JPH0826567A - 排出積載装置及び記録装置 - Google Patents
排出積載装置及び記録装置Info
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- JPH0826567A JPH0826567A JP6925095A JP6925095A JPH0826567A JP H0826567 A JPH0826567 A JP H0826567A JP 6925095 A JP6925095 A JP 6925095A JP 6925095 A JP6925095 A JP 6925095A JP H0826567 A JPH0826567 A JP H0826567A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排出される記録媒体が既に排出された記録媒
体上を擦過するのを防止する安価で簡単な構成の排出積
載装置及びこれを備える記録装置を提供すること。 【構成】 排出されたシート材を積載する積載手段と、
前記積載手段に排出されるシート材の幅方向端部を受け
るために湾曲／復元する弾性ガイド手段と、前記弾性ガ
イド手段に対して押圧力を付与／解除する押圧手段と、
を有し、前記積載手段に排出されるシート材を、前記弾
性ガイド手段が湾曲したときにその湾曲部で保持し、元
の状態に復元したときに前記シート材の保持を解除する
ように構成したことを特徴とする。
体上を擦過するのを防止する安価で簡単な構成の排出積
載装置及びこれを備える記録装置を提供すること。 【構成】 排出されたシート材を積載する積載手段と、
前記積載手段に排出されるシート材の幅方向端部を受け
るために湾曲／復元する弾性ガイド手段と、前記弾性ガ
イド手段に対して押圧力を付与／解除する押圧手段と、
を有し、前記積載手段に排出されるシート材を、前記弾
性ガイド手段が湾曲したときにその湾曲部で保持し、元
の状態に復元したときに前記シート材の保持を解除する
ように構成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は排出積載装置及び記録装
置に関し、詳細には例えば記録手段により所定の記録が
なされた後に排出される記録媒体を積載する排出積載装
置、及びこれを備える記録装置に関する。
置に関し、詳細には例えば記録手段により所定の記録が
なされた後に排出される記録媒体を積載する排出積載装
置、及びこれを備える記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、記録媒体に所定の記録を行う記録
装置が種々実用化されているが、中でも信号に応じてイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット方式の記録装
置が種々開発され、実用化されている。このインクジェ
ット記録装置では記録媒体搬送機構により搬送される記
録媒体に対して、記録ヘッドのインク吐出面から直接イ
ンクを吐出させて記録を行っており、記録のなされた記
録媒体は装置外の排出トレイ等に排出され積載される。
装置が種々実用化されているが、中でも信号に応じてイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット方式の記録装
置が種々開発され、実用化されている。このインクジェ
ット記録装置では記録媒体搬送機構により搬送される記
録媒体に対して、記録ヘッドのインク吐出面から直接イ
ンクを吐出させて記録を行っており、記録のなされた記
録媒体は装置外の排出トレイ等に排出され積載される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記構成を更
に発展させたものであって、その目的とするところは、
排出される記録媒体が既に排出された記録媒体上を擦過
するのを防止する安価で簡単な構成の排出積載装置及び
これを備える記録装置を提供することにある。
に発展させたものであって、その目的とするところは、
排出される記録媒体が既に排出された記録媒体上を擦過
するのを防止する安価で簡単な構成の排出積載装置及び
これを備える記録装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、排出されたシート材を積載
する積載手段と、前記積載手段に排出されるシート材の
幅方向端部を受けるために湾曲／復元する弾性ガイド手
段と、前記弾性ガイド手段に対して押圧力を付与／解除
する押圧手段と、を有し、前記積載手段に排出されるシ
ート材を、前記弾性ガイド手段が湾曲したときにその湾
曲部で保持し、元の状態に復元したときに前記シート材
の保持を解除するように構成したことを特徴とする。
の本発明の代表的な構成は、排出されたシート材を積載
する積載手段と、前記積載手段に排出されるシート材の
幅方向端部を受けるために湾曲／復元する弾性ガイド手
段と、前記弾性ガイド手段に対して押圧力を付与／解除
する押圧手段と、を有し、前記積載手段に排出されるシ
ート材を、前記弾性ガイド手段が湾曲したときにその湾
曲部で保持し、元の状態に復元したときに前記シート材
の保持を解除するように構成したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記構成にあっては、前記弾性ガイド手段の湾
曲によりその湾曲部で排出されるシート材を保持し、前
記弾性ガイド手段の復元により前記シート材の保持を解
除して前記シート材を積載手段に積載するようにしてい
るため、前記シート材が積載手段に積載されたシート材
面を擦過することがない。従って、記録装置にあっては
簡単な構成で記録媒体同士の擦過による記録汚れや乱れ
を防止することが可能となる。
曲によりその湾曲部で排出されるシート材を保持し、前
記弾性ガイド手段の復元により前記シート材の保持を解
除して前記シート材を積載手段に積載するようにしてい
るため、前記シート材が積載手段に積載されたシート材
面を擦過することがない。従って、記録装置にあっては
簡単な構成で記録媒体同士の擦過による記録汚れや乱れ
を防止することが可能となる。
【０００６】
【実施例】次に本発明を適用した排出積載装置及びこれ
を備える記録装置の一実施例について図面を参照して具
体的に説明する。尚、以下の実施例では、本発明に係る
排出積載装置を備える記録装置としてインクジェットプ
リンタを例示している。
を備える記録装置の一実施例について図面を参照して具
体的に説明する。尚、以下の実施例では、本発明に係る
排出積載装置を備える記録装置としてインクジェットプ
リンタを例示している。
【０００７】〔第１実施例〕先ず本発明の第１実施例に
係る記録装置について図１及び図２を参照して具体的に
説明する。尚、図１は前記記録装置の外観斜視図、図２
は前記記録装置の概略構成を示す正断面図である。
係る記録装置について図１及び図２を参照して具体的に
説明する。尚、図１は前記記録装置の外観斜視図、図２
は前記記録装置の概略構成を示す正断面図である。
【０００８】図１及び図２において、１は記録装置本体
であって、記録媒体としての記録シートＳにインク像を
記録する記録ヘッドＨと、記録位置において記録シート
Ｓの背面を支持し且つ記録シートＳの搬送を行うプラテ
ンローラ２を備えている。尚、この装置における記録手
段としては、記録ヘッドからインクを吐出して記録する
インクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録
ヘッドは微細な液体吐出口（オリフィス）、液路及びこ
の液路の一部に設けられるエネルギー作用部、該作用部
にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生する
エネルギー発生手段等を備えている。
であって、記録媒体としての記録シートＳにインク像を
記録する記録ヘッドＨと、記録位置において記録シート
Ｓの背面を支持し且つ記録シートＳの搬送を行うプラテ
ンローラ２を備えている。尚、この装置における記録手
段としては、記録ヘッドからインクを吐出して記録する
インクジェット記録方式を用いている。即ち、この記録
ヘッドは微細な液体吐出口（オリフィス）、液路及びこ
の液路の一部に設けられるエネルギー作用部、該作用部
にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生する
エネルギー発生手段等を備えている。
【０００９】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、或いは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等があ
る。
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、或いは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等があ
る。
【００１０】３は給送ローラであって、給送モータ４に
より回転駆動される駆動軸５に取り付けられており、給
送スタッカ６上に載置された記録シートＳを記録位置へ
一枚ずつ分離給送するものである。
より回転駆動される駆動軸５に取り付けられており、給
送スタッカ６上に載置された記録シートＳを記録位置へ
一枚ずつ分離給送するものである。
【００１１】７は排出ローラであって、排出モータ８か
らの駆動力伝達により回転駆動する駆動軸９に取り付け
られており、記録のなされた記録シートＳを排出搬送す
るものである。前記排出ローラ７の取り付けられた駆動
軸９上には、使用する記録シートの最大幅よりも外側の
位置に、後述する積載手段の所定位置に配置された弾性
ガイド手段に対して押圧力を付与／解除する押圧手段と
してのカム部材10が配設してある。このカム部材10は、
左回転方向（シート材搬送方向）に徐々に径が大きくな
るようにカム面が形成されており、且つ一部に切欠が設
けられている。この切欠が弾性ガイド手段の他端に対向
した状態（図１に示す如き状態）が、カム部材10のホー
ムポジションであり、この位置はセンサＳ1 によって検
知される。
らの駆動力伝達により回転駆動する駆動軸９に取り付け
られており、記録のなされた記録シートＳを排出搬送す
るものである。前記排出ローラ７の取り付けられた駆動
軸９上には、使用する記録シートの最大幅よりも外側の
位置に、後述する積載手段の所定位置に配置された弾性
ガイド手段に対して押圧力を付与／解除する押圧手段と
してのカム部材10が配設してある。このカム部材10は、
左回転方向（シート材搬送方向）に徐々に径が大きくな
るようにカム面が形成されており、且つ一部に切欠が設
けられている。この切欠が弾性ガイド手段の他端に対向
した状態（図１に示す如き状態）が、カム部材10のホー
ムポジションであり、この位置はセンサＳ1 によって検
知される。
【００１２】11は積載手段としての排出トレイであっ
て、記録後に排出される記録シートＳを積載するもので
ある。この排出トレイ11上には、使用する記録シートの
最大幅よりも外側の位置に、記録シートＳの幅方向両端
部を受けるための弾性ガイド手段12が配設してある。こ
の弾性ガイド手段12は、排出トレイ11上に固定支持され
た支柱12ａと、一端が支柱12ａに支持されて湾曲／復元
可能な弾性受け12ｂと、この弾性受け12ｂの他端を摺動
可能に支持するガイド柱12ｃとにより構成されている。
尚、本実施例では、弾性受け12ｂが通常、若干内側（排
出トレイの内方）へ湾曲した状態にある構成としてい
る。また、弾性受け12ｂの構成材料としてＳＵＳ製線材
を用いているが、これに限定されるものではなく、例え
ば弾性を持つ鋼板，ポリカーボネートやＰＯＭ等の合成
樹脂材等を用いても良い。
て、記録後に排出される記録シートＳを積載するもので
ある。この排出トレイ11上には、使用する記録シートの
最大幅よりも外側の位置に、記録シートＳの幅方向両端
部を受けるための弾性ガイド手段12が配設してある。こ
の弾性ガイド手段12は、排出トレイ11上に固定支持され
た支柱12ａと、一端が支柱12ａに支持されて湾曲／復元
可能な弾性受け12ｂと、この弾性受け12ｂの他端を摺動
可能に支持するガイド柱12ｃとにより構成されている。
尚、本実施例では、弾性受け12ｂが通常、若干内側（排
出トレイの内方）へ湾曲した状態にある構成としてい
る。また、弾性受け12ｂの構成材料としてＳＵＳ製線材
を用いているが、これに限定されるものではなく、例え
ば弾性を持つ鋼板，ポリカーボネートやＰＯＭ等の合成
樹脂材等を用いても良い。
【００１３】上記構成によれば、所定の記録がなされた
記録シートＳがセンサＳ2 （図２参照）に検知される
と、排出ローラ７と共にカム部材12が回転し、前記記録
シートＳの排出が開始される。同時に前記カム部材12の
外周カム面が弾性受け12ｂの他端（自由端）に当接し、
該弾性受け12ｂが軸方向（図１の矢印ａ方向）への押圧
力を受けて変形し、排出トレイ11の内方（図１の矢印ｂ
方向）へ更に大きく湾曲（突出）する。この弾性受け12
ｂの湾曲部で排出される記録シートＳを案内しつつ支持
する。そして、記録シートＳが完全排出されると（カム
部材が一回転すると）、前記カム部材10による押圧力が
解除されて弾性受け12ｂはその復元力で元の状態に復元
する。この時、前記弾性受け12ｂの湾曲部で支持されて
いた記録シートＳが保持解除されて排出トレイ11上へ落
下する。
記録シートＳがセンサＳ2 （図２参照）に検知される
と、排出ローラ７と共にカム部材12が回転し、前記記録
シートＳの排出が開始される。同時に前記カム部材12の
外周カム面が弾性受け12ｂの他端（自由端）に当接し、
該弾性受け12ｂが軸方向（図１の矢印ａ方向）への押圧
力を受けて変形し、排出トレイ11の内方（図１の矢印ｂ
方向）へ更に大きく湾曲（突出）する。この弾性受け12
ｂの湾曲部で排出される記録シートＳを案内しつつ支持
する。そして、記録シートＳが完全排出されると（カム
部材が一回転すると）、前記カム部材10による押圧力が
解除されて弾性受け12ｂはその復元力で元の状態に復元
する。この時、前記弾性受け12ｂの湾曲部で支持されて
いた記録シートＳが保持解除されて排出トレイ11上へ落
下する。
【００１４】尚、連続記録を行う場合には、前述動作が
繰り返される。
繰り返される。
【００１５】従って、排出される記録シートが、既に排
出トレイ上に積載されている記録シートの記録面を擦過
することはないので、連続記録を行った場合であって
も、記録シートの記録汚れや乱れを防止することが可能
となる。
出トレイ上に積載されている記録シートの記録面を擦過
することはないので、連続記録を行った場合であって
も、記録シートの記録汚れや乱れを防止することが可能
となる。
【００１６】〔第２実施例〕次に本発明の第２実施例に
係る記録装置について図３及び図４を参照して具体的に
説明する。尚、本実施例に係る装置全体の概略構成は前
述した第１実施例と略同等であるため、ここでは装置全
体の概略構成の説明は省略し、構成を異にする特徴部分
について説明する。図３及び図４は本実施例に係る記録
装置の主要部分を模式的に示す要部説明図である。
係る記録装置について図３及び図４を参照して具体的に
説明する。尚、本実施例に係る装置全体の概略構成は前
述した第１実施例と略同等であるため、ここでは装置全
体の概略構成の説明は省略し、構成を異にする特徴部分
について説明する。図３及び図４は本実施例に係る記録
装置の主要部分を模式的に示す要部説明図である。
【００１７】前述した実施例では、記録後に排出される
記録シートＳを弾性ガイド手段12の弾性受け12ｂの湾曲
部で支持する構成を例示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、上記構成の弾性ガイド手段に更に排
出される記録シートを案内支持する補助ガイド部材を設
けた構成としても良い。
記録シートＳを弾性ガイド手段12の弾性受け12ｂの湾曲
部で支持する構成を例示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、上記構成の弾性ガイド手段に更に排
出される記録シートを案内支持する補助ガイド部材を設
けた構成としても良い。
【００１８】例えば、図３に示すように、前記補助ガイ
ド部材としての回転受け板13を、前記弾性受け12ｂに取
り付けると共に、その一端の軸12ｄを前記ガイド柱12ｃ
に回転可能に支持する構成としても良い。この回転受け
板13は、カム部材10による押圧力の付与により湾曲する
弾性受け12ｂと共に排出トレイ11の内方へ回転移動し、
押圧力の解除により元の状態に復元する弾性受け12ｂと
共に元の位置へ戻る。
ド部材としての回転受け板13を、前記弾性受け12ｂに取
り付けると共に、その一端の軸12ｄを前記ガイド柱12ｃ
に回転可能に支持する構成としても良い。この回転受け
板13は、カム部材10による押圧力の付与により湾曲する
弾性受け12ｂと共に排出トレイ11の内方へ回転移動し、
押圧力の解除により元の状態に復元する弾性受け12ｂと
共に元の位置へ戻る。
【００１９】また、図４に示すように、前記補助ガイド
部材としての移動受け板14を、前記弾性受け12ｂの中央
部分に取り付けた構成としても良い。この移動受け板14
は、カム部材10による押圧力の付与により湾曲する弾性
受け12ｂと共に排出トレイ11の内方へ移動し、押圧力の
解除により元の状態に復元する弾性受け12ｂと共に元の
位置へ戻る。
部材としての移動受け板14を、前記弾性受け12ｂの中央
部分に取り付けた構成としても良い。この移動受け板14
は、カム部材10による押圧力の付与により湾曲する弾性
受け12ｂと共に排出トレイ11の内方へ移動し、押圧力の
解除により元の状態に復元する弾性受け12ｂと共に元の
位置へ戻る。
【００２０】上記構成により、前述した実施例と同様の
効果が得られると共に、更に安定した状態で記録シート
を案内支持することが可能となる。
効果が得られると共に、更に安定した状態で記録シート
を案内支持することが可能となる。
【００２１】〔第３実施例〕次に本発明の第３実施例に
係る記録装置について図５を参照して具体的に説明す
る。尚、本実施例に係る装置全体の概略構成は前述した
第１実施例と略同等であるため、ここでは装置全体の概
略構成の説明は省略し、構成を異にする特徴部分につい
て説明する。図５は本実施例に係る記録装置の主要部分
を模式的に示す要部説明図である。
係る記録装置について図５を参照して具体的に説明す
る。尚、本実施例に係る装置全体の概略構成は前述した
第１実施例と略同等であるため、ここでは装置全体の概
略構成の説明は省略し、構成を異にする特徴部分につい
て説明する。図５は本実施例に係る記録装置の主要部分
を模式的に示す要部説明図である。
【００２２】本実施例では、図５に示すように、上記構
成の弾性ガイド手段12と押圧手段としてのカム部材10と
をシート幅方向にスライド可能な構成としている。カム
部材10は駆動軸９のスラスト方向にスライド可能に支持
され、且つ駆動軸９と一体に回転可能に支持されてい
る。また、弾性ガイド手段12は全体がピン11ａによって
排出トレイ11上をスライド可能に支持されている。更
に、弾性ガイド手段12の一端には、先端が二股に分かれ
た立ち曲げ部12ｅが形成されており、この二股部に前記
カム部材10が回転可能に進入している。従って、カム部
材10を駆動軸９のスラスト方向にスライドさせると、こ
の力が立ち曲げ部12ｅを介して伝達され、弾性ガイド手
段12が排出トレイ11上を同方向にスライド移動する。ま
た弾性ガイド手段12を前記スラスト方向にスライドさせ
ると、同様に立ち曲げ部12ｅを介して力が伝達され、カ
ム部材10が駆動軸９に沿ってスライド移動する。尚、図
では省略しているが、前記ピン11ａは複数設けられてお
り、弾性ガイド手段12が傾斜しないで駆動軸９のスラス
ト方向にスライドできるように構成されている。
成の弾性ガイド手段12と押圧手段としてのカム部材10と
をシート幅方向にスライド可能な構成としている。カム
部材10は駆動軸９のスラスト方向にスライド可能に支持
され、且つ駆動軸９と一体に回転可能に支持されてい
る。また、弾性ガイド手段12は全体がピン11ａによって
排出トレイ11上をスライド可能に支持されている。更
に、弾性ガイド手段12の一端には、先端が二股に分かれ
た立ち曲げ部12ｅが形成されており、この二股部に前記
カム部材10が回転可能に進入している。従って、カム部
材10を駆動軸９のスラスト方向にスライドさせると、こ
の力が立ち曲げ部12ｅを介して伝達され、弾性ガイド手
段12が排出トレイ11上を同方向にスライド移動する。ま
た弾性ガイド手段12を前記スラスト方向にスライドさせ
ると、同様に立ち曲げ部12ｅを介して力が伝達され、カ
ム部材10が駆動軸９に沿ってスライド移動する。尚、図
では省略しているが、前記ピン11ａは複数設けられてお
り、弾性ガイド手段12が傾斜しないで駆動軸９のスラス
ト方向にスライドできるように構成されている。
【００２３】上記構成により、前述した実施例と同様の
効果が得られると共に、更に使用する記録シートの幅方
向のサイズに応じて排出受け位置を調整することが可能
となり、種々の記録シートに対応することが可能とな
る。
効果が得られると共に、更に使用する記録シートの幅方
向のサイズに応じて排出受け位置を調整することが可能
となり、種々の記録シートに対応することが可能とな
る。
【００２４】尚、図５では一方の弾性ガイド手段12（左
方）とカム部材10をスライド可能な構成としたが、これ
に限定されるものではなく、例えば、両方の弾性ガイド
手段12とカム部材10をシート幅方向にスライド可能な構
成としても良い。
方）とカム部材10をスライド可能な構成としたが、これ
に限定されるものではなく、例えば、両方の弾性ガイド
手段12とカム部材10をシート幅方向にスライド可能な構
成としても良い。
【００２５】〔他の実施例〕前述した実施例では、カム
部材10と排出ローラ７を同軸（駆動軸９）上に配置した
構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例
えばカム部材10と排出ローラ７を各々別の軸で支持し、
ギア列を介して前記両者を連結した構成としても良い。
部材10と排出ローラ７を同軸（駆動軸９）上に配置した
構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例
えばカム部材10と排出ローラ７を各々別の軸で支持し、
ギア列を介して前記両者を連結した構成としても良い。
【００２６】また排出ローラ７については、その上方に
ピンチローラを当接配置してシートを挟んで排出するよ
うに構成しても良い。
ピンチローラを当接配置してシートを挟んで排出するよ
うに構成しても良い。
【００２７】また弾性ガイド手段12は前述した実施例の
ように必ずしも両側に設ける必要はなく、どちらか一方
だけに設けた構成としても良い。尚、前述した実施例で
は、弾性受け12ｂが排出トレイ11の内方へ若干湾曲した
状態で待機している構成を例示したが、これに限定され
るものではなく、例えば直線状態で待機している構成と
しても良い。
ように必ずしも両側に設ける必要はなく、どちらか一方
だけに設けた構成としても良い。尚、前述した実施例で
は、弾性受け12ｂが排出トレイ11の内方へ若干湾曲した
状態で待機している構成を例示したが、これに限定され
るものではなく、例えば直線状態で待機している構成と
しても良い。
【００２８】また前述した実施例では、シリアルタイプ
の記録ヘッドを備えた記録装置に本発明を適用した例を
示したが、これに限定されるものではなく、例えば記録
装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有
するフルラインタイプの記録ヘッドを備えた記録装置に
対しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘ
ッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせによって、
その長さを満たす構成や、一体的に形成された１個の記
録ヘッドとしての構成の何れでも良い。
の記録ヘッドを備えた記録装置に本発明を適用した例を
示したが、これに限定されるものではなく、例えば記録
装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有
するフルラインタイプの記録ヘッドを備えた記録装置に
対しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘ
ッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせによって、
その長さを満たす構成や、一体的に形成された１個の記
録ヘッドとしての構成の何れでも良い。
【００２９】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。
【００３０】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類乃至個数についても、例えば単色のインクに対応し
て１個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとして
は黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録
ヘッドを一体的に構成するか或いは複数個の組合せによ
るか何れでも良いが、異なる色の複色カラー、又は混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適
用し得る。
種類乃至個数についても、例えば単色のインクに対応し
て１個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとして
は黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録
ヘッドを一体的に構成するか或いは複数個の組合せによ
るか何れでも良いが、異なる色の複色カラー、又は混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適
用し得る。
【００３１】更に、前述した記録装置の形態としては、
コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用
いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、
更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態をと
るもの等であっても良い。
コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用
いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、
更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態をと
るもの等であっても良い。
【００３２】尚、前述した記録手段としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明の記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等の記録方式、或いはそれ以外の記録方式で
あっても適用し得る。
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明の記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
も熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤードッ
ト記録方式等の記録方式、或いはそれ以外の記録方式で
あっても適用し得る。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記弾性ガイド手段の湾曲によりその湾曲部で排出され
るシート材を保持し、前記弾性ガイド手段の復元により
前記シート材の保持を解除して前記シート材を積載手段
に積載するようにしているため、前記シート材が積載手
段に積載されたシート材面を擦過することがない。従っ
て、記録装置にあっては安価で且つ簡単な構成で記録媒
体の記録汚れや乱れを防止することができる。
前記弾性ガイド手段の湾曲によりその湾曲部で排出され
るシート材を保持し、前記弾性ガイド手段の復元により
前記シート材の保持を解除して前記シート材を積載手段
に積載するようにしているため、前記シート材が積載手
段に積載されたシート材面を擦過することがない。従っ
て、記録装置にあっては安価で且つ簡単な構成で記録媒
体の記録汚れや乱れを防止することができる。
【００３４】また、前記弾性ガイド手段を線材とし、且
つ前記押圧手段をシート材の排出と同期して回転するカ
ム部材とすることにより、シート材の排出搬送に応じて
シート材を保持し、保持後積載手段上に落下させること
ができる。更に前記弾性ガイド手段をシート材の幅方向
両端部に設けた構成とすることにより、排出されるシー
ト材を安定した状態で保持／落下させることができる。
つ前記押圧手段をシート材の排出と同期して回転するカ
ム部材とすることにより、シート材の排出搬送に応じて
シート材を保持し、保持後積載手段上に落下させること
ができる。更に前記弾性ガイド手段をシート材の幅方向
両端部に設けた構成とすることにより、排出されるシー
ト材を安定した状態で保持／落下させることができる。
【００３５】また、前記弾性ガイド手段としての線材
が、排出される記録媒体を案内支持する補助ガイド板を
有する構成とすることにより、上記効果と同様の効果が
得られると共に、更に安定した状態で記録媒体を案内支
持することができる。
が、排出される記録媒体を案内支持する補助ガイド板を
有する構成とすることにより、上記効果と同様の効果が
得られると共に、更に安定した状態で記録媒体を案内支
持することができる。
【００３６】また、前記弾性ガイド手段及び押圧手段
を、記録媒体の幅方向にスライド可能に構成することに
より、上記効果と同様の効果が得られると共に、更に使
用する記録媒体の幅方向のサイズに応じて排出受け位置
を調整することが可能となり、種々の記録媒体に対応す
ることができる。
を、記録媒体の幅方向にスライド可能に構成することに
より、上記効果と同様の効果が得られると共に、更に使
用する記録媒体の幅方向のサイズに応じて排出受け位置
を調整することが可能となり、種々の記録媒体に対応す
ることができる。
【００３７】また、記録手段としてインクジェット方式
を採用するとにより、低騒音且つ高速記録が可能であ
り、また高画質の記録が可能となる。
を採用するとにより、低騒音且つ高速記録が可能であ
り、また高画質の記録が可能となる。
【図１】本発明の第１実施例に係る記録装置の外観斜視
図である。
図である。
【図２】上記記録装置の概略構成を示す正断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の第２実施例に係る記録装置の主要部分
を模式的に示す要部説明図である。
を模式的に示す要部説明図である。
【図４】本発明の第２実施例の変形に係る記録装置の主
要部分を模式的に示す要部説明図である。
要部分を模式的に示す要部説明図である。
【図５】本発明の第３実施例に係る記録装置の主要部分
を模式的に示す要部説明図である。
を模式的に示す要部説明図である。
Ｓ…記録シート Ｓ1 ，Ｓ2 …センサ Ｈ…記録ヘッド １…記録装置本体 ２…プラテンローラ ３…給送ローラ ４…給送モータ ５，９…駆動軸 ６…給送スタッカ ７…排出ローラ ８…排出モータ 10…カム部材 11…排出トレイ 11ａ…ピン 12…弾性ガイド手段 12ａ…支柱 12ｂ…弾性受け 12ｃ…ガイド柱 12ｄ…軸 12ｅ…立ち曲げ部 13…回転受け板 14…移動受け板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 31/20
Claims (12)
- 【請求項１】 排出されたシート材を積載する積載手段
と、 前記積載手段に排出されるシート材の幅方向端部を受け
るために湾曲／復元する弾性ガイド手段と、 前記弾性ガイド手段に対して押圧力を付与／解除する押
圧手段と、 を有し、 前記積載手段に排出されるシート材を、前記弾性ガイド
手段が湾曲したときにその湾曲部で保持し、元の状態に
復元したときに前記シート材の保持を解除するように構
成したことを特徴とする排出積載装置。 - 【請求項２】 前記押圧手段はシート材の排出と同期し
て回転するカム部材であることを特徴とする請求項１に
記載の排出積載装置。 - 【請求項３】 前記弾性ガイド手段は線材であることを
特徴とする請求項２に記載の排出積載装置。 - 【請求項４】 前記弾性ガイド手段は幅方向両端部にあ
ることを特徴とする請求項２に記載の排出積載装置。 - 【請求項５】 記録媒体に所定の記録を行う記録手段
と、 前記記録手段に対して記録媒体を搬送し、記録のなされ
た記録媒体を排出する搬送手段と、 排出された記録媒体を積載する積載手段と、 前記積載手段に排出される記録媒体の幅方向端部を受け
るために湾曲／復元する弾性ガイド手段と、 前記弾性ガイド手段に対して押圧力を付与／解除する押
圧手段と、 を有し、 前記積載手段に排出される記録媒体を、前記弾性ガイド
手段が湾曲したときにその湾曲部で保持し、元の状態に
復元したときに前記記録媒体の保持を解除するように構
成したことを特徴とする記録装置。 - 【請求項６】 前記搬送手段は給送回転体と排出回転体
を有し、前記押圧手段は前記排出回転体と同期して回転
するカム部材であることを特徴とする請求項５に記載の
記録装置。 - 【請求項７】 前記弾性ガイド手段は線材であることを
特徴とする請求項６に記載の記録装置。 - 【請求項８】 前記弾性ガイド手段は幅方向両端部にあ
ることを特徴とする請求項６に記載の記録装置。 - 【請求項９】 前記カム部材と排出回転体は同軸である
ことを特徴とする請求項６に記載の記録装置。 - 【請求項１０】 前記線材は、排出される記録媒体を案
内支持する補助ガイド板を有することを特徴とする請求
項７に記載の記録装置。 - 【請求項１１】 前記弾性ガイド手段及び押圧手段は、
記録媒体の幅方向にスライド可能であることを特徴とす
る請求項５に記載の記録装置。 - 【請求項１２】 前記記録装置は、記録手段が信号に応
じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方
式である請求項５〜請求項１１の何れかに記載の記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6925095A JPH0826567A (ja) | 1994-05-09 | 1995-03-28 | 排出積載装置及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-94780 | 1994-05-09 | ||
| JP9478094 | 1994-05-09 | ||
| JP6925095A JPH0826567A (ja) | 1994-05-09 | 1995-03-28 | 排出積載装置及び記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826567A true JPH0826567A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=26410443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6925095A Pending JPH0826567A (ja) | 1994-05-09 | 1995-03-28 | 排出積載装置及び記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826567A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016188146A (ja) * | 2011-09-29 | 2016-11-04 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP6925095A patent/JPH0826567A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016188146A (ja) * | 2011-09-29 | 2016-11-04 | キヤノン株式会社 | シート処理装置及び画像形成装置 |
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