JP3135214B2 - コンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法、およびそれ用のアンカー埋入穴穿孔装置 - Google Patents

コンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法、およびそれ用のアンカー埋入穴穿孔装置

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JP3135214B2
JP3135214B2 JP08153214A JP15321496A JP3135214B2 JP 3135214 B2 JP3135214 B2 JP 3135214B2 JP 08153214 A JP08153214 A JP 08153214A JP 15321496 A JP15321496 A JP 15321496A JP 3135214 B2 JP3135214 B2 JP 3135214B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、既に打設、形成されたコン
クリート法枠またはコンクリート法面の補強用に、地中
岩盤に達するアンカーを埋入、固定するため、事前にア
ンカー埋入穴を穿設するようにする穿孔施工方法と、そ
れ用のアンカー埋入穴穿孔装置とに関し、急傾斜面とい
う特殊な施工ヵ所に適した施工方法と装置であって、特
に、一人または少人数でも効率的且つ安全に穿孔作業を
遂行することを可能とする新規なコンクリート法面補強
アンカー埋入穴の穿孔施工方法、およびそれ用のアンカ
ー埋入穴穿孔装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダムや、道を通すために切土ま
たは盛土された法面は、崩壊を防ぐために、コンクリー
ト法枠またはコンクリート法面(以下、単にコンクリー
ト法枠等と総称する。)が打設、形成される。このよう
なコンクリートによる法枠工または法面工は、地質や地
下水等に充分な注意が払われ、設計、施工されるが、打
設後に予期せぬ湧水が生じたり、地滑り現象等によって
法面からコンクリート法枠等に剥離、崩壊の虞を生じて
しまうこと等があった。打設後のコンクリート法枠等に
そのような危険が生じた場合には、コンクリート法枠の
比較的強度の高い交差部分やコンクリート法面の要所要
所に、地中所定深さに達する穴を穿ち、補強用のアンカ
ー部材を埋設、固定する手段が採用されている。
【0003】その際のコンクリート法枠等から地中への
穿孔作業は、作業現場が急傾斜面であるという特殊な制
約がある上、道路の狭い山間僻地で大型の建設機械を導
入できなかったり、大型の建設機械の使用が可能であっ
ても、法面高が高すぎて対応することが不可能な場合も
多く、止むなく法面最上位から吊り下げたロープで作業
者を支持し、手持ち型のエアー削岩機を使用して穿孔作
業(このような作業を、現場では「手もみ」と称す
る。)を実施せざるを得なかった。しかし、使用するエ
アー削岩機は、平地での使用を目的として開発されてい
て、穿孔方向にそのまま機具自体の自重が加圧されるこ
とによって効果的な穿孔が可能になるように作られてい
るため、傾斜面では、その加圧効果が有効に作用せず、
したがって、その加圧効果を得るために2〜3人にもの
作業者で削岩機をコンクリート作業面に向けて押さえ込
みながらの極めて困難な作業を強いられることとなって
いた。
【0004】こうした悪条件下での手もみ作業では、作
業者の安全確保に細心の配慮を必要とし、現場管理の面
に大きな負担が掛かるという課題を抱えるだけではな
く、作業効率の点でも、4m程度の穿孔作業(補強程度
に応じて3〜6m前後の深度が選択される。)でも1日
当り精々10本あるいはそれ以下しか達成することがで
きないという不都合があった上、作業の進め方によって
孔径や穿孔方向が一定せず、設計どおりのアンカー埋
設、固定がなされず、期待どおりの補修作業が実現され
ないという致命的な問題を生じさせてしまい兼ねないと
いう懸念もでてくるため、施工業者にとっては極めて採
算性の悪い請負工事となっていた。
【0005】この発明は、土木施工機械装置の受注、制
作を担当するものの一人として、従前より行われてきた
これら削岩機によるコンクリート法枠等への穿孔作業
を、安全且つ効率的に行えるようにすることの必要性に
着目して研究、開発に着手し、長期に渡る思考錯誤と幾
多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、後述す
る如く、作業者1人であっても、安全且つ簡便に法面等
の傾斜したコンクリート壁への穿孔作業を行うことを可
能とする新規なコンクリート法面補強アンカー埋入穴の
穿孔施工方法、およびそれに使用するアンカー埋入穴穿
孔装置を開発、実現化することに成功したものであっ
て、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と
共に、その構成を詳述することとする。
【0006】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含されるコ
ンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法は、
基本的に次のような構成から成り立っている。即ち、平
行する一対の鋼材製ガイドフレーム間に穿孔機構部を進
退自在に組み込む一方、ガイドフレームの少なくとも穿
孔方向側端には、穿孔方向に直交する面内であって、一
対のガイドフレームを法面に垂直状姿勢に保持したとき
に、穿孔位置の前後に位置して平行する配置となるよう
にして、夫々がコンクリート法枠またはコンクリート法
面上に敷設された軌道部材を跨ぎ、それらを軌道とする
ようにした案内脚部が対を成して形成され、ガイドフレ
ームを法面に平行状姿勢としたときに法面側に位置して
いる一方の案内脚部が、各ガイドフレームの両軸芯に直
交する方向に軸材で揺動自在に枢着された揺動案内脚部
に形成されてなるものとした補助枠体部を一体化してな
るアンカー埋入穴穿孔装置部を、その補助枠体部要所要
所を吊り下げ、制御しているワイヤーロープを操作し
て、ガイドフレームが法面に平行する姿勢となるように
した上、揺動案内脚部により、法面に打設、形成された
コンクリート法枠、またはコンクリート法面上に敷設し
た軌道部材の何れかが案内となるようにして、所定位置
まで適宜距離ずつ移動させていくようにし、所定位置に
達する毎に、穿孔機構部穿孔方向側を法面所定位置に仮
固定すると共に、ガイドフレームが法面に垂直姿勢とな
るよう、補助枠体部の傾斜姿勢下方側となっている側端
部をワイヤーロープで吊り上げ操作し、穿孔機構部によ
る法枠または法面以下所定深さ位置までへの掘鑿を実施
して所定位置における穿孔後、次の穿孔位置へは、ガイ
ドフレームが法面に平行した姿勢となるよう補助枠体部
の法面側と反対側の側端部をワイヤーロープ操作で降ろ
し、仮固定を解除してから、先と同様にした移動を繰り
返していくようにした構成を要旨とする、コンクリート
法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法である。
【0007】上記した基本的な構成からなるこの発明の
コンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法
は、更に望ましい構成のものとして示すと、平行する一
対の鋼材製ガイドフレーム間に穿孔機構部を進退自在に
組み込む一方、ガイドフレームの少なくとも穿孔方向側
端には、穿孔方向に直交する面内であって、一対のガイ
ドフレームを法面に垂直状姿勢に保持したときに、穿孔
位置の前後に位置して平行する配置となるようにして、
夫々がコンクリート法枠またはコンクリート法面上に敷
設された軌道部材を跨ぎ、それらを軌道とするようにし
た案内脚部が対を成して形成され、ガイドフレームを法
面に平行状姿勢としたときに法面側に位置している一方
の案内脚部が、各ガイドフレームの両軸芯に直交する方
向に軸材で揺動自在に枢着された揺動案内脚部に形成さ
れてなるものとした補助枠体部を一体化してなるアンカ
ー埋入穴穿孔装置部を、その補助枠体部要所要所を吊り
下げ、制御しているワイヤーロープを操作して、ガイド
フレームが法面に平行する姿勢となるようにした上、揺
動案内脚部により、法面に打設、形成されたコンクリー
ト法枠、またはコンクリート法面上に敷設した軌道部材
の何れかが案内となるようにして、法面の上から下に向
けて適宜距離ずつ下降させていくようにし、所定位置に
達する毎に、穿孔機構部穿孔方向側を法面所定位置に仮
固定すると共に、ガイドフレームが法面に垂直姿勢とな
るよう、補助枠体部の傾斜姿勢下方側となっている側端
部をワイヤーロープで吊り上げ操作し、穿孔機構部によ
る法枠または法面以下所定深さ位置までへの掘鑿を実施
して所定位置における穿孔後、次の穿孔位置へは、ガイ
ドフレームが法面に平行した姿勢となるよう補助枠体部
の法面側と反対側の側端部をワイヤーロープ操作で降ろ
し、仮固定を解除してから、先と同様にした下降移動を
繰り返していくようにした構成を要旨とするものという
ことができる。
【0008】アンカー埋入穴穿孔装置部は、少なくとも
平行する一対のガイドフレーム、例えばC型鋼製、H型
鋼製等のフレームの採用も可能でなくはないが、軽量
化、加工性の点で、最も有利には角鋼管製のガイドフレ
ームを案内軌道とし、所定ストローク、即ち埋入、固定
すべきアンカー部材の長さ以上の長さ(最も一般的に汎
用される範囲では、3〜6m程度)に渡って進退自在と
する機構、例えば後述の実施例で採用する無端ベルトの
正転、逆転で進退が実現されるようにしたものから、場
合によっては、ネジ式ジッキ等のような強制進退作動の
可能なメカニカルジャッキ等に採用されている公知の機
構を応用して、穿孔部であるビッドをコンクリート部お
よび岩盤部に回転進行し、且つ所定深さから後退して抜
け出させることの可能な機構を備えた穿孔機構部が組み
込まれてなるものであって、それらは、先導孔を穿設す
るようにしただけの最も一般的なもの、あるいは、自穿
鋼を装着して進行し、そのまま自穿鋼をアンカー部材と
して穿孔内に止め置くようにしたもの、あるいは、ビッ
ドへの給水(軟弱地盤用)やエア噴出(硬質地盤用)機
構が並設されてなるもの等、所謂穿孔作業を有利に運ぶ
一般的な穿孔機構および/またはそれらへの付随機構を
兼ね備えた穿孔機構部が、適宜選択、採用されたものと
することが可能である。なお、これら給水機構やエア噴
出機構は、地層の変化に応じて、水または空気の供給、
停止作動や供給量を速やかに変更することができるよ
う、自動的あるいは半自動的に水または空気の供給を選
択、実行するようにした構成を採用することも勿論可能
である。
【0009】更に、このアンカー埋入穴穿孔装置部は、
コンクリート法枠等の穿孔位置において、穿孔面へ略垂
直な方向への穿孔作業が確実に達成されるよう、それ自
体の自重が穿孔のための反力に十分作用するだけの自重
のあるものとする必要性があることと、法面最上位まで
クレーン揚上操作をしたり、縦方向の法枠等を軌道とし
てウインチ巻上げ操作をする際等のように、全体に各種
外力が加わる取り扱いにも十分に耐えられるようにする
必要等とから、ガイドフレームを補強する補助枠体部が
ガイドフレームに取り付けられたもの(換言すれば、補
強枠体部内にガイドフレームを取り付けたもの)とする
のが望ましく、このような意図から、ガイドフレーム自
体が補強枠体を兼ね備えた構造に形成されてなるのもの
(言わば、ガイドフレームと補強枠体部との分担が必ず
しも明確でない構造に形成されたもの)も、この発明の
アンカー埋入穴穿孔装置部には包含されている。
【0010】このアンカー埋入穴穿孔装置部は、作業者
一人での穿孔作業を有利に進められるよう、基本的に
は、法面の上から下に向け、自重の加担した移動がなさ
れるようにして取り扱われるようにすべきであり、した
がって、穿孔作業に先立って、先ず、該装置部自体をク
レーンで法面最上位にまで吊り上げ、該装置部の要所要
所を経由させたワイヤーロープで所定位置に止め置か
れ、ウインチおよび/またはクレーンの操作で順次所定
距離だけ降下、移動させるようにしたり、法面高低差が
大きすぎたり、クレーン自体が現場に投入できない等の
理由があったり、同時に複数の穿孔ヵ所での作業を実施
する必要があるとき等には、ワイヤーロープをクレーン
を経由させない張り方とし、法面に打設、形成されたコ
ンクリート法枠、またはコンクリート法面上に敷設した
軌道部材の何れかを案内として、補助枠体部要所要所を
吊り下げ、制御しているワイヤーロープを緩めながら、
ガイドフレームが法面に平行した姿勢のままで所定位置
まで適宜距離ずつ下降させていくように取り扱われる。
【0011】穿孔ヵ所においては、上記したアンカー埋
入穴穿孔装置部は、それまで法面に平行する取り扱いが
成されていたものを、ウインチおよび/またはクレーン
の操作で、姿勢、特にガイドフレームの姿勢が、法面に
略直交する姿勢に吊り下げ、制御され、しかも、その穿
孔機構部の穿孔進行方向の先端が、正しく穿孔位置に合
致して移動しないようにすべきであり、そのため、この
姿勢を変更する段階に、予め、該先端部の位置を仮に固
定してしまうようにする適宜仮固定手段、例えば、後述
実施例のような仮固定部が予め補助枠体部先端側に組み
込まれたものとしたり、場合によっては、その都度、穿
孔位置近傍にコンクリート釘等の簡易なアンカー金具を
打ち込み、それを位置決めに使用して作業を進めるよう
にする等とする。これらアンカー埋入穴穿孔装置部の吊
り上げや降下、移動、あるいは姿勢の変更制御に使用さ
れるワイヤーロープは、通常、土木作業現場の各種作業
に多用されている一般的なものので十分であり、必要が
あれば、例えば、複数本の金属棒や、チェーン等に代替
したり、適宜組み合わせ使用することができる。
【0012】所定位置での穿孔作業は、採用した穿孔機
構部の種類によって必ずしも一定しないが、例えば、一
般的なビットを先端に装着したロッドを進行させていく
ものであれば、作業者がドリフターを作動させた上、コ
ンクリート面あるいは地盤内へのビッドの入り具合を目
で確認しながら、ドリフターを進行させる装置部、例え
ば無端ベルト作動モータあるいはコンプレッサー等の運
転、停止を繰り返し、ビッドに無理な負担が掛からず、
効果的な穿孔が進んでいくようにする等、従前からの穿
孔作業と同様に注意深い操作がなされればよい。
【0013】なお、この穿孔施工中、アンカー埋入穴穿
孔装置部自体の穿孔位置が、上記のとおりずれてしまわ
ないようにするだけではなく、穿孔位置における略垂直
となる姿勢が、前後、左右、特に左右へ揺れ動いて穿孔
ロッドに負荷が加わったり、破損させてしまわないよ
う、左右に控え支柱を配する工夫をしたり、補助枠体部
に予めそれ用のアームを左右に突出形成したものとする
等、適宜手段が講じられるようにすべきである。
【0014】所定ヵ所の穿孔作業を終了した後、仮固定
手段を適宜外してからアンカー埋入穴穿孔装置部の姿勢
を、再び法面に平行状に戻し、次の穿孔位置にまで下降
移動させ、改めて上記した工程を繰り返して穿孔作業を
実施していく。以上のようにして実施されるこの発明の
コンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法に
関連し、この発明には、次のような構成で、専らこの穿
孔施工方法に使用されるアンカー埋入穴穿孔装置が包含
されている。
【0015】
【関連する発明1】そのアンカー埋入穴穿孔装置は、補
助枠体部に対し、平行する一対の角鋼管製ガイドフレー
ムをバランスさせて一体化すると共に、一対の角鋼管製
ガイドフレーム間には、ガイドフレームを案内として所
定ストローク長の進退を自在とするようにした穿孔機構
部が組み込まれる一方、穿孔方向となる補助枠体部の側
端部には、穿孔方向に直交する面内であって、一対のガ
イドフレームを法面に垂直状姿勢に保持したときに、穿
孔位置の前後に位置して平行する配置となるようにし
て、夫々がコンクリート法枠またはコンクリート法面上
に敷設された軌道部材を跨ぎ、それらを軌道とするよう
にした案内脚部が対を成して形成され、ガイドフレーム
を法面に平行状姿勢としたときに法面側に位置している
一方の案内脚部は、各ガイドフレームの両軸芯に直交す
る方向に軸材で揺動自在に枢着された揺動案内脚部に、
そして、他方の案内脚部は、ガイドフレームに平行で、
穿孔機構部先端よりも穿孔方向に突出状の固定案内脚部
に形成されると共に、該固定案内脚部の先端部には、法
枠または軌道部材を挟み込み保持して同所への仮止めを
可能とする仮固定金具部が装着され、更に、補助枠体部
には、吊下げ用の吊下環と、法面下降移動用ならびに姿
勢変更、制御用の滑車とが形成されてなるものとした構
成を、その構成の要旨としている。
【0016】一対のガイドフレームは、その断面形状
は、最も望ましくは、角型(箱型)断面の鋼管製のもの
として形成され、極力軽量化を図れるようにすると共
に、その間に進退自在に組み込む穿孔機構部のための取
り付け加工がし易くなるようにし、型鋼材をトラス構造
や箱型枠組み構造、ラチス構造、あるいはそれらが適宜
組み合わされた構造で一体化されてなる補強枠体部の中
にバランスの良い配置で取り付けられる。
【0017】案内脚部は、補助枠体部と一体化されたガ
イドフレームが、コンクリート法枠の中の縦法枠、また
はコンクリート法面に沿って下から上に敷設された軌道
部材に跨がり、それら縦法枠あるいは軌道部材に従った
下降移動が保証されるよう機能するものであり、上記し
た補助枠体部の穿孔方向となる側端部の、穿孔方向に直
交する面内であって、一対のガイドフレームを法面に垂
直状姿勢に保持したときに、穿孔位置の前後に位置して
平行する配置となって、夫々が縦法枠または軌道部材を
跨ぐことができる構造、例えば、後述する実施例のよう
な転倒[型で、フランジ部分が補助枠体部の穿孔方向と
なる側端部に対して取着または枢着されるようにした
り、あるいは、転倒[型のフランジ部分(水平部材部
分)をなくし、単にアーム部だけが左右に一対、補助枠
体部の穿孔方向となる側端部に夫々対を成して揺動自在
に枢着されるようにもの等として形成される。
【0018】そして、両案内脚部の中、ガイドフレーム
を法面に平行状姿勢としたときに法面側に位置すること
となる一方の案内脚部は、各ガイドフレームの両軸芯に
直交する方向に枢着された軸材で揺動自在の揺動案内脚
部に形成され、コンクリート法枠の交叉部を上から下に
降下移動する際にも、この案内脚部が横法枠に引っ掛か
って、下降移動の支障にならないようにした構成のもの
に形成されていなければならず、また、他方の案内脚部
は、ガイドフレームを法面に平行状姿勢としたときに、
該ガイドフレームに平行状となる固定案内脚部であっ
て、しかも、その脚部の長さが、穿孔機構部先端よりも
穿孔方向に突出状となるように形成されていなければな
らず、その結果、この固定案内脚部は、ガイドフレーム
が法面に平行状姿勢で下降移動する際には、縦法枠また
は軌道部材に全く関係せず、ガイドフレームが法面に垂
直状姿勢をとって、穿孔作業に入る段階において、初め
て縦法枠または軌道部材を跨ぐ状態になれば足りるもの
であり、この状態に移行した段階には、そのアーム部分
の先端部に予め装備してある仮固定金具部で、縦法枠ま
たは軌道部材の両側壁部を挟み込み保持し、法面に垂直
状姿勢としたガイドフレームが移動して穿孔位置をずら
してしまわないように形成されている。
【0019】この案内脚部は、上記の記載どおり、基本
的には補助枠体部の穿孔方向となる側端部のみに装着形
成されたものとしても十分その機能を果たし得るが、縦
法枠または軌道部材を案内にした正確な下降移動を実現
しようとすれば、補助枠体部の穿孔方向となる側端部と
共に、補助枠体部の穿孔方向に反対となる側端部側に
も、揺動案内脚部)だけを合わせて形成するようにした
ものとすることができる外、縦法枠または軌道部材を案
内にしてガイドフレームが円滑に下降移動していくよう
にするため、それら揺動自在となる案内脚部の近傍に車
輪部を形成したものとすれば、取扱い操作性の良いアン
カー埋入穴穿孔装置を実現でき、極めて好都合のものと
することができる。
【0020】更にまた、それら案内脚部の中の揺動案内
脚部の構成として、上記した構成に代え、ガイドフレー
ムの下部に折り畳み機構を備えて設けられ、自転車用の
スタンドのようにバネにより、起立状態と横倒状態とに
夫々固定状に保持するように構成されたものや、テーブ
ル用の折り畳み脚のように、側方に突出するボタンを押
圧、没入させることにより、係合状態を解除して、起立
状態と横倒状態とに相互変換できる構造等とすることも
可能であって、揺動自在とする構成に包含さる外、コン
クリート法枠等に直接当接する箇所等には、ゴムや発泡
ウレタン等の弾性保護材等を添設、組み合わせ、コンク
リート面への損傷や、装置自体の破損等を防止できる構
造のものとすることも可能である。
【0021】一方、一対のガイドフレームを一体化した
補助枠体部には、吊下げ用の吊下環と、法面下降移動用
ならびに姿勢変更、制御用の滑車とが、ワイヤーロープ
の所定の掛け渡しによって、吊下げ移動、法面上の滑動
移動、ガイドフレームの姿勢の変更、制御に都合が良く
なる位置を予め設定して取り付けられたものとしなけれ
ばならない。
【0022】なお、アンカー埋入穴穿孔装置の重要な構
成要素の一つである穿孔機構部のビッドを回転させるた
めの駆動原としては、減速機構を組み込んだ油圧モータ
や、エアモーターその他公知の適宜駆動源の採用も可能
である外、それら穿孔機構部をガイドフレームを案内と
して進退させるための、例えば無端ベルト旋回用の駆動
源には、正逆回転可能な油圧モータその他で、所定スト
ローク間を進退駆動できるようにすると共に、パルスモ
ータやリニアモータ等を採用して位置制御が正確に行わ
れるようにしたものとしたり、コンクリートや岩盤の硬
さに応じて、最適な条件を自動的に選択、駆動できるよ
う、例えば油圧の変化を検出するセンサーやアースオー
ガの押圧力を検出するセンサー等が適宜組み込まれたも
のとすること等も適宜採用可能である。
【0023】更に、この発明のアンカー埋入穴穿孔装置
には、法面への掘鑿作業過程における法面への垂直姿
勢、特に左右方向への振れ(ワイヤーだけで制御できな
い動き)を抑制するために、補助枠体部の穿孔方向側端
部適所に、例えば左右両側に対象形で振れ止め杆を突設
し、該振れ止め杆の各先端を横法枠あるいは法面に当接
あるいは固定して支持させるようにした構成を付加した
ものとすることもでき、固定案内脚部の仮固定部の外
に、その他の振れ止め構成を付加した補助枠体部に形成
すれば、より安定した姿勢で掘鑿作業を進めることが可
能となり、これら補助的に姿勢を安定させるための適宜
構成も、この発明の補助枠体部に包含されていることは
いうまでもない。以下では、上記までに開示したこの発
明の基本的な技術的思想に基づく構成について、その理
解を助けるために、幾つかの図面に示した実施例につい
て詳述していくこととする。
【0024】
【実施例1】先ず、図1の全体斜視図、図2の穿孔機構
部を示す要部側断面図、図3の同要部正面図、図4の本
装置の使用状態を示す斜視図、図5のコンクリート法枠
交差部における使用状態を示す斜視図に示される事例
は、この発明のコンクリート法面補強アンカー埋入穴の
穿孔施工方法に使用するアンカー埋入穴穿孔装置で最も
代表的な実施例であって、2本の角鋼管製ガイドレール
に穿孔機構部を装着し、ガイドフレームの穿孔方向側端
部と同反対方向側端部とを補助枠体部で補強、一体化し
てなるものである。
【0025】コンクリート法枠等用穿孔装置1は基本的
に、平行に2本設けられた角パイプ状のガイドフレーム
2,2を備え、このガイドフレーム2,2に跨って進退
自在に装着されるとともに、アースオーガ4が取着され
る削岩駆動源としての油圧モータ5を有してなるもので
あり、アースオーガ4の穿孔方向に対応するガイドフレ
ーム2,2の側端部には、コンクリート法枠等Cへの仮
固定部6が設けられている。
【0026】ガイドフレーム2,2は、夫々が、H字状
断面のものよりも単位重量当りで高強度を確保できる四
角筒状の中空断面を有する角鋼管から構成され、相互に
所定間隔をもって平行に配置された状態で両端部が夫々
プレートで固着、一体化されており、これら角パイプ状
のガイドフレーム2,2自体、または、ガイドフレーム
2,2の外側に突設もしくは内側に凹設されたレール機
能に対して、油圧モータ5の摺動ベース5aが進退自在
に装着されると共に、該摺動ベース5aは、ガイドフレ
ーム2,2の夫々を外側から略C字状を成して保持する
如く取着されている。
【0027】そして、該ガイドフレーム2,2の間に
は、両端近傍間に渡って無端伝動チェーン7が張設さ
れ、その一部に前記摺動ベース5aの裏面中央部が着脱
自在に連結されており、該油圧モータ5が設けられた側
面の反対側面には無端伝動チェーン7を駆動する電動モ
ータ8が固着され、電動モータ8の回転軸に設けられた
駆動スプロケット8aと、これに対峙して枢支された従
動スプロケット8b,8cとによって上記無端伝動チェ
ーン7に噛合し、電動モータ8の正逆回転を無端伝動チ
ェーン7に伝え、穿孔作業時には、油圧モータ5を強制
的に上下動するように構成されている。
【0028】更に、ガイドフレーム2,2の穿孔方向側
端部で、該ガイドフレームの軸芯に直交する面内には、
油圧モータ5に接続するアースオーガ4の先端側を回転
自在に保持する穿孔案内部9aが形成され、ガイドフレ
ーム2,2を法面に直交状姿勢としたときの該穿孔案内
部9aを挟む前後位置に相当する位置に、固定案内脚部
10と揺動案内脚部9bとからなる穿孔案内部6が、夫
々補助枠体部9を取付け部あるいは枢着部として装着さ
れており、その中、固定案内脚部10は、穿孔作業段階
(ガイドフレーム2,2が法面に垂直状姿勢となったと
き)に、初めてコンクリート法枠の縦法枠Cまたは軌道
部材の左右側壁面を逆U字状(転倒[字形)を成して挟
み込む(したがって、ガイドフレーム2,2が法面に平
行する姿勢、即ち、縦法枠Cまたは軌道部材を降下移動
するときには、縦法枠Cまたは軌道部材に全く係わらな
い。)ように形成されると共に、この固定案内脚部10
の逆U字状のアーム先端部には、左右外側から固定ねじ
10b,10bが螺着され、コンクリート法枠等Cの側
壁を左右から挟み込み保持することができるように構成
され、水平パイプ10aと共に、コンクリート法枠等C
に当接状となって穿孔位置を正しく保持できるようにし
ている。
【0029】他方の揺動案内脚部は、上記した固定案内
脚部10と略同形の逆U字状(転倒[字形)に形成さ
れ、同フランジ部分で補助枠体部9に枢着され、平行す
るアーム部先端側が揺動自在となり、縦法枠を案内とし
て降下移動してくる間に、コンクリート法枠の交叉部に
おいて横法枠部分に達しても、その横法枠にアーム部が
引っ掛かって降下移動に支障を来すことがない構成に形
成されている。なお、これら穿孔案内部6を取り付ける
補助枠体部9は、アングル材を組み合わせて熔着、一体
化され、一対のガイドフレーム2,2の左右前後に張り
出す形状に構成されて、穿孔作業段階にガイドフレーム
2,2を法面に垂直状に立設したときの左右の揺れが確
実に阻止できる構造のものに形成されている。また、同
固定案内脚部10の上側となる補助枠体部9には、照明
灯10cが取着され、夜間における穿孔作業にも対応可
能に構成されている他、切粉の排出と冷却のために、外
部から耐圧ホース11を通じて圧送された水がオーガ4
の先端に供給されるように構成されている。
【0030】補助枠体部9の左右端部には、穿孔装置1
の下側を吊り下げるため、ワイヤロープWを連結する吊
下環9c,9cが設けられ、クレーン12による吊下時
に左右のバランスを良好に保つことができるように構成
されている。また、ガイドフレーム2,2の穿孔方向と
逆になる側端部には、もう一方の補助枠体部13が、先
の補助枠体部9と平行するようにして設けられ、それら
の左右に設けた吊下環13a,13aに、クレーン12
のワイヤロープWを連結することにより、上記補助枠体
部9と共に、前後左右のバランスを安定させる吊下姿勢
が保持できるように構成されている。
【0031】
【実施例2】次に、図6の他の実施例による穿孔装置の
使用状態における側面図、図7のA−A断面図に示して
ある事例は、補助枠体部10,13の構造、および揺動
案内脚部16に特徴のあるものの実施例である。このア
ンカー埋入穴穿孔装置1は、ガイドフレーム2,2の夫
々の外側部に沿って、穿孔方向側端部に、ガイドフレー
ムの軸芯に直交状のフレームを有する側面形略レの字状
補助枠体部10と、穿孔方向とは逆の側端部に、側面形
で略二等辺三角形状の補助枠体部13とからなる補助枠
体部を一体化した構造からなり、したがって、図示には
していないが、平面形(ガイドフレーム2,2を2本平
行に望める状態)では、それら補助枠体部10および1
3からなる補助枠体部17も、ガイドフレーム2,2か
らあまり両外側に突出しない外観の装置に形成されてい
る。
【0032】該吊下フレーム17の上側には、吊下環1
7a,17a,…が前後左右に設けられ、ワイヤロープ
によって吊り下げることが可能な構造にされると共に、
吊下フレーム17の中の一方の略二等辺三角形状補助枠
体部13の頂点部内側には、滑車18が設けられてい
る。なお、これら一対のガイドフレーム2,2内に組み
込まれる穿孔機構部5は、特に図示していないが、前記
した実施例同様の無端伝動チェーン7の正逆回転で、ア
ースオーガ部分を所定ストローク長の範囲(通常、3〜
6m)で進退自在となる構成に形成されている。
【0033】また、ガイドフレーム2,2の上記補助枠
体部形成側と反対で、ガイドフレーム2,2を法面に平
行状姿勢にしたときに、コンクリート法枠Cまたは軌道
部材に当接する側には、実施例1の揺動案内脚部と、そ
の外に、それに近接(法枠幅よりもやや大きい間隔をあ
け)させて更にもう一つの揺動案内脚部16とを取着、
形成すると共に、穿孔方向とは逆の側端部にも、先と同
様に、かなり近接させた間隔で揺動案内脚部16を設け
た上、それら揺動案内脚部の更に中央側にずれた位置
に、車輪部15,15が形成され、図示にはしていない
ガイドフレーム2,2を法面に平行状にして降下させる
ときに、縦法枠Cまたは軌道部材表面を円滑且つ安定し
た状態で移動させるようにする構成のものとしている。
【0034】図6中には、ワイヤーロープWの掛け渡し
経路が、実線表示したものと、破線表示したものとの二
通りを同時に示してあり、一方の実線表示した方の掛け
渡しは、クレーン車のロッドアーム19先端の滑車19
aと、補助枠体部13の滑車18とを利用し、ウインチ
20で巻上げもしくは巻き戻しすると共に、適宜ロッド
アーム19の長さ調整操作および角度調整操作を併用
し、クレーン車の投入できる作業現場であって、法面自
体も、ロッドアーム19の長さ調整できる場所において
有効となる経路の例であり、図からも理解されるよう
に、ウインチ20から引き出されたワイヤーロープW
は、先ず滑車19aを経由し、そのまま補助枠体部13
の滑車18を巻回させてから、ロッドアーム19の先端
に固定されるようにした経路を辿るものであり、ロッド
アーム19を固定したままでウインチ20を巻き戻す
か、ウインチ20を作動させないで、ロードアーム20
の長さおよび角度を適宜操作、調整すれば、ガイドフレ
ーム2,2の姿勢を、図示のような状態から、法面に平
行する姿勢にまで変更、制御できる。
【0035】一方、破線表示した経路の方は、ウインチ
20を出たワイヤーロープWは、この発明の穿孔装置1
よりも高い、通常、法面の最上位に取り付けた滑車W3
を経由させて補助枠体部13の吊下環17aに取り付け
た滑車W2(滑車18でも差し支えはない)から、同じ
く穿孔装置1よりも高い、先の滑車W3を取り付けた位
置とは異なる位置の掛止部W4に固定され、専らウイン
チ20の巻き戻しあるいは巻取操作で、ガイドフレーム
2,2の姿勢の変更、制御と共に、法面に平行状とした
ガイドフレーム2,2の降下、移動を操作することにな
る。
【0036】更に、補助枠体部17の先端側で案内脚部
10を形成する左右部分には仮固定部21,21が立設
され、且つ、補強フレーム14,14の先端部には回動
自在な揺動案内脚部16,16が設けられており、法面
に対して穿孔装置本体1を略垂直に設置して穿孔する場
合に、上記先端部の揺動案内脚部16,16を前記仮固
定部21,21と略平行な状態に回動し、穿孔時に該穿
孔装置本体1の先端部の四隅を支持できるように構成さ
れいている。穿孔装置1は、車両搭載型クレーン19の
先端に設けられた滑車19aにワイヤーロープWを介し
て吊り下げられ、クレーン19の傍らに設けられたウイ
ンチ20により、吊上げられるように構成されている。
【0037】
【作用】以上の如く構成されたこの発明に包含される実
施例1のコンクリート法枠等用穿孔装置1は、先ず、ア
ースオーガ4を取り外した状態で、コンクリート法枠等
Cに向けて、クレーン12により吊下移動し、穿孔する
法枠Cの交差部に固定する。油圧モータ5の軸芯を法枠
Cの交差部中心に対応する如く配置し、前後の水平パイ
プ10aおよび揺動案内脚部9b,9bを接地させて、
法面に対してガイドフレーム2,3が略垂直になるよう
に配置し、左右より固定ねじ10b,10bを締付、固
定する。なお、クレーン12による吊下、保持は、作業
の終始に渡って継続して行われていて、作業者は、これ
とは別にコンクリート法枠等Cの上方から吊られた命綱
により身体の安全を確保している。
【0038】次に、電動モータ8を逆転することにより
油圧モータ5を後退(ガイドフレーム2,3に沿って上
昇)させ、アースオーガ4を挿着し、その先端部を穿孔
案内部9aに挿通して、コンクリート面に向け、その
後、穿孔装置1とは別体の平地に設置された油圧ポンプ
によって該アースオーガ4を回転駆動し、更に、電動モ
ータ8を正転駆動することにより、本装置1全体の自重
が法面垂直方向に加わってアースオーガ4をコンクリー
ト法枠C側に強力に押し当てるから、作業者は、油圧モ
ータ5および電動モータ8を順次最適に操作しさえすれ
ば、アースオーガ4が適格な掘鑿を進めていけることに
なる。なお、穿孔中のオーガ4先端部には、半自動的に
(作業者のスウィッチング操作やタイマー制御等によっ
て)水が供給されるように構成されていて、作業者の操
作によって供給水量の調節や放出および停止が最適な状
態に操作される。
【0039】そして、アースオーガ4がコンクリート法
枠Cを貫通し、更に、地盤を所定深度まで掘鑿し終えた
ところで、アースオーガ4を引き上げ、掘鑿作業を終了
する。なお、アースオーガ4に代えて自穿鋼を採用して
上記掘鑿作業を実施している場合には、その自穿鋼を油
圧モータ5から取り外し、アースオーガ4の代わりをし
ていた自穿鋼をそのままアンカー部材として利用する。
【0040】その後、固定案内脚部10の固定ねじ10
b,10bを緩めてコンクリート法枠Cへの仮固定状態
を解除した上、図4の使用状態を示す図面のように、ク
レーン12を操作し、この発明の穿孔装置1を完全に吊
り上げて次の穿孔箇所に移動するか、あるいは、図6中
に実線表示でウィンチ20からクレーン19側の滑車1
9aを経由し、本装置1側の滑車18に掛け渡すように
してあるワイヤーWを、ウィンチ20とクレーン19と
を上手く操作しながら吊り上げ状に支持し、ガイドフレ
ーム2,3をコンクリート法枠Cに添うような姿勢に戻
すと共に、揺動案内脚部9b,9bだけをコンクリート
法枠C側面に規制されるような状態に維持しながら、コ
ンクリート法枠Cの下方側で、次の穿孔箇所にまで滑動
状に下降、移動させてから、上記した工程に従って再び
次の箇所の穿孔作業に入るようにする。
【0041】こうして、次々に所定どおりの穿孔作業を
進める一方、アースオーガ4が抜き取られてしまってい
る所定深さの穴の中には、他の箇所の穿孔作業に併行さ
せて他の作業者が金属棒等からなるアンカー部材を順次
挿入しては、セメントミルクを注入していって最終的な
補強作業を終えていくようにするか、先の穿孔作業を実
施している作業者以外に作業者を確保していない場合に
は、全ての穿孔作業を終えてから、アンカー部材を挿入
し、セメントミルクを注入していく作業をまとめて実施
するようにする。
【0042】また、実施例2によって示したコンクリー
ト法枠等用穿孔装置1の場合には、ガイドフレーム2,
3の裏面に車輪部15,15,……を組み込んだ装置に
形成されていて、図6中ワイヤーWのように、ウィンチ
20から法面上方適所の滑車W3を経由し、更に本装置
1側の滑車W2を経由して法面適所に固定した掛止具W
4に接続、支持するようにしたワイヤーWの掛け渡しを
実現した上、装着したコンクリート法枠C上での穿孔作
業に関しては、本装置1をウィンチ20の操作だけでコ
ンクリート法枠Cを案内軌道に兼用した所定間隔ずつの
下降、移動を実現するようにした事例であって、工事現
場まで搬入された本装置1を、最初にコンクリート法枠
の最上位に吊り上げ、移動していくときだけ、図4に示
すようなクレーン12の操作をする以外、所定のコンク
リート法枠Cの最上位から所定間隔で下降させて穿孔作
業を繰り返していくときには、全くクレーン12を必要
としない穿孔作業が実施できるようになる。
【0043】また、この実施例2によるコンクリート法
枠等用穿孔装置1では、上記した取り扱いの外、法面高
が高すぎてクレーン12による最上位までの吊り上げを
不可能とする現場や、クレーン12自体の投入ができな
いような条件の悪い現場等において、車輪部15,1
5,……を活用し、数人掛かりの人力で、あるいはウイ
ンチ12の作動によって所定のコンクリート法枠Cの最
下位まで移動し、揺動案内脚部16,16,……でコン
クリート法枠Cを跨ぐような姿勢として本装置1をコン
クリート法枠両側面から離脱してしまわないようにしな
がら、ウィンチ20を巻上げ作動してコンクリート法枠
C(または軌道部材)上で車輪部15,15,……を転
動させ、本装置1をひとまずコンクリート法枠Cの最上
位にまで持ち上げてしまってから、以下、所望する位置
までウィンチ20を緩め、本装置1の自重を利用して下
降させる作動を繰り返す過程で、上記と同様の穿孔作業
を実施していくようにすることも可能であって、このケ
ースでは、クレーン12を全く使用しない法面補強工事
が可能となる。
【0044】
【効果】以上のように構成されるこの発明のコンクリー
ト法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法、およびそれ
用のアンカー埋入穴穿孔装置は、従前までの法面補強用
のアンカー埋込み作業が、専ら4〜5人掛りの作業員に
よる「手もみ」穿孔によって実施しなければならなず、
作業効率が悪い(アンカー部材長にもよるが、)平均し
て10本以下/日)ばかりではなく、極めて危険性も高
いこと等の理由から、他の各種土木工事の中でも分の悪
い施工工事の一つとなっていたものを、1日当りで30
本以上の施工(従前の3倍以上)を確実に達成すること
が可能になる上、施工中の作業者の危険負担が大巾に軽
減化され得るものとすることから、この種工事の効率化
に大いに寄与することができるという大きな特徴を有し
ている。
【0045】こうして施工工程を大巾に機械化し得るよ
うにした特徴は、また一方では、従前の「手もみ」式で
削岩機によって穿孔する作業に比較し、穿孔された穴
が、略設計どおりの形状、構造のものに形成され、計算
値どおりの設計強度を正しく実現する上でも大いに威力
を発揮することにも繋がり、信頼性の高い法面補強工事
が保証されるという大きな特徴を発揮することにもな
る。更に、上記した秀れた特徴は、ガイドフレームを、
従前までのI型鋼に替え、角型鋼によって実現されるも
のとした場合、装置自体の軽量化に大いに役立って、よ
り一層施工効率が高められると共に、実用価値のある装
置を実現することが可能となる。
【0046】特に、実施例1に示した装置では、構造が
簡略であって製造が容易で安価に提供可能になり、クレ
ーンを導入した吊り上げ施工に適したものとすることが
でき、また、実施例2に代表される構成の装置によれ
ば、コンクリート法枠C単位に上から下にかけての掘鑿
を、殆ど作業者一人での操作、制御によって実施可能と
することから、同一法面に複数台の本装置1を導入した
併行掘鑿が実施できることとなり、上記した施工効率
は、更に一層顕著なものとすることができる。
【0047】叙上の如く、この発明のコンクリート法面
補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法、およびそれ用のア
ンカー埋入穴穿孔装置は、従前の「手もみ」式の穿孔作
業に比較して遥かに安全な作業内容が保証される上、施
工効率を極めて高めることが可能になると共に、装置自
体も、製造容易で安価且つ取扱い操作性に秀れた簡便な
ものとして提供可能であることから、建設業界をはじめ
とする関連分野の人々から高い評価が得られ、環境の保
全に大いに寄与することになるものと予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明のコンクリート法面補強アンカー埋入
穴の穿孔施工方法、およびそれ用のアンカー埋入穴穿孔
装置の技術的思想を具現化した幾つかの代表的な実施例
を示すものである。
【図1】この発明のアンカー埋入穴穿孔装置の1実施例
を示す斜視図である。
【図2】穿孔装置の駆動構造を示す要部側断面図であ
る。
【図3】ガイドフレームに支持された油圧モータを示す
要部正面図である。
【図4】使用状態の1態様を示す斜視図である。
【図5】コンクリート法枠交叉部に装着し、掘鑿姿勢を
とった状態の装置を示す要部斜視図である。
【図6】他の実施例によるアンカー埋入穴穿孔装置の、
使用状態を合わせて示す側面図である。
【符号の説明】
1 アンカー埋入穴穿孔装置(本装置) 2,3 角鋼管製のガイドフレーム 4 アースオーガ 5 油圧モータ 6 穿孔案内部 7 無端伝動チェーン 8 電動モータ 8a 同 駆動スプロケット 8b 同 従動スプロケット 8c 同 従動スプロケット 9 補助枠体部 9a 同 穿孔案内部 9b 同 揺動案内脚部 9c 同 吊下環 10 固定案内脚部 10a 同 水平パイプ 10b 同 固定ねじ 10c 同 照明灯 11 耐圧ホース 12 クレーン 13 補助枠体部 13a 同 吊下環 14 補助枠体部 15 車 輪 16 穿孔案内部 17 補助枠体部 17a 同 吊下環 18 滑 車 19 車両搭載型クレーン 19a 同 滑車 20 ウインチ C コンクリート法枠等 W ワイヤロープ W4 同 固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 E21B 7/02 - 7/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行する一対の鋼材製ガイドフレーム間
    に穿孔機構部を進退自在に組み込む一方、ガイドフレー
    ムの少なくとも穿孔方向側端には、穿孔方向に直交する
    面内であって、一対のガイドフレームを法面に垂直状姿
    勢に保持したときに、穿孔位置の前後に位置して平行す
    る配置となるようにして、夫々がコンクリート法枠また
    はコンクリート法面上に敷設された軌道部材を跨ぎ、そ
    れらを軌道とするようにした案内脚部が対を成して形成
    され、ガイドフレームを法面に平行状姿勢としたときに
    法面側に位置している一方の案内脚部が、各ガイドフレ
    ームの両軸芯に直交する方向に軸材で揺動自在に枢着さ
    れた揺動案内脚部に形成されてなるものとした補助枠体
    部を一体化してなるアンカー埋入穴穿孔装置部を、その
    補助枠体部要所要所を吊り下げ、制御しているワイヤー
    ロープを操作して、ガイドフレームが法面に平行する姿
    勢となるようにした上、揺動案内脚部により、法面に打
    設、形成されたコンクリート法枠、またはコンクリート
    法面上に敷設した軌道部材の何れかが案内となるように
    して、所定位置まで適宜距離ずつ移動させていくように
    し、所定位置に達する毎に、穿孔機構部穿孔方向側を法
    面所定位置に仮固定すると共に、ガイドフレームが法面
    に垂直姿勢となるよう、補助枠体部の傾斜姿勢下方側と
    なっている側端部をワイヤーロープで吊り上げ操作し、
    穿孔機構部による法枠または法面以下所定深さ位置まで
    への掘鑿を実施して所定位置における穿孔後、次の穿孔
    位置へは、ガイドフレームが法面に平行した姿勢となる
    よう補助枠体部の法面側と反対側の側端部をワイヤーロ
    ープ操作で降ろし、仮固定を解除してから、先と同様に
    した移動を繰り返していくようにしたことを特徴とす
    る、コンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方
    法。
  2. 【請求項2】 平行する一対の鋼材製ガイドフレーム間
    に穿孔機構部を進退自在に組み込む一方、ガイドフレー
    ムの少なくとも穿孔方向側端には、穿孔方向に直交する
    面内であって、一対のガイドフレームを法面に垂直状姿
    勢に保持したときに、穿孔位置の前後に位置して平行す
    る配置となるようにして、夫々がコンクリート法枠また
    はコンクリート法面上に敷設された軌道部材を跨ぎ、そ
    れらを軌道とするようにした案内脚部が対を成して形成
    され、ガイドフレームを法面に平行状姿勢としたときに
    法面側に位置している一方の案内脚部が、各ガイドフレ
    ームの両軸芯に直交する方向に軸材で揺動自在に枢着さ
    れた揺動案内脚部に形成されてなるものとした補助枠体
    部を一体化してなるアンカー埋入穴穿孔装置部を、その
    補助枠体部要所要所を吊り下げ、制御しているワイヤー
    ロープを操作して、ガイドフレームが法面に平行する姿
    勢となるようにした上、揺動案内脚部により、法面に打
    設、形成されたコンクリート法枠、またはコンクリート
    法面上に敷設した軌道部材の何れかが案内となるように
    して、法面の上から下に向けて適宜距離ずつ下降させて
    いくようにし、所定位置に達する毎に、穿孔機構部穿孔
    方向側を法面所定位置に仮固定すると共に、ガイドフレ
    ームが法面に垂直姿勢となるよう、補助枠体部の傾斜姿
    勢下方側となっている側端部をワイヤーロープで吊り上
    げ操作し、穿孔機構部による法枠または法面以下所定深
    さ位置までへの掘鑿を実施して所定位置における穿孔
    後、次の穿孔位置へは、ガイドフレームが法面に平行し
    た姿勢となるよう補助枠体部の法面側と反対側の側端部
    をワイヤーロープ操作で降ろし、仮固定を解除してか
    ら、先と同様にした下降移動を繰り返していくようにし
    たことを特徴とする、コンクリート法面補強アンカー埋
    入穴の穿孔施工方法。
  3. 【請求項3】 補助枠体部要所要所を吊り下げ、制御し
    ているワイヤーロープが、ウインチ等の巻上げ機からク
    レーンアームに装着した滑車を経由して補助枠体部に達
    するようにし、クレーンアーム角度の調整と巻上げ機の
    操作との併用でアンカー埋入穴穿孔装置部の法面平行移
    動と、所定位置における姿勢の変更、制御とを実施する
    ようにした、請求項1または2何れか記載のコンクリー
    ト法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法。
  4. 【請求項4】 補助枠体部要所要所を吊り下げ、制御し
    ているワイヤーロープが、ウインチ等の巻上げ機から法
    面傾斜上位に装着した滑車を経由して補助枠体部の滑車
    に達し、その後、コンクリート法枠またはコンクリート
    法面適所に接続されるようにし、専ら巻上げ機の操作で
    アンカー埋入穴穿孔装置部の法面平行移動と、所定位置
    における姿勢の変更、制御とを実施するようにした、請
    求項1または2何れか記載のコンクリート法面補強アン
    カー埋入穴の穿孔施工方法。
  5. 【請求項5】 補助枠体部に対し、平行する一対の角鋼
    管製ガイドフレームをバランスさせて一体化すると共
    に、一対の角鋼管製ガイドフレーム間には、ガイドフレ
    ームを案内として所定ストローク長の進退を自在とする
    ようにした穿孔機構部が組み込まれる一方、穿孔方向と
    なる補助枠体部の側端部には、穿孔方向に直交する面内
    であって、一対のガイドフレームを法面に垂直状姿勢に
    保持したときに、穿孔位置の前後に位置して平行する配
    置となるようにして、夫々がコンクリート法枠またはコ
    ンクリート法面上に敷設された軌道部材を跨ぎ、それら
    を軌道とするようにした案内脚部が対を成して形成さ
    れ、ガイドフレームを法面に平行状姿勢としたときに法
    面側に位置している一方の案内脚部は、各ガイドフレー
    ムの両軸芯に直交する方向に軸材で揺動自在に枢着され
    た揺動案内脚部に、そして、他方の案内脚部は、ガイド
    フレームに平行で、穿孔機構部先端よりも穿孔方向に突
    出状の固定案内脚部に形成されると共に、該固定案内脚
    部の先端部には、法枠または軌道部材を挟み込み保持し
    て同所への仮止めを可能とする仮固定金具部が装着さ
    れ、更に、補助枠体部には、吊下げ用の吊下環と、法面
    下降移動用ならびに姿勢変更、制御用の滑車とが形成さ
    れてなるものとした、請求項1ないし4何れか記載のコ
    ンクリート法面補強アンカー埋入穴の穿孔施工方法に用
    いるアンカー埋入穴穿孔装置。
  6. 【請求項6】 揺動案内脚部が、穿孔方向となる補助枠
    体部の側端部の外に、穿孔方向と反対側となる補助枠体
    部の側端部近傍にも形成されてなるものとした請求項5
    記載のアンカー埋入穴穿孔装置。
  7. 【請求項7】 揺動案内脚部には、その近傍に、法面に
    平行状姿勢としたガイドフレームから法面側に向けて当
    該脚部よりも短く突出するようにした車輪部が並設され
    てなるものにした、請求項5または6何れか記載のアン
    カー埋入穴穿孔装置。
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