JPH0826530B2 - 波浪吸収消波ブロツクおよびこのブロツクを用いた消波壁 - Google Patents

波浪吸収消波ブロツクおよびこのブロツクを用いた消波壁

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JPH0826530B2
JPH0826530B2 JP62068473A JP6847387A JPH0826530B2 JP H0826530 B2 JPH0826530 B2 JP H0826530B2 JP 62068473 A JP62068473 A JP 62068473A JP 6847387 A JP6847387 A JP 6847387A JP H0826530 B2 JPH0826530 B2 JP H0826530B2
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wave
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彬夫 田中
義郎 永井
治生 清水
鋭 中島
徹 難波
正三 山口
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、波浪吸収消波ブロツクおよびこのブロツク
を用いた消波壁に関する。
従来の技術 従来の波浪吸収消波ブロツクとして、たとえば特願昭
61−214917号に開示されるように、湾外側から湾内側に
向かう横方向に配置されるとともに、複数積み上げられ
て壁体を構築可能な柱状のブロツクに、湾外側から湾内
側に向かう貫通孔を形成し、この貫通孔が、小径の絞り
部と大径の遊水部とを有するように構成したものがあ
る。
このようなものによれば、絞り部と遊水部とにおける
通路断面積の変化により、貫通孔の内部を通過する波が
減衰されることなる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では、絞り部を
通過した空気が遊水部に入り込んでしまうと、この遊水
部の内部に溜まつて抜けなくなるおそれがある。このよ
うに遊水部に空気が溜まると、湾外側から貫通孔に進行
しようとする波によりこの空気が圧縮され、その反作用
により貫通孔内への波の進行が妨げれることになる。こ
の結果、消波能力が低下するとともに、ブロツクからの
反射波が大きくなつて、かえつて湾外側の波が高くなる
という問題点が生じる。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、遊水部内
に空気が溜まらないようにすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明の波浪吸収消波ブロ
ツクは、湾外側から湾内側に向かう横方向に配置される
とともに、複数積み上げられて壁体を構築可能な柱状の
ブロツクに、湾外側から湾内側に向かつて貫通孔を形成
し、この貫通孔が、湾外側に位置する絞り部と、この絞
り部よりも湾内側に位置してこの絞り部よりも大径の遊
水部とを有する構成とし、かつ前記遊水部からブロツク
の外面に向けて通気孔を貫通させたものである。
また、本発明の波浪吸収消波ブロツクを用いた消波壁
は、上述の波浪吸収消波ブロツクを、隣りあうブロツク
どうしの間に通気孔が連通する開口部を形成するよう
に、複数積み上げたものである。
作用 上記構成の波浪吸収消波ブロツクによると、湾外側か
ら湾内側に向けて伝搬してきた波浪は、貫通孔に入り込
み、絞り部を通過する際の損失によりエネルギが吸収さ
れて消波される。また、絞り部から遊水部へ移るときに
通路断面積が増大すること、および貫通孔の内面に衝突
することによつてもエネルギが吸収されて消波される。
貫通孔の端部の開口から絞り部を通つて遊水部の中に空
気が入り込んだ場合には、この空気は、湾外側から貫通
孔の内部に進行する波にて押圧されることにより、通気
孔を経てブロツクの外部へ排出される。このため、上記
貫通孔の内部へ入り込もうとする波は、遊水部の中の空
気により進行が阻害されるようなことがない。また、こ
の結果、ブロツクから湾外側への反射波が大きく生じる
ことが防止される。
また、上記構成の消波壁によると、波浪吸収消波ブロ
ツクを複数積み上げるものであるにもかかわらず、各波
浪吸収消波ブロツクの遊水部から通気孔を通つてブロツ
クの外側へ排出された空気は、開口部を通つて消波壁自
体の外部へ確実に排出される。また、開口部は消波壁の
湾外側端面において開口することになるため、湾外側か
ら進行してきた波は貫通孔のみならずこの開口部にも入
り込むことになつて、反射波の発生が著しく防止され
る。
実施例 第1図は、本発明にもとづく波浪吸収消波ブロツクの
一実施例の概略断面構造を示すものである。ここで1は
ブロツクで、柱状のコンクリートにて形成されている。
ブロツク1の内部にはこのブロツク1の長さ方向にわた
る鋳鉄管2が埋め込まれており、この鋳鉄管2により貫
通孔3が形成されている。
ブロツク1は、たとえば第2図に示すように海中に多
数が積み上げられることにより防波堤などの消波壁を形
成するものであるが、この消波壁においては、各ブロツ
ク1は湾外側から湾内側に向かう横方向に配置される。
第1図において、鋳鉄管2により形成される貫通孔3
は、ブロツク1の湾外側端面4において開口するベルマ
ウス状の吸込口5を有している。また、吸込口5よりも
湾内側における鋳鉄管2の部分には、吸込口5よりも小
径の絞り部6が、一定長さにわたつて形成されている。
また絞り部6よりも湾内側における鋳鉄管2の部分に
は、この絞り部6よりも大径の遊水部7が形成されてい
る。絞り部6と遊水部7とは接続部8を介して連続され
ており、この接続部8は、絞り部6から遊水部7に向け
て徐々に径が大きくなるようにされている。
遊水部7よりも湾内側における鋳鉄管2の部分には、
湾外側と同様の第2の接続部9、第2の絞り部10、およ
びブロツク1の湾内側端面11にて開口する吐出口12が形
成されている。
遊水部7に対応したブロツク1の部分には、このブロ
ツク1と鋳鉄管2とを貫通して、遊水部7をブロツク1
の外面に連通させる複数の通気孔13が形成されている。
第2図に示すように、ブロツク1は横断面が八角形状
に形成されており、これが上下左右に複数積み重ねられ
ることにより消波壁が構築される。このようにブロツク
1を八角形状とすることによつて、積み上げた状態で互
いに隣接するブロツク1どうしの間に、このブロツク1
の長さ方向にわたる開口部14が形成される。第2図はブ
ロツク1を遊水部7で破断した状態を示しており、通気
孔13は遊水部7を開口部14に連通させるように、鋳鉄管
2の周方向に複数設けられ、かつ鋳鉄管2の長さ方向に
おける複数の位置に設けられている。
このような構成において、第2図に示す消波壁の湾外
側からこの消波壁に向けて波が進行してきた場合は、第
1図に示すようにこの波15の一部はブロツク1の湾外側
端面4に衝突し、この衝突によりエネルギを吸収されて
消波される。波15の残部は貫通孔3に入り、吸込口5を
経て絞り部6へ導かれる。絞り部6では、ベルマウス状
の吸込口5に比べて通路断面積が減少するため、ここを
通過する際の損失によりエネルギが吸収されて消波され
る。また、波15が絞り部6から遊水部7に向けて進行す
る際には、通路断面積が増大することにより、この波15
の保有する流体エネルギが吸収されて消波される。さら
に、第2の絞り部10を通過する際にも消波が行なわれ、
最後に吐出口12から湾内側へ進行する際にも通路断面積
が増大することにより消波が行われて、ここでは波15は
ほとんどエネルギを保有しない状態になる。また、波15
は、貫通孔3を通過する際にその内面に衝突することに
よつても、エネルギを吸収されて消波される。
このとき、吸込口5や吐出口12から遊水部7の中に空
気が入り込んでいても、この空気は、吸込口5から貫通
孔3の内部に進行する波15により押圧され、通気孔13を
経て第2図に示す開口部14へ送られる。そして、この開
口部14をブロツク1の長さ方向に移動して、消波壁の外
部へ放出される。このため、波15は、遊水部7に溜まつ
た空気により貫通孔3の内部への進行を阻害されるよう
なことがなく、この貫通孔3の内部を円滑に通過して良
好に消波される。また、この結果、ブロツク1から湾外
側への反射波が生じることが防止される。
第2図に示す開口部14は消波壁の湾外側端面にて開口
するため、湾外側から進行してきた波15は、貫通孔3の
みならずこの開口部14にも入り込むことになる。すなわ
ち、消波壁は、開口部14の分だけ湾外側の端面の開口率
が増大するため、反射波の発生が著しく減少する。
なお、第2図において、空気は水より軽いことから遊
水部7の上部に溜る傾向にあるため、この遊水部7の上
側に位置する通気孔13のみを設けて、下側のものを省略
することもできる。また、第2においては、ブロツク1
の八角形の外面のうち、開口部14を形成する面にのみ通
気孔13を貫通させたが、八面前部に貫通させてもよい。
このようにすると、ブロツク1を積み上げるときに、第
2図に示すように各ブロツク1の周方向の位置を揃える
ことなしに、遊水部7を開口部14に連通させることがで
きるため、消波壁の施工作業性が良好になる。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、遊水部内における
空気の滞溜を防止できるため、貫通孔内への波の進入を
良好なものとすることができるうえに、湾外側への反射
波の発生を防止できる。また、特に本発明の消波壁によ
ると、ブロツクを複数積み上げたものであるにもかかわ
らず、各ブロツクの貫通孔の内部に滞溜しようとする空
気を、確実に消波壁外へ排出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にもとづく波浪吸収消波ブロツクの一実
施例の縦方向の断面図、第2図は本発明にもとづく波浪
吸収消波ブロツクを利用した消波壁の一実施例における
一部を破断した立体図である。 1……ブロツク、3……貫通孔、6……絞り部、7……
遊水部、13……通気孔、14……開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 鋭 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内 (72)発明者 難波 徹 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内 (72)発明者 山口 正三 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 久保田鉄工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾外側から湾内側に向かう横方向に配置さ
    れるとともに、複数積み上げられて壁体を構築可能な柱
    状のブロツクに、湾外側から湾内側に向かつて貫通孔を
    形成し、この貫通孔が、湾外側に位置する絞り部と、こ
    の絞り部よりも湾内側に位置してこの絞り部よりも大径
    の遊水部とを有する構成とし、かつ前記遊水部からブロ
    ツクの外面に向けて通気孔を貫通させたことを特徴とす
    る波浪吸収消波ブロツク。
  2. 【請求項2】柱状のブロツクの一端面から他端面に向け
    て貫通孔を形成するとともに、この貫通孔が、湾外側に
    位置する絞り部と、この絞り部よりも湾内側に位置して
    この絞り部よりも大径の遊水部とを有する構成とし、か
    つ前記遊水部からブロツクの外面に向けて通気孔を貫通
    させた波浪吸収消波ブロツクを、湾外側から湾内側に向
    かう横方向に配置して、隣りあうブロツクどうしの間に
    前記通気孔が連通する開口部を形成するように複数積み
    上げたことを特徴とする波浪吸収消波ブロツクを用いた
    消波壁。
  3. 【請求項3】ブロツクは、横断面が八角形状に形成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    波浪吸収消波ブロツクを用いた消波壁。
JP62068473A 1987-03-23 1987-03-23 波浪吸収消波ブロツクおよびこのブロツクを用いた消波壁 Expired - Lifetime JPH0826530B2 (ja)

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