JP2008242440A - 表示駆動装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示パネルにおける表示画質を、表示色数を減らした表示画質に変更する場合に、変更後の表示画質に適した駆動を行うことで省電力化を図ることができる表示駆動装置及び該表示駆動装置を具備する液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】表示パネルに表示する画像の画質モードを高画質モードから表示色数を減らした低画質モードに変更する際に、低画質モード時において、ゲート電圧Vgを高画質モード時における値より低い値に変更するとともに、コモン信号電圧Vcomの中心電圧Vcomcを、高画質モード時と低画質モード時のゲート電圧Vgの差分に応じたフィードスルー電圧ΔVの差分に対応した電圧だけ高くして、コモン信号電圧Vcomの中心電圧Vcomcと表示信号電圧VsigのセンターレベルVsigcとの電位差が、フィードスルー電圧ΔVの差分に対応した電圧だけ小さくなるようにする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、表示パネルを駆動するための表示駆動装置及びそれを備える表示装置に関する。
従来より、液晶を駆動して画像表示させる表示駆動装置及び該表示駆動装置を具備する液晶表示装置が知られている。このような液晶表示装置としては、例えば、液晶表示パネル上に複数の走査ラインと複数の信号ラインとが互いに直交して行及び列方向に配置され且つ各交点近傍に液晶画素が配置されるアクティブマトリクス方式の液晶表示装置が知られている。
このアクティブマトリクス方式の液晶表示装置においては、スイッチング素子(例えばTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ))を介して信号ラインに接続される画素電極(表示電極)と当該画素電極に対向して配置される共通電極との間に液晶が充填され、2つの電極間にて電場が形成されることによって液晶が駆動される。
このような液晶表示装置に関連する技術として、例えば特許文献1には、通常のフルカラー表示モードの他に、ユーザによる操作が無い場合に設定される、表示色数を減らした8色表示モードを有し、且つ、回路規模の増大を抑制した表示装置及びその駆動回路が開示されている。この特許文献1に開示された技術によれば、出力毎に設けられたオペアンプ回路内の出力増幅回路で用いられているMOSトランジスタを8色表示モードにおいても使用することで、回路規模の増大を抑制している。
特開2004−184649号公報
ところで、表示パネルに表示する画像の表示色数等の表示画質を変更し、上記8色表示モードに設定したような場合には、更にその表示モードに適した駆動を行うことで、当該表示装置の省電力化を図ることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、このような省電力化の技術に関しては、開示は勿論、示唆すらされていない。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、表示パネルにおける表示画質を、表示色数を減らした表示画質に変更する場合に、変更後の表示画質に適した駆動を行うことで省電力化を図ることができる表示駆動装置及び該表示駆動装置を具備する表示装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、行及び列方向に配列された複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素と、前記各表示画素に共通に設けられた共通電極とを有する表示パネルを表示信号に基づいて駆動する表示駆動装置であって、前記複数の走査ラインに所定の電圧振幅を有する走査信号電圧を順次出力して行毎の前記表示画素を順次選択状態に設定する走査駆動手段と、前記複数の信号ラインの各々に前記表示信号に基づく表示信号電圧を印加する信号駆動手段と、前記表示パネルにおける表示画質を第1のモードとしたとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を第1の電圧値に設定し、前記表示画質を表示色数が前記第1のモードより少ない第2のモードに変更するとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値より小さい第2の電圧値に変更する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示駆動装置において、前記表示駆動装置は、更に、前記共通電極に所定の電圧値を有するコモン信号電圧を印加する共通電極駆動手段を備え、前記駆動制御手段は、前記表示信号電圧及び前記コモン信号電圧の電圧レベルを、前記走査信号電圧の電圧振幅に適した値に変更することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の表示駆動装置において、前記コモン信号電圧は、所定の中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記コモン信号電圧の中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の表示駆動装置において、前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記コモン信号電圧の中心電圧を高くすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の表示駆動装置において、前記表示画素は、前記画素電極と前記共通電極の間に充填された液晶を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記表示信号電圧の反転中心電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性を、前記表示信号の階調値に応じた前記表示信号電圧に基づいて前記液晶に印加される電圧に応じた前記液晶の容量値の変化に対応した、前記フィードスルー電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性に対応した値に設定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の表示駆動装置において、前記表示信号電圧は、所定の反転中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記表示信号電圧の反転中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の表示駆動装置において、前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記表示信号電圧の反転中心電圧を高くすることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の表示駆動装置において、前記表示画素は、前記画素電極と前記共通電極の間に充填された液晶を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記表示信号電圧の反転中心電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性を、前記表示信号の階調値に応じた前記表示信号電圧に基づいて前記液晶に印加される電圧に応じた前記液晶の容量値の変化に対応した、前記フィードスルー電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性に対応した値に設定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、行及び列方向に配列された複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素と、前記各表示画素に共通に設けられた共通電極とを有する表示パネルと、前記複数の走査ラインに所定の電圧振幅を有する走査信号電圧を順次出力して行毎の前記表示画素を順次選択状態に設定する走査駆動手段と、前記複数の信号ラインの各々に表示信号に基づく表示信号電圧を印加する信号駆動手段と、前記表示パネルにおける表示画質を第1のモードとしたとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を第1の電圧値に設定し、前記表示画質を表示色数が前記第1のモードより少ない第2のモードに変更するとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値より小さい第2の電圧値に変更する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の表示装置において、前記表示装置は、更に、前記共通電極に所定の電圧値を有するコモン信号電圧を印加する共通電極駆動手段を備え、前記駆動制御手段は、前記表示信号電圧及び前記コモン信号電圧の電圧レベルを、前記走査信号電圧の電圧振幅に適した値に変更することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の表示装置において、前記コモン信号電圧は、所定の中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記コモン信号電圧の中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の表示装置において、前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記コモン信号電圧の中心電圧を高くすることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項9に記載の表示装置において、前記表示信号電圧は、所定の反転中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記表示信号電圧の反転中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の表示装置において、前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記表示信号電圧の反転中心電圧を高くすることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の表示駆動装置において、前記表示画素は、前記画素電極と前記共通電極の間に封入された液晶を有し、前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記表示信号電圧の反転中心電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性を、前記表示信号の階調値に応じた前記表示信号電圧に基づいて前記液晶に印加される電圧に応じた前記液晶の容量値の変化に対応した、前記フィードスルー電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性に対応した値に設定することを特徴とする。
本発明によれば、表示パネルにおける表示画質を、表示色数を減らした表示画質に変更する場合に、変更後の表示画質に適した駆動を行うことで省電力化を図ることができる表示駆動装置及び該表示駆動装置を具備する表示装置を提供することができる。
以下、本発明に係わる表示駆動装置及びそれを備える液晶表示装置について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る表示駆動装置の一構成例を示すブロック図であり、図2は、電源回路の一構成例を示す図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る表示駆動装置は、I/Oバッファ20と、走査ドライバ(ゲートドライバ)ブロック30と、データドライバ(ソースドライバ)ブロック40と、タイミングジェネレータ50と、コマンドデコーダ60と、表示RAM部70と、電源回路80と、Vcom発生回路90と、を具備する。
液晶表示パネル10は、例えば行列方向に互いに直交するように配設された複数の走査ラインSL及び複数のデータラインDLと、該走査ラインSL及びデータラインDLの各交点近傍に配置された複数の表示画素(液晶表示画素)Pxと、を備えて構成されている。なお、この液晶表示パネル10の詳細な構成は図3を参照して後述する。
I/Oバッファ20は、データバスを介して外部から表示信号、同期信号、及び制御コマンド等が供給され、これらをバッファリングする。走査ドライバブロック30は、液晶表示パネル10における各走査ラインSLに順次走査信号電圧(ゲート電圧Vg)を印加して、各行の表示画素Px群を順次選択状態に設定する。データドライバブロック40は、走査ドライバブロック30によって選択状態に設定された行の表示画素Px群に対して、表示信号に基づく表示信号電圧Vsigを生成して供給する。ここで、データドライバブロック40は、予め設定された複数の階調電圧に基づいて表示信号の階調値に応じた表示信号電圧Vsigを生成するデジタル−アナログ変換回路(以下、DAコンバータ)と、表示信号電圧Vsigの階調毎の値(γ特性と呼ぶ)を適宜設定するγ回路40Aを有する。詳細は後述する。
タイミングジェネレータ50は、走査ドライバブロック30及びデータドライバブロック40の動作タイミングを制御する制御信号(水平制御信号、垂直制御信号)等を、コマンドデコーダ60の制御によって生成して、走査ドライバブロック30及びデータドライバブロック40へ出力する。
コマンドデコーダ60は、I/Oバッファ20に入力された制御コマンドに応じてタイミングジェネレータ50の動作や、データドライバブロック40内に設けられるγ回路40Aにおける、後述するγ特性調整レジスタ45の動作、電源回路80における昇圧動作等の制御を行う。表示RAM部70にはI/Oバッファ20に入力された表示信号が書き込まれ、表示RAM部70は、この表示信号をデータドライバブロック40へ出力する。
電源回路80は、外部から入力される直流電圧Vdcを基に、当該表示駆動装置の各部に供給する各種電圧(詳細は後述)を生成する。Vcom発生回路90は、電源回路80からの出力を基に、液晶表示パネル10における各表示画素Pxに共通に設けられた共通電極(対向電極)に対して印加する所定の電圧極性を有するコモン信号電圧Vcomを生成する。
ここで、電源回路80は、図2に示すように複数の差動増幅回路を有する差動増幅回路部80Aと、チャージポンプを有する昇圧回路部80Bとから成る。ここで、差動増幅回路部80Aは、データドライバブロック40に供給するソース電圧Vsとγ基準電圧Vgmとを生成する。また、昇圧回路部80Bは、走査ドライバ30における走査信号電圧(ゲート電圧Vg)のハイレベルとローレベルを設定するVgh、Vgl、Vcom発生回路90におけるコモン信号電圧Vcomのハイレベルとローレベルを設定するVcomh、Vcoml等を生成して、走査ドライバ30及びVcom発生回路90に供給する。
ところで、液晶表示パネル10における表示制御は次のように行われる。
まず、液晶表示パネル10における1行分の表示信号が、表示RAM部70を介して、順次、タイミングジェネレータ50から供給される水平制御信号に基づいて、データドライバブロック40によって取り込み保持される。
一方、走査信号電圧は順次、タイミングジェネレータ50から供給される垂直制御信号に基づいて、走査ドライバブロック30によって液晶表示パネル10に配設された各走査ラインSLに印加される。このようにして、各行における表示画素Px群が選択状態に設定される。
そして、上述したようにデータドライバブロック40によって保持された表示信号に対応する表示信号電圧Vsigが、各行の表示画素Px群の選択タイミングに同期して、データドライバブロック40によって各データラインDLを介して各表示画素Pxに一斉に供給されて書き込まれ、各表示画素Pxに保持される。
以上のような一連の動作制御が、一画面分の各行に対して繰り返し実行されることによって、表示信号に基づく所望の画像情報が、液晶表示パネル10に表示される。
以下、液晶表示パネル10の表示画素Pxについて、図3を参照して詳細に説明する。図3は、液晶表示パネル10における一表示画素Pxに形成される容量成分の等価回路を示す図である。
液晶表示パネル10においては、上面ガラス基板(不図示)には、各表示画素Pxに共通に設けられた単一の電極でありコモン信号電圧Vcomが印加される共通電極15が形成されている。一方、下面ガラス基板(不図示)には、画素電極(画素パターン)11と、この画素電極を駆動する為のスイッチ素子としての画素トランジスタTFTと、該TFTのゲート入力となる走査ラインSLと、ソース入力となるデータラインDLとが形成されている。
ここで、画素トランジスタTFTにおけるドレイン電極12は画素電極11に接続され、ソース電極13はデータラインDLに接続され、ゲート電極14は走査ラインSLに接続される。
そして、表示画素Pxに形成される容量成分としては、画素電極11と共通電極15との間に充填且つ保持された液晶分子から成る画素容量(液晶容量)CLcdと、画素容量CLcdに印加された信号電圧を保持するための蓄積容量(補助容量)Ccsと、走査ラインSLと画素電極11との間(画素トランジスタTFTのゲート−ソース間)に寄生する容量Cgsとが挙げられる。なお、補助容量Ccsにおける補助電極16にはコモン信号電圧Vcomが印加されるように構成されている。ここで、液晶表示パネル10は交流で駆動する必要があり、例えばライン反転駆動方式が採用される。このライン反転駆動方式では、走査ラインSL毎にコモン信号電圧Vcomに対する表示信号電圧Vsigの極性が反転され、更に、フレーム毎にコモン信号電圧Vcomに対する表示信号電圧Vsigの極性が反転される。ここでフレームとは、すべての走査ラインSLを順々に走査していき一画面を表示するまでに要する期間を意味し、1フレームは、通常、1/60秒である。一つの表示画素Pxにおいては、例えば第1フレームでは表示信号電圧Vsigがコモン信号電圧Vcomに対して低電圧(負極性)とされ、第2フレームでは表示信号電圧Vsigがコモン信号電圧Vcomに対して高電圧(正極性)とされる。これにより、画素容量CLcdに加わる電圧VLcdは、画素電極電圧Vpixとコモン信号電圧Vcomとの差であり、画素電極電圧Vpixも、第1フレームと第2フレームとでコモン信号電圧Vcomに対する極性が逆になる。
ところで、画素トランジスタTFTがON状態からOFF状態に切り替わる際には、主に画素容量CLcd、蓄積容量Ccs、及び寄生容量Cgsに蓄積された電荷が再分配されることによって、画素電極11の電圧値である画素電極電圧Vpixの値が、下記のフィードスルー電圧ΔVだけ低下するフィードスルー現象が発生する。
このフィードスルー電圧ΔVは、一般に次式(1)のように表され、寄生容量Cgsに対して密接な関係を有している。
ΔV=Cgs×ΔVg/(CLcd+Ccs+Cgs) …(1)
ここで、ΔVgは走査信号電圧の電圧振幅(Vgh−Vgl)である。そして、画素容量CLcdに加わる電圧VLcdは、画素電極電圧Vpixとコモン信号電圧Vcomとの差であるから、このようなフィードスルー現象(フィードスルー電圧ΔV)によって、フレーム毎の画素容量CLcdに加わる電圧VLcdが、表示信号電圧Vsigの反転中心電圧(センターレベル)Vsigcに対して非対称となると、フレーム毎のセンターレベルVsigcに対する画素電極電圧Vpixの絶対値の差分(オフセット電位)に相当する直流電圧(DC)成分が、画素容量CLcdに印加されることになり、フリッカーの発生による表示画質の劣化の問題及び液晶の焼き付きが生じることによる液晶表示パネルの特性劣化を招く。そのため、コモン信号電圧Vcomの中心電圧Vcomcを、表示信号電圧VsigのセンターレベルVsigcに対してフィードスルー電圧ΔVに対応した電圧だけ低くして、フレーム毎に画素容量CLcdに加わる電圧が表示信号電圧VsigのセンターレベルVsigcに対して対称に近くなるように設定される。また、画素容量CLcdは一定ではなく、印加された電圧によって変化する性質を有しているため、フィードスルー電圧ΔVの値も印加電圧によって変化する。このフィードスルー電圧ΔVの印加電圧に応じた変化をΔΔVと呼ぶ。そのため、後述するように、表示信号電圧Vsigの階調毎のセンターレベルVsigcがΔΔVに応じた値となるように、表示信号電圧Vsigのγ特性が設定される。
図4は、ゲート電圧Vg、画素電極電圧Vpix、表示信号電圧Vsig、及びコモン信号電圧Vcomの電圧波形を示す図である。ここで、太実線で示されている電圧波形は、ゲート電圧Vgの波形である。破線で示されている電圧波形は、画素電極電圧Vpixの電圧波形である。点線で示されている電圧波形は、表示信号電圧Vsigの波形である。細実線で示されている電圧波形は、コモン信号電圧Vcomの波形である。また、一点鎖線で示されている電圧値は、表示信号電圧Vsigのセンターレベルの値を示している。さらに、二点鎖線で示されている電圧値は、コモン信号電圧Vcomのセンターレベルの値を示している。
ここでは、図4に示すようにゲート電圧Vgにおけるゲート選択電位(ON電位)及びゲート非選択電位(OFF電位)は、それぞれ+15V,−15Vに設定されている。
そして、ゲート電極14に走査ラインSLを介して正のパルスが加わると、画素トランジスタTFTはON状態となり、データラインDLに加えられている表示信号電圧Vsigがソース電極13からドレイン電極12を経て、画素トランジスタTFTの画素容量CLcd及び蓄積容量Ccsへ送られる。
この場合、画素電極電圧Vpixは、ゲートパルスとともに立ち上がり、ゲート電圧がOFF電位となった時点における値が維持され、画素容量CLcdに加わる。そして、画素電極電圧Vpixは、寄生容量Cgsの影響でフィードスルー電圧ΔVのレベルシフトを受けた後、画素容量CLcdを流れる電流と画素トランジスタTFTのOFF電位に応じて変化する。
ところで、ゲート電圧Vgとして、従来においては、液晶表示パネルに表示する画像の表示色数や表示画質等に関係なく、上述したように、常時、一定の電圧値(例えば±15V)が用いられている。これに対し、本一実施形態に係る表示駆動装置では、液晶表示パネル10に表示する画像の表示色数(画質モード)に応じて、ゲート電圧Vgの値を変化させる。
具体的には、本一実施形態に係る表示駆動装置では、例えば低画質モード(表示画像における表示色数が少ない(8色等)モード)時におけるゲート電圧Vgの値は、高画質モード(表示画像における表示色数が多い(260K色等)モード;通常はこちらのモードに設定されている)時におけるゲート電圧Vgの値よりも小さく設定されている。そして、低画質モードから高画質モードへの切り替え時、及び低画質モードから高画質モードへの切り替え時には、ゲート電圧Vgの値が、前述したように画質モードに応じて設定された値に切り替えられる。ここで、ゲート電圧Vgを通常の値より低くした場合、各表示画素Pxへの書き込みが不純分となって生じる尾引きや、リーク電流が発生することによって各表示画素Pxに保持された電荷が一部放電されることによる表示のムラ等が発生して、画質劣化が生じる。しかしながら、低画質モードでは、このような画質劣化が目立ち難い。そこで、本実施形態では、ゲート電圧Vgの値を、低画質モードでは高画質モードでの値より小さくして、省電力化を図る。なお、ゲート電圧Vgの値を切り替える為の手段としては、例えば源回路80の昇圧回路部80Bにおけるチャージポンプの昇圧比の切り替えを挙げることができる。
なお、電源回路80によるチャージポンプの昇圧比の切り替えは、例えばデータバスを介して外部から入力された制御コマンドに基づいて、コマンドデコーダ60を介して制御される。
図5は、高画質モード時における各種電圧波形と低画質モード時における各種電圧波形とを比較して示す図であり、図5(a)は高画質モードでの波形を示し、図5(b)は、ゲート電圧Vgの値を小さくした低画質モードでの波形を示す。ここで、太実線で示されている電圧波形は、ゲート電圧Vgの波形である。破線で示されている電圧波形は、画素電極電圧Vpixの電圧波形である。点線で示されている電圧波形は、表示信号電圧Vsigの波形である。細実線で示されている電圧波形は、コモン信号電圧Vcomの波形である。また、一点鎖線で示されている電圧値は、表示信号電圧Vsigのセンターレベルの値を示している。さらに、二点鎖線で示されている電圧値は、コモン信号電圧Vcomのセンターレベルの値を示している。
図5に示すように、本一実施形態においては、高画質モード時におけるゲート電圧Vgの値は±15Vとし、低画質モード時におけるゲート電圧Vgは±11.2Vと設定する。そして、画質モードを変更した場合、ゲート電圧Vgの値を、昇圧回路部80Bにおけるチャージポンプの昇圧比を切り替えることによって、変更された画質モードに対応する値に切り替える。
このようにして、本一実施形態に係る表示駆動装置では、低画質モード時においてはゲート電圧Vgを小さくすることで、表示駆動装置の省電力化を図る。
ところで、上述したように低画質モード時においてゲート電圧Vgの値を小さくする場合、これに対応してフィードスルー電圧ΔV及びΔΔVの値も変化する。このため、コモン信号電圧Vcomの信号レベルの値及び表示信号電圧Vsigのγ特性が、高画質モードのゲート電圧Vgでのフィードスルー電圧ΔVに対応した値に設定されていた場合、低画質モードでは、センターレベルVsigcの値が適切な値からずれた状態となってしまう。このため、フリッカーが発生して表示画質の劣化を招いたり、液晶の焼き付きが生じて液晶表示パネルの特性劣化を招いたりする。
そこで、本一実施形態に係る表示駆動装置では、画質モードに応じたゲート電圧Vgの値の変更に加えてコモン信号電圧Vcomの信号レベルと表示信号電圧Vsigの信号レベル間の電位差、及び、表示信号電圧Vsigのγ特性を、変更したゲート電圧Vgに適した値に変更するように制御する。
すなわち、低画質モード時にゲート電圧Vgの値を小さくする場合には、図5に示すように、低画質モード時において、コモン信号電圧Vcomの中心電圧Vcomcを、高画質モード時と低画質モード時のゲート電圧Vgの差分に応じたフィードスルー電圧ΔVの差分に対応した電圧だけ高くするように変更して、コモン信号電圧Vcomの中心電圧Vcomcと表示信号電圧VsigのセンターレベルVsigcとの電位差が、フィードスルー電圧ΔVの差分に対応した電圧だけ小さくなるようにする。あるいは、図6に示すように、低画質モード時において、表示信号電圧VsigのセンターレベルVsigcを、高画質モード時と低画質モード時のゲート電圧Vgの差分に応じたフィードスルー電圧ΔVの差分に対応した電圧だけ低くするとともに、データドライバブロック40内に設けられるγ回路40Aにより、表示信号電圧Vsigのγ特性を、低画質モードの小さくしたゲート電圧VgでのΔΔVに対応した特性に切り替えて、階調に対する表示画素Pxの透過率の特性を高画質モードでの値に近づけるようにする。
なお、コモン信号電圧Vcomの電圧値の変更は、例えば源回路80の昇圧回路部80Bにおけるチャージポンプの昇圧比を切り替えることによって行うことができ、このチャージポンプの昇圧比の切り替えは、例えば外部から入力された制御コマンドに基づいて、コマンドデコーダ60を介して制御される。また、上記の低画質モード時においてコモン信号電圧Vcomの中心電圧Vcomcをフィードスルー電圧ΔVの差分に対応した電圧だけ高くする構成において、更に、γ回路40Aにより、表示信号電圧Vsigのγ特性を低画質モードのゲート電圧VgでのΔΔVに対応した特性に切り替える構成を有してもよい。
ここで、図6は、液晶表示パネル10の表示信号電圧Vsigとコモン信号電圧Vcomとの差分電圧に対する階調特性を示す図であり、図6に示すグラフ(a)は高画質モードでの特性を示し、図6に示すグラフ(b)は、ゲート電圧Vgの値を小さくした低画質モードでの特性を示す。ここで、点線で示されるグラフは、画素電極11に印加される正極性電圧の電圧(Vsig‐Vcom≧0)の階調値に対する変化(γ特性)を示すグラフである。破線で示されるグラフは、画素電極11に印加される負極性電圧の電圧(Vsig‐Vcom≦0)のγ特性を示すグラフである。実線で示されるグラフは、センターレベルVsigcの階調値に対する変化を示すグラフである。一点鎖線で示されるグラフは、表示画素Pxの透過率の階調値に対する変化を示すグラフである。
なお、本一実施形態においては、液晶表示パネル10にはノーマリーホワイトモードが採用されているものとした。ノーマリーホワイトモードでは、二枚の偏光フィルムが直角に配置(クロスニコル)されており、図6に示すように、液晶表示パネル10の各画素電極11に電圧が印加されていないときに透過率が高く(白表示)、印加される電圧の絶対値が高くなると透過率が低下して表示が暗くなる(黒表示)。
次に、γ特性の切り替えについて、データドライバブロック40内に設けられているγ回路40Aの一構成例を示す図である図7を参照して説明する。
γ特性を設定する回路であるγ回路40Aは、図7に示すように、複数のγ基準電圧を生成する複数のγ基準抵抗41を有するγ基準電圧生成部42と、各γ基準電圧を選択して表示信号電圧Vsigのγ特性を設定するための複数(図7では6個)のγ設定電圧の電圧値を設定するための複数のセレクタ44と各セレクタ44によるγ基準電圧の選択を制御するγ特性調整レジスタ45とを有するγ特性設定部46と、各セレクタ44により選択された各γ設定電圧が印加され、図示しない複数のラダー抵抗により分割し、階調アンプ48を介して表示信号の階調数に応じた複数の階調電圧V0,V1,・・・,V62,V63を生成して、データドライバブロック40内のDAコンバータに供給する階調電圧生成部49と、を有する。なお、表示信号電圧Vsigは、DAコンバータにより、γ回路40Aによって生成された各階調電圧を表示信号の階調値に応じて選択することによって生成される。
差動増幅回路部80Aによって生成されデータドライバブロック40に供給されたγ基準電圧Vgmは、γ基準電圧生成部42のγ基準抵抗41の一端に印加され、複数のγ基準電圧に分圧される。生成された複数のγ基準電圧は、所定数のγ基準電圧毎に、γ特性設定部46のセレクタ44に印加され、印加されたγ基準電圧の何れかがγ設定電圧として各セレクタ44によって選択され、階調電圧生成部49に供給される。γ特性調整レジスタ45は、コマンドデコーダ60を介して、I/Oバッファ20に入力された制御コマンドに応じて制御され、各セレクタ44における所定数のγ基準電圧の選択は、γ特性調整レジスタ45からの制御信号によって制御される。これにより、表示信号電圧Vsigのγ特性における複数箇所(図7では6箇所)の電圧値が設定される。なお、各セレクタ44における所定数のγ基準電圧の選択は、制御コマンドに対応して直接的に制御されるものであってもよいし、例えばγ特性調整レジスタ45に予め複数の設定値が記憶されていて、制御コマンドに応じて設定値を選択して制御するものであってもよい。
階調電圧生成部49においては、供給された各γ設定電圧を、表示信号のビット数に応じた階調数(例えば、図7に示す例では、表示信号が6ビットで、2=64階調)に応じた数の抵抗によって分圧し、各階調アンプ44を介して階調電圧としてDAコンバータに供給する。
以上説明したように、本一実施形態によれば、表示色数等の表示画質を変更して通常の高画質モードから表示色数を減らした低画質モードした場合に、ゲート電圧Vgを高画質モード時における値より低い値に変更するとともに、変更したゲート電圧Vgに対応した駆動条件に変更して、画質を大きく劣化させることなく省電力化を図ることができる。
具体的には、ゲート電圧Vgの値を画質モード(表示色数等)に応じた適当な値に設定することで、消費電力の低減を実現した表示駆動装置及び該表示駆動装置を具備する液晶表示装置を提供することができる。
例えば、表示色数が少ない低画質モード時においては、ゲート電圧Vgを通常より低くした場合に生じる尾引きや表示のムラが目立ち難いことに基づいて、低画質モードおけるゲート電圧Vgの値を、表示色数が多い高画質モード時におけるゲート電圧Vgの値よりも、表示画質が大きく劣化しない程度に低い値に変更する。これにより、低画質モード時における表示駆動装置の省電力化を実現する。
さらに、本一実施形態に係る表示駆動装置及び該表示駆動装置を具備する液晶表示装置では、低画質モード時においてゲート電圧Vgの値を低い値に変更した際、駆動条件を変更し、コモン信号電圧Vcomの信号レベルと表示信号電圧Vsigの信号レベル間の電位差、及び、表示信号電圧Vsigのγ特性を、変更したゲート電圧Vgに適した値に変更するように制御して、ゲート電圧Vg低くしたことによる画質劣化を低減することができる。
なお、前記一実施形態においては、ゲート電圧Vgの値の変更及び駆動条件の変更を、表示画像における表示色数(画質モード)の変更に合わせて行う構成としたが、本発明はこれに限るものではない。要するに、ゲート電圧Vgを通常より低くした場合に生じる尾引きや表示のムラが目立ち難い表示状態において、本発明の構成を好適に適用することができる。例えば、表示画面が白ラスタ表示、黒ラスタ表示、単色ラスタ表示となった場合に、ゲート電圧Vgを通常状態より低い値に変更するとともに、変更したゲート電圧Vgに対応した駆動条件に変更して、省電力化を図るようにしてもよい。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る表示駆動装置の一構成例を示すブロック図。 電源回路の一構成例を示す図。 液晶表示パネルにおける一表示画素に形成される容量成分を示す等価回路を示す図。 ゲート電圧Vg、画素電極電圧Vpix、表示信号電圧Vsig、及びコモン信号電圧Vcomの電圧波形を示す図。 高画質モード時の各種電圧波形と低画質モード時の各種電圧波形とを比較して示す図。 液晶表示パネルの表示信号電圧Vsigとコモン信号電圧Vcomとの差分電圧に対する階調特性を示す図。 データドライバ内に設けられているγ回路の一構成例を示す図。
符号の説明
10…液晶表示パネル、 11…画素電極、 12…ドレイン電極、 13…ソース電極、 14…ゲート電極、 15…共通電極、 16…補助電極、 20…I/Oバッファ、 30…走査ドライバブロック、 40…データドライバブロック、 40A…γ回路、 41…γ基準抵抗、 42…γ基準電圧生成部、 44…セレクタ、 45…γ特性調整レジスタ、 46…γ特性設定部、 48…階調アンプ、 49…階調電圧生成部、 50…タイミングジェネレータ、 60…コマンドデコーダ、 70…RAM部、 80…電源回路、 80A…差動増幅回路部、 80B…昇圧回路部、 90…Vcom発生回路。

Claims (15)

  1. 行及び列方向に配列された複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素と、前記各表示画素に共通に設けられた共通電極とを有する表示パネルを表示信号に基づいて駆動する表示駆動装置であって、
    前記複数の走査ラインに所定の電圧振幅を有する走査信号電圧を順次出力して行毎の前記表示画素を順次選択状態に設定する走査駆動手段と、
    前記複数の信号ラインの各々に前記表示信号に基づく表示信号電圧を印加する信号駆動手段と、
    前記表示パネルにおける表示画質を第1のモードとしたとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を第1の電圧値に設定し、前記表示画質を表示色数が前記第1のモードより少ない第2のモードに変更するとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値より小さい第2の電圧値に変更する駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示駆動装置。
  2. 前記表示駆動装置は、更に、前記共通電極に所定の電圧値を有するコモン信号電圧を印加する共通電極駆動手段を備え、
    前記駆動制御手段は、前記表示信号電圧及び前記コモン信号電圧の電圧レベルを、前記走査信号電圧の電圧振幅に適した値に変更することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 前記コモン信号電圧は、所定の中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記コモン信号電圧の中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  4. 前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記コモン信号電圧の中心電圧を高くすることを特徴とする請求項3に記載の表示駆動装置。
  5. 前記表示画素は、前記画素電極と前記共通電極の間に充填された液晶を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記表示信号電圧の反転中心電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性を、前記表示信号の階調値に応じた前記表示信号電圧に基づいて前記液晶に印加される電圧に応じた前記液晶の容量値の変化に対応した、前記フィードスルー電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性に対応した値に設定することを特徴とする請求項4に記載の表示駆動装置。
  6. 前記表示信号電圧は、所定の反転中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記表示信号電圧の反転中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  7. 前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記表示信号電圧の反転中心電圧を高くすることを特徴とする請求項6に記載の表示駆動装置。
  8. 前記表示画素は、前記画素電極と前記共通電極の間に充填された液晶を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記表示信号電圧の反転中心電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性を、前記表示信号の階調値に応じた前記表示信号電圧に基づいて前記液晶に印加される電圧に応じた前記液晶の容量値の変化に対応した、前記フィードスルー電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性に対応した値に設定することを特徴とする請求項7に記載の表示駆動装置。
  9. 行及び列方向に配列された複数の走査ライン及び複数の信号ラインの各交点近傍にマトリクス状に配列された複数の表示画素と、前記各表示画素に共通に設けられた共通電極とを有する表示パネルと、
    前記複数の走査ラインに所定の電圧振幅を有する走査信号電圧を順次出力して行毎の前記表示画素を順次選択状態に設定する走査駆動手段と、
    前記複数の信号ラインの各々に表示信号に基づく表示信号電圧を印加する信号駆動手段と、
    前記表示パネルにおける表示画質を第1のモードとしたとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を第1の電圧値に設定し、前記表示画質を表示色数が前記第1のモードより少ない第2のモードに変更するとき、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値より小さい第2の電圧値に変更する駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  10. 前記表示装置は、更に、前記共通電極に所定の電圧値を有するコモン信号電圧を印加する共通電極駆動手段を備え、
    前記駆動制御手段は、前記表示信号電圧及び前記コモン信号電圧の電圧レベルを、前記走査信号電圧の電圧振幅に適した値に変更することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記コモン信号電圧は、所定の中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記コモン信号電圧の中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記コモン信号電圧の中心電圧を高くすることを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記表示信号電圧は、所定の反転中心電圧に対して周期的に極性が反転される信号であり、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅の変更に応じて、前記表示信号電圧の反転中心電圧を、前記走査信号電圧の電圧振幅の値に適した値に変更することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  14. 前記表示画素は、画素電極と、制御端子が前記走査ラインに接続され、電流路が前記信号ラインと前記画素電極に接続されたアクティブ素子を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記走査信号電圧の立ち下がりタイミングにおいて、前記走査信号電圧の電圧振幅に応じて前記画素電極に生じるフィードスルー電圧の電圧値の、前記第1の電圧値と前記第2の電圧値に応じた値の差分に対応した電圧だけ、前記表示信号電圧の反転中心電圧を高くすることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記表示画素は、前記画素電極と前記共通電極の間に封入された液晶を有し、
    前記駆動制御手段は、前記走査信号電圧の電圧振幅を前記第1の電圧値から第2の電圧値に変更したとき、前記表示信号電圧の反転中心電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性を、前記表示信号の階調値に応じた前記表示信号電圧に基づいて前記液晶に印加される電圧に応じた前記液晶の容量値の変化に対応した、前記フィードスルー電圧の前記表示信号の階調値に対する変化特性に対応した値に設定することを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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