JPH0114933B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0114933B2
JPH0114933B2 JP56199374A JP19937481A JPH0114933B2 JP H0114933 B2 JPH0114933 B2 JP H0114933B2 JP 56199374 A JP56199374 A JP 56199374A JP 19937481 A JP19937481 A JP 19937481A JP H0114933 B2 JPH0114933 B2 JP H0114933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
melt
eva
mixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56199374A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58101134A (ja
Inventor
Minoru Fujita
Takeshi Nakagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP56199374A priority Critical patent/JPS58101134A/ja
Publication of JPS58101134A publication Critical patent/JPS58101134A/ja
Publication of JPH0114933B2 publication Critical patent/JPH0114933B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特定組成のエチレン−酢酸ビニル共
重合体(以下EVAと称する)と他の熱可塑性樹
脂とよりなる樹脂組成物、特にEVA配合のマス
ターバツチとしての樹脂組成物を製造する方法に
関するものである。
熱可塑性樹脂たとえばポリプロピレンに酢酸ビ
ニル含有量約40重量%以下のEVA、さらには必
要に応じ発泡剤を混合した後、溶融成形する方法
は公知であるが、溶融成形時の溶融温度がポリプ
ロピレン単独の溶融成形時のそれに比しわずかし
か低くできないこと、ポリプロピレンとEVAの
相溶性が不足し均一混合性を欠くこと、ペレツト
化時にブロツキングを起しやすいこと、発泡剤を
併用した場合は均一発泡性が劣ることなどの問題
があつた。
本発明はこのような問題点を解決したものであ
る。
本発明は、酢酸ビニル含有量45〜95重量%の
EVAの水湿潤した粒子(A)及び他の熱可塑性樹脂
粒子(B)を溶融混合することを特徴とする。
本発明は上記のように高酢酸ビニル含有量の
EVAの水湿潤粒子を用いるものであるが、本発
明により次のようなすぐれた効果が奏される。
(1) 熱可塑性樹脂(B)単独の溶融成形温度を相当程
度低下さすことができるので、成形性及び得ら
れる成形物の品質の点で好ましい。
(2) (B)たとえばポリプロピレンとの相溶性が良
く、均一混合ができる。
(3) 発泡剤を併用するときは、均一発泡した発泡
体が得られる。
(4) (A)の混合量を多くすればマスターバツチが得
られるが、このマスターバツチを多量の(B)に混
合して溶融成形するに際し、吐出量の変動がな
く、かつ吐出量の増大がはかられる。
本発明におけるEVAとしては、酢酸ビニル含
有量45〜95重量%の高酢酸ビニルのEVAが用い
られる。酢酸ビニル含有量がこれより少ないと他
の熱可塑性樹脂、特にポリプロピレンとの相溶性
が劣る上、流動性改良効果が不足するため、成形
性の低下、成形物の品質低下の原因となり、一方
酢酸ビニル含有量が余りに多いと溶融流動性が極
度に悪くなる。EVAの酢酸ビニル含有量のより
好ましい範囲は50〜90重量%であり、さらに好ま
しい範囲は55〜80重量%である。なおEVAのメ
ルトインデツクスは、溶融流動性の点から0.5以
上とすることが望ましい。
EVAは水湿潤した粒子であることが要求され、
特に含水率5〜15重量%のものが好ましい。この
ものはEVAの懸濁重合品又は乳化重合品から脱
液、一次乾燥により取得でき、通常ケーキ状をし
ている。含水率を小さくしようとすると、乾燥の
ための熱エネルギー量が増大して経済的に不利で
ある上、均一混合性にもマイナスに作用し、一方
含水率が余りに大きいと溶融混合及び乾燥が一機
のベント付押出機では行いえなくなるか、或いは
生産量が極度に低下するようになる。
他の熱可塑性樹脂粒子(B)としては、低、中、高
密度ポリエチレン、エチレン−アクリル酸(又は
そのエステル)共重合体、アイオノマー、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン
−ジエン共重合体、酢酸ビニル含有量の比較的低
いエチレン−酢酸ビニル共重合体又はそのケン化
物、エチレン−炭素数4以上のα−オレフイン共
重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペン
テンなどのポリオレフイン或いはその不飽和カル
ボン酸グラフト物などの変性ポリオレフイン、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、ABS樹脂、
MBS樹脂、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリエステルなどの粒子が
あげられる。特にポリプロピレン、即ちプロピレ
ンの重合体又は共重合体が実用上重要である。粒
子の大きさは特に限定はないが、通常は約300μ
以下のものを用いることが望ましい。
発泡剤を併用するときは、ニトロン化合物
(N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン
など)、アゾ化合物(アゾジカルボンアミド、1,
1+アゾビスホルムアミド、2,2′−アゾイソブ
チロニトリル、アゾヘキサヒドロベンゾニトリ
ル、ジアゾアミノベンゼン、1,3−ジフエニル
トリアゼンなど)、ヒドラソ化合物(ヒドラゾジ
カルボンアミドなど)、ヒドラジド(ベンゼンス
ルフオニルヒドラジド、p,p′−オキシビスベン
ゼンスルフオニルヒドラジドなど)、アジド(P
−t−ブチルベンゾールアジドなど)、テレフタ
ールアミド(N,N′−ジメチル−N,N′−ジニ
トロソテレフタールアミドなど)、無機化合物
(炭酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、重炭酸
ナトリウム、硝酸ナトリウムなど)をはじめ公知
の分解型発泡剤がいずれも用いられる。これらの
発泡剤は2種以上を混合して用いることもでき
る。
EVAの水湿潤した粒子(A)と他の熱可塑性樹脂
粒子(B)との混合比は広く変えうるが、通常は(B)
100重量部に対し(A)0.5〜100重量部とする。マス
ターバツチの場合は(B)100重量部に対し(A)40〜100
重量部とすることが望ましい。(A)の割合が余りに
少ないときは改良効果が不足し、一方(A)の割合が
余りに多いときは溶融混合乾燥によりペレツト化
するときのカツテイングが困難となり、又そのペ
レツトにブロツキングが見られるようになる。
発泡剤を用いる場合はその量は任意に定めうる
が、マスターバツチの場合、即ち記のように(B)
100重量部に対し(A)40〜100重量部を配合するとき
は、発泡剤の量は(A)100重量部に対し発泡剤0.3〜
15重量部とすることが望ましい。
上混合物には、必要に応じフイラー、安定剤、
滑剤、可塑剤、着色剤、補強材など公知の添加剤
を配合することができる。
上記混合物は溶融混合に供せられる。溶融混合
手段としては、ベント付の単軸又は二軸押出機を
用いるのが通常である。これにより溶融混合と乾
燥とを一挙に行うことができる。溶融混合温度は
(A)及び(B)の種類や配合割合に応じ適宜定めうる。
発泡剤を配合してマスターバツチを作るときは、
発泡剤の分解温度に達しない温度条件を採用する
ことになる。溶融混合及び乾燥後の組成物の形状
はペレツトであることが望ましい。
かくして得られた樹脂組成物はそのまま射出又
は押出成形などの溶融成形に供することができる
が、この樹脂組成物をマスターバツチとして他の
熱可塑性樹脂に適当量配合してから溶融成形に供
するのが好ましい使い方である。
次に実施例をあげて本発明の方法をさらに説明
する。以下「部」、「%」とあるのは重量基準で表
わしたものである。
実施例 1 ポリプロピレン(メルトインデツクス13)紛末
(粒径300μ以下) 6部 EVA(酢酸ビニル含量68.3%、メルトインデツク
ス35)の水湿潤し粒子(含水率10%、粒径600μ
以下) 4部 アゾジカルボンアミド 1部 の三者をヘンシエルミキサーにて予備混合した後
ベント付の押出機に供給し、バレル最高温度190
℃にて溶融混合及び乾燥して含水率0.1%以下の
ペレツトを得た。吐出量は安定しており、又得ら
れたペレツトにブロツキングは認められなかつ
た。
次にこのマスターパツチとしてのペレツト10部
とポリプロピレン(メルトインデツクス13)のペ
レツト100部とをヘンシエルミキサーにて予備混
合した後押出成形機に供給し、温度190℃で溶混
練後テープ状に押出し、ついで温度230℃の加熱
炉を通したところ、発泡倍率約4倍の均一発泡セ
ルを有する発泡テープが得られた。
対照例 1 実施例1におけるEVAの水湿潤した粒子に代
えて酢酸ビニル含有量40%のEVA(メルトインデ
ツクス55)の粉未(粒径300μ以下、乾燥品)を
用いたほかは実施例1と同様にしてマスターパツ
チを得たが、押出機によるペレツト化に際し吐出
量の変動が大きいため、連続してのペレツト化が
難しく、又ペレツトのブロツキングが著しかつ
た。
又このペレツト10部とポリプロピレン100部と
を用いて実施例1と同様にして発泡テープを得た
が、発泡セルの均一性が実施例1の場合に比しか
なり劣つていた。
実施例 2 実施例1で用いたポリプロピレン粉末と実施例
1で用いたEVA水湿潤粒子とを重量比が7対3
になるようにヘンシエルミキサーにて予備混合
後、ベント付押出機に供給し、パレル最高温度
210℃にて溶融混合乾燥して含水率0.1%以下のペ
レツトを得た。
次にこのマスターバツチとしてのペレツトをポ
リプロピレン(メルトインデツクス5)ペレツト
にEVAの割合が9%になるようにペレツト混合
し、ついでこのペレツトを30mm径押出機に供給し
てヒモ状に押出した。押出機のパレル温度は、
C1(フイード・コンプレツシヨンゾーン)=150
℃、C2(メルト・ミツクスゾーン)=210℃、ダイ
ス温度D=190℃で、吐出量は4Kg/hrまで上げ
ることができた。なおポリプロピレン単独の場合
は、C1=160℃、C2=250℃、D=220℃で、吐出
量は3Kg/hrが上限であつた。
対照例 2 酢酸ビニル含有量40%のEVA(メルトインデツ
クス55)のペレツトをポリプロピレン(メルトイ
ンデツクス5)のペレツトに対し5%、10%の割
合でペレツト混合し、以下30mm径押出機に供給し
て、C1=110℃、C2=250℃、D=220℃の条件で
ヒモ状に押出したが、ペレツトがブロツキングし
やすく、くい込み性が悪いため、吐出量の変動が
大であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酢酸ビニル含有量45〜95重量%のエチレン−
    酢酸ビニル共重合体の水湿潤した粒子(A)及び他の
    熱可塑性樹脂粒子(B)を溶融混合することを特徴と
    する樹脂組成物の製造法。 2 水湿潤した粒子(A)の含水率が5〜15重量%で
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 溶融混合をベント付押出機を用いて行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 (A)と(B)の混合比が(B)100重量部に対し(A)0.5〜
    100重量部である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 5 (A)と(B)の混合比が(B)100重量部に対し(A)40〜
    100重量部である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 6 (B)がポリプロピレン粒子である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
JP56199374A 1981-12-09 1981-12-09 樹脂組成物の製造法 Granted JPS58101134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56199374A JPS58101134A (ja) 1981-12-09 1981-12-09 樹脂組成物の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56199374A JPS58101134A (ja) 1981-12-09 1981-12-09 樹脂組成物の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58101134A JPS58101134A (ja) 1983-06-16
JPH0114933B2 true JPH0114933B2 (ja) 1989-03-15

Family

ID=16406692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56199374A Granted JPS58101134A (ja) 1981-12-09 1981-12-09 樹脂組成物の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58101134A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU759124B2 (en) * 1998-04-16 2003-04-03 Cryovac, Inc. Ternary polymer blend, the film containing it, and the easy-to-open package made therewith
JP3714061B2 (ja) * 1999-10-15 2005-11-09 住友化学株式会社 アンチブロッキング剤マスターバッチ
JP2014125581A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The エチレンー酢酸ビニル共重合体の製造方法
JP6391311B2 (ja) * 2014-06-13 2018-09-19 日本合成化学工業株式会社 エチレンー酢酸ビニル共重合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58101134A (ja) 1983-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6011975B2 (ja) ポリオレフイン系樹脂発泡シ−トの製造方法
US5385951A (en) Processes for producing foamable parts
JPH0238100B2 (ja)
US3725317A (en) Nucleation of thermoplastic polymeric foams
US4632942A (en) Resin composition for masterbatch of foaming agent
US4255372A (en) Process for the production of foam materials on polyolefin basis
SE442017B (sv) Forfaringssett for framstellning av en cellplastkropp av ett vinylkloridbaserat harts
US4048272A (en) Method for preparing improved expanded polystyrene sheet
JPS5925815B2 (ja) 導電性ポリオレフィン樹脂高発泡体の製造方法
CN114316311A (zh) 发泡复合材料及其制备方法
JPH0114933B2 (ja)
JPS6067543A (ja) 発泡成形用粒状ポリオレフィン材料
JP5171238B2 (ja) 発泡剤マスターバッチ
JPH062340B2 (ja) マスタ−バツチ
JPS60163939A (ja) 塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製造方法
JP3158625B2 (ja) 着色合成樹脂成形材料の製造方法
JP2603859B2 (ja) 射出成型発泡体の製造方法
SU413817A1 (ru) Композици дл получени пенопластов
JPH0513172B2 (ja)
JPH054416B2 (ja)
JPH0231087B2 (ja) Hatsuhoshashutsuseikeiyohoripuropirenseikeizairyo
JPH038379B2 (ja)
JPS6131440A (ja) 導電性発泡体の製造方法
JPS5813640A (ja) 発泡剤濃縮物およびそれを用いた発泡体の製造方法
JPS5884832A (ja) 塩化ビニル系樹脂発泡成形体の製造方法