JPS61293772A

JPS61293772A - 動力ドライバ−用のストツプスリ−ブ装置

Info

Publication number: JPS61293772A
Application number: JP13278085A
Authority: JP
Inventors: 日高　修
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-06-18
Filing date: 1985-06-18
Publication date: 1986-12-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ねじ締め完了時にスクリュードライブ杆の回
転停止位置を決めるストップスリーブ装置に係わり、特
に狭隘な箇所のねじ締めに好適するよう改良した動力ド
ライバー用のストップスリーブ装置に関する。

［従来技術とその問題点］例えば建築工事の内外装材は近年ではほうろう製のパネ
ル、いわゆるほうろうパネルにより構成されている。こ
のほうろうパネルを取付ける場合、はうろうパネルを下
地アングルに錐角ねじにより連結するが、この連結部が
狭隘な箇所となるので動力ドライバーに長尺なスクリュ
ードライブ杆を装着してねじを回動させるようにしてい
る。

ところが、このものでは下記（１）〜（４）の点で改良
の余地がある。

（１）スクリュードライブ杆が長尺なため回転時に振れ
が大きくなり、ねじを穴から外して落下させたり、す°
ツシュなどの被締結部材および化粧部材を損傷する虞れ
がある。

（２）ねじに対するスクリュードライブ杆の押し付は状
態によってはねじに不要な力が加わり、スクリュードラ
イブ杆もしくはねじ頭を破壊することが頻繁に生ずる。

（３）ねじ締め完了時にねじに対するスクリュードライ
ブ杆の押し付は力が一定せず異なることが多いので、ね
じの締め付は力がまちまちに相違し被締結部材の締結強
度が著しく低下する虞れがある。

（４）スクリュードライブ杆がねじを常に押し付けてい
るよう注意して作業を進めなければならないので、安全
性に不安があると共に、作業時間が長くなり作業性が低
下する。

本発明は、上記の点を悉く取り除くべきなされたもので
、その目的は被締結部材の損傷をなくし、スクリュード
ライブ杆およびねじ頭の破壊をともに防ぎ、ねじの締め
付は力が一定になり被締結部材の締結強度を高め、あわ
せて迅速にねじを締め付は得て作業性が向上する動力ド
ライバー用のストップスリーブ装置を提供するにある。

［問題点を解決するための手段］本発明は下記の構成要件を有す。即ち、動力ドライバー
の駆動軸に取付けられ狭隘な箇所にてねじを締めるため
の長尺なスクリュードライブ杆と、前記動力ドライバー
にこれの駆動軸を包囲するよう取付けられ前記スクリュ
ードライブ杆を略全長に亘って挿通案内するスリーブと
を具備する。

［作用］スクリュードライブ杆によるねじの締結が所定量だけ進
行すると、スリーブの先端が被締結部材に当接してスク
リュードライブ杆の回転停止位置が決定される。

［実施例］以下本発明の第一実施例を第１図ないし第４図を参照し
て説明する。１は内部にモータ（図示せず）を備えた電
動ドライバー、２は電動ドライバー１に設けられた段付
状の案内筒部で、これの径小部３の外周部には雄ねじ部
４が形成されている。

かかる案内筒部２には、モータの回転軸に連結された駆
動軸５が挿通され先端部は径小部３から外部に若干突出
し六角穴６を有するリング７を固定している。８はリン
グナツトで、これは案内筒部２の径小部３に螺進退可能
に装着され、常には圧縮コイルスプリング９により外方
に付勢されている。１０は長尺な六角棒状のスク、リュ
ードライブ杆で、これは両端部に断面十字形の雌部１１
，１１を形成し、この雌部１１を介して駆動軸５のリン
グ７に着脱自在に装着される。１２は長さ寸法がスクリ
ュードライブ杆１０と略合致し、内部にドライブ杆１０
を挿通案内したスリーブで、これの一端には案内筒部２
の径小部３に螺進退可能に嵌め込まれたナツト形の回動
環１３を・一体に連接させている。そして、回動環１３
を介してスリーブ１２を回動さぜることによりスリーブ
１２の先端とスクリュードライブ杆１０の雌部１１との
相対位置を移動調節できると共に、回動環１３とリング
ナツト８とを当接させた状態で互いに反対方向に強制回
動することによりスリーブ１２がいわゆるダブルナツト
効果で所定の位置に固定される。１４は頭部に十字穴を
有するセルフドリルスクリュー形の小ねじで、これは被
締結部材に形成された穴にねじ込まれるとタッピングを
行いながら螺着されるようになっている。１５は第４図
に示すよう建築工事内外装材などを形成するほうろうパ
ネルで、これはほうろう製のパネル１６と下地アングル
１７から成り、これらはそれぞれに形成された１字状の
連結板１８．１９を上下方向に交互に設けている。そし
て、連結板１８．１９にそれぞれ形成された透孔１８ａ
（一方は図示せず）を互いに合致させている。

さて、上記構成にて、パネル１Ｇと下地アングル１７と
を連結するには、まずスリーブ１２の回転環１３を回動
調節して小ねじ１４の長さ寸法に見合っただけスクリュ
ードライブ杆１０の雄部１１をスリーブ１２の先端から
内部に退避させ、この状態にダブルナツトにより固定す
る。しかる後、小ねじの先端を連結板１８の透孔１８ａ
に位置させ、この状態でスクリュードライブ杆１０の雌
部１１を小ねじ１４の十字穴に押し付けつつ電動ドライ
バー１のモータに通電すると、スクリュードライブ杆１
０が回転しこの回転が小ねじ１４に伝達され小ねじ１４
が第４図に見られるよう透孔１８ａ　、　１７ａに螺着
される。７小ねＣ１４の締め付けが完了すると、スリー
ブ１２の先端が連結板１８に当接し、小ねじ１４に対す
るスクリュードライブ杆１０の押し付は力が所定に達す
ると共に、小ねじ１４の回動トルクが所定値を越えるの
で、電動ドライバー１のトルクリミッタ−が作動してス
クリュードライブ杆１０の回転が停止する。

このようにして、連結板１８．１９どうしが対向した狭
隘な箇所にてもほうろうパネル１６と下地アングル１７
とが連結されるが、ねじ締め作業時にはスクリュードラ
イブ杆１０は常にスリーブ１２内に位置案内されるので
、ドライブ杆１０がほうろうパネルなどの被締結部材お
よび化粧部材に接触して損傷を与える虞れがない。

第二には、スクリュードライブ杆１０が小ねじ１４を押
し付けている時に、小ねじ１４は常にスリーブ１２内に
位置し、これに案内されるので安全作業が行えると共に
、小ねじ１４に対するスクリュードライブ杆１０の押し
付は方向が略一定した直線方向になり、小ねじ１４の頭
部もしくはスクリュードライブ杆１０が損壊される虞れ
がない。

第三には、締結完了時に小ねじ１４がこれの長さ寸法に
見合った量だけねじ込まれると、スリーブ１２の先端が
被締結部材に当接するため小ねじ１４に対するスクリュ
ードライブ杆１０の押し付は力が予め設定したとおりの
ものになり、被締結部材および化粧部材に対する締結強
度が向上する。

第四には、作業時スクリュードライブ杆１０と小ねじ１
４とが自ずと略直線状態になることに伴い、ドライブ杆
１０が小ねじ１４から外れないよう注意する必要がなく
なるので、ねじ締め付は作業が迅速且つ安全になる。

つぎに第５図は本発明の第二実施例を示し、この実施例
ではスリーブ１２の先端部に径大筒部１２ａを形成し大
形のねじ２０に対しても適用できるようにしでもよい。

また、第６図は本発明の第三実施例を示したもので、こ
の第６図においてスリーブ２１は第一および第二実施例
のものよりも径大に形成されており、スクリュードライ
７杆２２は六角穴を有するソケット２３を連結している
。したがって、この場合は六角形の頭部を有するねじ２
４を締結するに適する。

なお、上記実施例では窓枠に用いられるほうろうパネル
取付時に生ずる狭隘な箇所に適用したが、建具、板金な
ど建築二［事一般を行ううえで生ずる狭隘な箇所一般に
適用できることは勿論である。

また、第７図に示すようパネル組立時に特にパネル１５
．１６により狭隘な箇所が生ずる場合に適用してもよい
。その他、電動ドライバーばかりでなく空気圧や油圧駆
動式の動カドライバー一般に適用できるなど具体的な実
施にあたっては発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
できる。

［発明の効果］以上述べたように本発明によれば、狭隘な箇所にてねじ
締めを行う場合、スクリュードライブ杆が被締結部材を
損傷する虞れがなくなり、スクリュードライブ杆もしく
はねじ頭の破壊が防がれ、被締結部材に対するねじの締
結強度が向上し、あわせてねじ締め作業が迅速で安全に
なる動力ドライバー用のストップスリーブ装置を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第一実施例を示し、第１
図は全体の斜視図、第２図は全体の分解斜視図、第３図
はスリーブの拡大断面図、第４図はねじ締め作業状態を
示す縦断面図、第５図は本発明の第二実施例を示すスリ
ーブの断面図、第６図は本発明の第三実施例を示す第５
図相当図、第７図は第４図相当図である。図中　　１・・・電動ドライバー　５・・・駆動軸　８
・・・リングナツト　１０．２２・・・スクリュードラ
イブ杆１２．２１・・・スリーブ　１３・・・回転環　
１４・・・小ねじ第３図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】１）動力ドライバーの駆動軸に取付けられ、狭隘な箇所
にてねじを締めるための長尺なスクリュードライブ杆と
、前記動力ドライバーにこれの駆動軸を包囲するよう取
付けられ、前記スクリュードライブ杆を略全長に亘って
挿通案内するスリーブとを具備して成る動力ドライバー
用のストップスリーブ装置。２）スリーブは動力ドライバーに対して軸方向に移動調
節可能になつていることを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の動力ドライバー用のストップスリーブ装置。