JPH0393449A - ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置 - Google Patents

ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置

Info

Publication number
JPH0393449A
JPH0393449A JP22825189A JP22825189A JPH0393449A JP H0393449 A JPH0393449 A JP H0393449A JP 22825189 A JP22825189 A JP 22825189A JP 22825189 A JP22825189 A JP 22825189A JP H0393449 A JPH0393449 A JP H0393449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
magnet member
stator
magnetic field
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22825189A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Oharagi
春雄 小原木
Kazuo Tawara
田原 和雄
Kunio Miyashita
邦夫 宮下
Takashi Abe
安倍 岳志
Toshiyuki Yasujima
俊幸 安島
Tsunehiro Endo
常博 遠藤
Fumio Tajima
文男 田島
Fumio Joraku
文夫 常楽
Hisanori Toyoshima
久則 豊島
Yoshitaro Ishii
石井 吉太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22825189A priority Critical patent/JPH0393449A/ja
Publication of JPH0393449A publication Critical patent/JPH0393449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は永久磁石回転子形のブラシレスモータ及び該モ
ータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装
置に関する. 〔従来の技術〕 永久磁石回転子形のブラシレスモータは、固定子鉄心と
該固定子鉄心に設けられた固定子巻線とを有する固定子
と、該固定子を内包するハウジングと、該ハウジングに
支持された回転軸によって支持され前記固定子鉄心に対
向して回転自在に設けられた永久磁石部材を有する回転
子とを備えている. このブラシレスモータは、永久磁石部材を着磁した後に
回転軸と結合し、あるいは永久磁石部材を回転軸に結合
した後に該永久磁石部材を着磁した回転子を固定子と組
合せて構成される.しかしながら、このブラシレスモー
タの固定子巻線電流をインバータ制御して直流モータ特
性で使用しようとすると、固定子巻線に対する回転子の
磁極位置を検出する磁極位置センサを回転軸上に取付け
ることが必要になるが、ハウジング外に突出した回転軸
上には回転子の磁極位置を特定するものがないので、該
回転子を回転させながら固定子巻線に誘起される電圧を
計測して磁極位置を特定する作業が必要となり,組立作
業が面倒で量産性に乏しいものであった。
また、組合わされる固定子とは別の装置で着磁された回
転子を任意の固定子に組込んでブラシレスモータを構成
しようとすると、公差による特性のばらつきで均一なブ
ラシレスモータを得にくい問題がある. 一方、この種のブラシレスモータにおいて、回転子磁極
が減磁したときの再着磁方法及び装置として、固定子巻
線を着磁用磁界発生巻線として利用し,該固定子巻線に
弱い位置決め電流を流して回転子を所定の位II(固定
子巻線と回転子磁極が所定の関係になる位置)まで回転
させた後に,該固定子巻線に大きな着磁電流を流し,該
着磁電流による発生磁界で永久磁石部材を再着磁するも
のが提案されている.この方法及び装置は,例えば、特
開昭57−142165号公報に開示されている. しかしこの方法及び装置は,既に永久磁石部材が着磁さ
れていることが必要であり、新たな着磁に利用すること
ができない. 〔発明が解決しようとする課題〕 以上のように従来のブラシレスモータ及び該モータの回
転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置は,量
産性に乏しいものであった.従って,本発明の目的は,
量産性に優れたブラシレスモータ及び該モータの回転子
着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置を提供する
ことにある. 〔課題を解決するための手段〕 第1の発明は、固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられた
固定子巻線とを有する固定子と、該固定子を内包するハ
ウジングと、該ハウジングに支持された回転軸によって
支持され抽記固定子鉄心に対向して回転自在に設けられ
た永久磁石部材を有する回転子とを備えたブラシレスモ
ータにおいて,前記ハウジングの外側に前記固定子巻線
に直流電流を流したときに発生する静止磁界の発生方向
に対応した磁界発生基準方向表示手段を設け,前記回転
軸には前記ハウジング外に突出した部分に形威され前記
永久磁石部材の方向性に対応した永久磁石部材方向性基
準表示手段を設けたことを特徴とし、 第2の発明は,固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられた
固定子巻線とを有する固定子と、該固定子を内包するハ
ウジングと、該ハウジングに支持された回転軸によって
支持され前記固定子鉄心に対向して回転自在に設けられ
た永久磁石部材を有する回転子とを備えたブラシレスモ
ータの前記永久磁石部材を着磁するブラシモータの回転
子着磁方法において, 前記ハウジングの外側に前記固定子巻線に直流電流を流
したときに発生する静止磁界の発生方向に対応した磁界
発生基準方向表示手段を用意し,前記回転軸には前記ハ
ウジング外に突出した部分に形成され前記永久磁石部材
の方向性に対応した永久磁石部材方向性基準表示手段を
用意し、前記永久磁石部材の着磁方向性と前記静止磁界
発生方向を前記回転軸に用意した永久磁石部材方向性基
準表示手段と前記ハウジングの外側に用意した磁界発生
基準方向表示手段を対応させて整合させ, 該整合状態で前記固定子巻線に直流電流を流して静止磁
界を発生させ、該静止磁界で前記永久磁石部材を着磁す
ることを特徴とし, 第3の発明は、固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられた
固定子巻線とを有する固定子と,該固定子を内包するハ
ウジングと,該ハウジングに支持された回転軸によって
支持され前記固定子鉄心に対向して回転自在に設けられ
た永久磁石部材を有する回転子とを備えたブラシレスモ
ータの前記永久磁石部材を着磁する着磁装置において、
前記ハウジングの外側に前記固定子巻線に直流電流を流
したときに発生する静止磁界の発生方向に対応して形成
された磁界発生基準方向表示手段と,前記回転軸の前記
ハウジング外に突出した部分に形成され前記永久磁石部
材の方向性に対応した永久磁石部材方向性基準表示手段
とに係合して、前記永久磁石部材の着磁方向性と前記静
止磁界発生方向とを整合させる位置整合手段と、該整合
状態で前記固定子巻線に直流電流を流して静止磁界を発
生させ、該静止磁界で前記永久磁石部材を着磁する着磁
電流発生手段とを設けたことを特徴とする. 〔作用〕 第1の発明によれば、該ブラシレスモータは固定子と回
転子を組合せた後に磁界発生基準方向表示手段と永久磁
石部材方向性基準表示手段を利用して固定子と回転子の
回転方向相対位置を所定の関係に保ち、固定子巻線に着
磁用の直流電流を流すことで回転子の永久磁石部材を正
確に着磁することができ、また,インバータ制御等のた
めに回転軸に磁極位置センサを取付ける場合には前記永
久磁石部材方向性基準表示手段によって回転軸上で磁極
位置を簡単に知ることができるので磁極位置センサの取
付け作業が簡単になって、生産性が向上し また、第2及び第3の発明によれば、前記第1の発明に
おける回転子の方向性をもつ永久磁石部材の正確な着磁
を簡単に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図は本発明になるブラシレスモータを示す
もので、第1図(イ)は該ブラシレスモー夕の縦断側面
図、第1図(口)はその右側面図(P視図)、第2図(
イ)は該ブラシレスモータの固定子の径方向断面図,第
2図(口)はその固定子巻線配置図,.第3図(イ)は
該ブラシレスモー夕の回転子の径方向断面図、第3図(
口)はその周面の磁束分布図である. 該ブラシレスモータ1の固定子は、第1図に示すように
,有底円筒状で、底壁に磁界発生基準方向表示手段であ
る2つの位置決め孔2a,2bと軸受収納部2cを有し
、側壁に通風孔2d,2eを有するハウジング2を備え
る。該ハウジング2内にはその内周面に複数の巻線スロ
ット3aが所定のピッチで形威され,その外周面に嵌合
突起部3bが形威された筒状の固定子鉄心3が前記位置
決め孔2a,2bを基準位置として嵌合収容され、該固
定子鉄心3とハウジング2の間には通風路が形成される
。該固定子鉄心3の巻線スロット3aには、3相の固定
子巻線4が2極の回転磁界または2極の静止磁界を発生
するように前記位置決め孔2a,2bを基準位置として
捲回収納される。
そして、前記ハウジング2の開口端は、その外周縁に形
成した2つの回動防止片5a,5bと通風孔5c,5d
と軸受収納部5eとを有する端板5で塞がれ、前記2つ
の軸受収納部2c,5eには軸受6,7が収納される. 第2図に示すように、前記固定子鉄心3の巻線スロット
3aの総数を24個(スロット番号81〜S24)とす
ると,スロット番号S23〜S2とSll〜S14には
U相の固定子巻線4Uを捲回し、スロット番号S7〜S
10と819〜S22にはV相の固定子巻線4vを捲回
し、スロット番号S15〜S18とS3〜S6にはW相
の固定子巻線4Wtt}1回し、これらの3相の固定子
巻線4U〜4Wに図示方向の直流着磁電流を供給すると
きΦsoなる着磁用の静止磁界が発生するように構或す
る. 回転子は,その端部に永久磁石部材方向性基準表示手段
である切欠き面8aを形成した回転軸8に、SUSある
いはFRPのような非磁性体の保護カバー9で覆われた
円筒状の極異方性永久磁石部材10を、前記切欠き面8
aを基準位置として、第3図に示すように,嵌着固定し
たものであり,前記2つの軸受6,7によって前記固定
子鉄心3内の円筒状空間内に回転自在に支持される.こ
の実施例では、前記切欠き面8aの方向は前記極異方性
永久磁石部材10のN極の方向と一致させている. このようなブラシレスモータ1は、回転子の極異カ性永
久磁石部材10を未着磁状態のまま該回転子を固定子内
に組込んだ後に,固定子と回転子を回転方向に所定の位
置関係に保持し,固定子巻線4に直流の着磁電流を供給
して前記極異方性永久磁石部材10を極性方向に着磁す
る.第4図〜第7図は着磁装置を示している.ブラシレ
スモータ1の構成は前述した通りであるので,その詳細
な説明は省略する. 有底円筒状のハウジング戟置台11は、第4図及び第5
図に示すように、その底壁中央部にに通風孔11aを備
え、その開口端に回転防止片受け1lb,llcを備え
、該開口端に前記ブラシレスモータ1の端板5の外周面
を受入れ、回転防止片受けllb,lieに回転防止片
5a,5bを受入れて該ブラシレスモータ1を支持する
.着磁位置設定部材12は、第4図及び第6図に示すよ
うに,その中央部にブラシレスモータ1の回転軸8端部
と嵌合してその切欠き面8aによって極異方性永久磁石
部材10の方向性と所定の相対位置関係になる回転軸嵌
合部12aと、ハウジング2の位置決め孔2a,2bに
嵌合して該着磁位置設定部材12をハウジング2(着磁
用の静止磁界発生方向)に対して所定の位置関係(方向
性を一致させる)にする位置決め嵌合脚12b,12c
を備える. 固定子巻線4に接続されて着磁用の直流電流を供給する
着磁電源13は、第7図(イ)に示すように,充電電流
抑制抵抗13aと整流ダイオードブリッジ13bを介し
て電解コンデンサ13cを充電する交流電gl3dと、
該電解コンデンサ13cの電荷を前記固定子巻線4に供
給して着磁用の直流電流を流すように接続されるサイリ
スタ13eとを備える.なお、13fは固定子巻線4と
並列関係に接続されるフライホイールダイオードである
. 未着磁状態の極異方性永久磁石部材10を備えた回転子
を着磁するには、第4図に示すように、先ず、該回転子
を固定子に組込んでブラシレスモータlを組上げ,着磁
位置設定部材12によって固定子巻線4による着磁用静
止磁界発生方向と極異方性永久磁石部材10の方向性を
一致させる.その後,該ブラシレスモータ1をハウジン
グ戟置台11に回動不能に載置し、固定子巻線4を第7
図(イ)に示すように着磁電源13に接続する.この状
態で、先ず、電解コンデンサ13cを充電した後,第7
図(口)に示すように、サイリスタ13eのゲートに点
弧信号8 t h.を与えて該サイリスタ13eを点弧
して固定子巻線4に着磁用の直流電流Isを供給する.
これにより、固定子内には第2図(ロ)に示すような着
磁用の静止磁界Φsoが発生して極異方性永久磁石部材
10が極性方向に着磁される.このようにして着磁され
た極異方性永久磁石部材10の外周表面の磁束B3の分
布は、第3図(口)のように周方向に正弦波状となる. 着磁後は,固定子巻線4を着磁電源13から切離して回
転磁界発生用の3相固定子巻線4U〜4Wにし,ブラシ
レスモータ1をハウジング戟置台11から外すと共に該
ブラシレスモータ1から着磁位I!設定部材12を取外
して着磁作業を完了する. 第8図はこのブラシレスモータ1の固定子巻線電流をイ
ンバータ゛制御するために、該ブラシレスモータ1に取
付ける磁極位置センサの取付け位置を示している.該磁
極位置センサは、前記回転軸8端部に前記切欠き面8a
を基準にして嵌着され、その外周縁の小径部14aが回
転子の極異方性永久磁石部材10による磁極Nに対応し
、その大径部14bが磁極Sに対応するようにされた磁
極位置検出用円板14と、該磁極位置検出用円板14の
外周縁部を挾んで対向するようにハウジング2に固定さ
れるフオトセンサ15U−15Wを備える.該フオトセ
ンサ15U〜15Wは,それぞれ,前記磁極位置検出用
円板14の小径部14aが対向しているときにロウレベ
ルの検出信号を出力し,大径部14bが対向していると
きにハイレベルの検出信号を出力する。
該ブラシレスモータ1の固定子巻線4の1相の誘起電圧
Eは、極異方性永久磁石部材10が発生する磁束ΦSを ΦS=Φm sinωt・・・・・・・・・・・・・・
・・・・(1)とすると, E=−NdΦs/dt =−N Φm ωCOliωt・・・・・・・・・(2
)となり、誘起電圧Eは磁束ΦSに対して符号が反転す
ると共に90度進むことになる.従って、第8図(イ)
の図示状態でU相の固定子巻4@4Uの誘起電圧Eが最
大値となる。120度通電のインバータ制御を行うよう
にする場合は、U相の固定子巻線4Uの電流制御のため
のフオトセンサ15uの取付け位置は誘起電圧Euの最
大位置より60度進ませる必要があることから、第8図
(イ)の図示位置となる.各相の固定子巻fi4U〜4
Wの電流制御のためのフオトセンサ15U〜15Wは、
120度の位相差の間隔で配置される。
各固定子巻線4U〜4Wとハウジング2の相対位置関係
は予め所定の関係にされるので、該ハウジング2に対す
る各フオトセンサ15u〜15wの取付け手段は予めハ
ウジング2に位置決めして形或しておくことができ、量
産性を向上させることができる. 第8図(口)は、各相の固定子巻線4U〜4Wの誘起電
圧Eu”Ewと各フオトセンサ15U〜15Wの検出信
号Su−Swの関係を示している。
各相の固定子巻線4U〜4Wの誘起電圧Eu〜Ewの最
大値に対して各相のフオトセンサ15u〜15wの検出
信号Su”Swは、それぞれ60度進んだ位相でロウレ
ペルとなる.120度通電形のインバータ回路は、この
検出信号Su”Swをもとにして転流制御を実行して各
相の固定子巻#!電流を制御するようにm戒される.第
9図は本発明になるブラシレスモータ1の他の実施例を
示している. 多量生産されるブラシレスモータ1は、構成部品に加工
公差と組立て公差があるので、回転軸8の端部に形成し
た切欠き面8aの面方向と極異方性永久磁石部材10の
極性方向には、若干のずれが発生する.このずれは、着
磁作業において,着磁用の静止磁界の発生方向に対して
該極異方性永久磁石部材10がずれて配置されることを
意味する.小さい電流容量の着磁f!WX13を用いて
効率良く極異方性永久磁石部材10を着磁しようとする
とき、このずれは着磁量を小さくするように作用する. 第9図に示したブラシレスモータ1はこのようなずれに
よる着磁量の低下をを防止するのに好都合に構成されて
いる.ハウジング2には磁界発生基準方向表示手段であ
る第1の基準位置を示す2つの位置決め孔2f,2gと
第2の基準位置を示す2つの位置決め孔2h,2iがθ
なる位相差で形威されている.この第1の基準位置と第
2の基準位置は、前記した実施例における基準位置に対
して左右に0.5スロット分(1/2 θ分)だけずれ
ている.これは、位置ずれが何れの方向に発生している
かわからないためである。この位相差θは、大きすぎる
と着磁性能に悪影響を与えるので、0.5〜1スロット
分の範囲内が良い.そして、第1回目の着磁作業は第l
の基準位置を示す位置決め孔2f,2gを使用した位置
決め状態で行い,第2回目の着磁作業は第2の基準位置
を示す位置決め孔2h,2iを使用した位置決め状態で
行う.このような着磁作業を行うことにより,各構成部
品の公差を補った最良の着磁量が得られ、均一な出力特
性のブラシレスモータ1が得られる. 例えば、該ブラシレスモータ1を電気掃除機の送風機翻
動モータとして使用する場合,該電気掃除機集塵性能は
該ブラシレスモータ1の出力の大きさに左右される.従
って、該ブラシレスモータ1を使用すれば均一な集塵性
能の電気掃除機を得ることができる. 以上に述べた2つの実施例では、回転子の磁極を一体形
の極異方性永久磁石部材で構成したが,該磁極は分割さ
れた複数の異方性永久磁石部材片を結合して構成するこ
とも可能である.第10図は、4つに等分割した弧状の
異方性永久磁石部材片10a〜10dを回転軸8に嵌着
したコア16の外周面に結合し,その外周を保護カバー
9で覆って構成した回転子の他の実施例を示している.
異方性永久磁石部材片10aの周方向の中心位置は回転
軸8の端部に形成した切欠き面゛8 aの方向と一致し
、隣の極異方性永久磁石部材片10b,lodとの接合
面は前記中心位置から45度離れた位置にある.このよ
うに分割した磁石部材を結合しても同様な効果を得るこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上のように第lの発明によれば、該ブラシレスモータ
は固定子と回転子を組合せた後に磁界発生基準方向表示
手段と永久磁石部材方向性基準表示手段を利用して固定
子と回転子の回転方向相対位置を所定の関係に保ち、固
定子巻線に着磁用の直流電流を流すことで回転子の永久
磁石部材を正確に着磁することができ,また、インバー
タ制御等のために回転軸に磁極位置センサを取付ける場
合には前記永久磁石部材方向性基準表示手段によって回
転軸上で磁極位置を簡単に知ることができるので磁極位
置センサの取付け作業が簡単になって,生産性が向上し
, また,第2及び第3の発明によれば,前記第1の発明に
おける回転子の方向性をもつ永久磁石部材の正確な着磁
を簡単に行うことができる効果が得られる..
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので,第1図〜第3図は
ブラシレスモータを示し、第1図(イ)は該ブラシレス
モータの縦断側面図、第1図(口)はその右側面図(P
視図),第2図(イ)は該ブラシレスモータの固定子の
径方向断面図,第2図(口)はその固定子巻線配置図、
第3図(イ)は該ブラシレスモータの回転子の径方向断
面図,第3図(口)はその局面の磁束分布図であり、第
4図〜第7図は着磁装置を示し、第4図はブラシレスモ
ータを設置した着磁装置の縦断側面図,第5図はハウジ
ング戟置台の平面図、第6図は着磁位置設定部材の下面
図,第7図(イ)は着磁電源の電気回路図,第7図(口
)は着磁電流制御特性図であり、第8図は該ブラシレス
モータをインバータ制御するための説明図で,第8図(
イ)は該ブラシレスモータと磁極位置センサの取付け位
置を示す配置図、第8図c口)は固定子巻Ig電流制御
特性図であり,第9図と第10図はブラシレスモータの
他の実施例を示すもので、第9図はブラシレスモータの
側面図,第10図は回転子の縦断側面図である. 1・・・・・・ブラシレスモータ,2・・・・・・ハウ
ジング,2a,2b・・・・・・位置決め孔,3・・・
・・・固定子鉄心、3a・・・・・・スロット,4・・
・・・・固定子巻線、5・・・・・・端板、8・・・・
・・回転軸、8a・・・・・・切欠き面.10・・・・
・・極異方性永久磁石部材、11・・・・・・ハウジン
グ載置台、12・・・・・・着磁位置設定部材,13・
・・・・・着磁電源. 第 ! 図 第2図 4 第3図 N lla 第4図 l3 第5図 第6図 l2 第 7 図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられた固定子巻線
    とを有する固定子と、該固定子を内包するハウジングと
    、該ハウジングに支持された回転軸によつて支持され前
    記固定子鉄心に対向して回転自在に設けられた永久磁石
    部材を有する回転子とを備えたブラシレスモータにおい
    て、前記ハウジングはその外側に前記固定子巻線に直流
    電流を流したときに発生する静止磁界の発生方向に対応
    した磁界発生基準方向表示手段を備え、 前記回転軸は前記ハウジング外に突出した部分に形成さ
    れ前記永久磁石部材の方向性に対応した永久磁石部材方
    向性基準表示手段を備えたことを特徴とするブラシレス
    モータ。 2、特許請求の範囲第1項において、前記永久磁石部材
    は円筒状の極異方性磁性部材であることを特徴とするブ
    ラシレスモータ。 3、特許請求の範囲第1項において、前記永久磁石部材
    は4つに分割した異方性磁性部材を円筒状に組合せて構
    成したものであることを特徴とするブラシレスモータ。 4、特許請求の範囲第3項において、前記円筒状の永久
    磁石部材の接合部は極の中心から45度ずらしたことを
    特徴とするブラシレスモータ。 5、特許請求の範囲第1項において、前記固定子鉄心は
    前記固定子巻線を捲回するスロットを備え、 前記ハウジングは前記スロット間隔の0.5〜1.0倍
    の間隔で第1及び第2の磁界発生基準方向表示手段を備
    えたことを特徴とするブラシレスモータ。 6、固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられた固定子巻線
    とを有する固定子と、該固定子を内包するハウジングと
    、該ハウジングに支持された回転軸によつて支持され前
    記固定子鉄心に対向して回転自在に設けられた永久磁石
    部材を有する回転子とを備えたブラシレスモータの前記
    永久磁石部材を着磁するブラシレスモータの回転子着磁
    方法において、 前記ハウジングの外側に前記固定子巻線に直流電流を流
    したときに発生する静止磁界の発生方向に対応した磁界
    発生基準方向表示手段を用意し、 前記回転軸には前記ハウジング外に突出した部分に形成
    され前記永久磁石部材の方向性に対応した永久磁石部材
    方向性基準表示手段を用意し、 前記永久磁石部材の着磁方向性と前記静止磁界発生方向
    を前記回転軸に用意した永久磁石部材方向性基準表示手
    段と前記ハウジングの外側に用意した磁界発生基準方向
    表示手段を対応させて整合させ、 該整合状態で前記固定子巻線に直流電流を流して静止磁
    界を発生させ、該静止磁界で前記永久磁石部材を着磁す
    る ことを特徴とするブラシモータの回転子着磁方法。 7、特許請求の範囲第6項において、前記固定子鉄心は
    前記固定子巻線を捲回する複数のスロットを備え、 前記ハウジングには前記スロット間隔の 0.5〜1.0倍の間隔で2つの磁界発生基準方向表示
    手段を用意し、 前記永久磁石部材の着磁方向と前記静止磁界発生方向を
    前記回転軸に用意した永久磁石部材方向性基準表示手段
    と前記ハウジングの外側に用意した第1の磁界発生基準
    方向表示手段を対応させて整合させ、該整合状態で前記
    固定子巻線に直流電流を流して静止磁界を発生させて前
    記永久磁石部材を着磁し、 さらに、前記永久磁石部材の着磁方向性と前記静止磁界
    発生方向を前記回転軸に用意した永久磁石部材方向性基
    準表示手段と前記ハウジングの外側に用意した第2の磁
    界発生基準方向表示手段を対応させて整合させ、該整合
    状態で前記固定子巻線に直流電流を流して静止磁界を発
    生させて前記永久磁石部材を着磁する ことを特徴とするブラシモータの回転子着磁方法。 8、固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられた固定子巻線
    とを有する固定子と、該固定子を内包するハウジングと
    、該ハウジングに支持された回転軸によつて支持され前
    記固定子鉄心に対向して回転自在に設けられた永久磁石
    部材を有する回転子とを備えたブラシレスモータの前記
    永久磁石部材を着磁する着磁装置において、 前記ハウジングの外側に前記固定子巻線に直流電流を流
    したときに発生する静止磁界の発生方向に対応して形成
    された磁界発生基準方向表示手段と、前記回転軸の前記
    ハウジング外に突出した部分に形成され前記永久磁石部
    材の方向性に対応した永久磁石部材方向性基準表示手段
    とに係合して、前記永久磁石部材の着磁方向性と前記静
    止磁界発生方向とを整合させる位置整合手段と、 該整合状態で前記固定子巻線に直流電流を流して静止磁
    界を発生させ、該静止磁界で前記永久磁石部材を着磁す
    る着磁電流発生手段とを備えた ことを特徴とするブラシモータの回転子着磁装置。
JP22825189A 1989-09-05 1989-09-05 ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置 Pending JPH0393449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22825189A JPH0393449A (ja) 1989-09-05 1989-09-05 ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22825189A JPH0393449A (ja) 1989-09-05 1989-09-05 ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0393449A true JPH0393449A (ja) 1991-04-18

Family

ID=16873538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22825189A Pending JPH0393449A (ja) 1989-09-05 1989-09-05 ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0393449A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044915A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Yamaha Motor Co Ltd 磁石埋込型回転子及び充填方法
JP2002058229A (ja) * 2001-06-25 2002-02-22 Hitachi Ltd 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置
JP2003018803A (ja) * 2002-04-26 2003-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型回転圧縮機
JP2003513597A (ja) * 1999-10-23 2003-04-08 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械
KR100458558B1 (ko) * 2002-10-14 2004-12-03 주식회사 엠베스트 원판형 단상 브러시리스 진동 모터
KR100612459B1 (ko) * 2004-07-15 2006-08-16 동진기업 주식회사 식음료용 포장용기
JP2013064588A (ja) * 2011-08-30 2013-04-11 Denso Corp 熱交換器、熱交換器ユニット、および熱交換器の取り付け方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220057A (ja) * 1983-05-27 1984-12-11 Shinko Electric Co Ltd 同期機の着磁方法
JPS60121947A (ja) * 1983-08-19 1985-06-29 Toshiba Corp 永久磁石付回転電機における永久磁石の着磁方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220057A (ja) * 1983-05-27 1984-12-11 Shinko Electric Co Ltd 同期機の着磁方法
JPS60121947A (ja) * 1983-08-19 1985-06-29 Toshiba Corp 永久磁石付回転電機における永久磁石の着磁方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513597A (ja) * 1999-10-23 2003-04-08 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械
JP2002044915A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Yamaha Motor Co Ltd 磁石埋込型回転子及び充填方法
JP2002058229A (ja) * 2001-06-25 2002-02-22 Hitachi Ltd 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置
JP2003018803A (ja) * 2002-04-26 2003-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型回転圧縮機
KR100458558B1 (ko) * 2002-10-14 2004-12-03 주식회사 엠베스트 원판형 단상 브러시리스 진동 모터
KR100612459B1 (ko) * 2004-07-15 2006-08-16 동진기업 주식회사 식음료용 포장용기
JP2013064588A (ja) * 2011-08-30 2013-04-11 Denso Corp 熱交換器、熱交換器ユニット、および熱交換器の取り付け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4633109A (en) Electronically commutated, collectorless direct-current motor
JP2625409B2 (ja) ブラシレスモータ
US4861237A (en) Axial-flow fan apparatus
US4755751A (en) Brushless rotary position transducer
JPS6223352A (ja) 一相通電されるブラシレスモ−タ
JPH07227074A (ja) ブラシレスモータ
US6476528B2 (en) Spindle motor rotor, index signal output device, and floppy disk drive having the same
JPS6335158A (ja) 単相ブラシレスモ−タ
EP0923804B1 (en) Method for manufacturing a dc motor and method for forming a permanent magnet for use in a dc motor
JPH06253508A (ja) 永久磁石回転機の着磁方法
JPH0393449A (ja) ブラシレスモータ及び該モータの回転子着磁方法及び該着磁方法を実施する着磁装置
JPS62262645A (ja) ブラシレスモ−タ
KR100357310B1 (ko) 회전전기및그회전전기를이용한발전기및전동기
EP0221459A2 (en) Axial-flow fan apparatus
JPH05146134A (ja) 無接点直流モータ
JPH0667166B2 (ja) 固定子に対する回転子の角度位置決定を行う装置を備える自動同期電動機
JPS59191123A (ja) Vtr用シリンダモ−タ
JPS608554Y2 (ja) 位置検出装置
JPH0753423Y2 (ja) 一相通電されるデイスク型ブラシレスモ−タ
JPS6325900Y2 (ja)
KR900007227Y1 (ko) 1상 통전되는 브러시리스 모터
JPS60141156A (ja) 磁界内におかれたコイルの誘導出力を位置検知信号として駆動コイルを通電制御するブラシレスモ−タ
JPS5837789B2 (ja) ブラシレスモ−タ−
JPS5836158A (ja) 空心コイルを位置検出器とした半導体電動機
JPH0819238A (ja) モータの位置検出装置