JPH08260968A - ラジエータファンシュラウドの構造 - Google Patents

ラジエータファンシュラウドの構造

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JPH08260968A
JPH08260968A JP6989995A JP6989995A JPH08260968A JP H08260968 A JPH08260968 A JP H08260968A JP 6989995 A JP6989995 A JP 6989995A JP 6989995 A JP6989995 A JP 6989995A JP H08260968 A JPH08260968 A JP H08260968A
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JP
Japan
Prior art keywords
radiator
shroud
lower half
radiator fan
half cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP6989995A
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English (en)
Inventor
Takao Muramatsu
孝男 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータファンシュラウドの構造の改良に
より、搭載性を高めつつ、十分な風量を得られるように
することを目的とする。 【構成】 ラジエータファンシュラウド5を構成する筒
体8を、上半部筒体8Aと下半部筒体8Bとに分割し
て、下半部筒体8Bがラジエータ2方向に倒れるよう
に、該下半部筒体8B上縁部を上半部筒体8A下縁部に
回動自由に連結する構成とし、シュラウド5の挿入搭載
時においてファン3との干渉が生じず、スムーズに搭載
を行うことができるようにすると共に、十分な風量が得
られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジエータに対面して
設けられたエンジン冷却用のラジエータファン周りを取
り囲むラジエータファンシュラウドの構造の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジエータに対面して設けられる
エンジン冷却用のラジエータファンの送風性能を向上す
る目的で、ファンの周りを取り囲むように配設されるラ
ジエータファンシュラウドが知られている(実開昭62
−88830号公報,実開昭62−84625号公報及
び実開昭62−184133号公報参照)。
【0003】図7は従来のラジエータファンシュラウド
(以下、単にシュラウドと略称する)1の一例を示して
おり、このシュラウド1は、予めラジエータ2に固定取
付してから、ラジエータファン(以下、単にファンと略
称する)3前部に挿入して搭載する必要から、シュラウ
ド1を方形状の筒部1Aと該筒部1Aから張り出す円筒
状の筒部1Bとから構成し、挿入時においてファン3と
の干渉を防止するため、円筒状の筒部1Bの下側に斜め
の切除部4を設けた構造となっている。
【0004】図8もまた従来のシュラウド1を示してお
り、このシュラウド1も、上記と同様の目的から、円筒
状の筒部1Bの下側部分を別部品1Cで形成し、搭載後
にこの部品1Cをボルト1Dで締結するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシュラウド1の構造にあっては、搭載性を考慮した
結果、風量が犠牲になる構成であった。即ち、シュラウ
ド1を方形状の筒部1Aと円筒状の筒部1Bとから構成
した結果、両筒部1A,1B間に段差を設けざるを得
ず、この段差部分の空間がデッドスペースDとなり、十
分な風量が得られないと言う問題点があった。
【0006】そこで、本発明は上記に鑑みてなされたも
のであり、ラジエータファンシュラウドの構造の改良に
より、搭載性を高めつつ、十分な風量を得られるように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ラジエータに対面して設けられたエンジン冷却用のラジ
エータファン周りを取り囲むラジエータファンシュラウ
ドの構造であって、ラジエータファンシュラウドを、ラ
ジエータ側端部が開放され、ラジエータファン側端部が
該ラジエータファン周りに位置する開口部を除いて閉塞
された筒体から形成し、前記筒体を略上半部と略下半部
とに分割し、前記下半部筒体がラジエータ方向に倒れる
ように、該下半部筒体上縁部を上半部筒体下縁部に回動
自由に連結し、前記下半部筒体の横幅を、該下半部筒体
がラジエータ方向に倒されたときに上半部筒体の内側に
挿入可能となる幅に設定した。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明において、ラジエータファ
ンシュラウドを、予めラジエータに固定取付し、該ラジ
エータと共にラジエータファン前部に挿入して搭載す
る。この挿入搭載時には、ラジエータとラジエータファ
ンシュラウドとを一体化したものを、ラジエータファン
上方から、該ファン前方に差し入れ、ラジエータファン
シュラウドの開口部にファンが挿入されるようにする。
この場合、下半部筒体がファンに当たって、回動しなが
らラジエータ方向に倒れるため、下半部筒体の開口部が
邪魔にならずに挿入され、挿入搭載が完了した段階で、
下半部筒体は原位置に戻る。
【0009】このように、ラジエータファンシュラウド
を構成する筒体を、上半部筒体と下半部筒体とに分割し
て、下半部筒体がラジエータ方向に倒れるように、該下
半部筒体上縁部を上半部筒体下縁部に回動自由に連結す
る構成とした結果、ラジエータファンシュラウドの挿入
搭載時においてファンとの干渉が生じず、スムーズに搭
載を行うことができると共に、ラジエータファンシュラ
ウドにはデッドスペースとなるような空間が形成され
ず、前後方向幅を大きく採ることができるため、十分な
風量が得られる。
【0010】
【実施例】図1において、エンジン冷却用のラジエータ
ファン(以下、単にファンと略称する)3は、ラジエー
タ2に対面して設けられ、ファン3周りを取り囲むラジ
エータファンシュラウド(以下、単にシュラウドと略称
する)5が設けられている。尚、6はフレームである。
【0011】シュラウド5は、図1〜図3に示すよう
に、は、ラジエータ2側端部が開放され、ファン3側端
部が該ファン3周りに位置する円形の開口部7を除いて
閉塞された方形状の筒体8から形成される。前記筒体8
は、略上半部と略下半部とに分割され、上半部筒体8A
と下半部筒体8Bとが設けられる。
【0012】前記上半部筒体8Aは、後面と下面とが開
放され、前壁に略半円形の開口部8aが形成された構成
である。又、上半部筒体8Aの後端部の上縁と両側縁に
は、ラジエータ2との固定部となるフランジ部8bが夫
々形成され、前記開口部8aの縁部には略半円筒部8c
が形成されている。一方、下半部筒体8Bは、後面と上
面とが開放され、前壁に略半円形の開口部8dが形成さ
れた構成である。又、下半部筒体8Bの後端部の下縁に
は、ラジエータ2下縁に当接可能なフランジ部8eが形
成され、前記開口部8dの縁部には略半円筒部8fが形
成されている。
【0013】尚、前記下半部筒体8Bの開口部8dは、
上半部筒体8Aの開口部8aよりも小なる径に形成され
る。ここで、前記下半部筒体8Bがラジエータ2方向に
倒れるように、該下半部筒体8B上縁部は上半部筒体8
A下縁部に回動自由に連結され、前記下半部筒体8Bの
横幅は、該下半部筒体8Bがラジエータ2方向に倒され
たときに上半部筒体8Aの内側に挿入可能となる幅に設
定される。
【0014】即ち、上半部筒体8Aと下半部筒体8Bと
は、該上半部筒体8Aの下端部内面に、下半部筒体8B
の上端部外面が若干重合するように組み付けられる。そ
して、上半部筒体8Aの下端部と下半部筒体8Bの上端
部とは、開口部8dを間に挟んで両側に配設された一対
の捩じりコイルスプリング9により連結される。各スプ
リング9の一端部は上半部筒体8A前壁表面に、他端部
は下半部筒体8B前壁表面に溶接等により固着されてお
り、下半部筒体8B上縁部を上半部筒体8A下縁部に回
動自由に連結するヒンジとしての機能と、上半部筒体8
Aと下半部筒体8Bとを、常時はこれらの前面が略面一
となる組み付け状態に保持する方向に弾性付勢力を付与
する機能とを奏する。
【0015】尚、このスプリング9は、上半部筒体8A
と下半部筒体8Bの内側に配設して固着するようにして
も良い。下半部筒体8Bの上半部筒体8Aと重なり合う
部位、即ち、下半部筒体8Bの略半円筒部8f外周面上
部、前壁表面上部及び側壁表面上部には、スポンジ,ラ
バー等のシール材10が接着される。
【0016】かかる構成において、シュラウド5を、予
めラジエータ2に固定取付し、該ラジエータ2と共にフ
ァン3前部に挿入して搭載する。この挿入搭載時には、
ラジエータ2とシュラウド5とを一体化したものを、図
4に示すように、ファン3上方から、該ファン3前方に
差し入れ、シュラウド5の開口部7にファン3が挿入さ
れるようにする。この場合、下半部筒体8Bがファン3
に当たって、図5に示すように、スプリング9の弾性付
勢力に抗って回動しながらラジエータ2方向に倒れるた
め、下半部筒体8Bの開口部8dが邪魔にならずに挿入
され、挿入搭載が完了した段階で、スプリング9の弾性
付勢力によって、下半部筒体8Bは原位置に戻る。
【0017】このように、シュラウド5を構成する筒体
8を、上半部筒体8Aと下半部筒体8Bとに分割して、
下半部筒体8Bがラジエータ2方向に倒れるように、該
下半部筒体8B上縁部を上半部筒体8A下縁部に回動自
由に連結する構成とした結果、シュラウド5の挿入搭載
時においてファン3との干渉が生じず、スムーズに搭載
を行うことができる。
【0018】又、かかるシュラウド5は、上記のように
搭載を考慮した構成としても、風量が犠牲にならない。
即ち、図6に示すように、シュラウド5にはデッドスペ
ースとなるような空間が形成されず、図のH寸法、即
ち、前後方向幅を大きく採ることができるため、十分な
風量が得られる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ラジエー
タファンシュラウドを構成する筒体を、上半部筒体と下
半部筒体とに分割して、下半部筒体がラジエータ方向に
倒れるように、該下半部筒体上縁部を上半部筒体下縁部
に回動自由に連結する構成とした結果、ラジエータファ
ンシュラウドの挿入搭載時においてファンとの干渉が生
じず、スムーズに搭載を行うことができると共に、十分
な風量が得られ、搭載性と風量増大とを同時に満足する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラジエータファンシュラウドの
構造の一実施例を示す側面図
【図2】 同上実施例の正面図
【図3】 同上実施例の部分斜視図
【図4】 同上実施例の作用説明図
【図5】 同上実施例の作用説明図
【図6】 同上実施例の効果説明図
【図7】 従来のラジエータファンシュラウドの構造を
示す側面図
【図8】 従来のラジエータファンシュラウドの構造を
示す側面図
【図9】 従来例の問題点説明図
【符号の説明】
2 ラジエータ 3 ラジエータファン 5 ラジエータファンシュラウド 7 開口部 8 筒体 8A 上半部筒体 8B 下半部筒体 9 捩じりコイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータに対面して設けられたエンジン
    冷却用のラジエータファン周りを取り囲むラジエータフ
    ァンシュラウドの構造であって、 ラジエータファンシュラウドを、ラジエータ側端部が開
    放され、ラジエータファン側端部が該ラジエータファン
    周りに位置する開口部を除いて閉塞された筒体から形成
    し、 前記筒体を略上半部と略下半部とに分割し、 前記下半部筒体がラジエータ方向に倒れるように、該下
    半部筒体上縁部を上半部筒体下縁部に回動自由に連結
    し、 前記下半部筒体の横幅を、該下半部筒体がラジエータ方
    向に倒されたときに上半部筒体の内側に挿入可能となる
    幅に設定したことを特徴とするラジエータファンシュラ
    ウドの構造。
JP6989995A 1995-03-28 1995-03-28 ラジエータファンシュラウドの構造 Pending JPH08260968A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060223A1 (en) * 1999-04-07 2000-10-12 Custom Molders, Inc. Automotive fan shroud and method of making
CN102733924A (zh) * 2012-06-07 2012-10-17 苏州市奥杰汽车技术有限公司 一种风扇护风罩装置
CN113202612A (zh) * 2021-04-27 2021-08-03 东风马勒热系统有限公司 装配式散热器护风罩

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