JPH08267366A - 自動ドライバーにおけるストッパー体 - Google Patents

自動ドライバーにおけるストッパー体

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JPH08267366A
JPH08267366A JP13366695A JP13366695A JPH08267366A JP H08267366 A JPH08267366 A JP H08267366A JP 13366695 A JP13366695 A JP 13366695A JP 13366695 A JP13366695 A JP 13366695A JP H08267366 A JPH08267366 A JP H08267366A
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stopper
screw
stopper body
automatic
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Koichi Kaneko
耕一 兼古
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は自動ドライバーの作業性を向上させ
ることを目的とする。 【構成】 自動ドライバー1に装着する先端にビット部
2aを形成したビット体15に付設されるストッパー体3
であって、このストッパー体3はビット体15の回動を許
容し且つビット体15の軸芯線方向への移動を不能とする
状態でビット体15に着脱自在に付設されるように構成さ
れ、このストッパー体3にビス,ネジ4等が螺入される
螺入部材5の螺入面5aに当接するストッパー面3aを
形成し、このストッパー面3aをストッパー体3の軸芯
線に対して直交する面に形成するとともに突没自在に設
け、該ストッパー体3は、ビット体15に付設した際、ビ
ット部2aがストッパー面3aからわずかに突出するよ
うに構成されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動ドライバーにおける
ストッパー体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、ビス止め作業を行う際にドライバーを使用するのは
周知の通りであり、該ドライバーにはその用途に合わせ
て種々のものが提案されている。
【0003】その一つに例えば電動式ドライバーがあ
る。この電動式ドライバーは、回動軸を有する本体の該
回動軸にビット体を連設して使用するもので、作業効率
を向上させる点で大変秀れているものである。
【0004】しかしながら、この電動式ドライバーはビ
ット体の回動の制御が難しく、例えばビス締め終了の
為、本体のスイッチを切ったとしても回動軸がすぐには
止まらず、ビスを必要以上に例えば板材に没入せしめて
しまうことが往々にして生じる。
【0005】従って、電動式ドライバーは、熟練者でな
いとその特性を活かしきれないという欠点がある。
【0006】本発明は上記欠点を解決した自動ドライバ
ーにおけるストッパー体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】自動ドライバー1に装着する先端にビット
部2aを形成したビット体15に付設されるストッパー体
3であって、このストッパー体3はビット体15の回動を
許容し且つビット体15の軸芯線方向への移動を不能とす
る状態でビット体15に着脱自在に付設されるように構成
され、このストッパー体3にビス,ネジ4等が螺入され
る螺入部材5の螺入面5aに当接するストッパー面3a
を形成し、このストッパー面3aをストッパー体3の軸
芯線に対して直交する面に形成するとともに突没自在に
設け、該ストッパー体3は、ビット体15に付設した際、
ビット部2aがストッパー面3aからわずかに突出する
ように構成されていることを特徴とする自動ドライバー
におけるストッパー体に係るものである。
【0009】自動ドライバー1に装着するビット体15に
付設されるストッパー体3であって、内筒10に外筒9を
被嵌し、内筒10と外筒9との間に発条6を設けて両者を
該発条6の弾性に抗してスライド自在に設け、内筒10に
対して外筒9をスライドさせることで内筒10に設けた鋼
球7を内筒10の内孔内に突没自在に設け、端面にビス,
ネジ4等が螺入される螺入部材5の螺入面5aに当接す
るストッパー面3aを形成して成るストッパー体3を設
け、このストッパー体3のストッパー面3aをストッパ
ー体3の軸芯線に対して直交する面に形成し、一方、こ
のストッパー体3が付設されるビット体15として、ビッ
ト部2a並びに前記鋼球7が嵌入する湾曲係止溝2bを
形成したビット体15を採用し、ストッパー体3は、ビッ
ト体15に付設した際、ビット部2aがストッパー面3a
からわずかに突出するように構成されていることを特徴
とする自動ドライバーにおけるストッパー体に係るもの
である。
【0010】請求項1,2いずれか1項に記載の自動ド
ライバーにおけるストッパー体において、ビット体15と
して、先端にビット部2aを、基端寄りに自動ドライバ
ー1の回動軸13に装着する為の湾曲係止溝2cを設けた
ビット杆2を採用したことを特徴とする自動ドライバー
におけるストッパー体に係るものである。
【0011】請求項1,2いずれか1項に記載の自動ド
ライバーにおけるストッパー体において、ビット体15と
して、基端に自動ドライバー1の回動軸13に装着する装
着体17を連設し、先端にビット挿入孔16aを形成し、こ
のビット挿入孔16a内に磁石18を内装した筒体16を設
け、この筒体16に該磁石18と着磁し先端にビット部2a
を形成したビット杆2を嵌入したビット体15を採用した
ことを特徴とする自動ドライバーにおけるストッパー体
に係るものである。
【0012】
【作用】ビット体にストッパー体を付設し、ストッパー
面からわずかに突出しているビット部をビス,ネジ等に
嵌入し、ビット体を回動せしめると、該ビス,ネジ等は
螺入部材に螺入せしめられる。
【0013】ストッパー体のストッパー面が螺入部材の
螺入面に当接すると、該螺入面からの反力によりストッ
パー面は没入し、このストッパー面の没入にともなって
ビット部はビス,ネジ等から離れ、よって、ビット部は
ビス,ネジ等から外れる。
【0014】
【実施例】図1,2,3は本発明の第一実施例、図4は
本発明の第二実施例を図示したもので、以下に説明す
る。
【0015】図示した自動ドライバー1は公知の電動式
ドライバーで、符号11は本体、12は握柄、14はビット体
15を把持するチャック部である。
【0016】第一実施例について説明する。
【0017】ビット体15を設ける。このビット体15は断
面六角形状の杆体で、一方が摩耗した場合を考慮して両
端にビス,ネジ4等の溝へ嵌入するビット部2a(プラ
スネジ用のビット部2a)が形成されているビット杆2
である。このビット杆2の両ビット部2a近傍には湾曲
係止溝2b,2cが繞設されている。この湾曲係止溝2
bは後記のストッパー体3と連結する際に使用されるも
の、また、湾曲係止溝2cは自動ドライバー1のチャッ
ク部14と連結(具体的にはチャック部14内の鋼球20が湾
曲係止溝2cに嵌入係止される。)されるものである。
【0018】ストッパー体3を設ける。このストッパー
体3は前記ビット杆2の貫挿を可能とする径の内孔を有
する金属製の内筒10と該内筒10に被嵌され内筒10より短
い長さの金属製の外筒9とで構成されている。
【0019】この内筒10にして外筒9位置には貫通孔10
aが120°間隔で3個同一平面上に穿設されており、
この各貫通孔10aには鋼球7が遊嵌されている。該貫通
孔10aは外方向へ開拡状態に設けられ(貫通孔10aの内
側と外側とでは径の大きさが違い、外側の方が大きくな
るように設計されている。)、最も内側に鋼球7が位置
した際、該鋼球7は貫通孔10aからわずかに突出するよ
うに設計されている。即ち、この鋼球7は貫通孔10aの
内側の径より大きく外側の径より小さい径を有し、貫通
孔10aの最も内側位置から一部が突出するように設けら
れている。
【0020】また、内筒10の下端面は水平にして表面平
滑な平坦面に形成され、この平坦面がストッパー面3a
となり、また、内筒10の下端寄りには発条6が被嵌され
ている。
【0021】尚、符号10bは発条6を受ける段部、8は
外筒9を係止するストッパー環である。
【0022】外筒9を設ける。この外筒9は下端寄りに
前記内筒10の発条6を配置する凹部9aが設けられ、該
発条6は該凹部9aの段部9bと前記内筒10の段部10b
とで支承される。
【0023】また、外筒9の上部寄り内面は前記鋼球7
の逃げを防止する支持面9cに設定され、また、この支
持面9cの上方には鋼球7の逃げを許容する逃げ凹部9
dが繞設されている。この逃げ凹部9dは鋼球7が該逃
げ凹部9dに位置した際内筒10へのビット杆2の挿入が
支障ない大きさに設定されている。
【0024】符号9eは前記内筒10に被嵌固着されたス
トッパー環8と係止する段部である。
【0025】上記のような外筒9と内筒10とから成るス
トッパー体3は、該内筒10の内孔にビット杆2を挿入
し、鋼球7を湾曲係止溝2bに位置させると、ストッパ
ー面3aからビット部2aがわずかに突出するように設
計されている。この突出量はビス,ネジ4等を螺入する
に必要最小限の突出量で良い。
【0026】本実施例は上述のように構成したから、外
筒9を発条6に抗して図2中下方にスライドさせ、鋼球
7が逃げ凹部9dに位置したら内筒10にビット杆2を挿
入すると、ビット杆2により鋼球7は外方に押圧されて
逃げ凹部9dに位置し、続いて、外筒9を発条6により
復帰動させると、鋼球7は貫通孔10aに位置し、該鋼球
7の一側は支持面9cにより移動が阻止され、他側は貫
通孔10aから突出し、該突出部がビット杆2の湾曲係止
溝2b内に嵌入し、ビット杆2は内筒10に対して回動可
能にしてビット杆2の軸芯線方向への移動が不能な状態
となる。そして、この状態でストッパー面3aからビッ
ト部2aのみがわずかに突出した状態となる。
【0027】このストッパー体3付のビット杆2を電動
式ドライバーのチャック部14に湾曲係止溝2cと鋼球20
を利用して装着し(湾曲係止溝2cと鋼球20とによりビ
ット杆2は抜け止め状態となり、また、ビット杆2は断
面六角形状であり、チャック部14も断面六角形状である
為、ビット杆2は回動軸13に対して回り止め状態とな
る。)、ストッパー面3aからわずかに突出するビット
部2aをビス,ネジ4等の溝に嵌入し、電動式ドライバ
ーを作動させて該ビット部2aを回動させるとビス,ネ
ジ4等は、螺入部材5(例えば板材)に螺入し始め、板
材の螺入面5aにストッパー体3のストッパー面3aが
当接した時点で、該板材からの反力を受け、ストッパー
面3aは没入し、このストッパー面3aの没入にともな
ってビット部2aはビス,ネジ等から離れ、よって、ビ
ット部2aはビス,ネジ4等から外れ、従って、必要以
上にビス,ネジ4等を回動し過ぎることはなくなり、ビ
ス,ネジ4等を板材に没入せしめてしまうことが確実に
防止される。
【0028】また、本実施例は、ストッパー体3のスト
ッパー面3aが表面平滑にして平坦面に形成されている
為、該ストッパー面3aが螺入部材5(例えば壁面)に
当接しても該壁面を傷つけることはなく、また、ストッ
パー面3a即ち、内筒10は外筒9に対して回動可能な
為、この点においても壁面は傷つくことはない。このよ
うな観点から内筒10は金属製より合成樹脂製の方が望ま
しい。
【0029】更に、本実施例は、ビス,ネジ4等の螺入
が終了した後、ビット部2aが該ピス,ネジ4等から外
れる為、ビット部2aの損傷が防止される。即ち、スト
ッパー体3が存しない場合にはビス,ネジ4等の螺入が
完了してもビット部2aはビス,ネジ4等から外れない
為、そのままトルクが作用し、ビット部2aを損傷して
しまう恐れがあるが、本実施例においてはこのような問
題は生じない。
【0030】更に、本実施例は、ビット杆2に対するス
トッパー体3の係止手段として鋼球7と湾曲係止溝2b
を採用したから、ビット杆2の回動は良好に行え、更
に、本実施例は非常に簡単な構造のため、故障時の補修
が容易に行える。
【0031】第二実施例について説明する。
【0032】第二実施例はビット杆2(断面六角形状)
を簡易に交換できる構造のビット体15を採用したもの
で、ビット杆2が嵌入着磁される磁石18を断面六角形状
のビット挿入孔16aに内装した筒体16を設け、この筒体
16の基端に自動ドライバー1のチャック部14に装着する
湾曲係止溝17aを形成した装着部17を連設したものであ
る。尚、この装着部17は湾曲係止溝17aより基端側に小
さな切り欠き17bが複数形成されている。この切り欠き
17bは自動ドライバー1のチャック部14が前記した鋼球
20を採用した構造(鋼球20により抜け止め作用を果たさ
せる構造)ではなく、リングバネ19を採用した構造(リ
ングバネ19により抜け止め作用を果たさせる構造)の場
合において(この構造は主に外国において採用されてい
る。)、該リングバネ19が係止されるものである。符号
16bは鋼球7が嵌入係止される湾曲係止溝である。その
余は第一実施例と同様である。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、螺
入部材にビス,ネジ等を没入させてしまうことが確実に
防止され、従来の作業時における煩わしさを完全に解消
でき、それだけ作業の効率を向上させることを可能とな
るなど、秀れた特徴を発揮する自動ドライバーにおける
ストッパー体となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の使用状態を示す正面図である。
【図2】第一実施例の縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A指示線の断面図である。
【図4】第二実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 自動ドライバー 2 ビット杆 2a ビット部 2b 湾曲係止溝 2c 湾曲係止溝 3 ストッパー体 3a ストッパー面 4 ビス,ネジ 5 螺入部材 5a 螺入面 6 発条 7 鋼球 9 外筒 10 内筒 13 回動軸 15 ビット体 16 筒体 16a ビット挿入孔 17 装着部 18 磁石
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動ドライバーにおけるストッパー体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は自動ドライバーにおける
ストッパー体に関するものである。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、ビス止め作業を行う際にドライバーを使用するのは
周知の通りであり、該ドライバーにはその用途に合わせ
て種々のものが提案されている。その一つに例えば電動
式ドライバーがある。この電動式ドライバーは、回動軸
を有する本体の該回動軸にビット体を連設して使用する
もので、作業効率を向上させる点で大変秀れているもの
である。しかしながら、この電動式ドライバーはビット
体の回動の制御が難しく、例えばビス締め終了の為、本
体のスイッチを切ったとしても回動軸がすぐには止まら
ず、ビスを必要以上に例えば板材に没入せしめてしまう
ことが往々にして生じる。従って、電動式ドライバー
は、熟練者でないとその特性を活かしきれないという欠
点がある。本発明は上記欠点を解決した自動ドライバー
におけるストッパー体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。自動ドライバー1に装着し先端に
ビット部2aを形成したビット体15に付設されるストッ
パー体3であって、このストッパー体3はビット体15の
回動を許容し且つビット体15の軸芯線方向への移動を不
能とする状態でビット体15に着脱自在に付設されるよう
に構成され、このストッパー体3にビス,ネジ4等が螺
入される螺入部材5の螺入面5aに当接するストッパー
面3aを形成し、このストッパー面3aをストッパー体
3の軸芯線に対して直交する面に形成し、該ストッパー
体3は、ビット体15に付設した際、ビット部2aがスト
ッパー面3aからわずかに突出するように構成されてい
ることを特徴とする自動ドライバーにおけるストッパー
体に係るものである。自動ドライバー1に装着し先端に
ビット部2aを形成したビット体15に付設されるストッ
パー体3であって、内筒10に外筒9を被嵌し、内筒10と
外筒9との間に発条6を設けて両者を該発条6の弾性に
抗してスライド自在に設け、内筒10に対して外筒9をス
ライドさせることで内筒10に設けた鋼球7を内筒10の内
孔内に突没自在に設け、端面にビス,ネジ4等が螺入さ
れる螺入部材5の螺入面5aに当接するストッパー面3
aを形成して成るストッパー体3を設け、このストッパ
ー体3のストッパー面3aをストッパー体3の軸芯線に
対して直交する面に形成し、一方、このストッパー体3
が付設されるビット体15として、ビット部2a並びに前
記鋼球7が嵌入する湾曲係止溝2bを形成したビット体
15を採用し、ストッパー体3は、ビット体15に付設した
際、ビット部2aがストッパー面3aからわずかに突出
するように構成されていることを特徴とする自動ドライ
バーにおけるストッパー体に係るものである。請求項
1,2いずれか1項に記載の自動ドライバーにおけるス
トッパー体において、ビット体15として、基端寄りに自
動ドライバー1の回動軸13に装着する為の湾曲係止溝2
cを設けたビット杆2を採用したことを特徴とする自動
ドライバーにおけるストッパー体に係るものである。請
求項1,2いずれか1項に記載の自動ドライバーにおけ
るストッパー体において、ビット体15として、基端に自
動ドライバー1の回動軸13に装着する装着体17を連設
し、先端にビット挿入孔16aを形成し、このビット挿入
孔16a内に磁石18を内装した筒体16を設け、この筒体16
に該磁石18と着磁し先端にビット部2aを形成したビッ
ト杆2を嵌入したビット体15を採用したことを特徴とす
る自動ドライバーにおけるストッパー体に係るものであ
る。
【作用並びに効果】ビット体にストッパー体を付設し、
ストッパー面からわずかに突出しているビット部をビ
ス,ネジ等に嵌入し、ビット体を回動せしめると、該ビ
ス,ネジ等は螺入部材に螺入せしめられる。ストッパー
体のストッパー面が螺入部材の螺入面に当接すると、該
螺入面からの反力により、該ビット部はビス,ネジ等か
ら自然に外れる。本発明は上述のように構成したから、
螺入部材にビス,ネジ等を没入させてしまうことが確実
に防止され、従来の作業時における煩わしさを完全に解
消でき、それだけ作業の効率を向上させることを可能と
なるなど、秀れた特徴を発揮する自動ドライバーにおけ
るストッパー体となる。
【発明の実施の形態】図1,2,3は本発明の第一実施
例、図4は本発明の第二実施例を図示したもので、以下
に説明する。図示した自動ドライバー1は公知の電動式
ドライバーで、符号11は本体、12は握柄、14はビット体
15を把持するチャック部である。第一実施例について説
明する。ビット体15を設ける。このビット体15は断面六
角形状の杆体で、一方が摩耗した場合を考慮して両端に
ビス,ネジ4等の溝4aへ嵌入するビット部2a(プラ
スネジ用のビット部2a)が形成されているビット杆2
である。このビット杆2の両ビット部2a近傍には湾曲
係止溝2b,2cが繞設されている。この湾曲係止溝2
bは後記のストッパー体3と連結する際に使用されるも
の、また、湾曲係止溝2cは自動ドライバー1のチャッ
ク部14と連結(具体的にはチャック部14内の鋼球20が湾
曲係止溝2cに嵌入係止される。)されるものである。
ストッパー体3を設ける。このストッパー体3は前記ビ
ット杆2の貫挿を可能とする径の内孔を有する金属製の
内筒10と該内筒10に被嵌され内筒10より短い長さの金属
製の外筒9とで構成されている。この内筒10にして外筒
9位置には貫通孔10aが120°間隔で3個同一平面上に
穿設されており、この各貫通孔10aには鋼球7が遊嵌さ
れている。該貫通孔10aは外方向へ開拡状態に設けられ
(貫通孔10aの内側と外側とでは径の大きさが違い、外
側の方が大きくなるように設計されている。)、最も内
側に鋼球7が位置した際、該鋼球7は貫通孔10aからわ
ずかに突出するように設計されている。即ち、この鋼球
7は貫通孔10aの内側の径より大きく外側の径より小さ
い径を有し、貫通孔10aの最も内側位置から一部が突出
するように設けられている。また、内筒10の下端面は水
平にして表面平滑な平坦面に形成され、この平坦面がス
トッパー面3aとなり、また、内筒10の下端寄りには発
条6が被嵌されている。尚、符号10bは発条6を受ける
段部、8は外筒9を係止するストッパー環である。外筒
9を設ける。この外筒9は下端寄りに前記内筒10の発条
6を配置する凹部9aが設けられ、該発条6は該凹部9
aの段部9bと前記内筒10の段部10bとで支承される。
また、外筒9の上部寄り内面は前記鋼球7の逃げを防止
する支持面9cに設定され、また、この支持面9cの上
方には鋼球7の逃げを許容する逃げ凹部9dが繞設され
ている。この逃げ凹部9dは鋼球7が該逃げ凹部9dに
位置した際内筒10へのビット杆2の挿入が支障ない大き
さに設定されている。符号9eは前記内筒10に被嵌固着
されたストッパー環8と係止する段部である。上記のよ
うな外筒9と内筒10とから成るストッパー体3は、該内
筒10の内孔にビット杆2を挿入し、鋼球7を湾曲係止溝
2bに位置させると、ストッパー面3aからビット部2
aがわずかに突出するように設計されている。この突出
量はビス,ネジ4等を螺入するに必要最小限の突出量で
良い。本実施例は上述のように構成したから、外筒9を
発条6に抗して図2中下方にスライドさせ、鋼球7が逃
げ凹部9dに位置したら内筒10にビット杆2を挿入する
と、ビット杆2により鋼球7は外方に押圧されて逃げ凹
部9dに位置し、続いて、外筒9を発条6により復帰動
させると、鋼球7は貫通孔10aに位置し、該鋼球7の一
側は支持面9cにより移動が阻止され、他側は貫通孔10
aから突出し、該突出部がビット杆2の湾曲係止溝2b
内に嵌入し、ビット杆2は内筒10に対して回動可能にし
てビット杆2の軸芯線方向への移動が不能な状態とな
る。そして、この状態でストッパー面3aからビット部
2aのみがわずかに突出した状態となる。このストッパ
ー体3付のビット杆2を電動式ドライバーのチャック部
14に湾曲係止溝2cと鋼球20を利用して装着し(湾曲係
止溝2cと鋼球20とによりビット杆2は抜け止め状態と
なり、また、ビット杆2は断面六角形状であり、チャッ
ク部14も断面六角形状である為、ビット杆2は回動軸13
に対して回り止め状態となる。)、ストッパー面3aか
らわずかに突出するビット部2aをビス,ネジ4等の溝
に嵌入し、電動式ドライバーを作動させて該ビット部2
aを回動させるとビス,ネジ4等は、螺入部材5(例え
ば板材)に螺入し始め、板材の螺入面5aにストッパー
体3のストッパー面3aが当接した時点で、該板材から
の反力を受け、ビット部2aはビス,ネジ4等から外
れ、従って、必要以上にビス,ネジ4等を回動し過ぎる
ことはなくなり、ビス,ネジ4等を板材に没入せしめて
しまうことが確実に防止される。そして、更に、本実施
例は、ビス,ネジ4等の螺入が終了した後、ビット部2
aが該ビス,ネジ4等から外れる為、ビット部2aやビ
ス,ネジ4等の溝の損傷が防止される。即ち、ストッパ
ー体3が存しない場合にはビス,ネジ4等の螺入が完了
してもビット部2aはビス,ネジ4等から外れない為、
そのままトルクが作用し、ビット部2aやビス,ネジ4
等の溝を損傷してしまう恐れがあるが、本実施例におい
てはこのような問題は生じない。また、本実施例は、ス
トッパー体3のストッパー面3aが表面平滑にして平坦
面に形成されている為、該ストッパー面3aが螺入部材
5(例えば壁面)に当接しても該壁面を傷つけることは
なく、また、ストッパー面3a即ち、内筒10はビット体
2に対して回動可能な為、ストッパー面3aは螺入部材
5(壁面)に当接しても回動せず、よって、この点にお
いても壁面は傷つくことはない。このような観点から内
筒10は金属製より合成樹脂製の方が望ましい。更に、本
実施例は、ビット杆2に対するストッパー体3の係止手
段として鋼球7と湾曲係止溝2bを採用したから、ビッ
ト杆2の回動は良好に行え、更に、本実施例は非常に簡
単な構造のため、故障時の補修が容易に行える。第二実
施例について説明する。第二実施例はビット杆2(断面
六角形状)を簡易に交換できる構造のビット体15を採用
したもので、ビット杆2が嵌入着磁される磁石18を断面
六角形状のビット挿入孔16aに内装した筒体16を設け、
この筒体16の基端に自動ドライバー1のチャック部14に
装着する湾曲係止溝17aを形成した装着体17を連設した
ものである。また、この装着体17は湾曲係止溝17aより
基端側に小さな切り欠き17bが複数形成されている。こ
の切り欠き17bは自動ドライバー1のチャック部14が前
記した鋼球20を採用した構造(鋼球20により抜け止め作
用を果たさせる構造)ではなく、リングバネ19を採用し
た構造(リングバネ19により抜け止め作用を果たさせる
構造)の場合において(この構造は主に外国において採
用されている。)、該リングバネ19が係止されるもので
ある。符号16bは鋼球7が嵌入係止される湾曲係止溝で
ある。その余は第一実施例と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の使用状態を示す正面図である。
【図2】第一実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A指示線の断面図である。
【図4】第二実施例の使用状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 自動ドライバー 2 ビット杆 2a ビット部 2b 湾曲係止溝 2c 湾曲係止溝 3 ストッパー体 3a ストッパー面 4 ビス,ネジ 5 螺入部材 5a 螺入面 6 発条 7 鋼球 9 外筒 10 内筒 13 回動軸 15 ビット体 16 筒体 16a ビット挿入孔 17 装着体 18 磁石
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動ドライバーにお
けるストッパー体に関するものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ドライバーに装着する先端にビット
    部を形成したビット体に付設されるストッパー体であっ
    て、このストッパー体はビット体の回動を許容し且つビ
    ット体の軸芯線方向への移動を不能とする状態でビット
    体に着脱自在に付設されるように構成され、このストッ
    パー体にビス,ネジ等が螺入される螺入部材の螺入面に
    当接するストッパー面を形成し、このストッパー面をス
    トッパー体の軸芯線に対して直交する面に形成するとと
    もに突没自在に設け、該ストッパー体は、ビット体に付
    設した際、ビット部がストッパー面からわずかに突出す
    るように構成されていることを特徴とする自動ドライバ
    ーにおけるストッパー体。
  2. 【請求項2】 自動ドライバーに装着するビット体に付
    設されるストッパー体であって、内筒に外筒を被嵌し、
    内筒と外筒との間に発条を設けて両者を該発条の弾性に
    抗してスライド自在に設け、内筒に対して外筒をスライ
    ドさせることで内筒に設けた鋼球を内筒の内孔内に突没
    自在に設け、端面にビス,ネジ等が螺入される螺入部材
    の螺入面に当接するストッパー面を形成して成るストッ
    パー体を設け、このストッパー体のストッパー面をスト
    ッパー体の軸芯線に対して直交する面に形成し、一方、
    このストッパー体が付設されるビット体として、ビット
    部並びに前記鋼球が嵌入する湾曲係止溝を形成したビッ
    ト体を採用し、ストッパー体は、ビット体に付設した
    際、ビット部がストッパー面からわずかに突出するよう
    に構成されていることを特徴とする自動ドライバーにお
    けるストッパー体。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の自動
    ドライバーにおけるストッパー体において、ビット体と
    して、先端にビット部を、基端寄りに自動ドライバーの
    回動軸に装着する為の湾曲係止溝を設けたビット杆を採
    用したことを特徴とする自動ドライバーにおけるストッ
    パー体。
  4. 【請求項4】 請求項1,2いずれか1項に記載の自動
    ドライバーにおけるストッパー体において、ビット体と
    して、基端に自動ドライバーの回動軸に装着する装着体
    を連設し、先端にビット挿入孔を形成し、このビット挿
    入孔内に磁石を内装した筒体を設け、この筒体に該磁石
    と着磁し先端にビット部を形成したビット杆を嵌入した
    ビット体を採用したことを特徴とする自動ドライバーに
    おけるストッパー体。
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