JPH08265847A - オーディオ再生装置 - Google Patents

オーディオ再生装置

Info

Publication number
JPH08265847A
JPH08265847A JP7060796A JP6079695A JPH08265847A JP H08265847 A JPH08265847 A JP H08265847A JP 7060796 A JP7060796 A JP 7060796A JP 6079695 A JP6079695 A JP 6079695A JP H08265847 A JPH08265847 A JP H08265847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
incoming call
audio signal
code
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7060796A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Adachi
直史 安達
Hideo Yoshizumi
秀夫 吉住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP7060796A priority Critical patent/JPH08265847A/ja
Publication of JPH08265847A publication Critical patent/JPH08265847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドホンを使用して再生音声を聴いている場
合であっても確実に着信を知り得るオーディオ再生装置
を提供する。 【構成】着信検出時に電話機より、例えば所定のコード
で搬送波をFSK変調した送信信号が送信される。再生
装置200は、送信信号をアンテナ51で受信し、FS
K復調器53で復調する。コード抽出器54で復調信号
より所定のコードを抽出して出力側に導出する。ディッ
プスイッチ部55によって、上述した所定のコードと一
致した内部設定コードを予め設定する。着信検出されて
電話機より送信信号が送信され、コード抽出器54で所
定のコードが抽出されるとき、比較器56の出力信号は
ハイレベル「H」となる。マイコン8は、トーン信号出
力器57より着信を示すオーディオ信号ARDを出力さ
せ、このオーディオ信号ARDを再生オーディオ信号APB
の出力経路に供給し、ヘッドホン(スピーカ)47を使
用して着信を報知させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ再生装置
に関する。詳しくは、着信検出時に通信機より送信され
る着信情報信号を受信して再生オーディオ信号の出力経
路に着信を示すオーディオ信号を供給することによっ
て、例えばヘッドホンを使用して再生音声を聴いている
場合であっても確実に着信を知り得るようにしたオーデ
ィオ再生装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】基地局と無線で接続されることにより通
話が可能となる携帯電話機が普及してきている。携帯電
話機を使用することで、使用者はサービスエリア内であ
れば何時でも何処でも電話をかけることができ、非常に
便利なものである。通常、着信検出時には呼出音を出力
することで着信を知らせるが、電話機本体を振動させて
着信を知らせる振動呼出の機能を備えるものも存在す
る。振動呼出機能を備える携帯電話機においては、呼出
音を出力させなくても着信を知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】呼出音の出力のみで着
信を知るものによれば、例えばヘッドホンを使用してC
Dプレーヤやヘッドホンステレオ等の再生音声を聴いて
いる場合には、携帯電話機の呼出音の聴き取りが困難と
なり、着信に応答できなくなるおそれがある。このよう
な場合、振動呼出機能を有する携帯電話機では電話機本
体を振動させて着信を知らせるものであって着信を容易
に知り得るが、必ず振動が伝わるところに携帯電話機を
収容できるとは限らない。
【0004】そこで、この発明では、例えばヘッドホン
を使用して再生音声を聴いている場合であっても確実に
着信を知り得るようにしたオーディオ再生装置を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオーディ
オ再生装置は、通信機より送信される着信情報信号を受
信する無線受信手段と、無線受信手段で受信された着信
情報信号に基づいて着信を示すオーディオ信号を出力す
るオーディオ信号出力手段と、このオーディオ信号出力
手段より出力される着信を示すオーディオ信号を再生オ
ーディオ信号の出力経路に供給する信号供給手段とを備
えるものである。
【0006】
【作用】通信機で着信が検出されるとき、この通信機か
らは着信情報信号が送信される。この着信情報信号は無
線受信手段で受信され、それによってオーディオ信号出
力手段からは着信を示すオーディオ信号が出力され、こ
のオーディオ信号が信号供給手段によって再生オーディ
オ信号の出力経路に供給される。そのため、例えばヘッ
ドホンを使用して再生音声を聴いている場合には、その
ヘッドホンより着信を示す音声も出力されることとな
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。図1は、簡易型携帯電話機(P
HS:Personal Handyphone System)100を示してい
る。
【0008】本例の簡易型携帯電話機100は、基地局
との無線通信を行うための無線部2、π/4シフトQP
SKの変調および復調の処理を行うためのディジタル変
復調部3、複数チャネル分のスロットの多重信号を取り
扱うためのTDMA(Time Division Multiple Acces
s:時分割多元接続)処理部4、音声信号の圧縮符号化
およびその復号化の処理を行うための音声コーデック部
5、システムコントローラとしてのマイクロコンピュー
タ(以下、「マイコン」という)8を有している。
【0009】アンテナ1で受信された基地局からの信号
は無線部2を介してディジタル変復調部3に供給されて
π/4シフトQPSK復調処理される。このディジタル
変復調部3で復調された信号、すなわち複数チャネル分
のスロットの時分割多重信号はTDMA処理部4に供給
される。TDMA処理部4では、マイコン8の制御によ
って、複数チャネル分のスロットの多重信号より予め設
定されたスロットが選択されると共に、その選択された
スロットより圧縮音声データおよび制御データが分離さ
れる。
【0010】TDMA処理部4より出力される制御デー
タはマイコン8に供給される。また、TDMA処理部4
より出力される圧縮音声データは音声コーデック部5に
供給されて復号化処理(誤り訂正処理も含む)が行われ
た後にアナログ信号に変換される。そして、音声コーデ
ック部5より出力される受信音声信号はスピーカアンプ
18を介して受話器を構成するスピーカ6に供給され
る。
【0011】また、送話器を構成するマイクロホン7よ
り出力される送信音声信号はマイクアンプ19を介して
音声コーデック部5に供給されて圧縮符号化処理(誤り
訂正符号化処理も含む)が行われた後にTDMA処理部
4に供給される。TDMA処理部4では、音声コーデッ
ク部5より供給される圧縮音声データが予め設定された
スロットとして時分割多重化処理される。この場合、マ
イコン8より出力される制御データもそのスロットに多
重化処理される。TDMA処理部4で多重化処理された
信号はディジタル変復調部3に供給されてπ/4シフト
QPSK変調処理が行われる。そして、ディジタル変復
調部3より出力される変調信号は無線部2を介してアン
テナ1に供給されて基地局に送信される。
【0012】上述せずも、パワーオンの状態で所定の基
地局のエリアに入ると、その基地局との間で無線通信が
行われ、その基地局のエリアにいるという位置登録が行
われる。この位置登録は制御チャネルとして決められた
通信周波数およびスロット位置を使用して行われる。こ
の場合、無線部2の送受信周波数およびTDMA処理部
4で選択されるスロットの位置がそれぞれ制御チャネル
の通信周波数およびスロット位置と一致するように制御
される。なお、位置登録後は制御チャネルでの受信状態
で待機するように制御される。また、上述した音声信号
の送受信は後述するように通話チャネルを使用して行わ
れる。
【0013】また、本例の簡易型携帯電話機100は、
DTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号を
「*」、「#」の特殊入力キーや「0」〜「9」のテン
キーに対応したキーデータに変換するDTMF復調部
9、留守録モードで受信音声信号を録音すると共に、録
音された受信音声信号や予め録音されている応答メッセ
ージ(音声信号)を後述するキー入力部の操作やマイコ
ン8の制御でもって再生するための音声録再部10、着
信検出時にマイコン8の制御でもって呼出音を出力する
ための呼出音出力部11A、着信検出時にマイコン8の
制御でもって電話機本体を振動させるための振動発生部
11B、着信検出時にマイコン8の制御でもって発光表
示するための着信表示部15、DTMF信号に対応した
キーデータを文字データに変換するための変換フォーマ
ット記憶部17を有している。呼出音出力部11Aはス
ピーカやブザー等を有して構成され、振動発生部11B
はバイブレータモータ等を有して構成され、着信表示部
15は発光ダイオード(LED)等を有して構成され
る。
【0014】DTMF復調部9には音声コーデック部5
で復号化処理されて得られる受信音声信号が供給され
る。受信音声信号がDTMF信号であるとき、DTMF
復調部9からはそのDTMF信号に対応したキーデータ
(以下、「受信データ」という)が出力され、この受信
データはマイコン8に供給される。これにより、マイコ
ン8は、受信音声信号がDTMF信号であることを認識
できる。
【0015】音声録再部10は、音声信号の記憶手段と
して例えば半導体メモリを有して構成される。この音声
録再部10の動作はマイコン8によって制御され、音声
録再部10よりマイコン8にはその動作状態を示す信号
が供給される。音声録再部10では、後述するキー入力
部の操作で留守録モードに設定されている場合、受信音
声信号の録音が行われる。
【0016】音声録再部10の半導体メモリの所定アド
レスには、留守録モードで発呼側に送信すべき応答メッ
セージ(音声信号)が予め録音されている。マイコン8
の制御に基づき音声録再部10で再生される応答メッセ
ージは音声コーデック部5に供給され、マイクロホン7
より出力される音声信号と同様の処理が施されてアンテ
ナ1より基地局に送信される。
【0017】また、本例の簡易型携帯電話機100で
は、マイコン8に、電話番号等を入力するためのテンキ
ーおよび特殊入力キー、呼出モードを設定するための呼
出モード設定キー、留守録モードに設定するための留守
録モード設定キー、音声録再部10の再生動作等を操作
するための操作キー等が配されたキー入力部12が接続
される。この場合、キー入力部12の呼出モード設定キ
ーによって、2種類の呼出モードのいずれかが設定され
る。2種類の呼出モードとは、着信音を出力させるこ
とで呼出を行う音呼出モード、電話機本体を振動させ
ることで呼出を行う振動呼出モードである。
【0018】また、本例の簡易型携帯電話機100で
は、マイコン8に、オンフック状態からオフフック状態
あるいはその逆とするための通話キー13、発呼時の相
手側の電話番号、システムの状態、送信されてきた文字
メッセージ等を表示するための表示部14、呼出モード
の設定情報、留守録モードの設定情報、相手側から送信
されてきた文字メッセージデータ等を格納するための不
揮発性メモリ16が接続される。不揮発性メモリ16に
は、後述するCDプレーヤの着信報知手段を動作させる
ために使用される所定のコード、本例においては8ビッ
トコードも格納される。この不揮発性メモリ16は、例
えばEEPROM(Electrically Erasable Programmab
le ROM)等で構成される。
【0019】また、本例の簡易型携帯電話機100は、
FSK変調器(ディジタル周波数変調器)20を有して
いる。FSK(Frequency Shift Keying)は、ディジタ
ル信号の“1”,“0”に応じて搬送波を周波数変調す
るものである。このFSK変調器20は、着信検出時に
マイコン8の制御によって変調処理の動作を実行する。
【0020】すなわち、着信が検出される場合、マイコ
ン8は不揮発性メモリ16より8ビットコードを読み出
し、その8ビットコードの前後にスタートビットおよび
ストップビットを付加したコード信号(図2に図示)を
生成してFSK変調器20に供給する。FSK変調器2
0では、マイコン8より供給される上述したコード信号
(ディジタル信号)に応じて搬送波が周波数変調されて
送信信号が形成される。本例において、搬送波は数MH
z帯の信号が使用される。FSK変調器20で形成され
る送信信号は、RFアンプ21で増幅された後にアンテ
ナ22より微弱電波として送信される。なお、このよう
な送信信号の送信は、着信があって通話キー13の押圧
による応答があるか、発呼側での回線切断があるかま
で、あるいは留守録モードで所定時間が経過するまで繰
り返し行われる。
【0021】以上の構成において、キー入力部12のキ
ー操作で相手側の電話番号を入力した後に通話キー13
を押圧すると、まずマイコン8より制御データとして電
話番号データ等がTDMA処理部4に供給されて制御チ
ャネルでもって基地局に送信される。これにより、相手
側との回線接続が行われて通話可能状態となる。
【0022】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
4よりマイコン8に供給される。マイコン8は、通信周
波数データに基づいて無線部2を制御して送受信周波数
が通話チャネルの通信周波数と一致するようにすると共
に、スロット位置データに基づいてTDMA処理部4で
選択されるスロットを設定する。よって、通話は基地局
より通知された通話チャネルを使用して行われる。
【0023】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部4よりマイコン8に供給されて着信
が検出されると、マイコン8によって呼出音出力部11
Aや振動発生部11Bが制御されて呼出動作が行われ
る。このとき同時に、マイコン8の制御により着信表示
部15で着信したことが発光表示される。
【0024】また、着信検出時には、上述したようにマ
イコン8よりFSK変調器20にコード信号(図2に図
示)が供給されて変調処理が行われて送信信号が形成さ
れ、この送信信号がアンテナ22より微弱電波として送
信される。そして、この送信信号が後述するオーディオ
再生装置、例えばCDプレーヤで受信され、着信を示す
オーディオ信号が再生オーディオ信号の出力経路に供給
される。
【0025】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キー13の押圧による応答があると、マイコン8よ
り制御データとして応答データがTDMA処理部4に供
給されて基地局に制御チャネルでもって送信される。こ
れにより、相手側との回線接続が行われて通話可能状態
となる。この場合も、通話は基地局より通知された通話
チャネルを使用して行われる。なお、上述したように基
地局より制御データとして呼出データが送信される場合
は制御チャネルが使用されるが、この呼出データには電
話番号データ等の識別データが付加されているので、マ
イコン8は自己に対する呼出データであることを認識で
きる。
【0026】また、上述したように呼出データがTDM
A処理部4よりマイコン8に供給されて着信が検出され
る場合、留守録モードに設定されているときは、呼出動
作が所定時間だけ行われた後に自動的に応答して通話可
能状態となる。そして、発呼側に受信音声信号が録音さ
れる旨の応答メッセージが送信された後、音声録再部1
0で受信音声信号の録音が開始される。
【0027】また、留守録中、あるいは通話中に相手側
よりDTMF信号による文字メッセージデータが送られ
てくるとき、DTMF復調部9より出力される受信デー
タはマイコン8の制御に基づいて変換フォーマット記憶
部17を参照して文字データに変換され、その文字デー
タが不揮発性メモリ16の文字メッセージ領域に書き込
まれると共に、その文字データによる文字メッセージが
表示部14に表示される。
【0028】図3は、上述したように簡易型携帯電話機
100より着信検出時に送信される送信信号を受信し、
着信を示すオーディオ信号を再生オーディオ信号の出力
経路に供給するように構成された携帯用のCDプレーヤ
200を示している。
【0029】図において、CD(コンパクトディスク)
31はスピンドルモータ32によって回転駆動される。
光ピックアップ33を構成する半導体レーザからのレー
ザビームがCD31の記録面に照射され、その反射光が
光ピックアップ33を構成する複数の光検出器(例え
ば、6分割フォトディテクタ)に照射される。光ピック
アップ33の複数の光検出器の出力信号はRFアンプ部
34に供給される。このRFアンプ部34より得られる
例えば3スポット法によるトラッキングエラー信号およ
びアスティグマ法によるフォーカスエラー信号はサーボ
制御回路35に供給され、このサーボ制御回路35によ
って光ピックアップ33のトラッキングサーボおよびフ
ォーカスサーボが行われる。
【0030】なお、サーボ制御回路35によって光ピッ
クアップ33を所定位置に移動する送りモータ36や、
スピンドルモータ32の回転も制御される。このサーボ
制御回路35の動作はシステムコントローラを構成する
マイコン37によって制御される。このマイコン37に
は、ユーザが種々の操作を行うためのキー操作部38が
接続されると共に、このキー操作部38による操作手順
やシステムの状態等が表示される表示器39が接続され
る。
【0031】また、RFアンプ部34より得られる再生
RF信号はEFM(Eight to Fourteen Modulation)と
CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)のデ
コーダ40に供給され、EFMの復調処理が行われると
共に、誤り訂正処理が行われる。このデコーダ40で誤
り訂正されたオーディオデータはメモリコントローラ4
1を介して音飛び防止用のDRAM(ダイナミックRA
M)42に一時的に格納される。上述せずも、CD31
からのオーディオデータの読み出しは通常の2倍の速度
でもって間欠的に行われ、DRAM42に常に一定量以
上のオーディオデータが蓄えられるようにされる。
【0032】DRAM42に格納されたオーディオデー
タはメモリコントローラ41の制御によって通常の速度
でもって順次読み出され、D/A変換器43に供給され
てアナログ信号に変換される。D/A変換器43より出
力される再生オーディオ信号APBはアンプ44、加算器
45およびヘッドホンアンプ46の直列回路を介してヘ
ッドホンを構成するスピーカ47に供給される。これに
より、スピーカ47からは再生オーディオ信号SPBによ
る音声が出力される。
【0033】また、本例のCDプレーヤ200は、上述
したように簡易型携帯電話機100のアンテナ22より
送信される送信信号を受信するアンテナ51、受信され
た送信信号を増幅するRFアンプ52、そして受信され
た送信信号を復調するためのFSK復調器(ディジタル
周波数復調器)53を有している。
【0034】また、本例のCDプレーヤ200は、コー
ド抽出器54、ディップスイッチ部55、比較器56を
有している。コード抽出器54は、FSK復調器53の
出力信号より上述した8ビットコードを抽出するための
ものである。このコード抽出器54では、FSK復調器
53の出力信号よりスタートビットを検出することで、
8ビットコードの抽出が行われる。コード抽出器54で
抽出された8ビットコードは、所定時間だけ出力側に導
出される。
【0035】ディップスイッチ部55は、内部設定コー
ドとしての8ビットコードを設定するためのものであ
る。内部設定コードは、1組のシステムを構成する上述
した簡易型携帯電話機の不揮発性メモリ16に記憶され
ている8ビットコードと一致するように予め設定され
る。比較器56は、コード抽出器54の8ビット出力と
ディップスイッチ部55で設定された8ビットの内部設
定コードとが一致するか否かを判別するためのものであ
る。そして、比較器56からは、双方のコードが一致す
るときハイレベル「H」となり、双方のコードが一致し
ないときローレベル「L」となる判別信号が出力され
る。比較器56より出力される判別信号はマイコン37
に供給される。
【0036】また、本例のCDプレーヤ200は、着信
を示すオーディオ信号ARDを出力するトーン信号出力器
57を有している。比較器56より出力される判別信号
がハイレベル「H」となるとき、マイコン37の制御に
よってトーン信号出力器57よりトーン信号が着信を示
すオーディオ信号ARDとして出力され、このオーディオ
信号ARDは加算器45に供給されて、再生オーディオ信
号APBの出力経路に供給される。なお、オーディオ信号
ARDとしては、トーン信号の代わりに、音声合成器等で
形成される音声信号であってもよい。
【0037】また、上述したように着信を示すオーディ
オ信号ARDが再生オーディオ信号APBの出力経路に供給
されるとき、マイコン37の制御によってCD31の再
生動作が停止され、再生オーディオ信号APBがスピーカ
47に供給されないようにされる。なお、CD31の再
生動作を停止する代わりに、破線図示するようにマイコ
ン37によってアンプ44のゲインを制御して、再生オ
ーディオ信号APBをミューティングし、再生オーディオ
信号APBがスピーカ47に供給されないようにしてもよ
い。さらには、スピーカ47に供給される再生オーディ
オ信号APBのレベルを低下させてもよい。
【0038】以上の構成において、上述した簡易型携帯
電話機100で着信が検出されてアンテナ22より送信
信号が微弱電波として送信される場合、CDプレーヤ2
00では、その送信信号がアンテナ51で受信され、F
SK復調器53で復調される。そして、コード抽出器5
4で内部設定コードと一致する8ビットコードが抽出さ
れるため、比較器56の出力信号はハイレベル「H」と
なる。そのため、マイコン37の制御によってトーン信
号出力器57より着信を示すオーディオ信号ARDが出力
され、このオーディオ信号ARDが加算器45より再生オ
ーディオ信号APBの出力経路に供給される。これによ
り、スピーカ47からはオーディオ信号ARDによる音声
が出力され、CDプレーヤ200の使用者に着信が報知
される。この場合、CD31の再生動作が停止され、あ
るいはアンプ44で再生オーディオ信号APBがミューテ
ィングされ、若しくは再生オーディオ信号APBのレベル
が小さくされるため、スピーカ47からは再生オーディ
オ信号APBによる音声が大きなレベルで出力されること
がなく、オーディオ信号ARDにより音声の聴き取りが容
易となる。
【0039】なお、通話キー13の押圧による応答があ
るか、発呼側での回線切断があった後、あるいは留守録
モードで所定時間が経過した後は、簡易型携帯電話機1
00のアンテナ22より送信信号が送信されなくなるた
め、コード抽出器54の出力コードは上述した8ビット
コードとは異なるものとなるため、比較器56の出力信
号はローレベル「L」となり、トーン信号出力器57か
らの着信を示すオーディオ信号ARDの出力が停止され、
スピーカ47からのオーディオ信号ARDによる音声の出
力が停止される。
【0040】このように本例によれば、簡易型携帯電話
機100で着信が検出されるとき、この簡易型携帯電話
器100のアンテナ22より比較的低周波数の数MHz
の送信信号が送信され、CDプレーヤ200ではその送
信信号が受信され、ヘッドホンを構成するスピーカ47
からは着信を示すオーディオ信号ARDによる音声が出力
され、CDプレーヤ200の使用者に着信が報知され
る。したがって、ヘッドホンを使用して再生音声を聴い
ている場合であっても、使用者は確実に着信を知ること
ができる。また、簡易型携帯電話器100より送信され
る送信信号は比較的低周波数の信号であるため、簡易型
携帯電話機100の送信部およびCDプレーヤ200の
受信部には高精度が要求されず、簡単かつ安価に構成す
ることができる。また、簡易型携帯電話機100より送
信信号が微弱電波として送信されるため、他の電子機器
への影響を回避でき、消費電力も少なくて済む等の利益
がある。
【0041】また、送信信号は所定のコードを変調した
信号であって、CDプレーヤ200のディップスイッチ
部55で設定される内部設定コードが所定のコードと一
致する場合のみ、上述したようにスピーカ47からは着
信を示すオーディオ信号ARDによる音声が出力され、C
Dプレーヤ200の使用者に着信が報知される。つま
り、ディップスイッチ部55による内部設定コードの設
定によって、オーディオ信号ARDによる着信通知を行わ
せるか否かを任意に設定することができる。
【0042】なお、上述実施例においては、コード信号
がFSK変調されて送信信号が形成されるものを示した
が、その他のディジタル変調方式を使用して送信信号を
形成するようにしてもよい。また、上述実施例において
は、簡易型携帯電話機100で着信が検出されるときは
常に送信信号が出力されるように説明したが、例えばキ
ー入力部12に送信信号を出力するか否かを選択するキ
ーを設けてもよい。また、上述実施例においては、通信
機として簡易型携帯電話機100を示したものである
が、その他の電話機やトランシーバ等の通信機にも同様
に適用できる。また、オーディオ再生装置としてCDプ
レーヤ200を示したものであるが、ヘッドホンステレ
オ等のその他のオーディオ再生装置にも同様に適用でき
る。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、着信検出時に通信機
より送信される着信情報信号を受信して再生オーディオ
信号の出力経路に着信を示すオーディオ信号を供給する
ものであり、例えばヘッドホンを使用して再生音声を聴
いている場合であっても確実に着信を知らせることがで
きる。また、送信信号を所定のコードを変調したものと
し、内部設定コードが所定のコードと一致するときのみ
再生オーディオ信号の出力経路に着信を示すオーディオ
信号を供給するようにすることで、使用者は内部設定コ
ードの設定によって着信を示すオーディオ信号による着
信通知を行わせるか否かを任意に選択できる。また、着
信を示すオーディオ信号が再生オーディオ信号の出力経
路に供給される場合、再生動作を停止させ、あるいは再
生オーディオ信号のレベルを低下させることで、例えば
ヘッドホンより再生オーディオ信号による音声が大きな
レベルで出力されることがなく、着信を示すオーディオ
信号による音声の聴き取りを容易とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例としての簡易型携帯電話機の
構成を示す系統図である。
【図2】コード信号の構成例を示す図である。
【図3】この発明の実施例としてのCDプレーヤの構成
を示す系統図である。
【符号の説明】
1,22,51 アンテナ 2 無線部 3 ディジタル変復調部 4 TDMA処理部 5 音声コーデック部 6,47 スピーカ 7 マイクロホン 8,37 マイクロコンピュータ 11A 呼出音出力部 11B 振動発生部 15 着信表示部 16 不揮発性メモリ 20 FSK変調器 31 CD 33 光ピックアップ 35 サーボ制御回路 40 EFMとCIRCのデコーダ 41 メモリコントローラ 43 D/A変換器 44 アンプ 45 加算器 46 ヘッドホンアンプ 53 FSK復調器 54 コード抽出器 55 ディップスイッチ部 56 比較器 57 トーン信号出力器 100 簡易型携帯電話機 200 CDプレーヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機より送信される着信情報信号を受
    信する無線受信手段と、 上記無線受信手段で受信された着信情報信号に基づいて
    着信を示すオーディオ信号を出力するオーディオ信号出
    力手段と、 上記オーディオ信号出力手段より出力される着信を示す
    オーディオ信号を再生オーディオ信号の出力経路に供給
    する信号供給手段とを備えることを特徴とするオーディ
    オ再生装置。
  2. 【請求項2】 上記着信情報信号は、所定のコードに応
    じて搬送波を変調して形成された送信信号であり、 上記無線受信手段で受信された上記送信信号を復調する
    信号処理手段と、 上記信号処理手段で復調して得られる信号より上記所定
    のコードを抽出するコード抽出手段と、 上記コード抽出手段で抽出される上記所定のコードが内
    部設定コードと一致するか否かを判別するコード比較手
    段を有し、 上記コード比較手段で一致すると判別されるとき上記オ
    ーディオ信号出力手段より上記着信を示すオーディオ信
    号を出力させることを特徴とする請求項1に記載のオー
    ディオ再生装置。
  3. 【請求項3】 上記オーディオ信号出力手段より上記着
    信を示すオーディオ信号が出力されるとき再生動作を停
    止することを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再
    生装置。
  4. 【請求項4】 上記再生オーディオ信号のレベルを低下
    させるレベル減衰手段を有し、 上記オーディオ信号出力手段より上記着信を示すオーデ
    ィオ信号が出力されるとき上記レベル減衰手段で上記再
    生オーディオ信号のレベルを低下させることを特徴とす
    る請求項1に記載のオーディオ再生装置。
JP7060796A 1995-03-20 1995-03-20 オーディオ再生装置 Pending JPH08265847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7060796A JPH08265847A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 オーディオ再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7060796A JPH08265847A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 オーディオ再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08265847A true JPH08265847A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13152641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7060796A Pending JPH08265847A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 オーディオ再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08265847A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998038643A1 (en) * 1997-02-28 1998-09-03 Ascom Ag A mobile or portable playback apparatus
KR100608771B1 (ko) * 2004-04-21 2006-08-08 엘지전자 주식회사 오디오 또는 비디오 장치의 전화 착신 알람 장치와 방법
US7650145B2 (en) 1999-11-12 2010-01-19 Sony Corporation Telephone set, communication adaptor, home appliance control method, and program recording medium

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998038643A1 (en) * 1997-02-28 1998-09-03 Ascom Ag A mobile or portable playback apparatus
US7650145B2 (en) 1999-11-12 2010-01-19 Sony Corporation Telephone set, communication adaptor, home appliance control method, and program recording medium
JP2010183606A (ja) * 1999-11-12 2010-08-19 Sony Corp オーディオ再生装置及びオーディオ装置
KR100608771B1 (ko) * 2004-04-21 2006-08-08 엘지전자 주식회사 오디오 또는 비디오 장치의 전화 착신 알람 장치와 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1051831A (ja) 無線メッセージ端末装置
JPS5859657A (ja) 留守番電話装置
US6070053A (en) Radio communication system including independent calling sound notification
JP2002218542A (ja) 携帯型電話機
JPH08265847A (ja) オーディオ再生装置
JPH1094070A (ja) 複合移動通信端末及びリモートコントローラ
JP2954150B1 (ja) 携帯電話システム及びそれに用いる通話装置
JP2002185580A (ja) 通信端末装置
US20040203627A1 (en) Wireless communications device that records voice messages
JPH08265893A (ja) マイクロホン感度調整装置およびそれを使用した通信機
KR100360615B1 (ko) 이동 무선 전화기의 착신 감지장치
JP2000293182A (ja) 音楽データ取得システム
JP3299858B2 (ja) 留守番電話機
JP2760368B2 (ja) コードレス電話装置
JP3661085B2 (ja) メール受信通知システム、及び、メール受信通知方法
JP2001333152A (ja) 着信通知システム、及び、着信通知方法
KR200165522Y1 (ko) 휴대폰용 음성 녹음 및 재생 장치
KR0122448B1 (ko) 무선자동응답전화기에서 휴대장치에 구비된 재생용 스피커를 통한 자동응답메시지 원격재생방법 및 장치
JPH08279774A (ja) 無線通信機
KR19990014640A (ko) 무선전화 착신 감지 방법 및 시스템
JPH08265427A (ja) 通信機および着信報知装置
JP2001044946A (ja) 通信端末装置
JPH1013499A (ja) オリジナル呼出音装置
JP3134276B2 (ja) 録音機能付電話機
JPH09205483A (ja) 留守番電話装置