JPH05146134A - 無接点直流モータ - Google Patents

無接点直流モータ

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Publication number
JPH05146134A
JPH05146134A JP32679991A JP32679991A JPH05146134A JP H05146134 A JPH05146134 A JP H05146134A JP 32679991 A JP32679991 A JP 32679991A JP 32679991 A JP32679991 A JP 32679991A JP H05146134 A JPH05146134 A JP H05146134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnetic pole
magnetic
flux plate
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP32679991A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kitajima
正彦 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP32679991A priority Critical patent/JPH05146134A/ja
Publication of JPH05146134A publication Critical patent/JPH05146134A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、形が小さく、コストが低い無
接点直流モータの自起動手段を得る。 【構成】 n極の磁極を有する永久磁石4のロータと、
これと対向して設けられた磁性材からなるフラックスプ
レート12と、ロータ磁極の回転位置を検出するホール
素子14と、通電時にロータ磁極に回転力を与えるコイ
ル13と、フラックスプレートのホール素子の位置およ
びこれから360゜/n毎離れた位置以外の位置に形成
された切り欠き部とから構成する。ロータが停止する際
は、磁極間の磁気中性点が切り欠き部に対向する位置で
停止する。このときホール素子は必ず磁気中性点にはな
く磁極上にあるので磁気を検出し、コイルに通電してロ
ータを回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型機器に使用される
自起動が容易な無接点直流モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファンモータなど小型機器用の直流モー
タとしては、従来は固定磁界に永久磁石を用いロータに
は整流子と刷子による摺動接点を用いて電流を供給す
る、いわゆるマイクロモータ形式のものが多く使用され
てきた。しかしながら、このようなモータは整流子と刷
子を使用しているので、長期安定性、電気雑音、円滑な
回転等に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、整流子と刷子を使用せず、トランジスタを
使用して無接点でスイッチングを行うモータが近年広く
使用されてきている。しかし、このようなトランジスタ
を使用した無接点モータは、一般に起動方向性がないの
で電源を印加しても一定方向に自起動せず、このため自
起動手段が必要であり、構造が複雑になって形状が大き
くなり、またコストが上昇するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、n極の磁極を
有するロータと、ロータの磁極と対向して設けられた磁
性円板からなるフラックスプレートと、ロータ磁極の回
転位置を検出する磁極検出手段と、ロータとフラックス
プレートの間に配置され、通電時にロータの磁極に回転
力を与えるコイルと、磁極検出手段からの検出信号によ
りロータの磁極の所定の回転位置でコイルに電流を供給
する電子回路と、フラックスプレートの磁極検出手段の
位置および磁極検出手段から360゜/n毎離れた位置
以外の位置に形成された切り欠き部とから構成したもの
である。
【0005】
【作用】ロータが停止する際は、磁極の間の磁気中性点
が切り欠き部に対向する位置で停止する。このとき磁極
検出手段は必ず磁気中性点にはなく、磁極上にあるので
磁気を検出して電子回路に信号を与え、コイルに通電し
てロータを回転させる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の無接点直流モータをファンモ
ータに適応した一実施例の正面断面図、図2はロータの
磁極を示す底面図である。図において、1は周囲に複数
の羽根2が形成されたロータ本体、3はその中心に設け
られた回転軸、4はロータ本体に一体に固定されたリン
グ状のフェライト等からなる永久磁石である。永久磁石
4は、図2からもわかるように、90゜間隔でN極とS
極の磁極が交互に4極着磁されている。
【0007】5はフレーム、6はフレーム5に複数の腕
部7によって支持されたモータ基部、8はモータ基部6
の中心部に形成された円筒状の軸受け支持部、9は軸受
け支持部8内に固定されてロータの回転軸3を回転自在
に支持する軸受け、10はモータ基部6の上に設けられ
たプリント回路基板、11はこのプリント回路基板10
の下面に装着されたトランジスタ,抵抗,コンデンサ等
の各電子部品、12はプリント回路基板10の上面に設
けられた高透磁率材料の板からなるリング状のフラック
スプレート、13a,13bはフラックスプレート上に
設けられたコイルである。
【0008】永久磁石4の磁極面とフラックスプレート
12は軸方向に対向して配置され、その対向空間に2つ
のコイル13a,13bが配置されている。永久磁石4
のN極からの磁束はフラックスプレート12に向かい、
この中を流れて永久磁石4のS極に戻る。この図1には
示していないが、プリント回路基板10の上面には磁極
検出手段としてのホール素子が設けられており、フラッ
クスプレート12を貫通して永久磁石4に対向し、その
磁極を検出するように構成されている。
【0009】また、ホール素子で磁極が検出されたとき
この検出信号を入力してコイル13a,13bに電流を
供給する電子回路がプリント回路基板10に構成されて
おり、この検出信号に基づくコイルへの通電は、コイル
に発生した磁界によってロータの磁極が連続して回転す
るようなタイミングで行われる。この回路動作は周知な
ので省略する。
【0010】図3は、フラックスプレートおよびコイル
の平面図であり、フラックスプレートに後記する切り欠
きが形成されていないときの状態を示している。点線の
引き出し線で示したN,Sはフラックスプレート12a
に対向する永久磁石4の磁極の回転位置を示している。
14は前記したホール素子であり、フラックスプレート
12aの上面に露出している。コイル13a,13bは
長円形に形成され、回転軸3に対する径方向部分(図3
で矢印を付した部分)がほぼ90゜近く離れている。こ
の径方向部分を流れる電流だけがロータの磁極に対して
回転力を与える有効部分になる。
【0011】図3の状態では、永久磁石4の磁極NとS
の境界の磁気中性点がホール素子14の位置にきてロー
タが停止しているので、いわゆるデッドポイント上にロ
ータがあり、ホール素子14は磁界を検出せず、コイル
13a,13bには電流が流れない。また、たとえ電流
が流れたとしても、各コイルの径方向部分が同一極性の
磁極の範囲内にあるので、ロータに発生させるトルクは
互いに逆方向になり、ロータを一定方向に回転させるこ
とはできない。したがって、通常のフラックスプレート
12aでは、ロータが図3に示すような位置に停止した
ときは、自己起動することができない。
【0012】図4は本発明の無接点モータのフラックス
プレートおよびコイルの平面図であり、15a,15b
はフラックスプレート12の互いに180゜離れた位置
に形成された切り欠き部である。したがって、この切り
欠き部15a,15bの部分はプリント回路基板10が
露出しており、この露出部分にコイル13a,13bの
リード線を回路に接続するための端子16a,16bが
それぞれ設けられている。これにより、コイルの配線が
容易になる。
【0013】この切り欠き部15aの形成位置は、ホー
ル素子14からθ゜離れたところである。このθ゜は、
0゜,90゜,180゜,270゜以外の位置であれば
良いことになる。この実施例は磁極の数は4なので、1
つの磁極の範囲は360゜/4=90゜になるため、9
0゜毎にデッドポイントの位置が形成される。ロータが
停止する際には、永久磁石4の磁極が磁気的に吸引され
た位置に停止する。フラックスプレート12に形成され
た切り欠き部15a,15bは、空隙になっているので
磁気抵抗が高く磁極はこの位置を避けて停止する。この
ため、ロータは、永久磁石4の磁極境界の磁気中性点が
切り欠き部15a,15bに対向する位置に停止する。
【0014】図4は、このように永久磁石4の磁気中性
点が切り欠き部15a,15bに対向する位置でロータ
が停止している状態を示す。この状態で回路に電源が印
加されると、ホール素子14はN極の磁極に対向してい
るのでこれに応じた極性の電圧を発生して検出信号を出
力し、これに基づいてコイル13a,13bに電流がな
がれる。各コイルの径方向部分は互いに異なる極性の磁
極の範囲内にあるので、ロータに発生させるトルクは同
一方向になり、ロータを一定方向に回転させることがで
きる。したがって、ロータを自起動させることができ
る。
【0015】フラックスプレートに形成される切り欠き
部は1つでよく、また3つでも4つでもよい。永久磁石
の磁極数がさらに多い場合は、切り欠き部をより増加し
て形成することができる。フラックスプレートをプレス
加工等で製作するときに、この切り欠き部とホール素子
を貫通させる穴は同時に一定の位置関係で形成できるの
で、きわめて生産性がよい。フラックスプレートの取り
付け時に、穴にホール素子を挿入して組み立てれば、切
り欠き部の位置は自動的に設計された位置に配置される
ことになる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明の無接点直流モータに
よると、ロータの磁極の磁束を流すフラックスプレート
に切り欠き部を形成するだけの簡単か構成で、容易に自
起動性が得られ、小型で安価なモータを提供できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無接点直流モータをファンモータに適
応した一実施例の正面断面図である。
【図2】図2は図1のロータの磁極を示す底面図であ
る。
【図3】フラックスプレートに切り欠き部が形成されて
いないときのフラックスプレートおよびコイルの平面図
である。
【図4】図1のモータのフラックスプレートおよびコイ
ルの平面図である。
【符号の説明】
1 ロータ本体 2 羽根 3 回転軸 4 永久磁石 9 軸受け 10 プリント回路基板 12 フラックスプレート 13a,13b コイル 14 ホール素子 15a,15b 切り欠き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n(2以上の自然数)極の交互に異なる
    磁極が回転方向に配列され、回転自在に支持されたロー
    タと、 ロータの磁極と対向して設けられ、磁性材からなる円板
    状に形成されたフラックスプレートと、 ロータの磁極の回転位置を検出する磁極検出手段と、 ロータとフラックスプレートの間に配置され、通電によ
    りロータの磁極に回転方向の力を与えるコイルと、 磁極検出手段からの検出信号によりロータの磁極の所定
    の回転位置でコイルに電流を供給する電子回路と、 フラックスプレートの磁極検出手段の位置および磁極検
    出手段から360゜/n毎離れた位置以外の位置に形成
    された切り欠き部とを有する無接点直流モータ。
JP32679991A 1991-11-15 1991-11-15 無接点直流モータ Pending JPH05146134A (ja)

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JP32679991A JPH05146134A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 無接点直流モータ

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JPH05146134A true JPH05146134A (ja) 1993-06-11

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ID=18191838

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119279A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Faintekku:Kk 振動モーター
CN101997385A (zh) * 2009-08-17 2011-03-30 点晶科技股份有限公司 发电装置
US8432073B2 (en) 2009-07-16 2013-04-30 Silicon Touch Technology Inc. Power generating device
RU175195U1 (ru) * 2017-08-23 2017-11-28 Акционерное общество "Корпорация "Стратегические пункты управления" АО "Корпорация "СПУ - ЦКБ ТМ" Электромашинный источник
JP2020068884A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 ピップ株式会社 回転磁気治療器

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