JPH06138440A - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

表示装置及びその駆動方法

Info

Publication number
JPH06138440A
JPH06138440A JP29112592A JP29112592A JPH06138440A JP H06138440 A JPH06138440 A JP H06138440A JP 29112592 A JP29112592 A JP 29112592A JP 29112592 A JP29112592 A JP 29112592A JP H06138440 A JPH06138440 A JP H06138440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
display
pixel
display device
auxiliary signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29112592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kitajima
雅明 北島
Yasuyuki Mishima
康之 三島
Naofumi Kakehi
直文 筧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP29112592A priority Critical patent/JPH06138440A/ja
Priority to KR1019930022291A priority patent/KR940009734A/ko
Publication of JPH06138440A publication Critical patent/JPH06138440A/ja
Priority to US08/816,891 priority patent/US7355575B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】TFT液晶パネルの液晶駆動電圧の低電圧化及
び明るさの均一化を可能ならしめ、低消費電力,高品質
の表示装置を実現する。 【構成】映像信号に応じて液晶を駆動する第1の駆動手
段と、TFTがOFF状態時に映像信号に係わりなく液
晶を駆動する第2の駆動手段からなるマトリクス駆動
法。 【効果】表示装置の低消費電力化,画像表示の明るさ,
コントラストの均一化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶駆動方式及び駆動
装置に係り、特に明るさの均一表示が可能でさらに、信
号電圧の低電圧化と表示装置の消費電力の低電力化が可
能な駆動方式及び駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TFT(Thin Film Transistor)と液晶
とを積層して画像を表示する液晶アクティブマトリクス
表示装置は、高コントラスト比の表示を実現でき、しか
も多色表示が容易なことから、パーソナルコンピュータ
やワークステーション等の表示部に幅広く使用されつつ
ある。
【0003】現在、この液晶表示装置の重要な課題とし
て、液晶パネルの低電圧駆動化がある。この駆動電圧の
低電圧化によって、パネル面内で明るさが不均一になる
ような画質の劣化を低減できるばかりか、電圧の低下に
ともなって装置の消費電力を大幅に低減できる。
【0004】さらに、駆動回路を小型化できるために回
路の信頼性が向上し、表示装置の低価格化を実現でき
る。特に、駆動回路にMOS−LSIを用いる場合、L
SIのチップ面積を小さくできるためにLSIの価格を
低減できる。
【0005】以上のように、液晶パネルの駆動電圧を低
減することは表示画質や消費電力及び価格の点で非常に
有利である。
【0006】このための駆動法として、様々な方式が提
案されている。例えば、ソサイアティー フォー イン
フォメーション ディスプレイ インターナショナル
シンポジウム ダイジェスト オブ テクニカル ペー
パーズ、(1989年)、第242頁から第244頁
(SOCIETY FOR INFORMATION DISPLAY INTERNATIONALSYM
POSIUM DIGEST OF TECHNICAL PAPERS,(1989), PP242−
244)で論じられていた。
【0007】この駆動方法は、TFT液晶マトリクスパ
ネルを駆動する電圧のうち信号電圧(ソース電圧)を低
減するために、走査電圧(ゲート電圧)及び対向電極電
圧を線順次走査のタイミングに合わせて同相,同一振幅
になるようにパルス状に変化させるものである。この方
法では、信号電圧の振幅値を低減できるが、液晶パネル
の表示サイズが大きくなると信号線の配線抵抗や配線の
寄生容量が大きくなり、対向電極電圧や走査電圧の波形
歪が増大する。そのため、液晶に印加される電圧がパネ
ルに表示されるパターンに依存して変動し、これによっ
て明るさの面内バラツキが生じて画質が劣化する。特
に、走査線数が1000本程度の高解像度の液晶パネル
では、1水平時間が短くなるために電圧波形の歪の影響
が顕著になり画質の劣化が著しくなる。
【0008】別の信号電圧を低減する駆動法として、ソ
サイアティー フォー インフォメーション ディスプ
レイ インターナショナル シンポジウム ダイジェス
トオブ テクニカル ペーパーズ、(1992年)、第
47頁から第50頁(SOCIETY FOR INFORMATION DISPLAY
INTERNATIONAL SYMPOSIUM DIGEST OFTECHNICAL PAPER
S,(1992),PP47−50)がある。
【0009】この駆動方法では走査電圧及び対向電極電
圧の波形歪による画質の劣化は低減でき、低電圧駆動が
可能となる。しかしながら、蓄積容量及びTFT端子間
の寄生容量がパネル面内で均一でないと液晶への印加電
圧に直流電圧が重畳する。これによって、表示内容の切
り替わり時間が長くなる現象すなわち残像が発生すると
いう問題がある。さらに、液晶に直流電圧が重畳するた
め液晶が劣化して信頼性が低下する。蓄積容量及びTF
T端子間の寄生容量は、パネルの表示サイズがパーソナ
ルコンピュータ等に用いられる10インチ〜15インチ
程度に大きくなるとパネル面内でのバラツキが大きくな
る。これは、TFTの製造時のフォトマスクの合わせ精
度やエッチング精度が、パネルが大きくなるにつれて低
下するためである。従って、残像の発生や信頼性の低下
は、パネルが大型化するほど顕著になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表示
画質を低下させることなく液晶マトリクスパネルの映像
信号電圧の低電圧化を図れるとともに、駆動回路の出力
電圧のバラツキやTFTの端子間の寄生容量に起因する
パネル面内での画像の明るさの不均一性の問題を解決で
きる駆動方法及び駆動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の信号線と複数の走査線とが交差
し、その交点に少なくとも1個の液晶表示画素を有する
表示マトリクスパネルと、前記走査線を介して前記液晶
表示画素を順次選択する走査回路と、前記走査回路によ
って選択された液晶表示画素に画像情報に基づいた表示
信号を前記信号線を介して入力するための信号回路と、
前記走査回路に入力する制御信号、前記信号回路に入力
する画像情報と制御信号を発生する制御回路と、前記制
御回路に入力する源画像情報を発生するシステム回路と
からなる液晶表示装置において、実際の表示に使用され
る有効な液晶表示画素の全てが非選択状態にある期間内
の所定の期間に、前記画像情報に依存しない所定の補助
信号を前記有効な液晶表示画素に入力する補助信号発生
手段を設けたものである。
【0012】
【作用】液晶の明るさは、信号回路による駆動信号すな
わち映像信号と補助信号発生手段による駆動信号との合
成信号の実効値により決定される。実際の表示に使用さ
れる有効な液晶表示画素の全てが非選択状態にある期間
内の所定の期間に、補助信号発生手段によって所定の補
助信号を液晶に印加することにより、補助信号の波形に
応じて駆動信号の実効値を変えることができる。これに
よって、映像信号の大きさと液晶画素の明るさとの関係
を表わす特性を映像信号の小さな方向にシフトさせるこ
とができ、さらに特性の勾配すなわち映像信号の大きさ
の変化に対する液晶画素の明るさの変化を小さくできる
ため、映像信号の大きさの低減を図れると共に映像信号
の大きさの微小な変化やTFT端子間の寄生容量のパネ
ル面内でのバラツキが存在しても画像の明るさを均一に
できる。
【0013】
【実施例】本発明による表示装置全体の概念図を図1示
す。表示装置は、走査線2,信号線3及びこれらの電極
の交点に位置する様に配置された表示画素4の各部品で
構成されたマトリクスパネル1,前記走査線2及び信号
線3に加える所定の電圧を発生する走査回路5及び信号
回路6,前記走査回路5及び信号回路6へのタイミング
信号とビデオ信号及び補助信号発生回路10へのタイミ
ング信号を発生する表示制御回路8,前記表示制御回路
8に接続されたシステム回路9、補助信号発生回路1
0,前記補助信号発生回路10に補助信号線13を介し
て接続された補助信号情報発生手段11の各回路で構成
されている。表示画素4は、液晶以外に、エレクトロル
ミネセンス,プラズマ等の表示体とスイッチング素子と
を組み合わせても良くその構成ついては特に限定しな
い。また、表示画素4の明るさは、任意であり階調数は
特に限定しない。
【0014】補助信号発生回路10で得られる補助信号
Vsubは、補助信号入力線12を介してマトリクスパ
ネル1,走査回路5及び信号回路6で構成される表示部
7に供給される。この補助信号Vsubの具体的な波形
は後で詳細に説明する。
【0015】図1に示すように、本発明の特徴とすると
ころは、走査回路5によって順次各画素を選択しつつ、
信号回路(第1の駆動手段)によって選択画素に映像信
号電圧を印加し、さらにマトリクスパネル上の表示に有
効な全ての画素が非選択状態にある期間内に補助信号発
生回路(第2の駆動手段)によって得られる補助信号V
subを表示部7に入力して各画素に印加し、第1の駆
動手段及び第2の駆動手段によって発生された信号の合
成信号によってマトリクスパネル1を駆動することによ
って任意の画像をマトリクスパネル1に表示するもので
ある。
【0016】なお、補助信号情報発生手段11は、温度
等の環境条件や表示画素4の明るさやコントラストを調
整するための画質の表示条件等に基づいて補助信号の波
形を決定するための情報を発生し、補助信号発生回路1
0に入力する。場合によっては、システム回路9からの
情報に基づく情報によって、直接に情報を与えても良
い。
【0017】以下、液晶表示装置を例として本発明の実
施例を説明する。液晶表示装置での図1における表示画
素4の等価回路の例を図2に示す。液晶17は、例えば
TFTのようなスイッチング素子16によって駆動され
る。このスイッチング素子は、TFT以外にMOSトラ
ンジスタやバイポーラトランジスタ等でも良く特に限定
しない。また、液晶17と並列に接続された蓄積容量1
8は必ずしも必要ではないが付加すると都合が良い。図
2(a)と図2(b)の等価回路の相違点は、蓄積容量
18の一方の端子が蓄積容量端子20に接続されている
か、走査線15に接続されているかの違いである。
【0018】図4,図5は表示画素4の等価回路が図2
(a)に示した回路の場合の本発明の2つの実施例であ
る。図中の符号において、図1及び図2の構成部品と同
一部分には、同一符号で示してある。液晶マトリクスパ
ネル23は、1つの画素がTFT16,液晶17及び、
蓄積容量18で構成され、これが全体としてm×nドッ
トのマトリクス状に配列されている。図4及び図5の実
施例とも液晶17の一方の端子は、各々のTFT16に
接続されており、他方の端子は補助信号発生回路10に
接続されている。また、蓄積容量18の一方の端子は、
各々のTFT16に接続されており、他方の端子は蓄積容量
電圧入力端子21及び25に共通に接続されている。ま
た、蓄積容量電圧入力端子21及び25には電源22が
接続されている。
【0019】通常、上記表示マトリクスパネルは、ガラ
スなどの基板上に互いに交差する複数の信号線と複数の
走査線と、各交差部近傍に設けた画素電極と、信号線と
走査線及び画素電極とに接続されたTFTを形成した第
1の基板と、第1の基板と対向し、ガラスなどの基板上
の少なくとも画素電極と対向した部分に対向電極を形成
した第2の基板と、少なくとも画素電極と対向電極との
間に挾持された液晶とからなる。対向電極は上述の液晶
17の他方の端子となり、本発明ではこれらを補助信号
発生回路10に接続する。
【0020】表示画素部の動作を図2及び図3を用いて
説明する。走査線15に印加される走査電圧Vg(Vg
h,Vgl)が、高電圧VghになるとTFTはオン状
態になり、信号線14に印加される映像信号電圧Vdが
液晶17に書き込まれる。この結果、画素電圧Vsは映
像信号電圧Vdにほぼ等しくなる。次に、走査電圧Vg
が低電圧Vglになると、TFTはオフ状態になり液晶
及び蓄積容量の静電容量の効果により画素電圧Vsがほ
とんど変動しない状態(保持状態)が保たれる。このよ
うに、TFTのオン,オフ動作により液晶を駆動する。
液晶の明るさを制御するには、TFTがオン状態時にあ
る場合に、映像信号電圧Vdの電圧レベルを可変する。
【0021】液晶17の明るさは、液晶に印加される電
圧VLC、すなわち画素電圧Vsと液晶の反対側の端子
となるコモン端子19に印加されるコモン電圧Vcom
の電圧差(VLC=Vs−Vcom)に依存する。従っ
て、画素電圧Vs又はコモン電圧Vcomを制御するこ
とによって液晶17の明るさを変えることができ、特に
電圧VLCをR(赤),G(緑),B(青)の各色毎に
連続的に可変にするとフルカラー表示が可能となる。
【0022】図4と図5の実施例では蓄積容量18の他
方の端子の蓄積容量電圧入力端子21,25への引出し
方法が異なる。すなわち、図4では走査線15と平行な
方向に形成した蓄積容量共通線26に横方向の1ライン
の蓄積容量の他方の端子を接続し、最後にこれらを蓄積
容量電圧入力端子21に共通に接続する。一方、図5で
は信号線14と平行な方向に形成した蓄積容量共通線2
9に縦方向の1ラインの蓄積容量の他方の端子を接続
し、最後にこれらを蓄積容量電圧入力端子25に共通に
接続する。
【0023】図6は表示画素4の等価回路が図2(b)
に示した回路の場合の実施例を示す。マトリクスパネル
27は、1つの画素がTFT16,液晶17及び、蓄積
容量28で構成され、これが全体としてm×nドットの
マトリクス状に配列されている。液晶17の一方の端子
は、各々のTFT16に接続されており、他方の端子は
補助信号発生回路10に共通に接続されている。また、
蓄積容量28の一方の端子は、各々のTFTに接続され
ているが、他方の端子は、図4及び図5の実施例と異な
り、走査線15に接続されている。
【0024】次に、図4,図5及び図6に示した実施例
の動作を説明する。図7は液晶マトリクスパネルの走査
電極及び信号電極の駆動タイミング例を示す。n本の走
査線15には、1走査ライン毎にTFTを順次にオン状
態にするためにTLの時間だけVghとなる走査電圧V
g1〜Vgnを印加していく。また、走査電圧がVglと
なる時間(TF−TL)では、TFTはオフ状態にな
る。一方、信号線14に印加する信号電圧Vd1〜Vd
mは、走査のタイミングに合わせて変化させるが、この
時の電圧の印加法ついては特に限定しない。このような
駆動法により、液晶17に信号電圧が書き込まれて画像
が表示される。
【0025】図8は、本発明の駆動装置における液晶1
7への印加電圧VLCの基本波形を示したものである。
前述のように、VLCはTFT16の出力電圧Vsとコ
モン電圧Vcomの電位差であり、液晶17の明るさは
この電圧の強弱、具体的には主として1周期T2Fの間
での実効電圧の大きさに依存して決定される。
【0026】液晶17への印加電圧VLCは、第1の電
圧印加手段すなわち信号回路6の出力による電圧成分V
N1,VN2と第2の電圧印加手段すなわち補助信号発
生回路10の出力による電圧成分VB1,VB2からな
る。第1の電圧印加手段によって得られる電圧は、TN
1とTN2及びTN3とTN4の期間に液晶を駆動し、
さらに第2の電圧印加手段によって得られる電圧は、T
B1及びTB2の期間に液晶を駆動する。第2の電圧印
加手段による電圧VB1,VB2は、マトリクスパネル
上の表示に有効な全ての表示画素中のTFTがOFF状
態である期間に印加される。
【0027】図8に示した波形において、第1の電圧印
加手段による電圧VN1,VN2は、ビデオ信号によっ
て決まる信号電圧Vdに依存して変化する。すなわち、
VN1,VN2は、ビデオ信号レベルの強弱に応じて変化
する。これらの電圧を液晶に印加する時間TN1,TN
2,TN3及びTN4の時間幅は、特に限定するもので
ない。
【0028】また、第2の電圧印加手段による電圧の波
形は特に限定するものでない。すなわち、時間TB1,
TB2の値及び、振幅値VB1,VB2は任意で良く、
同一フレーム内における液晶印加電圧の極性は、片極性
のパルス電圧及び、両極性のパルス電圧の何れでも良
い。さらに、第2の電圧印加手段による駆動電圧の印加
回数についても特に限定しない。なお、図8には第1の
電圧印加手段による電圧が期間TN1,TN2,TN3
及びTN4の間で一定の場合を示したが、時間の経過と
共に変化するような電圧にしても良い。この場合でも本
発明の有効性を損なうものでない。
【0029】このように本発明の特徴は、映像信号電圧
すなわちビデオ信号の強弱に応じて液晶を励起する第1
の電圧印加手段と、ビデオ信号に係わりなく液晶を励起
する第2の電圧印加手段とを設け、第2の電圧印加手段
による所定の励起電圧は、マトリクスパネル上の表示に
有効な全ての表示画素中のTFTがOFF状態である期
間に印加され、これらが発生する駆動信号の合成信号に
より液晶を励起することにある。
【0030】次に、図8に示した液晶印加電圧VLCの
具体的な例を図9〜図12に示す。図9では、液晶印加
電圧VLCは2つのフレームの電圧からなり、前半のフ
レームは、第1の電圧印加手段により決まり電圧振幅値
がVNの電圧成分と、第2の電圧印加手段により決まり
電圧振幅値がVB1,VB2からなる電圧成分で構成さ
れる。また、後半のフレームは、第1の電圧印加手段に
より決まり電圧振幅値が−VNの電圧成分と、第2の電
圧印加手段により決まり電圧振幅値がVB3,VB4か
らなる電圧成分で構成される。このうち、第2の電圧印
加手段による電圧を以後、バイアス信号VBと呼ぶこと
にする。
【0031】例えば、VB1≒VB2≒VB3≒VB4
とし、かつそれぞれのバイアス信号のデューティ比≒5
0%とすると、液晶印加電圧VLCに重畳する直流電圧
成分を低減でき液晶の劣化防止の点で都合が良い。これ
と同等な効果が得られる駆動条件、すなわちバイアス信
号の時間平均がほぼゼロであれば、振幅及びデューティ
比は、任意で良い。
【0032】また、TFTがOFF状態時すなわち、保
持状態の時の正極性側と負極性側の液晶印加電圧のアン
バランスを補正し、液晶印加電圧の直流電圧成分を低減
するためにバイアス信号VBの振幅値及びデューティ比
を上述の条件と異ならせても良い。このように、第2の
電圧印加手段により得られるバイアス信号VBの振幅
値,デューティ比については、特にこれらを限定するも
のでない。また、バイアス信号の印加時間TBについて
も同様である。
【0033】図10は液晶印加電圧VLCの他の具体例
を示す。第2の電圧印加手段によって得られるバイアス
信号VBは、前半のフレームにおいて振幅値=VB1,
パルス幅=TB1,後半のフレームにおいて振幅値=V
B2,パルス幅=TB2である。バイアス信号の振幅値
及びパルス幅は任意で良く、特にこれらを限定するもの
でない。
【0034】また、図には示していないが、バイアス信
号は第1の電圧印加手段により得られる電圧VNまたは
−VNと逆極性側に変化させたものであっても良い。
【0035】図11には、液晶印加電圧VLCの他の具
体例を示す。図9及び図10の場合と同じく第1の電圧
印加手段によって得られる電圧VN及び−VNと、第2
の電圧印加手段によって得られるバイアス信号VBの合
成信号によって液晶が励起される。この例では、バイア
ス信号は1フレームの期間内の表示に有効な全てのTF
TがOFF状態になっている複数の期間、例えば各ライ
ンの走査が終了し次のラインの走査が始まるまでの期間
に印加される。バイアス信号の振幅値VB1,VB2,
VB3及びVB4、さらにパルスの時間幅TBは特に限
定されるものではない。
【0036】図12に、液晶印加電圧VLCのさらに他
の具体例を示す。この実施例では第2の電圧印加手段に
よって得られるバイアス信号VBは、帰線期間TS内に
液晶に印加される。この帰線期間TSとは、図4〜図6
に示した液晶マリクスパネルにおいて、1フレームの走
査が終了し次のフレームの走査が始まるまでの間、画像
を表示するエリアにあるいずれの走査線15にも走査電
圧が印加されていない非走査期間である。この時、マト
リクスパネル上の全てのTFT16がOFF状態になっ
ている。この帰線期間TS内の一定期間TB(TB≦T
S)の間だけ、バイアス信号VBを印加する。バイアス
信号VBの振幅値、及びパルス幅の条件は、図9の場合
と同一であるので詳細は省略する。
【0037】以上述べた図8〜図12の電圧波形は、液
晶17に印加される電圧である。次に、このような液晶
印加電圧VLCを得るための液晶マトリクスパネルの駆
動法を説明する。
【0038】図13は、液晶マトリクスパネルの走査線
15及び信号線14に印加する走査電圧Vg1〜Vgn
及び映像信号電圧Vd1〜Vdmとコモン電圧Vcom
の電圧波形の例を示す。これらの駆動波形は、図4〜図
6に記載した液晶マトリクスパネルのいずれにも適用で
きるが、ここでは図4に示した液晶マトリクスパネルを
駆動する場合を例にとり説明する。
【0039】それぞれの走査線15は、走査電圧Vg1
〜Vgnにより順次選択されていくが、最後の走査線と
最初の走査線とを選択する期間の間に期間TSを設け、
この時間内に前述した第2の電圧印加手段によるバイア
ス信号を液晶17に印加する。すなわち、補助信号発生
回路10は振幅値=VCN,パルス幅=TB(≦TS)の
電圧Vcomを出力する。以後、補助信号発生回路の出
力電圧Vcomのうち特に補助信号成分を図13に示し
たようにVsubと呼ぶことにする。この補助信号Vs
ubは、基準電圧VCMを中心として正極性側と負極性
側にVCNだけ変化させた波形である。
【0040】映像信号電圧Vd1〜Vdmは、実線で示
したように電圧VCを基準として正極性側及び負極性側
にVsigだけ変化する波形である。このVsigは、
外部から入力されるビデオ信号の強弱に応じて変化する
ものであり、図では特にVsigが1フレーム内で一定の場
合、すなわちすべての画素を同一の明るさにする時の波
形を示した。
【0041】また、奇数の信号線(Vd1,Vd3,V
d5,…)には、実線の映像信号電圧を印加し、偶数の
信号線(Vd2,Vd4,Vd6,…)には、実線の映
像信号電圧と逆極性となる点線で示した映像信号電圧を
印加しても良い。さらに図示していないが、これらの映
像信号電圧の極性を線順次タイミングに合わせて変化さ
せても良い。本発明は、いずれの駆動法にも適用できも
のであり、映像信号電圧の形態については特にこれを限
定するものではない。
【0042】図13に示した補助信号Vsubを図14
に示す信号で置き換えても良い。図14(a)の例は、
電圧VCMを基準として、正極性及び負極性側にVCN
変化させるとともに、変化時間を等しくした波形例であ
る。また、図14(b)は、電圧VCMを基準として、
複数回に渡り電圧を正極性及び負極性側にVCN変化さ
せた波形例である。
【0043】補助信号Vsubは、時間的に変化する電
圧であれば良く、特に図13,図14に示した波形に限
定されることはない。
【0044】補助信号発生回路10の出力電圧Vcom
の他の具体例を走査電圧波形と共に図15に示す。図示
したように、各走査線を順次選択する期間の間にいずれ
の走査線も選択しない非選択期間TSを設け、この期間
内に補助信号発生回路は補助信号Vsubを出力する。
図15のように、非選択期間TSを特に各走査線の選択
毎に設けず、複数の走査線を選択する毎に設けても良
い。さらに、図13と図15の駆動法を混合しても良
い。補助信号Vsubは1フレーム内に1個以上存在す
れば良く、その波形については特に限定しない。
【0045】これまで述べてきた駆動法による表示画素
の電圧波形を図16を用いて説明する。図16は、表示
画素の等価回路と各部の電圧波形を示したものである。
表示画素の等価回路では、図2と同一部品には同一符号
を記す。
【0046】1画素は、TFT16,液晶17,蓄積容
量18,コモン電圧入力端子19及びTFTのゲート−
ソース間の容量Cgs30からなる。この回路を駆動す
る電圧の波形例と回路の各部の波形例を波形A,波形
B,波形Cに示す。波形Aは、コモン電圧Vcomであ
り、図13の補助信号Vsubを図14(a)の信号で
置き換えた信号である。すなわち、補助信号として振幅
値が±VCNのパルスを1フレームに1個発生させる。
波形Bは、走査電圧Vgと映像信号電圧Vd及びソース
電圧Vsの波形を示す。また、波形Cは液晶17に印加
される電圧波形VLCであり、ソース電圧Vsとコモン
電圧Vcomの電圧差である。
【0047】波形Bに示したようにTFT16がON状
態となる時間TL内にソース電圧Vsは、ほぼ信号電圧
Vdに等しくなる。この時間が経過した後には、TFT
はOFF状態になって書き込まれた電圧が保持される。
実際には、TFTがOFF状態の時のOFF電流や液晶
の抵抗によって、ソース電圧Vsは、多少は減衰する。
また、TFTがOFF状態にあるときに補助信号Vsu
bを印加してコモン電圧Vcomが変化するとソース電
圧Vsは、図示したように±ΔVsだけ変動する。この
時ΔVsは、数1のようになる。
【0048】 ΔVs=VCN・Cgs/(Cgs+Cstg+Clc) …(数1) ここで、VCNは補助信号の振幅値、Cgsはゲート−
ソース間の寄生容量、Cstgは蓄積容量、Clcは液
晶容量である。このときの、バイアス電圧の振幅値VB
は、数2のようになる。
【0049】 VB=VCN−ΔVs …(数2) 数2で与えられる振幅値VBのバイアス電圧の印加によ
って、液晶に印加される電圧の実効電圧は、バイアス電
圧の印加のない場合、すなわち映像信号電圧Vdの振幅
値Vsigによって定まる値よりも上昇する。外部から
ビデオ信号のみを入力する場合の実効電圧以上の電圧
(実効電圧)が液晶に印加されることになる。
【0050】当然のことながら、液晶に印加される電圧
の実効値は、補助信号Vsubの振幅値とパルス幅に依
存し、振幅値とパルス幅が大きいほど実効電圧は高くな
る。図17は映像信号電圧の振幅値と実効電圧との関係
を補助信号の有無について比較したものである。さら
に、この時の映像信号電圧の振幅値と液晶の明るさとの
関係を図18に示す。
【0051】図17中のBの曲線に示したように、Vo
sは、映像信号電圧の振幅値Vsig=0における実効電圧
である。振幅値Vsigを大きくしていくと、実効電圧
は高くなる。しかし、従来の駆動法すなわち補助信号を
印加しない特性(Aの曲線)と比較して、映像信号電圧
の振幅値を同一としても実効電圧が高くなるとともに、
映像信号電圧の振幅値の変化に対する実効電圧の変化の
割合(=ΔVdr/ΔVsig)すなわち曲線の勾配が
小さくなる。
【0052】この結果、図18のBの曲線に示したよう
に、従来の駆動法(Aの曲線)と比較して、映像信号電
圧の振幅値の変化に対する液晶の明るさの変化の割合は
小さくなる。すなわち、見かけ上の液晶の特性曲線が緩
やかになる。また、同じ液晶の明るさを得るための映像
信号電圧の振幅値が小さくなる。これによって、信号回
路の出力電圧のバラツキ変動やTFTの端子間の寄生容
量による液晶への書き込み電圧のバラツキによる明るさ
の変動を大幅に低減できるために、パネル面内の明るさ
やコントラスト比が均一となって、高品質の表示が可能
となる。また、信号電圧を低減できるために駆動回路の
小型化や低消費電力化を図れる。
【0053】なお、数1においてCgs/(Cgs+C
stg+Clc)≧0.5 とすることでΔVsをΔVs
≦VCN/2にできるために、ソース電圧の変動による
TFTの特性変動を低減できて都合が良い。
【0054】図19は、本発明の他の実施例における表
示画素部の等価回路と駆動タイミングを示す。本実施例
は図2(b)に対応しており、蓄積容量18の一方の端
子はTFT16のソース端子Sに、他方の端子はTFT
16のゲート端子Gと接続された走査線とは隣合った走
査線と接続されている。同じく図2(b)の等価回路の
表示画素を有する図6の実施例ではコモン端子19に補
助電圧Vsubが印加されたが、本実施例では走査線1
5を介して補助信号が印加される。すなわち、走査電圧
Vgiには各TFTをON,OFFするための電圧Vg
h,Vgl以外に電圧Vghよりは小さな振幅値VCN
を有する補助信号Vsubを重畳させている。
【0055】走査電圧Vgiにおける電圧Vghは蓄積
容量18を介してTFT16のソース端子Sに伝達さ
れ、ソース電圧Vsにはこれに同期した電圧が発生す
る。次に、走査電圧Vgi+1がVghとなってTFT
16がオン状態になり、信号線14を介して映像信号が
液晶17に書き込まれ、ソース電圧Vsは映像信号電圧
と同じになる。次に走査電圧Vgi+1がVgl に低下し
てTFT16がオフ状態となり、保持状態が保たれる。
この期間中に走査電圧Vgiに補助信号Vsubが重畳
されると、補助信号は蓄積容量18を介してTFT16
のソース端子Sに伝達され、ソース電圧Vsには図に示
したように補助信号Vsubに同期したバイアス信号V
Bが発生する。これにより、液晶17に印加される実効
電圧が増加して、図16に示した駆動方法と同様の効果
が得られる。
【0056】図20は表示画素の部分の他の実施例を示
したものである。表示画素は、走査線38,信号線3
9,TFT34,蓄積容量35,液晶36及び補助信号
伝達手段37で構成される。補助信号伝達手段37は、
例えば交流成分を通過させ、直流成分を遮断するような
コンデンサでも良くその構成については特に限定しな
い。
【0057】また、以上述べた実施例にとらわれること
なく、液晶マトリクスパネル上の表示に有効な全てのT
FTがOFF状態の時に補助信号の印加によって液晶印
加電圧の実効値が上昇するような手段を備えていれば良
く、そのための手段,電圧の印加法等については特に限
定しない。
【0058】図21は、図1,図4〜図6における補助
信号発生回路10と補助信号情報発生手段11を合わせ
た部分の具体的な構成例を示すものである。図21
(a)は、補助信号発生回路10,温度検出部31で構
成される。補助信号発生回路は、温度検出部で検出した
温度信号に基づいて補助信号Vsubを発生し、その振
幅値及び/又はパルス幅が変化する。これによって、液
晶の温度特性による明るさの変動を自動的に補正するこ
とができる。図21(b)は、補助信号発生回路10,
可変抵抗32で構成される。可変抵抗32は、表示装置
の周辺部等に設けて容易にその抵抗を可変できるように
するのが望ましい。これによって、表示画像の明るさ
や、コントラスト比及び視野角を容易に変えることがで
きる。図21(c)は、補助信号発生回路10に情報処
理装置等の外部回路33から直接にデータ信号を入力
し、これに基づいて補助信号Vsubを発生するように
したものである。
【0059】また、図示していないが図21(a)〜図
21(c)を組み合わせても良く、その構成については
特に限定しない。
【0060】
【発明の効果】本発明によって、液晶マトリクスパネル
の駆動電圧を低くすることができるために装置の消費電
力を低減でき、また駆動回路を小型化できる。また、全
表示画素における液晶印加電圧の実効値を容易に可変で
きるために、コントラスト比,明るさ及び視野角を簡単
な回路により容易に調整することができる。
【0061】さらに、補助信号の電圧条件を変えること
によって見かけ上の映像信号電圧に対する液晶の明るさ
特性を自由に可変できるために、特に、駆動回路の出力
電圧バラツキや、TFTの端子間の寄生容量に起因する
ソース電圧のバラツキによるパネル内での明るさの変動
を容易に低減でき高品質の表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示装置全体の概念図。
【図2】液晶表示装置における表示画素の等価回路。
【図3】液晶表示装置における表示画素の動作例。
【図4】液晶マトリクスパネルの実施例。
【図5】液晶マトリクスパネルの実施例。
【図6】液晶マトリクスパネルの実施例。
【図7】液晶マトリクスパネルの駆動タイミング例。
【図8】本発明における液晶印加電圧の基本波形。
【図9】本発明における液晶印加電圧波形の具体例。
【図10】本発明における液晶印加電圧波形の具体例。
【図11】本発明における液晶印加電圧波形の具体例。
【図12】本発明における液晶印加電圧波形の具体例。
【図13】本発明における駆動タイミング例。
【図14】図13における補助信号の変形例。
【図15】本発明における駆動タイミング例。
【図16】本発明における駆動タイミング例。
【図17】信号電圧振幅値と液晶印加電圧の実効値との
関係の例(補助信号の有無による比較)。
【図18】信号電圧振幅値と液晶の明るさとの関係の例
(補助信号の有無による比較)。
【図19】本発明の変形例における表示画素部の等価回
路と駆動タイミング。
【図20】本発明の変形例における表示画素部の等価回
路。
【図21】補助信号情報発生手段の具体例。
【符号の説明】
1…マトリクスパネル、2,15,38…走査線、3,
14,39…信号線、4…表示画素、5…走査回路、6
…信号回路、7…表示部、8…表示制御回路、9…シス
テム回路、10…補助信号発生回路、11…補助信号情
報発生手段、12…補助信号入力線、13…補助信号
線、16…TFT、17,36…液晶、18,28,3
5…蓄積容量、19…コモン端子、20…蓄積容量端
子、21…蓄積容量電圧入力端子、22…電源、23,
24,27…液晶マトリクスパネル、25…蓄積容量電
圧入力端子、26,29…蓄積容量共通線、30…TF
Tのゲート−ソース間容量、31…温度検出部、32…
可変抵抗、33…外部回路、34…TFT、37…補助
信号伝達手段。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに交差する複数の信号線と複数の走査
    線と、各交差部近傍に、画素電極と、前記走査線からの
    走査信号に基づいて制御され、前記信号線からの表示信
    号を前記表示画素に入力するスイッチング素子とを形成
    した第1の基板と、 前記画素電極の対向電極を形成した第2の基板と、 前記画素電極と対向電極の間に挾持された表示媒体とか
    らなり、 前記画素電極と対向電極及び表示媒体で形成される表示
    画素を有する表示マトリクスパネルを設けた表示装置に
    おいて、 前記スイッチング素子が非導通状態となり、前記表示画
    素が非選択状態にある期間内の所定の期間に、所定の補
    助信号を前記表示画素の画素電極または対向電極に入力
    する補助信号発生手段を設けたことを特徴とする表示装
    置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 前記補助信号は、前記画像情報に依存しないことを特徴
    とする表示装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、 前記補助信号は、前記表示画素の全てが非選択状態にあ
    る期間内の所定の期間に入力されることを特徴とする表
    示装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、 前記補助信号が入力されるべき表示画素は、実際の表示
    に使用される有効な表示画素であることを特徴とする表
    示装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項において、 前記補助信号発生手段は、前記走査線に走査信号を与え
    る走査回路の中に設けられたことを特徴とする表示装
    置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項において、 前記表示媒体は、液晶であることを特徴とする表示装
    置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項において、 前記所定の補助信号の時間平均はほぼゼロであることを
    特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項において、 前記補助信号発生手段は、前記所定の補助信号を発生さ
    せる補助信号発生回路と、 所定の画質が得られるよう前記所定の補助信号の波形を
    決定する情報を前記補助信号発生回路に入力する補助信
    号情報発生手段とを設けたことを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第8項において、 前記補助信号情報発生手段は、温度検出手段であること
    を特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第8項において、 前記補助信号情報発生手段は、可変抵抗装置であること
    を特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第8項において、 前記補助信号情報発生手段は、情報処理装置であること
    を特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第1項において、 前記スイッチング素子は、薄膜トランジスタであること
    を特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】マトリクス状に配置した複数の表示画素
    を順次選択し、選択された表示画素に画像情報を含む信
    号を入力し、所定の表示を行う表示装置の駆動方法にお
    いて、 前記画像情報に依存した第1の信号と、 前記表示画素が非選択状態にある期間内の所定の期間に
    入力する所定の補助信号を含む第2の信号とを前記表示
    画素に入力することを特徴とする表示装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第13項において、 前記所定の補助信号は、前記画像情報に依存しないこと
    を特徴とする表示装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第13項において、 前記表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする表
    示装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第13項において、 前記補助信号成分は可変であることを特徴とする表示装
    置の駆動方法。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第13項において、 前記補助信号成分の時間平均はほぼゼロであることを特
    徴とする表示装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】マトリクス状に配置した複数の表示画素
    を順次選択し、選択された表示画素に画像情報を含む信
    号を入力し、所定の表示を行う表示装置の駆動方法にお
    いて、 前記画像情報に依存した第1の信号と、 前記画像情報に依存しない所定の補助信号を含む第2の
    信号とを前記表示画素に入力することを特徴とする表示
    装置の駆動方法。
  19. 【請求項19】互いに交差する複数の信号線と複数の走
    査線と、各交差部近傍に、画素電極と、前記走査線から
    の走査信号に基づいて制御され、前記信号線からの表示
    信号を前記表示画素に入力するスイッチング素子とを形
    成した第1の基板と、 前記画素電極の対向電極を形成した第2の基板と、 前記画素電極と対向電極の間に挾持された表示媒体とか
    らなり、 前記画素電極と対向電極及び表示媒体で形成される表示
    画素を有する表示マトリクスパネルを設けた表示装置に
    おいて、 前記スイッチング素子が非導通状態となり、前記表示画
    素が非選択状態にある期間内の所定の期間に、所定の補
    助信号を前記表示画素の対向電極に入力する補助信号発
    生手段を設けたことを特徴とする表示装置。
  20. 【請求項20】互いに交差する複数の信号線と複数の走
    査線と、各交差部近傍に、画素電極と、前記走査線から
    の走査信号に基づいて制御され、前記信号線からの表示
    信号を前記表示画素に入力するスイッチング素子とを形
    成した第1の基板と、 前記画素電極の対向電極を形成した第2の基板と、 前記画素電極と対向電極の間に挾持された表示媒体とか
    らなり、 前記画素電極と対向電極及び表示媒体で形成される表示
    画素を有する表示マトリクスパネルを設けた表示装置に
    おいて、 所定の補助信号を前記表示画素の画素電極に入力する補
    助信号発生手段を設けたことを特徴とする表示装置。
  21. 【請求項21】基板上に互いに交差する複数の信号線と
    複数の走査線と、各交差部近傍に、画素電極と、前記信
    号線と走査線及び画素電極と接続され、前記走査線に加
    えた信号によって前記信号線と前記画素電極との導通状
    態が制御可能なスイッチング素子とを形成した第1の基
    板と、前記第1の基板と対向し、基板上の少なくとも前
    記画素電極と対向した部分に対向電極を形成した第2の
    基板と、少なくとも前記画素電極と前記対向電極との間
    に挾持された表示媒体とからなる表示マトリクスパネル
    と、 前記走査線を介し、前記スイッチング素子を順次導通状
    態にして前記画素電極と対向電極と表示媒体とで構成さ
    れる表示画素を選択する走査回路と、 前記走査回路によって選択された表示画素に画像情報に
    基づいた表示信号を前記信号線を介して入力するための
    信号回路と、 前記走査回路に入力する制御信号、前記信号回路に入力
    する画像情報と制御信号を発生する制御回路と、 前記制御回路に入力する原画像情報を発生するシステム
    回路とからなる表示装置において、 前記表示画素が非選択状態にある期間内の所定の期間
    に、所定の補助信号を前記表示画素に入力する補助信号
    発生手段を設けたことを特徴とする表示装置。
  22. 【請求項22】基板上に互いに交差する複数の信号線と
    複数の走査線と、各交差部近傍に、画素電極と対向電極
    及びそれらの間に挾持された液晶とからなる表示画素
    と、前記走査線からの信号に基づいて制御され、前記信
    号線からの信号を前記画素電極に印加する薄膜トランジ
    スタと、一方の電極を前記画素電極に、他方の電極を前
    記画素電極を駆動する走査線と隣合った走査線に接続し
    た蓄積容量で形成された表示マトリクスパネルと、 前記走査線に走査信号を与える走査回路と、 前記信号線に駆動信号を与える信号回路とからなる表示
    装置において、 前記走査回路は、前記走査線を介し、前記薄膜トランジ
    スタを導通状態に保って前記表示画素を選択する第1の
    信号発生手段と、前記第1の信号を印加しない期間内の
    所定の期間に、所定の第2の信号を発生する第2の信号
    発生手段を備えたことを特徴とする表示装置。
JP29112592A 1992-10-29 1992-10-29 表示装置及びその駆動方法 Pending JPH06138440A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29112592A JPH06138440A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 表示装置及びその駆動方法
KR1019930022291A KR940009734A (ko) 1992-10-29 1993-10-26 매트릭스형 표시장치 및 그 구동방법
US08/816,891 US7355575B1 (en) 1992-10-29 1997-03-13 Matrix panel display apparatus and driving method therefor wherein auxiliary signals are applied to non-selected picture elements

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29112592A JPH06138440A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 表示装置及びその駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06138440A true JPH06138440A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17764782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29112592A Pending JPH06138440A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 表示装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06138440A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040019207A (ko) * 2002-08-27 2004-03-05 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계발광소자와 그의 구동장치 및 방법
KR100430098B1 (ko) * 1999-01-11 2004-05-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정패널 구동장치
KR100461924B1 (ko) * 2000-03-28 2004-12-17 산요덴키가부시키가이샤 액티브 매트릭스형 액정 표시 장치
US6919886B2 (en) 2001-03-28 2005-07-19 Hitachi, Ltd. Display module
JP2005208600A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Nec Corp 液晶表示装置、その駆動方法及び駆動回路
KR100538330B1 (ko) * 2002-08-08 2005-12-22 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치 및 그 구동방법
JP2009300530A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動装置及び方法、並びに電気光学装置及び電子機器
JP2010181804A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Seiko Epson Corp 駆動回路及び駆動方法、並びに電気光学装置及び電子機器
US8059117B2 (en) 2003-12-26 2011-11-15 Nec Lcd Technologies, Ltd Liquid crystal display device, and method and circuit for driving liquid crystal display device
US8836621B2 (en) 2004-12-15 2014-09-16 Nlt Technologies, Ltd. Liquid crystal display apparatus, driving method for same, and driving circuit for same
JP2015184535A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 三菱電機株式会社 液晶表示装置およびその駆動方法
JP2019015963A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社半導体エネルギー研究所 表示パネル、表示装置、入出力装置、及び情報処理装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430098B1 (ko) * 1999-01-11 2004-05-03 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정패널 구동장치
KR100461924B1 (ko) * 2000-03-28 2004-12-17 산요덴키가부시키가이샤 액티브 매트릭스형 액정 표시 장치
US6919886B2 (en) 2001-03-28 2005-07-19 Hitachi, Ltd. Display module
US11133368B2 (en) 2001-03-28 2021-09-28 Samsung Display Co., Ltd. Display module
US10109697B2 (en) 2001-03-28 2018-10-23 Samsung Display Co., Ltd. Display module
US8581806B2 (en) 2001-03-28 2013-11-12 Hitachi Displays, Ltd. Display module
KR100538330B1 (ko) * 2002-08-08 2005-12-22 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치 및 그 구동방법
KR20040019207A (ko) * 2002-08-27 2004-03-05 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계발광소자와 그의 구동장치 및 방법
US8059117B2 (en) 2003-12-26 2011-11-15 Nec Lcd Technologies, Ltd Liquid crystal display device, and method and circuit for driving liquid crystal display device
US8274465B2 (en) 2003-12-26 2012-09-25 Nlt Technologies, Ltd. Liquid crystal display device, and method and circuit for driving for liquid crystal display device
US8421728B2 (en) 2003-12-26 2013-04-16 Nlt Technologies, Ltd. Liquid crystal display device, and method and circuit for driving for liquid crystal display device
JP2005208600A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Nec Corp 液晶表示装置、その駆動方法及び駆動回路
US8836621B2 (en) 2004-12-15 2014-09-16 Nlt Technologies, Ltd. Liquid crystal display apparatus, driving method for same, and driving circuit for same
JP2009300530A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Seiko Epson Corp 電気光学装置の駆動装置及び方法、並びに電気光学装置及び電子機器
JP2010181804A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Seiko Epson Corp 駆動回路及び駆動方法、並びに電気光学装置及び電子機器
JP2015184535A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 三菱電機株式会社 液晶表示装置およびその駆動方法
JP2019015963A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社半導体エネルギー研究所 表示パネル、表示装置、入出力装置、及び情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7705822B2 (en) Liquid crystal display
US7221344B2 (en) Liquid crystal display device and driving control method thereof
US8217929B2 (en) Electro-optical device, driving method, and electronic apparatus with user adjustable ratio between positive and negative field
JP2000035559A (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
JPH10171412A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
US20120081352A1 (en) Display device
JP4449784B2 (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP2010079151A (ja) 電気光学装置、その駆動方法、および電子機器
JPH06138440A (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP3519323B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP2002041003A (ja) 液晶表示装置、及び液晶駆動方法
JP2002149117A (ja) 液晶表示装置
JPH0664435B2 (ja) 液晶表示装置
US20050017937A1 (en) Active matrix driver
JPH06266313A (ja) 液晶マトリクス表示装置
JPH0697381B2 (ja) アクテイブマトリクス型表示装置の駆動方法
JP2003223152A (ja) アクティブマトリックス液晶表示装置及びそれを用いた画像表示応用装置
JP2000305534A (ja) 液晶駆動回路及び液晶表示装置
JP2003036058A (ja) 平面表示装置
JP2008242440A (ja) 表示駆動装置及び表示装置
JP2562426B2 (ja) 液晶表示装置
JP2004109825A (ja) 電気光学装置及びその駆動方法、駆動回路並びに電子機器
JP2001209028A (ja) 液晶表示パネルの駆動装置
JP2006126346A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JPH0614282A (ja) 液晶表示装置