JPH0826085A - 液圧制御バルブ装置 - Google Patents

液圧制御バルブ装置

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JPH0826085A
JPH0826085A JP15978694A JP15978694A JPH0826085A JP H0826085 A JPH0826085 A JP H0826085A JP 15978694 A JP15978694 A JP 15978694A JP 15978694 A JP15978694 A JP 15978694A JP H0826085 A JPH0826085 A JP H0826085A
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JP
Japan
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stepped piston
hydraulic pressure
plug
hydraulic
control valve
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Pending
Application number
JP15978694A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Maehara
利史 前原
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段付ピストンの大径部を保持する部材を、ネ
ジ部を構成するプラグと液圧シール部を構成するストッ
パ部材との2部材に分割することにより、プラグと本体
との間に配置されているシール部材を不要とし構成の簡
略化を図る。 【構成】 出口7側の液圧の上昇率が入口20側の液圧
の上昇率よりも低く抑えることができる液圧制御バルブ
装置において、前記段付ピストン9は、出口側と入口側
とを連通する孔を有するストッパ部材5と、該ストッパ
部材5を押圧固定するプラグ6によりシリンダボディ内
に組付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧制御バルブ装置に
関するものであり、特に、自動車の前輪と後輪とのブレ
ーキ液圧を制御することができるプロポーショニングバ
ルブに好適な液圧制御バルブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のブレーキ装置におい
て、ブレーキ液圧が所定値以上になると、前輪側および
後輪側のブレーキ液圧を調整するために、後輪側ブレー
キ装置の液圧が、前輪側のブレーキ装置の液圧よりも上
昇率が減ぜられる液圧制御バルブ装置(所謂プロポーシ
ョニングバルブ)が使用されている。
【0003】こうした液圧制御バルブ装置の概略を実公
平3ー43896号公報に記載された装置を参照して説
明すると、図2はこの液圧制御バルブ装置の断面図であ
る。図において、タンデムマスタシリンダのシリンダ本
体50には、円形のボス部51が形成されており、ボス
部の内側には、大径な部分にネジ52が切られ、底部に
は小径な連絡孔53が設けられている。この連絡孔53
はタンデムマスタシリンダのピストンにより区画された
圧力室54に連絡している。前記ボス部51は液圧制御
バルブ装置の取付け部を構成している。
【0004】液圧制御バルブ装置の本体は、互いにネジ
結合した第1部材55、第2部材56とからなり、前記
本体は、第1部材55の端部がボス部51にネジ結合さ
れ、第2部材56の端部に出口57が設けられている。
そして前記二つの部材間には大気室58が形成され、こ
の大気室58に、液圧を調整する機能を有する段付ピス
トン59が配置されている。また、両部材間にはシール
部材67が配設されている。
【0005】段付ピストン59は大径部59aと小径部
59bとを備え、大径部59aが前記第2部材56に、
また、小径部59aが前記第1部材55に摺動自在に保
持されており、この摺動部にはシール部材60、61が
設けられている。また、段付ピストン59は、小径部端
59bがマスタシリンダ本体に形成した前記ボス部51
に対面しており、また大径部側59aが出口57部に対
面している。さらに段付ピストン59の中央部には貫通
孔62が形成されている。また段付ピストン59は予負
荷バネ63の力を受け、中途に形成したフランジ部が第
2部材56側の段部に当たり静止状態をとるように構成
されている。この状態で、段付ピストン59の中央に形
成した前記貫通孔の上方開口端64は第1部材55上端
の孔に臨んでいる。この孔の内側には、ポペット形の弁
体65が設置されている。
【0006】弁体65は、砲弾形の弁本体と、弁本体の
周囲を取り囲む円筒部と、円筒部と弁本体とを連結する
連結部とから成り、連結部には、周方向に沿って間隔を
おいて孔66が複数個(例えば3個)設けられている。
弁体65は、弁バネ68の力により、円筒部の下面が第
1部材55に形成した段部、つまり、孔の底面に当たっ
ているが、その時、弁本体の先端は、段付ピストン59
の上方開口端から少し離れている。従って図示状態にお
いて、タンデムマスタシリンダ本体内の圧力室54は連
通孔53、孔66、貫通孔62を通して出口側に連絡し
ている。
【0007】上記装置において、段付ピストン59は、
圧力室内の液圧が所定値に達するまでは、予負荷バネ6
3の力により図示の位置にあり、上方の開口端64が弁
体65から離れている。しかし、圧力室内の液圧が所定
値以上になると、段付ピストンの大小径部の面積差部分
に作用する液圧が予負荷バネの力に打ち勝ち、段付ピス
トンを図の上方に動かし、その上方開口端を弁体の下部
に着座させ、弁を閉じる。さらに圧力室内の液圧が高く
なると段付ピストンが移動し弁を開くが再び段付ピスト
ンの大小径部の面積差部分に作用する液圧により弁が閉
じる。こうして、液圧が所定値以上では、出口に通じる
後輪側ブレーキ装置の液圧は圧力室12内の液圧に比べ
て上昇率が減ぜられることになる。このようにして、ブ
レーキ作動時においてこの液圧制御バルブ装置では前輪
側と後輪側のブレーキ液圧を調圧することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
液圧制御バルブ装置は、本体が第1部材55、第2部材
56とをネジ結合することにより構成されているため
に、第1部材と第2部材(プラグ部材)とのシール性を
確保する必要から、両部材間にシール部材67が配置さ
れている。しかし、第1部材と第2部材とを組み付ける
際に、第2部材を締め付けてゆくと液圧シール部材67
を回転させてしまうことがあり、これが原因でシール部
材67が損傷する等の問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、前記従来の第2部材
を、ネジ部を構成するプラグと液圧シール部を兼ねたス
トッパ部材との2部材に分割し、前記ストッパ部材内に
段付ピストンの大径部を摺動自在に配置することによ
り、従来装置で必要としていた前記第1部材と第2部材
(プラグ部材)との間のシール部材を不要とし、前記問
題点を解決せんとするものである。本液圧制御バルブ装
置によると、プラグ組み付け時に回転させられる液圧シ
ールがないため、シール部材が損傷することがなく、ま
た、プラグの組み付け作業時間の短縮化を図ることがで
きる。さらに、プラグには、液圧シール部がないため、
プラグを転造等の製法で合理的に製造することができ、
コストダウンを図ることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、圧
力源からの液圧が所定値以上に高くなると、シリンダボ
ディ1内に配置した段付ピストン9が移動し、段付ピス
トン9に形成した流路12がバルブ16によって閉じら
れ、出口7側の液圧の上昇率が入口20側の液圧の上昇
率よりも低く抑えることができる液圧制御バルブ装置に
おいて、前記段付ピストンは、入口と出口を有するシリ
ンダボディ内に摺動自在に配置されるとともに同ボディ
内を前記入口と連通しかつ該段付ピストンの小径端に対
向する第1液室と、前記出口と連通し大径端に対向する
第2液室とに区画し、前記第1液室内には段付ピストン
9に形成した流路12を閉じることができるバルブ16
を配置し、段付ピストンの大径部と、シリンダボディに
ネジ止めされるプラグとの間にストッパ部材を設けたこ
とを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成の液圧制御バルブ装置は、バルブ1
6、カップシール11、バックアップ4等をシリンダボ
ディ1内に組付けた後、液圧シール部を構成するストッ
パ部材5に収納した段付ピストン9の小径部を前記バッ
クアップ4、カップシール11の孔に摺動自在に嵌合
し、前記ストッパ部材5をプラグ6にて締めつけ固定す
ることにより組立ることができる。この結果、本発明
は、従来装置で必要としていた前記第1部材(シリンダ
ボディ)と第2部材(プラグ部材)との間のシール部材
を不要とすることができ、液圧制御バルブ装置組付け時
に、プラグの回転によってシール部材が回転し損傷する
という不都合を解消できる。
【0012】また、上記装置において、段付ピストン9
は、第2液室23内の液圧が所定値に達するまでは、折
れ点スプリング15の付勢力により図示の位置にあり、
段付ピストン下方の開口9cがバルブ16から離れてい
る。しかし、第2液室23内の液圧が所定値以上になる
と、段付ピストン9の大小径部9a、9bの面積差部分
に作用する液圧が折れ点スプリング15のバネ力に打ち
勝ち、段付ピストン9を図中下方に動かし、その下方開
口9cをバルブ16の上面に着座させる。それにより、
液圧が所定値以上では、出口7に通じる後輪側ブレーキ
装置の液圧は圧力室内の液圧に比べて上昇率が減ぜられ
ることになる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の実施例に係る液圧制御バルブ装置
の断面図である。図1において1はバルブボディであ
り、このバルブボディの一端(図中下面)には、マスタ
シリンダ側と接続する入口通路20が形成されており、
この入口通路に連通してバルブボディ1の中心部には段
付の貫通孔2が形成されている。貫通孔2の段付部3に
はパックアップ4が配置され、このバックアップ4は、
貫通孔2の大径部側に配置された液圧シール部を構成す
るストッパ部材5を介してプラグ6によってバルブボデ
ィ1に押圧固定されている。前記プラグ6には出口7が
形成され、また、ストッパ部材5の中心部には貫通孔8
が形成され、プラグ6はネジによってバルブボディ1に
締結されている。前記プラグの出口7にはパイプと接続
するためのネジ7aが切られている。
【0014】ストッパ部材5のプラグ側とは反対側の中
央部には段付ピストン9の大径部9aが摺動自在に配置
され、該大径部9aとストッパ部材5との間にはシール
部材10が配置されている。シール部材10は段付ピス
トン9の大径部9a側に設けられており、また段付ピス
トン9とストッパ部材5との間には第2液室23が形成
されている。一方、前記段付ピストン9の小径部側9b
は前記バックアップ4を貫通して、バルブボディ1の小
径部側貫通孔に突出しており、前記小径部9bとバルブ
ボディ1との間にはカップシール11が配置され、前記
段付ピストン9の大径部9aとカップシール11との間
には大気室21が形成されている。また、同ボディ内に
収容されたいる段付ピストン9の小径端に対向して第1
液室22が形成されている。
【0015】段付ピストン9の中央部には流路12が形
成されており、前記段付ピストン9の小径部9bとバル
ブボディ1との間には第1のスプリングシート13およ
び第2のスプリングシート14を介して折れ点スプリン
グ15が設けられ、この折れ点スプリング15によって
段付ピストン9は図中上方に付勢されている。段付ピス
トン9の小径部9b側開口9cに対向して前記第2スプ
リングシート14内に収容されたバルブ16が配置され
ており、このバルブ16はバルブスプリング17により
第2スプリングシートに押圧されている。
【0016】そして、上記構成の液圧制御バルブ装置
は、バルブ16、カップシール11、バックアップ4等
をシリンダボディ1内に組付けた後、ストッパ部材5に
収納した段付ピストン9の小径部を前記バックアップ
4、カップシール11の孔に摺動自在に嵌合し、前記ス
トッパ部材5をプラグ6にて締めつけ固定することによ
り組立ることができる。
【0017】上記装置において、段付ピストン9は、第
2液室23内の液圧が所定値に達するまでは、折れ点ス
プリング15の付勢力により図示の位置にあり、段付ピ
ストン下方の開口9cがバルブ16から離れている。し
かし、第2液室23内の液圧が所定値以上になると、段
付ピストン9の大小径部9a、9bの面積差部分に作用
する液圧が折れ点スプリング15のバネ力に打ち勝ち、
段付ピストン9を図中下方に動かし、その下方開口9c
をバルブ16の上面に着座させる。それにより、液圧が
所定値以上では、出口7に通じる後輪側ブレーキ装置の
液圧は圧力室内の液圧に比べて上昇率が減ぜられること
になる。このようにして、ブレーキ作動時においてこの
液圧制御バルブ装置では前輪側と後輪側のブレーキ液圧
を調圧することができる。
【0018】本発明は、従来のプラグ(図2中の第2部
材56)を、ネジ部を構成するプラグ6と液圧シール部
を構成するストッパ部材5との2部材に分割し、前記ス
トッパ部材5内に段付ピストン9の大径部9aを摺動自
在に配置する構成としたため、従来装置で必要としてい
た前記第1部材と第2部材(プラグ部材)との間のシー
ル部材を不要とすることができ、液圧制御バルブ装置組
付け時に、プラグの回転によってシール部材が回転し損
傷するという不都合を解消できる。なお、本実施例で
は、バルブをスプリングシート内に収納した構成につい
て説明したが、それ以外のバルブ等種々の形態のバルブ
を使用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
プラグ組み付け時に回転させられる液圧シールがないた
め、シール部材が損傷することがなく、また、プラグの
組み付け作業時間の短縮化を図ることができる。さら
に、プラグには、液圧シール部がないため、プラグを転
造等の製法で合理的に製造することができ、コストダウ
ンを図ることができる。等の優れた効果を奏することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例としての液圧制御バルブ装
置の断面図である。
【図2】従来の液圧制御バルブ装置の断面図である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 2 段付貫通孔 3 段付部 4 バックアップ 5 スリーブ 6 プラグ 7 出口 9 段付ピストン 9a 大径部 9b 小径部 9c 開口 10 シール 11 カップシール 15 折れ点スプリング 16 バルブ 22 第1液室 23 第2液室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力源からの液圧が所定値以上に高くな
    ると、シリンダボディ1内に配置した段付ピストン9が
    移動し、段付ピストン9に形成した流路12がバルブ1
    6によって閉じられ、出口7側の液圧の上昇率が入口2
    0側の液圧の上昇率よりも低く抑えることができる液圧
    制御バルブ装置において、前記段付ピストンは、入口と
    出口を有するシリンダボディ内に摺動自在に配置される
    とともに同ボディ内を前記入口と連通しかつ該段付ピス
    トンの小径端に対向する第1液室22と、前記出口と連
    通し大径端に対向する第2液室23とに区画し、前記第
    1液室22内には段付ピストン9に形成した流路12を
    閉じることができるバルブ16を配置し、 段付ピストン9の大径部と、シリンダボディにネジ止め
    されるプラグとの間にストッパ部材5を設けたことを特
    徴とする液圧制御バルブ装置。
  2. 【請求項2】 前記段付ピストンの大径部は、前記スト
    ッパ部材により摺動自在に保持されていることを特徴と
    する液圧制御バルブ装置。
JP15978694A 1994-07-12 1994-07-12 液圧制御バルブ装置 Pending JPH0826085A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02