JPH07142119A - カバー部材付きコネクタ - Google Patents

カバー部材付きコネクタ

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JPH07142119A
JPH07142119A JP25147394A JP25147394A JPH07142119A JP H07142119 A JPH07142119 A JP H07142119A JP 25147394 A JP25147394 A JP 25147394A JP 25147394 A JP25147394 A JP 25147394A JP H07142119 A JPH07142119 A JP H07142119A
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JP
Japan
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cover member
connector
fitting portion
shaft
lock
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Application number
JP25147394A
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English (en)
Inventor
Noriaki Sai
徳明 蔡
Shigemi Hashizawa
茂美 橋沢
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AMP Japan Ltd
Original Assignee
AMP Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の部品の組合せで、カバー部材をコネク
タハウジングの例えば右側及び左側の2通りの位置に取
付け可能としたコネクタを提供する。 【構成】 コネクタハウジング10の嵌合部12を挟む対称
位置にカバー部材軸支部38、38' を突設する。各カバー
部材軸支部38、38' には、カバー軸受け孔44、44' 、ば
ね固定孔46、46' 及びロック部材軸受け孔48、48' がそ
れぞれ設けられる。カバー部材60は、選択的にどちらか
の軸支部38(38')に軸72の回りに回動可能に取付けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタ、特に電
気自動車の給電に好適なカバー部材付き電気コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】従来、自動車はガソリ
ンエンジン又はディーゼルエンジンで駆動されるものが
一般的であった。しかし、環境への配慮から、有害なガ
スを排出しない電気自動車が近年普及しつつある。電気
自動車には従来の給油口に代って給電のための電気コネ
クタが設けられている。この電気コネクタは、走行中或
いは駐停車中に内部への水の侵入による短絡等を防止す
るために嵌合部を塞ぐカバー部材を必要とする。このカ
バー部材は防水性を考慮すると、丁番(ヒンジ)を介し
て電気コネクタ本体(コネクタハウジング)に取付けら
れることを要する。
【0003】ところで、ガソリンエンジン又はディーゼ
ルエンジンの自動車は、その給油口に丁番を介して車輛
ボディに一体に取付けられたカバー部材を有する。給油
口は、自動車のデザインにより車輛ボディの左右どちら
かの側面に設けられる。カバー部材は、走行中、特に発
進時に開状態になることを防止するために進行方向に丁
番が位置するように配慮されている。
【0004】ところが、電気自動車用の電気コネクタの
場合にこの条件を考慮すると、給電口が設けられる位置
に対応して、丁番がコネクタハウジングの右側に位置す
るもの及び左側に位置するものの2通り生産しなければ
ならない。これは、金型費用及び管理コストを増大させ
る。尚、電気コネクタの上下を反転させて電気自動車に
取付ければ単一の電気コネクタで充分であるようにみえ
る。しかし、嵌合面又はコンタクト配置には誤嵌合を防
止するために極性を付与するのが一般的であるので、単
一の電気コネクタの上下反転によって問題は解決しな
い。
【0005】従って、本発明は前述の問題点を解決する
電気コネクタ、即ち同一の部品の組合せでカバー部材
(又は丁番)がコネクタハウジングの右側及び左側の2
通りの位置に取付け可能な電気コネクタを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカバー部材付き
コネクタは、複数のコンタクトを収容すると共に筒状の
嵌合部を有するコネクタハウジングと、前記嵌合部の先
端を閉塞可能なカバー部材と、前記嵌合部を挟む対称位
置に前記コネクタハウジングと一体に形成された1対の
カバー部材軸支部とを具え、前記カバー部材を前記1対
の軸支部のいずれか一方に選択的に軸支させたことを特
徴とする。1対の軸支部の他方にはロック部材を軸支さ
せるのが望ましい。また、カバー部材は、嵌合部の先端
に弾性シール部材を介して弾性的に閉塞されるのが望ま
しい。更に、ロック部材の操作部は、コネクタの嵌合方
向に平行な延長線よりも外方に突出すると共にカバー部
材よりも上方に位置するのが望ましい。
【0007】
【実施例】以下、本発明のカバー部材付きコネクタの好
適実施例について添付図面を参照しながら説明する。図
1は、本発明のカバー部材付きコネクタの一実施例のハ
ウジングを示し、(A)正面図、(B)底面図、(C)
右側面図である。電気コネクタ1(図2)は、コネクタ
ハウジング10と、ハウジング10内に収容される信号コン
タクト52、電源コンタクト54及び接地コンタクト56とハ
ウジング10の一端を閉塞するカバー部材60とを含む。コ
ネクタハウジング10はガラス入りポリアミド樹脂等の適
当な絶縁体で形成され、相手コネクタ(図示せず)と嵌
合する嵌合部12、コンタクト52、54、56を受容するコン
タクト受容部14及び車輛(図示せず)に取付けるための
フランジ部16を有する。円筒状の嵌合部12の外周には、
相手コネクタのロックアーム(図示せず)が係止する金
属管18、18が埋込まれていると共に、相手コネクタの仮
係止部(図示せず)と係合する金具92(図2(B))を
固定するための柱部20、20が形成されている。嵌合部12
の内側凹部22の底面には、3ケ所の信号コンタクト収容
孔24、2ケ所の電源コンタクト収容孔26及び1ケ所の接
地コンタクト収容孔28が形成され、いずれもコンタクト
受容部14に連通する。電源コンタクト収容孔26、26の周
囲には円筒状の隔壁30、30が形成され、絶縁性及び感電
防止が図られている。フランジ部16は略矩形に形成さ
れ、正面図の上側の2隅には方向性を付与するためにテ
ーパ面32、32が形成されている。4隅には車輛に取付け
るためのねじ貫通孔34、34、34、36がそれぞれ形成さ
れ、うち1つの孔36はねじの位置ずれを吸収するために
長円状に形成される。フランジ部16の正面図の左右両端
には嵌合部12の中心点に対して対称位置に軸支部38、3
8'がそれぞれ突設されている。各軸支部38、38' は、対
向する1対のポスト40、40で構成される。ポスト40、40
は、対向する面にばね収容部凹部42をそれぞれ有すると
共にカバー部材軸受け孔44、44' 、ばね固定孔46、46'
及びロック部材軸受け孔48、48' をそれぞれ有する。1
対のポスト40、40間にはフランジ部16を貫通する孔50が
形成される。
【0008】図2は、本発明のカバー部材付きコネクタ
の一実施例を示し、(A)正面図、(B)底面図、
(C)右側面図である。図3は、図2のコネクタの斜視
図である。図4は、図2のコネクタのカバー部材を閉じ
た状態を示す斜視図である。図5はカバー部材の取付け
位置を変更したコネクタの図4と同様の斜視図である。
【0009】図2及び図3において、カバー部材60は、
コネクタハウジング10と同様の材質の枠体62と、コネク
タハウジング10の嵌合部12先端と当接するリング状の弾
性シール部64とで構成される。弾性シール部64はシリコ
ンゴム等の弾性体であり、枠体62の成形後、引き続く成
形によって枠体62と一体的に形成してもよいし、或いは
別々に成形した枠体62に後工程で組込んでもよい。カバ
ー部材60は直径方向の一端にロック係止面66を、他端に
軸受部68をそれぞれ有する。軸受部68の孔70、及びハウ
ジング10の一方(正面図の右側)の軸支部38の軸受け孔
44(図1)にはそれらを貫通して軸72が収容され、この
軸72の回りにカバー部材60が所定角度回動する。カバー
部材60は、第1トーションばね74により図2及び図3図
示の開状態になるように付勢される。第1トーションば
ね74の自由端76は、一方の軸支部38のばね固定孔46に収
容される。
【0010】ロック部材80は、操作部82、ロック部84及
び軸受け部86を有する。ロック部84は、カバー部材60の
ロック係止面66と係合してカバー部材60の閉状態(図
4)を維持するためのものである。軸受け部86及び他方
(正面図の左側)の軸支部38'のロック部材軸受け孔48'
を貫通して軸88が収容され、この軸88の回りにロック
部材80が回動する。ロック部材80は、第2トーションば
ね90により矢印A方向に付勢される。第2トーションば
ね90の自由端はフランジ部16の孔50に固定される。
【0011】金具92は、その孔に柱部20、20(図1)を
貫通させて超音波溶着することによりハウジング10に固
定される。金具92の両側面には第1凹部94及び第2凹部
96がそれぞれ形成され、相手コネクタのボールプランジ
ャ(図示せず)がこれら凹部94、96と仮係止及び本係止
する。嵌合部に側面の金属管18、18及び金具92は金属で
形成されているので、着脱の頻度が高い電気自動車用コ
ネクタに好適な耐摩耗性を提供する。
【0012】図3に示されるカバー部材60の閉状態から
第1トーションばね74の付勢に抗してカバー部材60を約
90°回転させると、ロック部材80を矢印B方向に若干傾
かせた後、第2トーションばね90の付勢によりロック部
材80が原位置に復帰してロック部84がロック係止面66と
係合する。上述したように、ロック部84及びロック係止
面66の係合により、図4に示されるカバー部材60の閉状
態が維持されると共に、カバー部材60の弾性シール部64
及びハウジング10の嵌合部12先端との液密性が維持され
る。尚、第2トーションばね90の付勢に抗してロック部
材80の操作部82を押圧すると、カバー部材60が開状態に
なる。
【0013】再び図1に戻って、ハウジング10の軸支部
38、38' は対称的に配置されるので、図5に示されるよ
うに、一方(右側)の軸支部38にロック部材80を、他方
(左側)の軸支部38' にカバー部材60を取付けることが
できる。従って、同一の部品を用いて、図3に示される
右側に丁番(軸72)を有するコネクタ及び図5に示され
る左側に丁番を有するコネクタを生産することができ
る。
【0014】図6は、本発明のカバー部材付きコネクタ
の別の実施例を示す斜視図である。図7は、図6のコネ
クタの底面図である。図8は、図6のコネクタのカバー
部材を閉じた状態を示す断面図である。図9は、図6の
コネクタの分解斜視図である。図10は、背面側からみた
図6のコネクタの分解斜視図である。
【0015】本実施例のコネクタ100 は、基本的には図
2のコネクタと略同等である。しかし、軸支部138 、13
8'が嵌合部112 の外周に連結している点において異な
る。相手コネクタとの嵌合に支障がなければ、本構造の
方が軸支部138 、138'の強度が高い。
【0016】また、本実施例のコネクタ100 には、カバ
ー部材160 の裏壁に弾性シール部材164 が設けられてい
る。図2のコネクタと同様に、この弾性シール部材164
(64)の弾性により軸172(72) 、カバー部材160(60) の孔
170(70) 及びハウジング110(10)のカバー部材軸受け孔1
44(44) 間のガタつき、及び軸188(88) 、ロック部材180
(80) の孔187 及びハウジング110(10) のロック部材軸
受け孔148'(48') の間のガタつきを確実に吸収し、車輛
運転時の異音の発生を防止する。更に、弾性シール部材
164(64) の弾性は、カバー部材160(60) とロック部材18
0(80) との係合を第1トーションばね174(74) の弾性と
協働して確実なものとしている。
【0017】図7に示されるように、ロック部材180(8
0) の操作部182(82) はロック部材180(80) の回動支点
となる軸188(88) のコネクタ嵌合方向に平行な延長線X
よりも外方に突出すると共に内方へ傾斜し且つカバー部
材160(60) よりも上方に位置するように設けられてい
る。これにより、図2のコネクタと同様に、コネクタ嵌
合方向からの押圧力Fにより容易にロック部材180(80)
の係止を解除することができる。従って、給電時におけ
るカバー部材160(60) を開状態にする作業を、ロック部
材180(80) を回動させることなく又いわゆる盲作業でも
容易に行うことができる。
【0018】以上、本発明のカバー部材付きコネクタの
一実施例を詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限
定することなく、必要に応じて種々の変形、変更が可能
であることは勿論である。軸支部は嵌合部の中心に対し
て対称関係となる配置をすればよいのであるから、左右
対称位置のみならず、上下方向或いは斜め方向の対称位
置に配置してもよい。また、ロック部は必ずしも軸支部
に取付ける必要はなく、カバー部材の一端に軸支させ、
相手コネクタとの嵌合に支障のない、嵌合部外周上の係
止突起等に係合させてもよい。或いは、第1トーション
ばねの付勢方向を逆にし、ロック部材、軸及び第2トー
ションばねを削除してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、同一部品の組合せでコ
ネクタハウジング上の2通りの位置にカバー部材を取付
けることが可能なコネクタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバー部材付きコネクタの一実施例の
ハウジングを示し、(A)正面図、(B)底面図、
(C)右側面図である。
【図2】本発明のカバー部材付きコネクタの一実施例を
示し、(A)正面図、(B)底面図、(C)右側面図で
ある。
【図3】図2のコネクタの斜視図である。
【図4】図2のコネクタのカバー部材を閉じた状態を示
す斜視図である。
【図5】カバー部材の取付け位置を変更したコネクタの
図4と同様の斜視図である。
【図6】本発明のカバー部材付きコネクタの別の実施例
を示す斜視図である。
【図7】図6のコネクタの底面図である。
【図8】図6のコネクタのカバー部材を閉じた状態を示
す断面図である。
【図9】図6のコネクタの分解斜視図である。
【図10】背面側からみた図6のコネクタの分解斜視図
である。
【符号の説明】
1、100 カバー部材付きコネクタ 10、110 コネクタハウジング 12、112 嵌合部 38、38' 、138 、138' 軸支部 52、54、56 コンタクト 60、160 カバー部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンタクトを収容すると共に筒状
    の嵌合部を有するコネクタハウジングと、前記嵌合部の
    先端を閉塞可能なカバー部材と、前記嵌合部を挟む対称
    位置に前記コネクタハウジングと一体に形成された1対
    のカバー部材軸支部とを具え、 前記カバー部材を前記1対の軸支部のいずれか一方に選
    択的に軸支させたことを特徴とするカバー部材付きコネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 複数のコンタクトを収容すると共に筒状
    の嵌合部を有するコネクタハウジングと、前記嵌合部の
    先端を閉塞可能なカバー部材と、該カバー部材の閉塞状
    態を維持するロック部材と、前記嵌合部を挟む対称位置
    に前記コネクタハウジングと一体に形成された1対の軸
    支部とを具え、 前記カバー部材を前記1対の軸支部のいずれか一方に選
    択的に軸支させると共に前記ロック部材を前記1対の軸
    支部のいずれか他方に軸支させたことを特徴とするカバ
    ー部材付きコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材は、前記筒状の嵌合部の
    先端に、弾性シール部材を介して、弾性的に閉塞されて
    いることを特徴とする請求項2記載のカバー部材付きコ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材は、前記軸支部に開状態
    にばね付勢されて軸支されていること特徴とする請求項
    3記載のカバー部材付きコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ロック部材は、前記カバー部材の閉
    塞状態において、前記軸支部に設けられたロック部材の
    回動支点となる軸のコネクタ嵌合方向に平行な延長線よ
    りも外方に突出すると共に前記カバー部材よりも上方に
    位置する操作部を有することを特徴とする請求項2記載
    のカバー部材付きコネクタ。
JP25147394A 1993-09-20 1994-09-20 カバー部材付きコネクタ Pending JPH07142119A (ja)

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JP25147394A JPH07142119A (ja) 1993-09-20 1994-09-20 カバー部材付きコネクタ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-55517 1993-09-20
JP5551793 1993-09-20
JP25147394A JPH07142119A (ja) 1993-09-20 1994-09-20 カバー部材付きコネクタ

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