JPH10299588A - エアクリーナのヒンジ構造 - Google Patents

エアクリーナのヒンジ構造

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JPH10299588A
JPH10299588A JP11214797A JP11214797A JPH10299588A JP H10299588 A JPH10299588 A JP H10299588A JP 11214797 A JP11214797 A JP 11214797A JP 11214797 A JP11214797 A JP 11214797A JP H10299588 A JPH10299588 A JP H10299588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air cleaner
cap
lock member
case
hinge
Prior art date
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Pending
Application number
JP11214797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuyuki Suzuki
達之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH10299588A publication Critical patent/JPH10299588A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ部のガタを吸収して隙間から音が洩れ
ないようにする。 【解決手段】 ケースヒンジ部16に回転可能に取り付
けられた、キャップヒンジ部14をケースヒンジ部16
に組付けた時にキャップヒンジ部14を上下から押さえ
る、ほぼC字状のロック部材17と、ロック部材17の
下側でエアクリーナケース15から離れる方向に突出す
るケースヒンジ部16に一体に形成されたタブ18と、
を有するエアクリーナのヒンジ構造11。ロック部材1
7はばね20により開方向に付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の吸気系に
設けられるエアクリーナの、エアクリーナケースとエア
クリーナキャップとの間のヒンジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エアクリーナでは、エアクリーナキャッ
プはエアクリーナケースに着脱可能に装着される。従来
の装着構造は、図6に示すように、一端を装着可能のヒ
ンジ構造1とし、他端をクランプ2による固定構造とな
っている。装着するときには、エアクリーナキャップ3
を斜めにした状態で、エアクリーナキャップ3に形成し
たキャップヒンジ部4をエアクリーナケース5に形成し
たケースヒンジ部6に挿入し、他端を回動させてエアク
リーナケース5とエアクリーナキャップ3との間にフィ
ルタエレメント7を挟みつけ、他端をクランプ2で締め
つける。この場合、ヒンジ構造1側は、キャップヒンジ
部4の挿入性をよくするためにクリアランスcをもたせ
てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構造には
つぎの問題がある。すなわち、フィルタエレメントの周
囲のプラスチック部をシールゴムを介してエアクリーナ
ケース5とエアクリーナキャップ3との間で挟みつけて
いるので、締めつけたときのシールゴムの反力がエアク
リーナキャップ3にかかり、ヒンジ構造1側は上に押さ
れた時に、その下にクリアランスcが生じる。エアクリ
ーナキャプ3に悪路走行時や気流などにより振動がかか
ると、ヒンジ構造1側のクリアランスcの存在によって
エアクリーナキャップ3は上下方向に振動し、フィルタ
エレメント挟みつけ部に隙間が生じて、内部の気流音が
外部に洩れることがある。本発明の課題は、エアクリー
ナキャップ装着後にエアクリーナのヒンジ部を固定し、
振動による隙間と音洩れが生じないようにすることがで
きるエアクリーナのヒンジ構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本発
明は、つぎの通りである。 (1) ケースヒンジ部に回転可能に取り付けられた、
キャップヒンジ部をケースヒンジ部に組付けた時にキャ
ップヒンジ部を上下から押える、ほぼC字状のロック部
材と、前記ロック部材の下側でエアクリーナケースから
離れる方向に突出するケースヒンジ部に一体に形成され
たタブと、を有するエアクリーナのヒンジ構造。 (2) 一端が前記ケースヒンジ部に係合されるととも
に他端が前記ロック部材に係合され、前記ロック部材を
常にロック解除方向に付勢するばねをさらに有している
(1)記載のエアクリーナのヒンジ構造。 (3) ほぼC字状の前記ロック部材の外面にC字の外
側に向かって突出する爪が形成されている(1)記載の
エアクリーナのヒンジ構造。
【0005】上記(1)のエアクリーナのヒンジ構造で
は、エアクリーナキャップ組付け時に、ロック部材でキ
ャップヒンジ部を上下からロックすることにより、ヒン
ジ構造における上下方向のガタが無くなり、音が洩れな
くなる。また、タブを設けたので、ロック部材がタブに
乗り上げた後はエアクリーナキャップから力を受けても
ロック部材が外れにくくなる。上記(2)のエアクリー
ナのヒンジ構造では、エアクリーナキャップ組付け時
に、ロック部材がばねにより開いた状態(ロック解除状
態)にあるので、ロック部材を設けたにかかわらず、組
付け作業が従来と同様容易である。上記(3)のエアク
リーナのヒンジ構造では、爪を設けたので、爪に上方へ
の力をかけてロック部材をロック解除方向に回動させる
ことができ、エアクリーナキャップを容易に外すことが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の第1実施例
を示し、図5は本発明の第2実施例を示している。第1
実施例と第2実施例にわたって共通する部分には両実施
例にわたって同じ符号を付してある。まず、本発明の第
1実施例と第2実施例にわたって共通する部分を、図1
〜図4を参照して説明する。
【0007】図1において、エアクリーナケース15に
着脱可能にエアクリーナキャップ13が装着されてい
る。エアクリーナケース15もエアクリーナキャップ1
3も樹脂製である。エアクリーナキャップ13にはキャ
ップヒンジ部14が一体に形成されており、エアクリー
ナケース15にはケースヒンジ部16が一体に形成され
ている。エアクリーナ10の一側でキャップヒンジ部1
4がケースヒンジ部16に装着され、エアクリーナ10
の他側でクランプ12によって止められることにより、
エアクリーナキャップ13はエアクリーナケース15に
装着、保持される。
【0008】キャップヒンジ部14とケースヒンジ部1
6はヒンジ構造11の一部を構成している。ヒンジ構造
11は、図2〜図4に示すように、ケースヒンジ部16
に回転可能に取り付けられた、キャップヒンジ部14を
ケースヒンジ部16に取付けた時にキャップヒンジ部1
4を上下から押さえる、ほぼC字状のロック部材17
と、ロック部材17の下側でエアクリーナケース15か
ら離れる方向に突出する、ケースヒンジ部16に一体に
形成されたタブ18と、を有する。ケースヒンジ部16
は、ロック部材17が装着される部分が切欠いてあり、
そこにロック部材が装着され、軸19によって回動自在
に支持される。
【0009】ロック部材17はばね20によって、常に
ロック解除方向(開方向)に付勢されている。ばね20
の一端はケースヒンジ部16に、他端はキャップヒンジ
部14に固定されている。図3はロック部材17の開状
態を示す。
【0010】ロック部材17は、エアクリーナキャップ
13がエアクリーナケース15に装着されキャップ閉方
向に回転された時に、ロック部材のC字の上側端部にエ
アクリーナキャップ13からの押し上げ力がかかって、
ばね20の付勢力に抗して閉方向(ロック方向)に回転
され(図3)、エアクリーナキャップ13を上下から押
さえる。図2はロック状態を示している。斜面21でキ
ャップヒンジ部14の下端に当たっており、くさび効果
でキャップヒンジ部14のガタを吸収している。この状
態では、ロック部材17はタブ18の上に乗り上げてお
り、ロック部材17がキャップヒンジ部14から下向き
の力を受けてもタブ18がロック部材17を下から支え
ているので、ロックは容易に外れない。ロック部材17
を開位置と閉位置との間に強制的に回動させる時には、
ロック部材17はタブ18を押し、タブ18は自身の弾
性で下方に弾性変形し、ロック部材17がタブ18の位
置を通り過ぎた後弾性により元の水平状態に戻る。
【0011】つぎに、上記共通部分の作用を説明する。
エアクリーナキャップ13をエアクリーナケース15に
装着する時は、図3に示すように、エアクリーナキャッ
プ13を斜めにしてキャップヒンジ部14をロック部材
17のC字の中に挿入する。こと時には、ロック部材は
図3に示すように開の状態になっている。ついで、エア
クリーナキャップ13をエアクリーナケース15に平行
になるように回動させてエアクリーナキャップ13を閉
める。この時、ロック部材17の上側端部はキャップヒ
ンジ部14から押し上げる力を受け、ロック部材17は
回動軸まわりに回動して図2のロック位置となり、キャ
ップヒンジ部14を上下から押さえてロックする。この
状態では、ロック部材17はタブ18の上に乗り上げた
状態にあるので、ロック部材17は開方向には回動せ
ず、ロック状態が安定して維持される。
【0012】エアクリーナキャップ13をエアクリーナ
ケース15から外す時は、ロック部材17を強制的に開
方向に回動させ、タブ18を押し下げてタブ18位置を
通過させ、図3の状態にする。ついで、エアクリーナキ
ャップ13を斜めにしてエアクリーナケース15から取
り外す。
【0013】つぎん、本発明の各実施例に特有な部分を
説明する。本発明の第1実施例では、ほぼC字状のロッ
ク部材17の外側面には突出爪部は形成されていない。
ロック部材17を回動させる時には、閉方向には、手
(または治具)で押すことにより容易にロック位置まで
回動させることができるが、開方向には指が入りにくい
のでドライバーなどを差し込んで開ける。
【0014】本発明の第2実施例では、ほぼC字状のロ
ック部材17の外側面にはC字の外側に向かって突出す
る爪22が形成されている。ロック部材17を回動させ
る時には、閉方向には、手(または治具)で押すことに
より容易にロック位置まで回動させることができるが、
開方向には爪22を手で押し上げることにより、ドライ
バーなどを用いずに容易に全開位置まで開けることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】請求項1のエアクリーナのヒンジ構造に
よれば、ロック部材を設けたので、エアクリーナキャッ
プ組付け時に、ロック部材でキャップヒンジ部を上下か
らロックすることにより、ヒンジ構造における上下方向
のガタが無くなり、音が外部に洩れなくなる。また、タ
ブを設けたので、ロック部材がタブに乗り上げた後はエ
アクリーナキャップから力を受けてもロック部材が外れ
にくくなる。請求項2のエアクリーナのヒンジ構造によ
れば、エアクリーナキャップ組付け時に、ロック部材が
ばねにより開いた状態(ロック解除状態)にあるので、
ロック部材を設けたにかかわらず、組付け作業を従来と
同程度に容易に行うことができる。請求項2のエアクリ
ーナのヒンジ構造によれば、爪を設けたので、爪に上方
への力をかけてロック部材をロック解除方向に回動させ
ることができ、エアクリーナキャップを容易に取り外す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエアクリーナのヒンジ構
造を設けたエアクリーナの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のエアクリーナのヒンジ構
造のロック状態(閉状態)の断面図である。
【図3】本発明の第1実施例のエアクリーナのヒンジ構
造のロック解除状態(開状態)の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例のエアクリーナのヒンジ構
造の分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例のエアクリーナのヒンジ構
造のロック状態(閉状態)の断面図である。
【図6】従来のヒンジ構造をもつエアクリーナの断面図
である。
【符号の説明】 10 エアクリーナ 11 ヒンジ構造 12 クランプ 13 エアクリーナキャップ 14 キャップヒンジ部 15 エアクリーナケース 16 ケースヒンジ部 17 ロック部材 18 タブ 19 軸 20 ばね 21 斜面 22 爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースヒンジ部に回転可能に取り付けら
    れた、キャップヒンジ部をケースヒンジ部に組付けた時
    にキャップヒンジ部を上下から押える、ほぼC字状のロ
    ック部材と、 前記ロック部材の下側でエアクリーナケースから離れる
    方向に突出するケースヒンジ部に一体に形成されたタブ
    と、を有するエアクリーナのヒンジ構造。
  2. 【請求項2】 一端が前記ケースヒンジ部に係合される
    とともに他端が前記ロック部材に係合され、前記ロック
    部材を常にロック解除方向に付勢するばねをさらに有し
    ている請求項1記載のエアクリーナのヒンジ構造。
  3. 【請求項3】 ほぼC字状の前記ロック部材の外面にC
    字の外側に向かって突出する爪が形成されている請求項
    1記載のエアクリーナのヒンジ構造。
JP11214797A 1997-04-30 1997-04-30 エアクリーナのヒンジ構造 Pending JPH10299588A (ja)

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