JPH08266922A - 微粉砕用ローラミル - Google Patents

微粉砕用ローラミル

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JPH08266922A
JPH08266922A JP7785495A JP7785495A JPH08266922A JP H08266922 A JPH08266922 A JP H08266922A JP 7785495 A JP7785495 A JP 7785495A JP 7785495 A JP7785495 A JP 7785495A JP H08266922 A JPH08266922 A JP H08266922A
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JP
Japan
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roller
crushing
mill
raw material
powder layer
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Application number
JP7785495A
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English (en)
Inventor
Kazunori Satou
一教 佐藤
Hidekazu Nishida
英一 西田
Hiroaki Kanemoto
浩明 金本
Takehiko Eguchi
健彦 江口
Nobuyasu Meguri
信康 廻
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自励振動が抑制できる微粉砕用ローラミルを
提供する。 【構成】 回転テーブル3と、回転テーブル3上を転動
する複数の粉砕ローラ4とを備えたローラミルにおい
て、粉砕部の原料粉炭18に対して、水分を含む気流か
らなる高速噴霧流13を噴射せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭等の固体燃料や石
灰石等の固体原料を微粉砕するローラミルに係わり、主
としてローラミルの振動を抑制し、広域負荷運用を達成
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電用や一般産業用の石炭焚きボイ
ラでは、低公害燃焼(低NOx、灰中未燃分の低減)や
広域負荷操業が実施され、それに伴い微粉炭機(ミル)
も高い性能が要求されている。
【0003】石炭、セメント原料あるいは新素材原料な
どの塊状物を細かく粉砕するミルの一つのタイプとし
て、回転するテーブルと複数個のタイヤ形ローラで粉砕
を行う竪型のローラミルが広く用いられるようになり、
火力発電プラント等では代表機種の一つとなっている。
【0004】この種のミルは、円筒型をしたハウジング
の下部にあって電動機で駆動され、減速機を介して定速
回転する略円板型の回転テーブルと、そのテーブルの外
周部の上面において円周方向へ等分する位置へ油圧ある
いはスプリング等で圧加されて回転する複数個のタイヤ
形をしたローラを備えている。
【0005】テーブルの中心へシュートから供給された
粉砕原料は、テーブル上において遠心力によりテーブル
の外周へ移動し、テーブルの粉砕レース面と粉砕ローラ
の間にかみ込まれて、粉砕ローラにより圧縮粉砕され
る。
【0006】ミルハウジングの下部には、ダクトを通し
て200〜300℃の熱風が導かれており、この熱風が
テーブルとハウジングの間にあるエアスロートから吹き
上げられている。粉砕された後の粉粒体は、エアスロー
トから吹き上げる熱風によってハウジング内を上昇する
過程で乾燥される。
【0007】ハウジングの上方へ輸送された粉粒体のう
ち粗いものは重力により落下し(1次分級)、粉砕部で
粉砕ローラにより再粉砕される。この1次分級部を通っ
てさらに上方へ輸送されたやや細かな粉粒体は、ハウジ
ングの上部に設けたサイクロンセパレータあるいはロー
タリーセパレータ(回転分級機)で再び分級される(2
次分級)。所定の粒径より小さな微粉は気流により搬送
され、ボイラでは微粉炭バーナあるいは微粉貯蔵ビンへ
と送られる。分級機を通過しなかった所定粒径以上の粗
粉は、結果的にテーブル上へ重力により落下し、ミル内
へ供給されたばかりの原料あるいは1次分級された粗粒
とともに再度粉砕される。以上のような作用により、ミ
ル内では粉砕が繰り返され、製品微粉が生成されてい
く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ローラミルを低負荷で
運用しようとする場合や停止運用をする場合、問題とな
るのはミルの振動である。この振動現象は自励振動の一
タイプであり、炭層とローラのすべりに起因する一種の
摩擦振動である考えられる。普通の石炭では、図16に
示すように、低負荷運用時(ミル内における石炭ホール
ドアップの少ない条件)にこの振動が激しくなることが
多いが、石炭種によってはかなりの高負荷時にも発生す
ることがある。
【0009】図17は、従来のローラミルにおける粉砕
ローラの支持構造を断面図として示したものである。こ
のタイプのローラミルでは、ローラブラケット1602
を介して、ローラピボット1605を支軸として、粉砕
ローラ1601が首振り可能なように支持される。
【0010】図中の1603はローラシャフト、160
4はローラ回転軸、1606はピボットブロック、16
07は加圧フレーム、1608は加圧力(粉砕荷重)、
1609は回転テーブル、1610は粉砕リング、16
11は粉砕レース、1612は原料粉層、1613は圧
縮粉層、1614はテーブル回転軸である。
【0011】図18は、粉砕ローラ1701をローラシ
ャフト1702によって片持ち梁式に支持するタイプで
ある。
【0012】図中の1703は回転軸、1704は回転
テーブル、1705は粉砕原料、1706は圧縮粉層で
ある。
【0013】図17および図18に示した方式が代表的
な粉砕ローラの支持構造であるが、いずれの方式におい
ても自励振動が発生する。従って、一般的なローラミル
では、低負荷域における自励振動の防止がローラミルに
共通する重要な課題になっている。
【0014】図19ないし図22は、従来提案されたロ
ーラミルを説明するための図である。
【0015】図19において、1801はロール、18
02はボウル、1803はノズル、1804は噴出気体
である。この構造のものはミル停止時においてボウル1
802付近に滞留する残炭を噴出気体1804で速やか
にパージするもので(実開平5−95651号公報参
照)、振動抑止については配慮されていない。
【0016】図20において、1901は回転テーブ
ル、1902は粉砕ローラ、1903は環状空間部、1
904は中部ケーシング、1905は噴霧ノズル、19
06はバルブである。この構造のものは粉砕ローラ19
02に空気あるいは水を噴射するものであるが(特開昭
63−171650号公報、特開昭63−171651
号公報参照)、振動抑止については配慮されていない。
【0017】図21において、2001はケーシング、
2002は回転テーブル、2003は粉砕ローラ、20
04はノズル、2005はダムリング、2006は環状
面、2007は軸受、2008はパイプ、2009は吹
出しノズルである。
【0018】また図22において、2101はケーシン
グ、2102は回転テーブル、2103は粉砕ローラ、
2104はノズル、2105はダムリング、2106は
環状面、2107はパイプ、2108は吹出しノズル、
2109は原料の循環方向を示す。
【0019】この図21、図22に示す構造のものは、
ノズル2009、2108からの空気噴流により微粉を
粉砕部から除去して過粉砕を防ぐものであるが(実開昭
60−79548号公報参照)、これも振動抑止につい
ては配慮されていない。この構造のものでは、粉層に対
してノズル2009、2108がほぼ平行に近い角度で
配置されているから、ミルの自励振動を抑制しようとす
ると大量の空気が必要となり、コスト上で問題がある。
【0020】本発明の目的は、自励振動を確実に消滅さ
せることのできるローラミルを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明においては、次の
ような手段を採用することにより、流体噴射による自励
振動抑止をより効率的でしかも効果的なものとし、ミル
の運用法全般に対して悪い影響が及ばないようにする。
【0022】まず、ノズルから噴射する流体は、水と
圧縮空気の混合物とする。水を圧縮空気により微粉化し
(二流体微流化)、その噴霧流を粉砕ローラのかみ込み
部の炭層へ噴射する。
【0023】あるいは、ドレンを含む(ドレントラッ
プの設置数をわざと少なくする)飽和蒸気流を噴射する
か、飽和蒸気の供給ラインに少量の水を混合させてもよ
い。 使用する水の量は、総固体供給量に対して、0.3重
量%以上でかつ6重量%未満の範囲とする。
【0024】少ない流体噴射量で、振動発生の切っ掛
けとなる微粉層を移動させたりあるいは飛散させたりす
るために、噴射圧力を少なくとも1.2kgf/cm2
(0.12MPa)以上とする。
【0025】自励振動発生の危惧が全くない安定な粉
砕条件で噴射しても無駄であるので、低負荷域において
のみ当該流体噴射を行う。ミル内固体ホールドアップ
が、定格供給負荷にほぼ相当する量の半分以下になった
場合に流体噴射を行う。
【0026】ミル負荷を低減する操作時にも、流体噴
射を行う。原料粉供給機停止後に、特に激しい自励振動
が発生しやすいので、原料粉供給機停止後およそ2分間
は流体噴射を続けるようにする。余り長い時間にわたり
流体噴射を続けると、テーブル上の粉層が過度に湿り、
エアパージ後にもテーブル上に残る可能性がある。この
ような残留粉が多いと、自然発火等が起きやすくなると
いう問題が生じる。
【0027】上記とは、ミルの実際の状態に係わ
らず、操作条件により流体噴射を実施する方法である
が、自励振動が高まった場合には、明瞭な徴候が現れ
る。
【0028】それは、3個のローラを支持する三角形の
加圧フレームを、油圧力により下方へ牽引する3本のテ
ンションロッド(それぞれ三角形加圧フレームのコーナ
に位置し、何れも油圧シリンダに直結)が、交互にしか
も周期的に上下方向に動く現象である。これは、3個の
粉砕ローラが連動して交互に周期的に振り子運動をする
ことにより発生する。テンションロッドのストローク
(両振り振幅値)が、粉砕ローラ直径の少なくとも2%
以上になれば、自励振動の生じる可能性が高まるので、
前述の流体噴射を行う。
【0029】
【作用】
(a)前述のおよびについて;ノズルから噴射され
た気液二相混合物である高速噴霧流により、ローラへか
み込まれる直前の微粉層の一部が吹き飛ばされる。この
微粉層の存在が自励振動発生の不可欠な要因であるの
で、この吹き飛ばしの作用により、自励振動の切っ掛け
は消滅する。
【0030】また、吹き飛ばされずにレース上に残った
粉層は変形し、しかも水滴と接触することにより部分的
に濡れる。このようにして、湿った粉層は、その内部摩
擦抵抗が増大し、ローラの転動が安定化する。
【0031】(b)前述のについて;粉層を湿らせて
摩擦抵抗を増大させる場合には、添加する水の量に最適
範囲が存在する。これは、粒子表面に微量の水滴が付着
し、表面張力による架橋力により粒子どうしの付着力が
増加するためである。水分が多過ぎると、粒子表面全体
が薄い水膜で覆われ、潤滑油膜のようになって、粒子群
が流動しやすくなり、炭層は脆弱化する。
【0032】(c)前述のについて;ミル内へ吹き込
む流体量は出来るだけ少ない方がよい。そのため、圧力
損失の大きな流体噴射ノズルを用いて、少量の流体を高
圧で噴射し、粉層を局部的に崩して吹き飛ばすようにす
る。大量の流体を用いて粉層全体を吹き飛ばすと、十分
に粉砕されていない粗い粒子までがミル内に巻き上げら
れ、ミルから粗い粒子が排出することになる。
【0033】(d)前述の,,について;自励振
動を防止するための流体噴射は、自励振動の発生頻度の
高い特定の低負荷域においてのみ噴射することがより経
済的にある。水および圧縮空気、あるいは蒸気の使用量
や補助動力費も節約できる。特にコールフィーダ停止後
を除き、自励振動発生時には、テンションロッドの上下
動作が活発になるので、この変位を検知して流体噴射を
行うのが合理的である。
【0034】一方、フィーダ停止後には、テンションロ
ッドの上下動作という前兆を経ることなく、激しい自励
振動が発生するので、ミルの原料粉供給負荷低下操作か
ら原料粉供給停止に至るまでの過程では、自動的に流体
噴射を実行すればよい。フィーダが停止した後の流体噴
射により、ミル内の残留粉は速やかに排出される。フィ
イーダ停止後において、いつまでも流体噴射を続ける
と、パージ仕切れなかった残留粉がかなり湿ってしま
い、流動性が悪くなり、テーブル外周のスロートかは排
出不能となる。
【0035】このような残留粉(例えば残炭)が多く残
ると、ミル停止中に乾燥して昇湿し(自然発火に至る過
程の発熱)、ミルの再起動時に熱風が供給されると、ミ
ル内で炭塵爆発が起こる可能性が生じる。従って、前述
したように、フィーダ停止後のエアパージ過程における
ノズルからの流体噴射は、長くとも2分以内としなけれ
ばならない。
【0036】以上のような作用により、ローラミルは自
励振動等の問題が生じることなく、信頼性の高い操業を
することが可能になる。
【0037】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る流体噴射法を
採用するローラミルの構造を示す断面図である。
【0038】このローラミルの粉砕部は、大まかに主要
部である粉砕ローラ4と回転テーブル3により構成され
ている。本発明の特徴は、粉砕部の炭層に対する流体噴
射にあるので、まず始めにこれについて説明する。
【0039】このローラミルの粉砕部には、スプレーガ
ンパイプ11を通じて、圧縮空気14と水15が導か
れ、スプレーガンパイプ11の先端に設けた二流体ノズ
ル12から噴出される。水15は圧縮空気14の作用に
より二流体ノズル12によって微粒化し、高速噴霧流1
3となって、粉砕レース17上の炭層19に吹きつけら
れる。
【0040】二流体ノズル12は、粉砕ローラ4におけ
るローラ断面中央軸27よりも内側、即ちテーブル中心
軸26側に設けられている。高速噴霧流13は、粉砕ロ
ーラ4の内側かみ込み部および微粉生成部へと、二流体
ノズル12から噴出される。二流体ノズル12の構造に
ついては後述する。
【0041】図中の1は原料、2は原料供給管(センタ
ーシュート)、5はローラシャフト、6はローラブラケ
ット、7はピボットブロック、8はローラピボット、9
は加圧フレーム、10は粉砕荷重、16は粉砕リング、
18は原料粉層、20は熱風(1次空気)、21はスロ
ートベン、22は回転分級機、23はハウジング、24
はダムリング、25は送炭管、28はレバー、29はテ
ンションロッド、30は油圧シリンダである。
【0042】図2は、ローラミルの粉砕部の平面図であ
る。
【0043】この例では、二流体ノズル205が、粉砕
ローラ201のかみ込み部210に設けられている。前
述したように、噴霧206は、粉砕ローラ201のロー
ラ断面中央軸212よりも内側、即ち回転テーブル20
9の中央側に噴射されるようになっている。
【0044】図中の202は圧縮空気、203は水、2
04はノズルガン、207はローラ回転軸、208はミ
ルハウジング、211は微粉生成部である。
【0045】図3は、粉砕ローラ301のかみ込み部3
10および微粉生成部311の両方向に対して、二流体
ノズル305を設け、噴霧306する方式を示したもの
である。
【0046】図中の302は圧縮空気、303は水、3
04はノズルガン、307はローラ回転軸、308はミ
ルハウジング、309は回転テーブルである。また図
2、図3において、(イ),(ロ)は回転方向を示して
いる。
【0047】図4は、二流体ノズルの構造を示す断面図
である。
【0048】中心軸403上に水供給管402が設けら
れ、ここを通じて水404が供給される。水供給管40
2の外側には、圧縮空気供給管401が設けられ、水供
給管402の出口端部において、圧縮空気供給管401
の断面流路が収縮するようになっている。
【0049】水供給管402の出口端部から低速で噴出
する水404は、この収縮する断面流路、即ちしぼり部
で加速される気流により引きちぎられるようにして、細
かな水滴へと分裂する。
【0050】このノズルは、微粒化媒体である圧縮空気
405と水404の混合・微粒化が、主として雰囲気中
へ噴出した後に生じるため、外部混合式ノズルと呼ばれ
る。このタイプのノズルには、圧力損失が小さいという
特徴がある。
【0051】図5は、水503と圧縮空気504を、先
端に設けたノズルチップ502の内部混合室508で混
ぜ合わせるタイプであり、内部混合式二流体ノズルと称
される。
【0052】水503と圧縮空気504は、流体供給ヘ
ッド501に設けた独立した流路、即ち水供給流路50
5および圧縮空気供給流路506を通じて、ノズルチッ
プ502に導かれる。ノズルチップ502の先端には、
複数個の小さな噴出孔507が開口しており、ここか
ら、水503と圧縮空気504とが混合する噴霧が噴出
する。
【0053】この内部混合式ノズルは、一般に、図4で
示した外部混合式ノズルに比べて微粒化が良好で、微粒
化媒体である圧縮空気も少なくて済むという点で有利で
ある。しかしながら、圧力損失が大きく、また噴出孔5
07が、ミル内雰囲気中の微粉炭や、水503内に含ま
れるスケール等によって閉塞しやすいという問題もあ
る。ローラミルに適用する場合は、水503と微粒化媒
体である圧縮空気504を独立にコントロールできると
いう点から判断して、図4の外部混合式タイプが幾分有
利である。
【0054】図6は、ミル本体601に対する流体噴射
供給ラインを示したものである。水602および圧縮空
気603はともに、電磁バルブ605および606によ
り噴射タイミングと噴射流量が設定され、ミル内に設け
た二流体ノズルからミル粉砕部の炭層へ噴射される。
【0055】水602の供給ラインには、フィルタ60
4が設けられており、水602中の異物が除去され、ノ
ズルが目詰まりしないようになっている。水602およ
び圧縮空気603の噴射圧力は、それぞれ圧力センサ6
07および608により測定され、設定した流量で各流
体が噴射されているかが監視される。ノズルの閉塞は、
噴射圧力が上昇するので容易に判断できる。ノズルに閉
塞が生じた場合は、二種類の流体のうち一方の電磁バル
ブを閉じて、他方の流体を高圧で瞬間的に噴射し、詰ま
った異物をパージする。
【0056】図9は、圧縮空気のみを噴射する場合の振
動抑制効果をまとめたものである。縦軸の振幅δocは、
高負荷運用静定時の振幅δoc(*)(約数μm)を用い
て振幅比として表している。一方、横軸の粉砕部へ噴射
する空気流量Qa は、ミルの1次空気量Aを用いて、空
気噴射流量比Qa /Aとして無次元表記した。この図か
ら明らかなように、振幅は空気噴射流量の増大とともに
急減する。振動を十分に消滅させて、ミルの静粛を運用
するには、およそ、 Qa /A>0.03 (1) の条件が必要である。
【0057】図10には、水のみを噴射して粉砕部の炭
層を湿らせることによって生まれる振動抑制効果を示
す。
【0058】横軸の水噴射量Qw は、給炭量Cで割り、
無次元化した水噴射流量比Qw /Cで表現されている。
【0059】圧縮空気を噴射する場合に比べると、Qw
/Cの増加とともに、振幅の減少する程度は緩やかであ
る。水のみの噴射で振動を十分に抑制するためには、 Qw /C>0.005 (2) として、噴射条件を設定する必要がある。
【0060】二流体ノズルとして、水噴射と圧縮空気
(微粒化媒体として用いる)噴射を組み合わせるには、
(1),(2)式を辺々乗じて、 Qa /Qw >0.03A/0.005C (3) となる。一次空気流量Aと給炭量Cには、大まかに、 A≦2C (4) の関係があるので、(4)式を(3)式に代入すれば、 Qa /Qw >12 (5) となる。
【0061】この(5)式の結果からは、単相噴射の結
果から単純に導いた質量比として、水の12倍もの圧縮
空気を用いなければならず、効率が極めて悪いことにな
る。しかしながら、二流体ノズルを用いれば、Qa /Q
w を小さくすることができる。二流体ノズルを用いる場
合には、気液質量比を、 Qa /Qw >0.2 (6) の条件にすれば、十分に振動を減衰することが可能であ
る。本発明における噴射条件として、(6)式を導いた
結果を図11に示す。
【0062】図23は、噴射圧力Pが振動抑制に及ぼす
影響を調べた結果を示す図である。同図に示す縦軸の振
幅δOCは、噴射無し(P=0)の場合に生じる激しい自
励振動の振幅δOC(*)で割ることにより〔δOC/δOC
(*)〕無次元化した。
【0063】この図から明らかなように、噴射圧力Pが
0.5kgf/cm2 でも振幅は急減するが、噴射圧力
Pが1.2kgf/cm2 において振幅レベルはδOC
δOC(*)の1/10(=0.1)以下となり、実質的
に自励振動はほぼ完全に消滅する。従って噴射圧力Pを
1.2kgf/cm2 以上に設定する方が好ましく、大
量の二相気流を低圧で噴射するよりも少量の二相気流で
もある圧力以上で噴射することが、防振に対して有効で
ある。
【0064】図8は、粉砕ローラのかみ込み部へ流体噴
射したときの挙動を模式的に描いたものである。
【0065】粉砕ローラ701のかみ込み部における炭
層703に対して、ノズル708から高速噴霧流705
が噴射される。この高速噴霧流705の気流の勢いによ
り、炭層中の微粉は吹き上げられて飛散する(70
4)。ミル内へ飛散した微粉炭は、前述した一次空気流
により、粉砕部から分級部へと搬送移行する。
【0066】微粉が飛散(704)した炭層には粗粒7
06が残り、しかもこれらの粗粒706には高速噴霧流
705の水滴が付着する。かみ込み部では、粉砕ローラ
701が薄く(即ち量的に少なく)湿った粗粒706を
かみ込むことになる。このような原料をかみ込む場合、
粉砕ローラの転動状態は極めて安定しており、自励振動
発生の切っ掛けとなる炭層の崩壊や粉砕ローラのすべり
は発生しない。なお、図中の709は圧縮空気、710
は水である。
【0067】図8(a),(b)には、ともに粉砕ロー
ラの微粉生成部において、それぞれ(a)流体噴射のな
い場合および(b)本発明のように流体噴射を実施した
場合における現象を比較して示す。
【0068】(a)のように、無対策であれば、粉砕ロ
ーラ801の微粉生成部からは、波状炭層803が生成
する。この波状炭層803はコルゲーションとも呼ば
れ、粉砕ローラ801の上下方向振動(ハ)により発生
する。これが隣の粉砕ローラのかみ込み部へ流入する
と、この波状部の規則的な凹凸が切っ掛けとなって、粉
砕ローラは上下方向振動を起こし、即座に自励振動へと
発振する。
【0069】(b)のように、流体噴射を行う場合に
は、ノズル807から噴出する高速噴霧流811の作用
によって炭層は破壊され、(a)のような規則性は完全
に消滅する。即ち、微粉炭804はミル内へ飛散し、残
った粗い炭層も押し分けられる(805)。以上のよう
な作用により、粉砕ローラ801における自励振動は有
効に抑制される。
【0070】図中の802は粉砕レース、806は粗粒
炭層、808はノズルガン、809は圧縮空気、810
は水である。
【0071】粉炭部の炭層へ噴射する流体は多量にあっ
ても、噴流に勢いがなければ効果は生じない。つまり、
微粉炭の波状炭層の崩壊といった現象を作り出せないこ
とになる。逆に少量であっても、炭層を部分的に崩壊さ
せたりする勢いがあれば、これを切っ掛けにして自励振
動は消滅する。このためには、少量の流体を高圧でノズ
ルから噴射する方法が有効である。
【0072】図12は、この様相を表したものであり、
この図では粉砕ローラを省略している。
【0073】二流体ノズル1101から高圧で噴射され
る高速噴霧流1105の衝突作用により、炭層は粗粒が
多い状態になり押し分けられ(1107)、また微粉炭
は飛散する(1109)。ノズル1101における微粒
化媒体としての圧縮空気1103あるいは蒸気の噴射圧
力は、少なくとも1.2kgf/cm2 以上必要であ
り、この条件が満たされた場合には、振動抑制効果は著
しくなる。
【0074】図中の1102はノズルガン、1104は
水、1106はレース、1108は粗粒である。
【0075】図13は、ミル内における石炭ホールドア
ップに対する振動の振幅の変化をまとめ、本発明の実施
例(図1、図2、図4、図7参照)と従来技術とを比較
したものである。
【0076】縦軸の振幅δocは、粉砕ローラと粉砕レー
スがメタルタッチする空回転時の振幅δoc(*)で割ら
れて無次元化されている。一方、横軸のホールドアップ
Wは、ミルが定格給炭量で運用されたときのホールドア
ップW(*)で割られて無次元化されている。この実験
結果は、炭質の影響により、比較的激しい振動を起こし
やすい石炭を粉砕したときに得られたものである。
【0077】従来のように無対策の場合には、低負荷域
〔W/W(*)が0.38〕で著しく振幅が増大するの
に対し、本発明の流体噴射法を採用したローラミルで
は、振幅の大幅な低減が可能であることが実証された。
本発明の実施例の場合でも、他のホールドアップの条件
よりは、W/W(*)が0.38の近傍において振幅が
やや大きくなるが、この振動は自己増幅的な自励振動で
はなく、強制振動の1タイプである。
【0078】図14は、給炭量低減およびコールフィー
ダ停止過程における流体噴射のタイミングを示すもので
ある。定格給炭負荷aからコールフィーダ停止前給炭負
荷bに至る過程でも、自励振動が発生することがあり、
流体噴射はaとbの間において開始する(d)。また、
コールフィーダ停止直後に最も激しい自励振動が発生し
やすいので、流体噴射は、コールフィーダ停止(c)の
後にも1〜2間分継続する。コールフィーダ停止後にあ
まり長い時間流体噴射を続けると、テーブル上の残炭が
湿って動かなくなり、残炭パージが難しくなるという問
題が発生する。図15は、図14に示した流体噴射によ
る振動抑制効果の試験結果である。従来技術において
は、特にコールフィーダ停止(e)以降において激しい
自励振動が発生するのに対し、本発明の実施例では、振
幅が極めて低く抑えられており、実質的に自励振動は発
生していない。このように、予め流体噴射タイミングを
設定するのも一つの方法であるが、他に自励振動の前兆
を捕らえて流体噴射する方法がある。テンションロッド
(図1のテンションロッド29参照)の上下動作におい
て、そのストローク(両振り)振幅値が、ローラ直径の
2%以上になれば、一般的に自励振動が発生しやすい。
この挙動を変位計等で検知し、流体噴射を実施すればよ
い。
【0079】以上のようにして、本発明になる流体噴射
法を用いれば、ローラミルに発生する自励振動は確実に
抑制される。
【0080】ミル停止過程、特に残炭パージ時に本発明
による流体噴射を行う場合には、粉砕部から吹き飛ばさ
れてバーナから噴出する微粉炭量が増加し、一次空気量
も増える(但し蒸気噴射を行う場合には、逆にO2 分圧
を下げる作用がある)ので、窒素酸化物(NOx)が瞬
間的に高まる可能性がある。
【0081】流体噴射を行わない従来式の場合でも、窒
素酸化物の突発的生成は見られるが、本発明ではその生
成ピークが従来式よりも少し高くなることになる。しか
しながら、流体噴射により微粉炭が吹き飛ばされるの
で、従来方式に比べてエアパージ時間を短縮することが
できる。従って、エアパージ時期間中に生じる窒素酸化
物の総生成量は、従来式に比べると返って少なくなる、
という効果も生まれる。本発明を具体化した微粉砕用ロ
ーラミルは、実施例において説明した石炭焚ボイラ用の
ローラミルに限らず、 (I)同じ固体燃料であるオイルコークス用のミル (II)脱硫用の石灰石を微粉砕するためのミル (III)鉄鋼スラグや非鉄精錬スラグ等の硬質スラグ
を微粉砕するミル (IV)セメントクリンカを微粉砕するセメント仕上げ
用のミル (V)各種化学製品の原料を微粉砕するミル (VI)FRP(繊維強化プラスチック)廃材等の産業
廃棄物の再利用のための微粉砕用のミル の振動抑制技術として適用することができる。
【0082】前記セメントクリンカ粉砕用ミルに適用す
ると、クリンカを冷却する効果がある。また産業廃棄物
粉砕用ミルに適用すると、粉砕時の摩擦熱で溶融プラス
チックがローラへ付着するのを防ぐ効果がある。
【0083】
【発明の効果】本発明を実施することによる効果をまと
めると、次のようになる。
【0084】(1)ミルの自励振動を防止できる。本発
明は、低負荷運用時に発生する自励振動に比べて、より
激しい振動になりやすいミル停止時の振動の防止に対し
ても有効である。
【0085】(2)上記効果(1)に関連し、ミル自体
およびミル周辺にあるプラント機器の信頼性や耐久性が
向上する。
【0086】(3)上記効果(1)に関連し、プラント
内従業員の不快感がなくなり、作業能率が向上する。
【0087】(4)低負荷運用時にミルの振動を抑制で
きるため、プラント全体の広域負荷運用が可能になる。
【0088】(5)自励振動を起こしやすいと危惧され
る粉砕原料も問題なく使用できるようになる。
【0089】これによって、ミルに対する粉砕原料の適
用性が拡大する。
【0090】(6)ミル停止過程で本発明を適用するこ
とで、ミル内の残留物を極端に少なくしてミルを停止す
ることができる。石炭の粉砕に適用した場合、これによ
り残炭の自然発火の問題が解決する。
【0091】(7)(6)と同様に、ミル停止過程に本
発明を適用すれば、ミル内残留粉が適度に湿る。これに
より、残留粉のイナート(不活性化)が実施されたこと
になり、自然発火の危険が解消する。
【0092】(8)ミル停止過程において、残留粉パー
ジ時間を短縮することができる。これにより、エアパー
ジ時の窒素酸化物の総生成量を低減することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る微粉砕用ローラミルの全
体の概略構成図である。
【図2】そのローラミルを粉砕部上方から視た一部平面
図である。
【図3】他の実施例に係るローラミルを粉砕部上方から
視た一部平面図である。
【図4】そのローラミルに用いる噴射ノズルの断面図で
ある。
【図5】他の実施例に係る噴射ノズルの断面図である。
【図6】噴射ノズルへの流体供給ラインを示す系統図で
ある。
【図7】粉層へ流体を噴射したときの状況を示す模式図
である。
【図8】粉層へ流体を噴射したときの状況を示す模式図
である。
【図9】空気噴射流量比と振幅比との関係を示す特性図
である。
【図10】水噴射流量比と振幅比との関係を示す特性図
である。
【図11】気液質量流量比と振幅比との関係を示す特性
図である。
【図12】粉層と噴流の干渉挙動を示す模式図である。
【図13】本発明の実施例に係るローラミルの自動励振
抑制効果を示す振幅特性図である。
【図14】ミル停止過程における流体噴射のタイミング
を示す説明図である。
【図15】ミル停止過程における振動抑制効果を示す波
形図である。
【図16】従来のローラミルの自動励振発生領域を示す
特性図である。
【図17】従来のローラミルの支持構造を示す正面図で
ある。
【図18】従来のローラミルの支持構造を示す正面図で
ある。
【図19】従来提案されたローラミルの一部平面図であ
る。
【図20】従来提案されたローラミルの一部平面図であ
る。
【図21】従来提案されたローラミルの一部断面図であ
る。
【図22】従来提案されたローラミルの一部断面図であ
る。
【図23】噴射圧力が振動抑制に及ぼす影響を調べた特
性図である。
【符号の説明】
3 回転テーブル 4 粉砕ローラ 12 二流体ノズル 13 高速噴霧流 14 圧縮空気 15 水 16 粉砕リング 17 粉砕レース 18 原料粉層 19 炭層 28 レバー 29 テンションロッド 30 油圧シリンダ 201,301 粉砕ローラ 202,302,405,504 圧縮空気 203,303,404,503 水 204,304 ノズルガン 205,305 二流体ノズル 206,306 噴霧 209,309 回転テーブル 210,310 かみ込み部 211,311 微粉生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 健彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 廻 信康 広島県呉市宝町3番36号 バブコツク日立 株式会社呉研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機で駆動されて回転する円形のテー
    ブルと、テーブルの外周部に刻設された溝部に押圧され
    た状態で回転する複数個の粉砕ローラとの連動作用によ
    り、粉砕原料を微粉砕するローラミルにおいて、 粉砕部の原料粉層に対して、水分を含む気流からなる高
    速噴霧流を衝突させることを特徴とする微粉砕用ローラ
    ミル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、水分を含む気流
    が、水と圧縮空気の混合物であることを特徴とする微粉
    砕用ローラミル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、水分を含む気流
    が、湿り度を有する高速蒸気流であることを特徴とする
    微粉砕用ローラミル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、前記原料粉層に
    対する高速噴霧流の噴射位置が、粉砕ローラのかみ込み
    部ならびに微粉生成部の少なくとも1個所以上であるこ
    とを特徴とする微粉砕用ローラミル。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、前記原料粉層に
    対する高速噴霧流の噴射位置が、粉砕ローラの回転テー
    ブル中心側における溝部付近であることを特徴とする微
    粉砕用ローラミル。
  6. 【請求項6】 請求項1記載において、前記高速噴霧流
    の噴射圧力が、1.2kgf/cm2 以上であることを
    特徴とする微粉砕用ローラミル。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、水分の噴射流量
    を、原料粉の0.3重量%以上でかつ6重量%未満の範
    囲に規制することを特徴とする微粉砕用ローラミル。
JP7785495A 1995-04-03 1995-04-03 微粉砕用ローラミル Pending JPH08266922A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149281A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Babcock Hitachi Kk 竪型ローラミルおよびそれを備えた石炭焚ボイラ装置
CN105854992A (zh) * 2016-04-05 2016-08-17 申士富 一种湿法辊式碎磨机及其分级闭路工艺
CN109746085A (zh) * 2017-11-06 2019-05-14 三菱日立电力系统株式会社 粉碎机以及粉碎机的运用方法

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