対して成形発泡と同時に接着を行う
    ことを特徴とする熱可塑性エラストマーの金型発泡接続
    成形法。
  2. 【請求項2】 含発泡助剤ペレット(10)が、熱可塑
    性エラストマー100重量部に対して発泡助剤として尿
    素又は尿素化合物を0.5〜10重量部配合したもので
    あり、含発泡剤ペレット(20)が、前記熱可塑性エラ
    ストマーと同じエラストマーまたは別の熱可塑性エラス
    トマー100重量部に対してアゾ化合物又はニトロソ化
    合物の発泡剤を0.5〜10重量部配合したものであ
    り、且つ両者を混合して注入する射出成形機(50)の
    金型の温度が0〜80℃好ましくは30〜50℃である
    請求項1記載の熱可塑性エラストマーの金型発泡接続成
    形法。
JP7096118A 1995-03-28 1995-03-28 熱可塑性エラストマーの金型発泡接続成形法 Pending JPH08267503A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517858A (ja) * 2003-02-18 2006-08-03 インクロ リミテッド ディスペンサーポンプ
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