JPH08264941A - ビルドアップ多層プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

ビルドアップ多層プリント配線板及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08264941A
JPH08264941A JP6647395A JP6647395A JPH08264941A JP H08264941 A JPH08264941 A JP H08264941A JP 6647395 A JP6647395 A JP 6647395A JP 6647395 A JP6647395 A JP 6647395A JP H08264941 A JPH08264941 A JP H08264941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
resin layer
conductor pattern
multilayer printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6647395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3150871B2 (ja
Inventor
Ayumi Suzuki
歩 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP6647395A priority Critical patent/JP3150871B2/ja
Publication of JPH08264941A publication Critical patent/JPH08264941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3150871B2 publication Critical patent/JP3150871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/18Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material
    • H05K3/181Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating
    • H05K3/182Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating characterised by the patterning method
    • H05K3/184Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating characterised by the patterning method using masks
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive
    • H05K3/387Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive for electroless plating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits
    • H05K3/4673Application methods or materials of intermediate insulating layers not specially adapted to any one of the previous methods of adding a circuit layer
    • H05K3/4676Single layer compositions

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 層間絶縁層表面の平坦性及び絶縁信頼性に優
れたビルドアップ多層プリント配線板を容易にかつ確実
に製造できるビルドアップ多層プリント配線板の製造方
法を提供する。 【構成】 この製造方法では、内層導体パターン3を有
する内層基板2上におけるパターン非形成領域R1 に、
まず第1の樹脂層8を形成する。第1の樹脂層8は、内
層導体パターン3の側面との間に所定のクリアランスC
1 を保持するように形成される。次に、樹脂ワニスRW
1 の塗布・硬化によって、被覆層9を構成する第2の絶
縁層10を形成する。第2の樹脂層10は、クリアラン
スC1 を埋めかつ内層導体パターン3及び第1の樹脂層
8を被覆する。さらに、第2の樹脂層10上に接着剤層
11を形成した後に粗化等を行い、無電解銅めっきによ
り接着剤層11上に外層導体パターン6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内層導体パターンを有
する内層基板上に層間絶縁層が形成され、その層間絶縁
層上に外層導体パターンが形成されたビルドアップ多層
プリント配線板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11〜図13には、従来におけるビル
ドアップ多層プリント配線板30が示されている。この
種の多層プリント配線板30は、例えば次のようなアデ
ィティブプロセスを経て作製される。
【0003】まず、内層導体パターン31を有する内層
基板32上に樹脂ワニスを塗布しかつ硬化させることに
よって、図11に示されるように、内層導体パターン3
1を全体的に被覆する樹脂層33を形成する。次に、別
の樹脂ワニスを塗布しかつ硬化させることによって、樹
脂層33上に接着剤層34を形成する。なお、接着剤層
形成用の樹脂ワニス中には、粗化剤に可溶の樹脂フィラ
ーが分散されている。次いで、樹脂層33と接着剤層3
4とからなる層間絶縁層35に対する露光・現像によっ
てバイアホール形成用孔36を形成した後、粗化剤を用
いて粗化処理を行う。その結果、図12に示されるよう
に接着剤層34中の樹脂フィラーが溶解し、層間絶縁層
35の最外層に粗化面34aが形成される。この後、触
媒核付与、永久レジスト37の形成及び無電解銅めっき
を行う。すると、バイアホール形成用孔36の内壁面及
び層間絶縁層35の上面に、銅めっきが析出する。以上
の結果、図13に示されるように、バイアホール38及
び外層導体パターン39が形成されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の製造
方法において樹脂ワニスを塗布・硬化させた場合、パタ
ーン非形成領域にて層間絶縁層35が落ち込んでしま
い、結果としてその表面に凹凸ができてしまう。よっ
て、層間絶縁層35の上面に形成される外層導体パター
ン39の平坦性も、それに付随して悪くなる。また、こ
のような外層導体パターン39の一部をボンディングパ
ッドとして使用しようとしても、凹凸があることによっ
てボンディングワイヤを確実に打つことが困難になる。
従って、ボンディング不良が起こりやすくなる。
【0005】層間絶縁層35の凹凸を解消する対策とし
ては、例えば次のような方法が考えられる。まず、樹脂
層33を形成するための樹脂ワニスを、内層基板32上
に厚めに塗布しかつ硬化させる。次いで、硬化した樹脂
層33を所定量だけ研磨することにより、その表面を平
坦化する。次いで、平坦化された樹脂層33の上面に接
着剤層34を形成した後、さらにその上面に外層導体パ
ターン39を形成する。
【0006】しかし、樹脂層33を均一に研磨するため
には高度な技術や装置等を要することから、事実上、こ
の方法の実施は困難であろうと予想されていた。また、
表面研磨加工の際には内層基板32に応力が加わりやす
く、内層基板32が屈曲する可能性がある。すると、内
層導体パターン31の側壁と樹脂層33との界面にクラ
ックが入り、結果として層間絶縁層35が剥離しやすく
なる。従って、高い絶縁信頼性を確保することができ
ず、実用に耐えうるビルドアップ多層プリント配線板3
0の実現も困難であろうと予想されていた。以上のよう
なことから、樹脂層33の表面研磨に頼らないで層間絶
縁層35の凹凸を解消する別の対策が要望されていた。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、層間絶縁層表面の平坦性及
び絶縁信頼性に優れたビルドアップ多層プリント配線板
を提供することにある。また、本発明の別の目的は、上
記のような優れたビルドアップ多層プリント配線板を容
易にかつ確実に製造することができるビルドアップ多層
プリント配線板の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、内層導体パターンを
有する内層基板上に層間絶縁層が形成されるとともに、
その層間絶縁層上に外層導体パターンが形成されたビル
ドアップ多層プリント配線板において、前記層間絶縁層
は、パターン非形成領域にて前記内層導体パターンの側
面との間に所定のクリアランスを保持するように形成さ
れた第1の樹脂層と、前記クリアランスを埋めかつ前記
内層導体パターン及び前記第1の樹脂層を被覆するよう
に形成された第2の樹脂層と、前記第2の樹脂層を被覆
するように形成された接着剤層とによって構成されてい
るビルドアップ多層プリント配線板をその要旨とする。
【0009】請求項2の発明は、内層導体パターンを有
する内層基板上におけるパターン非形成領域に、前記内
層導体パターンの側面との間に所定のクリアランスを保
持した状態で第1の樹脂層を形成し、次いで樹脂ワニス
の塗布・硬化によって、前記クリアランスを埋めかつ前
記内層導体パターン及び第1の樹脂層を被覆する被覆層
を形成した後、その被覆層上に外層導体パターンを形成
するビルドアップ多層プリント配線板の製造方法をその
要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記第1の樹脂層を形成するための樹脂ワニス中
に、粗化剤に難溶の無機フィラーを分散させている。請
求項4に記載の発明は、請求項2または3において、前
記被覆層は、前記第1の樹脂層を形成するための樹脂ワ
ニスと同一の樹脂ワニスの塗布・硬化によって形成され
た第2の樹脂層と、粗化剤に可溶の樹脂フィラーを分散
させた樹脂ワニスの塗布・硬化によって前記第2の樹脂
層上に形成された接着剤層とからなる2層構造であると
している。
【0011】
【作用】請求項1〜4に記載の発明によると、第1の絶
縁層を形成したことによって、パターン形成領域の高さ
とパターン非形成領域の高さとがほぼ等しくなる。この
ため、層間絶縁層の部分的な落ち込みが確実に解消さ
れ、その表面に凹凸ができにくくなる。また、層間絶縁
層の形成時に表面研磨加工を行う必要がなくなるため、
実施が容易になりかつ内層基板の屈曲も起こりにくくな
る。さらに、内層導体パターンの側壁と第1の樹脂層と
の間には所定のクリアランスが保持されているため、仮
に屈曲が起きたときでも界面にクラックが生じにくな
る。
【0012】請求項3,4に記載の発明によると、粗化
剤に難溶の無機フィラーを分散させた樹脂ワニスが用い
られることから、形成される第1の樹脂層や第2の樹脂
層の熱膨張係数が小さくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明をビルドアップ多層プリント配
線板及びその製造方法に具体化した一実施例を図1〜図
9に基づき詳細に説明する。
【0014】図1には、本実施例のビルドアップ多層プ
リント配線板1が示されている。この多層プリント配線
板1は、導体回路を4層に有する、いわゆる4層板であ
る。多層プリント配線板1を構成する内層基板2の表裏
両面には、内層導体パターン3が形成されている。前記
内層基板2上には、内層導体パターン3を全体的に被覆
する層間絶縁層4が形成されている。この層間絶縁層4
上には、永久レジスト5及び外層導体パターン6が形成
されている。層間絶縁層4の所定箇所には、バイアホー
ル7が形成されている。これらのバイアホール7は、内
層導体パターン3と外層導体パターン6とを電気的に接
続している。また、この多層プリント配線板1には、各
層の電気的接続を図るための図示しないめっきスルーホ
ール等も形成されている。
【0015】本実施例における層間絶縁層4は、図1に
示されるように、最下層の第1の樹脂層8とその上に設
けられた被覆層9(第2の樹脂層10及び接着剤層1
1)とによって構成されている。第1の樹脂層8は、内
層基板2の表裏面において内層導体パターン3が形成さ
れていない領域(以下、パターン非形成領域R1 とい
う。)に形成されている。第1の樹脂層8の側壁とそれ
に隣接する内層導体パターン3の側壁との間には、所定
の幅w1 を有するクリアランスC1 が保持されている。
【0016】図9のグラフは、隣接する内層導体パター
ン3のパターン間隔w2 と、第1の樹脂層8の幅w3 と
の関係を示すものである。そして、同グラフにおいて斜
線で示された領域は、第1の樹脂層8の幅w3 の採りう
る範囲になっている。このグラフから明らかなように、
第1の樹脂層8は、パターン間隔w2 が120μm以上
の箇所に設けられる。パターン間隔w2 が120μmよ
りも小さい場合であれば、第2の樹脂層10の落ち込み
がそれほど顕著ではないからである。従って、層間絶縁
層4の表面に大きな凹凸ができることもなく、第1の樹
脂層8を形成する必要性に乏しいからである。
【0017】例えば、前記パターン間隔w2 が120μ
mのとき、第1の樹脂層8の幅w3の採りうる範囲は5
0μm〜100μmとなる。また、前記パターン間隔w
2 が200μmのとき、第1の樹脂層8の幅w3 の採り
うる範囲は50μm〜180μmとなる。即ち、クリア
ランスC1 の幅w1 は少なくとも10μm以上、特には
20μm〜30μm程度確保されていることが好ましい
ことになる。この幅w1 が小さすぎると、また、第2の
樹脂層10を形成するための樹脂ワニスがクリアランス
C1 内に完全に入り込むことができず、ボイド等が発生
する原因となる。また、露光・現像によって所望の位置
に第1の樹脂層8を形成することが難しくなる。一方、
この幅w1 が大きすぎると、クリアランスC1 の部分に
第2の樹脂層10が落ち込んでしまうため、層間絶縁層
4の表面の平坦化を充分に図ることができなくなる。
【0018】第2の樹脂層10は、前記のクリアランス
C1 を埋めるとともに内層導体パターン3及び第1の樹
脂層8を全体的に被覆するように形成されている。ま
た、接着剤層11は、このような第2の樹脂層10を全
体的に被覆するように形成されている。
【0019】次に、このビルドアップ多層プリント配線
板1を製造する手順を図2〜図8に基づいて工程順に説
明する。まず、FR−4グレードの銅張積層板(銅箔の
表面は粗化銅箔,厚さ35μm)を出発材料とし、従来
公知のサブトラクティブ法に従ってエッチングを行っ
た。その結果、図2に示されるように、基材12の表裏
両面に内層導体パターン3を有する内層基板2を作製し
た。
【0020】次に、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂(共栄社製)60重量部、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(油化シェル製)40重量部、イミダゾール型硬
化剤(四国化成製)5重量部、感光性モノマー(共栄社
製)5重量部、光開始剤(関東化学製)5重量部、光増
感剤0.5重量部、セラミックス微粉末(龍森製,商品
名:アドマファイン,平均粒径約2μm)30重量%か
らなる混合物を作製した。そして、この混合物にジエチ
レングリコールジエチルエーテルを添加しながらホモデ
ィスパーによる粘度調整(本実施例では500ps)を行
い、かつ3本ロールによる混練を行った。このようにし
て、まず第1の樹脂層8及び第2の樹脂層10を形成す
るための樹脂ワニスRW1 を調製した。
【0021】また、前記樹脂ワニスRW1 中に分散され
ているセラミックス微粉末をエポキシ微粉末(東レ製,
商品名:トレパール,平均粒径約3μm)に変更するこ
とによって、接着剤層11を形成するための樹脂ワニス
RW2 を調製した。なお、本実施例ではこの樹脂ワニス
RW2 の粘度を800psに調整した。
【0022】次に、図3に示されるように、第1の樹脂
層8を形成するための樹脂ワニスRW1 を、上記の内層
基板2にロールコータを用いて塗布した。この後、塗布
された樹脂ワニスRW1 を80℃で15分間乾燥(指触
乾燥)した。ここでいう指触乾燥とは、塗布面を指で触
ったときに指に樹脂ワニスRW1 が付着しない状態にな
るまで溶剤を揮発させることをいう。
【0023】次いで、マスクとしてのポジ型フィルムを
内層基板2の両面に密着させ、平行露光機(オーク製作
所製,商品名:401B型)により400mJの照射量
で露光を行った。その後、現像液「エターナIR」(旭
化成工業製)を用いて現像を行った。その結果、図4に
示されるように、厚さが約30μmの第1の樹脂層8を
パターン非形成領域R1 に形成した。このように形成さ
れた第1の樹脂層8は、内層導体パターン3の側壁との
間に所定のクリアランスC1 を保持している。
【0024】また、第1の樹脂層8の厚さt1 は、周囲
の内層導体パターン3の厚さと同程度であることが望ま
しい。より具体的にいうと、例えば内層導体パターン3
の厚さが35μmの場合には前記厚さt1 は25μm〜
45μm(本実施例では上記のように30μm)である
ことがよい。また、内層導体パターン3の厚さが約18
μmの場合には前記厚さt1 は10μm〜30μmであ
ることがよい。さらに、内層導体パターン3の厚さが約
70μmの場合には前記厚さt1 は60μm〜80μm
であることがよい。この厚さt1 が前記範囲内である
と、層間絶縁層4の表面の平坦化をより確実に図ること
ができるからである。
【0025】その後、水洗・乾燥を行ったうえで、図5
に示されるように、上記の樹脂ワニスRW1 を再びロー
ルコータによって塗布した。そして、塗布された樹脂ワ
ニスRW1 に対する80℃,30分間の指触乾燥を行う
ことによって、第2の樹脂層10を形成した。このと
き、第2の樹脂層10によって、前記クリアランスC1
が埋められるとともに、内層導体パターン3及び第1の
樹脂層8が全体的に被覆される。なお、第2の樹脂層1
0の厚さは30μm〜60μmであることがよい。この
厚さが前記範囲内であると、クリアランスC1 を完全に
埋めることができる点において好ましく、しかも高コス
ト化防止や大型化防止という点からも好ましいからであ
る。上記のことを考慮して、本実施例では第2の樹脂層
10の厚さを40μmに設定した。
【0026】さらに、接着剤層11を形成するための樹
脂ワニスRW2 をロールコータによって塗布し、80
℃,15分間の指触乾燥を行った。その結果、第2の樹
脂層10の上面に、厚さが約20μm〜40μmの接着
剤層11を形成した。
【0027】次に、バイアホール形成用のマスクを内層
基板2の両面に密着させ、上記の平行露光機により30
0mJの照射量で露光を行った。その後、現像液「エタ
ーナIR」を用いて現像を行った。その結果、図6に示
されるように、3層構造の層間絶縁層4の所定部分に、
バイアホール形成用孔13を形成した。そして、紫外線
照射装置を用いて3J/cm2 の紫外線を照射すること
により、接着剤層11を仮硬化させた。このようなUV
キュア工程の後、100℃,1時間及び150℃,3時
間の条件で加熱することにより、前記接着剤層11を本
硬化させた。
【0028】次に、800g/リットルのクロム酸(C
2 3 )中に内層基板2を15分間浸漬することによ
って、接着剤層11中に分散されている樹脂フィラーを
選択的に溶解した。このような粗化処理の結果、図7に
示されるように、層間絶縁層4の外表面を多数のアンカ
ー用凹部を有する粗化面4aに代えた。この後、内層基
板2を中和液に浸漬した後に水洗した。
【0029】次に、市販の化学銅めっき触媒核付与シス
テム(シプレイ製)を用いて、層間絶縁層4の粗化面4
a及びバイアホール形成用孔13の内壁面にパラジウム
を付与した。そして、内層基板2を120℃で40分加
熱処理することにより、付与されたパラジウムを固定し
た。次いで、接着剤層11の上面にドライフィルムフォ
トレジストをラミネートし、さらにその上に露光マスク
を配置した。この状態で露光を行った後、スプレー現像
機を用いて現像を行った。現像液としては前記の「エタ
ーナIR」を使用した。
【0030】そして、上述の紫外線照射装置を用いて3
J/cm2 の紫外線を照射することにより仮硬化を行っ
た後、150℃で30分間加熱することにより本硬化を
行った。その結果、図8に示されるように、層間絶縁層
4上面の所定箇所に、厚さが30μmの永久レジスト5
を形成した。
【0031】次に、永久レジスト5が形成された内層基
板2をアディティブ用無電解銅めっき浴に浸漬すること
によって、永久レジスト5が形成されていない部分に厚
さ25μmの銅めっきを析出させた。その結果、図1に
示されるように、バイアホール7及び外層導体パターン
6を備えるビルドアップ多層プリント配線板1を得た。
【0032】さて、本実施例によると、まずパターン非
形成領域R1 に第1の樹脂層8を形成した後、次いで樹
脂ワニスRW1 ,RW2 の塗布・硬化によって第2の樹
脂層10及び接着剤層11を形成している。このため、
パターン形成領域の高さとパターン非形成領域R1 の高
さとがほぼ等しくなり、層間絶縁層4の部分的な落ち込
みが確実に解消される。従って、層間絶縁層4の表面に
凹凸ができにくくなり、その平坦性も確実に向上する。
よって、層間絶縁層4の上面に形成される外層導体パタ
ーン6の平坦性もそれに付随して向上する。以上の結
果、ボンディングパッドとして使用しうる極めて好適な
外層導体パターン6を得ることができる。
【0033】また、本実施例によると、層間絶縁層6の
形成時に表面研磨加工を行う必要がないという特徴があ
る。従って、表面研磨加工を行う場合に比較して実施が
容易であり、しかもクラックの原因となる内層基板2の
屈曲という事態も起こりにくい。よって、層間絶縁層4
の剥離を防止することができ、ビルドアップ多層プリン
ト配線板1の絶縁信頼性も確実に向上させることができ
る。勿論、この製造方法であると、研磨加工時の位置制
御ミス等に起因する内層導体パターン3の断線などとい
った不具合も起こり得ない。このため、ビルドアップ多
層プリント配線板1を従来に比べてより確実に製造する
ことができる。また、所定のクリアランスC1 を設けた
本実施例の場合、仮に内層基板2が屈曲したときでも、
内層導体パターン3の側壁と第1の樹脂層8との界面に
クラックが生じることがない。
【0034】さらに、この製造方法では、第1の樹脂層
8を形成するための樹脂ワニスRW1 として、粗化剤に
難溶の無機フィラーを分散させたものを使用している。
加えて、これと同じ樹脂ワニスRW1 を用いて第2の樹
脂層10を形成することとしている。従って、この方法
であると、異なる樹脂ワニス(より詳細には熱膨張係数
の異なる樹脂ワニス)を使用した場合に比べて、第1の
樹脂層8と第2の樹脂層10との界面における密着性を
向上させることができる。このことは、層間絶縁層4の
剥離防止に貢献し、ひいては絶縁信頼性の向上にも確実
に貢献する。勿論、密着性が向上することばかりでな
く、第1の樹脂層8及び第2の樹脂層10自体の熱膨張
係数が小さくなることも、絶縁信頼性等の向上に確実に
貢献する。
【0035】また、本実施例の製造方法では、樹脂ワニ
スRW1 の塗布・硬化により第2の樹脂層10を形成し
た後、樹脂ワニスRW2 の塗布・硬化により接着剤層1
1を形成することを特徴としている。樹脂ワニスRW1
には粗化剤に難溶の無機フィラーが分散されていること
から、この方法によると粗化処理の際の条件設定が容易
になるというメリットがある。これは、第2の樹脂層1
0中の無機フィラーが難溶であるため、粗化が第2の樹
脂層10の表面でストップすることによるものである。
【0036】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)第2の樹脂層10を形成する場合、第1の樹脂層
8を形成するための樹脂ワニスRW1 とは別の樹脂ワニ
スを使用することも許容される。例えば、粗化剤に難溶
の無機フィラーとして、他にタルク、炭酸カルシウム、
セピオライト等を分散させたものを用いてもよい。ま
た、無機フィラーに限られず、樹脂ワニス中に粗化剤に
難溶の有機フィラー等を分散させてもよい。なお、セラ
ミックス等の無機フィラーを使用した場合、第2の樹脂
層10の熱膨張係数の低減に向くため、上記のように絶
縁信頼性のさらなる向上につながるという利点がある。
【0037】(2) 図10に示される別例のビルドア
ップ多層プリント配線板21のように、第2の樹脂層1
0を省略し、接着剤層11のみで被覆層9を構成するこ
とも可能である。この構成であると、第2の樹脂層10
の塗布・硬化工程がない分だけ工程が簡略化するという
点において有利である。ただし、実施例のように第2の
樹脂層10を形成した構成であると、上記のように粗化
処理の条件設定が容易になる等の点において有利であ
る。
【0038】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって把握
される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1〜4において、前記第1の樹脂層は前
記内層導体パターンのパターン間隔が120μm以上で
ある箇所に形成されるとともに、そのときに保持される
前記クリアランスは20μm〜30μmであること。こ
のようにすると、露光・現像の容易化及び層間絶縁層表
面の平坦化が確実に達成できる。
【0039】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「粗化剤: 粗化処理において層間絶縁層中の特定成分
を溶解する薬剤であって、例えばクロム酸、クロム酸
塩、硫酸、塩酸、過マンガン酸等の溶液をいう。」
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、層間絶縁層表面の平坦性及び絶縁信頼性
に優れたビルドアップ多層プリント配線板を提供するこ
とができる。また、請求項2〜4に記載の発明によれ
ば、上記のような優れたビルドアップ多層プリント配線
板を容易にかつ確実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のビルドアップ多層プリント配線板を示
す部分概略断面図。
【図2】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図3】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図4】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図5】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図6】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図7】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図8】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図9】パターン間隔と第1の樹脂層の幅との関係を示
すグラフ。
【図10】別例のビルドアップ多層プリント配線板を示
す部分概略断面図。
【図11】従来におけるビルドアップ多層プリント配線
板の製造手順を示す部分概略断面図。
【図12】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【図13】同じくその製造手順を示す部分概略断面図。
【符号の説明】
1,21…ビルドアップ多層プリント配線板、2…内層
基板、3…内層導体パターン、4…層間絶縁層、6…外
層導体パターン、8…第1の樹脂層、9…被覆層、10
…第2の樹脂層、11…接着剤層、RW1 ,RW2 …樹
脂ワニス、R1…パターン非形成領域、C1 …クリアラ
ンス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内層導体パターンを有する内層基板上に層
    間絶縁層が形成されるとともに、その層間絶縁層上に外
    層導体パターンが形成されたビルドアップ多層プリント
    配線板において、 前記層間絶縁層は、パターン非形成領域にて前記内層導
    体パターンの側面との間に所定のクリアランスを保持す
    るように形成された第1の樹脂層と、前記クリアランス
    を埋めかつ前記内層導体パターン及び前記第1の樹脂層
    を被覆するように形成された第2の樹脂層と、前記第2
    の樹脂層を被覆するように形成された接着剤層とによっ
    て構成されているビルドアップ多層プリント配線板。
  2. 【請求項2】内層導体パターンを有する内層基板上にお
    けるパターン非形成領域にて、前記内層導体パターンの
    側面との間に所定のクリアランスを保持した状態で第1
    の樹脂層を形成し、次いで樹脂ワニスの塗布・硬化によ
    って、前記クリアランスを埋めかつ前記内層導体パター
    ン及び第1の樹脂層を被覆する被覆層を形成した後、そ
    の被覆層上に外層導体パターンを形成するビルドアップ
    多層プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1の樹脂層を形成するための樹脂ワ
    ニス中に、粗化剤に難溶の無機フィラーを分散させた請
    求項2に記載のビルドアップ多層プリント配線板の製造
    方法。
  4. 【請求項4】前記被覆層は、前記第1の樹脂層を形成す
    るための樹脂ワニスと同一の樹脂ワニスの塗布・硬化に
    よって形成された第2の樹脂層と、粗化剤に可溶の樹脂
    フィラーを分散させた樹脂ワニスの塗布・硬化によって
    前記第2の樹脂層上に形成された接着剤層とからなる2
    層構造である請求項2または3に記載のビルドアップ多
    層プリント配線板の製造方法。
JP6647395A 1995-03-24 1995-03-24 ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法 Expired - Fee Related JP3150871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6647395A JP3150871B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6647395A JP3150871B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000166112A Division JP2000357872A (ja) 2000-01-01 2000-06-02 ビルドアップ多層プリント配線板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08264941A true JPH08264941A (ja) 1996-10-11
JP3150871B2 JP3150871B2 (ja) 2001-03-26

Family

ID=13316799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6647395A Expired - Fee Related JP3150871B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3150871B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091308A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Denso Corp 配線基板
JP2015216293A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 日本特殊陶業株式会社 配線基板の製造方法及び配線基板
JP2016219477A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 イビデン株式会社 電子部品内蔵配線板及びその製造方法
WO2018079477A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 株式会社村田製作所 多層基板およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091308A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Denso Corp 配線基板
CN102056403A (zh) * 2009-10-26 2011-05-11 株式会社电装 印制线路板
US8426747B2 (en) 2009-10-26 2013-04-23 Denso Corporation Printed wiring board
JP2015216293A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 日本特殊陶業株式会社 配線基板の製造方法及び配線基板
US9699916B2 (en) 2014-05-13 2017-07-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Method of manufacturing wiring substrate, and wiring substrate
JP2016219477A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 イビデン株式会社 電子部品内蔵配線板及びその製造方法
WO2018079477A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 株式会社村田製作所 多層基板およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3150871B2 (ja) 2001-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW453146B (en) Multi-layer built-up wiring board
CN1319157C (zh) 多层电路板和半导体装置
JP3229286B2 (ja) プリント回路基板の製造方法
US20110266156A1 (en) Method of forming solid blind vias through the dielectric coating on high density interconnect (hdi) substrate materials
JP3150871B2 (ja) ビルドアップ多層プリント配線板の製造方法
JPH0669648A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JPH1187865A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP3890631B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JPH10233578A (ja) 絶縁層の形成方法
JPH09186462A (ja) 多層フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP2000357872A (ja) ビルドアップ多層プリント配線板
JPH06260763A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP4012307B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP3261314B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法および多層プリント配線板
JP3861338B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP4648508B2 (ja) 樹脂組成物およびそれを用いたビルドアップ配線基板
JP3816982B2 (ja) フォトビア形成方法
JP4748889B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP4916524B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH10107436A (ja) プリント配線板とその製造方法
JPH10224034A (ja) 樹脂充填剤および多層プリント配線板
JPH10107449A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH09266375A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
WO2000059277A1 (fr) Procede de production de cartes a circuit imprime
JPH09223859A (ja) プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees