JP7071614B2 - 振動装置、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイス - Google Patents

振動装置、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイス Download PDF

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    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones

Description

本発明は、振動装置、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイスに関する。
従来、携帯電話等の携帯情報端末に搭載して着信等を利用者に報知するための振動をししたり、タッチパネルやゲーム機のコントローラ等の遊戯装置に搭載して、振動によって、操作感触や遊戯の臨場感を指や手足等に伝達したりするリニア駆動の振動アクチュエータが知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
特許文献1に示す振動アクチュエータは、平板状に形成して小型化が図られている。特許文献1の振動アクチュエータは、支軸された可動部をシャフトにより摺動自在に支持した平板形状を有している。
特許文献2に示す振動アクチュエータは、筐体及びコイルを備えた固定子と、筐体内に配置されたマグネットおよび錘部を有する可動子と、を有し、コイルとマグネットの協働により、シャフトに対して摺動自在な可動子が固定子に対して振動方向にリニアに振動する。コイルは、マグネットを含む可動部の外側に巻かれている。
また、特許文献3は、対向配置された扁平コイルと、扁平コイル上に配置される扁平マグネットとを有するVCM(Voice Coil Motor)原理のアクチュエータである。
特開2015-095943号公報 特開2015-112013号公報 特許第4875133号公報
ところで、上述したようなリニア振動アクチュエータを搭載する装置において、確実に振動を伝達したいという要望がある。
振動アクチュエータにおいて、十分な振動を得ようとするためには、振動アクチュエータで発生する振動は可動部の質量及びストロークに依存するため、振動アクチュエータのサイズ自体を大きくする必要がある。
しかしながら、振動アクチュエータのサイズが大きくなると、それに応じて振動アクチュエータを搭載する筐体を大きくする必要があり、小型化を図る筐体の寸法を制約してしまうという問題が生じる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、振動アクチュエータを大きくすることなく、大きな体感振動を好適に付与することができる振動装置、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイスを提供することを目的とする。
本発明の振動装置の一つの態様は、
固定体に弾性支持された可動体を前記固定体に対して共振周波数でリニアに振動可能な振動アクチュエータを備える振動装置であって、
矩形状の実装筐体を有し、
一対の前記振動アクチュエータが前記実装筐体において前記実装筐体の重心を挟み対向する角部分に、それぞれ前記角部分を構成する辺部に沿うことなく、且つ、前記重心を中心にした円周の接線上を往復振動するように実装され、
前記一対の振動アクチュエータは、略同じ共振周波数で振動するとともに、それぞれの前記可動体の振動方向に沿う振動軸線を互いに平行にして、且つ、前記振動軸線で前記実装筐体の重心を挟むように、それぞれの前記振動軸線で互いに逆方向で振動を励起する向きに配置されている構成を採る。
本発明のウェアラブル端末の一つの態様は、上記構成の振動装置を含み、前記実装筐体が本体筐体である構成を採る。また、本発明の着信通知機能デバイスは、上記構成の振動装置を含み、前記実装筐体が本体筐体である構成を採る。
本発明によれば、振動アクチュエータを大きくすることなく、大きな体感振動を好適に付与することができる。
本発明に係る実施の形態1の振動装置の要部構成を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態1の振動装置の備える一例としての振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図 同振動アクチュエータを上側から見た分解斜視図である。 同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図である。 図2のA―A線矢視断面図である。 図4のB―B線矢視断面図である。 振動アクチュエータの磁気回路を模式的に示す図である。 同振動装置の機能ブロック図である。 同振動装置の機能ブロック図の変形例を示す図である。 振動装置の動作を示す平面図である。 振動アクチュエータの駆動周波数と振幅との関係を示す図である。 振動アクチュエータの駆動周波数と消費電力との関係を示す図である。 振動アクチュエータの個数と振幅との関係を示す図である。 振動アクチュエータの個数と消費電力との関係を示す図である。 参考例としての振動装置の要部構成を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態2の振動装置を示す斜視図である。 同振動装置の動作を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態3のウェアラブル端末の要部構成を模式的に示す図である。 同ウェアラブル端末における動作を示す模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
[振動装置の全体構成]
図1は、本発明に係る実施の形態1の振動装置を示す平面図である。
本実施の形態1の振動装置1は、携帯端末に適用しており、携帯端末の筐体2と、筐体2に実装された複数の振動アクチュエータ10(10-1、10-2)とを有している。本実施の形態1では、振動装置1を携帯端末に適用して説明するが、振動を発生する装置或いはデバイスであれば、どのような装置或いはデバイスに適用しても良い。例えば、振動装置1は、ゲームコントローラ、ウェアラブル端末、ラップトップPC、タブレット端末等に適用しても良い。なお、図1では、便宜上、携帯端末の筐体外表面を透過して、携帯端末の筐体2では、振動アクチュエータ10が配置される配置部のみを示す。
筐体2には、振動アクチュエータ10-1、10-2が、筐体2の重心Gを挟むように、且つ、同一軸方向に対して逆方向(逆位相)に振動を励起する向きに配置されている。
筐体2の重心Gは、振動アクチュエータ10-1、10-2を含む全ての構成要素を含む際の重心であることが好ましい。
振動アクチュエータ10-1、10-2は、可動体をそれぞれ略等しい共振周波数で直線的な運動(往復移動)させるアクチュエータであり、所謂、リニア共振アクチュエータ(Linear Resonant Actuator:LRA)等である。
本実施の形態では、振動アクチュエータ10-1、10-2は、同様の構成の振動アクチュエータ10としており、重心Gを挟むように筐体2に配置され、振動方向を平行(同一方向)にして、可動体の往復移動方向が逆になるように、つまり、逆位相で駆動するように配置される(図1及び10参照)。振動アクチュエータ10-1、10-2は、それぞれの可動体の振動方向に沿う振動軸線(可動体の振動方向の軸線となる仮想線)VCを互いに平行にして、且つ、振動軸線で筐体2の重心Gを挟むように、それぞれの振動軸線で、互いに逆方向で振動を励起する向きに配置される。重心を挟むように配置するとは、振動アクチュエータ10-1、10-2が配置される筐体2において、外面側の一方から見て振動アクチュエータ10-1、10-2の間に筐体2の重心Gが位置するように配置することとも言える。
また、振動アクチュエータ10-1、10-2は、略同じ共振周波数で振動するとともに、それぞれの可動体30(図2参照)の振動方向に沿う振動軸線VCを含む面間に、重心Gを位置させて、且つ、それぞれの振動軸線VC(図1参照)で互いに逆方向(逆位相)で振動を励起する向きに配置される、ともいえる。
図1では、振動アクチュエータ10-1、10-2は、筐体2の上部左側と、下部左側とに配置しているがこれに限らず、振動アクチュエータ10―1、10-2を筐体2の上部右側と下部右側とに配置したり、筐体2の上部右側と下部左側、筐体2の上部左側と下部右側等、どの位置に配置されてもよい。
[振動アクチュエータ10の構成]
振動アクチュエータ10は、コイル及びマグネットの一方を有する固定体と、前記コイル及びマグネットの他方を有し、固定体に弾性支持された可動体とを有する。振動アクチュエータ10は、コイル及びマグネットの協働により、可動体を固定体に対して共振周波数でリニアに往復駆動させる。
振動アクチュエータ10は、どの様に構成されてもよいが、本実施の形態では、同様の振動アクチュエータ10として、その一例を図2~図7を参照して具体的に説明する。
図2は、本発明に係る実施の形態1の振動装置の備える一例としての振動アクチュエータの内部構成を示す斜視図であり、図3は、同振動アクチュエータを上側から見た分解斜視図である。また、図4は、同振動アクチュエータの内部構成を示す平面図であり、図5は、図2のA―A線矢視断面図であり、図6は、図4のB―B線矢視断面図である。また、図7は、振動アクチュエータの磁気回路を模式的に示す平面図である。なお、図1~図7では、振動アクチュエータ10における可動体の振動方向を、便宜上、前後方向とも称し、振動方向に直交する2方向をそれぞれ、横方向(左右方向)と、高さ方向(上下方向であり、厚み方向とも言う)として説明する。
図2に示す振動アクチュエータ10は、高さ(図面上では上下方向の長さであり、厚みに相当する)が横(図面上では左右方向)よりも短い平板形状をなしている。
本実施の形態の振動アクチュエータ10は、固定体20と、軸部80と、軸部80を介して固定体20に対して可動自在に支持される可動体30と、を有する。
可動体30は、コイル70a、70bが巻回されたコア(以下、「E型形状コア」とも称する)50a、50bと、マグネット60との協働により、軸部80の軸方向(図7及び図10の矢印F、-F方向で示す振動装置1の振動方向)に沿って往復移動、つまり振動する。
振動アクチュエータ10には、可動体30において軸方向に沿う両側部に、軸部80の軸を挟むようにマグネット60a、60bがそれぞれ設けられ、それぞれのマグネット60a、60bとエアギャップを介して対向する位置に、コイル70a、70bが巻回された凸部(磁極部)51a1、51b1を有するコア50a、50bが設けられている。マグネット60a、60bと、コイル70a、70bが巻回されたE型形状コア50a、50bとは、互いの磁極面(E型形状コア50a、50bは磁極面)61、51を対向して配置されている。
マグネット60a、60bの磁極面61は軸部80の軸に直交する方向で互いに外方に向けて配置され、これに対向してE型形状コア50a、50bの着磁面が対向する。これらマグネット60a、60bと、コイル70a、70bが巻回されたコア50a、50bと、により磁力発生部を構成すると、磁力発生部は、軸部80の両側でそれぞれ、磁気吸引力による磁気ばねとして機能する。これにより、可動体30は、軸回りへの回転を抑制した状態で、且つ、軸方向に移動自在に弾性支持される。磁気吸引力は、軸部80(軸部80の軸)を挟んで軸部80(軸部80の軸)を対称に発生する。可動体30が両側方で発生する磁気吸引力により両側方に向かって吸引されることで相殺されて釣り合い、可動体30は、その回転が抑制され、基準位置となる水平な状態となる位置で保持される。振動アクチュエータ10は、磁気ばねに加えて、軸方向に移動した際の復帰自在に弾性支持する金属ばね40を有する。
振動アクチュエータ10は、軸部80を固定体20に固定し、軸部80が挿入される軸受け部82a、82bを可動体30に備える。
固定体20は、ケース21と、ばねホルダ23a、23bと、コイル70a、70bと、直方体状の一面に形成されたスリットにより仕切られて複数の凸部が形成されるとともにスリットにコイル70a、70bが配置されたE型形状コア50a、50bと、電源供給部25と、を有する。固定体20では、ケース21において上方で開口する開口部分は、カバー24により覆われる。
一方、可動体30は、複数の磁極(本実施の形態では4極)がそれぞれ長手方向に交互に配置された一対のマグネット60a、60bと、マグネット60a、60b及び軸受け部82a、82bが固定された可動体本体32と、を有する。可動体30は、金属ばね40により弾性支持されている。金属ばね40は、例えば、円筒状のコイルバネである。
振動アクチュエータ10は、可動体30(マグネット60a、60b、可動体本体32、軸受け部82a、82b)は、金属ばね40の軸方向の付勢力と、マグネット60a、60b、コイル70a、70bが巻回されたE型形状コア50a、50bにより発生する磁気吸引力による磁気ばねとにより弾性支持される。
<振動アクチュエータ10の固定体20>
ケース21は、底面部を有する矩形箱状に形成されており、長手方向に沿う両側壁のそれぞれに互いに対向してE型形状コア50a、50bが配置されている。また、ケース21内には、両側壁21a、21bのそれぞれの両端部間を閉塞する両端壁21c、21d間に軸部80が架設されている。
軸部80は、ケース21の長手方向に沿って、且つ、ケース21の幅方向の中心に配置され、可動体30の軸受け部82a、82bを挿通した状態で、その両端部がばねホルダ23a、23bを介して両端壁21c、21dに固定されている。これにより、軸部80は、両端壁21c、21dで支持されている。軸部80は、ばねホルダ23a、23bの固定穴に圧入或いは、挿入後接着等で固定することで端壁21c、21dに固定される。なお、軸受け部82a、82bは、軸部80が摺動自在に挿通されるものであるが、銅系、鉄系、或いは、鉄-銅系の含油軸受けであってもよく、磁性体であっても良い。また、軸部80には、軸受け部82a、82bを備える可動体30を、長手方向で挟むように、金属ばね40が外挿されている。金属ばね40は、軸部80上に配置される可動体30を、軸受け部82a、82bを介して、長手方向の中央部分に位置するように付勢する。なお、ケース21は、カバー24を取り付けることで中空の電磁シールドを形成する。
E型形状コア50a、50bは、それぞれ磁性体であり、軸部80の軸を中心に対称な同形状に形成される。E型形状コア50a、50bは、それぞれ平面視E字状に形成されており、先端面が磁極面51となる複数の凸部51a(51a1、51a2)、51b(51b1、51b2)を有する。E型形状コア50a、50bの複数の凸部51a、51bは、一側面で一側面の延在方向でそれぞれ並べて配置される。なお、磁極面51は、軸部80、ケース21の両側壁21a、21bと平行であり、且つ、マグネット60a、60bの磁極面61と互いに平行に配置されていることが好ましい。なお、E型形状コア50a、50bは、電磁ステンレス、焼結材、MIM(メタルインジェクションモールド)材、積層鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板(SECC)等により構成されてもよい。
E型形状コア50a、50bでは、コイル70a、70bが、E型形状コア50a、50bのそれぞれの凸部51a、51bのうちの中央の凸部51a1、51b1の周囲のみを巻回している。コイル70a、70bは、マグネット60a、60bの磁極面61に対向する磁極面51において、中央の凸部51a1、51b1を巻回することにより、中央の凸部51a1、51b1の先端面である磁極面を囲むように位置している。
コイル70a、70bは、例えば、銅線等により構成され、電源供給部25に接続されている。コイル70a、70bに電流が通じることで励磁されると、E型形状コア50a、50bでは、それぞれの中央の凸部51a1、51b1を挟む両側の凸部51a2、51b2は、中央の凸部51a1、51b1とは逆の極性で励磁される。なお、E型形状コア50a、50b同士では、互いに対向する凸部51a、51b同士の磁極面は、それぞれ異なる極性となるように励磁されることが好ましい。これにより、振動アクチュエータ10における磁気回路構成が効率の良いものとなる。
電源供給部25は、コイル70a、70bに電力供給する基板であり、外部電源に接続される基板、例えば、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible printed circuits)等で構成される。電源供給部25は、ケース21内でコイル70a、70bに接続されている。
<振動アクチュエータ10の可動体30>
可動体30は、図2~図6に示すように、固定体20内のケース21内で軸部80の延在方向に可動自在に配置されている。可動体30は、可動体本体32と、マグネット60a、60bと、軸受け部82a、82bと、を有する。
可動体本体32には、挿通する軸部80が挿通する軸受け部82a,82bと、軸受け部82a、82bを介して挿通される軸部80を挟むように配置されるマグネット60a、60bと、が一体的に取り付けられている。
可動体本体32は、可動体30のウェイトとして機能し、例えば、SECC等の鉄、鉄を主成分とする合金、青銅、銅など比重が5以上である金属材料や、焼結材、MIM(メタルインジェクションモールド)材を採用することが好ましい。可動体本体32は、例えば、タングステン或いはタングステン合金などの高比重金属材料(好ましくは比重10以上、特に比重11以上)が好適である。可動体本体32は、タングステンにより構成されている。例えば、比重の目安として、SECC:7.8、Nd焼結マグネット:7.4~7.6、銅:8.9、タングステン:16~19である。
可動体本体32は、ケース21の長手方向に沿って延在する直方体の両側面の中央部分を切り欠いた平面視H形状に形成されている。すなわち、可動体本体32は、直方体状の胴部と胴部の振動方向の両端のそれぞれに、振動方向に張り出す前張出部及び後張出部とでH型状をなしている。可動体本体32のH型状の凹状内の底面部分、つまり、胴部において軸方向に沿う両側面に、マグネット60a、60bがそれぞれ配置されている。
ケース21内では、可動体30の凹状内にE形状コア50a、50bがギャップを空けて配置されており、平面視してケース21内の隙間を極力低減してコンパクト化が図られた構成となっている。
軸受け部82a、82bは、軸部80が挿通されるものであり、例えば、焼結スリーブベアリングにより形成される。軸受け部82a、82bは、可動体本体32の中心軸上に、軸部80が位置するように、可動体本体32に設けられる。具体的には、軸受け部82a、82bは、可動体本体32の軸方向で離間する両端面(前張出部の前端面及び後張出部の後端面)の中央部にそれぞれ形成された座彫り部35aに連続する貫通孔35であって、可動体本体32の中心軸上で貫通する貫通孔35の両端部に、同一軸心でそれぞれ固定される。座彫り部35aは、金属ばね40の一端部が挿入され、座彫り部の底面でそれぞれ金属ばね40を係止する。また、可動体本体32は、金属ばね40を介して弾性支持されている。これにより可動体30は、コイル70a、70bに給電されていない場合、磁気ばねの機能に加えて、金属ばね40により、ケース21(固定体20)内で、長手方向の中心に位置するように付勢される。
マグネット60a、60bは、複数の磁極として磁極面61を有し、互いの磁極面61を逆側に向けて軸部80を挟み配置される。具体的には、マグネット60a、60bは、軸部80が挿通された可動体本体32において長手方向に沿う両側面に、且つ、軸部80と平行に磁極面61を両側に向けて固定されている。
磁極面61には、図3、図5及び図7に示すように、軸部80の延在方向に沿って4つの異なる磁極が交互に配置されている。また、対向するマグネット60a、60b同士の磁極面61は、軸部80と直交する方向で互いに異なる磁極となるように配置されている(図7参照)。これにより、マグネット60a、60bは、それぞれE型形状コア50a、50bの磁極面に対向して、ケース21の長手方向(軸中心方向)に交互に異なる極性で並ぶように、配置されている。なお、マグネット60a、60bは、複数の磁極の異なるマグネット(マグネット片)を交互に並べて構成してもよいし、交互に異なる磁性を持つように着磁されたものでもよい。後述する各実施の形態のマグネットも同様である。なお、マグネット60a、60bは、例えば、Nd焼結マグネット等により構成されてもよい。
磁極面61は、E型形状コア50a、50bの磁極面51に対して所定間隔(エアギャップ)を空けて、対向して且つ平行に配置されている。
マグネット60a、60bの磁極面61は、図3及び図6等に示すように、高さ方向の中心部分が、対向する磁極面51に最も接近する曲面ないし台形状の中央凸形状で構成されている。これにより、可動体30を回転方向に対して停止させる力(トルク)が、回転方向中央で可動体30を停止するように作用する。この力は、軸回りの回転方向中央で可動体30を略水平に位置させることで、可動体30は、可動体30を挟むE型形状コア50a、50bの一方側に引き寄せられることがなく、軸部80を中心に回動して傾斜しない位置、つまり、略水平な安定した状態に配置される。このように、可動体30は安定した状態となることで、停止した状態における固定体20への接触、つまり、部品干渉を防ぐことができる。なお、可動体30が回転した場合でも、マグネット60a、60bが、E型形状コア50a、50bの磁極面51に接触しにくくなる。この磁極面61と磁極面51との関係により、ケース21内の限られたスペースにおいて、互いに対向する面積を極力大きくすることで、磁気回路を駆動させた際に、効率良く磁束が集中し、高出力化が図られるものとなる。
ケース21内において、軸部80を挟み配置されるマグネット60a、60bのそれぞれに、磁性体であるE型形状コア50a、50bが対向して配置されているので、E型形状コア50a、50bとマグネット60a、60b間にそれぞれ磁気吸引力が発生する。発生した磁気吸引力は軸部80を挟み互いに同一直線上で、且つ、離間する方向で逆向きに発生するので、互いに相殺される。これら磁気吸引力によって、軸部80を中心に回動する可動体30の傾きが無くなり、可動体30は、位置決めされた状態(可動体の位置決め)となり、軸部80周りの回転が規制される(所謂回転止め)。
そして、E型形状コア50a、50bは、コイル70a、70bに電源供給部25から電源が供給されて励磁されることにより凸部51a、51bの先端面51が磁化され、磁極を有し、対向配置されたマグネット60a、60bの磁極の関係に応じて推力が発生する。コイル70a、70bへ供給する電流の向きを変えることで、マグネット60a、60bを備える可動体30は、軸方向である長手方向、つまり、振動方向に往復移動(往復振動)する。
例えば、図7に示すように、マグネット60aの極性(磁極面61)を前側から後側に向かってS極、N極、S極、N極の順に配置し、これらをコア50aの磁極面51に対向して長手方向に並べて配置している。一方、マグネット60bの極性(磁極面61)を前側から後側に向かってN極、S極、N極、S極の順に配置し、これらをコア50bの磁極面51に対向して長手方向に並べて配置している。すなわち、振動アクチュエータ10は、マグネット60a、60bとE型形状コア50a、50bの対向する極性の数を、マグネット4:E型形状コア3としている。また、マグネット60a、60b同士は、軸部80を挟み互いに逆の極性が、それぞれ対向するE型形状コア50a、50bの磁極面51となるように配置している。
そして、コイル70a、70bのそれぞれに電流を供給してE型形状コア50a、50bを励磁し、マグネット60aに対向するE型形状コア50aの中央の凸部51a1の極性をS極にし、マグネット60bに対向するE型形状コア50bの中央の凸部51b1の極性をN極にする。これにより、各E型形状コア50a、50bの中央の凸部51a1、51b1を挟むように中央の凸部51a1、51b1の両側にそれぞれ位置する凸部51a2、51b2の極性は、中央の凸部51a1、51b1の極性とは異なる極性となる(図7参照)。
これにより、磁気吸引力により、F1方向に推力が発生し、コア50a、50bは、F1方向に駆動する。また、コイル70a、70bに電流を逆方向に供給して、各E型形状コア50a、50bの極性を逆にする、つまり、マグネット60aに対向するE型形状コア50aの中央の凸部51a1の極性をN極にし、マグネット60bに対向するE型形状コア50bの中央の凸部51b1の極性をS極にする。これにより、E型形状コア50aの中央の凸部51a1の両側に位置する凸部51a2の極性はS極、マグネット60bに対向するE型形状コア50bの中央の凸部51b1の両側に位置する挟む凸部51b2の極性をS極に磁化される。すると、これらに対向するマグネット60a、60bを有する可動体30は、F1方向とは真逆の-F1方向に駆動する。
すなわち、振動アクチュエータ10では、電源供給部25からコイル70a、70bへ入力される交流波によりE型形状コア50a、50b、つまりE型形状コア50a、50bの磁極面51(詳細には凸部51a、51bの先端面)が磁化され、可動体30側のマグネット60a、60bに対して、効果的に磁気吸引力及び反発力を発生する。これにより、可動体30のマグネット60a、60bは、駆動基準位置となる位置(ここでは平面視してマグネット60aの長手方向(軸方向)の中心と、対向面51の中心とが重なり、且つ、マグネット60aの高さ方向の中心と、対向面51の高さ方向の中心とが重なる位置)を基準にして、長手方向に沿って、両方向F(F1方向と-F1方向)に往復移動する。つまり、可動体30は、固定体20に対して、マグネット60a、60bとE型形状コア50a、50bとの互いの磁極面61、51に沿う方向に往復振動する。
振動アクチュエータ10では、可動体30の質量m[kg]、ねじり方向のばね定数Kspとした場合、可動体30は、固定体20に対して、下記式(1)によって算出される共振周波数f[Hz]で振動する。
Figure 0007071614000001
振動アクチュエータ10は、電源供給部25からコイル70a、70bに可動体30の共振周波数fと略等しい周波数の交流を供給してコイル70a、70bを介して各E型形状コア50a、50b(詳細には磁極面51となる一端面)を励磁する。これにより、可動体30を効率良く駆動させることができる。
本振動アクチュエータ10における可動体30は、コイル70a、70bが巻回されたE型形状コア50a、50b及びマグネット60a、60bによる磁気ばねと、金属ばね40とを介して固定体20により支持されるバネマス系構造で支持された状態となっている。よって、コイル70a、70bに可動体30の共振周波数fに等しい周波数の交流が供給されると、可動体30は共振状態で駆動される。
振動アクチュエータ10の駆動原理を示す運動方程式及び回路方程式を以下に示す。振動アクチュエータ10は、下記式(2)で示す運動方程式及び下記式(3)で示す回路方程式に基づいて駆動する。
Figure 0007071614000002
Figure 0007071614000003
すなわち、振動アクチュエータ10における質量m[Kg]、変位x(t)[m]、推力定数K[N/A]、電流i(t)[A]、ばね定数Ksp[N/m]、減衰係数D[N/(m/s)]等は、式(2)を満たす範囲内で適宜変更できる。また、電圧e(t)[V]、抵抗R[Ω]、インダクタンスL[H]、逆起電力定数K[V/(m/s)]は、式(3)を満たす範囲内で適宜変更できる。
このように、振動アクチュエータ10、可動体30の質量mと、金属ばね(弾性体、コイルばね)40と磁気ばねとを重畳したばね定数Kspにより決まる共振周波数fにおいて駆動した場合、効果的に大きな出力を得ることができる。
振動アクチュエータ10における略共振周波数(共振周波数と、共振周波数に近似する共振周波数より若干低い周波数X(図11参照)でのF方向及び-F方向への往復駆動が、振動装置1としての携帯端末における振動アクチュエータ10-1、10-2の振動となる。
なお、振動アクチュエータ10では、軸部80を挟みそれぞれのコイル70a、70b(E型形状コア50a、50b)及びマグネット60a、60b間で発生する磁気吸引力のうち、可動体30に作用して摩擦力発生の原因となる垂直抗力は、軸部80を挟み互いに逆方向に発生する。これにより、垂直抗力は、互いに相殺されて抑制され、磁気吸引力による可動体30の振動方向へ駆動を生じさせる磁気ばねの機能と、可動体30の回転止めの機能を維持することができ、小型化可能であり好適に効率良く振動する振動アクチュエータ10にすることができる。
図8は、同振動装置1の機能ブロック図である。
振動装置1における振動アクチュエータ10-1、10-2は、例えば、振動装置1の備える駆動回路系を介して駆動する。駆動回路系11Aでは、振動アクチュエータ10-1、10-2は、駆動制御部11aの信号発生部11bと増幅器11cとに直列で接続されている。信号発生部11bは、携帯端末が備える制御部(図示省略)或いは通信部(図示省略)から着信を通知する信号等の振動発生指令信号が入力されると、駆動信号を生成して、増幅器11cに出力される。駆動信号は、増幅器11cを介して、振動アクチュエータ10-1、10-2に出力され、振動アクチュエータ10-1、10-2は、駆動制御部11aから入力される駆動信号に基づいて駆動する。このとき、駆動制御部11aは、振動アクチュエータ10-1、10-2において、それぞれコイル70a、70bとマグネット60a、60bの協働で駆動する可動体30を同じ周波数で、逆位相で往復動するように駆動信号を生成して出力する。
また、振動装置1は、図9の駆動回路系11Bに示すように、振動アクチュエータ10-1、10-2を、駆動制御部11aに並列に接続し、同じ周波数で振動アクチュエータ10-1、10-2の可動体を逆位相で往復動するように駆動するようにしてもよい。
図9に示す駆動回路11Bでは、複数の振動アクチュエータ10-1、10-2は逆位相で駆動する。
[振動装置1の動作]
図10は、振動装置の動作を示す平面図である。なお、図10では、便宜上、携帯端末の筐体外表面を透過して、携帯端末の筐体2では、振動アクチュエータ10が配置される配置部のみを示す。
振動装置1では、複数の振動アクチュエータ10-1、10-2において、例えば、図8或いは図9で示す駆動回路系11A、11Bを介して、それぞれの可動体30(図2参照)に対して、振動軸線(軸部80)上で、互いに逆方向で振動が励起される。これにより、振動アクチュエータ10-1は、-F方向に振動(例えば図7に示す可動体30の-F方向の移動に相当)し、振動アクチュエータ10-2は、F方向に振動(例えば図7に示す可動体30のF方向の移動に相当)する。これにより、筐体2自体には、筐体2の重心Gを中心とする周方向の一方(実線矢印R方向)に移動(振動)する動きが発生し、矢印R方向に移動する。
図8或いは図9に示す駆動制御部11aの信号発生部11b、増幅器11cを介して、振動アクチュエータ10-1、10-2のそれぞれのコイル70a、70bに供給される電流が逆方向に供給されると、上述したように、それぞれの可動体30(図2参照)に、逆方向への振動が励起され、振動アクチュエータ10-1、10-2はそれぞれの逆方向で振動する。すなわち、振動アクチュエータ10-1では、F方向に移動し、振動アクチュエータ10-2は、―F方向に移動する。これにより、筐体2自体には、図10に示すように、筐体2の重心Gを中心とする周方向の他方(破線矢印-R方向)に移動(振動)する動きが発生し、矢印-R方向に移動する。これが繰り返されることにより、振動装置1は、筐体2全体が、重心Gを中心に周方向に往復動(振動)する。
本実施の形態によれば、小型化可能な振動アクチュエータ(リニア共振アクチュエータ)を複数台配置することにより、十分な振動を得ることができるとともに、高出力化を図るために振動アクチュエータを大型化することなく、筐体2の設計の制約を緩和することができる。具体的には、筐体2において、他の部品間の微小なスペースであっても、振動アクチュエータを配置でき、出力の大きい振動アクチュエータのための大きなスペースを確保する必要がない。
また、振動装置1によれば、振動アクチュエータ10-1、10-2は、それぞれの振動アクチュエータ10-1、10-2を駆動する駆動回路(駆動回路系11A或いは駆動回路系11B)において並列接続もしくは直列接続され、それぞれ略等しい共振周波数で駆動する。
ここで、略等しい共振周波数とは、共振周波数もしくは共振周波数よりも低い周波数X(例えば、f(=M)-10<X≦f(=M)を満たす)である。
図11は、振動アクチュエータの駆動周波数と振幅との関係を示す図であり、図12は、振動アクチュエータの駆動周波数と消費電力との関係を示す図である。
図11において横軸は、振動アクチュエータを駆動させる周波数であり、縦軸は、駆動周波数に対応する振動振幅(振幅加速度)である。図12において横軸は、振動アクチュエータを駆動させる駆動周波数であり、縦軸は、駆動周波数で振動アクチュエータを駆動する際の消費電力を示す。
振動アクチュエータであるリニア共振アクチュエータの駆動周波数は、図11に示すように共振周波数(振幅加速度最大の周波数M)での振動アクチュエータの駆動で振幅が最大となり、共振以外の周波数において駆動すると、振幅の低下に伴い振動が低下することが知られているが、消費電力については、図12に示すように、共振周波数Mよりも数Hz低い周波数Xに最小をとる周波数が存在する。
本実施の形態では、振動アクチュエータを共振周波数Mにて駆動することにより、最大の振動を得ることが可能となる。また、振動アクチュエータを共振周波数Mよりも低い周波数Xで駆動すれば、最大の振動を得る共振周波数に近い振動を発生できるとともに、消費電力が最小となり、低消費電力での振動を実現できる。
[振動装置1の振動]
図13及び図14は、振動アクチュエータの個数による振幅と消費電力のそれぞれの関係を示す図である。各図では、本実施の形態の振動装置1と、振動装置1の構成において振動アクチュエータを一つにした振動装置(振動アクチュエータ10-1のみ実装)とした比較例1と、振動装置1の構成において複数個の振動アクチュエータが同じ移動で駆動するようにした振動装置である参考例1との振幅、消費電力の比較結果を示す。図15は、参考例1としての振動装置における振動アクチュエータの配置位置を示す図である。
参考例1の振動装置は、図15に示すように、振動装置1と同様の構成の振動装置8において、振動アクチュエータ10の振動方向で、同位相で振動するように励起する構成とした。振動アクチュエータを備える装置において振動を大きくする場合、複数台のアクチュエータを配置し、これら振動アクチュエータを同一方向に同位相で動かすことが想定されるためである。なお、この構成では、駆動回路の構成次第では、コスト増加・基板上の実装スペースの増加などの課題が発生する。
図13及び図14から明らかなように、複数の振動アクチュエータを逆位相で駆動する本実施の形態の振動装置1の振動振幅は、振動アクチュエータ一つの比較例1の振幅の2倍以上(比較例1の約4倍)の振幅となった。また、振動アクチュエータを同一方向において同位相で振動するようにした参考例1(図15に示す振動装置8)の振動振幅は、比較例1と比較すると、概ね2倍程度に留まっている。振動装置1は、参考例1と比較して、筐体側面の振動加速度が最大71%増加する結果が得られている。また、振動装置1では、振動アクチュエータの発生する振動が、相互に他のアクチュエータを加振することにより振動振幅が増大しているので、結果、消費電力の低減を図ることができ、振動装置8と消費電力を比較すると、消費電力で約5%の低減効果が得られている。
このように、本実施の形態によれば、振動アクチュエータを大きくすることなく、大きな体感振動を好適に付与することができる
また、本実施の形態の筐体2のような四角い筐体の場合、筐体2に配設される機器の構成部品は、部品の配置の観点から筐体2の形状に沿って配置するのが効率的である。この観点で、振動アクチュエータを配置する場合、重心を挟んで配置(完全に直線状でなくても問題ない)することにより、筐体が重心を回転中心とした振動を得ることができる。
(実施の形態2)
[振動装置の全体構成]
図16は、本発明に係る実施の形態2の振動装置を示す斜視図であり,図17は、同振動装置の動作を示す平面図である。なお、図16及び図17では、便宜上、携帯端末の筐体外表面を透過して、携帯端末の筐体2Aでは、振動アクチュエータ10が配置される配置部のみを示す。
本実施の形態2の振動装置1Aは、振動装置1と同様に携帯端末に適用しており、携帯端末の筐体2Aと、筐体2Aに実装された複数の振動アクチュエータ10(10-1、10-2)とを有している。
本実施の形態2の振動装置1Aは、振動装置1と比較して、振動アクチュエータ10-1、10-2の配置位置のみが異なりその他の構成は同様である。よって、振動装置1Aについて、振動装置1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、本実施の形態において、振動装置1Aは、携帯端末に適用して説明するが、振動を発生する装置或いはデバイスであれば、どのような装置或いはデバイスに適用しても良い。例えば、振動装置1Aは、ゲームコントローラ、ウェアラブル端末、ラップトップPC、タブレット端末等に適用しても良い。
筐体2Aには、振動アクチュエータ10-1、10-2が、筐体2の重心Gを挟むように、且つ、互いに平行な振動方向に沿う振動軸線VC(ここでは振動方向となる振動方向上の軸線)に対して、逆方向(逆位相)に振動を励起する向きに配置されている。具体的には、振動アクチュエータ10-1、10-2は、それぞれの振動方向に沿う振動軸線VCを、筐体重心Gを中心とした円周Cの接線上に或いは当該接線に沿うように配置される。本実施の形態では、筐体2の上部左側の角部分と下部右側の角部分に配置しているがこれに限らず、筐体2の上部右側の角部分と下部左側の角部分に、且つ、円周の接線に沿って配置されてもよい。また、複数の振動アクチュエータは、筐体2の上部左右両側の角部分と下部左右両側の角部分に配置して、それぞれが重心Gを中心とする同一円周上で振動するようにしてもよい。
なお、筐体2の重心Gは、振動アクチュエータ10-1、10-2を含む全ての構成要素を含む振動アクチュエータ10の重心であることが好ましい。
なお、振動アクチュエータ10-1、10-2は、実施の形態1の振動アクチュエータ10-1、10-2と同様であり、可動体30をそれぞれ略等しい共振周波数で直線的な運動(往復移動)させる所謂、リニア共振アクチュエータ(Linear Resonant Actuator:LRA)である。すなわち、振動アクチュエータ10-1、10-2は、コイル及びマグネットの一方を有する固定体と、前記コイル及びマグネットの他方を有し、固定体に弾性支持された可動体とを有する。振動アクチュエータ10-1、10-2は、コイル及びマグネットの協働により、可動体を固定体に対して共振周波数でリニアに往復駆動させる。
振動アクチュエータ10-1、10-2は、実施の形態1と同様に、同じ共振周波数或いは、略同じ共振周波数(共振周波数より少し低い周波数X)でそれぞれ逆位相で振動が励磁されるように駆動される。
振動装置1Aにおいて、複数の振動アクチュエータ10-1、10-2において、それぞれの可動体30(図2参照)に対して、振動軸線VC(軸部80)上で、互いに逆方向(逆位相)で振動が励起される。この振動は、例えば、図8或いは図9で示す駆動回路系11A、11Bを介して行う。
これにより、図17に示すように、振動アクチュエータ10-1は、-F方向に振動(例えば図7に示す可動体30の-F方向の移動に相当)し、振動アクチュエータ10-2は、F方向に振動(例えば図7に示す可動体30のF方向の移動に相当)する。これにより、筐体2A自体には、筐体2Aの重心Gを中心とする周方向の一方(実線矢印R方向)に移動(振動)する動きが発生し、矢印R方向に移動する。
図8或いは図9に示す駆動制御部11aの信号発生部11b、増幅器11cを介して、振動アクチュエータ10-1、10-2のそれぞれのコイル70a、70bに供給される電流が逆方向で、且つそれぞれが互いに逆位相で振動するように供給されると、上述したように、それぞれの可動体30(図2参照)に、逆方向への振動が励起され、振動アクチュエータ10-1、10-2はそれぞれの逆方向(逆位相)で振動する。
すなわち、振動アクチュエータ10-1では、F方向に移動し、振動アクチュエータ10-2は、―F方向に移動する。これにより、筐体2A自体には、筐体2Aの重心Gを中心とする周方向の他方(破線矢印-R方向)に移動(振動)する動きが発生し、矢印-R方向に移動する。これらの振動方向は円周方向に沿っており、これが繰り返されることにより、振動装置1は、筐体2全体が、重心Gを中心に周方向に往復動(振動)する。
この構成によれば、振動装置1と同様の効果を得ることができるとともに、略等しい共振周波数を持つ複数の振動アクチュエータ(リニア共振アクチュエータ)10-1、10-2が重心Gを中心とした円周方向を可動方向として配置され、振動アクチュエータ10-1、10-2は、回転方向に対して同一周方向に振動を励起する向きに駆動される。これにより、筐体2Aの回転方向への振動の励起をより効率的に行うことができる。
(実施の形態3)
図18は、本発明に係る実施の形態3のウェアラブル端末100の要部構成を模式的に示す図であり、図19は、同ウェアラブル端末100における動作を模式的に示す図である。ウェアラブル端末100は、ユーザが身につけて使用するものである。ここでは、ウェアラブル端末100は、接続された通信端末の着信の通知を装着したユーザに振動により通知する所謂ウェアラブルインプットデバイスとして機能する。
図18に示すウェアラブル端末100は、各実施の形態1、2に示す振動装置1、1Aが適用される。ウェアラブル端末100は、振動装置1、1Aを含み、実装筐体としての本体筐体140と、通信装置110と、処理装置120と、駆動回路部125と、駆動回路部125に電源供給部(振動アクチュエータ10の電力供給制御部25)で接続される振動アクチュエータ10-1、10-2と、を有する。
本体筐体140は、リング状に形成され、ここでは、ユーザの指に装着する。このとき、振動アクチュエータ10-1、10-2の底面を、装着部位である指の腹部分に重なるように位置させる。これにより、機械受容体が密集する部位に密着するように振動アクチュエータ10-1、10-2が装着される。通信装置110は、図示しない携帯電話、スマートフォン、携帯型遊技機等の無線通信端末と、無線通信により接続され、例えば、無線通信端末からの信号を受信して、処理装置120に出力する。
複数の振動アクチュエータ10-1、10-2は、略同じ共振周波数で振動するとともに、それぞれの可動体30の振動方向に沿う振動軸線VCを互いに平行にして、且つ、振動軸線VC間に本体筐体140の重心G2が位置するように、それぞれの振動軸線VCで往復動する可動体30が、互いに逆方向(逆位相)で振動を励起する向きに配置されている。振動アクチュエータ10-1、10-2の底面は、本体筐体140の内周面142に近接して配置される。
通信装置110は、例えば、無線通信端末からの信号は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の通信方式で受信する無線通信端末の着信信号等である。処理装置120及び駆動回路部125は、振動装置1、1Aの駆動回路系11A或いは、11Bにおける駆動制御部11aに対応する。すなわち、処理装置120では、駆動制御部11aと同様の機能を有する。処理装置120は、入力された信号を、変換回路部にて振動アクチュエータ10-1、10-2の駆動信号に変換して、駆動回路部125に出力し、駆動回路部125を介して振動アクチュエータ10-1、10-2に供給することによって、振動アクチュエータ10-1、10-2を、駆動する。
ウェアラブル端末100の本体筐体140は、リング形状をなしており、可動体30は、振動アクチュエータ10-1、10-2の底面(ケース21の底面に相当)に沿って往復振動する。すると、可動体30が平行な振動方向で互いに逆位相で往復スライド移動することにより発生するF、-F方向への往復移動を繰り返すことで、本体筐体140には、重心G2を中心に円周方向へ往復振動する。実施の形態1、2と同様の効果をうることができ、外形形状を変更することなく、所定の大きさで、ユーザの体感振動を一層大きくできる。
また、振動アクチュエータ10-1、10-2の小型化により、振動装置1自体、つまり、ウェアラブル端末100の形容を小型化でき、使用時に違和感が無く使用感の向上を図ることができる。なお、ウェアラブル端末100を、通信装置110と、処理装置120と、駆動装置としての振動アクチュエータ10-1、10-2と、を有する着信通知機能デバイスとしてもよい。これにより、着信機能デバイスは、携帯電話、スマートフォン、携帯型遊技機等の無線通信端末で取得した外部からの着信を、振動アクチュエータを駆動させてユーザに報知する構成としても良い。また、振動アクチュエータ10-1、10-2の振動を着信信号の他に、メール等の外部装置から情報通信端末への信号入力に対応する振動、ゲームの操作に応じた振動を体感振動として増加させてユーザに付与できる。なお、このウェアラブル端末100に、空中で文字を描くように動かすだけで、無線で接続される装置に、文字や数字を入力したり、接続されたディスプレイ等の表示器に表示された情報を選択したりすることができる機能を設けても良い。
各実施の形態における振動アクチュエータの筐体での位置関係であるが、筐体の重心を挟むように配置される振動アクチュエータの振動の互いに逆位相で駆動する向きとは、巨体が重心を中心として周方向に往復移動するような向きである。
なお、実施の形態1、2の振動装置1、1Aのアクチュエータ10において、可動体30に、コイル70a、70b及びE型形状コア50a、50bを設け、固定体20に、マグネット60a、60bを、配置した構成としてもよい。なお、これら、マグネットと、コイルが巻回されたE型形状コア或いはコアとの関係は、各実施の形態と同様である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る振動アクチュエータは、小型化可能であり、小型化な扁平形状化されても、組立性、耐久性に優れて好適に振動する効果を有し、情報通信端末と通信可能なウェアラブル端末及び、携帯電話等の情報通信端末の着信通知をユーザに体感させることで報知する着信通知機能デバイスとして有用である。
1、1A、8 振動装置
2、2A、140 筐体
10、10-1、10-2 振動アクチュエータ
20 固定体
30 可動体
60、60a、60b マグネット
70a、70b コイル
80 軸部
82a、82b 軸受け部
100 ウェアラブル端末
110 通信装置
11A、11B 駆動回路系
120 処理装置
125 駆動回路部
G、G2 重心

Claims (8)

  1. 固定体に弾性支持された可動体を前記固定体に対して共振周波数でリニアに振動可能な振動アクチュエータを備える振動装置であって、
    矩形状の実装筐体を有し、
    一対の前記振動アクチュエータが前記実装筐体において前記実装筐体の重心を挟み対向する角部分に、それぞれ前記角部分を構成する辺部に沿うことなく、且つ、前記重心を中心にした円周の接線上を往復振動するように実装され、
    前記一対の振動アクチュエータは、略同じ共振周波数で振動するとともに、それぞれの前記可動体の振動方向に沿う振動軸線を互いに平行にして、且つ、前記振動軸線で前記実装筐体の重心を挟むように、それぞれの前記振動軸線で互いに逆方向で振動を励起する向きに配置されている、
    振動装置。
  2. 前記一対の振動アクチュエータは、前記重心を挟み、且つ、それぞれの前記振動軸線を、前記重心を中心とした円周の接線上に或いは当該接線に沿うように配置され、同一の円周方向に振動を励起する向きに駆動する、
    請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記一対の前記振動アクチュエータは、それぞれの前記振動アクチュエータを駆動する駆動回路において、並列接続もしくは直列接続され、それぞれ略等しい共振周波数で駆動する、
    請求項1に記載の振動装置。
  4. 請求項1に記載の振動装置を含み、前記実装筐体が本体筐体である、
    着信通知機能デバイス。
  5. 請求項1に記載の振動装置を含み、前記実装筐体を本体筐体とする、
    ウェアラブル端末。
  6. 前記一対の振動アクチュエータは、前記共振周波数で振動する場合より消費電力が小さくなる周波数で振動する、
    請求項1に記載の振動装置。
  7. 前記一対の振動アクチュエータは、前記実装筐体の上部左側および上部右側の一の角部分と、前記実装筐体の下部左側および下部右側の一の角部分とに配置される、
    請求項1に記載の振動装置。
  8. 前記実装筐体は、湾曲形状を有する、
    請求項1に記載の振動装置。
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