JPH08263011A - アクティブマトリックス型液晶表示パネルの駆動方法および液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリックス型液晶表示パネルの駆動方法および液晶表示装置

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JPH08263011A
JPH08263011A JP6073495A JP6073495A JPH08263011A JP H08263011 A JPH08263011 A JP H08263011A JP 6073495 A JP6073495 A JP 6073495A JP 6073495 A JP6073495 A JP 6073495A JP H08263011 A JPH08263011 A JP H08263011A
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JP
Japan
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video signal
signal
liquid crystal
crystal display
polarity side
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JP6073495A
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Katsuhide Uchino
勝秀 内野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】焼付残像を低減し得るアクティブマトリックス
型液晶表示パネルの駆動方法を提供する。 【構成】差動アンプ3で所定の中心電圧に対して正極性
側の映像信号VHと負極性側の映像信号VLとを形成する
と共に、これら映像信号VH,VLをスイッチ回路16で
n水平期間(nは正の整数)毎に交互に選択し、n水平
期間毎に所定電圧を中心にして極性を反転した映像信号
Vsを得る。差動アンプ3を構成するトランジスタ4,
8のコレクタ抵抗6,9の抵抗値RH,RLを調整し、映
像信号Vsの正極性側と負極性側の信号振幅ゲインが異
なるようにする。スイッチ回路16より出力される映像
信号Vsをバッファ回路17を介して液晶表示パネル1
8の信号電極に供給する。映像信号Vsの正極性側と負
極性側の信号振幅ゲインが異なるものであり、映像信号
Vsのレベルに依らずに画素電位の中心値をほぼ一定と
でき、焼付残像を大幅に低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アクティブマトリッ
クス型液晶表示パネルの駆動方法および液晶表示装置に
関する。詳しくは、液晶表示パネルの信号電極に供給さ
れるn水平期間(nは正の整数)毎に所定電圧を中心に
して極性反転された映像信号の正極性側と負極性側の信
号振幅ゲインを異なるようにすることによって、焼付残
像を低減しようとしたアクティブマトリックス型液晶表
示パネルの駆動方法および液晶表示装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビなどの高い画質と速い応答
速度が要求される動画表示用にアクティブマトリックス
型液晶表示パネルが使用されている。図7は、アクティ
ブマトリックス型液晶表示パネルの画素等価回路を示し
ている。図において、映像信号Vsが接続スイッチHS
Wを介して信号電極に供給される。走査電極にはゲート
パルスPGが供給される。
【0003】映像信号Vsは、図8Cに示すように1水
平期間(1H)毎に電圧Vcを中心にして極性反転され
た映像信号である。これは、液晶セルSLCに直流電圧が
印加されることによる特性劣化を防止するためである。
なお、極性反転は2以上の水平期間毎に行われることも
ある。また、接続スイッチHSWは、図8Dに示すよう
に、各水平期間において、所定のタイミング(水平方向
タイミング)でオンとされる。また、ゲートパルスPG
は、1フレーム期間TFの周期を持って所定のタイミン
グ(垂直方向タイミング)で1水平期間だけゲート電圧
VDDとなり、その他の期間は接地電位GNDとなる信号
である。
【0004】そして、薄膜トランジスタ(TFT:Thin
Film Transistor)のドレインは信号電極に接続され、
そのゲートは走査電極に接続される。また、TFTのソ
ース(画素電極)は液晶セルSCLおよび蓄積容量CSの
並列回路を介して共通電極に接続される。ここで、CLC
は液晶容量である。共通電極には共通電極電圧Vcomが
印加される。
【0005】以上の構成において、ゲートパルスPGが
ゲート電圧VDDとなる1水平期間でTFTはオン状態、
従ってチャネルが形成された状態となる。この状態で、
接続スイッチHSWがオンとなると、映像信号Vsによ
って液晶容量CLCおよび蓄積容量CSが充放電され、こ
れにより映像信号Vsがサンプリングされて非走査期間
の間保持されることとなる。図8Bは、液晶セルSCLに
印加される画素電位(TFTのドレイン電圧)VDを示
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成のアクテ
ィブマトリックス型液晶パネルにおいては、画素電位V
Dの正極性側と負極性側が中心電圧Vcに対して非対称
となることに起因して焼付残像が発生するという問題点
があった。
【0007】画素電位VDの正極性側と負極性側が中心
電圧Vcに対して非対称となる原因として、TFTのゲ
ートとソースの間に寄生容量CGSが形成され、この寄生
容量CGSを通してゲートパルスPGが画素電極に飛び込む
ことで発生する寄生電圧ΔVpが挙げられる。ゲートパ
ルスPGの立ち上がり時の寄生電圧ΔVpは信号電極か
らの映像信号Vsの書き込みにより打ち消されるが、ゲ
ートパルスPGの立ち下がり時の寄生電圧ΔVpはその
まま残る。
【0008】ここで、TFTのカットオフ電圧VOFF
は、図9に示すように映像信号Vsよりしきい値電圧V
thだけ高い電圧となる。ΔVGON=VDD−VOFFとすると
き、TFTがオン状態にあるときの寄生電圧ΔVpON
は、TFTのオン状態における寄生容量CGSをCGSONと
すると、(1)式で表される。
【0009】
【数1】
【0010】また、ΔVGOFF=VOFF−GNDとすると
き、TFTがオフ状態にあるときの寄生電圧ΔVpOFF
は、TFTのオフ状態における寄生容量CGSをCGSOFF
とすると、(2)式のように表される。
【0011】
【数2】
【0012】TFTにチャネルが形成されているとき寄
生容量CGSが最も大きくなると共に、TFTがカットオ
フしているときはサイドデフュージョンのみで寄生容量
CGSは小さい。すなわち、CGSON>>CGSOFFの関係に
あることから、寄生電圧ΔVpはTFTがオン状態にあ
るときの寄生電圧ΔVpONとほぼ等しく、(3)式で表
される。
【0013】
【数3】
【0014】(3)式より、映像信号Vsのレベルが接
地電位GNDに近くなるほど寄生電圧ΔVpが大きくな
ることがわかる。なお、図8Bにおいて、ΔVpHは画
素電位VDの正極性側に発生した寄生電圧ΔVpであ
り、ΔVpLは画素電位VDの負極性側に発生した寄生電
圧ΔVpである。
【0015】このように画素電位VDに寄生電圧ΔVp
が発生することから、画素電位VDの正極性側と負極性
側が映像信号Vsの中心電圧Vcに対して非対称とな
る。これにより、画素電位VDの中心値Vpは映像信号
Vsの中心電圧Vcとは異なったものとなる。また、上
述したように寄生電圧ΔVpは映像信号Vsのレベルが
接地電位GNDに近くなるほど大きくなることから、映
像信号Vsが白レベル(例えば6±0.5V)であると
きと黒レベル(例えば6±4.5V)であるときとで、
画素電位VDの中心値Vpは異なり、黒レベルのときの
方が白レベルのときより低くなる。
【0016】図10Aは、映像信号Vsが黒レベル(6
±4.5V)であるときの画素電位VDの変化を示して
おり、VpBはその中心値である。また、図10Bは、
映像信号Vsが白レベル(6±0.5V)であるときの
画素電位VDの変化を示しており、VpWはその中心値で
ある。図11は、映像信号Vsのレベルと画素電位VD
の中心値Vpとの関係を示している。ここで、映像信号
Vsを6±ΔVsで表したときのΔVsを横軸としてい
る。VpGは映像信号Vsがグレーレベルであるときの
画素電位VDの中心値を示している。
【0017】このように映像信号Vsのレベルによって
画素電位VDの非対称性、従って中心値Vpが異なるこ
とから、以下のように焼付残像が発生することとなる。
例えば、図12Aに示すような白と黒で構成されるウィ
ンドウパターンを得るための映像信号Vsを供給した状
態を考える。共通電極電圧Vcomは、映像信号Vsがグ
レーレベルであるときの画素電位VDの中心値VpGと同
じレベルとする。この場合、白表示部分(Bゾーン)の
映像信号Vsは白レベル(6±0.5V)となり、黒表
示部分(Aゾーン)の映像信号Vsは黒レベル(6±
4.5V)となる。
【0018】図13Aは、このようなウィンドウパター
ンを得るための映像信号Vsを供給した際の黒表示部分
と白表示部分との電位状態を示している。この場合、黒
表示部分の画素電位VDはVpB±4.5Vとなり、白表
示部分の画素電位VDはVpW±0.5Vとなる。したが
って、黒表示部分では液晶セルSCLにVpB−VpGの直
流電圧がかかり、白表示部分では液晶セルSCLにVpW
−VpGの直流電圧がかかる。そのため、この状態で数
時間経過すると、配向膜を構成するポリイミド(PI)
等が分極して焼付現象を生じる。図13Bは、このよう
に数時間経過後の黒表示部分と白表示部分との電位状態
を示している。
【0019】このように焼付現象が発生した状態で、図
12Bに示すようなグレーラスターを得るための映像信
号Vsを供給するものとする。この場合、Aゾーンおよ
びBゾーンの映像信号Vsはそれぞれグレーレベル(例
えば、6±2.0V)となり、それぞれの画素電位VD
はVpG±2.0Vとなる。図13Cは、このようにグ
レーラスターを得るための映像信号Vsを供給した際の
AゾーンとBゾーンの電位状態を示している。
【0020】次に、この図13Cの状態における焼付残
像について説明する。図14は、液晶パネルにおける映
像信号Vsのレベル(ΔVs)と透過率Tとの関係の一
例を示している。図において、実線aは共通電極電圧V
comが最適値Vcom0である場合を示しており、破線bは
共通電極電圧Vcomが最適値Vcom0よりずれた場合を示
している。共通電極電圧Vcomが最適値Vcom0よりずれ
た場合の方が傾きが緩やかになる。ΔVsoは双方の透過
率が一致する映像信号VsのレベルΔVsである。
【0021】図17A〜Cは、共通電極電圧Vcomと透
過率Tとの関係を示している。図17AはΔVs>ΔV
soである場合を示しており、最適値Vcom0より小さくま
たは大きくなるにつれて透過率Tは増加していく。図1
7BはΔVs=ΔVsoである場合を示しており、最適値
Vcom0より小さくまたは大きくなっても透過率Tは変化
しない。図17CはΔVs<ΔVsoである場合を示して
おり、最適値Vcom0より小さくまたは大きくなるにつれ
て透過率Tは減少していく。
【0022】図17A〜Cに示すような共通電極電圧V
comと透過率Tとの関係は、ゲートパルスPGが画素電極
に飛び込むことで発生する寄生電圧ΔVpやTFTの光
リーク等に関係せず、すべて液晶の特性に依るものであ
る。これは、寄生電圧ΔVpやTFTの光リーク等をな
くした状態、従ってTFTを全時間オン状態とさせた場
合と、通常駆動状態とで同様の特性が得られることから
も明かである。例えば、図18および図19は、それぞ
れ25゜Cで、TFT全時間オン時および通常駆動時に
おける共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係の実測例
を示している。また、図20および図21は、それぞれ
70゜Cで、TFT全時間オン時および通常駆動時にお
ける共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係の実測例を
示している。
【0023】ここで、ΔVsoは透過率Tが白レベル付近
であるから(図14参照)、実際画質上の問題は、ΔV
s>ΔVsoである場合における共通電極電圧Vcomと透
過率Tとの関係で決まる。つまり、共通電極電圧Vcom
が最適値Vcom0となるとき最も透過率Tが低く、最適値
Vcom0よりずれるにつれて透過率Tが増加する。
【0024】ΔVs>ΔVsoである場合に、共通電極電
圧Vcomと透過率Tとの関係が図17Aに示すようにな
る理由を説明する。例えば、映像信号Vsとして、Vco
m0±ΔVs1を考える。この場合、共通電極電圧Vcomが
最適値Vcom0であるときは、図15に示すように透過率
Tは常にT1となる。図16に示すように共通電極電圧
Vcomが最適値Vcom0よりΔVcomだけずれたとすると、
図15に示すように映像信号Vsの正極性側の信号振幅
はΔVs1−ΔVHとなって正極性側での透過率TはT1+
ΔTHとなると共に、映像信号Vsの負極性側の信号振
幅はΔVs1+ΔVLとなって負極性側での透過率TはT1
−ΔTLとなる。ここで、共通電極電圧Vcomが最適値V
com0よりΔVcomだけずれた場合の透過率T(Vcom0+
ΔVcom)は(T1+ΔTH+T1−ΔTL)/2=T1+
(ΔTH−ΔTL)/2となるが、ΔTH>ΔTLの関係に
あるため、共通電極電圧Vcomが最適値Vcom0にある場
合の透過率T(Vcom0)=T1より大きくなる。これに
より、ΔVs>ΔVsoである場合、共通電極電圧Vcom
と透過率Tとの関係は図15Aに示すようになる。
【0025】図22は、図12で示したAゾーンおよび
Bゾーンにおける共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関
係(以下、「Vcom−T曲線」という)を示している。
この場合、共通電極電圧Vcomの最適値Vcom0がVpGで
あるものとする。図22Aの曲線aおよびbは、それぞ
れウィンドウパターンを得るための映像信号Vsが供給
されて図13Aの電位状態にあるときのAゾーンおよび
BゾーンのVcom−T曲線を示している。この状態で、
数時間経過後に配向膜を構成するポリイミド(PI)等
が分極を起こして図13Bに示す電位状態となると、A
ゾーンおよびBゾーンの共通電極電圧Vcomの最適値が
それぞれVpBおよびVpWにずれた状態となる。図22
Bの曲線aおよびbは、それぞれ図13Bに示す電位状
態におけるAゾーンおよびBゾーンのVcom−T曲線を
示している。
【0026】そして、この状態でグレーラスターを得る
ための映像信号Vsが供給されて図13Cに示すような
電位状態となると、AゾーンおよびBゾーンのVcom−
T曲線はそれぞれ図22Cの曲線aおよびbに示すよう
になる。そのため、共通電極電圧VcomがVcom0である
ときのAゾーン、Bゾーンの透過率TA,TBの差(TA
−TB)でもって、図12Cに示すようにBゾーンより
Aゾーンの方が白くなり、焼付残像として観測される。
【0027】この状態で、共通電極電圧Vcomを変化さ
せると(図23参照)、焼付残像は以下のように変化す
る。すなわち、共通電極電圧VcomをAゾーンおよびB
ゾーンの透過率が等しくなる電圧Vcom1に変化させると
きには、図24Bに示すように焼付残像は観測されなく
なる。また、共通電極電圧Vcomを電圧Vcom1より小さ
くするときには、Bゾーンの透過率の方がAゾーンの透
過率より大きくなって図24Aに示すようにAゾーンよ
りBゾーンの方が白くなり、焼付残像として観測され
る。また、共通電極電圧Vcomを電圧Vcom1より大きく
するときには、Aゾーンの透過率の方がBゾーンの透過
率より大きくなって図24Cに示すようにBゾーンより
Aゾーンの方が白くなり、焼付残像として観測される。
【0028】なお、上述ではウィンドウパターンを得る
ための映像信号Vsが供給される際に共通電極電圧Vco
mが最適値Vcom0(VpG)にあるものを示したが、次に
共通電極電圧Vcomが最適値Vcom0よりΔVcomaだけず
れている場合について説明する。
【0029】図25Aは、図12Aに示すようなウィン
ドウパターンを得るための映像信号Vsを供給した際の
黒表示部分(Aゾーン)と白表示部分(Bゾーン)との
電位状態を示している。この場合、黒表示部分の画素電
位VDはVpB±4.5Vとなり、白表示部分の画素電位
VDはVpW±0.5Vとなる。したがって、黒表示部分
では液晶セルSCLにVpB−(VpG+ΔVcoma)の直流
電圧がかかり、白表示部分では液晶セルSCLにVpW−
(VpG+ΔVcoma)の直流電圧がかかる。そのため、
この状態で数時間経過すると、配向膜を構成するポリイ
ミド(PI)等が分極すして焼付を生じる。図25B
は、このように数時間経過後の黒表示部分と白表示部分
との電位状態を示している。
【0030】このように焼付現象が発生した状態で、図
12Bに示すようなグレーラスターを得るための映像信
号Vsを供給した場合、AゾーンおよびBゾーンの映像
信号Vsはそれぞれグレーレベル(6±2.0V)とな
り、それぞれの画素電位VDはVpG±2.0Vとなる。
図25Cは、このようにグレーラスターを得るための映
像信号Vsを供給した際のAゾーンとBゾーンの電位状
態を示している。
【0031】また、図26Aの曲線aおよびbは、それ
ぞれウィンドウパターンを得るための映像信号Vsが供
給されて図25Aの電位状態にあるときのAゾーンおよ
びBゾーンのVcom−T曲線を示している。この状態
で、数時間経過後に配向膜を構成するポリイミド(P
I)等が分極を起こして図25Bに示す電位状態となる
と、AゾーンおよびBゾーンの共通電極電圧Vcomの最
適値がそれぞれVpB−ΔVcomaおよびVpW−ΔVcoma
にずれた状態となる。図26Bの曲線aおよびbは、そ
れぞれ図25Bに示す電位状態におけるAゾーンおよび
BゾーンのVcom−T曲線を示している。
【0032】そして、この状態でグレーラスターを得る
ための映像信号Vsが供給されて図25Cに示すような
電位状態となると、AゾーンおよびBゾーンのVcom−
T曲線はそれぞれ図26Cの曲線aおよびbに示すよう
になる。そのため、共通電極電圧VcomがVcom0+ΔVc
omaであるときのAゾーン、Bゾーンの透過率TA1,TB
1の差(TA1−TB1)でもって、図12Cに示すように
BゾーンよりAゾーンの方が白くなり、焼付残像として
観測される。
【0033】このように従来のアクティブマトリックス
型液晶パネルにおいては、画素電位VDの正極性側と負
極性側が映像信号Vsの中心電圧Vcに対して非対称と
なって画素電位VDの中心値Vpが映像信号Vsの中心
電圧Vcよりずれると共に、そのずれ量が映像信号Vs
のレベルによって異なるために、焼付残像が発生すると
いう問題点があった。なお、画素電位VDの正極性側と
負極性側が映像信号Vsの中心電圧Vcに対して非対称
となる原因としては、上述した寄生容量CGSを通してゲ
ートパルスPGが画素電極に飛び込むことで発生する寄
生電圧ΔVpの他に、TFTが光リーク等を起こす場合
等も考えられる。
【0034】この発明では、上述したような焼付残像を
低減し得るアクティブマトリックス型液晶表示パネルの
駆動方法および液晶駆動装置を提供するものである。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアクティ
ブマトリックス型液晶表示パネルの駆動方法は、信号電
極にn水平期間(nは正の整数)毎に所定電圧を中心に
して極性を反転した映像信号を供給すると共に、映像信
号の正極性側と負極性側の信号振幅ゲインを異にするも
のである。
【0036】また、この発明に係る液晶表示装置は、ア
クティブマトリックス型の液晶表示パネルと、この液晶
表示パネルの信号電極にn水平期間(nは正の整数)毎
に所定電圧を中心にして極性を反転した映像信号を形成
して供給する信号供給手段とを備え、信号供給手段で映
像信号の正極性側と負極性側の信号振幅ゲインを異にす
る信号処理が行われるものである。
【0037】また、この発明に係る液晶表示装置は、ア
クティブマトリックス型の液晶表示パネルと、この液晶
表示パネルの信号電極にn水平期間(nは正の整数)毎
に所定電圧を中心にして極性を反転した映像信号を形成
して供給する信号供給手段とを備え、液晶表示パネルは
信号供給手段より供給される映像信号の正極性側と負極
性側の信号振幅ゲインを異にするための信号処理手段を
有するものである。
【0038】
【作用】アクティブマトリックス型の液晶表示パネルの
信号電極には、信号供給手段よりn水平期間毎に所定電
圧を中心にして極性を反転した映像信号が供給される。
そして、信号供給手段や液晶表示パネル内等で映像信号
の正極性側と負極性側の信号振幅ゲインを異にする信号
処理が行われる。映像信号の正極性側と負極性側の信号
振幅ゲインを異にする信号処理を行うことによって、寄
生容量を通してゲートパルスが画素電極に飛び込むこと
で発生する寄生電圧や、TFTの光リーク等に起因する
画素電位の非対称性が予め補償され、映像信号のレベル
に依らずに画素電位の中心値はほぼ一定となる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例においては、アクティブマ
トリックス型の液晶表示パネルの信号電極に供給される
n水平期間(nは正の整数)毎に所定電圧を中心にして
極性を反転した映像信号の正極性側と負極性側の信号振
幅ゲインを異にする信号処理が行われる。図1は、その
信号処理を液晶表示パネルに極性反転した映像信号を供
給する信号供給手段で行うようにした液晶表示装置を示
している。
【0040】図において、入力端子1に供給される映像
信号Vsinは直流カット用のコンデンサ2を介して差動
アンプ3を構成する一方のNPN形トランジスタ4のベ
ースに供給される。コンデンサ2とトランジスタ4のベ
ースの接続点にはクランプ回路を構成する接続スイッチ
5を介してクランプ電圧VCLPが供給される。接続スイ
ッチ5のオンオフはクランプパルスPCLPによって駆動
され、例えば映像信号Vsinのペデスタル期間のタイミ
ングでオンとされる。
【0041】トランジスタ4のコレクタは抵抗器6を介
して直流電圧Vddが供給される電源供給端子7に接続さ
れる。差動アンプ3を構成する他方のNPN形トランジ
スタ8のコレクタは抵抗器9を介して電源供給端子7に
接続される。トランジスタ4,8のエミッタは抵抗器1
0,11を介して互いに接続され、これら抵抗器10,
11の接続点は定電流回路12を介して接地される。ま
た、電源供給端子7と接地間には、抵抗器13、可変抵
抗器14および抵抗器15の直列回路が接続され、可変
抵抗器14の可動子に得られる電圧VBRTがトランジス
タ8のベースに供給される。
【0042】以上の構成において、入力端子1に供給さ
れる映像信号Vsinはコンデンサ2で直流成分がカット
された後に接続スイッチ5等で構成されるクランプ回路
でペデスタルレベルがクランプ電圧VCLPとなるように
クランプされてトランジスタ4のベースに供給される。
差動アンプ3では、所定電圧を中心として正極性側の映
像信号VHおよび負極性側の映像信号VLが形成される。
この場合、トランジスタ4のコレクタおよび抵抗器6の
接続点PHには映像信号VHが得られると共に、トランジ
スタ8のコレクタおよび抵抗器9の接続点PLには映像
信号VLが得られる。
【0043】ここで、トランジスタ4のベースに供給さ
れる映像信号をVin、抵抗器6の抵抗値をRH、抵抗器
9の抵抗値をRL、抵抗器10,11の抵抗値をそれぞ
れRo、定電流回路12を流れる電流を2Ioとすると、
映像信号VH,VLは、(4)式で表される。本例におい
て、後述するように抵抗値RH,RLの値は異なるように
され、これにより正極性側の映像信号VHと負極性側の
映像信号VLとの信号振幅ゲインが異なるようにされ
る。なお、可変抵抗器14の可動子位置を動かして電圧
VBRTを変化させることで映像信号VH,VLの振幅レベ
ルを変えることができ、輝度調整が可能となる。
【0044】
【数4】
【0045】差動アンプ3の接続点PH,PLに得られる
映像信号VH,VLはそれぞれアナログスイッチ回路16
に供給される。スイッチ回路16には、映像信号Vsin
の水平同期信号に同期した切換制御信号SWが供給され
る。スイッチ回路16では、切換制御信号SWによって
n水平期間、例えば1水平期間毎に映像信号VHおよび
VLが交互に選択されて出力される。これにより、スイ
ッチ回路16からはn水平期間毎に所定電圧を中心にし
て極性を反転した映像信号Vsが得られ、この映像信号
Vsがバッファ回路17を介してアクティブマトリック
ス型液晶表示パネル18に供給される。液晶表示パネル
18は従来周知の構成とされ、図7に示す画素等価回路
を有するものであって、映像信号Vsは接続スイッチH
SWを介して信号電極に供給される。
【0046】上述構成において、寄生容量CGSを通して
ゲートパルスPGが画素電極に飛び込むことで発生する
寄生電圧ΔVpによって画素電位VDが非対称となるこ
とを防止するために、差動アンプ3の抵抗器6の抵抗値
RHが抵抗器9の抵抗値RLより大きくされる。これによ
り、寄生電圧ΔVpによる非対称性が予め補償され、映
像信号Vsのレベルに依らずに画素電位VDの中心値V
pがほぼ一定とされる。ここで、寄生容量CGSは通常デ
バイス毎に異なるため、抵抗値RHと抵抗値RLの比、す
なわちRH/RLはデバイス毎に変えられる。
【0047】図2を参照して、寄生電圧ΔVpによる画
素電位の非対称性の補償動作を説明する。図2Aはゲー
トパルスPGを示している。また、図2Dの実線は本例
における映像信号Vsを示している。ただし、1水平期
間毎に極性反転されたものである。上述したようにRH
>RLに設定されるているため、映像信号Vsは負極性
側の信号振幅ゲインよりも正極性側の信号振幅ゲインの
方が大きくなる。そのため、この映像信号Vsの中心電
圧Vccは、図2Dの破線に示すように負極性側および正
極性側の双方の信号振幅ゲインが同じである場合の映像
信号Vsの中心電圧Vcに対してΔVcだけ大きくなる
と共に、このΔVcは映像信号Vsのレベルが大きくな
る程大きくなる。そのため、図2Eに示す画素電位VD
の中心値Vpcは、寄生電圧ΔVpの発生にも拘らず、映
像信号Vsのレベルが変化してもほぼ一定となる。
【0048】これに対して、図2Bは従来例における映
像信号Vsを示している。この映像信号Vsは、負極性
側および正極性側の双方の信号振幅ゲインが同じもので
あって、映像信号Vsのレベルが変化しても中心電圧V
cは一定である。そのため、図2Cに示す画素電位VD
の中心値Vpは、上述したように寄生電圧ΔVpの発生
によって映像信号Vsの中心電圧Vcよりも小さい方向
にずれると共に、そのずれ量は映像信号Vsのレベルに
応じて変化する。なお、図2において、ΔVpHは正極
性側の寄生電圧ΔVpであり、ΔVpLは負極性側の寄
生電圧ΔVpである。
【0049】図3は、映像信号Vsのレベルと画素電位
VDの中心値等の関係を示したものである。ここで、映
像信号Vsを6±ΔVsで表したときのΔVsを横軸と
している。2点鎖線aは本例の映像信号Vsの中心電圧
Vcc(Vc+ΔVc)を示しており、映像信号Vsのレ
ベルが大きくなる程大きくなる。実線bは本例の画素電
位VDの中心値Vpcを示しており、映像信号Vsのレベ
ルに依らずにほぼ一定となる。これに対して、破線cは
従来例の映像信号Vsの中心電圧Vcを示しており、映
像信号Vsのレベルに依らずに一定である。そして、一
点鎖線dは従来例の画素電位VDの中心値Vpを示して
おり、映像信号Vsのレベルが大きくなる程小さくな
る。
【0050】また、図1に示す構成において、差動アン
プ3の抵抗器6,9の抵抗値RH,RLを調整すること
で、TFTの光リーク等によって画素電位VDが非対称
となることを防止できる。例えば、映像信号Vsの正極
性側の方が負極性側よりもリークが大きい場合には、R
H>RLのように設定される。これにより、TFTの光リ
ーク等による画素電位VDの非対称性が予め補償され、
映像信号Vsのレベルに依らずに画素電位VDの中心値
がほぼ一定とされる。ここで、TFTの光リーク等は通
常デバイス毎に異なるため、抵抗値RHと抵抗値RLの
比、すなわちRH/RLはデバイス毎に変えられる。
【0051】図4を参照して、TFTの光リーク等によ
る画素電位の非対称性の補償動作を説明する。図4Aは
ゲートパルスPGを示している。また、図4Dの実線は
本例における映像信号Vsを示している。ただし、1水
平期間毎に極性反転されたものである。上述したように
RH>RLに設定されるているため、映像信号Vsは負極
性側の信号振幅ゲインよりも正極性側の信号振幅ゲイン
の方が大きくなる。そのため、この映像信号Vsの中心
電圧Vccは、図4Dの破線に示すように負極性側および
正極性側の双方の信号振幅ゲインが同じである場合の映
像信号Vsの中心電圧Vcに対してΔVcだけ大きくな
ると共に、このΔVcは映像信号Vsのレベルが大きく
なる程大きくなる。そのため、図4Eに示す画素電位V
Dの中心値Vpcは、TFTの光リーク等に拘らず、映像
信号Vsのレベルが変化してもほぼ一定となる。
【0052】これに対して、図4Bは従来例における映
像信号Vsを示している。この映像信号Vsは、負極性
側および正極性側の双方の信号振幅ゲインが同じもので
あって、映像信号Vsのレベルが変化しても中心電圧V
cは一定である。そのため、図4Cに示す画素電位VD
の中心値Vpは、TFTの光リーク等によって映像信号
Vsの中心電圧Vcよりも小さい方向にずれると共に、
そのずれ量は映像信号Vsのレベルに応じて変化する。
【0053】なお上述説明では、理解が容易となるよう
に画素電位VDが非対称となる原因を分けて説明したも
のであるが、実際には寄生電圧ΔVpやTFTの光リー
ク等の総合で画素電位VDの非対称性が決まり、その非
対称性を予め補償するように映像信号Vsの負極性側お
よび正極性側の信号振幅ゲインを設定する必要がある。
【0054】上述したように本例においては、映像信号
Vsのレベルに拘らずに画素電位VDの中心値Vpcがほ
ぼ一定となるので、焼付残像を低減することができる。
以下、図5および図6を使用して焼付残像が低減される
ことを説明する。
【0055】図5Aは、図12Aに示すようなウィンド
ウパターンを得るための映像信号Vsを供給した際の黒
表示部分(Aゾーン)と白表示部分(Bゾーン)との電
位状態を示している。共通電極電圧Vcomは最適値Vcom
0であるとする。例えば、黒表示部分の映像信号Vsが
Vcc±4.5V、白表示部分の映像信号VsがVcc±
0.5Vであるとき、黒表示部分の画素電位VDはVpc
±4.5Vとなり、白表示部分の画素電位VDはVpc±
Δ0.5Vとなる。したがって、黒表示部分および白表
示部分の液晶セルSCLにはそれぞれVpc−Vcom0の直流
電圧がかかる。そのため、この状態で数時間経過する
と、配向膜を構成するポリイミド(PI)等が分極すし
て焼付を生じる。図5Bは、このように数時間経過後の
黒表示部分と白表示部分との電位状態を示している。
【0056】このように焼付現象が発生した状態で、図
12Bに示すようなグレーラスターを得るための映像信
号Vsを供給した場合を考える。この場合、Aゾーンお
よびBゾーンの映像信号Vsはそれぞれグレーレベル
(例えば、Vcc±2.0V)となり、それぞれの画素電
位VDはVpc±2.0Vとなる。図5Cは、このように
グレーラスターを得るための映像信号Vsを供給した際
のAゾーンとBゾーンの電位状態を示している。
【0057】また、図6Aの曲線aおよびbは、それぞ
れウィンドウパターンを得るための映像信号Vsが供給
されて図5Aの電位状態にあるときのAゾーンおよびB
ゾーンのVcom−T曲線を示している。この状態で、数
時間経過後に配向膜を構成するポリイミド(PI)等が
分極を起こして図5Bに示す電位状態となると、Aゾー
ンおよびBゾーンの共通電極電圧Vcomの最適値が共に
Vpcにずれた状態となる。図6Bの曲線aおよびbは、
それぞれ図5Bに示す電位状態におけるAゾーンおよび
BゾーンのVcom−T曲線を示している。すなわち、ポ
リイミド(PI)等が分極を起こして焼付を生じる際
に、AゾーンおよびBゾーンのVcom−T曲線は同様に
シフトする。
【0058】そして、この状態でグレーラスターを得る
ための映像信号Vsが供給されて図5Cに示すような電
位状態となると、AゾーンおよびBゾーンのVcom−T
曲線はそれぞれ図6Cの曲線aおよびbに示すようにほ
ぼ重なった状態となる。そのため、共通電極電圧Vcom
がVcom0であるときのAゾーン、Bゾーンの透過率TA
2,TB2の差はほぼ0となり、焼付残像は観測されなく
なる。
【0059】詳細説明は省略するが、共通電極電圧Vco
mが最適値Vcom0よりΔVcomaだけずれている場合にお
いても同様であり、上述した白黒のウインドウパターン
で焼付を生じる際にAゾーンおよびBゾーンのVcom−
T曲線が同じようにシフトし、共通電極電圧VcomがVc
om0+ΔVcomaであるときのAゾーン、Bゾーンの透過
率の差はほぼ0となり、焼付残像は観測されなくなる。
【0060】なお、上述実施例においては、液晶表示パ
ネル18に供給される映像信号Vsの正極性側および負
極性側の信号振幅ゲインを異ならせる信号処理を差動ア
ンプ3の部分で行うようにしたものであるが、液晶表示
パネル18内に同様の信号処理部を設けて処理するよう
にしてもよいことは勿論である。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、アクティブマトリッ
クス型の液晶表示パネルの信号電極に供給されるn水平
期間毎に所定電位を中心にして極性反転された映像信号
の正極性側と負極性側の信号振幅ゲインが異なるように
したものであり、映像信号のレベルに依らずに画素電位
の中心値をほぼ一定とできるため、共通電極電圧が最適
値にある場合、さらには最適値よりもずれた場合であっ
ても、焼付残像を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の液晶表示装置の構成を示す系統図であ
る。
【図2】画素電位の非対称性の補償動作(寄生電圧によ
る場合)を説明するための図である。
【図3】映像信号レベルΔVsと画素電位の中心値等と
の関係を示す図である。
【図4】画素電位の非対称性の補償動作(TFTの光リ
ーク等による場合)を説明するための図である。
【図5】白表示部分(Aゾーン)と黒表示部分(Bゾー
ン)の電位状態を示す図である。
【図6】焼付残像の低減を説明するための図である。
【図7】アクティブマトリックス型の液晶表示パネルの
画素等価回路を示す図である。
【図8】TFTの駆動波形と画素電位波形を示す図であ
る。
【図9】寄生電圧ΔVpを説明するための図である。
【図10】映像信号Vsが白レベルおよび黒レベルであ
るときの画素電位波形を示す図である。
【図11】映像信号レベルΔVsと画素電位の中心値V
pとの関係を示す図である。
【図12】焼付残像を説明するための図である。
【図13】白表示部分(Aゾーン)と黒表示部分(Bゾ
ーン)の電位状態を示す図である。
【図14】映像信号レベルΔVsと透過率Tとの関係を
示す図である。
【図15】ΔVs>ΔVsoでの共通電極電圧Vcomと透
過率Tとの関係を説明するための図である。
【図16】ΔVs>ΔVsoでの共通電極電圧Vcomと透
過率Tとの関係を説明するための図である。
【図17】共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係を説
明するための図である。
【図18】共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係の実
測例(25゜C、TFT全時間オン時)を示す図であ
る。
【図19】共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係の実
測例(25゜C、通常駆動時)を示す図である。
【図20】共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係の実
測例(70゜C、TFT全時間オン時)を示す図であ
る。
【図21】共通電極電圧Vcomと透過率Tとの関係の実
測例(70゜C、通常駆動時)を示す図である。
【図22】焼付残像を説明するための図である。
【図23】共通電極電圧Vcomを変化させたときの焼付
残像を説明するための図である。
【図24】共通電極電圧Vcomを変化させたときの焼付
残像を説明するための図である。
【図25】白表示部分(Aゾーン)と黒表示部分(Bゾ
ーン)の電位状態を示す図である。
【図26】焼付残像を説明するための図である。
【符号の説明】
1 入力端子 3 差動アンプ 6,9 抵抗器 16 アナログスイッチ回路 17 バッファ回路 18 液晶表示パネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号電極にn水平期間(nは正の整数)
    毎に所定電圧を中心にして極性を反転した映像信号を供
    給すると共に、 上記映像信号の正極性側と負極性側の信号振幅ゲインを
    異にすることを特徴とするアクティブマトリックス型液
    晶表示パネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 上記正極性側の信号振幅ゲインを上記負
    極性側の信号振幅ゲインより上げることを特徴とする請
    求項1に記載のアクティブマトリックス型液晶表示パネ
    ルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 アクティブマトリックス型の液晶表示パ
    ネルと、 上記液晶表示パネルの信号電極にn水平期間(nは正の
    整数)毎に所定電圧を中心にして極性を反転した映像信
    号を形成して供給する信号供給手段とを備え、 上記信号供給手段で上記映像信号の正極性側と負極性側
    の信号振幅ゲインを異にする信号処理が行われることを
    特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 アクティブマトリックス型の液晶表示パ
    ネルと、 上記液晶表示パネルの信号電極にn水平期間(nは正の
    整数)毎に所定電圧を中心にして極性を反転した映像信
    号を形成して供給する信号供給手段とを備え、 上記液晶表示パネルは上記信号供給手段より供給される
    上記映像信号の正極性側と負極性側の信号振幅ゲインを
    異にするための信号処理手段を有することを特徴とする
    液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108964A (ja) * 1999-09-30 2001-04-20 Koninkl Philips Electronics Nv 液晶表示装置

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