JPH11134591A - 車種判別装置 - Google Patents

車種判別装置

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JPH11134591A
JPH11134591A JP29834997A JP29834997A JPH11134591A JP H11134591 A JPH11134591 A JP H11134591A JP 29834997 A JP29834997 A JP 29834997A JP 29834997 A JP29834997 A JP 29834997A JP H11134591 A JPH11134591 A JP H11134591A
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JP
Japan
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speed indicator
indicator light
color
vehicle type
vehicle
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Application number
JP29834997A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
秀男 川村
Hiroyasu Miyahara
景泰 宮原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度表示灯とその周辺部の輝度によらず、ま
た、領域の形状が定まっていない場合及び検出する速度
表示灯の周辺に同一色が分布している場合に、正しく検
出できる車種判別装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 カラーのデジタル画像から速度表示灯の
色に応じた色抽出画像を生成する色抽出手段と、色抽出
画像から速度表示灯候補領域を検出して、その領域情報
を出力する速度表示灯候補領域検出手段と、領域情報を
用いて速度表示灯候補領域が速度表示灯であるいか否か
を、複数の速度表示灯候補領域の組み合わせの位置関
係、速度表示灯候補領域周辺部の輝度の変化量、速度表
示灯候補領域周辺部の色相分布のいずれか2つ以上に基
づいて判定する速度表示灯判定手段と、その判定結果に
基づいて車両が大型貨物車か否かを表示する車種情報出
力手段とを備えるような構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の種別を判
定する車種判別装置、特に大型貨物車であるか否かを判
定する車種判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、速度表示灯を検出して車種判別を
行う技術としては、例えば、特開昭62−100899
号公報に開示されている車種識別装置がある。図24
は、この車種識別装置の構成を示すブロック図である。
図において、1は図示しないカメラから出力される撮像
信号をデジタル変換し、フレームメモリに格納する画像
入力手段、801は格納されたデジタル画像の所定位置
における輝点もしくは暗点を検出し、画像中の速度表示
灯の存在を判定する速度表示灯判定手段、802は速度
表示灯判定手段801の結果に基づいて車種を判定し、
判定結果を表示する車種情報表示手段である。
【0003】次に動作について説明する。車両が走行し
て車両検知器の検知範囲内に到達すると、照明およびカ
メラを駆動して車両前面部を撮像する。画像入力手段1
は、カメラから出力される撮像信号をデジタル変換し、
フレームメモリに格納する。速度表示灯判定手段801
は、格納されたデジタル画像の所定位置内にある速度表
示灯の、点灯状態を輝点、消灯状態を暗点として検出す
る。そして、輝点および暗点の組み合わせが存在するか
否かによって、デジタル画像中に速度表示灯の存在を判
定する。輝点および暗点の組み合わせが存在する場合は
速度表示灯が存在するとし、組み合わせが無い場合は速
度表示灯が存在しないとする。車種情報表示手段802
は、速度表示灯判定手段801の結果に基づいて車種を
判定し、判定結果を表示する。
【0004】また、カラー画像から色成分で物体を抽出
し、特定色物体の検出を行う従来技術としては、例えば
「道路情景画像からの速度標識の抽出の検討」(情報処
理学会第50回(平成7年前期)全国大会、松尾賢一、
上田勝彦、梅田三千雄)に開示されている検出法があ
る。図25は、この検出装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、1は図示しないカラーカメラなどか
ら出力される撮像画像を格納する画像入力手段、2は格
納された撮像画像から色相、彩度、明度を求め、所定範
囲内の色相値、彩度値の画素を抽出して色抽出画像を生
成する色抽出手段、901は色抽出手段2で生成された
色抽出画像に対して雑音除去と領域の穴埋めを行う雑音
除去・膨張収縮手段、200は雑音除去と領域の穴埋め
後の色抽出画像において領域分割を行う領域分割手段、
902は検出対象の形状により検出領域が検出対象物か
否かを判定する判定手段である。
【0005】次に、動作について説明する。画像入力手
段1は、カラーカメラなどから入力されるビデオ信号を
デジタル変換してフレームメモリに格納する。色抽出手
段2では、格納されたデジタル画像から色相、彩度、明
度を求め、予め定めた色相値および彩度値の範囲内にあ
る画素のみを抽出して色抽出画像を生成する。
【0006】雑音除去・膨張収縮手段901では、色抽
出手段2から出力される色抽出画像より雑音除去と領域
内の穴埋めを行うために膨張収縮処理を複数回行う。次
に、領域分割手段200では、対象物体とそれ以外とを
分離するために領域拡張法による領域分割を行う。具体
的には領域分割手段200は式(1)の色差Dを用いて
領域拡張法により領域分割を行う。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、Rは赤色成分の輝度、Gは緑色成
分の輝度、Bは青色成分の輝度、Raは拡張された領域
内の赤色成分の平均輝度、Gaは拡張された領域内の緑
色成分の平均輝度、Baは拡張された領域内の青色成分
の平均輝度である。
【0009】さらに、雑音除去・膨張収縮手段901で
は、膨張収縮処理を複数回行う。この後、判定手段90
2では、検出対象物であるか否かを形状により判定す
る。例えば、対象物が円形の速度標識である場合には、
円形度を用いて判定する。円形度とは、領域の面積と周
囲長とから4π・(面積/周囲長2)で算出するもの
で、真円に近いほど1に近い値となる。この円形度が1
に近い領域を円形の速度標識として検出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車種判別装置は、上述のように輝度に基づいて速度表示
灯を検出するため、速度表示灯とその周辺部の輝度が近
い場合に速度表示灯を検出できないという問題があっ
た。また、光の反射等を誤って速度表示灯として検出し
てしまう問題があった。
【0011】一方、従来のカラー画像を用いた特定色物
体検出法については、検出対象物であるか否かの判定を
対象物の形状に基づいて行なっているため、速度表示灯
のように円形、長方形など形状が定まっていないものに
は適用できないという問題があった。また、対象物を検
出するために色相および彩度を用いるため、検出する対
象物の周辺に同一色が分布している場合に正しく検出で
きないという問題があった。
【0012】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、速度表示灯とその周辺部の輝度に
よらず正しく検出できる車種判別装置を得ることを目的
とする。また、領域の形状が定まっていない場合でも正
しく検出できる車種判別装置を得ることを目的とする。
さらに、検出する速度表示灯の周辺に同一色が分布して
いる場合に正しく検出できる車種判別装置を得ることを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車種判別
装置は、大型貨物車の速度表示灯に基づいて車種を判別
するものであって、カラーのデジタル画像から速度表示
灯の色に応じた色範囲の画素を抽出して色抽出画像を生
成し、出力する色抽出手段と、色抽出画像から速度表示
灯の形状に応じた速度表示灯候補領域を検出して、その
領域情報を出力する速度表示灯候補領域検出手段と、領
域情報を用いて速度表示灯候補領域が速度表示灯である
いか否かを、複数の速度表示灯候補領域の組み合わせの
位置関係、デジタル画像における速度表示灯候補領域周
辺部の輝度の変化量、デジタル画像における速度表示灯
候補領域周辺部の色相分布のいずれか2つ以上に基づい
て判定し、その判定結果を出力する速度表示灯判定手段
と、その判定結果に基づいて車両が大型貨物車か否かを
表示する車種情報出力手段とを備えるものである。
【0014】また、次の発明に係る車種判別装置は、車
両を撮像して得られるカラー車両撮像信号をデジタル画
像に変換して出力する画像入力手段を備えるものであ
る。
【0015】また、次の発明に係る車種判別装置は、速
度表示灯候補領域検出手段が所定以上の大きさであると
判定した場合に、その判定結果の速度表示灯候補領域を
色抽出画像に基づいて細分割し、速度表示灯候補領域検
出手段に出力する領域分割手段を備え、速度表示灯候補
領域判定手段は、分割後の速度表示灯候補領域を用いて
速度表示灯候補領域が速度表示灯であるか否かを判定す
るものである。
【0016】また、次の発明に係る車種判別装置は、デ
ジタル画像から車両のナンバープレートを検出し、少な
くともナンバープレート位置情報を出力するナンバープ
レート検出手段を備え、色抽出手段は、そのナンバープ
レート位置情報と、速度表示灯及びナンバープレートの
位置関係とに基づいて抽出範囲を限定して色抽出画像を
生成するものである。
【0017】また、次の発明に係る車種判別装置は、デ
ジタル画像から車両のナンバープレートを検出し、少な
くともナンバープレート位置情報を出力するナンバープ
レート検出手段を備え、速度表示灯候補領域検出手段
は、そのナンバープレート位置情報と、速度表示灯及び
ナンバープレートの位置関係とに基づいて検出範囲を限
定して色抽出画像から速度表示灯候補領域を検出し、速
度表示灯候補領域の領域情報を出力するものである。
【0018】また、次の発明に係る車種判別装置は、デ
ジタル画像から車両のナンバープレートを検出し、少な
くとも車種情報を出力するナンバープレート検出手段
と、その車種情報に基づいて速度表示灯候補領域検出手
段の動作を制御する速度表示灯候補領域検出制御手段と
を備えるものである。
【0019】また、次の発明に係る車種判別装置は、デ
ジタル画像から車両のナンバープレートを検出し、少な
くとも車種情報を出力するナンバープレート検出手段
と、その車種情報に基づいて色抽出手段の動作を制御す
る色抽出制御手段とを備えるものである。
【0020】また、次の発明に係る車種判別装置は、デ
ジタル画像から撮像時の環境光を推定し、その環境光に
基づいて、色抽出画像として抽出する色範囲に応じた色
範囲信号を出力する環境光検出手段を備え、色抽出手段
は、その色範囲信号に応じた色範囲で色抽出画像を生成
するものである。
【0021】また、次の発明に係る車種判別装置は、撮
像時が夜間か否かを判定し、その判定結果に応じて領域
分割手段の動作を制御する領域分割制御手段を備えるも
のである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明を実施の形態に基づいて
説明する。図1は、実施の形態1における車種判別装置
の構成を示すブロック図である。図において、1は図示
しないカラーカメラから出力されるカラービデオ信号を
デジタル画像に変換し、入力画像の色相、彩度、輝度を
求めるとともに、フレームメモリに一時格納する画像入
力手段、2は画像入力手段1に格納されたデジタル画像
から速度表示灯の色に応じた色範囲の画素を抽出し、色
抽出画像を生成し、出力する色抽出手段、3は色抽出手
段2から出力された色抽出画像より速度表示灯の形状に
応じて、速度表示灯である可能性のある領域を検出し、
その領域情報を出力する速度表示灯候補領域検出手段、
4は速度表示灯候補領域検出手段3から出力された領域
情報に基づいて速度表示灯が存在するか否かを判定する
速度表示灯判定手段、5は速度表示灯判定手段4の判定
結果に基づいて入力画像における速度表示灯の有無を監
視モニタ上に表示する車種情報出力手段である。
【0023】図2は、撮像条件の一例である。図におい
て6は走行車両、7は走行車両において少なくとも大型
貨物車の速度表示灯が撮像できるよう門構上に設置さ
れ、走行車両を撮像するカラーカメラである。
【0024】図3は、色抽出手段2の動作の説明に供す
る画像の一例である。図3(a)は画像入力手段1が変
換したデジタル画像の一例を示し、図3(b)は色抽出
手段2が出力した色抽出画像の一例を示す。図におい
て、8は速度表示灯部分、9は路面上の白線、10は走
行車両のライトである。
【0025】図4は、大型貨物車の速度表示灯の一例を
示す。図において、11は車両を正面から見て左側に配
置された速度表示灯(1灯目)、12は中央に配置され
た速度表示灯(2灯目)、13は右側に配置された速度
表示灯(3灯目)である。
【0026】図5は、速度表示灯の組み合わせによる検
定の説明に供する略線図である。図において、14は車
両を正面から見て左側に配置された速度表示灯11の候
補領域を示す速度表示灯候補領域左、15は中央に配置
された速度表示灯12の候補領域を示す速度表示灯候補
領域中央、16は右側に配置された速度表示灯13の候
補領域を示す速度表示灯候補領域右、17は速度表示灯
候補領域左14の中心位置、18は速度表示灯候補領域
中央15の中心位置、19は速度表示灯候補領域右16
の中心位置、L1は速度表示灯候補領域左14と速度表
示灯候補領域中央15の間のX軸方向距離、L2は速度
表示灯候補領域中央15と速度表示灯候補領域右16の
間のX軸方向距離、L3は速度表示灯候補領域左14と
速度表示灯候補領域中央15の間のY軸方向距離、L4
は速度表示灯候補領域中央15と速度表示灯候補領域右
16の間のY軸方向距離である。
【0027】図6は、速度表示灯候補領域の周辺部の輝
度、色相分布に基づく判定の説明に供する略線図であ
る。図において、図5と同一又は相当部には同一の符号
を付し、説明を省略する。
【0028】図6(a)は、速度表示灯候補領域検出手
段3にて検出された各速度表示灯の候補領域を示す。
【0029】図6(b)は、速度表示灯候補領域中心間
の輝度変化による検定の説明に供する略図であり、20
は各速度表示灯候補領域の中心を結ぶ直線、21は直線
20上における輝度の変化を示す曲線の一例、W1は速
度表示灯候補領域左14および速度表示灯候補領域右1
6の中心間X方向距離、W2は速度表示灯候補領域左1
4および速度表示灯候補領域中央15の中心間X方向距
離、W3は速度表示灯候補領域中央15および速度表示
灯候補領域右16の中心間X方向距離を示す。
【0030】図6(c)および図6(d)は、速度表示
灯候補領域の色相分布による検定の説明に供する略線図
であり、22は速度表示灯候補領域検出手段3で検出し
た速度表示灯候補領域、23は速度表示灯候補領域22
を含む検定領域、24は色相度数分布を示す曲線の一
例、HLは色相における抽出範囲の下限、HHは色相に
おける抽出範囲の上限である。
【0031】図7〜図9は、本実施の形態1の動作の説
明に供するフローチャートである。
【0032】次に動作について図1〜図9に基づいて説
明する。
【0033】カラーカメラ7は、走行車両において少な
くとも大型貨物車の速度表示灯を撮像できるよう門構上
に設置され、走行車両を撮像する。カラーカメラ7によ
る撮像画像のカラービデオ信号が画像入力手段1に送出
されると、車種判別装置の動作がスタートする。まず、
画像入力手段1で入力された撮像画像の色相、彩度、輝
度を求め、色抽出手段2で色抽出画像を生成する(ステ
ップS1)。
【0034】画像入力手段1は、カラーカメラ7から送
出されたカラービデオ信号を図3(a)に示すようなデ
ジタル画像に変換してRGB画像を生成し、そのRGB
画像から色相、彩度、輝度を求める。これは速度表示灯
を構成するガラス面の色に着目し、点灯もしくは非点灯
に影響を受けないよう輝度成分を分離した別の色空間に
変換することを目的とする。例えば、式(2)によりR
GB画像から色相、彩度、輝度を求める。
【0035】
【数2】
【0036】ここで、Rは赤色成分の輝度、Gは緑色成
分の輝度、Bは青色成分の輝度であり、aはR、G、B
のうちの最小値である。Hは色相であり、0〜359ま
での値をとる。Sは彩度であり、0〜1.0までの値を
とる。Iは輝度であり、0〜255までの値をとる。
【0037】そして、色抽出手段2では所定の色相、彩
度、輝度の範囲に存在する画素のみを抽出し、それ以外
の画素については画素値を0として、図3(b)に示す
ような色抽出画像を生成する。例えば、ここでは速度表
示灯色である緑色を示す色相70〜140度、彩度0.
1〜0.3、輝度100〜255を所定の範囲とする。
【0038】次に、速度表示灯候補領域検出手段3で
は、生成され、出力された色抽出画像から速度表示灯の
候補領域を検出する(ステップS2)。例えば、「画像
処理工学 基礎編」(共立出版、谷口慶治編、PP.122-1
23)で開示されているラベリング法により、速度表示灯
である可能性のある領域を検出する。まず、ラベリング
法において、色抽出手段2での画素値0部を背景部、抽
出画素部を検出対象部としてラベリングを行う。そし
て、ラベリング法で検出した領域をラベリング領域とす
る。
【0039】次に、速度表示灯候補領域検出手段3は、
全ラベリング領域について幅、高さ、縦横比率の領域情
報が指定範囲にあるものを抽出することにより、速度表
示灯の形状に応じた領域選別を行い(ステップS3)、
その領域情報を速度表示灯判定手段4に出力する。例え
ば、式(3)により、各ラベリング領域i(1≦i≦領域
数)の幅、高さ、縦横比率が予め定めた閾値以内にある
か否かを判定する。
【0040】
【数3】
【0041】ここで、幅Wiはi番目の領域の幅、高さH
iはi番目の領域の高さであり、幅Th、高さTh、比率
Thは、それぞれ予め定めた幅、高さ、比率の閾値であ
る。また、標準比率は上限幅/上限高さであり、上限幅
および上限高さは撮像条件から求められる速度表示灯の
最大幅および最大高さである。
【0042】そして、上記式(3)を満足するラベリン
グ領域を速度表示灯候補領域として選別する。速度表示
灯候補領域検出手段3により、図3の(b)に示す色抽
出画像から速度表示灯候補領域として速度表示灯部分8
およびライト10を検出し、路面上の白線9を削除す
る。
【0043】速度表示灯判定手段4は、ステップS3で
得られた複数の速度表示灯候補領域から3灯からなる速
度表示灯候補の組み合わせを求め、検定を行う(ステッ
プS4)。大型貨物車においては、図4に示すように速
度表示灯は法定で3灯備えることを義務づけられている
ため、得られた複数の速度表示灯候補領域から任意に3
個選択して1つの速度表示灯候補とする。
【0044】例えば、全ての速度表示灯候補領域をX座
標でソーティングし、カウンタi(1≦i≦領域数)を1
で初期化する。注目する速度表示灯候補領域をi番目の
速度表示灯候補領域として、これを1灯目の速度表示灯
11とみなし、2灯目の速度表示灯12を(i+n)番目
の速度表示灯候補領域、3灯目の速度表示灯15を(i
+n+m)番目の速度表示灯候補領域とする。ここでnは
(1≦n≦領域数−2)、mは(1≦m≦領域数−2)で
ある。
【0045】このような複数の速度表示灯候補領域の組
み合わせの位置関係により、速度表示灯であるか否かを
判定する。すなわち、各速度表示灯の中心間距離の標準
値と図5に示した検出した速度表示灯候補領域のL1、
L2、L3、L4を比較することで、速度表示灯候補が
速度表示灯か否かを判定する。比較結果がいずれも所定
範囲以内にある場合は速度表示灯と判定し、一つにまと
めて組み合わせの速度表示灯候補とする。例えば、ここ
では図3の(b)に示す色抽出画像において、さらに、
組み合わせの速度表示灯候補領域として速度表示灯部分
8を検出し、L1、L2、L3、L4が所定範囲外とな
るライト10を削除する。
【0046】さらに、速度表示灯判定手段4では、ステ
ップS4で得られた組み合わせの速度表示灯候補につい
て、各候補における速度表示灯候補領域周辺部における
輝度および色相分布により速度表示灯であるか否かを検
定する(ステップS5)。
【0047】ステップS5を図8、図9を用いて詳細に
説明する。まず、組み合わせの速度表示灯候補の番号i
(1≦i≦候補数)および番号iに対応する候補が速度表
示灯である確しからさを示す確度Viを0で初期化する
(ステップS10)。組み合わせの速度表示灯候補の番
号iを1増加する(ステップS11)。番号iにおける各
速度表示灯候補領域中心間の輝度変化による検定を行う
(ステップS12)。
【0048】ステップS12の動作を図9、図6を用い
て説明する。まず、複数の速度表示灯候補からなる組み
合わせの速度表示灯候補において、各速度表示灯候補領
域の中心間を結ぶ直線20上の輝度を求める(ステップ
S21)。例えば輝度は図6(b)に示す曲線21のよ
うになる。
【0049】次に、輝度の変化量を調べることで速度表
示灯か否かを判定する(ステップS22)。一般的に速
度表示灯間の部分は車体であり、同一色であることから
輝度変化が少なく、また各々の速度表示灯間の輝度変化
は同程度になるためである。例えば、式(4)より速度
表示灯候補領域の中心間を結ぶ直線20上の輝度を表す
曲線21において隣接画素同士の輝度差分を求め、この
輝度差分量から判定する。
【0050】
【数4】
【0051】ここで総輝度変量は速度表示灯候補領域中
心間W1における輝度差分の総和であり、輝度変量1は
速度表示灯候補領域中心間W2における輝度差分であ
り、輝度変量2は速度表示灯候補領域中心間W3におけ
る輝度差分である。また、IiはX座標iにおける輝度で
ある。
【0052】次に、式(4)で求めた総輝度変量、輝度
変量1および輝度変量2に基づいて、速度表示灯候補が
速度表示灯である確度Viを求める(ステップS2
3)。総輝度変量、輝度変量1、輝度変量2が式(5)
を満たす場合は、確度Viを式(6)で求める。式
(5)を満足しない場合は、確度Viを0とする。
【0053】
【数5】
【0054】
【数6】
【0055】式(5)においてTH1、TH2は予め定
めた閾値である。式(6)においてα、βは予め定めた
各項の重み係数である。
【0056】次に、色相分布による検定を行い、確度V
iを更新する(ステップS13)。図6を用いて説明す
る。組み合わせの速度表示灯候補における各速度表示灯
候補領域22に対して速度表示灯候補領域22を包含す
る検定領域23を設け、検定領域23における色相分布
を求める。
【0057】例えば、速度表示灯候補領域22に対し
て、一定倍率で拡張した領域を速度表示灯候補領域22
の中心に配置して検定領域23とする。検定領域23内
の全画素の色相分布24は、緑色に相当する色相範囲H
L〜HHまでの度数総和Mtとそれ以外の範囲の度数総
和Mfとの比により求める。その後式(7)により確度
Viを更新する。
【0058】
【数7】
【0059】次に、速度表示灯候補領域近傍の輝度変化
による検定を行い、確度Viを更新する(ステップS1
4)。これは速度表示灯が点灯状態では速度表示灯近傍
領域と輝度が著しく異なり、また消灯状態では車体部と
速度表示灯との間の継ぎ目において輝度変化があるとい
う知見に基づいている。
【0060】例えば、ステップS13で設定した検定領
域23内の濃度勾配により検定を行う。検定領域23内
の全画素について、水平方向の隣接画素の輝度差分によ
り濃度勾配を求める。検定領域23における濃度勾配の
総和を検定領域23の総画素数で正規化した値で確度V
iを式8により更新する。
【0061】
【数8】
【0062】ここで、Rは検定領域23の画素数、Lは
注目画素、Lrは注目画素の水平方向の右隣隣接画素で
ある。
【0063】そして、確度Viが所定の閾値Th以内で
あるか判定する(ステップS15)。確度Viが閾値T
h以内である場合は、番号iの組み合わせの速度表示灯
候補を速度表示灯であると判定し、組み合わせの速度表
示灯候補の番号iと対応する速度表示灯候補領域の領域
座標を図示しない速度表示灯候補テーブルに格納する
(ステップS16)。
【0064】全ての速度表示灯候補についてステップS
11〜S16までの処理が終了したか判定し(ステップ
S17)、終了していない場合はステップS11から同
様に処理する。全ての速度表示灯候補についてステップ
S11〜S16が終了した場合は速度表示灯候補テーブ
ルを参照し、速度表示灯が存在した場合には、車種情報
出力手段5に速度表示灯検出信号を送出する(ステップ
S6)。
【0065】車種情報出力手段5は、速度表示灯判定手
段4から速度表示灯検出信号が送出された場合は監視モ
ニタ上に大型貨物車両である旨の情報を表示し、車種判
別装置の動作を終了する。
【0066】以上のように、この発明に係る実施の形態
1における車種判別装置によれば、速度表示灯候補領域
検出手段にて速度表示灯の大きさに応じた速度表示灯候
補領域を検出して、予め不要領域を削除することによ
り、精度よく速度表示灯を検出して、車種判別を高速に
処理することができる。
【0067】また、速度表示灯候補領域検出手段で得ら
れた領域について、速度表示灯判定手段にて、複数の速
度表示灯候補領域の組み合わせの位置関係、速度表示灯
候補領域周辺部の輝度の変化量、速度表示灯候補領域周
辺部の色相分布に基づいて検定を行うことにより、速度
表示灯の形状が定まっていない場合でも、速度表示灯と
その周辺部の輝度が近い場合でも、また速度表示灯の周
辺に同一色が分布している場合でも、精度よく速度表示
灯を検出して車種を判別できる。
【0068】なお、本実施の形態では、画像入力手段へ
の入力をカラーカメラからの入力としたが、画像入力手
段への入力はカラー画像であればよく、VTR(Video
TapeRecorder)等からの入力、デジタルカメラ等からの
入力、または静止画像のスキャナ等からの入力としても
実施の形態1と同様の効果が得られる。ここで、例えば
デジタルカメラ等のように予めデジタル画像を出力する
装置の場合は、画像入力装置1において、入力された撮
像画像をデジタル画像に変換する必要はない。
【0069】また、画像入力手段への入力画像として走
行車両の撮像画像を用いたが、これに限らず、停車中の
車両の撮像画像、車両の存在しない撮像画像等を入力画
像としてもよい。この場合、速度表示灯候補領域検出手
段における検出は、カメラと被写体との距離等の撮像条
件に応じて閾値(幅Th及び高さTh)、上限幅及び上
限高さを変更して行う。また、同様に、速度表示灯判定
手段における検定も、カメラと被写体との距離等の撮像
条件に応じて閾値等を変更して行う。
【0070】また、速度表示灯判定手段にて、複数の速
度表示灯候補領域の組み合わせの位置関係、速度表示灯
候補領域周辺部の輝度の変化量、速度表示灯候補領域周
辺部の色相分布に基づいて検定を行うとしたが、これら
のうち、いずれか2つに基づいて検定を行うようにして
もよい。この場合、すべてについて検定を行う場合と比
較して、車種判別処理における判別精度は低下するが、
処理速度は向上する。
【0071】また、色範囲を色相、彩度、輝度について
1つの範囲で抽出するとしたが、複数の範囲を設けても
実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0072】また、色抽出手段において、色相、彩度、
輝度に基づいて抽出を行ったが、画像の赤色成分の輝度
(R)、画像の緑色成分の輝度(G)、画像の青色成分
の輝度(B)をそのまま用いてもよいし、式(9)で示
す変換式により輝度で正規化した色値(Rr、Gr、B
r)を用いてもよい。この場合、実施の形態1と同様の
効果が得られる。
【0073】
【数9】
【0074】ここで、Rは画像の赤色成分の輝度、Gは
画像の緑色成分の輝度、Bは画像の青色成分の輝度、R
rは輝度で正規化した赤色成分の色値、Grは輝度で正
規化した緑色成分の色値、Brは輝度で正規化した青色
成分の色値、Iは輝度である。
【0075】実施の形態2.図10は、この発明の実施
の形態2における車種判別装置の構成を示すブロック図
である。図において、図1と同一の構成要素には同一の
符号を付し、説明を省略する。ただし、3は色抽出手段
2から出力された色抽出画像より速度表示灯である可能
性のある領域を検出し、所定以上の大きさの領域とそれ
以外の領域とを分けて、その領域情報を出力する速度表
示灯候補領域検出手段、200は速度表示灯候補領域検
出手段3から出力された所定以上の大きさの領域を色抽
出手段2から出力された色抽出画像に基づいて細分割
し、分割した領域の領域情報を速度表示灯候補領域検出
手段3に出力する領域分割手段である。図11は実施の
形態2の動作を説明するフローチャートである。
【0076】次に動作について図10、図11に基づい
て説明する。
【0077】図11において、ステップS201および
ステップS202まで実施の形態1と同一の動作であ
る。速度表示灯候補領域検出手段3では車体色が速度表
示灯と同じ緑色に近い場合は速度表示灯と車体の一部を
同一の領域として検出してしまうため、ラベリング領域
が予め定めた閾値より大きいか否かを判定し(ステップ
S203)、大きい領域については、さらに細かく領域
分割を行う(ステップS204)。
【0078】速度表示灯候補領域検出手段3は、例え
ば、式(10)によりラベリング領域が予め定めた閾値
より大きいか否かを判定する。式(10)を満足する場
合には、その領域情報を領域分割手段200に送出す
る。
【0079】
【数10】
【0080】ここで、Wi、Hiはそれぞれi番目の領域
の幅、高さである。Wth、Hthはそれぞれ予め定め
た幅、高さの閾値である。ただし、この閾値は速度表示
灯の検出上限サイズより十分大きいものとする。
【0081】そして、領域分割手段200は、速度表示
灯候補領域検出手段3から送出された領域を複数の領域
に分割する。例えば、色抽出手段から出力された色抽出
画像の輝度情報に基づいて、「画像処理サブルーチン・
パッケージ ユーザズマニュアル」(株式会社情報技術
コンソーシアム発行、PP.III-384-385)で開示されてい
る富田の方法で行う。その後、領域分割後の領域座標を
領域情報として、速度表示灯候補領域検出手段3に送出
する。
【0082】ステップS205以降については、実施の
形態1と同一の動作をするので省略する。
【0083】以上のように、この発明に係る実施の形態
2における車種判別装置によれば、実施の形態1と同様
の効果が得られ、さらに領域分割手段にて速度表示灯候
補領域を細分割することにより、例えば、車体が緑色で
塗装され、速度表示灯と同じ緑色に近い場合でも、精度
よく速度表示灯部分を検出して車種を判別できる。
【0084】また、実施の形態1と同様に種々の変更を
行なってもよく、変更した場合においても実施の形態2
と同様の効果が得られる。
【0085】実施の形態3.図12は、この発明の実施
の形態3における車種判別装置の構成を示すブロック図
である。図において、図1と同一の構成要素には同一の
符号を付し、説明を省略する。ただし、300は画像入
力手段1に格納された撮像画像からナンバープレートを
検出し、ナンバープレート位置情報を出力するナンバー
プレート検出手段、2はナンバープレート検出手段30
0から出力されるナンバープレート位置情報と、速度表
示灯及びナンバープレートの位置関係とに基づいて撮像
画像における色抽出範囲を限定して、色抽出画像を生成
する色抽出手段である。
【0086】図13は、撮像画像の一例であり、0を原
点とするXY座標系におけるナンバープレートと速度表
示灯の位置関係を示す略線図である。図において、30
1は車両前面のナンバープレート、302は3つの速度
表示灯からなる速度表示灯部分、303は車両、L31
は3つの速度表示灯の幅、L32はナンバープレート3
01の幅、L33は速度表示灯の左端からナンバープレ
ート301の中央までの距離である。
【0087】次に、図12、図13に基づいてナンバー
プレート検出手段300および色抽出手段2の動作を説
明する。
【0088】まず、ナンバープレート検出手段300
は、画像入力手段1に格納された撮像画像よりナンバー
プレートを検出し、ナンバープレートの位置情報とし
て、例えばナンバープレートの左上座標、幅および高さ
を色抽出手段2に出力する。ナンバープレートの検出に
ついては、例えば「ナンバープレート認識技術」(三菱
電機技報、Vol.62,No.2,1988,pp.111−114)に開示され
ている方法で行う。
【0089】色抽出手段2では、撮像画像における処理
範囲をナンバープレート検出手段300から出力された
ナンバープレート位置情報と、速度表示灯及びナンバー
プレートの位置関係とに基づいて式(11)により設定
し、処理範囲を限定して色抽出画像を生成する。これは
一般的にナンバープレート中心と速度表示灯中心は横方
向(X座標)において一致するという知見に基づいてい
る。
【0090】
【数11】
【0091】ここで、座標(Sx,Sy)は処理範囲左
上座標、座標(Ex,Ey)は処理範囲右下座標、Hは
撮像画像高さ、L31は速度表示灯の幅、L32はナン
バープレートの幅、L33はナンバープレート中心と速
度表示灯端までの一般的な距離、Xplateはナンバープ
レート左端X座標である。
【0092】色抽出手段2による色抽出画像の生成は前
述の実施の形態1と同じであり、以降の処理は上記実施
の形態1と同様に動作をするので、説明を省略する。
【0093】以上のように、この発明に係る実施の形態
3における車種判別装置によれば、実施の形態1と同様
の効果が得られ、さらに色抽出手段にてナンバープレー
ト検出手段から出力されるナンバープレート位置情報
と、速度表示灯及びナンバープレートの位置関係とに基
づいて色抽出手段の検出範囲を限定して色抽出画像を生
成することにより、速度表示灯を精度よく検出して車種
を判別できるとともに、処理速度を向上できる。
【0094】また、本実施の形態3では、ナンバープレ
ート検出手段は画像入力手段1に格納された撮像画像を
処理するようになっているが、別のカメラ、例えばモノ
クロ高精細カメラに接続する新たな画像入力手段を設
け、当該画像入力手段で入力した画像からナンバープレ
ートを検出するようにしても良い。この場合、実施の形
態3と同様の効果を得られる。
【0095】さらに、実施の形態1と同様に種々の変更
を行なってもよく、変更した場合においても実施の形態
3と同様の効果が得られる。
【0096】実施の形態4.図14は、この発明の実施
の形態4における車種判別装置の構成を示すブロック図
である。図において、図1と同一の構成要素には同一の
符号を付し、説明を省略する。ただし、300は画像入
力手段1に格納された撮像画像からナンバープレートを
検出し、ナンバープレート位置情報を出力するナンバー
プレート検出手段、3は、ナンバープレート検出手段3
00から出力されるナンバープレート位置情報と、速度
表示灯及びナンバープレートの位置関係とに基づいて検
出範囲を限定して、色抽出手段2から出力される色抽出
画像より速度表示灯である可能性のある領域を検出し、
領域情報を出力する速度表示灯候補領域検出手段であ
る。
【0097】次に、図14に基づいてナンバープレート
検出手段300および速度表示灯候補領域検出手段3の
動作を説明する。
【0098】まず、ナンバープレート検出手段300
は、画像入力手段1に格納された撮像画像よりナンバー
プレートを検出し、ナンバープレートの位置情報とし
て、例えばナンバープレートの左上座標、幅および高さ
を速度表示灯候補領域検出手段3に出力する。
【0099】速度表示灯候補領域検出手段3では、実施
の形態1と同様に速度表示灯候補領域を検出する。実施
の形態3と同様にナンバープレート検出手段300から
出力されたナンバープレート位置情報と、速度表示灯及
びナンバープレートの位置関係とに基づいて、速度表示
灯候補領域が存在する範囲を式(11)により求めて限
定する。限定した範囲内に存在するか否かを各速度表示
灯候補領域の座標により判定し、範囲内にある速度表示
灯候補領域のみを抽出して速度表示灯判定手段4に領域
情報を出力する。以降の処理は上記実施の形態1と同様
に動作をするので、説明を省略する。
【0100】以上のように、この発明に係る実施の形態
4における車種判別装置によれば、実施の形態1と同様
の効果が得られ、さらに速度表示灯候補領域検出手段に
てナンバープレート検出手段から出力されるナンバープ
レート位置情報と、速度表示灯及びナンバープレートの
位置関係とに基づいて速度表示灯候補領域検出手段の検
出範囲を限定して速度表示灯候補領域を検出することに
より、誤検出を減らせるため、速度表示灯を精度よく検
出して車種を判別できるとともに、処理速度を向上でき
る。
【0101】また、実施の形態1および実施の形態3と
同様に種々の変更を行なってもよく、変更した場合にお
いても実施の形態4と同様の効果が得られる。
【0102】実施の形態5.図15は、この発明の実施
の形態5における車種判別装置の構成を示すブロック図
である。図において、図14と同一の構成要素には同一
の符号を付し、説明を省略する。ただし、300は画像
入力手段1に格納された撮像画像からナンバープレート
を検出し、ナンバープレート位置情報および車種情報を
出力するナンバープレート検出手段、500はナンバー
プレート検出手段300の出力する車種情報に基づいて
速度表示灯候補領域検出手段3の実行を制御する速度表
示灯候補領域検出制御手段である。
【0103】図16は、本実施の形態5の動作を示すフ
ローチャートである。図17は、ナンバープレート検出
手段300における車種判別の動作の説明に供する略線
図であり、車両ナンバープレートを示す。図において、
Hplateはナンバープレートの高さである。
【0104】次に、図15〜17に基づいて、速度表示
灯候補領域検出制御手段300および速度表示灯候補領
域検出制御手段500の動作を説明する。ナンバープレ
ート検出手段300が画像入力手段1に格納された撮像
画像からナンバープレートを検出し、ナンバープレート
位置情報および車種情報を出力すると、動作がスタート
する。
【0105】まず、速度表示候補領域検出制御手段50
0は、ナンバープレート検出手段300から出力される
車種情報が大型車両か中型車両かを判定する(ステップ
S501)。大型車両の場合は本発明の判別対象である
ため、速度表示候補領域検出制御手段500は検出開始
を促す信号を速度表示灯候補領域検出手段3に出力す
る。これを受けて速度表示灯候補領域検出手段3は以
降、実施の形態1と同様に処理を行う(ステップS50
2)。
【0106】一方、中型車両の場合は、速度表示候補領
域検出制御手段500は速度表示灯候補領域検出手段3
が出力する速度表示灯候補領域数を0とする信号を出力
し(ステップS503)、以降の車種判定処理は行なわ
ず、処理を終了する。
【0107】すなわち、速度表示灯候補領域検出制御手
段500は、ナンバープレート検出手段300から出力
される車種情報(該車両が大型車両か中型車両かを示す
情報)に基づいて、速度表示灯検出処理を行うか否か決
定する。
【0108】ナンバープレート検出手段300における
車種判別は、例えば、プレート高さHplateに基づいて
行う。車両ナンバープレートは、縦および横の寸法が規
定されている(中型車両については縦165ミリメート
ル、大型車両は縦220ミリメートル)ことから、ナン
バープレート検出手段300が出力するプレート高さH
plateと予め定めた中型車両のナンバープレート高さの
上限および下限とを比較して、対象車両が大型車両か中
型車両かを判定する。本実施の形態5では、例えば式
(12)を満足する場合を中型車両とし、満足しない場
合を大型車両と判定する。
【0109】
【数12】
【0110】ここでHplateはナンバープレート検出手
段が出力する検出したナンバープレート高さである。中
型下限H、中型上限Hは予め定めた中型車両のナンバー
プレートの高さの上限値および下限値である。
【0111】以上のように、この発明に係る実施の形態
5における車種判別装置によれば、実施の形態4と同様
の効果が得られ、さらに速度表示灯候補領域検出制御手
段がナンバープレート検出手段から出力される車種情報
に基づいて速度表示灯候補領域検出手段を制御すること
により、大型車両のみを処理対象とするため、中型車両
において速度表示灯が存在すると誤判定することなく車
種を判別できるとともに、処理速度を向上できる。
【0112】なお、本実施の形態では、ナンバープレー
ト検出手段はナンバープレート位置情報及び車種情報を
出力するものとしたが、少なくとも車種情報を出力する
ものであればよい。すなわち、ナンバープレート検出手
段が車種情報のみを出力するものであってもよい。この
場合、実施の形態1と同様にナンバープレート位置情報
に基づく検出範囲の限定はしないが、速度表示灯候補領
域検出手段は、実施の形態5と同様に車種情報に基づい
て動作を制御される。したがって、実施の形態1と比較
して、入力画像の車両が中型車両である場合に処理速度
を向上できる。
【0113】また、車種情報に基づいて速度表示灯候補
領域検出手段の動作を制御する速度表示灯候補領域検出
制御手段を備えた場合について説明したが、これに代え
て、車種情報に基づいて色抽出手段の動作を制御する色
抽出制御手段を備えるようにしてもよい。この場合、色
抽出制御手段は、車種情報が中型車両である場合に色抽
出手段に対して全ての画素値を0とするように制御し、
それ以降の処理を行なわないようにする。すなわち、よ
り早い段階で車種判別処理を行うか否か決定するため、
さらに処理速度を向上できる。なお、色抽出手段はナン
バープレート位置情報に基づいて抽出範囲を限定するも
のであっても、限定しないものであってもよいことは言
うまでもない。
【0114】また、実施の形態1および実施の形態3と
同様に種々の変更を行なってもよく、変更した場合にお
いても実施の形態5と同様の効果が得られる。
【0115】実施の形態6.図18は、この発明の実施
の形態6における車種判別装置の構成を示すブロック図
である。図において、図1と同一の構成要素には同一の
符号を付し、説明を省略する。ただし、600は環境光
を推定し、環境光が変化したと判定した場合に色抽出手
段2に対して色抽出範囲変更信号および推定した環境光
に基づいて色抽出画像として抽出する色範囲に応じた推
定環境光IDを送出する環境光検出手段、2は色抽出範
囲変更信号があった場合、色抽出範囲を変更して色抽出
画像を生成する色抽出手段である。
【0116】図19は、0を原点とするXY座標系にお
ける車両前面の撮像画像の一例であり、車両部分推定の
説明に供する略線図である。図において、601は車
両、602は3つの速度表示灯からなる速度表示灯部
分、603は速度表示灯部分602の左端座標(lx,
ly)、Wは大型貨物車における車幅、Hは大型貨物車
における車高、Lは3つの速度表示灯の幅である。
【0117】図20は、色抽出範囲の変更の説明に供す
る表である。図21は、本実施の形態6の動作を説明す
るフローチャートである。
【0118】次に、図18〜20に基づいて環境光検出
手段600の動作を説明する。環境光検出手段600
は、画像入力手段1から撮像画像が入力されると、処理
がスタートする。まず、速度表示灯判定手段4の結果に
基づいて車両部分を推定する(ステップS601)。例
えば、速度表示灯判定手段4が出力する速度表示灯座標
(lx,ly)と速度表示灯幅L、予め定めた一般的な
大型貨物車の車幅Wおよび車高Hを用いて式(13)に
より推定する。
【0119】
【数13】
【0120】ここで、Lstdは速度表示灯の一般的な幅
である。
【0121】次に、撮像時の環境光を推定する(ステッ
プS602)。一般的に、背景部分は環境光の変動に追
随してその色相の分布が変化することから、撮像画像に
おける背景部の色相度数分布Hueと予め用意した複数の
環境光下(晴天、夕焼け、曇天等)での色相度数分布H
jとを比較することで環境光を推定する。
【0122】色相度数分布Hueは、画像入力手段1から
入力された撮像画像の各画素についてステップS601
で推定した車両部分の色相度数を除くことにより求め
る。色相度数分布Hjは、予め用意した複数の環境光下
の背景画像の中でj番目(1≦j≦用意した環境光数)の
背景画像の各画素について車両部分の色相度数を除くこ
とにより求める。
【0123】式(14)により撮像画像における背景部
の色相度数分布Hueと複数の環境光下での色相度数分布
Hjとを比較して、最も小さい相違度となる色相度数分
布Hjを撮像時における環境光とする。
【0124】
【数14】
【0125】ここでDjはj番目の色相度数分布テンプレ
ートとの相違度である。なお、色相は0〜359の値を
とる。
【0126】次に、現在推定した撮像時の環境光が前回
推定した環境光と一致するか否かを判定する(ステップ
S603)。一致しない場合は、環境光が変化したとし
て、色抽出手段2に対して色抽出範囲変更信号と現在推
定した環境光に対応する推定環境光IDを送出し(ステ
ップS604)、環境光検出手段600の処理を終了す
る。
【0127】一方、前回推定した環境光と一致する場合
は、環境光は変化していないものとして、そのまま環境
光検出手段600の処理を終了する。
【0128】次に、色抽出手段2が色抽出範囲変更信号
と推定環境光IDを受信した場合の動作を説明する。
【0129】色抽出手段2は、受信した推定環境光ID
に対応する色抽出範囲を予め用意した複数の色範囲の中
から選択する。例えば、図20に示す表から推定環境光
ID番号に対応する色相、彩度、輝度範囲を求める。色
抽出手段2における抽出すべき色範囲を変更し、色抽出
画像を生成する。
【0130】以上のように、この発明に係る実施の形態
6における車種判別装置によれば、実施の形態1と同様
の効果が得られ、さらに環境光検出手段の出力に基づい
て撮像時の環境光に応じて色抽出手段における色抽出範
囲を変更することにより、環境光の変動に左右されずに
速度表示灯を精度よく検出して車種を判別できる。
【0131】また、実施の形態1と同様に種々の変更を
行なってもよく、変更した場合においても実施の形態6
と同様の効果が得られる。
【0132】実施の形態7.図22は、この発明の実施
の形態7における車種判別装置の構成を示すブロック図
である。図において、図18と同一の構成要素には同一
の符号を付し、説明を省略する。ただし、600は現在
の環境光を推定し、環境光が変化したと判定した場合に
色抽出範囲変更信号および推定環境光IDを出力すると
ともに、撮像画像において車両部以外の背景部分の平均
輝度を算出して出力する環境光検出手段、700は環境
光検出手段600が出力する平均輝度から夜間か否かを
判定し、領域分割手段200に領域分割停止/開始信号
を送出する領域分割制御手段である。図23は本実施の
形態7の動作を説明するフローチャートである。
【0133】次に、図22、23に基づいて、環境光検
出手段600および領域分割制御手段700の動作を説
明する。
【0134】画像入力手段1から撮像画像が入力される
と、環境光検出手段600は、実施の形態6と同様のに
背景部を求め、処理がスタートする。環境光検出手段6
00は求めた背景部において、例えば、式(15)を用
いて平均輝度を求め、領域分割制御手段700に出力す
る(ステップS701)。
【0135】
【数15】
【0136】こで輝度iは撮画像背景部におけるi番目の
輝度、Rは背景部画素数である。
【0137】領域分割制御手段700は、予め設定した
輝度の閾値と比較して夜間か否かを判定する(ステップ
S702)。一般的に夜間の場合、平均輝度が小さくな
ることから、求めた平均輝度が予め定めた閾値より小さ
い場合に、夜間とみなす。
【0138】ステップS702で夜間と判定された場
合、既に領域分割停止信号が出ていないか判定し(ステ
ップS703)、領域分割停止信号が出ていない場合に
は領域分割手段200に領域分割停止信号を送出する
(ステップS704)。
【0139】一方、ステップS702で夜間でないと判
定された場合、既に領域分割停止信号が出ていないか判
定し(ステップS705)、領域分割停止信号が出てい
る場合には領域分割手段200への領域分割停止信号を
停止する(ステップS706)。
【0140】以上のように、この発明に係る実施の形態
7における車種判別装置によれば、実施の形態1と同様
の効果が得られ、さらに環境光検出手段にて背景部の平
均輝度により撮像時が夜間か否かを判定して、領域分割
制御手段にて領域分割の実行を制御することにより、夜
間の速度表示灯以外の電飾などを領域分割し、速度表示
灯と誤判定することがなくなり、速度表示灯の検出精度
が向上し、精度よく車種を判別できる。
【0141】なお、本実施の形態7では撮像画像から車
両部を除いた部分の平均輝度により夜間か否かを判定し
ているが、現在時刻をリアルタイム・クロックなどから
取得し、撮像地点における日没/日の出の時刻と比較す
ることで、夜間か否か判定するとしてもよい。また、現
在時刻による判定と平均輝度による判定とを併用しても
よく、これらの場合、実施の形態7と同様の効果が得ら
れる。
【0142】また、実施の形態1と同様に種々の変更を
行なってもよく、変更した場合においても実施の形態7
と同様の効果が得られる。
【0143】
【発明の効果】以上のように、この発明の車種判別装置
によれば、速度表示灯候補領域検出手段にて速度表示灯
の形状に応じた速度表示灯候補領域を検出して、予め不
要領域を削除することにより、精度よく速度表示灯を検
出して、車種判別を高速に処理することができる。ま
た、速度表示灯判定手段にて複数の速度表示灯候補領域
の組み合わせの位置関係、速度表示灯候補領域周辺部の
輝度の変化量、速度表示灯候補領域周辺部の色相分布の
いずれか2つ以上に基づいて検定を行うことにより、速
度表示灯の形状が定まっていない場合、速度表示灯とそ
の周辺部の輝度が近い場合、また速度表示灯の周辺に同
一色が分布している場合に精度よく速度表示灯を検出し
て車種を判別できる。
【0144】また、次の発明の車種判別装置によれば、
画像入力手段にて車両を撮像して得られるカラー車両撮
像信号をデジタル画像に変換して出力することにより、
さらに精度よく速度表示灯を検出して、車種判別を高速
に処理することができる。
【0145】また、次の発明の車種判別装置によれば、
領域分割手段にて所定以上の大きさの速度表示灯候補領
域を色抽出画像に基づいて細分割することにより、速度
表示灯の周辺に速度表示灯と同一色が分布している場合
に、精度よく速度表示灯を検出して車種を判別できる。
【0146】また、次の発明の車種判別装置によれば、
色抽出手段にてナンバープレート検出手段から出力され
るナンバープレート位置情報と、速度表示灯及びナンバ
ープレートの位置関係とに基づいて抽出範囲を限定して
色抽出画像を生成することにより、速度表示灯を精度よ
く検出して車種を判別できるとともに、処理速度を向上
できる。
【0147】また、次の発明の車種判別装置によれば、
速度表示灯候補領域検出手段にてナンバープレート検出
手段から出力されるナンバープレート位置情報と、速度
表示灯及びナンバープレートの位置関係とに基づいて検
出範囲を限定して速度表示灯候補領域を検出することに
より、誤検出を減らせるため、速度表示灯を精度よく検
出して車種を判別できるとともに、処理速度を向上でき
る。
【0148】また、次の発明の車種判別装置によれば、
速度表示灯候補領域検出制御手段にてナンバープレート
検出手段から出力される車種情報に基づいて速度表示灯
候補領域検出手段の動作を制御することにより、大型車
両のみを処理対象とするため、中型車両において速度表
示灯が存在すると誤判定することなく車種を判別できる
とともに、処理速度を向上できる。
【0149】また、次の発明の車種判別装置によれば、
色抽出制御手段にてナンバープレート検出手段から出力
される車種情報に基づいて色抽出手段の動作を制御する
ことにより、大型車両のみを処理対象とするため、中型
車両において速度表示灯が存在すると誤判定することな
く車種を判別できるとともに、さらに処理速度を向上で
きる。
【0150】また、次の発明の車種判別装置によれば、
色抽出手段にて撮像時の環境光に基づく色範囲で色抽出
画像を生成するこにより、環境光の変動に左右されずに
速度表示灯を精度よく検出して車種を判別できる。
【0151】また、次の発明の車種判別装置によれば、
領域分割制御手段にて撮像時が夜間か否かを判定した結
果に応じて領域分割手段の動作を制御することにより、
夜間の速度表示灯以外の電飾などを領域分割し、速度表
示灯と誤判定することがなくなり、速度表示灯の検出精
度が向上し、精度よく車種を判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における車種判別装
置の構成を示すブロック図。
【図2】 撮像条件の一例を示す略線図。
【図3】 色抽出手段の動作の説明に供する略線図。
【図4】 速度表示灯の一例を示す略線図。
【図5】 速度表示灯の組み合わせによる検定の説明に
供する略線図。
【図6】 速度表示灯候補領域の周辺部の輝度、色相分
布に基づく判定の説明に供する略線図。
【図7】 実施の形態1の動作の説明に供するフローチ
ャート。
【図8】 実施の形態1の動作の説明に供するフローチ
ャート。
【図9】 実施の形態1の動作の説明に供するフローチ
ャート。
【図10】 この発明の実施の形態2における車種判別
装置の構成を示すブロック図。
【図11】 実施の形態2の動作の説明に供するフロー
チャート。
【図12】 この発明の実施の形態3における車種判別
装置の構成を示すブロック図。
【図13】 ナンバープレートと速度表示灯の位置関係
を示す略線図。
【図14】 この発明の実施の形態4における車種判別
装置の構成を示すブロック図。
【図15】 この発明の実施の形態5における車種判別
装置の構成を示すブロック図。
【図16】 実施の形態5の動作の説明に供するフロー
チャート。
【図17】 車種判別の動作の説明に供する略線図。
【図18】 この発明の実施の形態6における車種判別
装置の構成を示すブロック図。
【図19】 車両部分推定の説明に供する略線図。
【図20】 色抽出範囲の変更の説明に供する図表。
【図21】 実施の形態6の動作の説明に供するフロー
チャート。
【図22】 この発明の実施の形態7における車種判別
装置の構成を示すブロック図。
【図23】 実施の形態7の動作の説明に供するフロー
チャート。
【図24】 従来の車種判別装置の構成を示すブロック
図。
【図25】 従来の特定色物体の検出装置の構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 色抽出手段 3 速度表示灯候補領域検出手段 4、801 速度表示灯判定手段 5 車種情報出力手段 200 領域分割手段 300 ナンバープレート検出手段 500 速度表示灯候補領域検出制御手段 600 環境光検出手段 700 領域分割制御手段 802 車種情報表示手段 901 雑音除去・膨張収縮手段 902 判定手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型貨物車の速度表示灯に基づいて車種
    を判別する車種判別装置において、カラーのデジタル画
    像から上記速度表示灯の色に応じた色範囲の画素を抽出
    して色抽出画像を生成し、出力する色抽出手段と、上記
    色抽出画像から上記速度表示灯の形状に応じた速度表示
    灯候補領域を検出して当該速度表示灯候補領域の領域情
    報を出力する速度表示灯候補領域検出手段と、上記領域
    情報を用いて上記速度表示灯候補領域が速度表示灯であ
    るか否かを、複数の上記速度表示灯候補領域の組み合わ
    せの位置関係、上記デジタル画像における上記速度表示
    灯候補領域周辺部の輝度の変化量、上記デジタル画像に
    おける上記速度表示灯候補領域周辺部の色相分布のいず
    れか2つ以上に基づいて判定し、当該判定結果を出力す
    る速度表示灯判定手段と、上記判定結果に基づいて上記
    車両が大型貨物車か否かを表示する車種情報出力手段と
    を備えることを特徴とする車種判別装置。
  2. 【請求項2】 車両を撮像して得られるカラー車両撮像
    信号をデジタル画像に変換して出力する画像入力手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の車種判別装
    置。
  3. 【請求項3】 上記速度表示灯候補領域検出手段が所定
    以上の大きさであると判定した場合に、当該判定結果の
    上記速度表示灯候補領域を上記色抽出画像に基づいて細
    分割し、上記速度表示灯候補領域検出手段に出力する領
    域分割手段を備え、上記速度表示灯候補領域判定手段
    は、上記分割後の速度表示灯候補領域を用いて上記速度
    表示灯候補領域が上記速度表示灯であるか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車種
    判別装置。
  4. 【請求項4】 上記デジタル画像から車両のナンバープ
    レートを検出し、少なくともナンバープレート位置情報
    を出力するナンバープレート検出手段を備え、上記色抽
    出手段は、上記ナンバープレート位置情報と、上記速度
    表示灯及び上記ナンバープレートの位置関係とに基づい
    て抽出範囲を限定して上記色抽出画像を生成することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車種判別装
    置。
  5. 【請求項5】 上記デジタル画像から車両のナンバープ
    レートを検出し、少なくともナンバープレート位置情報
    を出力するナンバープレート検出手段を備え、上記速度
    表示灯候補領域検出手段は、上記ナンバープレート位置
    情報と、上記速度表示灯及び上記ナンバープレートの位
    置関係とに基づいて検出範囲を限定して上記色抽出画像
    から上記速度表示灯候補領域を検出し、当該速度表示灯
    候補領域の領域情報を出力することを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の車種判別装置。
  6. 【請求項6】 上記デジタル画像から車両のナンバープ
    レートを検出し、少なくとも車種情報を出力するナンバ
    ープレート検出手段と、当該車種情報に基づいて上記速
    度表示灯候補領域検出手段の動作を制御する速度表示灯
    候補領域検出制御手段とを備えることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の車種判別装置。
  7. 【請求項7】 上記デジタル画像から車両のナンバープ
    レートを検出し、少なくとも車種情報を出力するナンバ
    ープレート検出手段と、当該車種情報に基づいて上記色
    抽出手段の動作を制御する色抽出制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車種判別
    装置。
  8. 【請求項8】 上記デジタル画像から撮像時の環境光を
    推定し、当該環境光に基づいて上記色抽出画像として抽
    出する色範囲に応じた色範囲信号を出力する環境光検出
    手段を備え、上記色抽出手段は、上記色範囲信号に応じ
    た色範囲で上記色抽出画像を生成することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の車種判別装置。
  9. 【請求項9】 撮像時が夜間か否かを判定し、当該判定
    結果に応じて上記領域分割手段の動作を制御する領域分
    割制御手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の
    車種判別装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301519A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Toyota Motor Corp 信号機検出装置および信号機検出方法
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JP2009043068A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Honda Motor Co Ltd 信号機認識装置
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US11670255B2 (en) 2019-03-25 2023-06-06 Casio Computer Co., Ltd. Signal light display determination device, signal light display determination method, and non-transitory computer-readable recording medium

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