JPH1130089A - 法面さく孔方法及びそれに使用する装置 - Google Patents

法面さく孔方法及びそれに使用する装置

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JPH1130089A
JPH1130089A JP20233097A JP20233097A JPH1130089A JP H1130089 A JPH1130089 A JP H1130089A JP 20233097 A JP20233097 A JP 20233097A JP 20233097 A JP20233097 A JP 20233097A JP H1130089 A JPH1130089 A JP H1130089A
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JP
Japan
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guide cell
boring
frame
drilling
slope
Prior art date
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Pending
Application number
JP20233097A
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English (en)
Inventor
Hiromi Kawakami
廣美 川上
Kazutake Mototani
万兵 本谷
Makoto Nanba
誠 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAMOTO LOCK MACH KK
Original Assignee
YAMAMOTO LOCK MACH KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来さく孔が困難であった法面に、安全かつ
楽にさく孔することのできるさく孔方法と、それに使用
するに適した移動が容易なさく孔装置を提供すること。 【解決手段】 法面にパイプを縦横に配置して升目状の
簡易足場を形成し、該足場上をスライドする架台に設け
た回動自在なガイドセルにさく岩機を搭載したさく孔装
置で該升目状の簡易足場の間隔部のさく孔を行う。使用
する法面さく孔装置は、棒材で形成した足場上をウイン
チ等により法面に沿って上下、左右自在に所定位置まで
移動可能な架台を備え、この架台にガイドセルを起立・
倒伏自在に取り付け、当該ガイドセルにさく岩機を前後
移動自在に搭載している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤等の法面にさ
く孔するためのさく孔方法及びそれに使用する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】土木工事等において、クローラドリル等
のさく孔装置で岩盤に穿孔する場合、掘削面がほぼ水平
な場合やほぼ垂直な場合は作業が比較的容易である。
【0003】しかしながら、傾斜した法面にさく孔を行
う場合は、さく孔装置を安定して設置することができな
いので、作業者が命綱で身体を支えて手持ちのさく岩機
でさく孔を行う等の方法が採用されたが、この作業はき
わめて困難であり、危険でもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、法
面に安全かつ楽にさく孔することのできるさく孔方法
と、それに使用するに適した移動が容易なさく孔装置を
提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、次のような構成を採用した。すなわち、
本発明にかかる法面さく孔方法は、法面にパイプを縦横
に配置して升目状の簡易足場を形成し、該足場上をスラ
イド容易な架台に設けた回動自在なガイドセルにさく岩
機を搭載したさく孔装置で該升目状の簡易足場の間隔部
のさく孔を行うことを特徴としている。
【0006】また、本発明にかかるさく孔装置は、簡易
足場上を滑動自在な枠体にガイドセルを起立・倒伏自在
に取り付け、当該ガイドセルにさく岩機を前後移動自在
に搭載したことを特徴としている。上記枠体の先端部
は、円滑な移動ができるように、ソリ状に上向きに折り
曲げておくのが好ましい。
【0007】本発明のさく孔法は、さく孔対象である法
面上に概略升目状にパイプを組んで簡易足場を構成し、
当該足場上を滑動する架台に設けたガイドセルにさく岩
機を搭載したさく孔装置を用いてさく孔を行うので、さ
く孔装置を法面上の任意のさく孔位置へ簡単に移動させ
て固定し、所望の角度で能率よくさく孔することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に表わされた本発明の
実施の形態に付いて具体例を挙げて説明する。本発明に
おいて使用するさく孔装置1は、移動手段を兼ねた機枠
として、ソリ状枠体(架台)2を備えている。この枠体
2は、棒材(図示例ではパイプ材)で作られた左右一対
の縦フレーム3,3と該左右の縦フレームを連結一体化
する横フレーム4,4及び横方向の取り付けフレーム
5,…を備え、これらによって平面視概略方形に形成さ
れている。
【0009】上記取り付けフレーム5には枠体2の左右
方向中央部に位置するスライドフレーム7とガイドセル
10が取り付けられている。すなわち、スライドフレー
ム7は、その前後両端部が一対の取り付けフレーム5,
5に固着したブラケット12,12に取り付けられてい
る。また、前記ガイドセル10は、その前端部に固着し
たブラケット14を中間ブラケット15に取り付け、さ
らにこの中間ブラケットを最前部の取り付けフレーム5
に固着したブラケット17に軸19で回動自在に取り付
けている。
【0010】前記ガイドセル10の後端部には連結ブラ
ケット18が固着され、互いに嵌合する第1,第2のフ
レーム20a,20bで構成される伸縮フレーム20の
第2フレーム先端部が軸21でこれに連結されている。
【0011】スライドフレーム7には、その長手方向に
沿って複数の連結穴25,…が適当間隔で設けられてい
る。また、前記伸縮フレーム20の第1フレーム20a
には、同様に複数の連結穴27,…が設けられ、その基
部はスライドフレーム7にスライド可能に嵌合するスラ
イドブラケット30にピン32で取り付けられている。
このスライドブラケット30はピン穴を有しており、ス
ライドフレーム7の連結穴25,…のいずれかと重ね合
わせてピン35で枢着することにより、その前後位置を
調節し固定することができる。
【0012】前記伸縮フレーム20を構成する第2フレ
ーム20bの基部側の端部にはピン穴が設けられてお
り、第1フレーム20aに嵌合した状態で、その嵌合深
さを調節し、該第1フレームの連結穴27,…のいずれ
かと重ね合わせてピン37を挿入することにより、任意
の伸縮状態でその長さを固定することができる。
【0013】前記ガイドセル10の下側には、ロッドレ
スシリンダ40又は送り用フィードモーターを取り付け
る取付手段が設けられている。ロッドレスシリンダ40
は、側部に設けられたチューブ継ぎ手41から分岐させ
たエア用のナイロンチューブ42が両端部に接続された
シリンダチューブ40a内にピストンを前後移動自在に
設けたもので、該ピストンから外部へ突出させた取付部
材にキャリッジ45が取り付けられ、該キャリッジにさ
く岩機50が取り付けられている。46は押え板であ
る。ガイドセル10の前端部にはセントラライザ53が
取り付けられ、さく岩機に接続したさく孔ロッドをさく
孔中ぶれないように支持する。送り装置としては、上記
ロッドレスシリンダ以外に、エアーモーター、又は油圧
モーターでチェーンを介して送る装置を使用することも
できる。
【0014】つぎに、このさく孔装置を使用して法面に
さく孔する方法について説明する。図において、Fは被
さく孔対象の法面で、該法面Fに該法面を覆うように若
干の間隔をおいて升目状の足場Hを組んでいる。この足
場Hは、金属パイプP,…を縦横に組み付けたもので、
その交点は一対の単簡クランプによりしっかりと固定さ
れる。また、該足場の適所は、法面に垂直に埋設した支
持パイプ(図示省略)に固定する。
【0015】足場の上方、法面の頂部には、2台のワイ
ヤ巻き取り機M,Mが設置され、この巻き取り機M,M
から繰り出されたワイヤWに前記さく孔装置1が吊られ
ている。さく孔装置1は、前記足場H状に滑動自在に載
置されており、その前側の横フレーム4の両端部付近に
端部を固着した吊り紐60と横フレーム4との間に前記
ワイヤWが通され、これによってさく孔装置1は吊られ
ている。巻き取り機の代わりに、法面の頂部にアンカー
で固定したクレーン、ホイスト等のワイヤ吊り下げ装置
を利用することもできる。
【0016】さく孔装置1を所望の場所に移動させた
ら、フック等の適当な固定手段Kを用いてさく孔装置を
足場Hに固定し、ガイドセル10を所望の角度に起立さ
せる。ガイドセル10は、図に示すように、スライドブ
ラケット30をスライドフレーム7に沿って移動させる
ことと、伸縮フレーム20を伸縮させることにより行わ
れる。スライドブラケット30をスライドフレームの後
方(図の左方)に移動させるほどガイドセル10の後方
が持ち上げられる。スライドブラケット30を図1の実
線で示す最前部に位置させた状態では、ガイドセル10
が完全に倒伏した状態(A)となり、最後部まで移動さ
せた状態では、ガイドセル10が傾斜状態(B)とな
り、さらにその位置で伸縮フレーム20を最長まで伸長
させると、ガイドセル10がさく孔面に対し垂直起立状
態(C)となる。
【0017】ガイドセル10に搭載しているさく岩機5
0をガイドセルの後端部に移動させた状態でさく孔ロッ
ド51を取り付け、その先端部にロックビット52を装
着してさく孔を行う。さく岩機50の移動はロッドレス
シリンダ40のピストンの前後にエアを供給することに
より行われる。さく孔中は、さく岩機50からさく孔ロ
ッド51を介して打撃と回転と水力がビット52に伝え
られる。また、さく孔ロッドの芯部の水孔を通してエア
または水が供給され、ビットの先端部から吐出される。
なお、作業者は、命綱Lを付けて足場のパイプ上に立
ち、遠隔操作装置80を操作してさく孔作業を行う。図
7において、81はリモコンバルブ、82は圧力計、8
3はストップバルブである。
【0018】所望深さの穴がさく孔されたら、巻き取り
装置、クレーン等の吊り下げ装置を操作して、さく孔装
置1を次のさく孔位置に移動させる。さく孔装置1は足
場H上を滑動自在な枠体2を架台として備えているの
で、その移動と位置決めは容易である。所望の位置に移
動させたら、再度着脱式固定手段Kで足場のパイプPに
固定し、さく孔を行う。この場合、足場Hが複数のパイ
プを組み合わせて構成されているので、さく孔装置1を
当該パイプにフック等で簡単に固定することができる。
【0019】所定数のさく孔が終了したらさく孔装置1
を吊り上げ、足場Hを撤去して作業終了する。必要なら
次のさく孔面に簡易足場Hを組み、再度さく孔作業を行
う。このように、さく孔対象の法面に順次升目状の簡易
足場Hを組み、その上を滑動するさく孔装置1を用いて
さく孔を行うので、従来さく孔が困難で、危険でもあっ
た法面のさく孔を容易かつ安全に行うことができるので
ある。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来さく孔が困難で、危険であった法面のさ
く孔を比較的容易かつ安全に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】さく孔装置の1例をあらわす側面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その前面図である。
【図4】架台の平面図である。
【図5】ガイドセルの断面図である。
【図6】ガイドセルの前面図である。
【図7】制御装置の外観図である。
【図8】作業法の説明図である。
【符号の説明】
1 さく孔装置 2 架台 7 スライドフレーム 10 ガイドセル 20 伸縮フレーム 40 ロッドレスシリンダ 50 さく岩機 51 さく孔ロッド 52 ロックビット H 足場 P パイプ M 巻き取り装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面にパイプを縦横に配置して升目状の
    簡易足場を形成し、該足場上をスライドする架台に設け
    た回動自在なガイドセルにさく岩機を搭載したさく孔装
    置で該升目状の簡易足場の間隔部のさく孔を行うことを
    特徴とする法面さく孔方法。
  2. 【請求項2】 棒材で形成した足場上をウインチ等によ
    り法面に沿って上下、左右自在に所定位置まで移動可能
    な架台にガイドセルを起立・倒伏自在に取り付け、当該
    ガイドセルにさく岩機を前後移動自在に搭載したことを
    特徴とする法面さく孔装置。
  3. 【請求項3】 枠体の先端部がソリ状に上向きに折り曲
    げられている請求項2に記載の法面さく孔装置。
JP20233097A 1997-07-11 1997-07-11 法面さく孔方法及びそれに使用する装置 Pending JPH1130089A (ja)

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