JPH08264318A - 信号用磁極の着磁装置および着磁方法 - Google Patents

信号用磁極の着磁装置および着磁方法

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JPH08264318A
JPH08264318A JP6548995A JP6548995A JPH08264318A JP H08264318 A JPH08264318 A JP H08264318A JP 6548995 A JP6548995 A JP 6548995A JP 6548995 A JP6548995 A JP 6548995A JP H08264318 A JPH08264318 A JP H08264318A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動用磁極と信号用磁極との相対位置関係精
度が良好で、作業者によるロータの位置合わせ作業が不
要で作業能率の高い信号用磁極の着磁装置および着磁方
法を得る。 【構成】 ロータ20を回転自在に保持するロータ保持
手段10と、駆動用磁極と対向し、駆動用磁極に対し所
定の位置関係になるように基台2に固定された位置決め
用マグネット7と、ロータ20に装着された駆動マグネ
ット22の着磁領域に対向して信号用磁極を形成するた
めの磁極面を有する着磁ヨーク8と、着磁ヨーク8の磁
極面を特定の磁極に励磁するコイル9とを備える。ロー
タ保持手段10は、ロータの中央に固着された軸24を
挿入して回転自在に支持するベアリング4と、軸24の
一端が当接してロータの荷重を弾性力により保持する保
持具5とを備えているものであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスクドライ
ブ用モータ等に適用可能なもので、駆動用磁極が着磁さ
れた駆動マグネットの所定位置に、信号用磁極を着磁す
るための着磁装置および着磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばディスクドライブ用モータ等で
は、インデックス信号を検出するために、複数極の駆動
用磁極が着磁された駆動マグネットの所定位置に、局部
的な磁気的異型部からなる回転検査部を形成し、上記駆
動用磁極と回転検査部からの磁気信号をホール素子等の
磁気センサで検出するようになっている。この磁気セン
サの出力は、上記駆動用磁極に対応する部分では正弦波
状になり、上記回転検査部に対応する部分では正弦波か
ら突出した波形になるため、この突出した波形を検出す
ることにより、これをインデックス信号とすることがで
きる。上記回転検査部は、駆動用磁極の一部を、専用の
着磁ヘッドを用いて周辺部より強く磁化することによっ
て生成される。また、回転検査部は、駆動用磁極のセン
ターから、例えば、電気角(θe)で30°というよう
に、定められた角度位置に形成する必要がある。
【0003】図4は、このようなインデックス信号等を
得るための従来の着磁装置の例を示す。図4において、
着磁ヘッド31は、平面形状が円形の基台32と、この
基台32の外側寄りの位置に埋め込まれた着磁ヨーク3
8と、この着磁ヨーク38に巻き回されたコイル39と
を有してなる。コイル39には、切換スイッチ43の切
換操作によって、コンデンサ41から充電電荷を一瞬に
流して励磁することができるようになっている。切換ス
イッチ43は、通常は電源40と抵抗42と上記コンデ
ンサ41からなる充電回路側に切り替わっており、コン
デンサ41が電源40によって充電される。
【0004】上記基台32は上部が小径部32aになっ
ており、この小径部32aの中心部からは垂直方向の穴
33が形成されている。この穴33にはロータ20の軸
24が挿入される。ロータ20は、カップ状のロータケ
ース21と、このロータケース21を上記軸24と一体
に結合するホルダ23と、ロータケース21の周壁内面
に固着された円筒状の駆動マグネット22とを有してな
る。駆動マグネット22は、予め駆動着磁用ヘッドによ
って駆動用磁極が着磁されている。駆動用磁極は周方向
に一定間隔でS極とN極に交互に形成されている。上記
基台32の小径部32aの特定位置には位置決めピン4
5が固植され、位置決めピン45は上記小径部32aか
ら上方に垂直に立ち上がっている。
【0005】上記の着磁装置を用いて駆動マグネット2
2の特定位置に、インデックス信号等を得るための信号
用磁極を着磁するには、図4に示すように、ロータ20
の軸24を着磁ヘッド31の基台32の穴33に挿入
し、ロータケース21の特定位置に形成した位置決め用
孔と位置決めピン45とを嵌めあわせて、ロータ20お
よびこれと一体の駆動マグネット22の回転方向の位置
決めを行う。また、駆動マグネット22を基台32の肩
部に載せて駆動マグネット22の下端面を着磁ヨーク3
8の上端の着磁面に密着させる。こうすることによっ
て、着磁ヨーク38の着磁面が駆動マグネット22の駆
動用磁極に関し所定の位置関係に設定される。この状態
でコイル39にコンデンサ41に蓄積されている電荷を
一瞬に放電することにより、着磁ヨーク38の磁極面が
特定の磁極に励磁され、駆動マグネット22の特定の位
置に信号用磁極が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、従
来の信号用磁極の着磁装置によれば、位置決めピンと位
置決め孔との嵌まり合いによって回転方向の位置決めを
行い、この状態で信号用磁極の着磁を行っていた。しか
し、上記従来の信号用磁極の着磁装置によれば、駆動マ
グネットをロータケースに装着する前に駆動用磁極の着
磁を行う場合は、駆動用磁極とロータケースの位置決め
孔との相対位置関係精度が悪化しやすいという難点があ
り、また、ロータケースの位置決め孔と位置決めピンと
のクリアランスによる位置ずれがあることから、駆動用
磁極と信号用磁極との相対位置関係精度が悪化しやすい
という難点があった。さらに、製造工程において、作業
者がロータを着磁ヘッドに装着する際に、ロータの軸と
着磁ヘッドの孔との嵌合とともに位置決めピンとロータ
ケースの位置決め孔との嵌合を行う必要があり、作業能
率が低下するという難点があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、駆動マグネットをロー
タケースに装着する前に駆動用磁極の着磁を行う場合で
も、駆動用磁極とロータケースとの相対位置関係は問題
にならず、また、駆動用磁極と信号用磁極との相対位置
関係精度が良好であり、さらに、作業者によるロータの
位置合わせ作業が不要で作業能率の高い信号用磁極の着
磁装置および着磁方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の着磁装置は、ロータを回転自在に
保持するロータ保持手段と、駆動用磁極と対向して、こ
の駆動用磁極に対し所定の位置関係になるように基台に
固定された位置決め用マグネットと、ロータに装着され
た駆動マグネットの着磁領域に対向して信号用磁極を形
成するための磁極面を有する着磁ヨークと、この着磁ヨ
ークの磁極面を特定の磁極に励磁するコイルとを備えて
いることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明のように、駆動用磁極
と位置決め用マグネットとが所定の位置関係となったと
き、ロータを付勢して駆動マグネットと着磁ヨークとを
密着させるロータ付勢手段を備えてもよい。ロータ保持
手段は、請求項3記載の発明のように、ロータの中央に
固着された軸を挿入して回転自在に支持するベアリング
と、上記軸の一端が当接してロータの荷重を弾性力によ
り保持する保持具とを備えているものであってもよい。
請求項4記載の発明のように、位置決め用マグネットの
代わりに、磁性体片を基台に固定してもよい。
【0010】請求項5記載の着磁方法は、駆動マグネッ
トが装着されたロータを回転自在に支持し、基台に固定
された位置決め用マグネットと駆動マグネットとの駆動
用磁極との磁気的吸引力でロータを所定の回転位置に位
置決めし、この状態で、着磁ヨークに巻回されているコ
イルに通電して駆動マグネットの所定位置を着磁して信
号用磁極を形成することを特徴とする。請求項6記載の
発明のように、ロータを所定の回転位置に位置決めした
あと、ロータをロータ付勢手段により軸方向に付勢して
駆動マグネットと着磁ヨークとを密着させ、この状態
で、駆動マグネットの所定位置に信号用磁極を形成する
ようにしてもよい。
【0011】
【作用】ロータ保持手段にロータを保持させると、ロー
タ側の駆動用磁極と基台側の位置決め用マグネットとが
対向し、駆動用磁極と位置決め用マグネットとの磁気的
吸引反発力でロータが周方向に限られた範囲で回転し、
駆動用磁極と位置決め用マグネットとの磁気吸引力が最
大の位置、すなわち、駆動用磁極と位置決め用マグネッ
トの周方向の磁気的中心が合致した位置でロータが位置
決めされる。これによって着磁ヨークの磁極面が駆動マ
グネットの駆動用磁極の所定の位置に対向するので、こ
の状態でコイルに通電して着磁ヨークの磁極面を特定の
磁極に励磁する。これによって駆動用磁極の所定の位置
に信号用磁極が着磁される。
【0012】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照しながら本発明
にかかる信号用磁極の着磁装置および着磁方法の実施例
について説明する。図1において、着磁ヘッド1は、平
面形状が円形の基台2、この基台2の外側寄りの位置に
埋め込まれた着磁ヨーク8、この着磁ヨーク8に巻き回
されたコイル9、位置決め用マグネット7、ロータ保持
手段10等を有してなる。上記コイル9には、図4に示
す従来例と同様の電源回路から励磁電流が瞬間的に供給
される。基台2の上部は小径部2aとなっており、この
小径部2aと基台2の基部との間には肩部2bが形成さ
れている。上記位置決め用マグネット7は上記小径部2
aの周方向の所定の位置に固定され、基台2の内外方向
に着磁されている。上記着磁ヨーク8の磁極面をなす上
端面は基台2の上記肩部2bと同一面上にある。上記位
置決め用マグネット7と着磁ヨーク8の磁極面の磁極中
心は、基台2の周方向に関し所定の相対位置関係になっ
ている。
【0013】基台2には、上端面から下方に向かって垂
直に穴3が形成されている。穴3の上半部には2個のボ
ールベアリング4,4が上下に嵌められている。ボール
ベアリング4,4はその外輪が穴3に嵌合固定され、ボ
ールベアリング4,4の内輪の内周側にロータ20の軸
24を挿入することができるようになっている。ボール
ベアリング4,4は、ロータ20を回転自在に保持する
上記ロータ保持手段10を構成している。上記穴3の底
部近くには、上記軸24の下端が当接する保持具5が配
置されている。保持具5は穴3に沿って上下方向に移動
自在であり、ばね6によって上昇付勢されている。
【0014】上記の通り、ロータ保持手段10を構成す
るボールベアリング4,4の内輪の内周側にロータ20
の軸24を挿入することができる。ロータ20は、図4
に関して既に述べたとおり、カップ状のロータケース2
1と、このロータケース21を上記軸24と一体に結合
するホルダ23と、ロータケース21の周壁内面に固着
された円筒状の駆動マグネット22とを有してなる。駆
動マグネット22は、予め駆動着磁用ヘッドによって駆
動用磁極が着磁されている。駆動用磁極は周方向に一定
間隔でS極とN極に交互に形成されている。
【0015】ボールベアリング4,4の内輪の内周側に
ロータ20の軸24を挿入したとき、軸24の下端が保
持具5に当接し、ロータ20の荷重をばね6の弾性力に
より保持するようになっている。このとき駆動マグネッ
ト22およびロータケース21の下端面と着磁ヨーク8
の磁極面との間に適宜の隙間Gが生ずるようになってい
る。また、着磁ヨーク8によって駆動マグネット22に
信号用磁極を着磁するときは、付勢手段25によってロ
ータ20を下方に向かって押し、ロータ20をばね6の
弾性力に抗し下降させて、駆動マグネット22の下端面
と着磁ヨーク8の磁極面とを密着させるようになってい
る。
【0016】次に、上記実施例にかかる着磁装置の作用
およびこの着磁装置を用いて、駆動マグネット22の特
定位置にインデックス信号等を得るための信号用磁極を
着磁する方法について説明する。図1に示すように、ロ
ータ20の軸24を着磁ヘッド1のロータ保持手段を構
成するボールベアリング4,4の内輪に挿入し、軸24
の下端を保持具5の上面に当接させる。この状態ではロ
ータ20の駆動マグネット22の内周面と位置決め用マ
グネット7の外側面とが対向するため、駆動用磁極と位
置決め用マグネット7との磁気的吸引反発力でロータ2
0が周方向に限られた範囲で回転し、駆動用磁極と位置
決め用マグネット7との磁気吸引力が最大の位置、すな
わち、駆動用磁極と位置決め用マグネット7の周方向の
磁気的中心が合致した位置でロータ20が位置決めされ
る。
【0017】このとき、駆動マグネット22およびロー
タケース21の下端面と着磁ヨーク8の磁極面との間に
適宜の隙間Gが生じており、しかも、ホールベアリング
4,4によって回転自在に支持されているため、ロータ
ケース21は摩擦抵抗なく周方向に回転し、ロータ20
が精度よく位置決めされる。次に、付勢手段25によっ
てロータ20を下方に向かって押し、ロータ20をばね
6の弾性力に抗し下降させて、駆動マグネット22の下
端面と着磁ヨーク8の磁極面とを密着させる。これによ
って着磁ヨーク8の磁極面が駆動マグネット22の駆動
用磁極の所定の位置に対向して密着するので、この状態
でコイル9に通電して着磁ヨーク8の磁極面を特定の磁
極に励磁し、駆動用磁極の所定の位置に信号用磁極を形
成する。
【0018】以上説明した実施例によれば、ロータ保持
手段10にロータ20を保持させると、駆動用磁極と位
置決め用マグネット7の周方向の磁気的中心が合致した
位置でロータ20が自動的に位置決めされるため、この
状態でコイル9に通電して着磁ヨーク8の磁極面を特定
の磁極に励磁すれば駆動用磁極の所定の位置に信号用磁
極が着磁されることになり、駆動用磁極と信号用磁極と
の相対位置関係精度が良好であり、かつ、作業者による
ロータの位置合わせ作業が不要で作業能率の高い信号用
磁極の着磁を行うことができる。また、駆動マグネット
22をロータケース21に装着する前に駆動用磁極の着
磁を行う場合でも、駆動用磁極とロータケース21との
相対位置関係を問題にすることなく、信号用磁極を駆動
用磁極に対し高い相対位置関係精度で形成することがで
きる。
【0019】また、上記実施例のように、ロータ20の
中央に固着された軸24を挿入して回転自在に支持する
ベアリング4と、上記軸24の一端が当接してロータ2
0の荷重を弾性力により保持する保持具5とでロータ保
持手段10を構成すれば、ロータ20を保持具5により
浮かした状態で、ベアリング4により回転自在に支持す
ることができるため、ロータ20の回転抵抗を小さくす
ることができ、駆動用磁極と位置決め用マグネット7の
磁気的吸引力で精度よくロータ20を回転方向に位置決
めすることができ、結果として、信号用磁極を駆動用磁
極に対し高い相対位置関係精度で形成することができ
る。また、上記ベアリング4と、保持具5とを有してな
るロータ保持手段10を備えたものにおいては、信号用
着磁をできるだけ強く行うために、ロータ20を付勢し
て駆動マグネット22と着磁ヨーク8とを密着させる前
述のロータ付勢手段25を備えていることが望ましい。
【0020】位置決め用マグネットは1個のみであって
もよいが、複数個用いてもよい。図2に示す例では、駆
動マグネット22の駆動着磁が3個のS極と3個のN
極、合計6極からなるものにおいて、3個の位置決め用
マグネット7を周方向に等間隔に配置したものである。
図示の例のように位置決め用マグネット7の外側の磁極
がN極の場合、駆動着磁の各S極の磁極中心が位置決め
用マグネット7の磁極中心と半径方向に一致したときロ
ータが位置決めされるので、この状態で信号用着磁を行
う。この実施例によっても、前記実施例と同様の作用効
果を奏する。
【0021】位置決め用マグネットに代えて、磁性体片
を用いてもよい。図3はその例を示すもので、図1の実
施例における位置決め用マグネット7に代わって、磁性
体片26が基台2に固定されている。この実施例の場合
も、駆動マグネット22の駆動着磁と磁性体片26との
間に磁気吸引力が作用し、駆動着磁の一つの磁極の磁気
的中心と磁性体片26磁気的中心とが半径方向に一致し
たとき、ロータ20の回転方向の位置決めがなされるの
で、この状態で着磁ヨークのコイルに通電して信号用着
磁を行う。この実施例によっても、前記実施例と同様の
作用効果を奏する。ただし、この実施例によれば、磁性
体片26が駆動着磁のS極に対向したときもN極に対向
したときもロータ20の回転方向の位置決めがなされる
ので、信号用磁極が、駆動用磁極のS極との相対位置関
係又は駆動用磁極のN極との相対位置関係の何れでもよ
い場合に適用可能である。
【0022】本明細書でいう信号用磁極とは、インデッ
クス信号用の磁極に限られるものではなく、駆動用磁極
に対し一定の相対位置関係をもって形成する特殊な磁極
一般を含む。例えば、回転信号と周波数発電(以下「F
G」という)信号とが同期している必要がある場合など
のように、FG用磁極が駆動用磁極と一定の位置関係に
あることが要求される用途では、上記FG用磁極も信号
用磁極に含まれる。
【0023】
【発明の効果】請求項1又は請求項5記載の発明によれ
ば、ロータ保持手段にロータを保持させると、駆動用磁
極と位置決め用マグネットの周方向の磁気的中心が合致
した位置でロータが自動的に位置決めされるため、この
状態でコイルに通電して着磁ヨークの磁極面を特定の磁
極に励磁すれば駆動用磁極の所定の位置に信号用磁極が
着磁されることになり、駆動用磁極と信号用磁極との相
対位置関係精度が良好であり、かつ、作業者によるロー
タの位置合わせ作業が不要で作業能率の高い信号用磁極
の着磁を行うことができる。また、駆動マグネットをロ
ータケースに装着する前に駆動用磁極の着磁を行う場合
でも、駆動用磁極とロータケースとの相対位置関係を問
題にすることなく、信号用磁極を駆動用磁極に対し高い
相対位置関係精度で形成することができる。
【0024】請求項3記載の発明のように、ロータの中
央に固着された軸を挿入して回転自在に支持するベアリ
ングと、上記軸の一端が当接してロータの荷重を弾性力
により保持する保持具とでロータ保持手段を構成すれ
ば、ロータを保持具により浮かした状態で、ベアリング
により回転自在に支持することができるため、ロータの
回転抵抗を低くすることができ、駆動用磁極と位置決め
用マグネットの磁気的吸引力で精度よくロータを回転方
向に位置決めすることができ、結果として、信号用磁極
を駆動用磁極に対し高い相対位置関係精度で形成するこ
とができる。また、上記ベアリングと、保持具とを有し
てなるロータ保持手段を備えたものにおいては、信号用
着磁をできるだけ強く行うために、請求項2記載の発明
のように、ロータを付勢して駆動マグネットと着磁ヨー
クとを密着させるロータ付勢手段を備えていることが望
ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる信号用磁極の着磁装置および着
磁方法の実施例を示す断面図。
【図2】本発明にかかる信号用磁極の着磁装置および着
磁方法の別の実施例の要部を示す平面図。
【図3】本発明にかかる信号用磁極の着磁装置および着
磁方法のさらに別の実施例の要部を示す断面図。
【図4】従来の信号用磁極の着磁装置および着磁方法の
例を示す断面図。
【符号の説明】
2 基台 4 ベアリング 5 保持具 7 位置決め用マグネット 8 着磁ヨーク 9 コイル 10 ロータ保持手段 20 ロータ 22 駆動マグネット 24 軸 25 付勢手段 26 磁性体片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに装着され複数極の駆動用磁極が
    着磁された駆動マグネットの所定位置に、信号用磁極を
    着磁する着磁装置において、 上記ロータを回転自在に保持するロータ保持手段と、 上記駆動用磁極と対向して、この駆動用磁極に対し所定
    の位置関係になるように基台に固定された位置決め用マ
    グネットと、 上記駆動マグネットの着磁領域に対向して信号用磁極を
    形成するための磁極面を有する着磁ヨークと、 上記着磁ヨークの磁極面を特定の磁極に励磁するコイル
    とを備えていることを特徴とする信号用磁極の着磁装
    置。
  2. 【請求項2】 駆動用磁極と位置決め用マグネットとが
    所定の位置関係となったとき、ロータを付勢して駆動マ
    グネットと着磁ヨークとを密着させるロータ付勢手段を
    備えた請求項1記載の信号用磁極の着磁装置。
  3. 【請求項3】 ロータ保持手段は、ロータの中央に固着
    された軸を挿入して回転自在に支持するベアリングと、
    上記軸の一端が当接してロータの荷重を弾性力により保
    持する保持具とを備えた請求項1記載の信号用磁極の着
    磁装置。
  4. 【請求項4】 位置決め用マグネットの代わりに、磁性
    体片が基台に固定された請求項1記載の信号用磁極の着
    磁装置。
  5. 【請求項5】 ロータに装着され複数極の駆動用磁極が
    着磁された駆動マグネットの所定位置に、信号用磁極を
    着磁する信号用磁極の着磁方法であって、 駆動マグネットが装着されたロータを回転自在に支持
    し、基台に固定された位置決め用マグネットと上記駆動
    マグネットとの駆動用磁極との磁気的吸引力で上記ロー
    タを所定の回転位置に位置決めし、この状態で、着磁ヨ
    ークに巻回されているコイルに通電して駆動マグネット
    の所定位置を着磁して信号用磁極を形成するようにした
    信号用磁極の着磁方法。
  6. 【請求項6】 ロータを所定の回転位置に位置決めした
    あと、ロータをロータ付勢手段により軸方向に付勢して
    駆動マグネットと着磁ヨークとを密着させ、この状態
    で、駆動マグネットの所定位置に信号用磁極を形成する
    ようにした請求項5記載の信号用磁極の着磁方法。
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JP2000125494A (ja) * 1998-10-12 2000-04-28 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ロータとロータの組立方法及びそのロータを用いたモータ
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