JPH08260872A - 穿孔装置及び穿孔方法 - Google Patents

穿孔装置及び穿孔方法

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JPH08260872A
JPH08260872A JP33279593A JP33279593A JPH08260872A JP H08260872 A JPH08260872 A JP H08260872A JP 33279593 A JP33279593 A JP 33279593A JP 33279593 A JP33279593 A JP 33279593A JP H08260872 A JPH08260872 A JP H08260872A
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JP
Japan
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rock drill
drilling
drill
handheld
punching
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JP33279593A
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English (en)
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Ryuzo Tazaki
隆三 田嵜
Noboru Kozasa
昇 小篠
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ROTSUKUSU JAPAN KK
Original Assignee
ROTSUKUSU JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手持ち削岩機の小回りの良さを維持して穿孔能
力を向上させ、且つ作業員の労力の軽減をはかる。 【構成】直線状のフレーム1の先端に車輪2を設けると
共に作業員が搭乗し得る踏台5を設け、更に、ピン4及
び手持ち削岩機Cのロッド24の芯を保持するセントライ
ザー3を設けてスタンドAを構成する。ロッドレスシリ
ンダー11のガイドブリッジ11aに保持部材12を設けたベ
ッド10を固着して推進装置Bを構成する。手持ち削岩機
Cとしては圧気駆動式或いは油圧駆動式の削岩機を用
い、本体21に設けた把手22を保持部材12で保持して吊り
下げ状態に取り付けると共にロッド24をセントライザー
3で支持する。岩盤等を穿孔する際に発生する反力を穿
孔装置の総重量と踏台5に搭乗した作業員の体重とによ
って対抗することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手持ち削岩機による穿
孔時の反力を合理的に支持して高い穿孔能力を発揮させ
ることが出来る穿孔装置と、前記穿孔装置を用いた穿孔
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート塊や岩石或いは岩盤等を穿
孔する際に削岩機が用いられている。この削岩機はロッ
ドの先端に設けたビットによって岩盤等を打撃して穿孔
するものである。また削岩機としては、主として自走式
台車に搭載された大型のものと、作業員の手操作による
小型の所謂手持ち削岩機が提供されている。
【0003】削岩機によって岩盤等を穿孔する場合、ビ
ットにより岩盤等に対して付与された打撃力は反力とし
て削岩機に作用する。即ち、削岩機を反力に対抗し得る
支持力で支持することによって、ビットによる打撃力を
高い効率で穿孔力に変換することが出来る。
【0004】手持ち削岩機は圧気駆動式のものが主流で
あるが、この削岩機では供給される空気の圧力を高く設
定することが出来ず、ビットに大きい打撃力を付与する
ことが出来ない。また排気音が大きく作業環境を劣化さ
せる原因となるという種々の問題がある。
【0005】本件出願人は、圧気駆動式削岩機の上記問
題点を解決した油圧駆動式の手持ち削岩機を開発して既
に特許出願している(特願平3−260581号)。この油圧
駆動式の手持ち削岩機では、作動油の圧力を適宜設定す
ることで大きい打撃力を付与することが出来、高い穿孔
能力を発揮することが出来るという特徴を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し、手持ち削岩機は
該削岩機に設けた把手を作業員が把持して岩盤等に対す
る打撃の反力を吸収或いは反力と対抗しつつ推進するも
のであり、体力の消耗が激しく且つ振動が直接人体に伝
わるという問題がある。
【0007】また手持ち削岩機を油圧駆動式にすること
によって大きい打撃力を付与することが可能であって
も、この反力を作業員が支持し得ないとすれば、穿孔能
力が向上したことにはならないという問題もある。
【0008】また穿孔すべき現場の地表面が平坦面であ
るとの保証はなく、表面に凹凸のある所謂粗地に於ける
削岩作業を実施する場合、作業員に負担を強いることと
なるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、手持ち削岩機の優位性を
維持して穿孔作業時の反力を合理的に吸収或いは対抗し
て支持することで、作業員の労力の軽減をはかることが
出来る穿孔装置及び穿孔方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る代表的な穿孔装置は、下方の端部に車輪
と手持ち削岩機のロッドの芯を保持するセントライザー
と作業員が搭乗し得る踏台を設けたスタンドと、前記ス
タンドに設けられ手持ち削岩機の本体を保持する保持部
材を有し且つ該保持部材に取り付けた手持ち削岩機を推
進する推進装置とを有して構成されるものである。
【0011】また本発明に係る穿孔方法は、上記穿孔装
置を所望の穿孔位置に移動させ、該穿孔位置で踏台を張
り出させて穿孔装置を自立させ、その後、張り出した踏
台に作業員が搭乗して手持ち削岩機及び推進装置を操作
して穿孔することを特徴としたものである。
【0012】
【作用】上記穿孔装置によれば、手持ち削岩機特有の小
回りが利くという優位性を維持して岩盤等に対する打撃
時の反力を合理的に吸収或いは対抗して支持することが
出来る。従って、作業員の労力を軽減することが出来
る。
【0013】即ち、スタンドの下方側の端部に車輪と踏
台を設けると共に手持ち削岩機のロッドの芯を保持する
セントライザーを設け、更に前記スタンドに推進装置を
設けて該推進装置に手持ち削岩機を取り付けて穿孔装置
を構成したので、手持ち削岩機を作動させつつ推進装置
によって推進することで、岩盤等に対し穿孔することが
出来る。即ち、作業員が手持ち削岩機の把手を把持して
作業する必要がないため、労力の軽減をはかることが出
来る。
【0014】また穿孔作業を実施する際に作業員が踏台
に乗ることで、穿孔装置自体の重量に作業員の体重を付
加した荷重によって穿孔時の反力に対抗することが出来
る。このため、穿孔時に作業員が把手を把持して手持ち
削岩機を岩盤等の表面に押圧する必要がなく、労力の軽
減をはかることが出来る。
【0015】また穿孔装置のスタンドに設けた車輪を接
地させて作業員が押したり或いは引くことで、穿孔装置
を所望の位置に容易に移動させることが出来る。従っ
て、手持ち削岩機の優位点である小回り性を維持するこ
とが出来る。
【0016】また上記穿孔方法によれば、上記の如く構
成された穿孔装置を用いて岩盤等の所望の穿孔位置に容
易に穿孔することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、上記穿孔装置の実施例について図を用
いて説明し、合わせて穿孔方法について説明する。図1
は第1実施例に係る穿孔装置の正面図、図2は第1実施
例に係る穿孔装置の側面図、図3は手持ち削岩機の本体
の正面図、図4は第1実施例に係る穿孔装置の配管系の
正面図、図5は第1実施例に係る穿孔装置の配管系の側
面図である。
【0018】図に於いて、穿孔装置は、自立式のスタン
ドAと、スタンドAに設けられた推進装置Bと、推進装
置Bに取り付けられた手持ち削岩機Cとによって構成さ
れている。この穿孔装置は主として略水平な岩盤等に対
する穿孔作業を実施することを目的として構成され、手
持ち削岩機の優位点である小回り性を維持し、且つ手持
ち削岩機の不利な点である作業員に対する労力の過大さ
を排除し、更に、穿孔能力の高い油圧駆動式の手持ち削
岩機を適用し得るように構成されている。
【0019】スタンドAは、予め設定された長さを持っ
た直線状のフレーム1を有しており、このフレーム1の
下方(図1,図2に於ける下側)の端部には一対の車輪
2が回動可能に装着され、車輪2の配置側の反対側に手
持ち削岩機Cのロッド24を嵌合して進行方向をガイドす
るセントライザー3が設けられている。またフレーム1
の下方側の先端には岩盤等の表面と当接するピン4が固
着されている。
【0020】車輪2はフレーム1を略鉛直に起立させた
とき、岩盤等の表面から離隔し得る位置であってフレー
ム1を所望の角度に傾斜させたとき接地し得る位置に配
置されている。
【0021】フレーム1の車輪2の配置側と同一側には
作業員が搭乗し得る踏台5が設けられている。この踏台
5の端部であって下方には岩盤等の表面と当接する支持
棒5aが固着されている。踏台5は車輪2の車軸2aに
回動可能に装着されており、フレーム1と踏台5を接続
してエアシリンダー6が設けられている。この踏台5は
少なくとも1人の作業員が安定した状態で搭乗し得る面
積を持って構成されている。
【0022】従って、エアシリンダー6を駆動して踏台
5を車軸2aを中心に回動させることで、図2に実線で
示すように、踏台5をフレーム1に対し直交する方向に
張り出させて支持棒5aを接地させ、この張出姿勢を保
持することでスタンドA(穿孔装置)を自立させるほ
か、フレーム1によって手持ち削岩機Cの重量を支持す
ると共に該削岩機Cに接続されたホースやスタンドAに
接続されたホースの重量を支持し、且つ踏台5に搭乗し
た作業員の体重をフレーム1に掛けることが可能であ
る。
【0023】またエアシリンダー6を駆動して同図に二
点鎖線で示すように、踏台5をフレーム1側に折り畳
み、この踏台5にチェン7を係合させて該姿勢を保持
し、更に、スタンド1を傾斜させて車輪2を接地させる
ことでスタンドA(穿孔装置)を移動させることが可能
である。
【0024】フレーム1の上方(図1,図2に於ける上
側)の端部には作業員が把持する把手8が取り付けられ
ている。この把手8は作業員が把持して穿孔装置を移動
させる際に用いられ、また穿孔作業の実施時に踏台5に
搭乗した作業員が把持して姿勢の安定をはかる際に用い
られる。
【0025】フレーム1には保護フレーム9が取り付け
られている。この保護フレーム9は把手8よりも下方に
配置されており、該フレーム9によって規定された空間
内に後述するエア配管系が設けられている。
【0026】フレーム1に沿って且つセントライザー3
の取付側と同一側に推進装置Bが設けられている。この
推進装置Bは手持ち削岩機Cを取り付けるベッド10を有
しており、該ベッド10をフレーム1に沿って上下方向に
移動させることが可能なように構成されている。
【0027】推進装置Bは、例えば油圧モーターやエア
モーターによって駆動されるスプロケットホィルにチェ
ンを巻き掛け、このチェンにベッド10を取り付けて構成
することが可能である。然し、本実施例では、圧気駆動
されるロッドレスシリンダー11によって推進装置Bを構
成している。
【0028】即ち、フレーム1に沿って予め設定された
ストロークを有するロッドレスシリンダー11が設けられ
ており、該シリンダー11のガイドブリッジ11aにベッド
10を固着することで推進装置Bを構成している。このよ
うに構成された推進装置Bでは、穿孔時の反力の一部を
ロッドレスシリンダー11に供給された圧気によって吸収
することが可能である。
【0029】ベッド10には保持部材12が設けられてい
る。この保持部材12は、ベッド10に固着した支持部材12
aと、支持部材12aに対しピン12bを介して回動可能に
接続された回動部材12cと、支持部材12aと回動部材12
cを締結する締結部材12dとによって構成されている。
【0030】従って、保持部材12の支持部材12aと回動
部材12cの間に手持ち削岩機Cの本体21に設けた把手22
を取り付け、これ等の部材12a,12cを締結部材12dに
よって締結することで、手持ち削岩機Cを吊り下げた状
態で保持することが可能である。
【0031】手持ち削岩機Cとしては市販されている圧
気駆動式の削岩機或いは油圧駆動式の削岩機を用いるこ
とが可能である。然し、短時間で所望の穿孔作業を終了
させるためには、穿孔能力を向上させた油圧駆動式の削
岩機を用いることが好ましい。このため、本実施例に係
る穿孔装置では、穿孔能力が高く、手操作では作業員に
より過大な労力を強いる虞のある油圧駆動式の手持ち削
岩機を用いている。
【0032】手持ち削岩機Cは図3に示すように、本体
21には一対の把手22が水平方向に取り付けられ、且つ先
端にビット23を設けたロッド24が着脱可能に取り付けら
れている。
【0033】手持ち削岩機Cの本体21の内部にはスリー
ブ状の弁及びライフルバー或いはライフルピストンが配
置されている。そして継手25,26を図示しないホースを
介して油圧ユニットと接続し、ハンドル27を操作して所
定の圧力に設定された作動油を供給すると、弁及びライ
フルピストンが協働して本体21の内部を往復移動し、こ
の移動過程でロッド24を介して打撃力をビット23に付与
すると共に該ビット23を回転させる。
【0034】スタンドAに設けたエアシリンダー6及び
推進装置Bのロッドレスシリンダー11を駆動するエア配
管系は、図4,図5に示すように構成されている。図に
於いて、ニップル31には図示しないホースを介してエア
コンプレッサーが接続されており、所定の圧力に設定さ
れた圧気が供給される。この圧気はルブリケーター32を
通り、ティー33a,33bによって3つの経路に分割され
る。
【0035】ティー33aから分岐したホース34はビット
23による穿孔部に配置された図示しないくり粉排出部材
と接続されており、ホース34を流通した圧気は穿孔作業
時に発生するくり粉を岩盤等に形成された孔から排出す
るためのブローエアとして利用される。
【0036】ティー33bから分岐した一方のチューブ35
aはハンドバルブ36に接続されている。このハンドバル
ブ36は作業員によって手動操作され、ロッドレスシリン
ダー11の内部に形成された所望の室に選択的に圧気を供
給してベッド10、即ち手持ち削岩機Cを昇降させるもの
であり、2本のチューブ37a,37bによってロッドレス
シリンダー11と接続されている。
【0037】尚、手持ち削岩機Cを下降させる方向に圧
気を供給するチューブ37aには圧力調整器38が設けられ
ており、岩盤等を穿孔する際に手持ち削岩機Cに作用す
る推進力を所望の値に設定することが可能である。
【0038】ティー33bから分岐した他方のチューブ35
bはセレクトバルブ39に接続されている。このセレクト
バルブ39は作業員によって手動操作され、エアシリンダ
ー6の所望の室に圧気を供給して踏台5をフレーム1に
対し直交する方向に張り出させ、或いはフレーム1に沿
って折り畳むものであり、2本のチューブ40a,40bに
よってエアシリンダー6と接続されている。
【0039】次に、上記穿孔装置を用いた穿孔方法につ
いて説明する。先ず、ベッド10に設けた保持部材12に手
持ち削岩機Cの把手22を取り付けると共に、ロッド24を
フレーム1に設けたセントライザー3に嵌合させること
で、手持ち削岩機Cを吊り下げ状態で且つフレーム1と
平行に取り付ける。
【0040】また踏台5を折り畳んでチェン7に係合さ
せた後、フレーム1を踏台5側に傾斜させて車輪2を接
地させ、この状態で作業員が把手8を把持して所望の位
置に移動させる。そして移動した位置でニップル31にホ
ースを接続してセレクトバルブ39を操作して踏台5を張
り出させることで、岩盤等の表面に穿孔装置を直立させ
る。
【0041】手持ち削岩機Cの継手25,26に油圧ユニッ
トと接続されたホースを接続し、作業員が踏台5に搭乗
してハンドバルブ36を操作して手持ち削岩機Cを下降さ
せてビット23を岩盤等の表面に当接させると共に手持ち
削岩機Cの本体21に設けたハンドル27を操作して圧油を
供給することで、ビット23が岩盤等を打撃して穿孔を行
うと同時に手持ち削岩機Cがロッドレスシリンダー11に
よって一定の推力で推進される。
【0042】穿孔作業時の反力は、手持ち削岩機Cのロ
ッド24,本体21を介してロッドレスシリンダー11に伝達
され、更に、該シリンダー11からスタンドAに伝達され
る。反力の一部はロッドレスシリンダー11に供給された
圧気によって吸収されるが、大部分はフレーム1に伝達
される。このとき、踏台5上に作業員が搭乗しているこ
とから、反力に対抗し得る荷重は、手持ち削岩機C,推
進装置B,スタンドAの総重量に作業員の体重を加えた
値となり、充分に大きな対抗力となる。
【0043】従って、作業員は踏台5に搭乗して所定の
操作を行うのみで穿孔時の反力に対抗することが可能と
なり、労力の軽減をはかることが可能となる。
【0044】次に、第2実施例に係る穿孔装置の構成に
ついて図6により説明する。尚、図に於いて前述の第1
実施例と同一部分及び同一の機能を有する部分には同一
の符号を付して説明を省略する。
【0045】前述の穿孔装置では複数のピン4及び支持
棒5aを接地して安定した姿勢を保持するため、穿孔す
べき地表面に多くの凹凸が存在する場合に安定性を保持
することが困難なことが多い。このため、本実施例に係
る穿孔装置は、特に前記の如き地表面に凹凸が存在する
粗地に対する穿孔作業を安定した状態で実施し得るよう
に構成されている。
【0046】図に於いて、踏台5の下面には複数のブラ
ケット42が配置されており、このブラケット42の軸43に
回転部材となる車輪或いはローラー41が回転可能に取り
付けられている。本実施例では、ローラー41は、該踏台
5に作業員が搭乗したとき安定した状態を維持し得るよ
うに、穿孔装置の前後方向(図6(a)に於ける左右方
向)及び左右方向(同図(b)の左右方向)に4個が取
り付けられている。そしてローラー41を予め穿孔すべき
位置に設置された一対のレール44上に載置することで、
穿孔装置をレール44によって構成される平面上に設置す
ることが可能である。
【0047】レール44としては、穿孔装置の重量を支持
し得る剛性を有し且つ容易に移動し得るものであれば良
く、角パイプや丸パイプ等の筒状の部材、或いは溝形鋼
や山形鋼等の構造材等を用いることが可能である。一対
のレール44は予め接続部材44aによってローラー41の左
右方向の間隔と対応する間隔を持って接続しておくこと
が好ましい。本実施例では、レール44としてアルミニウ
ム製の梯子を用いている。
【0048】ブラケット42の形状は特に限定するもので
はない。然し、ローラー41がレール44から脱輪すること
のないような形状であることが好ましい。即ち、レール
44を筒状の部材によって構成した場合、図に示すよう
に、レール44の外側に位置する一方の片42aをレール44
の高さと略等しい長さを持って形成すると共に、内側に
位置する他方の片42bをレール44の接続部材44aと干渉
することのない長さを持って形成することで、ローラー
41の脱輪を防止することが可能である。
【0049】またレール44が形鋼によって構成される場
合、ブラケット42の各片42a,42bを前記の如き長さで
形成するか、或いは一方の片を略直角に屈折させ、屈折
片とローラーとによって形鋼のフランジを挟むように構
成しても良い。
【0050】踏台5の下面であってレール44と対向する
位置にブレーキ45が設けられている。このブレーキ45は
軸45aに回動可能に取り付けたカム状のシュー45bと、
シュー45bを回動させるペダル45c,45dとによって構
成され、踏台5に搭乗した作業員がペダル45c或いはペ
ダル45dを踏んでシュー45bを回動させることで、シュ
ー45bをレール44に圧接させて制動し、或いはレール44
に対するシュー45bの圧接を解除し得るように構成され
ている。
【0051】次に、上記の如く構成された穿孔装置を所
定の穿孔位置に設置する手順について説明する。先ず、
穿孔部位に対応する位置にレール44を配置し、ブレーキ
45を解除した状態でレール44に穿孔装置を載置する。次
いで、穿孔装置を所定の穿孔位置に移動させてブレーキ
45を作動させることで、穿孔装置を設置すると共に安定
した状態を保持させることが可能である。その後の穿孔
作業は前述の第1実施例の場合と同様である。
【0052】尚、ブラケット42は踏台5に固着する必要
はなく着脱可能に構成しても良い。この場合、ブラケッ
ト42の踏台5に対する着脱機構は公知の機構を用いるこ
とが可能である。
【0053】またブラケット42に於ける片42a,42bの
長さを短くしてローラー41を直接接地し得るように構成
した場合には、ローラー41を車輪2の代わりに用いるこ
とが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
穿孔装置では、スタンドに設けた踏台に作業員が搭乗し
て手持ち削岩機及び推進装置の操作を行うことが出来、
且つ作業員の体重を穿孔装置の総重量に付加して反力に
対抗することが出来る。このため、作業員に直接大きな
反力や振動が作用することがなく、労力の軽減をはかる
ことが出来る。
【0055】また手持ち削岩機として作業員が手操作す
るには過大な穿孔力を持った油圧駆動式の削岩機を用い
た場合であっても、安全に且つ安定して穿孔作業を実施
することが出来る。
【0056】またスタンドに設けた車輪を接地させるこ
とで容易に穿孔装置を移動させることが可能であり、手
持ち削岩機特有の小回り性を維持することが出来る。
【0057】また踏台の下面に複数のローラーを回転可
能に取り付けた場合には、穿孔装置をローラーを介して
レールに載置することが可能となり、穿孔すべき地表面
に凹凸が存在する場合であっても、レールによって構成
される平面上に穿孔装置を設置して安定した状態で作業
を実施することが出来る。
【0058】本発明に係る穿孔方法では、上記穿孔装置
を用いて容易に且つ作業員の労力を軽減させて岩盤等に
於ける所望の位置に穿孔することが出来る等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る穿孔装置の正面図である。
【図2】第1実施例に係る穿孔装置の側面図である。
【図3】手持ち削岩機の本体の正面図である。
【図4】第1実施例に係る穿孔装置の配管系の正面図で
ある。
【図5】第1実施例に係る穿孔装置の配管系の側面図で
ある。
【図6】第2実施例に係る穿孔装置の構成を説明する図
である。
【符号の説明】
A スタンド B
推進装置 C 手持ち削岩機 1
フレーム 2 車輪 3
セントライザー 4 ピン 5
踏台 6 エアシリンダー 7
チェン 8 把手 9
保護フレーム 10 ベッド 11
ロッドレスシリンダー 12 保持部材 21
本体 22 把手 23
ビット 24 ロッド 27
ハンドル 36 ハンドバルブ 38
圧力調整器 39 セレクトバルブ 41
ローラー 42 ブラケット 42a,42b
片 43,45a 軸 44
レール 44a 接続部材 45
ブレーキ 45b シュー 45c,45d
ペダル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方の端部に車輪と手持ち削岩機のロッ
    ドの芯を保持するセントライザーと作業員が搭乗し得る
    踏台を設けたスタンドと、前記スタンドに設けられ手持
    ち削岩機の本体を保持する保持部材を有し且つ該保持部
    材に取り付けた手持ち削岩機を推進する推進装置とを有
    することを特徴とした穿孔装置。
  2. 【請求項2】 所定の強度と剛性を有し穿孔時の反力を
    支持し得るフレームにロッドレスシリンダーを設け、且
    つフレームの端部に作業員が搭乗し得る踏台を回動可能
    に取り付けると共に該踏台を折り畳むエアシリンダーを
    取り付け、穿孔時には、前記エアシリンダーを駆動して
    踏台を張り出させると共に前記ロッドレスシリンダーに
    よって手持ち削岩機を推進し得るように構成したことを
    特徴とした請求項1記載の穿孔装置。
  3. 【請求項3】 前記踏台の下面に所定の間隔を持って複
    数の回転部材を回転可能に取り付けたことを特徴とした
    請求項1記載の穿孔装置。
  4. 【請求項4】 穿孔すべき位置に設置された一対のレー
    ルに前記踏台の下面に回転可能に取り付けた回転部材を
    載置すると共に、該回転部材の周囲に回転部材がレール
    から脱輪することを防止する防止部材を配置したことを
    特徴とした請求項2記載の穿孔装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の穿孔装置を所望の穿孔位
    置に移動させ、該穿孔位置で踏台を張り出させて穿孔装
    置を自立させ、その後、張り出した踏台に作業員が搭乗
    して手持ち削岩機及び推進装置を操作して穿孔すること
    を特徴とした穿孔方法。
JP33279593A 1993-08-02 1993-12-27 穿孔装置及び穿孔方法 Pending JPH08260872A (ja)

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