JP2017093227A - 振動アクチュエータ、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイス - Google Patents

振動アクチュエータ、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】小型化を図ることができ、組立性、耐久性に優れて好適に振動する振動アクチュエータを実現すること。
【解決手段】面状部及び前記面状部に配置される扁平なコイルを有する固定体と、前記コイルに対向するマグネットを有し、前記コイルと前記マグネットとの協働により前記面状部上で前記固定体に対して一方向に往復振動する可動体と、を有する。前記固定体は、前記可動体において前記一方向に沿って延在する両側面に沿ってそれぞれ配置され、且つ、前記両側面のそれぞれに接触可能なボールを転動自在に有する一対のリニアベアリングを有し、前記可動体は、前記リニアベアリングの前記ボールを介して前記一方向に振動自在に保持される。
【選択図】図4

Description

本発明は、振動アクチュエータ、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイスに関する。
従来、携帯電話等の携帯情報端末の着信等を利用者に報知するための振動発生源として、或いは、タッチパネルの操作感触やゲーム機のコントローラ等の遊戯装置における遊戯の臨場感を指や手足等に伝達する振動発生源として、振動アクチュエータが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1に示す振動アクチュエータは、平板状に形成して小型化が図られている。特許文献1の振動アクチュエータは、支軸された可動部をシャフトにより摺動自在に支持した平板形状を有している。
特許文献2に示す振動アクチュエータは、筐体及びコイルを備えた固定子と、筐体内に配置されたマグネットおよび錘部を有する可動子と、を有し、コイルとマグネットの協働により、シャフトに対して摺動自在な可動子が固定子に対して振動方向にリニアに振動する。コイルは、マグネットを含む可動部の外側に巻かれている。
また、特許文献3は、対向配置された扁平コイルと、扁平コイル上に配置される扁平マグネットとを有するVCM(Voice Coil Motor)原理のアクチュエータである。
これらのどの振動アクチュエータにおいても可動子は、シャフトに摺動自在に設けられ、バネにより、振動方向に振動可能に弾性支持される。VCMを駆動原理とした振動アクチュエータでは、通常時においてその磁気回路構成上、磁気吸引力が働かない。このため、可動部を弾性保持するのは主に金属ばねで構成される。そして、これら振動アクチュエータは、例えば、特許文献4に示すような振動通信機能を有するリング状のインプットデバイスに搭載されることが考えられている。
特開2015−095943号公報 特開2015−112013号公報 特許第4875133号公報 国際公開第2014/130946号
しかしながら、従来の振動アクチュエータの構成では、リング状のインプットデバイス等に使用される場合、平板形状のアクチュエータをリングデバイスに取り付けする場合、取り付けスペースを大きくせざるを得ず、リング形状デバイス自体を大型化する必要が生じる。よって、よりコンパクト化の実現が可能な振動アクチュエータを実現したいという要望がある。
また、上述した特許文献1〜3の振動アクチュエータは、可動子を金属ばねのみで保持しており、機械的な負担が大きくなる。これにより、振動アクチュエータの駆動状況に応じて金属疲労や破損により駆動できなくなり、製品寿命が制限されるという問題がある。
更に、平板形状のアクチュエータにおいて、支軸構造により可動部を摺動支持する場合、回転方向に対する規制が必要となり、軸とは別に互いに摺動させる部分を用いることが考えられるが、部品点数の増大によるコスト増や摺動部が増えることにより摩擦減衰が大きくなり、出力の低下につながる恐れがあるという問題がある。また、支軸構造では、シャフトに摺動支持される部材の寸法精度や、2本のシャフトの平行度合いによって、シャフトと摺動支持される部材との双方間の摩擦が増大し、可動体の振幅が低下する虞がある。このため、特に小型化した場合、高精度の組み立て性が要求される。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、小型化を図ることができ、組立性、耐久性に優れて好適に振動する振動アクチュエータ、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイスを提供することを目的とする。
本発明の振動アクチュエータの一つの態様は、
面状部及び前記面状部に配置される扁平なコイルを有する固定体と、
前記コイルに対向するマグネットを有し、前記コイルと前記マグネットとの協働により前記面状部上で前記固定体に対して一方向に往復振動する可動体と、
を有し、
前記固定体は、前記可動体において前記一方向に沿って延在する両側面に沿ってそれぞれ配置され、且つ、前記両側面のそれぞれに接触可能なボールを転動自在に有する一対のリニアベアリングを有し、
前記可動体は、前記リニアベアリングの前記ボールを介して前記一方向に振動自在に保持される構成を採る。
本発明のウェアラブル端末の一つの態様は、上記構成の振動アクチュエータを実装した構成を採る。また、本発明の着信通知機能デバイスは、上記構成の振動アクチュエータを実装した構成を採る。
本発明によれば、小型化を図ることができ、組立性、耐久性に優れて好適に振動する振動アクチュエータを実現できる。
本発明に係る実施の形態1の振動アクチュエータの構成を示す外観図 同振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図 同振動アクチュエータの分解斜視図 図4に示す可動体を裏面側からみた斜視図 図6Aは、本発明に係る実施の形態1の振動アクチュエータにおけるリニアベアリングの要部構成を示す図3のA−A線断面図、図6Bは、同リニアベアリングの拡大斜視図 同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態2の振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図 同振動アクチュエータの分解斜視図 図10に示す可動体を裏面側からみた斜視図 本発明に係る実施の形態2の振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態3の振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータの分解斜視図 同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態4の振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図 同振動アクチュエータの分解斜視図 同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態5の振動アクチュエータの分解斜視図 同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態6の振動アクチュエータの構成を示す分解斜視図 同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態7の振動アクチュエータの構成を示す外観図 同振動アクチュエータにおいてケースから外したカバーを裏面側から見た斜視図 同振動アクチュエータにおいてカバーを外したケース側の要部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータにおいてマグネットとコイルとの位置関係を示す斜視図 同振動アクチュエータの分解斜視図 図28に示す可動体を裏面側から見た斜視図 本発明に係る実施の形態7の振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態8の振動アクチュエータの分解斜視図 同振動アクチュエータの要部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータにおいてケースから外したカバーを裏面側から見た斜視図 本発明に係る実施の形態8の振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図 本発明に係る実施の形態9のウェアラブル端末の要部構成を模式的に示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る実施の形態1の振動アクチュエータの構成を示す外観図であり、図2は、同振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図であり、図3は、同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図である。また、図4は、同振動アクチュエータの分解斜視図であり、図5は、図4に示す可動体を裏面側からみた斜視図である。また、図6は、本発明に係る実施の形態1の振動アクチュエータにおけるリニアベアリングの要部構成を示す図であって、図6Aは、図3のA−A線断面図であり、図6Bは、同リニアベアリングの拡大斜視図である。また、図7は、同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。なお、図7は、可動体の振動方向に沿って切断した図であり、要部構成を模式的に示す。
図1及び図2に示す振動アクチュエータ100は、ケース24とカバー22とからなる扁平板状の外形を有する。振動アクチュエータ100は、固定体20と、筐体26内で固定体20に対してリニアで振動(一方向で往復振動)する可動体50と、機械ばねとしての金属ばね90と、を有する。
固定体20は、扁平板状の筐体26と、リニアベアリング30と、電源供給部(ここではフレキシブル回路基板(FPC:Flexible printed circuits))41が接続されたコイル40を有し、可動体50は、マグネット60と、マグネット保持部52と、転がり接触部54と、ヨーク70と、を有する。
筐体26は、カバー22とケース24とで形成される中空部を有する。この中空部内に、つまり、筐体26内に、リニアベアリング30、コイル40、金属ばね90及び可動体50が配置される。
カバー22は、図2〜図3に示すように、筐体26の表裏面の一方の面(ここでは底面)となる矩形板状の底板において長手方向(ここでは可動体50の振動方向である一方向を意味する)で離間する両端辺から起立する両端壁部を有する。
カバー22の底板の略中央部には、図4、図5及び図7に示すように、コイル40が、その巻回軸の向きを厚み方向(図中上下方向)にして配置される。
このコイル40は、非駆動時において、可動体50のマグネット60に対して、互いの中心位置が重なる位置で、長手方向(移動方向)と直交するように対向する。
コイル40には、電源供給部41が接続される。電源供給部41は、コイル40に電力供給する基板であり、外部電源に接続される基板、例えば、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible printed circuits)等で形成される。
カバー22内には、コイル40に離間して配置される可動体50と、可動体50を長手方向に移動自在に、移動方向で挟持する金属ばね90と、リニアベアリング30とが配置される。
リニアベアリング30は、筐体26内において、可動体50及び金属ばね90を短手方向で挟むように配置され、ここでは、ケース24の長手方向に延在する両辺部側にそれぞれ固定される。
なお、ケース24は、筐体26の表裏面の他方、ここでは上面となり、且つ、カバー22の底板と同様の矩形板状である矩形状の上板を有する。ケース24では、上板の長手方向に延在する両辺部に設けられた凹部に、リニアベアリング30が固定される。また、ケース24では、短手方向に延在する両端辺部の中央部においてそれぞれ上板から一対の起立片241が起立して形成され、一対の起立片241間で、金属ばね90を介して可動体50を可動自在に弾性支持する。これにより可動体50は、ケース24の上板とカバー22の底板との間で、且つ、向かい合うリニアベアリング30の間で長手方向に可動自在に支持される。
カバー22は、ケース24とともに金属材料により形成され、ケース24とともに電磁シールドとして機能する。
図2及び図3に示すように、金属ばね90及び可動体50は、筐体26内(図2及び図3ではカバー22内)において可動体50を中央に位置させて、長手方向に沿って配置される。可動体50に対して長手方向に沿う両側には、一対のリニアベアリング30が対向配置される。図2及び図3では、リニアベアリング30、金属ばね90及び可動体50は、便宜上、カバー22の底板上に位置させた状態で図示している。
リニアベアリング30は、固定体20に対して可動体50を長手方向、つまり、直線的な一方向に移動自在に支持する。
リニアベアリング30は、図2〜図4に示すように、ボール32と、ボール32を転動可能に支持するレール34と、を有する。
ボール32は、金属製、樹脂製等どのような材料で形成されてもよく、非磁性体であってもよい。レール34(特にホルダ部341)は、非磁性体で形成され、ポリフェニレンサルファイド(Poly Phenylene Sulfide:PPS)樹脂やポリオキシメチレン樹脂(Polyoxymethylene, Polyacetal:POM)樹脂等の樹脂材料によって形成される。
レール34は、ボール32を転動自在に保持するホルダ部341と、ホルダ部341が設けられた長尺のレール本体342と、凸状壁部343とを有する。
レール本体342は、筐体26の長手方向に沿う両側辺部に沿って配置され、可動体50に対向する面の一部を切り欠いた部分に、ホルダ部341が形成される。ホルダ部341は凹状(ここでは平面視U字状)に形成され、その内部で、ボール32を長手方向、短手方向に略移動させることなく、保持位置で転動自在に保持する。
ここでは、ホルダ部341は、図4及び図6に示すように、長手方向で離間し、可動体50側に突出する対向片を有する、この対向片間で、ボール32を保持することによって、ボール32の長手方向への移動を規制している。
レール34には、ホルダ部341が長手方向(可動体50の移動方向)に沿って複数設けられている。
リニアベアリング30は、ボール32を、可動体50の両側において、少なくとも片側に一つ有し、他方の片側に2つ以上備えるようにする。すなわち、一対のリニアベアリング30は、ボール32を、可動体50の一方の側面側で2つ以上、他方の側面側で1つ以上それぞれ有する。ここでは、可動体50の両側でそれぞれボール32を3つずつ保持するように形成される。また、一対のリニアベアリング30は、ボール32を、可動体50の両側面側で、長手方向(一方向)に沿ってそれぞれ複数個ずつ同数で有するようにしてもよい。これらボール32を介して一対のリニアベアリング30は、可動体50を長手方向に移動自在に支持する。リニアベアリング30としては、可動体50を長手方向に移動自在に支持する構成であれば、ボール32をそれぞれ転動自在に長手方向に3つ以上、それぞれを転動可能に敷きつめた構成としてもよい。
ここでは、ボール32を保持するホルダ部341において長手方向の両側には、凸状壁部343が、可動体50側に向かって突出して設けられている。なお、凸状壁部343は、ここでは、図6Bに示すように、ボール32の長手方向への移動を規制するホルダ部341においてボール32を長手方向で挟むように転動自在に保持する部位と、略同じ長さに形成されてもよい。凸状壁部343は、レール34の肉厚部分として機能する。
ボール32は、可動体50の転がり接触部54に点接触し、長手方向で移動自在にガイドする。なお、ホルダ部341とボール32との間やボール32と転がり接触部54との間には、低摩擦化する潤滑剤が充填されることが好ましい。ここでは、ボール32の外面には、グリス(半固体)、潤滑油(液体)等の潤滑剤が充填される。
可動体50は、図4及び図5に示すように、板状に形成されており、マグネット60は、平角形状であり、コイル40に対向して、コイル40の巻回軸の向きと直交してN極、S極を並べて配置された対向面61を有する。
マグネット60においてコイル40と反対側にはヨーク70が固定される。
ヨーク70は、マグネット60に対して、コイル40と反対側の面を覆うように吸着されており、ケース24の上板と対向する。これにより、ヨーク70は、コイル40及びマグネット60間の磁束を、エアギャップを介さずに通るようにして、磁気回路の効率化を図り、可動体50への推力定数を高めることができる。
マグネット60は、マグネット保持部52によりコイル40に対向するように保持される。マグネット60は、図7に示すように、非駆動時において、コイル40に対向して、N極とS極との境目がコイル40の中心に位置するように支持されており、駆動時では、この位置を基準位置として一方向である長手方向にリニアで往復振動する。
マグネット保持部52は、マグネット60を囲む扁平の矩形枠状に形成される。
マグネット保持部52は、例えば、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板)といった板金材や焼結材等の鉄系材料ないし非鉄系材料を用いて形成されるが、ここでは、SECC等の材料よりも比重の高い高比重の材料により形成される。ここでは、高比重の材料として、例えば、比重7.8のSECCに対して比重16〜19のタングステン、或いはタングステン合金等が用いられる。
マグネット保持部52では、矩形枠を形成し長手方向で離間する枠辺部のそれぞれの中央部分は切り欠かれている。これら切欠部内に、金属ばね90の一端が取り付けられ、マグネット保持部52が保持するマグネット60及びヨーク70は、金属ばね90を介して弾性支持される。
マグネット保持部52の長手方向に延在する両側辺部には、リニアベアリング30と点接触して移動し、且つ、リニアベアリング30に対して長手方向への相対的な移動を可能にする転がり接触部54が設けられている。
転がり接触部54は、マグネット保持部52の両側辺面となる外面に、ボール32を転動自在に受けるボール受け部(可動体の両側面に相当)541が形成される。ボール受け部541は、ボール32を転動自在に保持する形状であればどのような形状で形成されてもよい。例えば、ボール受け部541は、長手方向に延在するU字状或いはV字状に形成され、このボール受け部541内にレール34側から突出するボール32の一部が当接可能に配置される。本実施の形態では、ボール受け部541はU字状に形成されているが、V字状でボール32を受ける形状にすれば、ボール32との接触面積をU字状よりも小さくできる。ボール受け部541内で、移動ボール32は転動する。これにより転がり接触部54は、ボール32を介してレール34に対して長手方向に移動自在である。
ボール受け部541は、ボール32が長手方向にのみ転動ように支持する。これにより、可動体50は、リニアベアリング30に対して、長手方向にのみ可動自在に支持される。
転がり接触部54とリニアベアリング30との間には、可動体50が移動する際に、滑り摩擦或いは摺動摩擦は発生せずに、転動するボール32の転がり摩擦が発生する。なお、滑り摩擦:転がり摩擦=1:0.0001〜0.001以下であるので、リニアベアリング30を用いた構成によれば、滑り摩擦よりも、可動体50の推力の減衰を防止できる。
転がり接触部54は、表面平滑性、寸法安定性、耐摩耗性を有する部材が好ましく、ステンレス(SUS303)や真鍮・POM等の樹脂系素材により形成されてもよい。なお、転がり接触部54は、マグネット保持部52と一体に形成されてもよい。可動体50の質量が大きい程、振動(出力)が大きくなるため、マグネット保持部52に高比重材料を用いた際に、マグネット保持部52に転がり接触部54を一体に形成することによって、可動体50の質量をさらに大きくできるとともに、低コスト化・工数削減を図ることができる。
金属ばね90は円筒コイルバネであり、一端部で起立片241に固定され、他端部でマグネット保持部52のバネ取付部に固定される。なお、機械ばね90は、機械ばねとしての一例であり、機械ばねとして本実施の形態1を含めて以下で説明する実施の形態3、5〜8では、金属ばね90を樹脂ばねに替えてもよい。
円筒コイルバネである金属ばね90の軸心は、マグネット保持部52において長手方向に延びる軸、ひいては可動体50の軸上に位置している。金属ばね90は、対向面61の長手方向(一方向)で離間する両端側のそれぞれで、一方向に沿って配置されており、可動体50を固定体20に弾性支持させる。
カバー22上にコイル40が配置され、コイル40に対向してマグネット60が配置されるので、磁性体であるカバー22とマグネット60との間には磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力によって、カバー22とマグネット60が引き合う。これらコイル40側のカバー22とマグネット60の磁気吸引力、若しくは、これらの磁気吸引力に加えてカバー22とは逆側のケース24の磁気吸引力を合算した力が、リニアベアリング30と転がり接触部54との間で、金属ばね90によるバネ力よりは弱いものの、双方のガタつきを無くす力、又は、可動体50の可動方向以外の方向の動き(可動方向と垂直方向等)を規制する力(予圧)として作用する。この予圧によって、リニアベアリング30と転がり接触部54間のガタつきが無くなり、可動体50は、可動体50の可動以外の方向に移動しないように、位置決めされた状態(可動体50の位置決め)となる。
このように振動アクチュエータ100では、マグネット60が、N極、S極を並べて配置した対向面61で、固定体20のコイル40に対向し、マグネット60を有する可動体50は、可動方向に配置した機械ばねである金属ばね90で弾性支持される。
可動体50は、コイル40に電源供給部41から電源が供給されて励磁されることにより、長手方向つまり、周方向と直交する方向に往復振動(往復振動)する。
例えば、図7に示す磁束の流れ(F磁束の流れ(F移動時)で示す)において、コイル40に給電すると、マグネット60からの磁束に対して直行するようにコイル40を流れる電流が配置されているので、そこで発生するローレンツ力によりコイルに力が発生し、可動体50には作用反作用の力が発生し、F方向に駆動する。また、コイル40に電流を逆方向に切り替えて供給すると、切替時にマグネット60は基準位置に戻り、ローレンツ力によりコイル40に力が発生し、可動体50には作用反作用の力が発生し、可動体50は、F方向とは真逆の−F方向に駆動する。
振動アクチュエータ100では、電源供給部41からコイル40へ入力される交流波によりコイル40が励磁され、可動体50側のマグネット60に対して、効果的に磁気吸引力及び反発力を発生する。これにより、可動体50のマグネット60は、駆動基準位置となる位置(ここではコイル40側のN極面とS極面との境目であるマグネット60の中心位置が、コイル40の中心の真上で重なる位置)を基準にして、F方向、−F方向の推力を得る。これによりマグネット60は、長手方向に沿って、F方向、−F方向に往復振動する。つまり、可動体50は、固定体20に対して、マグネット60においてコイル40と対向するN極面、S極面に沿う方向に、リニアベアリング30に案内されて、往復振動する。この駆動原理を以下に示す。なお、本実施の形態の振動アクチュエータ100の駆動原理は、以下の各実施の形態の振動アクチュエータ全てで実現される。
本実施の形態の振動アクチュエータ100では、可動体50の質量m[kg]、金属ばね90のねじり方向のバネ定数Kspとした場合、可動体50は、固定体20に対して、下記式(1)によって算出される共振周波数f[Hz]で振動する。
Figure 2017093227
本実施の形態の振動アクチュエータ100は、電源供給部41からコイル40に,可動体50の共振周波数fと略等しい周波数の交流を供給する。これによりコイル40は励磁され、可動体50を効率良く可動される。
本振動アクチュエータ100における可動体50は、金属ばね90を介して固定体20により支持されるバネマス系構造で支持された状態となっている。よって、コイル40に可動体50の共振周波数fに等しい周波数の交流が供給されると、可動体50は高効率な共振状態で駆動される。
振動アクチュエータ100の駆動原理を示す運動方程式及び回路方程式を以下に示す。振動アクチュエータ100は、下記式(2)で示す運動方程式及び下記式(3)で示す回路方程式に基づいて駆動する。
Figure 2017093227
Figure 2017093227
すなわち、アクチュエータ100における質量m[Kg]、変位x(t)[m]、推力定数K[N/A]、電流i(t)[A]、ばね定数Ksp[N/m]、減衰係数D[N/(m/s)]等は、式(2)を満たす範囲内で適宜変更できる。また、電圧e(t)[V]、抵抗R[Ω]、インダクタンスL[H]、逆起電力定数K[V/(m/s)]は、式(3)を満たす範囲内で適宜変更できる。
このように、アクチュエータ100、可動体50の質量mとバネ材(ここでは金属ばね90)のバネ定数Kspにより決まる共振周波数fにおいて駆動した場合、効果的に大きな出力を得ることができる。
振動アクチュエータ100は、カバー(面状部)22と、カバー22に配置される扁平なコイル40を有する固定体20と、コイル20に対向するマグネット60を有し、コイル40とマグネット60との協働によりカバー22或いはケース24上で固定体20に対して一方向(長手方向)に往復振動する可動体50とを有する。固定体20は、可動体50において長手歩行(一方向)に沿って延在するボール受け部(両側面)541に沿ってそれぞれ配置され、且つ、ボール受け部(両側面)541のそれぞれに接触可能なボール32を転動自在に有する一対のリニアベアリング30を有する。可動体50は、リニアベアリング30のボール32を介して長手方向(一方向)に振動自在に保持される。給電されるコイル40により発生するローレンツ力により可動体50は、長手方向に往復振動する。振動アクチュエータ100は、VCM方式の駆動源により駆動する。
振動アクチュエータ100によれば、以下の効果を奏することができる。
<効果1>
可動体50は、リニアベアリング30により長手方向に往復振動自在に支持されるので、可動体50を移動可能に支持する部材間との間の摩擦増加の懸念を減少することができる。
可動体をシャフトで往復振動自在に支持する従来の支軸構造では、1本、2本のシャフトを用いる。このため、シャフトに摺動支持される部材の寸法精度や、2本のシャフトの平行度合いによって、シャフトと摺動支持される部材との双方間の摩擦が増大し、可動体の振幅の低下が懸念される。加えて、滑り軸受或いは軸摺動部を用いた構造では、摩擦が発生するため、可動体の推力は減衰し、振幅の低下が発生する。このため、従来の構造では、高精度の組立性が要求される。
これに対して、本実施の形態1の振動アクチュエータ100では、可動体50は、リニアベアリング30を介して長手方向に移動自在に支持されるため、高精度組み立てが必要なシャフトを必要とせず、従来構造と比較して、容易に組み立てることができ、組立性の向上を図ることができる。
また、コイル40に電力供給して振動アクチュエータ100を駆動させた際に、可動体50の推力を、移動の際の摩擦によって減衰させることがなく、可動体50の振幅幅を増加して、より効率良く振動させることが出来る。
このように小型化を図ることができ、組み立て性、耐久性に優れて好適に振動するアクチュエータを実現できる。
<効果2>
また、可動体50は、可動方向に配置した機械ばねである金属ばね90により弾性支持されるので、ばねマス系の共振現象を利用して、高効率な可動体50の駆動を実現できる。
<効果3>
可動体50の両側に配置されるリニアベアリング30は、それぞれボール32が両側で等しいので、バランス良く、最小コストで効率良く可動体50をリニアで往復振動させることが出来る。
<効果4>
コイル40が取り付けられるカバー22は、磁性体で形成されている。これにより、コイル40、コイル40に対向配置されるマグネット60、マグネット60に接合されるヨーク70との磁気回路における磁路において、コイル40による鎖交磁束が増加する。これにより、磁気回路効率が向上し、高効率で可動体50のリニアの往復振動を実現することができる。
<効果5>
マグネット保持部52は、SECC等の材料よりも比重の高いタングステン等の高比重の材料により形成される。これにより、設計等において外形の大きさが決定された可動体の質量を増加させたい場合でも、高比重材の比重が16〜19程度である分、可動体質量を増加させることができ、その結果、可動体50の振動出力を増加できる。
(実施の形態2)
図8は、本発明に係る実施の形態2の振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図であり、図9は、同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図であり、図10は、同振動アクチュエータの分解斜視図である。また、図11は、図10に示す可動体を裏面側からみた斜視図であり、図12は、本発明に係る実施の形態2の振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
図8〜図12に示す振動アクチュエータ100Aは、振動アクチュエータ100の構造において、可動体50を支持する金属ばね90に換えて、位置決めマグネット(他のマグネット)45による磁気ばねを設けた構造を有する。なお、振動アクチュエータ100Aの構成要素について、振動アクチュエータ100と同様の構成要素は、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、形状のみ異なる構成要素には同名称を付して説明する。
図8〜図12に振動アクチュエータ100Aは、図1に示す振動アクチュエータ100と同様の外観を有し、固定体20Aと、可動体50Aと、を有する。
固定体20Aは、筐体26と、リニアベアリング30と、電源供給部(ここでは基板)41Aが接続されたコイル40Aと、位置決めマグネット45を有し、可動体50Aは、マグネット60A(図11及び図12参照)と、マグネット保持部52Aと、転がり接触部54と、ヨーク70Aと、を有する。
カバー22Aは、カバー22と同様のものである。カバー22Aは磁性体により形成されてもよい。
カバー22Aにおいて、長手方向(ここでは可動体50Aの振動方向で離間する両端辺から両壁部が起立する矩形板状の底板の略中央部には、コイル40Aが、その巻回軸の向きを厚み方向(図中上下方向)にして固定される。
コイル40Aは、非駆動時において、可動体50Aのマグネット60Aに対して、互いの中心位置が重なる位置で、長手方向(移動方向)と直交するように対向する。コイル40Aには、コイル40と同様に、コイル40Aに電力供給する電源供給部41Aが接続される。
コイル40A内には、位置決めマグネット45が配設される。
位置決めマグネット45は、マグネット60Aの対向面61の磁極と同数極を有し、非駆動時の基準位置において、対向面61の磁極に対して、移動方向と直交する方向で対向する位置に、対向面61の磁極と異なる磁極が位置するように形成される。すなわち、位置決めマグネット45における複数の磁極は、基準位置においてマグネット60Aの対向面61における磁極N極、S極に対して、それぞれと引き合う磁極S極、N極となる。
可動体50Aは、図10及び図11に示すように、板状に形成される。マグネット60Aは、平角形状であり、コイル40Aに対向して、コイル40の巻回軸の向きと直交してN極、S極を並べて配置された対向面61を有する。なお、マグネット60Aの対向面61と反対側の面には、マグネット保持部52Aの上面を含む全面に、板状のヨーク70Aが固定される。
ヨーク70Aは、ヨーク70と同様に、マグネット60Aに吸着されており、コイル40A及びマグネット60A間の磁束を、エアギャップを介さずに通るようにして、磁気回路の効率化を図り、可動体50Aへの推力定数を高めることができる。
マグネット60Aは、図12に示すように、非駆動時において、矩形枠状のマグネット保持部52Aによって、コイル40A及び位置決めマグネット45に対向するように保持される。非駆動時の基準位置に位置するマグネット60Aは、コイル40Aに対向する対向面61において、長手方向(移動方向)で並ぶN極とS極との境目(可動体50Aの移動方向の中心)がコイル40Aの中心に位置する。可動体50Aは、駆動時では、この位置を基準位置として長手方向にリニアで往復振動する。
マグネット保持部52Aは、マグネット60A(図10〜図12参照)を囲む扁平の矩形枠状に形成され、両側辺部に設けられた転がり接触部54によって、リニアベアリング30と接触して、リニアベアリング30に対して長手方向へ移動自在に支持される。
リニアベアリング30は、マグネット60Aと、マグネット60Aの対向面61に対向する固定体20A側の位置決めマグネット45とにより形成される磁気ばねによって弾性保持され、可動体50Aは基準位置に位置決めされる。
なお、本実施の形態では、コイル40A内に位置決めマグネット45を配置した構成としたが、これに限らず、コイル40Aの周辺に配置し、これに対向してマグネット60A側の磁極を配置した構成としてもよい。
振動アクチュエータ100Aは、振動アクチュエータ100と同様の電磁作用により駆動する。例えば、図12に示すように、マグネット60Aの対向面61を長手方向に並ぶN極、S極とし、これに対向するコイル40A内の位置決めマグネット45の磁極を、対向面61のN極に対向するS極と、対向面61のS極に対向するN極として並べて配置する。互いに長手方向で並ぶ磁極N、Sの境目は、重なる位置に配置する。そして、図12に示すように、コイル40Aに電流を供給すると、実施の形態1と同様の磁束の流れによりローレンツ力が発生し、作用反作用の力で可動体50AにはF方向の推力が付与されてF方向にリニアに移動する。可動体50Aは、F方向に移動した後、コイル40Aに電流を逆方向に供給されて、F方向とは真逆の−F方向に推力が付与される。
可動体50Aは、位置決めマグネット45により磁気ばねにより弾性保持された状態で長手方向に移動自在に支持されている。電源供給部41Aからコイル40Aに可動体50Aの共振周波数fと略等しい周波数の交流を供給してコイル40Aを励磁すると、可動体50Aは、基準位置となる位置(ここでは位置決めマグネットの対向面の長手方向の中心がマグネット60AのN極S極の中心と重なる位置)を基準にして、長手方向にF、−F方向に往復振動を行う。なお、この駆動原理は、上記式(1)、(2)、(3)によって実現される実施の形態1の振動アクチュエータ100の同様の動作原理である。
このように、振動アクチュエータ100Aでは、電源供給部41Aからコイル40Aへ入力される交流波により、固定体20Aのコイル40Aに対して、効果的に磁気吸引力及び反発力が発生し、可動体50Aは、効率良くリニアに往復振動、つまり、振動する。
振動アクチュエータ100Aは、VCM方式の駆動源により駆動する。可動体50Aは、対向面61にN極、S極を並べて配置したマグネット60Aを有し、固定体20は、マグネット60Aの対向面61に対向して配置したコイル40A及び位置決めマグネット45と、可動体50Aを長手方向(一方向)で往復振動自在に支持するリニアベアリング30とを有する。可動体50Aは、給電されるコイル40Aにより発生するローレンツ力に利用した推力により、長手方向にリニアで往復振動する。これにより、<効果1>と同様の作用効果を有するとともに、更に、次の効果も得ることができる。
<効果6>
マグネット60Aに対向してカバー22の中央部に位置決めマグネット45を有するので、金属ばね90を用いることなく、マグネット60Aをカバー22の中央部に吸いつけて、基準位置(ここでは、カバー22の中央部)に位置させることができる。
すなわち、コイル40Aとマグネット60Aとによる磁気回路で駆動する可動体50Aを、位置決めマグネット45を用いた磁気ばねによって、基準位置に可動自在に位置できる。この構成により、可動体50Aに対してバネマス系の共振現象を利用することができ、高効率な可動体50Aのリニア振動を実現できる。また、位置決めマグネット45を用いて、磁気ばねで支持するので、金属ばねで可動体を支持する構成と比較して、金属ばね自体に生じる金属疲労が発生することがない。このため、振動アクチュエータ100Aとして高信頼性を確保できる。
<効果7>
更に、マグネット60Aと位置決めマグネット45とが相対的に引き合う磁気吸引力によって、可動体50Aに予圧が加わる状態になる。つまり、非駆動時において、可動体50Aを支持するリニアベアリング30のボール32に予圧が掛かり、ボール32のレール34或いは転がり接触部54との間のクリアランスが無くなり、クリアランスに起因するガタのノイズ音が発生することがなく、可動体50Aの静音化を図ることができる。また可動体50Aは、リニアベアリング30を介して左右でバランス良く往復振動できる。
(実施の形態3)
図13は、本発明に係る実施の形態3の振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図であり、図14は、同振動アクチュエータの分解斜視図であり、図15は、同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
図13〜図15に示す振動アクチュエータ100Bは、振動アクチュエータ100の構造において、振動アクチュエータ100Aの位置決めマグネットを組み合わせた構造を有する。振動アクチュエータ100Bは、可動体50を、円筒コイルバネである金属ばね90と、マグネット60及び位置決めマグネット(他のマグネット)45Bにより発生する磁気吸引力による磁気ばねとで弾性支持する。
なお、振動アクチュエータ100Bの構成要素について、振動アクチュエータ100と同様の構成要素は、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、形状のみ異なる構成要素には同名称を付して説明する。
図13〜図15に振動アクチュエータ100Bは、図1に示す振動アクチュエータ100と同様の外観を有する。固定体20Bと、可動体50と、金属ばね90とを有し、固定体20Bに金属ばね90を介して可動体50を可動自在に弾性支持している。
固定体20Bは、扁平板状の筐体を形成するカバー22及びケース24と、リニアベアリング30と、電源供給部(ここでは基板)41が接続されたコイル40Bと、位置決めマグネット45Bとを有する。
固定体20Bは、固定体20と略同様に形成されており、カバー22の底板の中央部には、可動体50のマグネット60に対向してコイル40Bと位置決めマグネット45Bとが配設される。
位置決めマグネット45Bは、位置決めマグネット45と同様に形成され、コイル40Bの内側に配置される。
図15に示すように、位置決めマグネット45Bは、マグネット60の対向面61の磁極と同数極を有し、非駆動時の基準位置において、対向面61の磁極に対して、移動方向と直交する方向で対向する位置に、対向面61の磁極と異なる磁極が位置するように形成される。すなわち、位置決めマグネット45Bにおける複数の磁極は、基準位置においてマグネット60の対向面61における磁極N極、S極に対して、それぞれと引き合う磁極S極、N極となる。
振動アクチュエータ100Bは、可動体50には、N極、S極を並べて配置した対向面61を有するマグネット60が設けられる。固定体20Bには、マグネット60の対向面61に対向して配置したコイル40Bと、可動体50を長手方向(一方向)で往復振動自在に支持するリニアベアリング30と、位置決めマグネット45Bと、が設けられる。振動アクチュエータ100Bは、マグネット60及びコイル40Bによる電磁作用により可動体50が往復振動する。振動アクチュエータ100Bは、VCM方式の駆動源により駆動する。マグネット60と対向するコイル40Bに給電し、発生するローレンツ力、その力に対する作用発作用の力によって可動体50は、リニアベアリング30に支持されつつ、長手方向に往復振動する。
振動アクチュエータ100Bは、マグネット60と位置決めマグネット45Bとの間の磁気吸引力により、金属ばね90を介して弾性支持される可動体50に予圧がかかり、可動体50の回転を抑制し、且つ、位置決めを行う。なお、ここでいう予圧は、マグネット60及び位置決めマグネット45B間の磁気吸引力により双方を相対的に引っ張り合わせて、可動体50を支持するリニアベアリング30のボール32のガタつきを無くす力、又は、可動方向以外の動き(移動方向と垂直方向など)を規制する力を意味する。
すなわち、振動アクチュエータ100Bでは、予圧は、マグネット60及び位置決めマグネット45Bの一方を有する可動体(例えば、マグネット60を備える可動体50)を支持するリニアベアリング30(具体的にはボール32)に対するガタつきを無くし、可動体の短手方向への移動、マグネット60と位置決めマグネット45Bの対向方向への移動を規制する。
本実施の形態によれば、上述した<効果1>〜<効果7>における同名称の構成要素による効果と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図16は、本発明に係る実施の形態4の振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図であり、図17は、同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図であり、図18は、同振動アクチュエータの分解斜視図である。また、図19は、同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
図16〜図19に示す振動アクチュエータ100Cは、振動アクチュエータ100Aの構造において、位置決めマグネット45に換えて、コイルの中央及び周辺に磁性体であるコア(ここでは3極コア45C)を設けた構造を有する。振動アクチュエータ100Cは、固定体20Cと、可動体50Aとを有し、マグネット60Aと、3極コア45Cとにより発生する磁気吸引力による磁気ばねにより可動体50Aは固定体20Cに可動自在に弾性支持される。なお、振動アクチュエータ100Cの構成要素について、振動アクチュエータ100、100Aと同様の構成要素は、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、形状のみ異なる構成要素には同名称を付して説明する。
振動アクチュエータ100Cは、図1に示す振動アクチュエータ100と同様の外観を有する。
振動アクチュエータ100Cの固定体20Cは、カバー22と、ケース24と、リニアベアリング30とに加えて、電源供給部(ここでは基板)41Cが接続されたコイル40Cと、3極コア45Cと、を有する。
固定体20Cは、固定体20と略同様に形成されており、カバー22の底板の中央部には、可動体50Aのマグネット60Aに対向して配置されるコイル40Cと、3極コア45Cとが設けられている。
3極コア45Cは、磁性体であり、コイル40Cの芯部(中央部内)と、コイル40Cの周辺(ここでは、コイル40Cの長手方向で離間する端辺部の外側の位置)とに配置される。
3極コア45Cは、磁性体であるカバー22の内面に固定されつつ、コイル40Cを挟んで配置されており、3極コア45Cは、カバー22とともに断面E字状のE型コアを形成する。このように、固定体20Cには、コイル40Cの中央部内でカバー22から突設される3極コア45Cの中央コアが設けられている。また、カバー22上で且つコイル40Cの長手方向(一方向)の外側に、磁性体である3極コア45Cの外側コアが設けられている。3極コア45Cの外側コアは、カバー22、中央コア及びマグネット60Aとともに、可動体50Aを弾性支持する磁気ばねを形成する。
中央のコアの周囲にコイル40Cが巻回するように配置されている。3極コア45Cのそれぞれの突出端面は、コイル40Cのマグネット60A側の面と略面一に形成される。
図19に示すように、3極コア45Cにおいて中央のコアは、非駆動時において、その長手方向(移動方向)の中心上に、マグネット60Aの対向面61における磁極Nと磁極Sとの境目が位置するように配置される。また、非駆動時において、中央のコアの両側に長手方向に離間して配置されるコア45Cは、それぞれの長手方向の中心上に、マグネット60Aにおいて長手方向で離間する端辺部がそれぞれ位置するように配置される。
3極コア45Cは、非駆動時では、可動体50Aのマグネット60Aとの間で磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力によって、3極コア45Cとマグネット60Aとが引き合う。これにより、リニアベアリング30と転がり接触部54との間には、予圧がかかる。この予圧により、可動体50Aとリニアベアリング30との間のガタつきが無くなり、可動体50Aは、可動体50Aの可動以外の方向に移動しないように、位置決めされた状態(可動体50Aの位置決め)となる。可動体50Aは、非駆動時では、3極コア45Cとマグネット60Aとにより磁気ばねにより弾性保持された状態で長手方向に移動自在に支持される。
3極コア45Cは、コイル40Cに給電されることにより、コイル40Cの中央のコアと、コイル40Cを長手方向で挟むコアとが励磁され、それぞれ極性を有する。このとき、中央のコアと、両側のコアとは異なる磁極に励磁される。
また、振動アクチュエータ100Cは、マグネット60A及びコイル40Cを用いた電磁作用により可動体50Aが往復振動する。マグネット60Aと対向するコイル40Cに給電し、発生する磁気吸引力によって可動体50Aは、リニアベアリング30に支持されつつ、長手方向に往復振動する。
振動アクチュエータ100Cは、例えば、図19に示すように、マグネット60Aの対向面61を長手方向に並ぶN極、S極として、コイル40Cに電力を供給すると、図に示す磁束の流れが生じ、ローレンツ力が発生する。3極コア45Cは、中央コアがS極、中央コアを挟む両側のコアがN極に励磁される。また、コイル40Cにより発生する磁気吸引力は可動体50Aに作用し、可動体50AにはF方向の推力が付与されてF方向にリニアに移動する。可動体50Aは、F方向に移動した後、コイル40Cに電流が逆方向に供給されることにより、F方向とは真逆の−F方向に推力が付与される。
振動アクチュエータ100Cによれば、電源供給部41Cからコイル40Cに可動体50Aの共振周波数fと略等しい周波数の交流を供給してコイル40Cを励磁すると、可動体50Aは、基準位置となる位置(ここでは3極コア45Cの中央コアの中心と、マグネット60AのN極S極の境目と重なる位置)を基準にして、上述したように長手方向にF、−F方向に往復振動を行う。なお、この駆動原理は、上記式(1)、(2)、(3)によって実現される実施の形態1の振動アクチュエータ100の同様の動作原理である。
これにより、本実施の形態によれば、上述した<効果1><効果3>〜<効果6>における同名称の構成要素による効果と同様の効果を得ることができ、加えて、以下の効果を得ることが出来る。
<効果7−1>
更に、マグネット60Aと3極コア45Cとが引き合う磁気吸引力によって、可動体50Aに予圧が加わる状態になる。つまり、非駆動時において、可動体50Aを支持するリニアベアリング30のボール32に予圧が掛かり、ボール32のレール34或いは転がり接触部54との間のクリアランスが無くなり、クリアランスに起因するガタのノイズ音が発生することがなく、可動体50Aの静音化を図ることができる。また可動体50Aは、リニアベアリング30を介して左右でバランス良く往復振動できる。
特に、振動アクチュエータ100Cは、3つのコア(3極コア45C)が磁極となり、マグネット60A、ヨーク70A、コイル40C、カバー22を含み駆動源として機能する磁気回路の磁気回路効率が良くなり、これにより、振動アクチュエータ100Aよりも高効率な可動体50Aの駆動を実現できる。
(実施の形態5)
図20は、本発明に係る実施の形態5の振動アクチュエータの分解斜視図であり、図21は、同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
図20及び図21に示す振動アクチュエータ100Dは、振動アクチュエータ100の構造において、振動アクチュエータ100Cのコア45Dを組み合わせた構造を有する。振動アクチュエータ100Dは、可動体50を、円筒コイルバネである金属ばね90と、マグネット60及びコア45Dにより発生する磁気吸引力による磁気ばねとで弾性支持する。なお、振動アクチュエータ100Dの構成要素について、振動アクチュエータ100と同様の構成要素は、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、形状のみ異なる構成要素には同名称を付して説明する。
図20及び図21に示す振動アクチュエータ100Dは、図1に示す振動アクチュエータ100と同様の外観を有する。振動アクチュエータ100Dは、固定体20Dと、可動体50と、金属ばね90とを有し、固定体20Dに金属ばね(機械ばね)90を介して可動体50を可動自在に弾性支持している。
固定体20Dは、扁平板状の筐体を形成するカバー22及びケース24と、リニアベアリング30と、電源供給部(ここでは基板)41Dが接続されたコイル40Dと、コア45Dとを有する。
固定体20Dは、固定体20と異なる点として、カバー22の底板の中央部に、可動体50のマグネット60に対向してコイル40Dの中央及び周辺に配置されるコア45Dが設けられる。
コア45Dは磁性体からなり、ここでは3極コアである。コア45Dは、コイル40Dの芯部(中央部内)に配置される中央コア451Dと、コイル40Dの周辺(ここでは、コイル40Dの長手方向で離間する端辺部の外側の位置)にそれぞれ配置される外側コア452Dとを有する。
コア45Dは、それぞれ磁性体であるカバー22の内面に凸状に設けられ、中央コア451D、外側コア452D、452Dは、カバー22とともに断面E字状のE型コアを形成する。
中央コア451Dの周囲にコイル40Dが巻回するように配置され、このコイル40Dを中央コア451Dとともに挟むように外側コア452Dが配置されている。外側コア452Dは中央コア451Dよりも高さが低い。
コア45Dとマグネット60との位置関係は、振動アクチュエータ100Cにおける3極コア45Cとマグネット60A(図19参照)との関係と同様である。すなわち、中央コア451Dは、非駆動時において、その長手方向(移動方向)の中心上に、マグネット60の対向面61における磁極Nと磁極Sとの境目が位置するように配置される。また、非駆動時において、外側コア452D、452Dは、それぞれの長手方向の中心上に、マグネット60において長手方向で離間する端辺部がそれぞれ位置するように配置される。
コア45Dは、非駆動時では、可動体50のマグネット60との間で磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力によって、コア45Dとマグネット60とが引き合う。これにより、リニアベアリング30と転がり接触部54との間には、予圧がかかる。この予圧により、可動体50とリニアベアリング30との間のガタつきが無くなり、可動体50は、可動体50の可動方向には、金属ばね90に加え、磁気ばねにより弾性保持され、位置決めされた状態(可動体50の位置決め)となる。可動体50は、非駆動時では、コア45Dとマグネット60とにより予圧が掛けられた状態で長手方向に移動自在に支持される。
コア45Dは、コイル40Dに給電されることにより、コイル40D内の中央コア451Dと、外側コア452Dとが、それぞれ励磁されてそれぞれ極性を有する。このとき、中央コア451Dと外側コア452Dとは、異極で励磁される。このように、固定体20Cには、コイル40Dの中央部内でカバー22から突設される中央コア451Dが設けられている。また、カバー22上で且つコイル40Dの長手方向(一方向)の外側に、磁性体である外側コア452D、452Dが設けられている。3極コア45Dは、カバー22及びマグネット60とともに、可動体50を弾性支持する磁気ばねを形成する。
また、振動アクチュエータ100Dは、マグネット60及びコイル40Dを用いた電磁作用により可動体50が往復振動する。マグネット60と対向するコイル40Dに給電し、発生するローレンツ力によって可動体50は、リニアベアリング30に支持されつつ、長手方向に往復振動する。
例えば、振動アクチュエータ100Dは、図21に示すように、マグネット60の対向面61を長手方向に並ぶN極、S極とすると、図21に示す磁束の流れ(F移動時)で示す)が生じる。マグネット60と、コア45D(中央コア451DがS極、中央外側コア452DがN極に励磁)とで発生する磁気吸引力に起因するF方向の推力を受けてマグネット60、つまり可動体50は、F方向に駆動する。また、コイル40Dに電流を逆方向に切り替えて供給すると、磁束の流れがF移動時とは逆方向になり、切り替え時にマグネット60は基準位置に戻り、発生する磁気吸引力に起因してマグネット60は−F方向の推力を受けて、可動体50はF方向とは真逆の−F方向に駆動する。コイル40Dに交流波が供給されることにより、電流が流れる推力方向が切り替わり可動体50は、F方向へ移動、基準位置戻り、−F方向へ移動、基準位置戻りを繰り返す。なお、基準位置への戻りは、他の実施の形態と同様に、位置決め用マグネット、機械ばね及び磁気ばねの反力などによる。
振動アクチュエータ100Dによれば、コイル40Dに電源供給部41Dを介して可動体50の共振周波数fと略等しい周波数の交流を供給すると、可動体50は、基準位置となる位置(ここではコア451Dの長手方向の中心がマグネット60のN極S極の中心と重なる位置)を基準にして、上述したように長手方向にF、−F方向に往復振動を行う。なお、この駆動原理は、上記式(1)、(2)、(3)によって実現される実施の形態1の振動アクチュエータ100の同様の動作原理である。
これにより、本実施の形態によれば、上述した<効果1>〜<効果7>における同名称の構成要素による効果と同様の効果を得ることができ、加えて、以下の効果を得ることが出来る。
すなわち、振動アクチュエータ100Dは、マグネット60及びコア45Dによる磁気ばねに加え、可動方向に配置された機械ばねである金属ばね90によって可動体50を弾性支持している。
これにより、磁気ばねに加え機械ばねを加えることにより、これらばねにより可動体50を支持する構造を設計する際に、金属ばね90における金属疲労の悪影響を緩和しつつ、可動体50を移動自在に支持するための最適なばね定数に合わせることが容易になり、設計の自由度を高めることができる。例えば、磁気ばねのみで、ばねマス系を構成した場合にばね定数が不足しても磁気ばねのバネ定数を修正して所望の共振周波数に設計できる。リニアベアリング30への予圧により、特に、非駆動時において予圧がかかり、ボール32に関するがたつきを防止して静音化を図ることができる。
(実施の形態6)
図22は、本発明に係る実施の形態6の振動アクチュエータの構成を示す分解斜視図であり、図23は、同振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
図22〜図23に示す振動アクチュエータ100Eは、振動アクチュエータ100Dの構造における3極コア45Dを、1極のコア(単コア)45Eに替えた構造を有する。
振動アクチュエータ100Eは、振動アクチュエータ100Dと基本的に同様の構成を有し、同様の構成要素は、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、形状のみ異なる構成要素には同名称を付して説明する。
図22及び図23に示す振動アクチュエータ100Eは、振動アクチュエータ100Dの構造において、固定体20Dのコア45Dを3極のコア45Dから1極のコア45Eに変更するととともに、変更したコア45Eをカバー22の底板の中央部のコイル40Dの芯部に配置した構造と同様である。図22及び図23では、コア45Eは、固定体20Eのカバー22の底板の中央部に配置されるコイル40Eの芯部、つまり、コイル40E内に配置されている。なおコイル40Eは、コイル40Dの電源供給部41Dと同様の電源供給部41Eに接続される。
振動アクチュエータ100Eは、可動体50にN極、S極を配置したマグネット60と、マグネット60に対向配置されたコイル40Eとコイル40Eの芯部(コイル中央部)に配置されたコア45Eとで発生する磁気吸引力を用いて、マグネット60とコア45Eの磁気吸引力による磁気ばねを構成する。この磁気ばねにより可動体50を可動自在に弾性支持する。
振動アクチュエータ100Eによれば、振動アクチュエータ100Dと同様の作用効果を得ることができる。加えて、中央コアが磁極となり磁気回路効率が良くなるため、可動体50を高効率でリニアに往復振動させることができる。
(実施の形態7)
図24は、本発明に係る実施の形態7の振動アクチュエータの構成を示す外観図であり、図25は、同振動アクチュエータにおいてケースから外したカバーを裏面側から見た斜視図である。また、図26は、同振動アクチュエータにおいてカバーを外したケース側の要部構成を示す斜視図であり、図27は、同振動アクチュエータにおいてマグネットとコイルとの位置関係を示す斜視図であり、図28は、同振動アクチュエータの分解斜視図である。図29は、図28に示す可動体を裏面側から見た斜視図であり、図30は、本発明に係る実施の形態7の振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
実施の形態7の振動アクチュエータ100Fは、実施の形態1の振動アクチュエータ100の外形を湾曲した扁平形状とした振動アクチュエータである。
振動アクチュエータ100Fの構成要素について、振動アクチュエータ100と同様の名称の構成要素は、それぞれ形状のみ異なり、同様の機能を有する。よって、以下では、同様の構成要素については、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、形状のみ異なる構成要素には同名称を付して説明する。
図24〜図28に示す振動アクチュエータ100Fは、湾曲した扁平形状をなしている。ここでは振動アクチュエータ100Fは円弧状の断面を有する断面円弧状の扁平板形状(以下、「円弧状扁平板形状」という)に形成される。
振動アクチュエータ100Fは、ケース24Fとカバー22Fとからなる円弧状扁平板形状の筐体26Fを含む固定体20Fと、筐体26F(図24参照)内で固定体20Fに対してリニアで振動する可動体50Fと、金属ばね90と、を有する。
固定体20Fは、筐体26F内に、リニアベアリング30Fと、電源供給部(ここでは基板)41Fが接続されたコイル40Fを有する。可動体50Fは、筐体26F内に配置され、マグネット60Fと、マグネット保持部52Fと、転がり接触部54Fと、ヨーク70Fと、を有する。
筐体26Fは、カバー22Fとケース24Fとで形成される中空部を有する。中空部内には、リニアベアリング30F、コイル40F、金属ばね90及び可動体50Fが配置される。カバー22Fは、図25に示すように、筐体26F(図24参照)の上面となる湾曲した表面部である上板において長手方向(ここでは可動体50Fの振動方向で離間する両端辺から起立する両端壁部を有する。カバー22Fの上板の略中央部には、コイル40Fが、その巻回軸の向きを厚み方向(図中上下方向)にして固定される。
このコイル40Fは、湾曲板状(ここでは円弧板状)に形成され、カバー22の上板の曲面に沿って固定される。コイル40Fは、非駆動時において、可動体50Fのマグネット60Fに対して、互いの中心位置が重なる位置で、長手方向(移動方向)と直交するように対向する(図27及び図30参照)。
コイル40Fには、カバー22F側に配置される電源供給部41Fが接続される。電源供給部41Fは、コイル40Fに電力供給する基板であり、電源供給部41Fと同様に形成されており、筐体26Fの外部に一部が導出する。
ケース24Fには、コイル40Fに厚み方向で離間して配置される可動体50Fと、可動体50Fを長手方向に移動自在に、移動方向で挟持する金属ばね90と、リニアベアリング30Fとが配置される。
ケース24Fは、断面円弧状の矩形状の底板と、底板の外周において短手方向に延在する端辺部から起立する起立片241と、底板の外周において長手方向に延在する両辺部にそれぞれ設けられ、向かい合う方向で開口する凹部とを有する。
ケース24Fの起立片241には、振動アクチュエータ100と同様に、円筒コイルバネである金属ばね90を介して可動体50Fが、底板上で長手方向に移動自在に弾性支持される。
ケース24Fの凹部内には、リニアベアリング30Fが固定される。なお、カバー22F、ケース24Fのうち少なくともコイル40Fが取り付けられるカバー22Fは磁性体である金属材料で形成されることが望ましい。カバー22Fは、ケース24Fとともに金属材料により形成すれば、電磁シールドとして機能する。
リニアベアリング30Fは、可動体50F及び金属ばね90を短手方向で挟むように配置され、ケース24Fの長手方向に延在する両辺部の凹部内に固定される。
リニアベアリング30Fは、リニアベアリング30と同様に、固定体20Fに対して可動体50Fを長手方向、つまり、直線的な一方向に移動自在に支持する。
リニアベアリング30Fは、図28に示すように、ボール32Fと、ボール32Fを転動可能に支持するレール34Fと、を有する。また、レール34Fは、ボール32Fを転動自在に保持するホルダ部341Fと、ホルダ部341Fが設けられた長尺のレール本体342Fと、凸状壁部343Fとを有する。
リニアベアリング30Fは、リニアベアリング30と比較して、レール34Fの形状のみ異なり、その他の構成、機能は同様であるので、同名称を付して説明は省略する。なお、リニアベアリング30Fは、ボール32Fを、可動体50Fの両側において、3つずつ配置した構成としたが、これに限らず、少なくとも片側に一つ有し、他方の片側に2つ以上備えるようにする。また、リニアベアリング30Fとしては、可動体50Fを長手方向に移動自在に支持する構成であれば、ボール32Fをそれぞれ転動自在に長手方向に3つ以上それぞれ転動可能に敷きつめた構成としてもよい。
リニアベアリング30F間には、図26及び図27に示すように、可動体50Fが、リニアベアリング30Fを介して長手方向に移動自在に配置される。
可動体50Fは、ケース24F、カバー22Fの形状に対応して、円弧状の断面を有する円弧状扁平板形状に形成される。可動体50Fは、可動体50と同様の構成を有し、円弧状扁平枠状のマグネット保持部52Fの内側開口部524内に、円弧状扁平板形状のマグネット60Fが内嵌される。
マグネット60Fは、円弧状の断面を有する円弧状扁平板形状をなしている。マグネット60Fは、ケース24F側の面にヨーク70Fが吸着されており、ヨーク70Fは外縁部でマグネット保持部52Fの開口部524の縁部に係合して固定される。
マグネット保持部52Fは、マグネット保持部52と同様に、長手方向(移動方向)に沿う両側辺部に転がり接触部54Fが設けられる。
転がり接触部54Fは、転がり接触部54と同様に、リニアベアリング30Fのボール32Fと点接触しつつ、ボール32Fを介してレール34Fに対して、長手方向(移動方向)に移動自在である。
このように振動アクチュエータ100Fは、湾曲する扁平形状に形成され、具体的には、扁平された円弧状の断面を有する円弧状扁平板形状の筐体26Fを有する。この振動アクチュエータ100Fでは、マグネット60Fが、N極、S極を並べて配置した対向面61Fで、固定体20Fのコイル40Fに対向し、マグネット60Fを有する可動体50Fは、可動方向に配置した機械ばねである金属ばね90で弾性支持される。
可動体50Fは、コイル40Fに電源供給部41Fから電源が供給されて励磁されることにより、長手方向つまり、周方向と直交する方向に往復振動(往復振動)する。
例えば、図30に示す磁束の流れ(F磁束の流れ(F移動時)で示す)において、コイル40Fに給電すると、マグネット60Fからの磁束に対して直行するようにコイル40Fを流れる電流が配置されているので、そこで発生するローレンツ力によりコイル40Fに力が発生し、可動体50Fには作用反作用の力が発生し、F方向に駆動する。また、コイル40Fに電流を逆方向に切り替えて供給すると、切替時にマグネット60Fは基準位置に戻り、ローレンツ力によりコイル40Fに力が発生し、可動体50Fには作用反作用の力が発生し、可動体50Fは、F方向に駆動する。また、コイル40Fに電流を逆方向に切り替えて供給すると、切り替え時にマグネット60Fは基準位置に戻り、発生するローレンツ力によりコイル40Fに力が発生し、可動体50Fには作用反作用の力が発生し、可動体50Fは、F方向とは真逆の−F方向に駆動する。
振動アクチュエータ100Fでは、電源供給部41Fからコイル40Fへ入力される交流波によりコイル40Fが励磁され、可動体50F側のマグネット60Fに対して、効果的に磁気吸引力及び反発力を発生する。これにより、マグネット60Fは、駆動基準位置となる位置(ここではコイル40F側のN極面とS極面との境目であるマグネット60Fの中心位置が、コイル40Fの中心の真上で重なる位置)を基準にして、F方向、−F方向の推力を得る。これによりマグネット60Fは、長手方向に沿って、F方向、−F方向に往復振動する。つまり、可動体50Fは、固定体20Fに対して、マグネット60Fにおいてコイル40Fと対向するN極面、S極面に沿う方向に、リニアベアリング30Fに案内されて、往復振動する。なお、本実施の形態の振動アクチュエータ100Fの駆動原理は、上記(1)−(3)式により実現される。
なお、カバー22Fは、カバー22Fと同様に磁性体で形成されてもよい。また、マグネット保持部52Fは、マグネット保持部52と同様に、SECC等の材料よりも比重の高いタングステン等の高比重の材料により形成されてもよい。
加えて、振動アクチュエータ100Fによれば、上記<効果1>〜<効果5>に加えて、以下の効果を奏することができる。
<効果8>
従来の平面形状や円筒形状のアクチュエータをリング型形状デバイス(ex.Φ15〜25mm)に取り付けようとした場合、デバイスにおけるアクチュエータの配置位置は、周辺部位(例えば、指など)との関係から制約があり、自由に設定することができない。リングとしても向きが規定されるので、自由な位置での装着はできない。一方、アクチュエータの出力を大きくするために、アクチュエータ自体の幅を大きくする場合、平面形状のまま幅を大きくすると、最終製品であるリングが大型化するという問題がある。
アクチュエータが平面形状の場合、外形側は皮膚から距離が開き、皮膚との接触面が少なくなる(線接触)。また、振動源と皮膚との間には筺体が介在するため、振動伝達が低減する可能性がある。
これに対し、振動アクチュエータ100F自体が扁平な円弧状であるので、振動アクチュエータ100Fが取り付けられる最終製品の形状を、円弧を構成する湾曲面に、円筒の周面の湾曲を対応させて配置できる。これにより、例えば、最終製品が円筒のように曲面を有する製品であっても、振動アクチュエータ100Fを円筒のどの位置にも対応して配置できる。この結果、例えば、リング形状デバイスの場合、湾曲する表面形状であり、皮膚上の機械受容体の密度が高い手のひら側の皮膚に配置して、体感振動をより大きなものとすることができる。つまり、装着部位を機械受容体が密集する指の腹部分とし、この装着部位に、振動アクチュエータ100Fの低板であり、且つ、振動伝達面である湾曲した面を密着して当接した状態で、振動アクチュエータ100Fを取り付けることができる。これにより、外形形状を変えることなく、体感振動を大きく出来る。
また、出力を大きくしようとして幅を大きくする場合でも、内周面がアーチ状の湾曲面であるので、幅を広げても、最終製品の外寸への影響を無くすことができる。また、周面に対応して装着できるので、径の大きい外周を有する指の周りに装着する場合、指の周りに沿って複数台の実装も可能となる。さらに、振動アクチュエータ100Fの底板が振動伝達面となるが、その面全体で振動を付与できるので、振動伝達面が広くなり、皮膚の機械受容体までの距離も短くでき、振動伝達を高めることができる。また、最終製品を円筒形状にできるので、指に装着する構成の場合、筺体の小型につながり小型・軽量・低コストを実現できる。
(実施の形態8)
図31は、本発明に係る実施の形態8の振動アクチュエータの分解斜視図であり、図32は、同振動アクチュエータの要部構成を示す斜視図であり、図33は、同振動アクチュエータにおいてケースから外したカバーを裏面側から見た斜視図である。図34は、本発明に係る実施の形態8の振動アクチュエータの可動体の動きの説明に供する図である。
実施の形態8の振動アクチュエータ100Gは、実施の形態7の振動アクチュエータ100Fの構成において、カバー22Fの湾曲する上板の裏面に、コイル40Gとともにコア45Gを設けた振動アクチュエータである。
振動アクチュエータ100Gの構成要素については、振動アクチュエータ100Fと略同様であるので、振動アクチュエータ100Fと同様の構成要素については、同名称とともに同符号を付して説明を省略し、3極コア45Gに関する構成について説明する。
図31〜図34に示す振動アクチュエータ100Gは、振動アクチュエータ100Fと同様に、湾曲した扁平形状をなしている。ここでは振動アクチュエータ100Gは円弧状の断面を有する断面円弧状の扁平板形状(以下、「円弧状扁平板形状」という)に形成される。
振動アクチュエータ100Gは、固定体20Gと、固定体20Gに対してリニアで振動(一方向で往復振動)する可動体50Fと、金属ばね90と、を有する。
固定体20Gは、カバー22Fと、ケース24Fと、リニアベアリング30Fと、電源供給部(ここではFPC基板であり電源供給部41Fと同様の基板)41Gが接続されたコイル40Gと、3極コア45Gと、を有する。なお、振動アクチュエータ100Gは、磁気回路としては、コイル40G、カバー22F、マグネット60F、ヨーク70F、コア45Gとを有し、振動アクチュエータ100Fと略同様であるので詳細な説明は省略する。
筐体のケース24Fは、振動アクチュエータ100Fと同様に、一対のリニアベアリング30Fが固定され、リニアベアリング30F間に、起立片241に金属ばね90を介して弾性支持された可動体50Fが配置される。
振動アクチュエータ100Gでは、図33に示すように、カバー22F(詳細にはカバー22Fの上板)の裏面に、コイル40Gとともに、振動アクチュエータ100Cの3極コア45Cと同様の3極コア45Gが設けられている。
3極コア45Gは、磁性体であり、コイル40Gの芯部(中央部内)と、コイル40Gの周辺(ここでは、コイル40Gの長手方向で離間する端辺部の外側の位置)とに配置される。3極コア45Gは、磁性体であるカバー22Fの上板の裏面に固定されつつ、コイル40Gを挟んで配置されている。3極コア4Gは、カバー22Fとともに断面E字状のE型コアを形成する。なお、3極コア45Gの中央のコアの周囲にはコイル40Gが巻回するように配置されている。3極コア45Gのそれぞれの突出端面は、コイル40Gのマグネット60F側の面と略面一に形成される。なお、3極コア45Gは、コイル40Gに給電されることにより、コイル40Gの中央のコアと、コイル40Gを長手方向で挟むコアとが励磁され、それぞれ極性を有する。このとき、中央のコアと、両側のコアとは異なる磁極に励磁される。
振動アクチュエータ100Gでは、例えば、図34に示すような磁束の流れ(F磁束の流れ(F移動時)で示す)が生じる。これにより発生する磁気吸引力に起因するF方向の推力を受けてマグネット60F、つまり可動体50Fは、F方向に駆動する。また、コイル40Gに電流を逆方向に切り替えて供給すると、磁束の流れがF移動時とは逆方向になり、切り替え時にマグネット60Fは基準位置に戻り、発生する磁気吸引力に起因してマグネット60Fは、−F方向の推力を受けて、可動体50Fは、F方向とは真逆の−F方向に駆動する。コイル40Gに交流波が供給されることにより、電流が流れる推力方向が切り替わり可動体50Fは、F方向へ移動、基準位置戻り、−F方向へ移動、基準位置戻りを繰り返す。なお、基準位置への戻りは、他の実施の形態と同様に、位置決め用マグネット、機械ばね及び磁気ばねの反力などによる。また、本実施の形態の振動アクチュエータ100Gの駆動原理は、上記(1)−(3)式により実現される。
これにより、振動アクチュエータ100Gの上述した効果<効果1>〜<効果5>及び<効果6−1>と同様の効果を得ることができるとともに、<効果7>と同様の効果も得ることができる。
(実施の形態9)
図35は、本発明に係る実施の形態9のウェアラブル端末200の要部構成を模式的に示す図である。ウェアラブル端末200は、ユーザが身につけて使用するものである。ここでは、ウェアラブル端末200は、接続された通信端末の着信の通知を装着したユーザに振動により通知する所謂ウェアラブルインプットデバイスとして機能する。
図35に示すウェアラブル端末200は、通信装置210と、処理装置220と、駆動装置としての振動アクチュエータ230と、筐体240と、有する。
振動アクチュエータ230は、実施の形態7、8の振動アクチュエータ100F、100Gである。振動アクチュエータ230の底面231は、振動アクチュエータ100F、100Gのケース24の底板に相当し、筐体240の内周面242に沿って配置され、底面231と内周面242が密着した状態で配置される。
筐体240は、リング状に形成され、ここでは、ユーザの指に装着する。このとき、振動アクチュエータ230の内周面242を、装着部位である指の腹部分上に位置させる。これにより、機械受容体が密集する部位に密着するように振動アクチュエータ230が装着される。通信装置210は、図示しない携帯電話、スマートフォン、携帯型遊技機等の無線通信端末と、無線通信により接続され、例えば、無線通信端末からの信号を受信して、処理装置220に出力する。
通信装置210は、例えば、無線通信端末からの信号は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の通信方式で受信する無線通信端末の着信信号等である。処理装置220では、入力された信号を、変換回路部にて振動アクチュエータ230の駆動信号に変換して、振動アクチュエータ230の電源供給部41に接続される駆動回路部(図示省略)を介して振動アクチュエータ230に供給することによって、振動アクチュエータ230を駆動する。これにより、可動体が振動してウェアラブル端末200は振動する。ウェアラブル端末200の筐体240は、リング形状をなしており、可動体は、振動アクチュエータ230の底面231に沿って往復振動する。すると、可動体が往復スライド移動することにより発生する振動が底面231よりダイレクトに機械受容体に伝達される。これにより、振動アクチュエータが指の背上に配置されたり、指腹部分から離れた位置、例えば、浮いた位置に振動アクチュエータが配置されたりする構成と比較して、外形形状を変更することなく、所定の大きさで、ユーザの体感振動を一層大きくできる。
また、ウェアラブル端末200の形容を小型化でき、使用時に違和感が無く使用感の向上を図ることができる。なお、ウェアラブル端末200を、通信装置210と、処理装置220と、駆動装置としての振動アクチュエータ230と、を有する着信通知機能デバイスとしてもよい。これにより、着信機能デバイスは、携帯電話、スマートフォン、携帯型遊技機等の無線通信端末で取得した外部からの着信を、振動アクチュエータを駆動させてユーザに報知する構成としても良い。また、振動アクチュエータ230の振動を着信信号の他に、メール等の外部装置から情報通信端末への信号入力に対応する振動、ゲームの操作に応じた振動を体感振動として増加させてユーザに付与できる。なお、このウェアラブル端末200に、空中で文字を描くように動かすだけで、無線で接続される装置に、文字や数字を入力したり、接続されたディスプレイ等の表示器に表示された情報を選択したりすることができる機能を設けても良い。
また、実施の形態1、3、5、6、7、8の振動アクチュエータ100、100B、100D、100E、100F、100Gにおいて、各可動体50、50Fを支持する金属ばね(機械ばね)90は、固定体20、20B、20D、20F、20Gに対して、それぞれ可動体50、50Fを長手方向の両側で弾性支持する構成としたが、片側に配置して片持ちで可動体50、50Fを支持するようにしてもよい。すなわち、各実施の形態1、3、5、6、7、8では、マグネット60、60Fは、コイル40、40B、40D、40E、40F、40Gに対向するとともに、長手方向(振動方向である一方向)に沿ってS極、N極が配置される対向面61、61Fを有する。可動体50、50Fは、対向面61、61Fの長手方向(振動方向である一方向)で離間する両端側のうち少なくとも一端側で、長手方向に沿って配置された金属ばね或いは樹脂ばね等の機械ばねを介して固定体20、20B、20D、20F、20Gに弾性支持されるようにする。片側で機械ばねにより弾性支持される可動体50、50Fは、給電されるコイル40、40B、40D、40E、40F、40Gにより発生するローレンツ力、或いは磁気吸引力により、往復振動する。例えば、機械ばねとしてコイル状のばねを一方の起立片241、241Fと可動体50、50F間に介設し、そのコイル状のばねの伸縮によって、可動体50、50Fを往復振動するように支持する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る振動アクチュエータは、小型化可能であり、小型化な扁平形状化されても、組立性、耐久性に優れて好適に振動する効果を有し、情報通信端末と通信可能なウェアラブル端末及び、携帯電話等の情報通信端末の着信通知をユーザに体感させることで報知する着信通知機能デバイスとして有用である。
20、20A、20B、20C、20D、20F、20G 固定体
22、22A、22F カバー
24、24F ケース
241 起立片
26、26F 筐体
30、30F リニアベアリング
32、32F ボール
34、34F レール
341、341F ホルダ部
342、342F 本体
343、343F 凸状壁部
40、40A、40B、40C、40D、40E、40F コイル
41、41A、41C、41D、41E、41F、41G 電源供給部
45、45B 位置決めマグネット(他のマグネット)
45C、45G 3極コア
45D、45E、451D、452D コア
50、50A、50F 可動体
52、52A、52F マグネット保持部
54、54F 転がり接触部
541 ボール受け部(可動体の側面)
60、60A、60F マグネット
61、61F 対向面
70、70A、70F ヨーク
90 金属ばね
100、100A、100B、100C、100D、100E、100F、100G アクチュエータ
200 ウェアラブル端末
210 通信装置
220 処理装置
230 アクチュエータ
231 底面
240 筐体
242 内周面
524 開口部

Claims (14)

  1. 面状部及び前記面状部に配置される扁平なコイルを有する固定体と、
    前記コイルに対向するマグネットを有し、前記コイルと前記マグネットとの協働により前記面状部上で前記固定体に対して一方向に往復振動する可動体と、
    を有し、
    前記固定体は、前記可動体において前記一方向に沿って延在する両側面に沿ってそれぞれ配置され、且つ、前記両側面のそれぞれに接触可能なボールを転動自在に有する一対のリニアベアリングを有し、
    前記可動体は、前記リニアベアリングの前記ボールを介して前記一方向に振動自在に保持される、
    ことを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 前記一対のリニアベアリングは、前記ボールを、前記可動体の一方の側面側で2つ以上、他方の側面側で1つ以上それぞれ有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  3. 前記一対のリニアベアリングは、前記ボールを、前記可動体の両側面側で、前記一方向に沿ってそれぞれ複数個ずつ同数で有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動アクチュエータ。
  4. 前記マグネットは、前記コイルに対向するとともに、前記一方向に沿ってS極、N極が配置される対向面を有し、
    前記可動体は、前記対向面の前記一方向で離間する両端側のうち少なくとも一端側で、前記一方向に沿って配置された機械ばねを介して前記固定体に弾性支持され、且つ、給電される前記コイルにより発生するローレンツ力により、往復振動する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  5. 前記機械ばねはコイルばねである、
    ことを特徴とする請求項4記載の振動アクチュエータ。
  6. 前記マグネットは、前記コイルに対向するとともに、前記一方向に沿ってS極、N極が配置される対向面を有し、
    前記面状部は、前記マグネットの前記対向面のS極N極のそれぞれに対向して前記対向面の磁極とは異なる磁極を配置した他のマグネットを有し、
    前記他のマグネットは、前記マグネット間で発生する磁気吸引力により前記可動体とともに前記可動体を弾性支持する磁気ばねを形成する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  7. 前記コイルの中央部内で前記面状部から突設され、前記マグネットとともに磁気ばねを形成する磁性体である中央コアを有する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の振動アクチュエータ。
  8. 前記面状部上で且つ前記コイルの前記一方向外側に、磁性体である外側コアが設けられ、
    前記外側コアは、前記面状部、前記中央コア及び前記マグネットとともに、前記可動体を弾性支持する前記磁気ばねを形成する、
    ことを特徴とする請求項7記載の振動アクチュエータ。
  9. 前記面状部は、磁性体である、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  10. 前記可動体は、前記マグネットを保持するマグネット保持部を有し、
    前記マグネット保持部は比重が7.8よりも大きい材料からなる、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  11. 外形が断面円弧状の扁平形状である、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の振動アクチュエータ。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の振動アクチュエータを実装した、
    ことを特徴とするウェアラブル端末。
  13. 外形がリング状である、
    ことを特徴とする請求項12記載のウェアラブル端末。
  14. 請求項1から11のいずれか一項に記載の振動アクチュエータを実装した、
    ことを特徴とする着信通知機能デバイス。
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