JPH08262583A - 分割画像露光方法 - Google Patents

分割画像露光方法

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JPH08262583A
JPH08262583A JP7069543A JP6954395A JPH08262583A JP H08262583 A JPH08262583 A JP H08262583A JP 7069543 A JP7069543 A JP 7069543A JP 6954395 A JP6954395 A JP 6954395A JP H08262583 A JPH08262583 A JP H08262583A
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JP
Japan
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image
divided
liquid crystal
crystal panel
exposure
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Application number
JP7069543A
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English (en)
Inventor
Nobuo Matsumoto
伸雄 松本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/600,043 priority patent/US5801814A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/727Optical projection devices wherein the contrast is controlled optically (e.g. uniform exposure, two colour exposure on variable contrast sensitive material)
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/46Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面素子を用いて原画像を複数に分割して露光
する場合に、各分割画像間の繋ぎ目における、濃度、色
の不連続性を抑制することができ、解像度の高い、高品
質の画像を露光する。 【構成】 液晶パネル20は、平面視で4位置を取り
得、それぞれの位置で光源102からの光を受け、透過
画像を投影レンズ系114を介してカラー印画紙116
上へ露光することができる。センサ138の各受光部か
らの受光量差に応じてリファレンスマークを捕捉し、位
置決めを完了することができる。2重又は4重露光領域
で画像データの占有率を定め、この占有率に応じて液晶
パネル20上の画素濃度を制御し、色や濃度の不連続性
を限りなくなくすようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネル等の面素子
の各画素の透過濃度を制御して、その透過画像を感光材
料へ焼付露光する場合に、原画像を複数に分割して露光
するための分割画像露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、面素子、例えば液晶パネル(以
下、LCDという)を用いた露光技術としては、特開昭
57−160667号公報等に記載されているように、
走査露光によって画像を形成することが提案されてい
る。また、走査露光に対して面露光技術としては、特開
昭62−14855号公報等で提案されている。すなわ
ち、白黒CRTに3原色の画像を順次表示し、各々RG
Bの各フィルタを介してカラー印画紙に焼 付露光する
ようになっている。
【0003】上記の組み合わせにより、LCDに3原色
のそれぞれに対応する白黒画像を表示し、各色のフィル
タを介して3回露光を行うことにより、LCDを用いた
カラー画像を得ることは容易に行い得るものである。
【0004】LCDは、約150万画素(縦×横)を持
ち、例えば、印画紙サイズではLサイズ(89mm×127mm)
程度の小型サイズのプリントに適している。すなわち、
あまりLCDに表示された画像を拡大しなくてもよいた
めである。
【0005】これに対して、Pサイズ(89mm×254mm)、
四つ切りサイズ(254mm ×305mm)程度のサイズになる
と、上記サイズのLCDを用いて焼付露光した場合に、
印画紙サイズに合わせて拡大倍率を大きくとる必要があ
り、画質(解像度)の低下を招くことになる。
【0006】そこで、原画像を複数の画像に分割し、こ
の分割された画像(以下、分割画像という)毎にLCD
に表示し、分割位置に対応するようにLCD又は印画紙
を相対移動させることが考えられる。このように、分割
画像を形成して分割画像毎に焼付露光を行う技術として
は、特開平2−032850号公報等に記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術(特開平2−032850号)では、CPTによ
る重露光を実現しているが、目的が画像の歪みを目立た
なくするために濃度勾配をつけることのみが開示されて
おり、繋ぎ目の濃度の不連続性や色の不連続性は考慮さ
れておらず、不完全なものとなっている。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、面素子を用い
て原画像を複数に分割して露光する場合に、各分割画像
間の繋ぎ目における、濃度、色の不連続性を抑制するこ
とができ、解像度の高い、高品質の画像を露光すること
ができる分割画像露光方法を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料へ露光すべき原画像を複数個の分割画像に
分割して面素子に表示し、この表示された分割画像を感
光材料上の各々の分割位置に移動させて順次露光するこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、感光材料へ露光
すべき原画像を複数個の分割画像に分割して面素子に表
示し、この分割画像が表示された面素子を各々の分割位
置に移動させて順次露光することを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、感光材料へ露光
すべき原画像を複数個の分割画像に分割して面素子に表
示し、その表示された各々の分割画像の光軸を光学系に
よる偏向により分割位置に移動させて順次露光すること
を特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3のいずれか1項記載の発明において、前記そ
れぞれの分割画像間の繋ぎ目を、面素子に表示したリフ
ァレンスマークを一致させることにより行うことを特徴
としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記請求項4記
載の発明において、前記リファレンスマークが少なくと
も3段階の濃度段階で形成されていることを特徴として
いる。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記請求項4又
は請求項5記載の発明において、前記リファレンスマー
クを一致させるために 前記面素子自体の移動、面素子
上の画素位置の移動、分割画像の光軸の光学系の偏向に
よる移動の少なくとも1つで調整することを特徴として
いる。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項6のいずれか1項記載の発明において、前記隣
接する分割画像間を重複露光し、該重複露光された領域
の基準濃度と重複露光されない領域の基準濃度とを一致
させることを特徴としている。
【0016】請求項8に記載の発明は、前記請求項7記
載の発明において、前記重複露光された領域が、一の分
割画像側から他の分割画像側までの距離の関数に応じ
て、それぞれの分割画像の基準濃度を調整することを特
徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、感光材料へ焼
付露光するサイズが比較的大きい場合、面素子の解像度
(画素数による)では、仕上がり精度が好ましくない場
合がある。そこで、原画像を複数に分割し、それぞれ分
割された画像を面素子に順次表示し、感光材料へ焼付露
光することにより、分割された画像で焼付露光される画
像の解像度を維持しつつ、比較的大きなサイズの画像を
得ることが可能となる。この場合、表示された分割画像
をそれぞれの分割位置に移動する。画像の移動は、機械
的、光学的等様々な手段が考えられ、基本的には繋ぎ目
が一致するようにすればよい。
【0018】繋ぎ目の一致とは、画像の歪みの他、濃度
や色の連続性を考慮する必要があり、機械的であっても
光学的であっても、画像を移動する場合の部材の移動操
作量は少ないことが望ましい。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、分割画像
を表示した面素子をそれぞれの分割位置に移動する。こ
の移動は、面露光間の移動であるため、例えば、1回の
移動は画素ピッチの約100倍以上となり、明らかに走
査露光とは異なる移動である。
【0020】面素子を移動することにより、他の部材、
例えば光学系や焼付露光される感光材料を移動する必要
がなく、最も単純かつ精度良く分割画像露光を行うこと
ができる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、前記請求
項2において画像の移動を面素子の移動によって行った
のに対し、光学系を移動し、分割画像(透過画像)の光
軸を偏向するようにしている。分割画像露光の手段の1
つではあるが、請求項1に比べ、光軸の偏向は画像の歪
みを発生させる要因となるため、画像の品質のレベルと
しては若干低くなる。しかし、その一方で光学系の移動
は面素子の移動に比べて小型であり微調整が容易である
という利点がある。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、面素子に
表示した各分割画像の領域外の画素を用いて、リファレ
ンスマークを形成する。このレファレンスマークは、印
刷業界で位置合わせを行う、所謂「トンボ」と称される
ものに対応する。また、マークシート方式で記入された
用紙から文字や記号をOCR(文字認識装置)で切り出
すような場合に用紙の周縁に付されているバー状のマー
クに対応するものである。
【0023】すなわち、各分割画像同士の位置関係が分
からなければ、分割した意味がなく、必要不可欠なもの
である。このリファレンスマークを一致させるための手
段としは、2分割露光の場合は少なくとも1画素の周囲
とは異なる透過濃度(周囲が白であれば黒)のマーク
と、1個のマークセンサとが、4分割露光の場合は少な
くとも2個のマークと、2個のマークセンサとが必要と
なる。
【0024】リファレンスマークとされた画素領域に例
えば横方向に2個並べられたセンサがあった場合、受光
量差で互いに同量の受光量となるように横方向に移動す
る。同量の受光量となった時点で、予め定められた受光
量との差に応じて縦方向に移動する。両方のセンサの受
光量が同一、かつ予め定められた受光量となった時点で
リファレンスマークを捕捉したことにすれば、各分割画
像を精度良く位置決めすることができる。
【0025】また、センサを升状に4個ならべることに
より、横方向と縦方向の差を両方同時に把握することが
でき、リファレンスマークの捕捉時間を短縮することが
できる。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、リファレ
ンスマーク自体を1画素ではなく、複数の画素で形成
し、例えば、複数の画素で円形に形成する。ここで、中
心となる画素を最も高い透過濃度とし、かつ外周にいく
に従い少なくとも3段階に透過濃度を低くする。これに
より、センサとの間のずれが大きくてもリファレンスマ
ークの中心方向の位置を認識し易くなり、更に迅速にリ
ファレンスマークを捕捉することが可能となる。
【0027】請求項6に記載の発明によれば、リファレ
ンスマークを一致させるためには、画像の移動が伴う。
この画像の移動を行う場合、面素子自体の移動、面素子
上の画素位置の移動、分割画像の光軸の光学系の偏向に
よる移動の少なくとも1つを用いる。すなわち、大幅な
移動が必要な場合には面素子自体や光学系の偏向等が適
しており、微調整の場合には面素子上の画素位置の移動
が適している。このため、これらを使い分けることによ
り、迅速なリファレンスマークの一致(捕捉)を図るこ
とができる。
【0028】請求項7に記載の発明によれば、各分割画
像を露光する場合に、その周縁を隣接する分割画像を重
複露光する。この重複露光する領域は、通常の1回(カ
ラーの場合3回)に対して2回(カラーの場合6回)露
光されることになるため、この2倍の露光回数で重複露
光されない領域の基準濃度と一致するように重複露光さ
れる領域の濃度を設定する。これにより、重複、非重複
に拘らず基準濃度を一致させることができる。
【0029】請求項8に記載の発明によれば、重複露光
領域、例えば、2つの分割画像が横方向に隣接している
場合、左側の画像から右側の画像までの距離の関数(例
えば正比例)を定めておく。この関数に応じて、分割画
像の重複露光領域の濃度を調整する。すなわち、左側に
近い画像ほど左側の分割画像の濃度割合を多くし、右側
に近い画像ほど右側の分割画像の濃度割合を多くする
(中間点では1:1となる)ことにより、両方の画像の
濃度の不連続性を抑制でき、カラー画像における色の不
連続性も抑制することができる。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明は原画像を複数の分割した画像(分割画像)を面素子
としての液晶パネルに表示し、カラー印画紙に焼付露光
することが前提であり、最初に周知である4種類の分割
画像露光の構成の概略について説明する。 〔液晶パネル移動による露光〕図1に示される如く、
の位置にある液晶パネル20に表示された分割画像を光
学系の光源10によって照射すると、この原画像の透過
画像が、光学系のレンズ12により拡大し、カラー印画
紙14上のの領域に焼付露光する。その後、の位置
にある液晶パネル20をの位置に移動し、この液晶パ
ネル20に表示された分割画像を同様にレンズ12によ
り拡大し、カラー印画紙14上のの領域に焼付露光す
る。
【0031】このように、移動は液晶パネル20の位置
のみであり、他の光学系は共通のものが適用可能な構成
となっている。 〔光学系レンズ移動による露光〕図2に示される如く、
原画像及びは同一位置に順次形成し、の原画像の
場合、レンズ12をの位置に配置する。これにより、
カラー印画紙14のの位置に焼付露光される。一方、
の原画像を形成した後、レンズ12をの位置に配置
する。これにより、カラー印画紙14のの位置に焼付
露光される。
【0032】この構成では、レンズ12を移動させてお
り、原画像を表示する位置の移動はない。 〔カラー印画紙移動による露光〕図3に示される如く、
原画像及びは同一位置に順次形成し、かつ、レンズ
12等の光学系も固定された位置となっている。の原
画像が露光領域上のカラー印画紙14に焼付露光される
と、カラー印画紙14が移動して露光領域に位置決めさ
れ、の原画像が形成され、カラー印画紙14に焼付露
光される。
【0033】すなわち、焼付装置自体の部品の移動はな
く、カラー印画紙14を移動することによって分割画像
露光を行っている。 〔光学系反射ミラーでの偏向による露光〕図4に示され
る如く、原画像及びは同一位置に順次形成し、かつ
レンズ12も固定された位置とする。このレンズ12の
下流側に頂点が90°とされた三角形のミラーユニット
16を配設する。ミラーユニット16は左右に移動可能
とされ、ミラーユニット16の斜面部が反射面16A、
16Bとされている。
【0034】ミラーユニット16が右端位置に位置決め
されるとの原画像が反射面16Aで反射され、ミラー
18を介してカラー印画紙14上のの位置に焼付露光
される。
【0035】一方、ミラーユニットが左端位置に位置決
めされるとの原画像が反射面16Bに反射され、ミラ
ー19を介してカラー印画紙14上のの位置に焼付露
光される。
【0036】すなわち、レンズ12を透過した光をミラ
ーユニット16の横移動によって左右に振り分ける構成
である。
【0037】以下、本発明が適用される分割露光装置の
詳細を説明していく上で、上記4種類の構成の中から、
〔液晶パネル移動による露光〕で説明した装置構成を例
にとり説明する。
【0038】図5には、本実施例に係る写真焼付装置1
00が示されている。光源102から照射された光は、
RGBの各色の分解フィルタ104を介して、液晶パネ
ル20の画像表示面へ照射されるようになっている。
【0039】光源102は、ボックス106に収容され
ており、このボックス106の光出力面に、前記分解フ
ィルタ104が取付けられている。分解フィルタ104
は3枚の内の1枚が選択されて光路上に配置されるよう
に、ターレット回転板108にそれぞれ組付けられてい
る。
【0040】ボックス106の光出力面には、反射ミラ
ー110が45°の角度で対向されており、光源102
から水平に出力された光線は、この反射ミラー110に
よって鉛直方向に偏向され、ブラックシャッター111
を介して集光レンズ112へと至るようになっている。
この集光レンズ112の下流側には液晶パネル20が配
設されている。
【0041】液晶パネル20は、4分割された前記集光
レンズ112の1つに対応される大きさとされている
(後述)。
【0042】液晶パネル20の下流側には、投影レンズ
系114が配設され、液晶パネル20に表示された透過
画像を所定の拡大倍率で拡大し、カラー印画紙116上
へ照射されるようになっている。
【0043】カラー印画紙116は、搬送手段118に
よって所定の位置に位置決めされており、露光すべき領
域の周縁がマスク120によってマスクされている。こ
のカラー印画紙116の搬送手段118は、コントロー
ラ122によって制御されている。このコントローラ1
22には、前記ターレット式回転板108を回転操作す
るためのドライバ124が接続されている。
【0044】コントローラ122には、原画像(本実施
例では、ネガフィルム126に記録された各画像コマ毎
の画像とする。)のデータを読取る画像情報読取装置1
28が接続されている。画像情報読取装置128では、
各画像コマの画像を走査露光して色分解すると共に、デ
ジタル信号の画像データとして記憶する。
【0045】記憶された画像データは、コントローラ1
22に供給され、コントローラ122によって1つの原
画像の画像データを4つの画像データに分割するように
なっている。この分割された画像データに基づいて、逐
次前記液晶パネル20の各画像が制御され、液晶パネル
20に各画像が表示されるようになっている。ここで、
液晶パネル20は、平面視でX−Y方向に移動可能とさ
れ、本実施例では大きく別けて4位置を取り得る構造と
なっている。すなわち、前記集光レンズ112の4分割
されたそれぞれの位置に位置決めが可能となっており、
それぞれの位置で光源102からの光を受け、透過画像
を投影レンズ系114を介してカラー印画紙116上へ
露光することができるようになっている。
【0046】図6及び図7には、液晶パネル20及びそ
の周辺の構成が示されている。液晶パネル20は、支持
板20Aと表示面20Bから構成されている。支持板2
0Aは枠状に形成され、中央の矩形孔に表示面20Bを
保持すると共に、図示しない配線基板が取り付けられて
いる。表示面20Bには、電気的な手段によって、白
色、黒色及びそれらの中間色を表示可能な多数の画素
が、所定のピッチ寸法でマトリクス状に配列されてい
る。
【0047】液晶パネル20の一方の対辺には、一対の
ブロック材42が配置されている。ブロック材42に
は、液晶パネル20の側面とほぼ等しい面積の開口面積
を有する挿入口46が設けられ、液晶パネル20の該対
辺側端部が挿入されている。この挿入口46は、ブロッ
ク材42の反対面まで貫通されており、この反対面には
板材44が取付けられている。
【0048】ここで、一方のブロック材42に対応する
板材44には、挿入口46の開口面に対向して補助部材
48が取り付けられ、この補助部材48の挿入口46側
対向面には、圧電素子28が配置されている。この補助
部材48及び圧電素子28は、挿入口46に嵌入されて
いる。補助部材48と板材44との接着は、ネジ等を用
いて固定してもよく、また接着剤等により接着してもよ
い。圧電素子28は、液晶パネル20の幅方向側面とブ
ロック材42の内部で対面して接触し、制御手段によっ
て設定された幅方向(画素の配列平面上におけるX方
向)の移動量分、液晶パネル20を移動させることがで
きるようになっている。
【0049】また、他方の板材44には、圧縮コイルば
ね50を介して、押圧部材52が配置され、挿入口46
に収容されている。押圧部材52と板材44との間の圧
縮コイルばね50の一端は、板材44に設けられた円溝
54に収容され、他端は押圧部材52に当接されてい
る。これにより、液晶パネル20は、押圧部材52によ
って、圧電素子28に接触する方向に押圧されている。
【0050】一対のブロック材42は、液晶パネル20
の他方の対辺に配置された一対の固定板56に各々ビス
58によって螺合されている。一方の固定板56の外側
面には、ブラケット60が所定間隔をもって取り付けら
れ、固定板56との対向面には、補助部材62に取り付
けられた圧電素子64が配置され、固定板56と接触し
ている。圧電素子64は、制御手段によって設定された
長手方向(画素の配列平面上におけるY方向)の移動量
分、固定板56及びブロック材42を介して液晶パネル
20を移動させることができるようになっている。
【0051】一対の各固定板56及びブラケット60に
は、各々同軸上の円孔が設けられ、シャフト66が貫通
している。シャフト66の端部は、ブラケット60の近
傍でE型リング68によって係止され、軸方向の移動が
阻止されている。
【0052】前記圧電素子64が配設された側と反対側
の固定板56とブラケット60との間のシャフト66に
は、圧縮コイルばね70が取り付けられている。圧縮コ
イルばね70は、固定板56を介して液晶パネル20を
圧電素子64に接触する方向に付勢する作用を有してい
る。
【0053】これにより、図7(B)に示される如く、
通常は、液晶パネル20が圧電素子28に接触し、固定
板56が圧電素子64に接触した状態とされ(基準位置
(0,0))、圧電素子28のみが作用すると液晶パネ
ル20は(x,0)方向に移動され、圧電素子64のみ
が作用すると液晶パネル20は、ブロック材42、固定
板56と共に、(0,y)方向に移動され、圧電素子2
8及び圧電素子64が共に作用すると、液晶パネル20
は、(x,y)方向に移動することになる。
【0054】図7に示される如く、上記構成の液晶パネ
ルユニット130(圧電素子28、64による移動機構
を含む構成)は、周知のX−Y移動テーブル132上に
さらに搭載されている。このX−Y移動テーブル132
では、前述したように液晶パネルユニット130を大き
く分けた4位置に移動させるためのもので、詳細な構造
の説明は省略するが、その移動位置は、4位置となる。
この4位置のそれぞれの位置において、前記圧電素子2
8、64を制御して微調整を行うことにより、精度よく
液晶パネル20自体を移動させ、かつ位置決めすること
が可能となる。
【0055】また、この4位置のそれぞれにおいて、図
8に示される如く、表示面20Bが重なり合うようにな
っている。この重なり合う部分が重複露光される部分で
あり、本実施例では、単露光領域134A、2重露光領
域134B、4重露光領域134Cとに分類される。
【0056】ここで、液晶パネル20の表面20Bには
前記画像情報読取装置128から得た画像データに基づ
く画像が表示されると共に、予め定められた所定の位置
にリファレンスマーク136が表示されるようになって
いる。このリファレンスマーク136は、2重露光領域
134Bに設けられ、例えば、図8の左上の画像と右上
の画像との間の2重露光領域134Bと(URLマー
ク)、左上の画像と左下の画像との間の2重露光領域1
34Bと(LUDマーク)、右上の画像と右下の画像との
間の2重露光領域134Bと(RUDマーク)、に設けら
れている。これらのマークを後述するセンサ138(図
9参照)によって検出し、一致させることにより、4位
置のそれぞれを所定の位置へ位置決めすることができ
る。
【0057】図9には、液晶パネル20の所定位置に設
けられたリファレンスマーク136の一例が示されてい
る。
【0058】リファレンスマーク136は、1つの透過
画素PC と、その周囲画素PO とで構成されている。こ
れに対して、センサ138は略ひし型とされ、4分割さ
れた受光部138A、138B、138C、138Dが
設けられ、個々に受光量に応じた電気信号がコントロー
ラ122へ供給されるようになっている。
【0059】液晶パネル20のある程度の位置は、前記
X−Yテーブル132と、圧電素子28、64によるX
−Y移動によってなされおり、センサ138の何れかの
位置と透過画素PC とが重なり合うことになる。なお、
これらが重なっていない場合には、コントローラ122
からの信号でX−Yテーブル132又は圧電素子28、
64を制御して、透過画素PC を検索する必要がある。
【0060】コントローラ122には、予め位置決めが
完了した時点での各受光部138A、138B、138
C、138Dの受光量が記憶されており、センサ138
の何れかの位置と透過画素PC とが重なり合っている状
態で、各受光部138A、138B、138C、138
Dからの信号差(受光量差)に応じて、圧電素子28、
64を制御して138A〜138D各センサ間の出力差
が小さくなるようにすることで、センサ138の中心
と、透過画素PC の中心とが一致し、位置決めを完了す
ることができる(図9(A)〜(C)参照)。
【0061】次に、液晶パネル20の各位置(4位置)
での、露光制御について説明する。各位置での基準露光
量は一定であり、基本的には4画像の基準露光量が一致
すればよい。ところで、上述の如く、2重露光領域13
4B、4重露光領域134Cにおいては、通常の露光制
御を行うと、2倍又は4倍の露光量となる。
【0062】図10(A)に示される如く、左上画像
(縦軸LUL −LUR 間)と右上画像(縦軸RUL −R
R 間)の2重露光領域134Bを例にとり説明する
と、2重露光領域134Bでは、画像データは一致する
ものの、透過濃度が2倍になることになる。
【0063】そこで、図10(B)に示される如く、2
重露光領域134Bの両端間で左右の画像データの占有
率を定め、この占有率に応じて液晶パネル20上の画素
濃度を制御するようにしている。すなわち、2重露光領
域134Bの左端(縦軸RU L )を起点(0)とする右
端(縦軸LUR )までの距離に応じて正比例するような
関数を定める(y=ax+b))。このようにすれば、
何れかの画像に近ければ近いほど占有率が高くなり、中
間地点で1:1となるため、色や濃度の不連続性を限り
なくなくすことが可能となる。言い換えれば、何れか一
方の画像データを用いて2重露光領域134Bを制御す
ると、2重露光する意味がなくなり、またその繋ぎ目に
不連続性が起きうる可能性が高い。また、演算上、画像
データを1/2としても、その演算公差等で不連続とな
る部分が生じる恐れがある。
【0064】本実施例では、このような不具合を無くす
べく、何れかの画像の占有率によって2重露光領域13
4Bの画像データを設定するような構成となっており、
例えば、2重露光領域134Bの左端RUL 付近の画像
データは左上の画像データを100%使用し、右端LU
R 付近の画像データは右上の画像データを100%使用
することになる。
【0065】以下に本実施例の作用を図11のフローチ
ャートに従い説明する。なお、図8(A)に示される如
く、原画像サイズ(35mmネガ画像)に対して、引伸
しサイズが大きい(四つ切りサイズ〔254mm ×305mm
〕)カラー印画紙116へ焼付露光する場合を例にと
り説明する。この場合、図8(B)に示される如く、原
画像を4分割し、左上、左下、右下、右上の順にそれぞ
れ第1画像、第2画像、第3画像、第4画像とする。
【0066】まず、ステップ200では、変数N及びn
を初期値にリセット(N=0、n=1)し、次いでステ
ップ202において、画像情報読取装置128でネガ画
像の走査を行い、画像データを取り込む。
【0067】次のステップ204では、原画像の分割数
Nを読みだす。この分割数Nは予め定めておいてもよい
し、引き伸ばしサイズに応じて自動的に演算してもよい
し、さらには、手動により入力してもよい。なお、本実
施例では、4分割するものとし、ステップ206におい
て画像データをN(=4)分割する。
【0068】ステップ208では、2重画像領域134
B、4重画像領域134Cの画像データの占有率を設定
する。例えば、2重画像領域134Bの場合、図10の
如く、その両端に近い側の画像データの占有率を多く
し、離れるに従い占有率を少なくするように設定する。
【0069】ステップ210では、この設定された占有
率に基づいて、2重露光領域134B、4重露光領域1
34Cの画像データ(濃度)を補正し、ステップ212
へ移行する。
【0070】ステップ212では、第n画像(最初であ
れば、図8に示す第1画像)の画像データを読み出し、
次いでステップ214で液晶パネル20を画像番号に基
づき移動する。この移動は、X−Yテーブル232によ
る大まかな移動と、圧電素子28、64によるきめ細か
な移動とを併用し、精度良く位置決めされる。しかし、
このような機械的な移動では、画素単位の誤差は補償で
きないため、これが原因で、分割画像の不連続性を生じ
ることがある。そこで、ステップ216では、予め画像
と共に液晶パネルの所定の位置に設けたリファレンスマ
ーク136をセンサ138によって検出し、位置決めを
行う。
【0071】すなわち、通常は、前記X−Yテーブル1
32と圧電素子28、64とによる機械的な移動で、図
9に示される如く、センサ138の一部がリファレンス
マーク136の一部を捕捉している。
【0072】ここで、各受光面138A、138B、1
38C、138Dからの信号差(受光量差)に応じて、
圧電素子28、64を制御して、受光面138A〜13
8Dの出力差が小さくなるようにすることで、センサ1
38の中心と、透過画素PCの中心とが一致し、位置決
めを完了することができる。これにより、画素単位の位
置決めを行うことができる。
【0073】次のステップ218では、光源102を点
灯し、次いでステップ220で各色毎の画像を表示す
る。すなわち、カラー画像の場合、1つの画像がR、
G、Bの3色に色分解されており、このR、G、Bに対
応する画像を3回露光する必要がある。なお、露光順序
は特に定めはないが、本実施例では、R、G、Bの順に
露光を行うため、最初はR画像を表示する。
【0074】次のステップ222では、画像に対応する
フィルタ(最初はRフィルタ)を配置し、次いでステッ
プ224でブラックシャッタ111を開放する。この開
放によって、カラー印画紙116上に画像が焼付露光さ
れる。
【0075】ステップ226では、所定の露光時間が経
過したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ
228へ移行してブラックシャッタ111を閉止し、ス
テップ230へ移行する。ステップ230では、全色の
露光が終了したか否かが判断される。すなわち、R、
G、Bの3回が終了したか否かが判断され、否定判定の
場合は、ステップ220へ戻り、上記工程を前記所定の
順序に従い、色を換えて繰り返す。また、3回の露光が
終了した場合には肯定判定され、ステップ232へ移行
する。
【0076】ステップ232では、光源102を消灯
し、ステップ234へ移行する。ステップ234では、
分割数Nが1画像の露光回数nに達したか否かが判断さ
れ、否定判定の場合はステップ236でnをインクリメ
ントしてステップ212へ戻り、次の分割画像(2回目
であれば、図8に示す第2画像、3回目であれば、図8
に示す第3画像、4回目であれば、図8に示す第4画
像)の露光制御(液晶パネル20の移動、位置決めから
露光まで)を実行する。また、4回目の露光が終了した
場合には、ステップ234で肯定判定され処理は終了す
る。 (各系の補足説明) 照明系 本実施例では、光源102としてハロゲンランプの他、
LEDアレイを用いることができる。この場合には、分
解フィルタ104が不要となる。
【0077】液晶パネル20への集光光学系としては、
一般に液晶パネル20への入射角度が直角からずれると
コントラストが低下したり、透過光の分光分布が変化す
る傾向があるので、液晶パネルへの入射光をできるだけ
平行光に近く、かつ直角に入射するようにすることが好
ましい。
【0078】また、本実施例のように、液晶パネル20
の画像表示領域の移動範囲全体を照明系を動かさずに照
明すると、照明系による濃度、色むらが画像繋ぎ目で目
立たない。しかし、カラー印画紙116への露光効率を
上げたい場合には、画像表示領域の大きさだけを照明で
きる系を液晶パネルの移動(X−Y移動テーブル132
の移動)と共に移動するようにしてもよい。 液晶パネル20 液晶パネル20としては、例えばa-SiTFT やp-SiTFT 等
を用いることができる。また、液晶パネル20は、温度
変化によりその光学特性が変化するため空冷等の冷却機
構を設けることが好ましい。
【0079】リファレンスマーク136は、本実施例の
ように1画素でもよいが、図12(A)乃至(C)に示
される如く複数画像(7画素)の集まりであってもよ
い。また、これに応じて、センサ138の受光面138
A、138B、138C、138Dの受光面積を大きく
することにより、広い範囲での補足制御が可能となる。
【0080】また、図13(A)乃至(D)に示される
如く、リファンスマーク136を3段階の濃度(全透過
0 、半透過PH 、無透過PC )とすることにより、補
足時間の短縮を図るこができる。 投影光学系 照明光(光源102)をカラー印画紙116に効率良く
導くために、投影レンズ系114の受光角を集光レンズ
112の集光角度以上になるようにすることが好まし
い。 露光面(カラー印画紙114面) カラー印画紙114を供給、搬送する手段として、露光
中には平面を保つため、吸引ベルト等を用いることが好
ましい。
【0081】なお、本実施例では、透過型の液晶パネル
20を用いて、分割画像の露光制御を行ったが、図14
に示される如く、反射型の液晶パネル140を用いても
分割画像の露光制御を行うことができる。以下に、その
概略の構成を説明するが、前記実施例と同様の構成部分
については、同一の符号を付してその構成の説明を省略
する。
【0082】図14に示される如く、ブラックシャッタ
111の下流側には偏光ビームスプリッタ142が配設
され、反射ミラー110から入射される光は、偏光ビー
ムスプリッタ142の反射面で45°反射されて、1/
4λ板144を介して反射型の液晶パネル140へと至
る。この液晶パネル140を反射した光は、画像の透過
光となり、1/4λ板144を介して再度偏光ビームス
プリッタ142へ至る。このときは、偏光ビームスプリ
ッタ142を直線通過し、投影光学系114へと至る。
【0083】上記構成によれば、透過型の液晶パネル1
40を用いたときと同様に分割露光制御を行うことがで
きる。
【0084】高解像力の画像を得るためには液晶パネル
の画素の高密度化が有効であるが、高密度化で画像が小
さくなると電極等が画素に占める割合が大きくなり、透
過型では開口率が著しく低下する。そこで、反射型の液
晶パネル140を適用することによって、電極等と画素
面とを2重構造とすることができ、上記問題を解決する
ことができる。
【0085】以上説明したように、露光制御において、
2重露光領域134B及び4重露光領域134Cの画像
データを重なりあう分割画像に近いほど占有率を多くし
たため、濃度及び色の連続性を向上し、分割露光による
色ずれや濃度差を抑制することができる。
【0086】また、各分割画像の位置決めを、X−Yテ
ーブル132及び圧電素子28、64による機械的な移
動に加え、リファレンスマーク136のセンサ138に
よる捕捉制御により、画素単位の位置決めを可能とした
ため、位置ずれはほとんど生じない。
【0087】また、本実施例では、液晶パネル20(1
40)の移動による分割画像の位置決めを行ったため、
光学系に起因する歪みやスキュー及び色、濃度の不連続
がなく、画像全域にわたって繋ぎ目の連続性を保持する
ことができる。
【0088】なお、カラー印画紙116を移動すること
で分割露光する方式を適用した場合には、送り量を精密
に制御することが要求される。送り量の誤差は送りロー
ラと同軸に設けられた回転角センサからの信号を積分し
て検知し、この信号で液晶パネル20(140)上の画
像位置や液晶パネル20(140)の位置の補正をする
ことで解消することができる。但し、スキューを生じる
場合には、その補正が困難であるため送りローラの径が
左右(両端)で差がないようにすることが要求される。
【0089】また、本実施例では、液晶パネル20(1
40)を適用したが、EL(エレクトロ・ルミネッセン
ス)パネル、LED面発光パネル等を用いてもよい。L
ED面発光パネル等の自己発光素子を用いる場合には、
照明系は不要である。
【0090】また、液晶パネル20(140)を3枚用
いて3色を同時露光することも、ダイクイックミラーを
用いることにより可能である。
【0091】さらに、露光時間を短くするために、特公
平4−3856号に記載されているように、液晶パネル
20(140)の両側に1組の複眼レンズを設け、両レ
ンズの焦点距離をほぼ一致させることにより小さい開口
率でも短い時間で露光するようにすることができる。
【0092】また、液晶パネル20(140)の位置検
出のためのセンサ138は、必ずしも液晶パネル20
(140)のパターンを直接受光できる位置に限らず、
カラー印画紙116の近傍に設け投影レインズを介して
受光するようにしてもよい。
【0093】さらに、照明、投影光学系の不均一によっ
て発生する画像繋ぎ目の濃度、色不連続性、投影光学系
の歪みによって発生する画像繋ぎ目の不連続性は、予め
基準画像を投影し、投影された画像のそれぞれの不均一
性を測定(例えば、面センサで受光)することにより、
表示すべき画像の濃度、色、歪みを補正して表示するこ
とができ、画像の繋ぎ目の不連続性を目立たなくするこ
ともできる。
【0094】また、画像位置の調整に用いる圧電素子
は、素子ピッチの1/2程度づつずらして複数回露光
し、解像力を高める、所謂「画素ずらし」にも兼用する
ことができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る分割画像
露光方法は、面素子を用いて原画像を複数に分割して露
光する場合に、各分割画像間の繋ぎ目における、濃度、
色の不連続性を抑制することができ、解像度の高い、高
品質の画像を露光することができるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶パネル移動による露光の概略図である。
【図2】光学系レンズ移動による露光の概略図である。
【図3】カラー印画紙移動による露光の概略図である。
【図4】光学系反射ミラーでの偏向による露光の概略図
である。
【図5】本実施例に係る写真焼付装置の概略構成図であ
る。
【図6】液晶パネル及びその周辺を示す分解斜視図であ
る。
【図7】(A)は液晶パネル及びその周辺の平面図、
(B)は液晶パネルの移動ベクトル図である。
【図8】(A)は原画像サイズ及びカラー印画紙上のサ
イズを示す平面図、(B)は分割画像の平面図である。
【図9】(A)乃至(C)は、リファレンスマークのセ
ンサによる捕捉状態を示す液晶パネル面の拡大図であ
る。
【図10】(A)は分割画像の濃度特性図、(B)は2
重露光領域の画像データ占有率を示す特性図である。
【図11】本実施例に係る写真焼付手順を示す制御フロ
ーチャートである。
【図12】(A)乃至(C)は変形例に係るリファレン
スマークのセンサによる捕捉状態を示す液晶パネル面の
拡大図である。
【図13】(A)乃至(D)は変形例に係るリファレン
スマークのセンサによる捕捉状態を示す液晶パネル面の
拡大図である。
【図14】反射型の液晶パネルを用いたときの光学系の
概略構成図である。
【符号の説明】
20(140) 液晶パネル 28、64 圧電素子 100 写真焼付装置 102 光源 116 カラー印画紙 128 画像情報読取装置 130 液晶パネルユニット 132 X−Yテーブル 134B 2重露光領域 134C 4重露光領域 136 リファレンスマーク 138 センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料へ露光すべき原画像を複数個の
    分割画像に分割して面素子に表示し、この表示された分
    割画像を感光材料上の各々の分割位置に移動させて順次
    露光することを特徴とする分割画像露光方法。
  2. 【請求項2】 感光材料へ露光すべき原画像を複数個の
    分割画像に分割して面素子に表示し、この分割画像が表
    示された面素子を各々の分割位置に移動させて順次露光
    することを特徴とする分割画像露光方法。
  3. 【請求項3】 感光材料へ露光すべき原画像を複数個の
    分割画像に分割して面素子に表示し、その表示された各
    々の分割画像の光軸を光学系による偏向により分割位置
    に移動させて順次露光することを特徴とする分割画像露
    光方法。
  4. 【請求項4】 前記それぞれの分割画像間の繋ぎ目を、
    面素子に表示したリファレンスマークを一致させること
    により行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項記載の分割画像露光方法。
  5. 【請求項5】 前記リファレンスマークが少なくとも3
    段階の濃度段階で形成されていることを特徴とする請求
    項4記載の分割画像露光方法。
  6. 【請求項6】 前記リファレンスマークを一致させるた
    めに 前記面素子自体の移動、面素子上の画素位置の移
    動、分割画像の光軸の光学系の偏向による移動の少なく
    とも1つで調整することを特徴とする請求項4又は請求
    項5記載の分割画像露光方法。
  7. 【請求項7】 前記隣接する分割画像間を重複露光し、
    該重複露光された領域の基準濃度と重複露光されない領
    域の基準濃度とを一致させることを特徴とする請求項1
    乃至請求項6の何れか1項記載の分割画像露光方法。
  8. 【請求項8】 前記重複露光された領域において、一の
    分割画像側から他の分割画像側までの距離の関数に応じ
    て、それぞれの分割画像の基準濃度を調整することを特
    徴とする請求項7記載の分割画像露光方法。
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