JPH08265174A - ディジタル信号復号方法およびその復号装置 - Google Patents

ディジタル信号復号方法およびその復号装置

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JPH08265174A
JPH08265174A JP6063495A JP6063495A JPH08265174A JP H08265174 A JPH08265174 A JP H08265174A JP 6063495 A JP6063495 A JP 6063495A JP 6063495 A JP6063495 A JP 6063495A JP H08265174 A JPH08265174 A JP H08265174A
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maximum likelihood
decoded data
frame synchronization
viterbi
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Rumi Aoki
ルミ 青木
Shigeru Okita
茂 沖田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビタビ復号処理を繰り返すことなく位相不確
定性による位相反転データを正しいビタビ復号データに
復号できるようにし、これにより復号時間の短縮を図
る。 【構成】 ビタビ復号器102とフレーム同期回路10
4との間にビット反転回路105を設け、フレーム同期
回路104でフレーム同期外れが検出された場合に、そ
のフレーム同期外れフラグをこのビット反転回路105
にフィードバックし、このビット反転回路105におい
て、ビタビ復号器102から出力された復号データをビ
ット反転して正しいビタビ復号データを得るようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータに誤
り訂正符号を付加して伝送するシステムで使用されるデ
ィジタル信号復号方法およびその復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送信側において、たたみ込み符号
化されたのちQPSK(quadrature phase shift keyin
g )方式によりディジタル直交変調されて伝送された信
号は、受信側で先ず復調器により復調されるが、その復
調出力は90°,180°,270°の位相不確定性を
持つ。
【0003】例えば、いま送信側において、送信データ
が図3に示すような拘束長“7”の畳込み符号化器で畳
込み符号化されたのち、図4に示すようにQPSKの信
号配置にマッピングされて送信され、この送信信号が受
信側において復調後に図5に示すようなディジタル信号
復号装置に入力されたとする。ビタビ復号器403で
は、ビタビ復号のパスメトリックをモニタすることによ
り復号データの誤り判定が行なわれるが、このとき入力
データが90°もしくは270°の位相ずれを有してい
た場合には誤りと判定されて誤り判定フラグが出力され
る。この誤り判定フラグは位相回転回路402にフィー
ドバックされ、位相回転回路402はこの誤り判定フラ
グに応じて復調信号のデータ位相を回転したのち再びビ
タビ復号器403に入力してビタビ復号を行なわせる。
【0004】しかし、位相が180°ずれたデータにつ
いては、ビタビ復号器403では誤りと判定されずに偽
りのビタビ復号データとして出力されてしまう。これ
は、図4に示したQPSKの信号配置上で復調信号のデ
ータ位相が180°反転したとすると、それぞれのビッ
トが反転して図3では入力系列がビット反転したことと
等価になり、この結果ビタビ復号器403では反転した
データを偽ビタビ復号してしまうためである。
【0005】この偽りのビタビ復号データを正しいビタ
ビ復号データにするために、従来では例えば図5に示す
ごとく、ビタビ復号器403の後段にフレーム同期回路
404を設けるとともに、位相回転回路402の前段に
180°位相反転回路401を設けている。そして、フ
レーム同期回路404でビタビ復号データの位相反転の
有無を判定し、位相反転が検出されるとフレーム同期回
路404から上記180°位相反転回路401へフレー
ム同期外れフラグをフィードバックする。このフレーム
同期外れフラグが入力されると、180°位相反転回路
401は復調信号のデータ位相を180°反転したの
ち、この位相反転した復調信号をビタビ復号器403に
入力して再度ビタビ復号させ、これにより正しいビタビ
復号データを得る。
【0006】すなわち、この復号装置の構成は180°
位相反転したデータを正しい位相状態に復号する際に、
復調信号のデータを改めてビタビ復号器403に入力す
るものである。しかしビタビ復号器403は、ビタビ復
号データとしてデータが収束するまでにMs段のパスメ
トリック長分の時間を必要とする。ここで、Msは畳込
み符号化器の拘束長の5〜6倍の大きさを有している。
このため、ビタビ復号器403で再復号することは、正
しいビタビ復号データに収束するに必要な時間が長くな
ることを意味する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の装置では、180°位相反転データを正しい位相のデ
ータに復号するために、ビタビ復号器403の後段に配
設したフレーム同期回路404でフレーム同期外れを検
出して、その検出結果を表わすフレーム同期外れフラグ
を180°位相反転回路401にフィードバックし、こ
の180°位相反転回路401において復調信号のデー
タ位相を180°反転したのち、再度ビタビ復号器40
3に入力してビタビ復号を行なわせるようにしている。
したがって、フレーム同期外れが検出されるごとに、復
調信号データは繰り返しビタビ復号器403で復号処理
されることになり、このため正しいビタビ復号データに
収束するまでに時間がかかるという問題点があった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、最尤復号処理を繰り返す
ことなく位相不確定性による位相反転データを正しい最
尤復号データに復号できるようにし、これにより復号時
間の短縮を図ったディジタル信号復号方法およびその復
号装置を提供することである。
【0009】また本発明の他の目的は、フレーム同期保
護機能を有している場合でも、位相反転データを迅速か
つ確実に正しい最尤復号データへ収束することができる
ディジタル信号復号方法およびその復号装置を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のディジタル信号復号方法は、入力された復調
信号を最尤復号処理により復号し、これにより得られた
最尤復号データのフレーム同期外れを検出して、このフ
レーム同期外れが検出されたことに応じて、上記最尤復
号処理後の最尤復号データのビット反転を行なって正し
い最尤復号データを得るようにしたものである。
【0011】また上記目的を達成するために本発明のデ
ィジタル信号復号装置は、復調手段より入力された復調
信号を最尤復号処理により復号するための最尤復号手段
と、この最尤復号手段により得られた最尤復号データに
ついてそのフレーム同期外れを検出するためのフレーム
同期検出手段とを備えるとともに、これらの最尤復号手
段とフレーム同期検出手段との間にビット反転手段を設
けている。そして、このビット反転手段により、上記フ
レーム同期検出手段でフレーム同期外れが検出されたこ
とに応じて、上記最尤復号データのビット反転を行なっ
て正しい最尤復号データを出力するようにしたものであ
る。
【0012】一方、上記他の目的を達成するために他の
本発明のディジタル信号復号方法は、入力された復調信
号を最尤復号処理により復号し、これにより得られた最
尤復号データのフレーム同期外れを検出するとともに、
上記最尤復号データのデータ誤りを検出し、上記フレー
ム同期外れおよびデータ誤りの検出結果に応じて、上記
最尤復号処理後の最尤復号データのビット反転を行なっ
て正しい最尤復号データを得るようにしたものである。
【0013】また上記他の目的を達成するために本発明
のディジタル信号復号装置は、復調手段より入力された
復調信号を最尤復号処理により復号するための最尤復号
手段と、この最尤復号手段により得られた最尤復号デー
タについてそのフレーム同期外れを検出するためのフレ
ーム同期検出手段とを備え、さらにこのフレーム同期検
出手段の後段に誤り検出手段を設けるとともに、上記最
尤復号手段とフレーム同期検出手段との間にビット反転
手段を設けている。そして、上記誤り検出手段において
上記フレーム同期検出手段から出力された最尤復号デー
タの誤り検出を行ない、その誤り検出結果と上記フレー
ム同期外れの検出結果とを基に、上記ビット反転手段に
より、上記最尤復号手段から出力された最尤復号データ
のビット反転を行なって正しい最尤復号データを出力す
るようにしたものである。また本発明は、上記誤り検出
手段として、リードソロモン復号処理を行なう回路を設
けることも特徴としている。
【0014】
【作用】この結果本発明によれば、復調信号データの位
相反転により最尤復号処理において偽りの最尤復号デー
タが得られると、この偽最尤復号データのフレーム同期
外れが検出されて、その検出結果に応じて上記最尤復号
処理後の最尤復号データに対しビット反転処理が行なわ
れ、正しい最尤復号データが得られる。このため、デー
タの位相反転のために、最尤復号処理前に位相反転処理
を行なってその出力データを再度最尤復号処理に供する
必要がなくなる。すなわち、再度の最尤復号処理を行な
うことなく正しい最尤復号データを得ることが可能とな
る。したがって、正しい最尤復号データに収束させるた
めに必要な時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0015】一方、他の発明によれば、最尤復号データ
についてフレーム同期外れの検出以外に最尤復号データ
の誤り検出も行なわれ、これらの検出結果を基に最尤復
号データのビット反転処理が行なわれる。したがって、
例えばフレーム同期保護機能が備えられているために、
実際にはフレーム同期が外れているにも拘らずフレーム
同期外れが検出されないような場合でも、最尤復号デー
タのビット反転処理を逸早く行なうことが可能となり、
これにより正しい最尤復号データへの収束を迅速かつ確
実に行なうことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係わるデジ
タル信号復号装置の構成を示すブロック図である。
【0017】本実施例のディジタル信号復号装置は、ビ
タビ復号器102と、このビタビ復号器102の前段に
配置された位相回転回路103と、前記ビタビ復号器1
02の後段に配置されたフレーム同期回路104とを備
え、さらに前記ビタビ復号器102とフレーム同期回路
104との間にビット反転回路105を配設している。
【0018】ビタビ復号器102は、復調器101から
出力された直交復調信号Id,Qdをビタビ復号処理す
るとともに、その過程でビタビ復号のパスメトリックを
モニタすることにより復号データの誤り判定を行なう。
そして、誤りが検出されると、誤り判定フラグを位相回
転回路103にフィードバックする。位相回転回路10
3は、上記誤り判定フラグがフィードバックされたとき
に、復調信号Id,Qdのデータ位相を回転し、この位
相回転した復調信号をビタビ復号器102に入力してビ
タビ復号処理を行なわせる。フレーム同期回路104
は、上記ビタビ復号器102から出力されたビタビ復号
データの位相反転の有無を判定し、位相反転が検出され
るとビット反転回路105にフレーム同期外れフラグを
フィードバックする。
【0019】ビット反転回路105は、例えば排他的論
理和回路により構成され、上記フレーム同期外れフラグ
が出力されていないときにはビタビ復号データをそのま
ま出力し、一方フレーム同期外れフラグが出力されたと
きにはビタビ復号データをビット反転して出力する。
【0020】このような構成であるから、復調器101
からその位相不確定性により例えば90°もしくは27
0°位相のずれた復調データが出力されたとすると、ビ
タビ復号器102ではビタビ復号のパスメトリックをモ
ニタすることで復号データの誤り判定が行なわれ、誤り
が検出されると誤り判定フラグが位相回転回路103に
フィードバックされる。例えば最尤パスメトリックが予
め設定した値を超えたときに誤りと判定されて、誤り判
定フラグがフィードバックされる。誤り判定フラグがフ
ィードバックされると、位相回転回路103では復調信
号Id,Qdのデータ位相を回転するための処理が行な
われ、この位相回転が施された復調信号データはビタビ
復号器102に入力されて再びビタビ復号される。この
ため、ビタビ復号器102からは、位相が確定された正
しいビタビ復号データが出力される。
【0021】一方、復調器101から例えば180°位
相反転した復調信号データが出力されたとする。この場
合、ビタビ復号器102では誤りと判定されず、偽りの
ビタビ復号データが出力されてしまう。しかし、この偽
りのビタビ復号データが出力されると、フレーム同期回
路104において上記ビタビ復号データの位相反転が検
出され、フレーム同期外れフラグが出力される。
【0022】ところで、本実施例の装置では、このフレ
ーム同期外れフラグがビット反転回路105にフィード
バックされる。上記フレーム同期外れフラグがフィード
バックされると、ビット反転回路105では上記フレー
ム同期外れフラグがビット反転制御信号として作用し
て、これにより偽りのビタビ復号データの排他的論理和
処理が行なわれる。この結果、上記偽りのビタビ復号デ
ータはビット反転されて正しいビタビ復号データとなっ
て出力される。
【0023】このように本実施例では、ビタビ復号器1
02の後段にビット反転回路105を設け、フレーム同
期回路104でフレーム同期外れが検出された場合に、
そのフレーム同期外れフラグをこのビット反転回路10
5にフィードバックし、このビット反転回路105にお
いてビタビ復号器102から出力された復号データをビ
ット反転して正しいビタビ復号データを得るようにして
いる。
【0024】したがって本実施例であれば、復調器10
1から出力された復調信号Id,Qdのデータ位相が1
80°反転していた場合に、ビタビ復号器102におい
て再復号処理を行なうことなく正しいビタビ復号データ
を得ることができる。このため、上記再復号処理を省略
した分だけ正しいビタビ復号データを得るために必要な
時間を短縮することが可能となり、これにより復号処理
速度の高速なビタビ復号装置を提供することができる。
また、排他的論理和回路からなるビット反転回路105
を設けるだけでよいため、極めて簡単な構成で実現でき
る利点がある。
【0025】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図2は本実施例に係わるビタビ復号装置の構成を示す回
路ブロック図である。なお、同図において、前記図1と
同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0026】図2において、フレーム同期回路104の
後段にはリードソロモン復号器(RS復号器)201が
配設されている。このRS復号器201は、フレーム同
期回路104から出力されたビタビ復号データの誤り判
定を行なうもので、誤りが検出された場合に誤り判定フ
ラグを出力する。この誤り判定フラグは、フレーム同期
回路104から出力されるフレーム同期外れフラグとと
もに演算回路202に入力される。この演算回路202
は、上記誤り判定フラグとフレーム同期外れフラグとの
組み合わせて反転制御信号を生成し、この反転制御信号
をビット反転回路203にフィードバックする。ビット
反転回路203は、上記反転制御信号にしたがって、ビ
タビ復号器102から出力された偽りのビタビ復号デー
タをビット反転して、正しいビタビ復号データを出力す
る。
【0027】このような構成であるから、180°位相
反転した復調信号Id,Qdがビタビ復号器102へ入
力され、そのためにビタビ復号器102から偽ビタビ復
号された復号データが出力されると、フレーム同期回路
104においてフレーム同期外れが検出されてこれによ
りフレーム同期外れフラグが出力され、またリードソロ
モン復号器201において上記ビタビ復号データの誤り
が検出されてこれにより誤り判定フラグが出力される。
【0028】上記フレーム同期外れフラグまたは誤り判
定フラグが出力されると、演算回路202において反転
制御信号が生成され、この反転制御信号はビット反転回
路203にフィードバックされる。このため、ビット反
転回路203では、ビタビ復号器102から出力された
ビタビ復号データのビット反転が行なわれ、これにより
正しいビタビ復号データが出力される。
【0029】このように本実施例においても、前記第1
の実施例と同様に、フレーム同期回路104でフレーム
同期外れが検出されると、そのフレーム同期外れフラグ
が演算回路202を介してビット反転回路203にフィ
ードバックされ、これによりビット反転回路203にお
いて偽りのビタビ復号データはビット反転されて正しい
ビタビ復号データが得られる。
【0030】また本実施例では、リードソロモン復号器
201において誤り判定が行なわれ、その誤り判定フラ
グが発生した場合にも演算回路202で反転制御信号が
生成されてビット反転回路203にフィードバックされ
る。このため、受信装置に伝送路の状態を考慮してフレ
ーム同期保護回路が備えられている場合でも、リードソ
ロモン復号器201による誤り判定結果に基づいてビタ
ビ復号データの反転が行なわれ、これにより正しいビタ
ビ復号データが出力される。すなわち、フレーム同期が
外れているにも拘らず、フレーム同期回路104におい
て誤りと判定されずにフレーム同期外れフラグが出力さ
れないことがあっても、リードソロモン復号器201で
の誤り判定フラグにより、ビタビ復号データを即時確実
にビット反転処理して正しいビタビ復号データを得るこ
とができる。
【0031】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、上記各実施例では、ビタビ復号
器102、位相回転回路103、フレーム同期回路、リ
ードソロモン復号器201、ビット反転回路105,2
03および演算回路202を個別に設けて、これらの回
路において各々その動作を実施する場合を例にとって説
明したが、例えばDSP(Digital signal processor)
またはCPUにより上記各回路の動作を実現するように
してもよい。
【0032】また、前記実施例ではビタビ復号を例にと
って説明したが、本発明はこれに限らず逐次復号等の近
似を含めた最尤復号全般に適用することが可能である。
また、内符号に関して、畳み込み符号/ビタビ復号の組
み合わせに限らず、内符号において入力の反転に対して
符号化ビットが反転する符号化およびその復号のすべて
に本発明は適用可能である。
【0033】さらに、誤り判定手段としてはリードソロ
モン復号器以外の誤り検出回路を使用してもよく、その
他ビタビ復号手段、フレーム同期外れ検出手段およびビ
ット反転手段の構成や、ビット反転までの処理手順、本
発明の適用対象となる伝送システムの種類などについて
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、入力さ
れた復調信号を最尤復号処理により復号し、これにより
得られた最尤復号データのフレーム同期外れを検出し
て、このフレーム同期外れが検出されたことに応じて、
上記最尤復号処理後の最尤復号データのビット反転を行
なって正しい最尤復号データを得るようにしている。
【0035】したがって本発明によれば、最尤復号処理
を繰り返すことなく位相不確定性による位相反転データ
を正しい最尤復号データに復号することができ、これに
より復号時間の短縮を図ったディジタル信号復号方法お
よびその復号装置を提供することができる。
【0036】一方、他の本発明では、最尤復号データの
フレーム同期外れを検出するとともにデータ誤りを検出
し、これらのフレーム同期外れおよびデータ誤りの検出
結果に応じて、上記最尤復号処理後の最尤復号データの
ビット反転を行なって正しい最尤復号データを得るよう
にしている。
【0037】したがって本発明によれば、フレーム同期
保護機能を有している場合でも、位相反転データを迅速
かつ確実に正しい最尤復号データへ収束することができ
るディジタル信号復号方法およびその復号装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるビタビ復号装置
の構成を示す回路ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例に係わるビタビ復号装置
の構成を示す回路ブロック図。
【図3】畳込み符号化器の構成の一例を示す図。
【図4】QPSKの信号配置を示す図。
【図5】従来のビタビ復号装置の構成の一例を示す回路
ブロック図。
【符号の説明】
101…復調器 102,403
…ビタビ復号器 103,402…位相回転回路 104,404
…フレーム同期回路 105,203…ビット反転回路 201…リードソロモン復号器(RS復号器) 202…演算回路 401…180
°位相反転回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された復調信号を最尤復号処理によ
    り復号する工程と、 この工程により得られた最尤復号データのフレーム同期
    を検出する工程と、 この工程によりフレーム同期外れが検出された場合に、
    前記最尤復号データのビット反転を行なって、正しい最
    尤復号データを得る工程とを具備したことを特徴とする
    ディジタル信号復号方法。
  2. 【請求項2】 入力された復調信号を最尤復号処理によ
    り復号する工程と、 この工程により得られた最尤復号データのフレーム同期
    外れを検出する工程と、 前記最尤復号データについてのデータ誤りを検出する工
    程と、 前記フレーム同期外れの検出結果と前記データ誤りの検
    出結果とに基づいて、前記最尤復号データのビット反転
    を行なって正しい最尤復号データを得る工程とを具備し
    たことを特徴とするディジタル信号復号方法。
  3. 【請求項3】 入力された復調信号を最尤復号処理によ
    り復号するための最尤復号手段と、 この最尤復号手段の後段に設けられ、前記最尤復号手段
    により得られた最尤復号データについてそのフレーム同
    期外れを検出するためのフレーム同期検出手段と、 前記最尤復号手段と前記フレーム同期検出手段との間に
    設けられ、前記フレーム同期検出手段によりフレーム同
    期外れが検出されたことに応じて、前記最尤復号データ
    のビット反転を行なって正しい最尤復号データを出力す
    るためのビット反転手段とを具備したことを特徴とする
    ディジタル信号復号装置。
  4. 【請求項4】 入力された復調信号を最尤復号処理によ
    り復号するための最尤復号手段と、 この最尤復号手段の後段に設けられ、前記最尤復号手段
    により得られた最尤復号データについてそのフレーム同
    期外れを検出するためのフレーム同期検出手段と、 このフレーム同期検出手段の後段に設けられ、前記フレ
    ーム同期検出手段から出力された最尤復号データについ
    てデータ誤りを検出するための誤り検出手段と、 前記最尤復号手段と前記フレーム同期検出手段との間に
    設けられ、前記フレーム同期検出手段によるフレーム同
    期外れの検出結果および前記誤り検出手段による誤りの
    検出結果に基づいて、前記最尤復号手段により得られた
    最尤復号データのビット反転を行なって正しい最尤復号
    データを出力するためのビット反転手段とを具備したこ
    とを特徴とするディジタル信号復号装置。
  5. 【請求項5】 誤り検出手段は、最尤復号データをリー
    ドソロモン復号することによりデータ誤りを検出するこ
    とを特徴とする請求項4記載のディジタル信号復号装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6718509B2 (en) 2000-01-26 2004-04-06 Nec Corporation Error bit correcting method for use in time-division multiple access system and bit correcting circuit
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