JPH08265013A - 共振器およびフィルタ - Google Patents

共振器およびフィルタ

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Publication number
JPH08265013A
JPH08265013A JP6106295A JP6106295A JPH08265013A JP H08265013 A JPH08265013 A JP H08265013A JP 6106295 A JP6106295 A JP 6106295A JP 6106295 A JP6106295 A JP 6106295A JP H08265013 A JPH08265013 A JP H08265013A
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JP
Japan
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hole
dielectric
dielectric block
conductive film
resonator
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Pending
Application number
JP6106295A
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English (en)
Inventor
Yohei Watabe
洋平 渡部
Tsugio Takeda
次夫 武田
Shinichi Iwata
伸一 岩田
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単であり生産性が良く安価であって
小型化に適している共振器およびフィルタを提供する。 【構成】 本発明の共振器11は、長手方向の中心軸に
沿って直径が一端部から他端部に行くにしたがって小さ
くなるように形成された少なくとも1つの貫通孔12を
有する誘電体ブロック13と、これの一端部に接合され
貫通孔12を塞ぐ孔閉塞面を有し誘電体ブロック13よ
り高い誘電率を有する誘電体板14と、誘電体ブロック
13の外表面と誘電体板14の外表面と貫通孔12の壁
の表面全体および前記孔閉塞面を被覆している導電性膜
15と、前記孔閉塞面付近に対応している誘電体ブロッ
ク13の外側面に導電性膜15と電気的に絶縁された状
態で形成されている2つの入出力用電極16とを有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信用電子機器等に用
いられる共振器及びフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、共振器として、図15に示す
ようなλ/4同軸の共振器1が知られている。この共振
器1は、長手方向の中心軸に沿って貫通孔2を形成され
ている誘電体ブロック3と、この誘電体ブロック3の一
端面を除いた外表面と前記貫通孔2の壁の表面全体を被
覆している導電性膜4とを有している。図16は、前記
共振器1を2個配置してなるフィルタを示す斜視図であ
る。
【0003】この場合共振器1の開放端面には導電性膜
4が施されていないが、開放端部分は電磁エネルギー的
には電界が最大であり漏れが発生する。ここでの電磁波
の漏洩は周囲のデバイスに悪影響を及ぼすため、通常金
属からかるケースに誘電体ブロック3を収納して少なく
とも開放端付近を覆って電磁波を遮蔽している。
【0004】前記共振器1の長さlは、次の数1で表わ
される。
【0005】
【数1】 この数1から明らかなように、共振器1の長さを短くす
るためには材料となる誘電体の誘電率を上げる必要があ
る。
【0006】また、この場合の共振器1の出力信号の取
り出しには、一般的には図16に示したように別途の端
子5,5を用い、かつ、回路基板6を用いて共振器1を
結合している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のλ
/4の共振器は、長さlを短縮するためには材料の変更
を必要とし、単独で入出力及び結合することが困難で別
構成の回路基板が必要され、また、金属等のケースを用
いなければ電磁波の漏洩があるなどの問題点がある。こ
れら問題点が共振器およびフィルタの小型化を阻害する
要因ともなっている。
【0008】本発明の目的は、構成が簡単であり生産性
が良く安価であって小型化に適している共振器およびフ
ィルタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、長手方向の中心軸に沿って直径が一端部
から他端部に行くにしたがって小さくなるように形成さ
れた少なくとも1つの貫通孔を有する誘電体ブロック
と、この誘電体ブロックの一端部に接合され前記貫通孔
を塞ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブロックより高い誘電
率を有する誘電体板と、前記誘電体ブロックの外表面と
前記誘電体板の外表面と前記貫通孔壁の表面全体および
前記孔閉塞面を被覆している導電性膜と、前記孔閉塞面
付近に対応している前記誘電体ブロックの外側面に前記
導電性膜と電気的に絶縁された状態で形成されている2
つの入出力用電極とを有していることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、第1および第2の共振器
を具備してなるフィルタにおいて、前記第1および第2
の共振器は、長手方向の中心軸に沿って直径が一端部か
ら他端部に行くにしたがって小さくなるように形成され
た少なくとも1つの貫通孔を有する誘電体ブロックと、
この誘電体ブロックの一端部に接合され前記貫通孔を塞
ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブロックより高い誘電率を
有する誘電体板と、前記誘電体ブロックの1つの側面の
少なくとも1部分を除いた外表面と前記誘電体板の外表
面と前記貫通孔壁の表面全体および前記孔閉塞面を被覆
している導電性膜と、前記孔閉塞面付近に対応している
前記誘電体ブロックの外側面に前記導電性膜と電気的に
絶縁された状態で形成されている1つの入出力用電極と
を有していることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記第1および第2の共
振器と、これらの第1および第2の共振器の間に配置さ
れた第3の共振器を具備するフィルタにおいて、前記第
3の共振器は、長手方向の中心軸に沿って直径が一端部
から他端部に行くにしたがって小さくなるように形成さ
れた少なくとも1つの貫通孔を有する誘電体ブロック
と、この誘電体ブロックの一端部に接合され前記貫通孔
を塞ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブロックより高い誘電
率を有する誘電体板と、前記誘電体ブロックの相対向す
る2つの側面の各々の少なくとも1部分を除いた外表面
と前記誘電体板の外表面と前記貫通孔壁の表面全体およ
び前記孔閉塞面を被覆している導電性膜とを有し、前記
第1、第2および第3の共振器は前記導電性膜で覆われ
ていない部分が電気的に結合されていることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明は、長手方向の中心軸に沿っ
て平行であって直径が一端部から他端部に行くにしたが
って小さくなるように形成された2つの貫通孔を有する
誘電体ブロックと、この誘電体ブロックの一端部に接合
され前記貫通孔を塞ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブロッ
クより高い誘電率を有する誘電体板と、前記誘電体ブロ
ックの外表面と前記誘電体板の外表面と前記貫通孔壁の
表面全体および前記孔閉塞面を被覆している導電性膜
と、前記孔閉塞面付近に対応している前記誘電体ブロッ
クの外側面に前記導電性膜と電気的に絶縁された状態で
形成されている2つの入出力用電極とを有していること
を特徴とする。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例としての共
振器の斜視図である。図2は、図1の共振器を示す断面
図である。
【0015】図1および図2に示すように、本発明の共
振器11は、長手方向の中心軸に沿って直径が一端部か
ら他端部に行くにしたがって徐々に小さくなるように形
成された少なくとも1つの貫通孔12を有する誘電体ブ
ロック13と、この誘電体ブロック13の一端部に接合
され前記貫通孔12を塞ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブ
ロック13より高い誘電率を有する誘電体板14と、前
記誘電体ブロック13の外表面と前記誘電体板14の外
表面と前記貫通孔12の壁の表面全体および前記孔閉塞
面を被覆している導電性膜15と、前記孔閉塞面付近に
対応している前記誘電体ブロック13の外側面に前記導
電性膜15と電気的に絶縁された状態で形成されている
2つの入出力用電極16,16とを有している。
【0016】前記誘電体ブロック13は、表面実装し易
いように角柱状に形成されているが、円筒その他の形状
に形成してもよい。前記導電性膜15は、銀や銅などの
金属材料のメッキを施して形成されている。この導電性
膜15は、通常基板の実装面で接地されている。前記入
出力用電極16,16は、本実施例ではパターンによっ
て電極形成を行ったが、例えば単板コンデンサを貼りつ
けるなど他の方法により形成いてもよい。
【0017】一般に誘電体同軸型の従来の共振器1は、
図17に示すようにキャパシタンスCとインダクタンス
Lの並列共振回路で等価的に表される。
【0018】これに対し、本発明の共振器11の等価回
路は、図3に示すように、前記並列共振回路にキャパシ
タンスC′を並列に付加した形となる。図3の等価回路
で表されるような共振器11の共振周波数fは、次の数
2で表される。
【0019】
【数2】 数2から分かるように、共振器11の長さlは共振周波
数fに反比例している。図1で表される本発明の共振器
11では共振周波数f′は、次の数3で表される。
【数3】 数3からf<f′であることが分かるから、l>l′と
なる。
【0020】以上のように本発明の共振器11では、一
般的なλ/4同軸の従来の共振器1と比べ長さを短くす
ることができる。実際には共振器の長さl′に並列付加
されるキャパシタンスC′として機能する。図2中にd
で示した厚さ分をl′に加えた長さが共振器の全体の長
さになる。但し共振器の長さの短縮の効果の大きいC′
が大きいところではd<(l−l′)であるので全体の
長さとしても従来より短縮される結果となる。本発明に
おける誘電体ブロック13は、長手方向の中心軸に沿っ
て直径が一端部から他端部に行くにしたがって徐々に小
さくなるように形成された少なくとも1つの貫通孔12
を有し、かつ、本発明の共振器は誘電体ブロック13の
一端部に接合され前記貫通孔12を塞ぐ孔閉塞面を有し
前記誘電体ブロック13より高い誘電率を有する誘電体
板14を有するから、誘電体ブロック13の厚さを薄く
することができ、かつ、C´を大きくすることが可能で
ある。このため、本発明の共振器は、非貫通孔を有する
誘電体ブロックを有する共振器より長さを短縮すること
ができる。
【0021】図1に示したように前記導電性膜15と電
気的に絶縁された状態で入出力電極15,15が形成さ
れており、共振器11と入力端・出力端で各々容量を持
つ形でなされている。
【0022】本実施例において誘電体ブロック13の材
料としてはεr =90のものを用い、f0 =1490M
Hzとし,a=1mm,b=3mmとした。開放端部を
塞ぐ誘電体板19の材料としてはεr >90のものを用
いた。同様の材料・中心周波数・寸法で考えた場合、図
15に示したような従来の共振器1の場合長さlは5.
3mmであった。これに対して、本発明の共振器におい
ては、d=0.5mmとした場合に、l′は3.7mm
となり、全体の長さ(l′+d)=4.2mmとなりお
よそ30%の短縮となっている。図4に実験的に得られ
たdと(l´+d)の関係を示す。
【0023】図5は、本発明の第2の実施例としてのフ
ィルタを示す斜視図である。図6は、図5のフィルタを
示す分解斜視図である。
【0024】このフィルタは、第1および第2の共振器
11,11を具備してなるフィルタにおいて、前記第1
および第2の共振器11,11は、長手方向の中心軸に
沿って直径が一端部から他端部に行くにしたがって徐々
に小さくなるように形成された少なくとも1つの貫通孔
12を有する誘電体ブロック13と、この誘電体ブロッ
ク13の一端部に接合され前記貫通孔12を塞ぐ孔閉塞
面を有し前記誘電体ブロック13より高い誘電率を有す
る誘電体板14と、前記誘電体ブロック13の1つの側
面の少なくとも1部分を除いた外表面と前記誘電体板1
4の外表面と前記貫通孔12の壁の表面全体および前記
孔閉塞面を被覆している導電性膜15と、前記孔閉塞面
付近に対応している前記誘電体ブロック13の外側面に
前記導電性膜15と電気的に絶縁された状態で形成され
ている1つの入出力用電極16,16とを有している。
【0025】本実施例では、前記誘電体ブロック13の
側面の全体が導電性膜15が無い状態となっているが、
隣接する共振器11との結合の強さに応じて図7および
図8に示したように導電性膜15の無い部分の大きさを
決めれば良い。本実施例においても表面実装を考慮して
入出力用電極16,16は、基板の実装面にパターンに
よって形成した。2つの共振器11は、前記導電性膜1
5の無い部分(本実施例では導電性膜の無い面)同士で
接合される。2つの共振器11の接合は、実装時の半田
付けに耐え得る程度の耐熱性を持てば特に問わないが、
本実施例ではエポキシ系の接着剤にて行った。なお、図
7,8に示したように導電性膜15が無い部分が誘電体
ブロック13の側面全体でなく、かつ、接合強度を保て
る程度ある場合については半田で接合を行っても良い。
また、2つの共振器は、容量性結合される程度に近接し
て配置するだけでも良いが、この場合は電磁波の漏洩を
防止する措置を採る方が好ましい。2つの共振器は何れ
も基板の実装面で接地され、容量性結合によって結合さ
れた従属接続となっている。
【0026】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0027】図9は、本発明の第3の実施例としてのフ
ィルタを示す斜視図である。図10は、図9のフィルタ
を示す分解斜視図である。
【0028】このフィルタは、第1および第2の共振器
11,11と、これらの第1および第2の共振器11,
11の間に配置された第3の共振器11を具備するフィ
ルタにおいて、前記第3の共振器11は、長手方向の中
心軸に沿って直径が一端部から他端部に行くにしたがっ
て徐々に小さくなるように形成された少なくとも1つの
貫通孔12を有する誘電体ブロック13と、この誘電体
ブロック13の一端部に接合され前記貫通孔12を塞ぐ
孔閉塞面を有し前記誘電体ブロック13より高い誘電率
を有する誘電体板14と、前記誘電体ブロック13の相
対向する2つの側面の各々の少なくとも1部分を除いた
外表面と前記誘電体板14の外表面と前記貫通孔12の
壁の表面全体および前記孔閉塞面を被覆している導電性
膜15とを有している。前記第1、第2および第3の共
振器は、前記導電性膜15で覆われていない部分が電気
的に結合されている。前記第1および第2の共振器1
1,11は、前記孔閉塞面付近に対応している前記誘電
体ブロック13の外側面に前記導電性膜15と電気的に
絶縁された状態で形成されている1つの入出力用電極1
6を有している。
【0029】なお、本発明は、4以上の共振器11を具
備するフィルタにも適用される。この場合に、フィルタ
の両端に位置する第1および第2の共振器11,11以
外の複数の共振器は第3の共振器11と同一の構成であ
る。
【0030】図11は、本発明の第4の実施例としての
フィルタを示す斜視図である。図12は、図11のフィ
ルタを示す断面図である。
【0031】このフィルタは、長手方向の中心軸に沿っ
て平行であって直径が一端部から他端部に行くにしたが
って小さくなるように形成された2つの貫通孔12を有
する誘電体ブロック13と、この誘電体ブロック13の
一端部に接合され前記貫通孔12を塞ぐ孔閉塞面を有し
前記誘電体ブロック13より高い誘電率を有する誘電体
板14と、前記誘電体ブロック13の外表面と前記誘電
体板14の外表面と前記貫通孔12の壁の表面全体およ
び前記孔閉塞面を被覆している導電性膜14と、前記孔
閉塞面付近に対応している前記誘電体ブロック13の外
側面に前記導電性膜15と電気的に絶縁された状態で形
成されている2つの入出力用電極16,16とを有して
いる。
【0032】1つの誘電体ブロック13に形成された2
つの貫通孔12は各々短縮されたλ/4の共振器を形成
しており、この共振器同士の結合の強さの調整は、例え
ば図13,14に示したように共振器を形成している貫
通孔12の間に導電性膜15が無い調整孔17および調
整溝18を形成することによって可能である。なお、調
整孔17は貫通孔でも非貫通孔でも良く、また、前記調
整溝18も導電性膜15で覆われていないものや、誘電
体ブロック13の導電性膜15が無い部分を作っただけ
の溝でも適宜結合強度に合わせて選択することが可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、共振器の長さを短縮で
きる上に、別付けの入出力端子や回路基板を用いずにフ
ィルタを構成することができるため格段な小型化を図る
ことが可能であり、また、金属等のケースを用いること
無しに電磁波の漏洩を防止することができる。さらに、
本発明によれば、端子や回路基板およびケースの取付組
立が必要でないから、生産性が向上し、部品点数の減少
による低コスト化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例を示す断面図である。
【図3】図1の実施例の等価回路を示す回路図である。
【図4】本発明の作用を説明するための図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5の実施例を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9の実施例を示す分解斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図12】図11の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図15】従来の共振器を示す斜視図である。
【図16】従来のフィルタを示す斜視図である。
【図17】従来の共振器の等価回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
11 共振器 12 貫通孔 13 誘電体ブロック 14 誘電体板 15 導電性膜 16 入出力用電極 17 調整孔 18 調整溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の中心軸に沿って直径が一端部
    から他端部に行くにしたがって小さくなるように形成さ
    れた少なくとも1つの貫通孔を有する誘電体ブロック
    と、この誘電体ブロックの一端部に接合され前記貫通孔
    を塞ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブロックより高い誘電
    率を有する誘電体板と、前記誘電体ブロックの外表面と
    前記誘電体板の外表面と前記貫通孔壁の表面全体および
    前記孔閉塞面を被覆している導電性膜と、前記孔閉塞面
    付近に対応している前記誘電体ブロックの外側面に前記
    導電性膜と電気的に絶縁された状態で形成されている2
    つの入出力用電極とを有していることを特徴とする共振
    器。
  2. 【請求項2】 第1および第2の共振器を具備してなる
    フィルタにおいて、前記第1および第2の共振器は、長
    手方向の中心軸に沿って直径が一端部から他端部に行く
    にしたがって小さくなるように形成された少なくとも1
    つの貫通孔を有する誘電体ブロックと、この誘電体ブロ
    ックの一端部に接合され前記貫通孔を塞ぐ孔閉塞面を有
    し前記誘電体ブロックより高い誘電率を有する誘電体板
    と、前記誘電体ブロックの1つの側面の少なくとも1部
    分を除いた外表面と前記誘電体板の外表面と前記貫通孔
    壁の表面全体および前記孔閉塞面を被覆している導電性
    膜と、前記孔閉塞面付近に対応している前記誘電体ブロ
    ックの外側面に前記導電性膜と電気的に絶縁された状態
    で形成されている1つの入出力用電極とを有しているこ
    とを特徴とするフィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の第1および第2の共振器
    と、これらの第1および第2の共振器の間に配置された
    第3の共振器を具備するフィルタにおいて、前記第3の
    共振器は、長手方向の中心軸に沿って直径が一端部から
    他端部に行くにしたがって小さくなるように形成された
    少なくとも1つの貫通孔を有する誘電体ブロックと、こ
    の誘電体ブロックの一端部に接合され前記貫通孔を塞ぐ
    孔閉塞面を有し前記誘電体ブロックより高い誘電率を有
    する誘電体板と、前記誘電体ブロックの相対向する2つ
    の側面の各々の少なくとも1部分を除いた外表面と前記
    誘電体板の外表面と前記貫通孔壁の表面全体および前記
    孔閉塞面を被覆している導電性膜とを有し、前記第1、
    第2および第3の共振器は前記導電性膜で覆われていな
    い部分が電気的に結合されていることを特徴とするフィ
    ルタ。
  4. 【請求項4】 長手方向の中心軸に沿って平行であって
    直径が一端部から他端部に行くにしたがって小さくなる
    ように形成された2つの貫通孔を有する誘電体ブロック
    と、この誘電体ブロックの一端部に接合され前記貫通孔
    を塞ぐ孔閉塞面を有し前記誘電体ブロックより高い誘電
    率を有する誘電体板と、前記誘電体ブロックの外表面と
    前記誘電体板の外表面と前記貫通孔壁の表面全体および
    前記孔閉塞面を被覆している導電性膜と、前記孔閉塞面
    付近に対応している前記誘電体ブロックの外側面に前記
    導電性膜と電気的に絶縁された状態で形成されている2
    つの入出力用電極とを有していることを特徴とするフィ
    ルタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のフィルタにおいて、共
    振器を形成する少なくとも前記貫通孔の間に、前記共振
    器同士の結合を調整するための調整孔または調整溝が形
    成されていることを特徴とするフィルタ。
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