JPH0826691A - パレット積み貨物の積み上げ積降し装置及び方法 - Google Patents

パレット積み貨物の積み上げ積降し装置及び方法

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JPH0826691A
JPH0826691A JP16407894A JP16407894A JPH0826691A JP H0826691 A JPH0826691 A JP H0826691A JP 16407894 A JP16407894 A JP 16407894A JP 16407894 A JP16407894 A JP 16407894A JP H0826691 A JPH0826691 A JP H0826691A
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fork
pallet
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cargo
light
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JP16407894A
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Takao Mori
高雄 森
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Original Assignee
Sankyu Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレット1を用いた多段積み貨物の予期せぬ
変位又は経時的変位に対して十分に追従でき、しかも小
型で低コストな貨物積み上げ積降し用フォークを提供す
ること。またポリエチレンフィルムで周囲を覆われてい
ても、その影響を全く受けずにパレットの挿孔の位置を
正確に確認することができること。 【構成】 一対の反射形光センサー7、8の投受光ユニ
ット10がフォーク5に設けられ、この一対の投受光ユ
ニットの投光及び受光面9から同時に投光して、その反
射光が同時に受光できたか否かでフォークの正しい位置
を直接的に確認を行い、フォークが位置ずれしていると
きはセンタリング手段が作動して自動的に正しい位置に
修正され、その状態でフォークがパレットの挿孔に入る
ため、フォークをパレットに衝突させて多段積み貨物を
倒壊する恐れはほとんどない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無人フォークリフト
等、パレットを用いた多段積み貨物の前記パレットの挿
孔に挿入され、該貨物を積み上げ及び積降すのに用いる
パレット積み貨物の積み上げ積降し装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば缶ビール用の空き缶等の貨物の倉
庫内における荷役作業は次のように行われている。図1
3に示した如く、空き缶を縦横が1130mm×144
0mm、厚さ140mmのパレット1上に約400個並
べ、それを第1段としてその上に厚紙を敷いて同様に第
2段と成る空き缶を並べ、その上に再び厚紙を敷いて第
3段を並べ、全体で約17段ほど積み重ね、パレットを
含めて全高約2240mm程度にして周囲をポリエチレ
ンフィルム2でシュリンク包装したものを荷役単位3と
し、これを倉庫内にてフォークリフト4で搬送し、4段
程度の多段に積み上げまた積降すことにより荷役作業が
行われている。この種パレット1にはフォークリフト4
のフォーク5を挿入する挿孔6が設けられている。上記
大きさのパレット1では、この挿孔6は縦横が270m
m×60mmである。またパレット1の重量は約140
kgである。上記のような2240mmの高さの荷役単位
3を多段に積んである場合、上段特に3段や4段のパレ
ットの挿孔6の位置は約5mや7mもの高さとなってい
る。
【0003】フォーク5を前記パレット1の挿孔6へ挿
入する際の該フォーク5の挿孔6に対する位置決めの仕
方を無人フォークリフトの場合について説明する。先ず
誘導ケーブル(図示せず)に沿ってフォークリフト4が
移動して多段積み貨物に接近し、所定距離まで接近した
ことを検出したらフォークリフトの移動を停止する。次
いでフォーク5を上昇させある高さで停止させるが、予
め挿孔6のサイズや何段積みかが判明しているため、エ
ンコーダカウント方法により位置決めする方法が従来行
われていた。
【0004】また他の方法として、CCDカメラで画像
処理して挿孔の位置決めをするというものがあった。
【0005】また別の方法として、フォークの先端に光
反射方式のセンサを設けておき、このセンサで挿孔の位
置決めをするという方法があった(特開昭59−268
99号公報)。この方法は具体的には、フォークを上昇
させつつセンサから投光し、パレットの挿孔にフォーク
が対向すると光は挿孔を通過して反射されないことを利
用して、その反射されないことを検出した後、所定時間
だけ、フォークを上昇させてから停止して位置決めする
というものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンコーダカ
ウント方法による位置決め方法は、床面の変化による位
置ずれや振動による傾きといった貨物の予期せぬ変位に
対しては追従性が悪く、必ずしも信頼できないという問
題があった。前記した如く、空き缶は厚紙を介して約1
7段も積まれているため、厚紙の変形によりパレットの
位置がずれることもあり、それによって挿孔の位置もず
れるため、エンコーダカウント方法ではそのずれに追従
できない。また倉庫全体として貨物の種類は前記空き缶
一種類となることはごくまれであり、雑多な貨物が納め
られているのが普通である。このような雑多な貨物のう
ち、パレタイズ貨物の多段積み作業においては、エンコ
ーダカウント方法はむしろ不向きである。従って、従来
のパレット積み貨物の積み上げ積降し装置では、正確な
位置決めをできないままフォークをパレットの挿孔に挿
入することがあり、最悪の場合、フォークをパレットに
衝突させ、多段に積まれた貨物を倒壊させるか又はそれ
に近い状態になる恐れがあった。
【0007】次にCCDカメラによる方法は、直接挿孔
の位置を確認できるため、位置決め精度は高く挿孔の中
心にフォークを正しく位置させることができるが、全体
として大型化し又高価になるので、この種倉庫の荷役作
業においては現実的な対応とは言えない。また、前記の
如く周囲をポリエチレンフィルムで覆われていると、挿
孔自体が完全に露呈していないので、挿孔の位置確認が
必ずしも簡単とは言えず、最悪の場合前記従来例と同
様、倒壊等の恐れがあった。
【0008】前記光反射方式のセンサを用いた位置決め
方法は、光がパレットの挿孔を通過し、反射しないこと
を検出してから所定時間フォークの上昇を続け、そして
停止するというものであるため、前記エンコーダカウン
ト方法と同様挿孔の中心位置を直接確認する方法ではな
く、例えばフォークの上昇速度が予め設定された速度か
ら経時的に変わってしまったり、貨物の経時的又は予期
せぬ変位に対しては対応しきれないという問題があっ
た。また従来、センサの光源としてLED光源が通常用
いられているが、この光はポリエチレンフィルムを透過
できないので、ポリエチレンフィルムで覆われていると
挿孔の位置を確認することが不可能に近かった。よっ
て、最悪の場合前記従来例と同様、倒壊等の恐れがあっ
た。
【0009】また無人フォークリフトではなく、有人の
場合は挿孔の位置を目視で確認することになるが、多段
積みの特に3段や4段のパレットの挿孔の位置は約5m
や7mもの高さとなっているため、正しい位置決めは非
常に難しく、やはり倒壊等の恐れがあった。。
【0010】本発明の目的は、パレットを用いた多段積
み貨物の予期せぬ変位又は経時的変位に対して十分に追
従でき、パレットの挿孔の中心位置にフォークを容易且
つ確実に対向させることができ、多段積み貨物を倒壊さ
せる恐れの少ない、しかも小型で低コストなパレット積
み貨物の積み上げ積降し装置及び方法を提供することに
ある。
【0011】またポリエチレンフィルムで周囲を覆われ
ていても、その影響を全く受けずにパレットの挿孔の位
置を正確に確認することができるパレット積み貨物の積
み上げ積降し装置及び方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1発明は、パレットを用いた多段積み貨物の前記
パレットの挿孔に挿入され、該貨物を積み上げ及び積降
すのに用いるフォークと、このフォークを駆動する駆動
部を備えたパレット積み貨物の積み上げ積降し装置にお
いて、前記フォークの先端に投光及び受光面を有する投
受光ユニットと光ファイバとを備えた反射形光センサー
の前記投受光ユニットが一対設けられ、この一対の投受
光ユニットの投光及び受光面は各々斜め上方と斜め下方
に対称に向けられると共に同時に投光するように形成さ
れ、この反射形光センサーの出力信号により前記フォー
クの挿孔に対する位置を確認し、中心から位置ずれして
いるとき該フォークを中心に移動させるセンタリング手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また第2発明は、第1発明において前記反
射形光センサーと同構造である一対の反射形光センサー
が各投受光ユニットの投光及び受光面を、それぞれ斜め
左方向と斜め右方向に対称に向けられてフォークの先端
に設けられたことを特徴とするものである。
【0014】また第3発明は、パレットを用いた多段積
み貨物の前記パレットの挿孔に挿入され、該貨物を積み
上げ及び積降すのに用いるフォークと、このフォークを
駆動する駆動部を備えたパレット積み貨物の積み上げ積
降し装置において、前記フォークにスライド自在にセン
サフレームが設けられ、投光及び受光面を有する投受光
ユニットと光ファイバとを備えた反射形光センサーの前
記投受光ユニットが前記センサフレームに一対設けら
れ、この一対の投受光ユニットの投光及び受光面は対向
するパレットに垂直に向けられると共にフォークに対し
て上下対称位置であってパレットの挿孔の縦寸法より僅
かに大きい間隔をもって配置され、且つ同時に投光する
ように形成され、この反射形光センサーの出力信号によ
り前記フォークの挿孔に対する位置を確認し、中心から
位置ずれしているとき該フォークを中心に移動させるセ
ンタリング手段を備えたことを特徴とするものである。
【0015】また第4発明は、第3発明においてフォー
クの基端位置にセンサフレームが移動してフォークの基
端に至った時にフォークの前記挿孔への進入を停止させ
るスイッチが設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0016】また第5発明は、第3発明又は第4発明に
おいて前記反射形光センサーと同構造である更に一対の
反射形光センサーが前記センサフレームに設けられ、そ
の一対の投受光ユニットの投光及び受光面は前記パレッ
トにまっすぐ向けられると共にフォークに対して左右対
称位置であってパレットの挿孔の横寸法より僅かに大き
い間隔をもって配置され、且つ同時に投光するように形
成されたことを特徴とするものである。
【0017】また第6発明は、第3発明乃至第5発明の
いずれかにおいてセンサフレームはフォークの基端から
先端に自動的に復位する自動復位手段を有することを特
徴とするものである。
【0018】また第7発明は、パレットを用いた多段積
み貨物の前記パレットの挿孔に挿入され、該貨物を積み
上げ及び積降すのに用いるフォークと、このフォークを
駆動する駆動部を備えたパレット積み貨物の積み上げ積
降し装置において、該フォークの基端にストッパブロッ
クが固定され、投光及び受光面を有する投受光ユニット
と光ファイバとを備えた反射形光センサーの前記投受光
ユニットが前記ストッパブロックに一対設けられ、この
一対の投受光ユニットの投光及び受光面は前記パレット
にまっすぐ向けられると共にフォークに対して上下対称
位置であってパレットの挿孔の縦寸法より僅かに大きい
間隔をもって配置され、且つ同時に投光するように形成
され、この反射形光センサーの出力信号により前記フォ
ークの挿孔に対する位置を確認し、中心から位置ずれし
ているとき該フォークを中心に移動させるセンタリング
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0019】また第8発明は、第7発明において、フォ
ークがパレットの挿孔に進入して前記ストッパブロック
に前記パレットが接触した時にフォークの前記挿孔への
進入を停止させるスイッチが設けられていることを特徴
とするものである。
【0020】また第9発明は、第7発明又は第8発明に
おいて前記反射形光センサーと同構造である更に一対の
反射形光センサーが前記ストッパブロックに設けられ、
その一対の投受光ユニットの投光及び受光面は前記パレ
ットにまっすぐ向けられると共にフォークに対して左右
対称位置であってパレットの挿孔の横寸法より僅かに大
きい間隔をもって配置され、且つ同時に投光するように
形成されたことを特徴とするものである。
【0021】また第10発明は、第7発明乃至第9発明
のいずれかにおいてフォークの先端上面又は下面に該フ
ォークとパレットの挿孔との平行度を把握する距離セン
サーが設けられていることを特徴とするものである。
【0022】また第11発明は、第1発明乃至第11発
明のいずれかにおいて、反射形光センサーから投光され
る光は赤色レーザー光であることを特徴とするものであ
る。
【0023】また第12発明は、パレットを用いた多段
積み貨物の前記パレットの挿孔にフォークを挿入し、該
フォークを駆動して該貨物の積み上げ及び積降しをする
パレット積み貨物の積み上げ積降し方法において、一対
の反射形光センサーから同時に前記パレットの挿孔の上
縁及び下縁に投光し、反射光を一対の反射形光センサー
が同時に受光すること又は同時に受光しなくなることに
よりフォークが前記挿孔に対して中心位置にあることを
確認し、一方の反射形光センサーだけが反射光を受光す
るときは位置ずれしていると認定し且つフォークの位置
を挿孔の中心に移動し、その状態で該フォークをパレッ
トの挿孔に挿入することを特徴とするものである。
【0024】また第13発明は、第12発明において、
反射形光センサーから投光される光は赤色レーザー光で
あることを特徴とするものである。
【0025】
【作用】本願第1発明によれば、フォークの先端に設け
られた一対の反射形光センサーから斜め上方と斜め下方
に同時に投光した状態でフォークをパレットに近付けて
いくと、最初は光がパレットの挿孔周縁の外側に当るた
め、反射光はセンサーには入射しない。ある距離まで接
近すると挿孔の周縁部の上縁及び下縁に当るようにな
る。この時、フォークが挿孔の中心位置にあれば、挿孔
の上縁及び下縁部からの反射光が同時にセンサーに入射
する。しかしフォークが挿孔の中心位置にない場合は、
フォークがパレットの挿孔に近づいて行くと、挿孔の上
縁又は下縁部のいずれか一方からの反射光がセンサーに
入射する。例えば上縁からの反射光が入射した場合は、
フォークは中心位置より下方に変位していることにな
り、逆の場合は上方に変位していることになる。そこで
一対のセンサーに同時に反射光が入射するようにフォー
クの位置を変えることにより、フォークを挿孔の中心に
位置させることができる。この発明に係るフォークは、
パレットの挿孔の周縁が面取りされているものに対して
用いると特によい。このようにしてパレットの挿孔に対
しフォークをその中心に位置させて挿入できるので、フ
ォークをパレットに衝突させて多段積み貨物を倒壊する
恐れはほとんどない。
【0026】また第2発明によれば、左右方向の中心位
置決め用の一対のセンサーを更に設けたので、挿孔の左
右方向の位置決めも確実に行え、信頼性が増す。
【0027】また第3発明によれば、スライド自在なセ
ンサフレームをフォークに設け、これに上記と同様の反
射形光センサーを取り付けたので、フォーク先端に位置
する一対のセンサーからの一対の投光が平行にまっすぐ
パレットに当てられ、フォークが挿孔の中心位置からず
れると一方の反射光を受光できなくなるため、すぐに位
置ずれを確認でき、両方の反射光を同時に各センサーが
受光できるようにフォークを移動することにより簡単に
正しい位置決めを行える。このようにしてパレットの挿
孔に対しフォークをその中心に位置させて挿入できるの
で、フォークをパレットに衝突させて多段積み貨物を倒
壊する恐れはほとんどない。
【0028】また第4発明によれば、フォーク基端に停
止スイッチを設けたので、フォークの挿孔への進入に際
し、センサフレームがスライドしてフォーク基端に移動
した時停止スイッチを作動するため、その進入をオーバ
ーさせてパレットに衝突するような恐れ無く、フォーク
の正しい位置を最後まで確保したまま確実に且つ自動的
に停止することができる。また第5発明によれば、前記
第3発明と同様の作用効果が得られる。
【0029】また第6発明によれば、自動復位手段を設
けたので、フォークをパレットの挿孔から抜き出した
時、自動的に前記センサフレームがフォーク先端位置に
復位するので、次の位置決めを直ちに行える。
【0030】また第7発明によれば、フォーク基端にス
トッパブロックを設け、これに上記と同様の反射形光セ
ンサーを取り付けた発明によれば、一対のセンサーから
の一対の投光が平行にまっすぐパレットに当てられ、フ
ォークが挿孔の中心位置からずれると一方の反射光を受
光できなくなるため、すぐに位置ずれを確認でき、両方
の反射光を同時に各センサーが受光できるようにフォー
クを移動することにより簡単に正しい位置決めを行え
る。このようにしてパレットの挿孔に対しフォークをそ
の中心に位置させて挿入できるので、フォークをパレッ
トに衝突させて多段積み貨物を倒壊する恐れはほとんど
ない。また第8発明によれば、第4発明と同様の作用効
果が得られる。また第9発明によれば、前記第2発明と
同様の作用効果が得られる。また第10発明によれば、
距離センサーによってフォークとパレットの挿孔との平
行度を常時把握できるので、フォーク先端から離れた所
に反射形光センサーが設けられていても、フォークを常
に挿孔の中心に位置させることが可能となる。
【0031】また第11発明によれば、反射形光センサ
ーから投光する光を赤色レーザーとしたので、その波長
は670nmであり、パレットの挿孔がポリエチレンフィ
ルムで覆われていても該フィルムを透過し、その影響を
受けることなく挿孔の位置を正しく確認することができ
る。よってフォークをパレットに衝突させて多段積み貨
物を倒壊する恐れはほとんどない。
【0032】また第12発明に係る方法よれば、迅速に
且つ簡単に正しい位置決めを行え、パレットの挿孔に対
しフォークをその中心に位置させて挿入できるので、フ
ォークをパレットに衝突させて多段積み貨物を倒壊する
恐れはほとんどない。第13発明によれば、第11発明
と同様の作用効果が得られる。
【0033】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基づいて詳細
に説明する。この実施例は、図13に示したようなフォ
ークリフトのフォークとして以下に示すものが用いられ
ている。ここで、フォークの上下動、左右動、パレット
の挿孔への出し入れ等を行う駆動部は基本的に従来と同
様である。図1に示したようにフォーク5の先端の上縁
部と下縁部に一対の反射形光センサー7、8が設けられ
ている。この反射形光センサー7、8は、投光及び受光
面9を有する投受光ユニット10と、この投受光ユニッ
ト10の基端側より延出する光ファイバ(図示せず)と
を備えている。投受光ユニット10から投光された光が
対象物に当りその反射光を受光部で検出したら該光ファ
イバを通して外部にその検出信号を出力するようになっ
ている(図4)。この一対の投受光ユニット10の投光
及び受光面9は、それぞれ斜め上方と斜め下方に対称に
向けられてフォーク5の先端に投光及び受光面9だけ露
呈して埋設されている。またこの一対の投受光ユニット
10は同時に投光するように形成されている。
【0034】更に、この実施例では、反射形光センサー
7、8から投光される光として、波長670nmの赤色レ
ーザー光が使われている。この赤色レーザー光はパレッ
トの挿孔がポリエチレンフィルムで被われている場合に
該フィルムを透過することからそのような挿孔の位置確
認に有効なものである。従って、該挿孔が露呈している
多段積み貨物の場合には光源としてレーザー光源ではな
く、LED光源等であってもよいが、その場合でも収束
性のよいレーザ光源の方がよい。
【0035】またこの実施例では、フォーク5の先端の
左辺部と右辺部にも一対の反射形光センサー11、12
が設けられている。この反射形光センサー11、12は
反射形光センサー7、8と同じ構造のもので、上下の関
係を左右の関係に置き換えて設けられている。すなわ
ち、一対の反射形光センサー11、12の各投受光ユニ
ット10の投光及び受光面9は、それぞれ斜め左方向と
斜め右方向に対称に向けられてフォーク5の先端に投光
及び受光面9だけ露呈して埋設されている。
【0036】図4に示した検知・動作のブロックダイア
グラムにより、位置ずれしたフォークを挿孔の中心に移
動するセンタリング手段について説明する。反射形光セ
ンサーの光ファイバから出力されたフォーク5の挿孔6
に対する位置についての検知信号は、オペアンプ、差動
アンプを介してコンピュータに入る。フォークの位置を
上方に修正する上方差動機構と下方に修正する下方差動
機構が前記差動アンプ及びコンピュータに接続されてお
り、フォークが挿孔から位置ずれしている場合に、該フ
ォークを挿孔の中心に位置するように移動するようにな
っている。ここで、オペアンプ、差動アンプ、コンピュ
ータ、上方差動機構及び下方差動機構はフォークリフト
本体に設けられている。すなわち本実施例でセンタリン
グ手段は、差動アンプ、コンピュータ、上方差動機構及
び下方差動機構から構成されている。
【0037】次に、上記実施例に係るフォークの作用を
図2及び図4に基づいて説明する。無人フォークリフト
がこの実施例のフォークを備えている場合、従来と同様
に先ず誘導ケーブルに沿って無人フォークリフトが多段
積みされた貨物に接近する。この時、フォーク5はター
ゲットとするパレット1の挿孔6の高さまで自動的に上
昇する(図13の例えば3段目のパレットの高さ)。そ
してそのフォーク5がそのパレット1の挿孔6に略対向
した状態で接近する。この接近時、反射形光センサー
7、8の各投受光ユニット10から赤色レーザー光を投
光状態になっている。図2の破線位置aまでフォーク5
が移動しても反射光は投受光ユニット10に戻らない。
この時は、そのまま接近を続ける。そして実線bの位置
まで来ると、パレット1の挿孔6の面取り外縁13のA
点に投光されるため、そこからの反射光を投受光ユニッ
ト10が受光する。この時、図2の如く、一対の投受光
ユニット10の両方が同時に面取り外縁13からの反射
光を受光したときはフォーク5は前記挿孔6の中心に位
置することを確認できたことになるため、フォーク5の
位置決めを終了し、そのままフォーク5は挿孔6に進入
する。
【0038】一方、一対の投受光ユニット10の一方だ
けが面取り外縁13からの反射光を受光したときは、該
フォーク5は前記挿孔6の中心から上下いずれかにずれ
ていることになる。この場合、図4に示した如く、反射
光を受光した反射形光センサーからその検出信号が、前
記光ファイバを通して外部のコンピュータに出力され、
それにより、上方差動機構又は下方差動機構する。この
ようにセンタリング手段が作動して、フォーク5が上又
は下に少し移動し反射光を同時に受光できる位置を探
す。面取り外縁13からの反射光を同時に受光できる位
置が確認できたらその位置のまま該フォーク5は挿孔6
に進入する。
【0039】尚、以上の説明では一対の投受光ユニット
10の両方が同時に面取り外縁13からの反射光を受光
することを基準として位置決めが行われたが、B点のよ
うに面取り外縁13からの反射光を同時に受光しなくな
ることを基準として位置決めしても同様にである。
【0040】フォーク5のパレット1の挿孔6に対する
位置決めは、上下の位置決めに限らず左右方向の位置決
めも当然行われる。しかし、左右方向については、挿孔
6のサイズがフォークの大きさに対して大きくとられて
いるため、多少の位置ずれは問題とならない。その意味
で、例えば前記誘導ケーブルによる位置決めだけでも通
常は足りる。しかし、左右方向の位置決めも上下方向と
同様に行えば、確実性が増す。図3は左右方向の位置決
めを行う説明図である。原理は図2で説明した上下方向
の位置決めと同じなので説明は省略する。
【0041】実施例2 図5ないし図9に基づいて本発明の他の実施例を説明す
る。図5に示した如く、フォーク5にスライド自在に板
状のセンサフレーム14が設けられている。15はセン
サフレーム14移動用のガイドである。このセンサフレ
ーム14の上縁部及び下縁部に実施例1と同様の反射形
光センサー7、8が設けられている。一対の投受光ユニ
ット10の投光及び受光面9は、本実施例ではパレット
にまっすぐ向けられると共にフォーク5に対して上下対
称位置であってパレットの挿孔の縦寸法より僅かに大き
い間隔をもって配置され、且つ同時に投光するように形
成されている。また実施例1と同様に、反射形光センサ
ーから投光される光は赤色レーザー光である。
【0042】更に本実施例では、フォーク5の基端位置
にセンサフレーム14が移動してフォーク5の基端に至
った時にフォーク5の前記挿孔への進入を停止させるリ
ミットスイッチ16が設けられている。このリミットス
イッチ16はセンサフレーム14とほぼ同形状のストッ
パブロック17に取り付けられている。図6はフォーク
5の基端位置にセンサフレーム14が移動した状態を示
す。
【0043】更に本実施例では、センサフレーム14を
フォーク5の基端から先端に自動的に復位する自動復位
手段として自動戻り張力装置18がセンサフレーム14
の内部に設けられている。この自動戻り張力装置は、荷
役時、挿孔を正確に能率よく検知確認するためにセンサ
フレーム14をフォーク5の先端に位置せしめる役割を
担うものである。その方法は、例えば商品名「コンスト
ン」のごとき一定張力発生器のテープの一端をフォーク
5の先端側面に固定し、本体をセンサフレーム14内に
固定し、フォーク5の側面に溝部を構成して一定張力発
生器のテープを沿わせる構造とする。この場合、溝部は
フォーク5の両側面に設けるのがよい。また、他の例で
は、フォーク5の側面に設けたピニオンラックにより自
動戻り装置18を移動させることも可能である。図7は
上記フォークを備えた無人フォークリフトの斜視図を示
す。図7において19はフォーク5の間隔調整機構を示
し、クランプも可能である。センタリング手段を含むそ
の他の構成は実施例1と同様なので説明は省略する。
【0044】図8に基づいて上記実施例の作用を説明す
る。誘導ケーブルによっておおよその位置決めがされる
のは実施例1と同様である。センサフレーム14に設け
られた一対の反射形光センサー7、8はパレット1の挿
孔6の縦寸法より僅かに大きい間隔をもって配置されて
いるので、フォーク5が挿孔6のほぼ中心位置にある時
は該センサ7、8ーからの投光はパレット正面の平面に
当り、その平面からの反射光が一対の投受光ユニット1
0の投光及び受光面9に同時に入光する。これにより正
しい位置の確認が行われる。
【0045】一方、上下いずれかに位置ずれしている場
合は、片方の反射光だけが前記投光及び受光面9に入光
する。この場合はその検出信号が図示しない光ファイバ
を通して出力され、図4に示した如くセンタリング手段
が作動して、フォーク5が少し移動し、両方の反射光が
同時に入光する位置に修正される。
【0046】以上のようにして位置確認ができたらフォ
ーク5が挿孔6に進入する。この時センサフレーム14
はパレット1の正面に当って止まり、フォークだけが進
入する。そしてフォーク基端のストッパブロック17が
センサフレーム14に接触するまで進入するとリミット
スイッチ16によりフォーク5の進入が停止する。これ
により多段積みパレットへの不用意な衝突が防げる。パ
レット1を介して前記荷役単位を他の場所に搬送してパ
レットからフォーク5が抜かれると、センサフレーム1
4は自動戻り張力装置18により自動的にフォーク先端
に戻る。
【0047】図9は左右方向の位置決めの説明図であ
る。この反射形光センサー11、12は前記センサー
7、8と一緒に働くものであり、原理は上下方向の位置
決めと同様なので説明は省略する。
【0048】実施例3 図10ないし図12に基づいて本発明の他の実施例を説
明する。フォーク5の基端にストッパブロック20が固
定され、このストッパブロック20の上縁部と下縁部に
実施例2と同構造の反射形光センサー7、8が設けられ
ている。一対の投受光ユニット10の投光及び受光面9
は、実施例2と同様にパレットにまっすぐ向けられると
共にフォーク5に対して上下対称位置であってパレット
の挿孔6の縦寸法より僅かに大きい間隔をもって配置さ
れている。本実施例では、両反射形光センサー7、8か
ら投光されるレーザービームの間隔は具体的には挿孔6
の縦寸法にビームの直径の2倍を加えたものである。更
に両センサー7、8は同時に投光するように形成されて
いる。本実施例は左右方向位置決め用の反射形光センサ
ーは設けない例である。また、反射形光センサー7、8
から投光される光は赤色レーザー光である。
【0049】更に、フォーク5がパレットの挿孔に進入
して前記ストッパブロック20にパレットが接触した時
にフォークの前記挿孔への進入を停止させるリミットス
イッチ21がストッパブロック20に設けられている。
本実施例では更に、フォーク5の先端下面にフォーク5
とパレット1の挿孔6との平行度を把握する距離センサ
ー22が設けられている。
【0050】図12に基づいて、作用を説明する。フォ
ーク5の基端に固定されたストッパブロック20に反射
形光センサー7、8が設けられているので、該センサー
7、8はフォークをスライドしないが、その点を除けば
基本的に実施例2と同様であるので、フォーク5が挿孔
6の中心に位置するかどうかの確認動作及びリミットス
イッチ21の働きについては説明は省略する。本実施例
ではフォーク5の先端下面に距離センサー22が設けら
れているので、このセンサー22からの検出信号により
挿孔との平行度を一定に保持できる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る装置によれば、一対の反射
形光センサーの投受光ユニットがフォークに設けられ、
この一対の投受光ユニットの投光及び受光面から同時に
投光して、その反射光が同時に受光できたか否かでフォ
ークの正しい位置の確認を直接的に行い、位置ずれして
いるときはセンタリング手段が作動して自動的に正しい
位置に修正され、その状態でフォークがパレットの挿孔
に入るため、パレットを用いた多段積み貨物の予期せぬ
変位又は経時的変位に対して十分に追従でき、フォーク
をパレットに衝突させて多段積み貨物を倒壊する恐れは
ほとんどない。しかも従来に比して小型化及び低コスト
化することができる。
【0052】また本発明に係る方法によれば、迅速にフ
ォークの正しい位置の確認を行え、もって多段積み貨物
を倒壊する恐れを低減できる。
【0053】また赤色レーザー光を用いたものはポリエ
チレンフィルムで周囲を覆われていても、その影響を全
く受けずにパレットの挿孔の位置を正確に確認すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレット積み貨物の積み上げ積降
し装置に用いられるフォークの要部を示し、(A)はフ
ォーク先端の正面図、(B)は同側面図である。
【図2】図1のフォークの上下方向の位置確認をする作
用説明図である。
【図3】図1のフォークの左右方向の位置確認をする作
用説明図である。
【図4】本発明に係る装置のフォーク位置の検知・動作
のブロックダイアグラムである。
【図5】他の本発明に係る装置の要部斜視図である。
【図6】図5のフォークのセンサフレームが基端に移動
した状態の斜視図である。
【図7】図5のフォークを備えた無人フォークリフトの
斜視図である。
【図8】図5のフォークの上下方向の位置確認をする作
用説明図である。
【図9】図5のフォークの左右方向の位置確認をする作
用説明図である。
【図10】他の本発明に係る装置の要部斜視図である。
【図11】図10のフォークの先端方向から見た正面図
である。
【図12】図10のフォークの上下方向の位置確認をす
る作用説明図である。
【図13】無人フォークリフトによる多段貨物の荷役作
業を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パレット 2 ポリエチレンフィルム 3 荷役単位 5 フォーク 6 挿孔 7、8 反射形光センサー 9 投光及び受光面 10 投受光ユニット 11、12 反射形光センサー 13 面取り外縁 14 センサフレーム 16 リミットスイッチ 17 ストッパブロック 18 自動戻り張力装置 19 間隔調整機構 20 ストッパブロック 21 リミットスイッチ 22 距離センサー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを用いた多段積み貨物の前記パ
    レットの挿孔に挿入され、該貨物を積み上げ及び積降す
    のに用いるフォークと、このフォークを駆動する駆動部
    を備えたパレット積み貨物の積み上げ積降し装置におい
    て、前記フォークの先端に投光及び受光面を有する投受
    光ユニットと光ファイバとを備えた反射形光センサーの
    前記投受光ユニットが一対設けられ、この一対の投受光
    ユニットの投光及び受光面は各々斜め上方と斜め下方に
    対称に向けられると共に同時に投光するように形成さ
    れ、この反射形光センサーの出力信号により前記フォー
    クの挿孔に対する位置を確認し、中心から位置ずれして
    いるとき該フォークを中心に移動させるセンタリング手
    段を備えたことを特徴とするパレット積み貨物の積み上
    げ積降し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記反射形光センサ
    ーと同構造である一対の反射形光センサーが各投受光ユ
    ニットの投光及び受光面を、それぞれ斜め左方向と斜め
    右方向に対称に向けられてフォークの先端に設けられた
    ことを特徴とするパレット積み貨物の積み上げ積降し装
    置。
  3. 【請求項3】 パレットを用いた多段積み貨物の前記パ
    レットの挿孔に挿入され、該貨物を積み上げ及び積降す
    のに用いるフォークと、このフォークを駆動する駆動部
    を備えたパレット積み貨物の積み上げ積降し装置におい
    て、前記フォークにスライド自在にセンサフレームが設
    けられ、投光及び受光面を有する投受光ユニットと光フ
    ァイバとを備えた反射形光センサーの前記投受光ユニッ
    トが前記センサフレームに一対設けられ、この一対の投
    受光ユニットの投光及び受光面は対向するパレットに垂
    直に向けられると共にフォークに対して上下対称位置で
    あってパレットの挿孔の縦寸法より僅かに大きい間隔を
    もって配置され、且つ同時に投光するように形成され、
    この反射形光センサーの出力信号により前記フォークの
    挿孔に対する位置を確認し、中心から位置ずれしている
    とき該フォークを中心に移動させるセンタリング手段を
    備えたことを特徴とするパレット積み貨物の積み上げ積
    降し装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、フォークの基端位置
    にセンサフレームが移動してフォークの基端に至った時
    にフォークの前記挿孔への進入を停止させるスイッチが
    設けられていることを特徴とするパレット積み貨物の積
    み上げ積降し装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、前記反射形光
    センサーと同構造である更に一対の反射形光センサーが
    前記センサフレームに設けられ、その一対の投受光ユニ
    ットの投光及び受光面は対向するパレットに垂直に向け
    られると共にフォークに対して左右対称位置であってパ
    レットの挿孔の横寸法より僅かに大きい間隔をもって配
    置され、且つ同時に投光するように形成されたことを特
    徴とするパレット積み貨物の積み上げ積降し装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかにおいて、セン
    サフレームはフォークの基端から先端に自動的に復位す
    る自動復位手段を有することを特徴とするパレット積み
    貨物の積み上げ積降し装置。
  7. 【請求項7】 パレットを用いた多段積み貨物の前記パ
    レットの挿孔に挿入され、該貨物を積み上げ及び積降す
    のに用いるフォークと、このフォークを駆動する駆動部
    を備えたパレット積み貨物の積み上げ積降し装置におい
    て、該フォークの基端にストッパブロックが固定され、
    投光及び受光面を有する投受光ユニットと光ファイバと
    を備えた反射形光センサーの前記投受光ユニットが前記
    ストッパブロックに一対設けられ、この一対の投受光ユ
    ニットの投光及び受光面は対向するパレットに垂直に向
    けられると共にフォークに対して上下対称位置であって
    パレットの挿孔の縦寸法より僅かに大きい間隔をもって
    配置され、且つ同時に投光するように形成され、この反
    射形光センサーの出力信号により前記フォークの挿孔に
    対する位置を確認し、中心から位置ずれしているとき該
    フォークを中心に移動させるセンタリング手段を備えた
    ことを特徴とするパレット積み貨物の積み上げ積降し装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、フォークがパレット
    の挿孔に進入して前記ストッパブロックに前記パレット
    が接触した時にフォークの前記挿孔への進入を停止させ
    るスイッチが設けられていることを特徴とするパレット
    積み貨物の積み上げ積降し装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において、前記反射形光
    センサーと同構造である更に一対の反射形光センサーが
    前記ストッパブロックに設けられ、その一対の投受光ユ
    ニットの投光及び受光面は対向するパレットに垂直に向
    けられると共にフォークに対して左右対称位置であって
    パレットの挿孔の横寸法より僅かに大きい間隔をもって
    配置され、且つ同時に投光するように形成されたことを
    特徴とするパレット積み貨物の積み上げ積降し装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかにおいて、フ
    ォークの先端上面又は下面に該フォークとパレットの挿
    孔との平行度を把握する距離センサーが設けられている
    ことを特徴とするパレット積み貨物の積み上げ積降し装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、
    反射形光センサーから投光される光は赤色レーザー光で
    あることを特徴とするパレット積み貨物の積み上げ積降
    し装置。
  12. 【請求項12】 パレットを用いた多段積み貨物の前記
    パレットの挿孔にフォークを挿入し、該フォークを駆動
    して該貨物の積み上げ及び積降しをするパレット積み貨
    物の積み上げ積降し方法において、一対の反射形光セン
    サーから同時に前記パレットの挿孔の上縁及び下縁に投
    光し、反射光を一対の反射形光センサーが同時に受光す
    ること又は同時に受光しなくなることによりフォークが
    前記挿孔に対して中心位置にあることを確認し、一方の
    反射形光センサーだけが反射光を受光するときは位置ず
    れしていると認定し且つフォークの位置を挿孔の中心に
    移動し、そのままの状態で該フォークをパレットの挿孔
    に挿入することを特徴とするパレット積み貨物の積み上
    げ積降し方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、反射形光センサ
    ーから投光される光は赤色レーザー光であることを特徴
    とするパレット積み貨物の積み上げ積降し方法。
JP16407894A 1994-07-15 1994-07-15 パレット積み貨物の積み上げ積降し装置及び方法 Pending JPH0826691A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017019595A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 株式会社豊田自動織機 フォークリフトにおける荷取り方法及びフォークリフト
WO2022130847A1 (ja) * 2020-12-15 2022-06-23 株式会社豊田自動織機 フォークリフト
WO2024001730A1 (zh) * 2022-06-30 2024-01-04 深圳市海柔创新科技有限公司 货叉机构及码垛机器人

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WO2022130847A1 (ja) * 2020-12-15 2022-06-23 株式会社豊田自動織機 フォークリフト
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