JPH08265852A - コードレス通信システム - Google Patents

コードレス通信システム

Info

Publication number
JPH08265852A
JPH08265852A JP7065750A JP6575095A JPH08265852A JP H08265852 A JPH08265852 A JP H08265852A JP 7065750 A JP7065750 A JP 7065750A JP 6575095 A JP6575095 A JP 6575095A JP H08265852 A JPH08265852 A JP H08265852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
blocking
request
state
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7065750A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Nakano
元裕 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7065750A priority Critical patent/JPH08265852A/ja
Publication of JPH08265852A publication Critical patent/JPH08265852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動局での操作により所望の基地局の接続試
験を簡単かつ正確に効率良く行なえるようにする。 【構成】 保守担当者の操作に応じて任意のコードレス
電話機PSjから構内交換機PBXへ「基地局閉塞設定
要求」信号を送出し、この要求信号に応じて構内交換機
PBXから試験対象の基地局BS1へ「閉塞設定指示」
信号を送出してこの基地局BS1を閉塞状態に設定する
ようにし、かつ各基地局BS1〜BSnに発光ダイオー
ドを用いた閉塞状態表示器51を設けて、基地局BS1
〜BSnの閉塞状態をこの閉塞状態表示器51に表示す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば事業所用ディジ
タルコードレス電話システムのように、所定のサービス
エリアに複数の基地局を計画的に分散配置して複数の無
線ゾーンを形成するコードレス通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術の発展と通信ニーズの拡
大とに伴い種々の移動通信システムが開発されており、
その一つとしてPHS(Personal Handy Phone System
)と呼ばれるディジタルコードレス電話システムがあ
る。ディジタルコードレス電話システムには、一般に家
庭向けと事業所向けとがある。このうち家庭向けのシス
テムは、各ユーザが個々に自身の家屋等に基地局を設置
し、この基地局を公衆網の加入者線に接続することによ
り移動通話を可能とするものである。これに対し事業所
向けのシステムは、事業所内に複数の基地局を分散配置
して、これらの基地局をそれぞれ構内交換機の内線に接
続することにより、これらの基地局が形成する無線ゾー
ン内で移動通話を可能とするものである。
【0003】ところで、この事業所向けのシステムで
は、事業所内のサービスエリアを各基地局の無線ゾーン
によって漏れなく適切にカバーするために、複数の基地
局を位置的に正確に分散配置ししかもこれらの基地局を
構内交換機に正しく接続する必要がある。そこで従来で
は、各基地局が構内交換機に対し正しく接続されかつ各
基地局の無線ゾーンが適切な位置に形成されているか否
かを確認するために、システムの敷設後に接続確認試験
を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来より行な
われている接続確認試験は、有線電話機を使用した構内
交換システムで行なわれている方法、つまり内線電話機
を使用して実際に通話試験を行なうことにより接続確認
を行なう方法をそのまま踏襲したものである。このた
め、次のような問題点を有していた。すなわち、移動局
を使用して通話試験を行なうと、移動局の位置によって
は必ずしも目的とする基地局に無線接続されるとは限ら
ない。このため、接続先の基地局を誤って認識すること
があり、正確な接続試験を行なえなかった。また、その
他の試験方法として、基地局に各々試験用の補助装置を
接続して基地局の接続試験を行なうことも考えられてい
る。しかし、通常基地局は壁や屋根等の高所に設置され
ることが多く、このため試験作業が非常に面倒であり試
験に多くの手間と時間を要する。
【0005】本発明はこのような事情に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、移動局での操作に
より所望の基地局の接続試験を簡単かつ正確に効率良く
行なうことができるコードレス通信システムを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシステムは、所定の物理的領域に分散配置さ
れてこの物理的領域を分割する複数の無線ゾーンを形成
する複数の基地局と、これらの基地局に対し無線チャネ
ルを介して接続される複数の移動局と、上記基地局を有
線回線を介して収容する交換機とを備えたコードレス通
信システムにおいて、上記移動局に、閉塞制御要求送出
手段を設け、上記交換機との間に上記基地局を介して通
信路が形成された状態において、上記閉塞制御要求送出
手段により上記交換機に対し所望の基地局の閉塞状態を
制御するための要求を送出し、上記交換機には閉塞状態
制御手段を備え、上記移動局から基地局の閉塞状態を制
御するための要求が到来した場合に、上記制御手段によ
りこの要求に応じて該当する基地局の閉塞状態を制御す
るようにし、さらに上記基地局には閉塞状態表示手段を
設けて、この表示手段により上記交換機により制御され
た自局の閉塞状態を表示するようにしたものである。
【0007】また本発明は、交換機の閉塞状態制御手段
に、閉塞設定手段と、閉塞解除手段とを設け、移動局か
ら基地局の閉塞要求が到来した場合に、閉塞設定手段に
よりこの閉塞要求に応じて該当する基地局を閉塞させ、
かつ上記閉塞要求を送出した移動局が交換機との間の通
信路を解放したことに応じて、上記閉塞解除手段により
上記該当する基地局の閉塞された状態を解除するように
したことも特徴としている。
【0008】
【作用】この結果本発明によれば、移動局において試験
担当者が発呼したのち試験のための所定の操作を行なう
と、閉塞制御要求が移動局から交換機に送られ、交換機
によりこの閉塞制御要求に応じて目的の基地局の閉塞状
態が制御される。そして、この試験対象の基地局におい
て上記閉塞状態が表示される。このため試験担当者は、
任意の移動局を用いて閉塞制御要求の送出操作を行なっ
たのち、目的とする基地局における閉塞状態の表示結果
を視認することにより、目的とする基地局が構内交換機
に正しく接続されているか否かを簡単かつ短時間に確認
することができる。
【0009】また、閉塞設定要求の送信後に移動局と交
換機との間の通信路が解放されると、交換機により基地
局の閉塞状態が解除される。すなわち、試験担当者は閉
塞状態の確認後に移動局をオンフック操作するだけで、
基地局の閉塞状態は自動的に解除されることになる。こ
のため、試験担当者は閉塞状態の確認後に閉塞解除要求
を送信するための操作を行なう必要がなくなり、これに
より試験をさらに簡単かつ短時間に行なうことが可能と
なる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わるディジタ
ル構内コードレス電話システムの概略構成図である。こ
のシステムは、サービスエリア内に分散配置された複数
の基地局BS1〜BSnと、これらの基地局BS1〜B
Snをそれぞれ内線EL1〜ELnを介して収容する構
内交換機PBXと、移動局としての複数のコードレス電
話機PS1〜PSkとを備えている。
【0011】基地局BS1〜BSnは、サービスエリア
内に呼出エリアとなる複数の無線ゾーンZa,Zb,
…,Ziを形成する。コードレス電話機PS1〜PSk
は、上記基地局BS1〜BSnが形成する上記無線ゾー
ンZa,Zb,…,Zi内において、基地局BS1〜B
Snに対し無線チャネルを介して接続される。この無線
チャネルのアクセス方式には、4チャネル多重マルチキ
ャリアTDMA(Time Division Multiple Access )−
TDD(Time Division Duplex)方式が使用される。構
内交換機PBXは、上記コードレス電話機PS1〜PS
kの発着信に伴い、これらのコードレス電話機PS1〜
PSkが接続された基地局BS1〜BSnと図示しない
公衆電話網の加入者線SLとの間、および基地局BS1
〜BSn相互間を択一的に接続する。
【0012】図2は、上記コードレス電話機PS1〜P
Skの構成を示す回路ブロック図である。同図におい
て、基地局BS1〜BSnから到来した無線周波信号
は、アンテナ61で受信されたのち無線部6の高周波ス
イッチ(SW)62を介して受信部63に入力される。
この受信部63では、上記受信された無線周波信号が周
波数シンセサイザ64から発生された受信局部発振信号
とミキシングされて受信中間周波信号に周波数変換され
る。なお、上記周波数シンセサイザ64から発生される
局部発振周波数は無線チャネル周波数に応じて制御部1
0より指示される。また、無線部6には受信電界強度検
出部(RSSI)66が設けられている。この受信電界
強度検出部66では、基地局から到来した無線周波信号
の受信電界強度が検出され、その検出値は空きチャネル
サーチなどのために制御部10に通知される。
【0013】上記受信部63から出力された受信中間周
波信号は、モデム部7の復調部71に入力される。復調
部71では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル通話信号が再生される。
TDMA部8のTDMAデコード部81は、上記復調部
71から出力されたディジタル通話信号から、制御部1
0の指示に従って自機に割り当てられたタイムスロット
に挿入されているディジタル通話信号を抽出し、この抽
出したディジタル通話信号を通話部9に入力する。
【0014】通話部9は、適応化差分PCMコーデック
(ADPCM−CODEC)91と、PCMコーデック
(PCM−COD)92とからなり、上記ディジタル通
話信号はこの適応化差分PCMコーデック91およびP
CMコーデック92で順次復号されてアナログ通話信号
に再生される。そして、このアナログ通話信号は図示し
ない受話増幅器で増幅されたのちスピーカSPから拡声
出力される。
【0015】これに対し、マイクロホンMICに入力さ
れた送話音声は、通話部9において、図示しない送話増
幅器で増幅されたのち、PCMコーデック92および適
応化差分PCMコーデック91で順次符号化されてディ
ジタル通話信号となる。TDMA部8のTDMAエンコ
ード部82では、上記適応化差分コーデック91から出
力されたディジタル通話信号が制御部10から指示され
たタイムスロットに挿入されて、変調部72に入力され
る。変調部72では、上記ディジタル通話信号により搬
送波信号がディジタル変調され、この変調された搬送波
信号は無線部6の送信部65に入力される。
【0016】送信部65では、上記変調された搬送波信
号が周波数シンセサイザ64から発生された送信局部発
振信号とミキシングされることにより、制御部10より
指示された無線チャネル周波数に周波数変換され、さら
に所定の送信電力レベルに増幅される。そして、この送
信部65から出力された無線周波信号は高周波スイッチ
62を介してアンテナ61から基地局に向け送信され
る。
【0017】制御部10には、ダイヤルキーや各種機能
キーを備えたキー入力部101と、LCD駆動回路10
2とがそれぞれ接続されており、このLCD駆動回路1
02には液晶表示器(LCD)103が接続される。
【0018】制御部10は例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として有したもので、発着信に伴う無線チャ
ネル接続制御機能や通話制御機能などの通常の制御機能
に加えて、閉塞設定要求送信制御手段10aを備えてい
る。この閉塞設定要求送信制御手段10aは、コードレ
ス電話機のオフフックに伴い基地局との間に通信路が形
成された状態で、キー入力部101において閉塞を要求
する特番と閉塞対象の基地局の番号がキー入力された場
合に、上記特番および基地局番号を含む「閉塞設定要
求」情報を生成して基地局へ送信する。
【0019】一方、図3は上記基地局BS1〜BSnの
構成を示す回路ブロック図である。同図において、コー
ドレス電話機PS1〜PSkから到来した無線周波信号
は、アンテナ11で受信されたのち無線部1の高周波ス
イッチ(SW)12を介して受信部13に入力される。
この受信部13では、上記受信された無線周波信号が周
波数シンセサイザ14から発生された受信局部発振信号
とミキシングされて、受信中間周波信号に周波数変換さ
れる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発生され
る局部発振周波数は、無線チャネル周波数に応じて制御
部5より指示される。また、無線部1には受信電界強度
検出部(RSSI)16が設けられている。この受信電
界強度検出部16では、コードレス電話機PS1〜PS
kから到来した無線周波信号の受信電界強度が検出さ
れ、その検出値は空きチャネルサーチ等のために制御部
5に通知される。
【0020】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル通話信号が再生される。
TDMA部3のTDMAデコード部31では、制御部5
の指示に従って無線チャネルのタイムスロットごとにデ
ィジタル通話信号が分解され、この分解されたディジタ
ル通話信号は通話部4に入力される。
【0021】通話部4は、適応化差分PCMコーデック
(ADPCM−CODEC)41と、PCMコーデック
(PCM−CODEC)42と、これらのコーデック4
1,42間に介挿された音響エコーキャンセラ(AE
C)44とを備えている。上記TDMAデコード部31
から出力されたディジタル通話信号は、先ず適応化差分
PCMコーデック41で復号されたのち、後述する音響
エコーキャンセラ44で音響エコー成分が除去され、し
かるのちPCMコーデック42に入力される。そして、
このPCMコーデック42において、上記復号されたデ
ィジタル通話信号はアナログ通話信号に変換され、しか
るのちハイブリッド回路43を介して構内交換機PBX
へ送信される。
【0022】これに対し、構内交換機PBXからその内
線ELを介して到来したアナログ通話信号は、PCMコ
ーデック42でディジタル通話信号に変換されたのち、
音響エコーキャンセラ44を通過して適応化差分PCM
コーデック41に入力される。そして、この適応化差分
PCMコーデック41で符号化されたのちTDMA部3
のTDMAエンコード部32に入力される。
【0023】TDMAエンコード部32は、上記適応化
差分コーデック41から出力されたディジタル通話信号
をコードレス電話機に割り当てたタイムスロットに挿入
することにより、他のコードレス電話機宛てのディジタ
ル通話信号と多重化し、この多重化したディジタル通話
信号を変調部22に入力する。変調部22では、上記デ
ィジタル通話信号により搬送波信号がディジタル変調さ
れ、この変調された搬送波信号は送信部15に入力され
る。
【0024】送信部15では、上記変調された搬送波信
号が周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発
振信号とミキシングされることにより、制御部5により
指示された無線チャネル周波数に周波数変換され、さら
に所定の送信電力レベルに増幅される。そして、この送
信部15から出力された無線周波信号は高周波スイッチ
12を介してアンテナ11からコードレス電話機PSに
向け送信される。
【0025】ところで、この基地局BS1〜BSnには
例えば発光ダイオードからなる閉塞状態表示器51が設
けられている。また制御部5は、無線チャネル接続制御
や通話制御を行なう通常の制御機能の他に、閉塞設定解
除手段5aと、閉塞状態表示制御手段5bとを備えてい
る。
【0026】閉塞設定解除手段5aは、後述する構内交
換機PBXから「閉塞設定指示」信号および「閉塞解除
指示」信号が到来した場合に、自局の動作状態を閉塞状
態に設定したり、またこの閉塞状態を解除する。
【0027】閉塞状態表示制御手段5bは、上記閉塞設
定解除手段5aにより設定された自局の閉塞状態を閉塞
状態表示器51に表示させる。その表示形態としては、
例えば「運用中(非閉塞中)」には発光ダイオードを
「緑色」点灯させ、「閉塞中」には発光ダイオードを
「赤色」点灯させる。
【0028】図4は、構内交換機PBXの構成を示す回
路ブロック図である。構内交換機PBXは、交換回路部
100と、この交換回路部100を制御する交換制御部
200と、内線インタフェース部300と、局線インタ
フェース部400とを備え、さらに中央制御部500
と、記憶部600とを備えている。
【0029】内線インタフェース部300は、複数の内
線インタフェース回路301〜30nを有しており、こ
れらの内線インタフェース回路301〜30nにはそれ
ぞれ内線EL1〜ELnを介して基地局BS1〜BSn
が接続されている。内線インタフェース回路301〜3
0nは、基地局BS1〜BSnからの発信信号の検出や
基地局BS1〜BSnへの着信信号の送出などの内線イ
ンタフェース動作を行なう。
【0030】局線インタフェース部400は、複数の局
線インタフェース回路401〜40mを有し、これらの
局線インタフェース回路401〜40mはそれぞれ公衆
電話網の加入者線SLに接続されている。局線インタフ
ェース回路401〜40mは加入者線SLからの着信検
出や発信時の加入者線SLの捕捉などの局線インタフェ
ース動作を行なう。
【0031】ところで、記憶部600には中央制御部5
00が使用する制御プログラムおよび制御データが記憶
されており、この制御データの一つとして基地局変換テ
ーブル601が設けられている。この基地局変換テーブ
ル601は、各基地局BS1〜BSnに対応付けて接続
試験のための基地局番号を予め記憶したもので、この基
地局番号の登録は構内交換機PBXの運用開始に先立ち
図示しない保守端末装置により行なわれる。図5は上記
基地局変換テーブル601の一例を示すものである。
【0032】中央制御部500は、交換制御に係わる種
々制御機能に加えて、閉塞設定制御手段501と、閉塞
解除制御手段502とを備えている。閉塞設定制御手段
501は、コードレス電話機PS1〜PSkの発信に伴
うダイヤル受付期間中に、コードレス電話機PS1〜P
Skから「閉塞設定要求」信号が到来した場合に、この
「閉塞設定要求」信号に含まれる「基地局番号」を基に
基地局変換テーブル601をアクセスし、対応する内線
ポート番号を検索する。そして、この内線ポート番号の
内線に接続された基地局へ「閉塞設定指示」信号を送出
し、これにより基地局を閉塞された状態に設定する。
【0033】閉塞解除制御手段502は、上記「閉塞設
定指示」信号の送出後に閉塞要求元のコードレス電話機
がオンフックした場合に、これを接続試験終了と判断し
て上記該当基地局へ「閉塞解除指示」信号を送出し、こ
れにより基地局の閉塞された状態を解除して運用状態に
復旧させる。
【0034】次に、以上のように構成されたシステムに
おける基地局の接続確認試験動作を説明する。なお、こ
こでは基地局BS1の新規設置後あるいは設置位置の変
更後に、保守担当者が任意のコードレス電話機PSjを
使用して上記基地局BS1の接続試験を行なう場合を例
にとって説明する。
【0035】先ず、図7に示すごとくコードレス電話機
PSjにおいて保守担当者がオフフックすると、コード
レス電話機PSjとこのコードレス電話機PSjが位置
する無線ゾーンの基地局BS2との間が無線チャネルを
介して接続され、さらにこの無線チャネルと構内交換機
PBXとの間が内線EL2を介して接続される。この接
続がなされると、構内交換機PBXから発呼要求が受付
られたことを表わすダイヤルトーンPDTがコードレス
電話機PSjに返送される。
【0036】次に、この状態で保守担当者がキー入力部
101において閉塞要求特番を押すかまたは所定の機能
キーを押し、さらに試験対象の基地局BS1の基地局番
号を入力したとする。そうすると、コードレス電話機P
Sjから構内交換機PBXへ上記特番および基地局番号
を含む「基地局閉塞設定要求」信号が送出される。
【0037】これに対し構内交換機PBXは、上記ダイ
ヤルトーンPDTの送出開始後に中央制御部500によ
りダイヤルの到来監視を行なっている。この状態でコー
ドレス電話機PSjからダイヤル信号が到来すると、中
央制御部500は図6に示すフローチャートに従って、
先ずステップ6aでこの受信したダイヤル信号に含まれ
る特番からこのダイヤル信号が基地局の閉塞設定を要求
する信号であるか否かを判定する。そして、基地局閉塞
設定要求信号であれば、ステップ6bにおいてこの信号
に含まれる基地局番号をキーとして基地局変換テーブル
601を検索し、上記基地局番号に対応する基地局が存
在するか否かを判定する。
【0038】この判定において上記基地局番号に対応す
る基地局BS1が登録されていることが確認されると、
中央制御部500は次にステップ6cに移行してここで
該当する基地局BS1に対し「閉塞設定指示」信号を送
出する。なお、上記ステップ6bによる判定の結果、受
信した基地局番号に対応する基地局が存在しなければ、
中央制御部500はステップ6dに移行してここでダイ
ヤル送出元のコードレス電話機PSjへ所定のトーン信
号RTを送出し、これにより保守担当者に基地局の閉塞
設定要求拒否を通知する。
【0039】構内交換機PBXから「閉塞設定指示」信
号が送出されると、基地局BS1は自身の動作状態を運
用状態から閉塞状態に変化させる。そして、この閉塞さ
れた状態を表示するために閉塞状態表示器51の発光ダ
イオードを「赤色」点灯させる。したがって、保守担当
者は試験対象の基地局BS1の閉塞状態表示器51を視
認することにより、基地局BS1が正しく接続されてい
るか否かを判定することができる。
【0040】そうして基地局BS1についての接続試験
を終了し、保守担当者がコードレス電話機PSjをオン
フックすると、図8に示すごとくコードレス電話機PS
jから構内交換機PBXへ切断信号が送られる。この切
断信号を受信すると構内交換機PBXの中央制御部50
0は、閉塞中の被試験基地局が存在するか否かを判定す
る。そして、存在する場合にはこの非試験基地局BS1
に対し「閉塞解除指示」信号を送出する。このため、基
地局BS1の閉塞状態は解除され、基地局BS1は運用
状態に復旧する。また、このとき基地局BS1の閉塞状
態表示器51の発光ダイオードは「赤色」から「緑色」
点灯に変化する。
【0041】そうして上記基地局BS1の閉塞状態を解
除すると、構内交換機PBXの中央制御部500は切断
信号をコードレス電話機PSjに返送してコードレス電
話機PSjを待受状態に復帰させた後、自身も待受状態
となる。
【0042】このように本実施例のシステムでは、保守
担当者の操作に応じて任意のコードレス電話機PSjか
ら構内交換機PBXへ「基地局閉塞設定要求」信号を送
出し、この要求信号に応じて構内交換機PBXから試験
対象の基地局BS1へ「閉塞設定指示」信号を送出して
この基地局BS1を閉塞状態に設定するようにし、かつ
基地局BS1〜BSnに発光ダイオードを用いた閉塞状
態表示器51を設けて、基地局BS1〜BSnの閉塞状
態をこの閉塞状態表示器51に表示するようにしてい
る。
【0043】したがって本実施例であれば、保守担当者
は所望のコードレス電話機PSjを使用して閉塞要求操
作を行ない、その結果を試験対象の基地局BS1の閉塞
状態表示器51で視認することにより、試験対象の基地
局BS1の接続状態を簡単かつ短時間に確認することが
できる。
【0044】また本実施例では、接続状態の確認後にコ
ードレス電話機PSjをオンフックすると、構内交換機
PBXが試験対象の基地局BS1の閉塞状態を解除した
後通話リンクの切断処理を行なうようにしている。すな
わち、コードレス電話機PSjのオンフックに応じて基
地局BS1の閉塞状態が自動的に解除されることにな
る。このため、試験終了後に保守担当者は、基地局BS
1の閉塞状態を解除するために特別な操作を行なう必要
がなく、これにより操作を簡略化して保守担当者の負担
を軽減することができる。また、保守担当者が閉塞解除
操作を忘れて基地局が閉塞状態に設定されたまま放置さ
れる不具合は確実に防止される。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記実施例では基地局BS1〜B
Snにおける閉塞状態の表示を、発光ダイオードを用い
てその発光色を変化させることにより行なう場合を例に
とって説明した。しかし、その他の表示方式として、基
地局にスピーカを設けて、このスピーカから閉塞状態を
表わす鳴音あるいは音声合成メッセージを拡声出力する
ことにより表示するようにしてもよい。
【0046】また、基地局に閉塞状態通知手段を設け、
構内交換機からの閉塞設定指示に応じて自身の動作状態
を閉塞状態に設定するとその旨を構内交換機に通知し、
構内交換機はこの通知された閉塞状態表示情報を閉塞要
求元の移動局に転送して、この移動局の表示器103に
基地局番号とともに表示するように構成してもよい。こ
のように構成すると、保守担当者は試験対象の基地局の
閉塞状態表示器51を見なくても、自身が操作している
コードレス電話機の表示器103を見ることにより、試
験対象の基地局の状態を確認することができ、これによ
り試験能率をさらに向上させることができる。
【0047】さらに、前記実施例では各コードレス電話
機PS1〜PSkの中の任意のコードレス電話機PSj
を用いて試験のための操作を行なう場合について述べた
が、試験用のコードレス電話機を設け、この試験用のコ
ードレス電話機により試験操作を行なうようにしてもよ
い。このようにすると、汎用のコードレス電話機の構成
を簡単化してシステム価格の低減を図ることができる。
【0048】さらに、前記実施例ではコードレス電話機
PSjのオンフックに応じて基地局の閉塞状態を自動解
除するようにしたが、コードレス電話機PSjにおいて
閉塞解除要求の送出操作を行なってその要求信号を構内
交換機PBXへ送出し、構内交換機PBXがこの要求信
号を受信することにより基地局の閉塞状態を解除するよ
うに構成してもよい。
【0049】その他、移動局、基地局および交換機の構
成や、閉塞設定要求信号の構成、閉塞設定解除制御手順
等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、移動局
に、閉塞制御要求送出手段を設け、交換機との間に基地
局を介して通信路が形成された状態において、上記閉塞
制御要求送出手段により上記交換機に対し所望の基地局
の閉塞状態を制御するための要求を送出し、上記交換機
には閉塞状態制御手段を備え、上記移動局から基地局の
閉塞状態を制御するための要求が到来した場合に、上記
制御手段によりこの要求に応じて該当する基地局の閉塞
状態を制御するようにし、さらに上記基地局には閉塞状
態表示手段を設けて、この表示手段により上記交換機に
より制御された自局の閉塞状態を表示するようにしてい
る。
【0051】したがって本発明によれば、移動局での操
作により所望の基地局の接続試験を簡単かつ正確に効率
良く行なうことができるコードレス通信システムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係わるディジタル構
内コードレス電話システムの概略構成図。
【図2】図1に示したシステムのコードレス電話機の構
成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示したシステムの基地局の構成を示す回
路ブロック図。
【図4】図1に示したシステムの構内交換機の構成を示
す回路ブロック図。
【図5】基地局変換テーブルの構成の一例を示す図。
【図6】構内交換機の中央制御部による基地局閉塞設定
制御手順およびその制御内容を示すフローチャート。
【図7】基地局を閉塞状態に設定する際のシーケンスを
示す図。
【図8】基地局の閉塞状態を解除する際のシーケンスを
示す図。
【符号の説明】
BS1〜BSn…基地局 PS1〜PSk…コードレス電話機 PBX…構内交換機 SL…公衆電話網の加入者線 EL1〜ELn…構内交換機の内線 Za〜Zi…無線ゾーン(呼出エリア) 1…基地局の無線部 2…基地局のモデム部 3…基地局のTDMA部 4…基地局の通話部 5…基地局の制御部 5a…閉塞設定解除手段 5b…閉塞状態表示手段 6…コードレス電話機の無線部 7…コードレス電話機のモデム部 8…コードレス電話機のTDMA部 9…コードレス電話機の通話部 10…コードレス電話機の制御部 10a…閉塞設定要求送信制御手段 11,61…アンテナ 12,62…高周波スイッチ(SW) 13,63…受信部 14,64…周波数シンセサイザ 15,65…送信部 16,66…受信電界強度検出部(RSSI) 21,71…復調部 22,72…変調部 31,81…TDMAデコード部 32,82…TDMAエンコード部 41,91…適応差分PCMコーデック 42,92…PCMコーデック 43…ハイブリッド回路 44…音響エコーキャンセラ(AEC) 51…閉塞状態表示器(発光ダイオード) 100…交換回路部 101…キー入力部 102…LCD表示器 103…液晶表示器(LCD) 200…交換制御部 300…内線インタフェース部 301〜30n…内線インタフェース回路 400…局線インタフェース部 401〜40m…局線インタフェース回路 500…構内交換機の中央制御部 501…閉塞設定制御手段 502…閉塞解除制御手段 600…記憶部(MEM) 601…基地局変換テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の物理的領域に分散配置されてこの
    物理的領域を分割する複数の無線ゾーンを形成する複数
    の基地局と、これらの基地局に対し無線チャネルを介し
    て接続される複数の移動局と、前記基地局を有線回線を
    介して収容する交換機とを備えたコードレス通信システ
    ムにおいて、 前記移動局は、 前記交換機との間に前記基地局を介して通信路が形成さ
    れた状態において、前記交換機に対し所望の基地局の閉
    塞状態を制御するための要求を送出するための閉塞制御
    要求送出手段を備え、 前記交換機は、 前記移動局から基地局の閉塞状態を制御するための要求
    が到来した場合に、この要求に応じて該当する基地局の
    閉塞状態を制御するための閉塞状態制御手段を備え、 かつ前記基地局は、 前記交換機により制御された自局の閉塞状態を表示する
    ための閉塞状態表示手段を備えたことを特徴とするコー
    ドレス通信システム。
  2. 【請求項2】 交換機の閉塞状態制御手段は、 移動局から基地局の閉塞要求が到来した場合に、この閉
    塞要求に応じて該当する基地局を閉塞させるための閉塞
    設定手段と、 前記閉塞要求を送出した移動局が交換機との間の通信路
    を解放したことに応じて、前記該当する基地局の閉塞さ
    れた状態を解除するための閉塞解除手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のコードレス通信システム。
JP7065750A 1995-03-24 1995-03-24 コードレス通信システム Pending JPH08265852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7065750A JPH08265852A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 コードレス通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7065750A JPH08265852A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 コードレス通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08265852A true JPH08265852A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13296016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7065750A Pending JPH08265852A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 コードレス通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08265852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016040910A (ja) * 2000-09-15 2016-03-24 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 無線通信における高データレート伝送のための方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016040910A (ja) * 2000-09-15 2016-03-24 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 無線通信における高データレート伝送のための方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2864734B2 (ja) 代替無線電話システムの選択方法
US8515417B2 (en) Auto sensing home base station for mobile telephone with remote answering capabilities
US20040208167A1 (en) Internet telephone apparatus and internet telephone system
AU3899599A (en) Communications webs with personal communications links for pstn subscribers
US20010003706A1 (en) Cordless telephone apparatus
JPH08265852A (ja) コードレス通信システム
KR920009152B1 (ko) 구내 무선전화 시스템
JP3056869B2 (ja) 移動無線通信装置
JPS63288547A (ja) 無線電話装置
JP3233479B2 (ja) 無線電話システム
JP3115159B2 (ja) 無線電話装置
JPH0730959A (ja) 携帯電話システム
JP3148031B2 (ja) 無線電話装置
JPH11275648A (ja) 無線交換通信システムとその無線交換装置
JP2648128B2 (ja) Mca用交換機接続装置
JPS6324725A (ja) 選択呼出し可能なコ−ドレステレホンシステム
JPH11313378A (ja) 無線固定端末装置及び発呼側ダイアル番号判別方法
JPH09121384A (ja) デジタル無線電話システム
JPH04269030A (ja) 無線通信装置
JPS6242540B2 (ja)
JPH06260993A (ja) 無線電話システム
JP2000196743A (ja) 電話装置
JPH04278736A (ja) 無線電話呼び出し方法及びそれに用いる無線電話機
JPH0328857B2 (ja)
JP2000196706A (ja) 電話機