JP3990692B2 - 低空頭オーガー削孔機 - Google Patents

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本発明は、低空頭オーガー削孔機に関するものである。
オーガー削孔機とは螺旋形の羽根を供えたオーガーを使用し、この羽根を回転させることによって地中を削孔し、あるいは円柱状に土砂を排出する装置である。
より詳細に説明すると、例えば図6に示すようにリーダーaと呼ばれる支柱の上端をピンbを介してクレーンのブームcの先端に吊り下げる。そしてこのリーダーaに沿ってオーガーdの回転装置eを昇降させて削孔を行う装置である。
リーダーaに沿って昇降するオーガー回転装置eは、その上端の滑車f介してワイヤgで支持し、このワイヤgをブームc側に巻き取り、あるいは巻き出して回転装置eをリーダーaに沿って昇降させる。
特開平5−132936号公報
上記したような従来のオーガー削孔機ではクレーンのブームの先端からリーダーの上端を吊り下げる構造である。
ところが、鉄道の高架の下や掘削中の地下などでオーガー削孔機による削孔作業を行う場合には、上空が制限されている。
そのために前記した従来の図6に示すようなオーガー削孔機では、リーダーaの高さよりさらに上部にブームcの先端が位置するから、それが障害となってしまい、上空の制限される場所で使用することができなかった。
さらに、使用後に移動する場合にリーダーaをブームcに沿って格納する必要があるが、リーダーaはブームcからピンbによって吊り下げているために、いったんブームcを引き起こしてからリーダーaの下端を作業員がブームc側に引き寄せて格納する必要があった。
すなわち、作業時よりもさらにブームcを立ち上げないと、リーダーaをブームcに沿わせて格納することができない構造であった。
本発明の低空頭オーガー削孔機は、特に上空が制限されている場所で使用できる装置であって、クレーン装置のブームの先端に取り付けるオーガー削孔機であり、削孔機はオーガー回転装置と、オーガー回転装置の昇降を支持する支柱であるリーダーとによって構成し、ブームの先端と、リーダーの中間位置とは、リンク板のピンを介して接続し、リーダーとブームとの間にはジャッキを設けて、クレーン装置側から延長したワイヤは、オーガー回転装置の側面に取り付けた滑車を介して配線し、クレーン側からのワイヤの伸縮によってオーガー回転装置のリーダーに沿った昇降を行い、かつリーダーとブームとの間に設けた前記のジャッキの伸縮によってリーダーの姿勢を変更し得るように構成した、低空頭オーガー削孔機を特徴としたものである。
本発明の低空頭オーガー削孔機は以上説明したようになるから、高架の下のような、上空が制限されている場所においても自由に削孔作業を行うことができる。
さらにリーダーをブームに沿って格納する場合にも、従来の装置のようにブームをいったん引き起こしてから格納するといった作業を必要とせず、ブームを寝かしたままリーダーを格納することができる。
以下図面を参照しながら本発明の低空頭オーガー削孔機の実施例を説明する。
<1>全体の構成。
本発明の低空頭オーガー削孔機は、クレーン装置のブーム1の先端に取り付ける装置であり、リーダー2と、リーダー2に沿って昇降するオーガー回転装置3、および回転装置3に取り付けたオーガー31によって構成する。
オーガー回転装置3や、回転して削孔するオーガー31の構造や機能は広く知られているから詳細な説明は省略する。
<2>リーダー2の取り付け。
オーガー回転装置3の昇降を支持する支柱であるリーダー2は、クレーン装置のブーム1の先端にリンク板4を介して取り付ける。
そして、リーダー2の上端をブーム1に取り付けるのではなく、ブーム1の先端とリーダー2の中間位置とを、リンク板4のピン41を介して接続する。
このようにリーダー2の上端を取り付けるのではなく、リーダー2の中間の位置を介してブーム1に取り付けるから、リーダー2の上部の空間にブーム1の先端が位置することがない。
<3>起伏用ジャッキ5。
リーダー2とブーム1との間は,リンク板4とは別に、起伏用のジャッキ5を取り付ける。
すなわち起伏ジャッキ5の一端をリーダー2に直接、あるいは間接に取り付け、この起伏ジャッキ5の他端はブーム1の先端付近に取り付ける。
この起伏ジャッキ5の伸縮によって、ブーム1の姿勢を変えることなく、リーダー2の姿勢だけを変えることができる。
<4>ワイヤwの配線。
リーダー2に沿って昇降するオーガー回転装置3には、その側面に滑車32を設ける。
オーガー回転装置3の上部ではなく、両側面に側面滑車32を設けることも本発明の特徴のひとつである。
この側面滑車32を介して、クレーン装置側から延長したワイヤwを配線する。
すなわち、リーダー2の上端の両側に設けたリーダー側滑車21と、オーガー回転装置3の両側に設けた側面滑車32との間に図3に示すようにワイヤwを配線する。
その結果、クレーン側からのワイヤwを巻き取ったり、巻き出すことによって、オーガー回転装置3をリーダー2に沿って昇降させることができる。
<5>ワイヤによる起伏制御。
リーダー2の制御は、起伏用ジャッキ5によって行う場合以外に、ワイヤによって行うこともできる。
すなわち、クレーン側から配線したワイヤwの端をリーダー2に固定して、クレーン側のドラムによって捲き出しや巻取りを行えば、ジャッキ5を開放状態にしてリーダー2を起伏することができる。
オーガーによる削孔の作業中はリーダー2にあらゆる方向から外力が作用するので、その変位を完全に拘束させるためにはジャッキ5に過大な力を与えておかなければならず不経済である。
そのために作業中にはジャッキ5の圧力を開放してその負荷をゼロにしておき、リーダー2の転倒防止はワイヤwによって拘束する方法を採用することができる。
<6>低空頭下での削孔作業。
次に作業の状態を、高架下での削孔のように上空に制限がある場合について説明する。
まず、上空に制限のない位置でブーム1をほぼ水平に保ち、リーダー2を鉛直に保った姿勢を作り、その姿勢のままクレーン車を高架下へ向けて前進させる。
そのような場所が得られない場合には、ブーム1を水平に保ったまま、ブーム1とリーダー2との間に設置した起伏ジャッキ5を伸張する。
するとブーム1を引き起こすことなく、すなわち水平の姿勢を維持させたまま、リンクのピン41を中心にリーダー2を回転させて、リーダー2をブーム1と直交する姿勢に直立させることができる。
こうして高架下の所定の位置に、鉛直の姿勢を保ったリーダー2の下端を接地させて、準備を終わる。
その状態でオーガー回転装置3を駆動すれば、オーガー31を地中に侵入させ削孔作業を行うことができる。
<7>オーガー31の収納。
作業が終わり、オーガー回転装置3およびオーガー31をブーム1の下に折りたたんで収納する場合には、ブーム1とリーダー2との間に設置した起伏ジャッキ5を短縮する。
するとブーム1を引き起こすことなく、水平の姿勢を維持させたまま、リンクのピン41を中心にリーダー2を回転させてブーム1と平行する姿勢にまで引き寄せることができる。
この点は、いったんブーム1を大きく引き起こし、作業員がリーダー2の下端を持ってブーム1側へ引き寄せる必要のある従来の類似の装置との大きな違いである。
<8>傾斜地での施工。
前記したように従来の装置ではリーダーaをブームcの先端から吊っている構造である。
このように吊った状態ではオーガーd回転の反力が取ることができない。そのため、傾斜地においてオーガーdによって削孔する場合には、オーガーdを回転させると先端がすべって削孔位置がずれてしまい、正確な地点に削孔することが困難である。
そのために従来の装置では傾斜地にまず水平の台地を形成し、この水平台地にオーガーdの先端を食い込ませてから削孔を行う、という準備工程が必要であった。
しかし本発明の装置であれば、ブーム1とリーダー2の間に起伏ジャッキ5が介在しており、この起伏ジャッキ5の伸縮によってリーダー2の姿勢を確保することができる。
したがってオーガー31の回転の反力もリーダー2によって受けることができるので、従来のように水平な台地を準備する必要がなく、傾斜地においてもただちに作業を開始することができる。
<9>引き抜き装置の取り付け。
オーガ回転装置3は杭の打設装置であったが、それに代えて、すでに打設した杭を引き抜く装置を取り付けることもできる。
そのために、例えば図4に示すように、リーダー2の上端に直交方向に張出桁62を突設し、この張出桁から滑車ブロック6を吊り下げる。
この滑車ブロック6の下側にはチャック61を取り付け、このチャック61によって引き抜くべきH鋼やシートパイルを把持する。
張出桁62がリーダー2から突設してあるから、その真下からH鋼などを引き上げて抜くことができ、引き抜き作業時にリーダー2を傾ける必要がない。
<10>取り付け位置の変更。
ブーム1先端のリンク板4と、リーダー2との取り付け位置を変更することもできる。
リーダー2は、リンク板4先端のブラケット42とリーダー2に開口したピン穴22に挿入したボルトによって取り付けてある。
そこで、リーダー2には複数のピン穴22を開口しておく。
そうすれば、ピン穴22に挿入したボルトの位置を変更することによって両者の取り付け位置を簡単に変更することができる。
そしてオーガーによる削孔作業が終了した機体を移動させるときには、リーダーの上端に近いピン穴22を介してブーム1を取り付ける。
すると、ブーム1の先端から突出するリーダー2の寸法を短くすることができ、安定した格納が可能となる。
本発明の低空頭オーガー削孔機の実施例の説明図。 リーダーを折りたたんだ状態の説明図。 滑車とワイヤの配線状態の説明図。 リーダーに杭の引き抜き装置を取り付けた状態の説明図。 ブーム先端とリーダーとの取り付け位置を変更するための構造の説明図。 従来のオーガー削孔機の説明図。
符号の説明
1:ブーム
2:リーダー
3:オーガー回転装置
4:リンク板
5:起伏ジャッキ
6:滑車ブロック

Claims (3)

  1. クレーン装置のブームの先端に取り付けるオーガー削孔機であって、
    オーガー削孔機はオーガー回転装置と、オーガー回転装置の昇降を支持する支柱であるリーダーとによって構成し、
    ブームの先端と、リーダーの中間位置とは、リンク板のピンを介して接続し、
    リーダーとブームとの間にはジャッキを設けて、
    クレーン装置側から延長したワイヤは、オーガー回転装置の側面に取り付けた滑車を介して配線し、
    クレーン側からのワイヤの伸縮によってオーガー回転装置のリーダーに沿った昇降を行い、
    かつリーダーとブームとの間に設けた前記のジャッキの伸縮によってリーダーの姿勢を変更し得るように構成した、
    低空頭オーガー削孔機。
  2. リーダーからオーガー回転装置を取り外し、
    滑車ブロックとチャックを取り付けることができるよう構成した、
    請求項1記載の低空頭オーガー削孔機。
  3. リーダーには複数のピン穴を開口し、
    このピン穴を介して、機体側のリンク板とリーダーとを取り付け、取り外し可能に構成した、
    請求項1記載の低空頭オーガー削孔機。
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