JPH0826611A - エレベーターのかご内物体検出装置 - Google Patents

エレベーターのかご内物体検出装置

Info

Publication number
JPH0826611A
JPH0826611A JP15747594A JP15747594A JPH0826611A JP H0826611 A JPH0826611 A JP H0826611A JP 15747594 A JP15747594 A JP 15747594A JP 15747594 A JP15747594 A JP 15747594A JP H0826611 A JPH0826611 A JP H0826611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger
image
car
detection
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15747594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2816310B2 (ja
Inventor
Naoto Onuma
大沼  直人
Masahito Suzuki
鈴木  優人
Toshimitsu Hida
敏光 飛田
Hiromi Inaba
博美 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15747594A priority Critical patent/JP2816310B2/ja
Publication of JPH0826611A publication Critical patent/JPH0826611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2816310B2 publication Critical patent/JP2816310B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出対象物の高さによって検出精度を悪化さ
せることなく、かつ、誤検出を防止して正確に乗りかご
内の乗客数を検出する。 【構成】 かご内物体検出装置は、画像処理装置1とテ
レビカメラ2と乗客検知装置5とにより構成される。そ
の出力は、エレベーター制御装置3に伝送され、エレベ
ーター制御のために利用される。補正係数算出処理部1
1は、特定の位置での検出対象物の画像の高さから、検
出された乗客等の画像の面積に対する補正係数を算出す
る。乗客検出処理部10は、補正係数算出処理部11で
算出した補正係数を使用して、検出された乗客等の画像
の面積の補正処理を行って、面積を乗客数に換算し出力
する。 【効果】 物体の高さを検出し、検出した高さから補正
係数を算出し、物体の面積を補正する処理を行う為、正
確な乗りかご内の乗客数を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの乗りか
ご内の乗客数等を検出するエレベーターのかご内物体検
出装置に係り、特に、誤検出を防止して正確に乗りかご
内の乗客数等を検出することのできるエレベーターのか
ご内物体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターの乗りかご内の乗客数等を
検出する装置に関する従来技術として、乗りかごに設け
たテレビカメラを用いて検出する方法が知られている。
この従来技術による方法は、予め記憶してある背景画像
と随時取り込む入力画像との差の画像を求め、この差の
画像に基づいて乗りかご内の乗客の有無、乗客数を検出
するというものである。
【0003】なお、この種のエレベーターのかご内物体
検出装置に関する従来技術として、例えば、特開平4-
191269号公報等に記載された技術が知られてい
る。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】前述した従来技術
は、テレビカメラと検出対象物との相対距離によって生
じる検出面積の変化を考慮していないため、検出対象物
の高さによって検出面積が大きく変化し、正確な乗客数
を検出することが困難であるという問題点を有してい
る。
【0005】一般に、検出面積の変化は、テレビカメラ
の特性により生じるもので、検出対象物の高さが高い場
合、テレビカメラとの相対距離が短くなって検出面積が
大きくなり、その逆に、検出対象物の高さが低い場合、
テレビカメラとの相対距離が長くなり、検出面積が小さ
くなる。
【0006】前述した従来技術によるかご内物体検出装
置は、前述したような検出対象物の高さによる検出面積
の変化の補正を行っていないため、検出対象物の高さに
よって検出精度が大きく影響され、かご内物体、例え
ば、乗客数等を正確に検出することができないという問
題点を有している。
【0007】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、検出対象物の高さによって検出精度を悪化させ
ることのない、エレベーターのかご内物体検出装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、エレベーターの乗りかご内の検出対象物の高さを検
出し、得られた高さに対する補正係数を算出する手段
と、その算出された補正係数に基づいて、検出対象物の
検出面積を補正する手段とを備え、検出した検出対象物
の面積を補正するようにすることにより達成される。
【0009】
【作用】本発明によるエレベーターのかご内物体検出装
置における検出対象物の補正係数を算出する手段は、乗
客検知装置または重量測定装置の出力する情報によりテ
レビカメラより入力した画像情報から求められた検出対
象物の高さ情報により検出対象物の補正係数を算出する
ことができる。また、物体の検出面積を補正する手段
は、補正係数により正確な物体の床面に占める面積を検
出することができ、正確な乗客数を検出することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明によるエレベーターのかご内物
体検出装置の一実施例を図面により詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図、図2は補正係数算出処理部の構成を示すブ
ロック図、図3は補正係数算出処理部の各処理過程にお
ける画像の状態例を示す図、図4は乗客検出処理部の構
成を示すブロック図、図5は本発明の第1の実施例の処
理動作を説明するフローチャートである。図1〜図4に
おいて、1は画像処理装置、2はテレビカメラ、3はエ
レベーター制御装置、4はモニターテレビ、10は乗客
検出処理部、11は補正係数算出処理部、12は画像入
力部、13に画像メモリA、14は入力画像メモリB、
15は背景画像メモリ、16は2値画像メモリ、17は
補正2値画像メモリ、18は伝送処理部、19は画像出
力部、20は扉開閉状態監視部である。
【0012】本発明の第1の実施例によるエレベーター
のかご内物体検出装置は、図1に示すように、画像処理
装置1と、テレビカメラ2と、乗客検知装置5とにより
構成される。このかご内物体検出装置の出力は、エレベ
ーター制御装置3に伝送され、適切なエレベーターの割
り当て制御のために使用される。また、モニターテレビ
4は、必要に応じて画像処理装置に接続され、画像処理
装置1の動作を確認するために使用される。
【0013】画像処理装置1は、乗客検出処理部10、
補正係数算出処理部11を中心として、各種の機能構成
部を備えて構成され、以下のような動作を行う。
【0014】画像入力部12は、テレビカメラ2から出
力されるアナログ画像情報を、濃度0〜255のディジ
タル画像情報(以下、入力画像と呼ぶ)に変換し、入力
画像メモリA13に記憶させる。
【0015】乗客検知装置5は、乗りかご入り口に設け
られている、超音波を放射し乗客の反射波により乗客の
存在を検知する装置、あるいは、光等が乗客により遮断
されることにより乗客の存在を検知する装置である。
【0016】乗客検出処理部10は、入力画像メモリA
13の内容と、予め背景画像メモリ15に記憶されてい
る乗客不在時の背景画像との差の演算を行い、得られた
差の画像に基づいて乗客を検出する。
【0017】補正係数算出処理部11は、乗客検知装置
5からの検知信号に同期して、入力画像メモリA13の
内容と、入力画像メモリB14の内容との差の演算を行
い、その結果に基づいて対象物体の高さを算出し、面積
に対する補正係数を算出する。
【0018】2値画像メモリ16は、乗客検出処理部1
0及び補正係数算出処理部11の演算過程で出力される
2値画像を記憶する。また、補正2値画像メモリ17
は、乗客検出処理部10の演算過程で出力される補正2
値画像を記憶する。
【0019】伝送処理部18は、画像処理装置1とエレ
ベーター制御装置3との間で通信を行うためのインタフ
ェースである。
【0020】画像出力部19は、画像処理装置1の動作
を確認するための画像情報をモニタテレビ4に出力す
る。
【0021】扉開閉状態監視部20は、伝送処理部18
を介して得られるエレベーター制御装置3からの情報に
よりエレベーターの扉の開閉状態を監視し、この情報に
より乗客検出処理部10、補正係数算出処理部11を制
御する処理を行う。具体的には、扉閉時には乗客検出処
理部10を起動し、また、扉開時には補正係数算出処理
部11を起動する制御を行う。
【0022】補正係数算出処理部11は、図2に示すよ
うに、差分画像抽出部11−1と、2値化処理部11−
2と、高さ演算処理部11−3と、補正係数演算部11
−4と、同期処理部11−5とを備えて構成されてい
る。
【0023】前述のように構成される補正係数算出処理
部11は、エレベーターが停止し扉が開いてるときに、
同期処理部11−5が、乗りかごの入り口に乗客がきた
ことを検知する乗客検知装置5から検知信号を受け、こ
の検知信号に同期してテレビカメラ2から1枚目の画像
(以下、入力画像1という)を取り込み、入力画像メモ
リA13を介して入力画像メモリB14に記憶する制御
を行う。
【0024】補正係数算出処理部11は、次に、入力画
像1を取り込んだ時点から予め設定しておいた時間の経
過後、テレビカメラ2から新たに2枚目の画像(以下、
入力画像2という)を取り込んで画像メモリA13に記
憶させる。差分画像抽出部11−1は、入力画像2を画
像メモリA13に記憶させた後、画像メモリA13に記
憶されている入力画像1と入力画像メモリB14に記憶
されている入力画像2との差の絶対値を求める。この結
果、入力画像1と入力画像2の変化が少ない部分の輝度
が低い(暗い)、変化が大きい部分の輝度が高い(明る
い)差分画像を得ることができる。
【0025】次に、2値化処理部11−2は、前記差分
画像を予め設定した所定の濃度レベルで2値化し、白黒
の2値画像を作成する。この結果、エレベーターホール
から乗りかごに入ってくる乗客を、入力画像1を取り込
んだ時点から入力画像2を取り込む間に移動した部分の
形状として検出することができ、乗り込んでくる乗客を
検出することができる。
【0026】前述した補正係数算出処理部11の各処理
における画像の状態の例を示す図3において、30は入
力画像1、31は入力画像2、32は2値画像、33は
エレベーターに乗り込んでくる乗客像、34は検出され
た乗客像である。また、35で示す点線で囲まれた範囲
は、乗りかごの出入り口扉の座標(以下、扉座標とい
う)であり、予め設定しておいてもよく、あるいは、そ
の都度求めてもよい。
【0027】図3において、入力画像1内の乗客像33
は、乗客検知装置5からの検知信号が得られたときの乗
客像であり、乗りかごの扉位置における乗客像である。
また、入力画像2内の乗客像33は、乗客検知装置5か
らの検知信号が得られたときから極めて小さい所定時間
後の乗客像である。このため、検出された乗客像34
は、乗りかごの扉位置における乗客像として得ることが
できる。
【0028】高さ演算処理部11−3は、前述した補正
係数算出処理部11における処理の後、差分画像の2値
画像32を受け取って、扉座標35の範囲の中にあるも
のを乗り込んでくる乗客像34と判定し、扉座標35の
底部の座標Aから検出乗客34の上部の座標Bまでの画
素数Hを演算する処理を行う。この処理によって求めら
れた画素数Hは、乗客の画像情報内の高さデータとして
補正係数演算部11−4に渡される。
【0029】補正係数演算部11−4は、与えられた画
像情報内の高さデータである画素数Hから、高さデータ
を面積の補正係数Kに変換するテーブルを使用して、面
積の補正係数Kを求める処理を行う。高さデータから補
正係数Kを算出する処理は、前述したように、予め検出
対象物の高さと検出面積との関係を求めてテーブル化し
ておいて求めてもよく、あるいは、検出対象物の高さと
検出面積との関係式を作成し逐次計算して求めるように
してもよい。
【0030】乗客検出処理部10は、図4に示すよう
に、差分画像抽出部10−1と、2値化処理部10−2
と、面積補正処理部10−3と、乗客数演算部10−4
とを備えて構成されている。
【0031】前述のように構成される乗客検出処理部1
0において、差分画像抽出部10−1は、入力画像メモ
リA13の内容と背景画像メモリ15の内容との差の絶
対値を求める。この結果、背景部分の輝度が低い(暗
い)、背景以外の部分、すなわち、乗客像等の輝度の高
い(明るい)差分画像を得ることができる。
【0032】2値化処理部10−2は、差分画像抽出部
10−1からの差分画像を予め設定した所定の濃度レベ
ル(前述した補正係数算出処理部11の2値化処理部1
1−2の濃度レベルと同じ値でなくてもよい)で2値化
し、白黒の2値画像を作成する。
【0033】面積補正処理部10−3は、2値化処理部
10−2からの2値画像に対して、補正係数算出処理部
11で求めた補正係数Kを使用して対象となる物体の画
像面積に、補正係数Kを乗算して面積を補正し、その結
果を補正2値画像メモリ17に記憶させる処理を行う。
【0034】乗客数演算部10−4は、面積補正処理部
10−3からの補正2値画像の中の物体の占める面積を
求め、これを乗客数に換算して出力し、あるいは、乗客
数ではなく、補正2値画像の中の物体の占める面積の乗
りかごの床面積に占める割合を演算して出力する。
【0035】検出対象物は、人間に限らず、荷物等の場
合もあるが、本発明の第1の実施例は、前述で説明した
ように検出対象物の高さを検出しているので、検出対象
物の大きさと高さとの関係から、検出された物体が、人
間か荷物か、また、大人か子供か等の判定を行うことが
可能である。本発明の第1の実施例は、これにより、乗
客数の他に荷物等が乗りかごの床面積に占める割合を求
めることができ、検出対象物に応じた検出情報をエレベ
ーター制御装置3に出力することができる。その際、ど
のような検出情報をエレベーター制御装置に出力するか
は、エレベーターの利用目的によって決めることができ
る。
【0036】次に、前述したように構成される本発明の
第1の実施例の処理動作を図5に示すフローを参照して
説明する。
【0037】(1)まず、エレベーターが停止し扉が開
いている状態か否かを、扉開閉状態監視部20が、エレ
ベーター制御装置3からの信号を伝送処理部18を介し
て受信することにより判定する(ステップ100)。
【0038】(2)ステップ100の判定で、扉開状態
の場合、エレベーターに乗り込んでくる乗客がいること
が乗客検知装置5の出力により判定されるまで待つ(ス
テップ110)。
【0039】(3)ステップ110で乗り込ん出くる乗
客が検知された場合、乗客検知に同期して、ステップ1
10で検知した乗客の画像(入力画像1)を、テレビカ
メラ2から画像入力部12、入力画像メモリA13を介
して取り込み、入力画像メモリB14に記憶する(ステ
ップ111、112)。
【0040】(4)次に、予め設定しておいた時間をタ
イマーに設定し、設定した時間の経過後、新たな画像
(入力画像2)を取り込み、入力画像メモリAに記憶す
る(ステップ114)。
【0041】(5)ステップ114の処理の後、補正係
数算出処理部11が補正係数算出処理を開始する。すな
わち、ステップ111で入力された入力画像メモリB1
4内の入力画像1とステップ114で入力された入力画
像メモリA13内の入力画像2との差の絶対値を求める
処理を行う(ステップ115)。
【0042】(6)次に、ステップ115の処理で得ら
れた差分画像を、予め設定された濃度レベルで2値化
し、得られた2値画像を2値画像メモリ16に記憶する
(ステップ116)。
【0043】(7)ステップ116の処理で得られた2
値画像からステップ110で検知した乗客の高さを求
め、求められた高さデータからステップ110で検知し
た乗客に対する面積補正係数を求める処理を行う(ステ
ップ117、118)。
【0044】(8)ステップ100で扉開閉状態監視部
20により扉閉状態と判定された場合、乗客検出処理部
10が乗客数を演算する処理を開始する。すなわち、乗
りかご内の画像をテレビカメラ2から画像入力部12を
介して入力画像メモリA13に記憶し、この入力画像と
背景画像メモリ15に記憶されている背景画像との差の
絶対値を求め、差分画像を作成する(ステップ101、
102)。
【0045】(9)ステップ102の処理により求めら
れた差分画像を、予め設定された濃度レベルで2値化
し、得られた2値画像を2値画像メモリ16に記憶す
る。この結果、乗客の画面上の面積を検出することがで
きる(ステップ103)。
【0046】(10)前述したステップ118で求められ
た補正係数とステップ103で求められた乗客の面積と
の乗算を行い、結果を補正2値画像メモリ17に記憶す
る(ステップ104)。
【0047】(11)ステップ104で得られた補正2値
画像から乗客数、または、荷物等の物体が乗りかごの床
面積に占める割合を求める(ステップ105)。
【0048】前述した処理において、複数の乗客等が検
出された場合、それぞれの乗客等の検出物体に対応に補
正係数を算出し、それらの補正係数を平均した補正係数
を求め、この平均した補正係数に基づいて検出物体の補
正を行うようにすることができる。
【0049】また、他の方法として、それぞれの乗客等
の検出物体に対応した補正係数を算出しておき、ラベル
付け等により乗客の個々を検出することができるように
した公知の技術と組み合わせるようにすることができ
る。この場合、個々の乗客等の検出物体に対して補正を
行い、その結果による個々の補正結果を加算する等の処
理を加えるようにすればよく、これにより、乗りかご内
の全体の乗客数、乗りかごの床面積に占める割合を正確
に求めることができる。
【0050】前述したように本発明の第1の実施例によ
れば、検出対象物の高さを検出し、検出した物体の高さ
に応じて物体の面積を補正しているので、エレベーター
のかご内物体検出装置の性能を向上することができる。
特に、本発明の第1の実施例によれば、荷物等の物体の
乗りかごの床面積に対する割合をも検出することが可能
であるので、乗りかごの重量だけによらずに、乗りかご
の満員を検出することができ、エレベーターのサービス
性能の向上を図ることができる。
【0051】なお、前述した本発明の第1の実施例は、
乗客検知装置5を乗りかご入り口に設けるとしたが、本
発明は、乗客検知装置5を、乗りかご内、エレベーター
ホールの扉近くに設けることもできる。
【0052】図6は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。図6において、21は重量測定装置
であり、他の符号は図1の場合と同一である。
【0053】図6に示す本発明の第2の実施例は、図1
により説明した本発明の第1の実施例における乗客検知
装置5の代わりに重量測定装置21を設けたものであ
り、その他の点では同一に構成されている。
【0054】重量測定装置21は、乗りかご内に設けら
れており、乗りかご内の乗客の重量を測定し、これによ
り、乗りかご内に乗客が存在することを検知し、また、
重量の変化により乗りかごに乗り込んでくる乗客がある
ことを検知することができる。すなわち、重量測定装置
21は、乗客が乗りかごに乗り込んできたときの乗りか
ご内の測定重量の増加を検出し、この増加分が、予め設
定されたしきい値を超えたとき、乗客検知信号を補正係
数算出処理部11に出力する動作を行う。
【0055】本発明の第2の実施例によるエレベーター
のかご内物体検出装置は、これにより、処理を開始する
が、この処理動作は、重量測定装置21を使用して乗客
検知を行う点が、前述した本発明の第1の実施例と相違
するだけで、それ以外は同一に行われる。
【0056】前述した本発明の第2の実施例によれば、
本発明の第1の実施例の場合と同様に、エレベーターの
かご内物体検出装置の性能を向上させることができる。
【0057】前述した本発明の第1、第2の実施例は、
重量測定装置21、乗客検知装置5等により乗客を検知
し、補正係数算出処理部11に乗客検知信号を出力する
として説明したが、本発明は、画像処理装置1とテレビ
カメラ2とだけによりエレベーターのかご内物体検出装
置を構成し、画像処理により画像処理装置1の内部で乗
客検知信号を作成するようにすることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
りかご内の乗客数を正確に求めることができる。このた
め、本発明をエレベーター装置に適用することにより、
乗りかごの乗客定員を超えて乗客が乗車しているか否か
の判定、これに基づく運転阻止の制御、乗客量の検出値
を用いたエレベーター運転の制御(例えば、起動補償の
ように起動時に乗客量とつり合いおもりとの間のアンバ
ランストルクをブレーキ開放前に発生させ相殺する制
御)を適確に行わせることができる。
【0059】また、本発明によれば、乗客の有無、その
状態も知ることができるので、乗客数よりもかご内呼び
階数の方が多いというようなエレベーターのいたずら呼
び防止による省エネルギー化、運転効率の低下防止等を
図ることができ、さらに、乗りかご内の乗客の事故の有
無の判断等のためにも利用することができる。
【0060】さらに、本発明によれば、乗りかごにおけ
る乗客等の占有度合いを知ることができるので、乗りか
ご内の実質的な混雑度を判定することができ、他の積載
荷重検出器では検出できないような不具合、例えば、カ
ートの運搬、空ダンボール箱の運搬などに伴う実質的な
満員状態(荷重的には乗れるが、乗るためのスペースが
ない)の不具合を検出することができ、乗り込みが不可
であるにもかかわらずフロア呼びに応答して停止し、フ
ロア待ち客に不満を与え、あるいは、運行に無駄を生じ
させる現象等を効果的に解消することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】補正係数算出処理部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】補正係数算出処理部の各処理過程における画像
の状態例を示す図である。
【図4】乗客検出処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例の処理動作を説明するフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 テレビカメラ 3 エレベーター制御装置 4 モニターテレビ 5 乗客検知装置 10 乗客検出処理部 11 補正係数算出処理部 12 画像入力部 13 入力画像メモリA 14 入力画像メモリB 15 背景画像メモリ 16 2値画像メモリ 17 補正2値画像メモリ 18 伝送処理部 19 画像出力部 20 扉開閉状態監視部 21 重量測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターの乗りかご内に設置された
    撮像装置から出力される画像情報を処理し、乗りかご内
    の乗客または荷物等を検出するエレベーターのかご内物
    体検出装置において、乗りかごの入り口の位置で乗客ま
    たは荷物等の検出対象物の高さを検出する手段と、検出
    された高さに対応する補正係数を算出する手段と、前記
    補正係数により検出対象物の検出面積を補正する手段と
    を備えたことを特徴とするエレベーターのかご内物体検
    出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出面積を補正する手段は、検出対
    象物の検出面積に前記補正係数を乗算することにより検
    出対象物の検出面積求めることを特徴とする請求項1記
    載のエレベーターのかご内物体検出装置。
  3. 【請求項3】 乗りかご入り口に乗客の存在を検知する
    乗客検知装置を備え、前記撮像装置は、前記乗客検知装
    置からの検知信号により乗りかご内を撮像し、前記検出
    対象物の高さを検出する手段は、前記乗客検知装置から
    の検知信号により撮像された前記撮像装置から出力され
    る画像情報により検出対象物の高さを検出することを特
    徴とする請求項1または2記載のエレベーターのかご内
    物体検出装置。
  4. 【請求項4】 乗りかご内の乗客の重量を検出する重量
    測定装置を備え、前記撮像装置は、前記重量測定装置が
    出力する乗客乗り込みによる重量増加検出信号により乗
    りかご内を撮像し、前記検出対象物の高さを検出する手
    段は、前記乗客検知装置からの検知信号により撮像され
    た前記撮像装置から出力される画像情報により検出対象
    物の高さを検出することを特徴とする請求項1または2
    記載のエレベーターのかご内物体検出装置。
JP15747594A 1994-07-08 1994-07-08 エレベーターのかご内物体検出装置 Expired - Lifetime JP2816310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15747594A JP2816310B2 (ja) 1994-07-08 1994-07-08 エレベーターのかご内物体検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15747594A JP2816310B2 (ja) 1994-07-08 1994-07-08 エレベーターのかご内物体検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0826611A true JPH0826611A (ja) 1996-01-30
JP2816310B2 JP2816310B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=15650498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15747594A Expired - Lifetime JP2816310B2 (ja) 1994-07-08 1994-07-08 エレベーターのかご内物体検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2816310B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339375B1 (en) 1999-08-20 2002-01-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image monitoring apparatus and image monitoring method
JP2003081544A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Yaskawa Electric Corp エレベータ籠内物体認識装置
JP2009110424A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Elevator Co Ltd 異常動作検出装置
KR101331877B1 (ko) * 2009-04-20 2013-11-21 오티스 엘리베이터 컴파니 수송기 안전 제어
JP2014009045A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Hitachi Ltd エレベータ監視装置及び監視方法
JP5397536B2 (ja) * 2010-03-18 2014-01-22 三菱電機株式会社 エレベータの案内装置
CN103964271A (zh) * 2013-01-28 2014-08-06 株式会社日立制作所 电梯监视装置及电梯监视方法
JP2016222353A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社日立製作所 画像認識機能を備えたエレベータ
WO2017048525A1 (en) * 2015-09-17 2017-03-23 Carrier Corporation Building air conditioning control system and control method thereof
CN108698788A (zh) * 2016-02-18 2018-10-23 奥的斯电梯公司 电梯访问控制系统
CN110921453A (zh) * 2019-12-06 2020-03-27 福建快科城建增设电梯股份有限公司 精确判断满载满员的电梯系统及工作方法
CN112850386A (zh) * 2020-11-12 2021-05-28 泰州程顺制冷设备有限公司 升降式电梯轿厢参数调节系统
JPWO2021171610A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02
WO2022225134A1 (ko) * 2021-04-21 2022-10-27 네이버랩스 주식회사 로봇 원격 제어 방법 및 시스템, 그리고 엘리베이터의 최적 대기 위치에 탑승하는 로봇이 주행하는 건물

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6339375B1 (en) 1999-08-20 2002-01-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image monitoring apparatus and image monitoring method
JP2003081544A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Yaskawa Electric Corp エレベータ籠内物体認識装置
JP2009110424A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toshiba Elevator Co Ltd 異常動作検出装置
KR101331877B1 (ko) * 2009-04-20 2013-11-21 오티스 엘리베이터 컴파니 수송기 안전 제어
JP5397536B2 (ja) * 2010-03-18 2014-01-22 三菱電機株式会社 エレベータの案内装置
JP2014009045A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Hitachi Ltd エレベータ監視装置及び監視方法
CN103964271A (zh) * 2013-01-28 2014-08-06 株式会社日立制作所 电梯监视装置及电梯监视方法
JP2014144826A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Hitachi Ltd エレベータ監視装置及びエレベータ監視方法
JP2016222353A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社日立製作所 画像認識機能を備えたエレベータ
WO2017048525A1 (en) * 2015-09-17 2017-03-23 Carrier Corporation Building air conditioning control system and control method thereof
US10527309B2 (en) 2015-09-17 2020-01-07 Carrier Corporation Building air conditioning control system and control method thereof
CN108698788A (zh) * 2016-02-18 2018-10-23 奥的斯电梯公司 电梯访问控制系统
CN110921453A (zh) * 2019-12-06 2020-03-27 福建快科城建增设电梯股份有限公司 精确判断满载满员的电梯系统及工作方法
CN110921453B (zh) * 2019-12-06 2023-08-11 福建快科城建增设电梯股份有限公司 精确判断满载满员的电梯系统及工作方法
JPWO2021171610A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02
WO2021171610A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 日本電気株式会社 測量方法、測量装置、測量システム
CN112850386A (zh) * 2020-11-12 2021-05-28 泰州程顺制冷设备有限公司 升降式电梯轿厢参数调节系统
CN112850386B (zh) * 2020-11-12 2021-11-19 北京燕园图新电梯自动化技术有限公司 升降式电梯轿厢参数调节系统
WO2022225134A1 (ko) * 2021-04-21 2022-10-27 네이버랩스 주식회사 로봇 원격 제어 방법 및 시스템, 그리고 엘리베이터의 최적 대기 위치에 탑승하는 로봇이 주행하는 건물

Also Published As

Publication number Publication date
JP2816310B2 (ja) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0826611A (ja) エレベーターのかご内物体検出装置
US8103105B2 (en) Object detection device, and object detection device for elevator
CA1252849A (en) Glassware inspection using optical streak detection
JP6134641B2 (ja) 画像認識機能を備えたエレベータ
CN109626149A (zh) 侯梯时间预估方法、装置、设备及存储介质
CN112850384B (zh) 一种控制方法、装置、电梯及存储介质
CN101282419B (zh) 一种自动坏点检测方法与设备
JPH09128514A (ja) エレベータの待機乗客数検出方法及びその装置
JP4689818B2 (ja) 乗車状況判定装置
JP2001126192A (ja) 駐車場の駐車スペースの駐/空車判定方法
JPH07110749B2 (ja) エレベ−タ装置
CN107580160A (zh) 去除图像中太阳黑子区域的方法、图像处理器和拍照装置
JPH11134591A (ja) 車種判別装置
JPH0585361A (ja) 車両の混雑度識別装置及び方法
JPH1059636A (ja) エレベータの画像診断装置
JPH03256934A (ja) 画像処理装置
JP6729980B1 (ja) エレベータの利用者検知システム
JP2000036048A (ja) 明暗検査装置および明暗検査方法
JP2548462B2 (ja) 監視装置
JPH0512440A (ja) エツジ検出装置
JP3592908B2 (ja) 火災検出方法およびその装置
JPH05298594A (ja) 画像式車両感知方法
KR101735620B1 (ko) 패널 및 세퍼레이터 구별장치 및 구별방법
JP3143291B2 (ja) 画像目標検出装置
JPH0672650A (ja) エレベータの待客人数検出装置