JPH08260574A - 建物ユニットの連結部材 - Google Patents
建物ユニットの連結部材Info
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- JPH08260574A JPH08260574A JP6572595A JP6572595A JPH08260574A JP H08260574 A JPH08260574 A JP H08260574A JP 6572595 A JP6572595 A JP 6572595A JP 6572595 A JP6572595 A JP 6572595A JP H08260574 A JPH08260574 A JP H08260574A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 下階建物ユニット同士と上階建物ユニット同
士とを規定の位置で容易に連結できること。 【構成】 上下階建物ユニット間に介装される本体部1
1と、下階建物ユニットに突設されたガイドピンが挿通
される係合孔12と、本体部から上下方向に各々延びて
上階建物ユニット間および下階建物ユニット間に介入さ
れ、かつ、上下階建物ユニットの角部にならった形状の
突出部13、16とを含んで構成したうえ、これら上下
の突出部13、16の先部を大きな面積を有するテーパ
部15、17にし、上下階建物ユニットの角部をこれら
の大きな面積のテーパ部に当てがうだけで、上下階建物
ユニットの回転方向のズレが矯正されようにした。
士とを規定の位置で容易に連結できること。 【構成】 上下階建物ユニット間に介装される本体部1
1と、下階建物ユニットに突設されたガイドピンが挿通
される係合孔12と、本体部から上下方向に各々延びて
上階建物ユニット間および下階建物ユニット間に介入さ
れ、かつ、上下階建物ユニットの角部にならった形状の
突出部13、16とを含んで構成したうえ、これら上下
の突出部13、16の先部を大きな面積を有するテーパ
部15、17にし、上下階建物ユニットの角部をこれら
の大きな面積のテーパ部に当てがうだけで、上下階建物
ユニットの回転方向のズレが矯正されようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物ユニットの連結部
材に係り、特に複数の建物ユニットを上下に組み合わせ
ることにより建てられるユニット式建物に利用できる。
材に係り、特に複数の建物ユニットを上下に組み合わせ
ることにより建てられるユニット式建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、間隔を明けて配設された複数の
下階建物ユニット同士と、これらの下階建物ユニットの
上部に載せられた複数の上階建物ユニット同士とを連結
する連結部材として図7に示すようなものがある。図7
において、連結部材70は、複数の下階建物ユニット7
1と複数の上階建物ユニット72との間に介装される本
体部73と、この本体部73に各々複数設けられた大小
の係合孔74、75と、本体部73の四隅に設けられた
ボルト孔76とから構成されている。
下階建物ユニット同士と、これらの下階建物ユニットの
上部に載せられた複数の上階建物ユニット同士とを連結
する連結部材として図7に示すようなものがある。図7
において、連結部材70は、複数の下階建物ユニット7
1と複数の上階建物ユニット72との間に介装される本
体部73と、この本体部73に各々複数設けられた大小
の係合孔74、75と、本体部73の四隅に設けられた
ボルト孔76とから構成されている。
【0003】通常、このような連結部材70は以下のよ
うにして使用される。先ず、下階建物ユニット71の柱
77の上部に取り付けられた仕口金物78の上板78A
に、大小二個のガイドピン79、80を立設する。これ
らのガイドピン79、80は、上板78Aの裏面に溶接
された裏ナットにガイドピン79、80の雄ねじ部が螺
合することにより固定されている。また、仕口金物78
には梁81が連結されている。
うにして使用される。先ず、下階建物ユニット71の柱
77の上部に取り付けられた仕口金物78の上板78A
に、大小二個のガイドピン79、80を立設する。これ
らのガイドピン79、80は、上板78Aの裏面に溶接
された裏ナットにガイドピン79、80の雄ねじ部が螺
合することにより固定されている。また、仕口金物78
には梁81が連結されている。
【0004】次ぎに、連結部材70を、係合孔74、7
5にガイドピン79、80が挿通されるように、互いに
隣接する四つの下階建物ユニット71の各仕口金物78
の上部間に架け渡して係合配設した後、上階建物ユニッ
ト72を、柱77の仕口金物78の低板78Bに設けら
れた図示略の係合孔にガイドピン79、80を挿通して
各下階建物ユニット71上に載置する。この後、下階建
物ユニット71と上階建物ユニット72とを、仕口金物
78のボルト孔82に挿通されたボルト83とこれに螺
合されるナット84とにより固定する。
5にガイドピン79、80が挿通されるように、互いに
隣接する四つの下階建物ユニット71の各仕口金物78
の上部間に架け渡して係合配設した後、上階建物ユニッ
ト72を、柱77の仕口金物78の低板78Bに設けら
れた図示略の係合孔にガイドピン79、80を挿通して
各下階建物ユニット71上に載置する。この後、下階建
物ユニット71と上階建物ユニット72とを、仕口金物
78のボルト孔82に挿通されたボルト83とこれに螺
合されるナット84とにより固定する。
【0005】つまり、各下階建物ユニット71間におい
ては、連結部材70の係合孔74に大きなガイドピン7
9を挿通することにより、互いのガイドピン79間にお
けるピッチ出しが行なわれ、さらに、係合孔75に小さ
なガイドピン80を挿通することにより、各下階建物ユ
ニット71におけるガイドピン75を回転軸として生じ
た回転方向の位置ズレが矯正される。
ては、連結部材70の係合孔74に大きなガイドピン7
9を挿通することにより、互いのガイドピン79間にお
けるピッチ出しが行なわれ、さらに、係合孔75に小さ
なガイドピン80を挿通することにより、各下階建物ユ
ニット71におけるガイドピン75を回転軸として生じ
た回転方向の位置ズレが矯正される。
【0006】同様に、各上階建物ユニット72間におい
ても、図示略の係合孔にガイドピン79を挿通した後、
さらに、別の係合孔にガイドピン80を挿通することに
より、各上階建物ユニット72が正規の位置で下階建物
ユニット71の上部に載置される。
ても、図示略の係合孔にガイドピン79を挿通した後、
さらに、別の係合孔にガイドピン80を挿通することに
より、各上階建物ユニット72が正規の位置で下階建物
ユニット71の上部に載置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のような下階建物
ユニット71と上階建物ユニット72との連結において
は、ガイドピン79、80が先部のテーパにより連結部
材70および上階建物ユニット71をガイドする作用も
有している。しかしながら、ガイドピン80のテーパが
非常に小さいため、連結部材70の係合孔75や上階建
物ユニット72の図示略の係合孔にこのガイドピン80
を挿通することは容易ではなく、下階建物ユニット71
および上階建物ユニット72における回転方向の位置ズ
レを矯正するのに手間がかかり、これらの連結が効率よ
く行なえないという問題があった。
ユニット71と上階建物ユニット72との連結において
は、ガイドピン79、80が先部のテーパにより連結部
材70および上階建物ユニット71をガイドする作用も
有している。しかしながら、ガイドピン80のテーパが
非常に小さいため、連結部材70の係合孔75や上階建
物ユニット72の図示略の係合孔にこのガイドピン80
を挿通することは容易ではなく、下階建物ユニット71
および上階建物ユニット72における回転方向の位置ズ
レを矯正するのに手間がかかり、これらの連結が効率よ
く行なえないという問題があった。
【0008】また、ガイドピン80は径寸法も小さいた
め強度も小さく、作業者は連結部材70の配設や階建物
ユニット72の載置を慎重に行なわなければならず、下
階建物ユニット71同士と上階建物ユニット72同士と
の連結が一層面倒なものになっていた。
め強度も小さく、作業者は連結部材70の配設や階建物
ユニット72の載置を慎重に行なわなければならず、下
階建物ユニット71同士と上階建物ユニット72同士と
の連結が一層面倒なものになっていた。
【0009】本発明の目的は、下階建物ユニット同士と
上階建物ユニット同士とを規定の位置で容易に連結でき
る建物ユニットの連結部材を提供することにある。
上階建物ユニット同士とを規定の位置で容易に連結でき
る建物ユニットの連結部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の建物ユニットの
連結部材は、間隔を明けて配設された複数の下階建物ユ
ニット同士と、これらの下階建物ユニットの上部に載せ
られた複数の上階建物ユニット同士とを連結する連結部
材であって、これらの下階建物ユニットと上階建物ユニ
ットとの間に介装される平板状の本体部と、この本体部
に設けられて下階建物ユニットに上向きに突設されたガ
イドピンが挿通される係合孔と、本体部から上下方向に
各々延びて上階建物ユニット間および下階建物ユニット
間に介入され、かつ、上下階建物ユニットの角部が当て
がわれる突出部とを含んで構成され、これら上下の突出
部の少なくとも先部は、先端に向かって幅狭なテーパ部
になっていることを特徴とする。
連結部材は、間隔を明けて配設された複数の下階建物ユ
ニット同士と、これらの下階建物ユニットの上部に載せ
られた複数の上階建物ユニット同士とを連結する連結部
材であって、これらの下階建物ユニットと上階建物ユニ
ットとの間に介装される平板状の本体部と、この本体部
に設けられて下階建物ユニットに上向きに突設されたガ
イドピンが挿通される係合孔と、本体部から上下方向に
各々延びて上階建物ユニット間および下階建物ユニット
間に介入され、かつ、上下階建物ユニットの角部が当て
がわれる突出部とを含んで構成され、これら上下の突出
部の少なくとも先部は、先端に向かって幅狭なテーパ部
になっていることを特徴とする。
【0011】以上において、下方の突出部の突出寸法
は、ガイドピンの下階建物ユニットからの突出寸法より
も大きく、上方の突出部の突出寸法は、ガイドピンの本
体部からの突出寸法よりも大きくてよい。
は、ガイドピンの下階建物ユニットからの突出寸法より
も大きく、上方の突出部の突出寸法は、ガイドピンの本
体部からの突出寸法よりも大きくてよい。
【0012】このような場合には、本体部の下面から下
方の突出部における上下方向の途中に設けられたテーパ
部の始端縁までの寸法が、ガイドピンの下階建物ユニッ
トからの突出寸法と同じであり、本体部の上面から上方
の突出部における上下方向の途中に設けられたテーパ部
の始端縁までの寸法が、ガイドピンの本体部からの突出
寸法と同じであることが望ましい。
方の突出部における上下方向の途中に設けられたテーパ
部の始端縁までの寸法が、ガイドピンの下階建物ユニッ
トからの突出寸法と同じであり、本体部の上面から上方
の突出部における上下方向の途中に設けられたテーパ部
の始端縁までの寸法が、ガイドピンの本体部からの突出
寸法と同じであることが望ましい。
【0013】あるいは、下方の突出部の突出寸法は、ガ
イドピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも小さ
く、上方の突出部の突出寸法は、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも小さくてもよい。
イドピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも小さ
く、上方の突出部の突出寸法は、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも小さくてもよい。
【0014】このような場合には、上下の突出部の全体
がテーパ部になっていることが望ましい。
がテーパ部になっていることが望ましい。
【0015】また、本体部における上下面の少なくとも
いずれか一方には防振層が形成されていてもよい。
いずれか一方には防振層が形成されていてもよい。
【0016】
【作用】このような本発明においては、下階建物ユニッ
トと上階建物ユニットとの間に介装される本体部の上下
に、これら上下階建物ユニットの角部を当てがう突出部
を各々設けたため、突出部は上下階建物ユニットの角部
の縁部分にならった形状となり、突出部のテーパ部は、
これら角部の縁部分をガイドする大きな面積を有するよ
うになる。
トと上階建物ユニットとの間に介装される本体部の上下
に、これら上下階建物ユニットの角部を当てがう突出部
を各々設けたため、突出部は上下階建物ユニットの角部
の縁部分にならった形状となり、突出部のテーパ部は、
これら角部の縁部分をガイドする大きな面積を有するよ
うになる。
【0017】これにより、下階建物ユニットには、各下
階建物ユニット間および各上階建物ユニット間のピッチ
を規定する大きなガイドピンだけを設けておけばよく、
上下階建物ユニットにおける回転方向の矯正は、上下階
建物ユニットの角部を突出部の大きなテーパ部に当てが
うことにより、従来のような小さなテーパのガイドピン
を連結部材や上階建物ユニットの係合孔に挿通させる面
倒な作業を省いて容易に行なわれるようになる。
階建物ユニット間および各上階建物ユニット間のピッチ
を規定する大きなガイドピンだけを設けておけばよく、
上下階建物ユニットにおける回転方向の矯正は、上下階
建物ユニットの角部を突出部の大きなテーパ部に当てが
うことにより、従来のような小さなテーパのガイドピン
を連結部材や上階建物ユニットの係合孔に挿通させる面
倒な作業を省いて容易に行なわれるようになる。
【0018】また、これら突出部は、各下階建物ユニッ
ト間および各上階建物ユニット間に介入されるブロック
状になるため、これらの突出部の強度は従来の小さなガ
イドピンよりも大きくなり、連結部材の配設や上階建物
ユニットの載置を行なう際の作業者への負担が軽減され
る。
ト間および各上階建物ユニット間に介入されるブロック
状になるため、これらの突出部の強度は従来の小さなガ
イドピンよりも大きくなり、連結部材の配設や上階建物
ユニットの載置を行なう際の作業者への負担が軽減され
る。
【0019】以上により、下階建物ユニット同士と上階
建物ユニット同士とを連結する作業を容易に行なえるよ
うになる。
建物ユニット同士とを連結する作業を容易に行なえるよ
うになる。
【0020】そして、下方の突出部の突出寸法を、ガイ
ドピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも大きく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも大きくした場合には、上下階建物ユ
ニットを回転方向の位置ズレを矯正した後にピッチ出し
を行なって正規の位置に配設可能になる。
ドピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも大きく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも大きくした場合には、上下階建物ユ
ニットを回転方向の位置ズレを矯正した後にピッチ出し
を行なって正規の位置に配設可能になる。
【0021】この際、本体部の下面から下方の突出部に
おける上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁ま
での寸法を、ガイドピンの下階建物ユニットからの突出
寸法と同じにし、本体部の上面から上方の突出部におけ
る上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁までの
寸法を、ガイドピンの本体部からの突出寸法と同じにす
ることにより、上下の各突出部における突出寸法と先端
幅寸法とが与えられた時、この条件下において各テーパ
部の面積が最大になる。
おける上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁ま
での寸法を、ガイドピンの下階建物ユニットからの突出
寸法と同じにし、本体部の上面から上方の突出部におけ
る上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁までの
寸法を、ガイドピンの本体部からの突出寸法と同じにす
ることにより、上下の各突出部における突出寸法と先端
幅寸法とが与えられた時、この条件下において各テーパ
部の面積が最大になる。
【0022】一方、下方の突出部の突出寸法を、ガイド
ピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも小さく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも小さくした場合には、上下階建物ユ
ニットをピッチ出しを行なった後に回転方向の位置ズレ
を矯正して正規の位置に配設可能になる。
ピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも小さく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも小さくした場合には、上下階建物ユ
ニットをピッチ出しを行なった後に回転方向の位置ズレ
を矯正して正規の位置に配設可能になる。
【0023】この際、上下の各突出部の全体をテーパ部
にすることにより、各突出部における突出寸法と先端幅
寸法とが与えられた時、この条件下において各テーパ部
の面積が最大になる。
にすることにより、各突出部における突出寸法と先端幅
寸法とが与えられた時、この条件下において各テーパ部
の面積が最大になる。
【0024】さらに、本体部における上下面の少なくと
もいずれか一方に防振層を形成した場合には、この防振
層によって上下階建物ユニット間の振動や騒音の伝達が
防止されるようになる。
もいずれか一方に防振層を形成した場合には、この防振
層によって上下階建物ユニット間の振動や騒音の伝達が
防止されるようになる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本実施例に係る連結部材が使用された
上下階建物ユニットの連結部分を示すものである。な
お、図7で説明した部材と同一部材には同じ符号を付
し、以下での説明を簡略化または省略する。
明する。図1は、本実施例に係る連結部材が使用された
上下階建物ユニットの連結部分を示すものである。な
お、図7で説明した部材と同一部材には同じ符号を付
し、以下での説明を簡略化または省略する。
【0026】連結部材10は、各四つの下階建物ユニッ
ト71と上階建物ユニット72との上下間に介装される
本体部11と、この本体部11に設けられて下階建物ユ
ニット71に突設されたガイドピン79が挿通される四
つの係合孔12(ここでは二つのみが図示されている)
と、本体部11から上方向に延びて上階建物ユニット7
2間に介入され、かつ、上階建物ユニット72の角部が
当てがわれる突出部13とを含んで構成されている。こ
こで、仕口金物78には、図7で示した小さいガイドピ
ン80が立設されていない。
ト71と上階建物ユニット72との上下間に介装される
本体部11と、この本体部11に設けられて下階建物ユ
ニット71に突設されたガイドピン79が挿通される四
つの係合孔12(ここでは二つのみが図示されている)
と、本体部11から上方向に延びて上階建物ユニット7
2間に介入され、かつ、上階建物ユニット72の角部が
当てがわれる突出部13とを含んで構成されている。こ
こで、仕口金物78には、図7で示した小さいガイドピ
ン80が立設されていない。
【0027】図2に示すように、連結部材10の本体部
11は平板状であり、四隅にはボルト孔14が設けられ
ている。連結部材10の突出部13は平面十字形のブロ
ック状のものであり、この突出部13の先部は先端に向
かって幅狭なテーパ部15になっている。また、連結部
材10は、本体部11から下方向に延びて図示略の下階
建物ユニット間に介入され、かつ、下階建物ユニットの
角部が当てがわれる突出部16を備えている。この突出
部16は突出部13と略同様な外形を有し、先部はテー
パ部17になっている。
11は平板状であり、四隅にはボルト孔14が設けられ
ている。連結部材10の突出部13は平面十字形のブロ
ック状のものであり、この突出部13の先部は先端に向
かって幅狭なテーパ部15になっている。また、連結部
材10は、本体部11から下方向に延びて図示略の下階
建物ユニット間に介入され、かつ、下階建物ユニットの
角部が当てがわれる突出部16を備えている。この突出
部16は突出部13と略同様な外形を有し、先部はテー
パ部17になっている。
【0028】図3、図4は、下階建物ユニット71同士
と、これら下階建物ユニット71の上部に載せられた上
階建物ユニット72同士とを連結部材10で連結した状
態を示すものである。図3において、突出部13、16
の基端側の幅寸法は、各上階建物ユニット72間および
各下階建物ユニット71間の寸法と同じになっている。
また、突出部13、16の先端はともに先端幅寸法Tに
なっている。
と、これら下階建物ユニット71の上部に載せられた上
階建物ユニット72同士とを連結部材10で連結した状
態を示すものである。図3において、突出部13、16
の基端側の幅寸法は、各上階建物ユニット72間および
各下階建物ユニット71間の寸法と同じになっている。
また、突出部13、16の先端はともに先端幅寸法Tに
なっている。
【0029】突出部16の突出寸法H1は、ガイドピン
79の下階建物ユニット71からの突出寸法h1よりも
大きく(H1>h1)、突出部13の突出寸法H2は、
ガイドピン79の本体部11からの突出寸法h2よりも
大きくなっている(H2>h2)。
79の下階建物ユニット71からの突出寸法h1よりも
大きく(H1>h1)、突出部13の突出寸法H2は、
ガイドピン79の本体部11からの突出寸法h2よりも
大きくなっている(H2>h2)。
【0030】本体部11の下面11Aから突出部16に
おける上下方向の途中に設けられたテーパ部17の始端
縁17Aまでの寸法H3は、ガイドピン79の前記突出
寸法h1と同じになっており(H3=h1)、上面11
Aから突出部13における上下方向の途中に設けられた
テーパ部15の始端縁15Aまでの寸法H4は、ガイド
ピン79の前記突出寸法h2と同じになっている(H4
=h2)。
おける上下方向の途中に設けられたテーパ部17の始端
縁17Aまでの寸法H3は、ガイドピン79の前記突出
寸法h1と同じになっており(H3=h1)、上面11
Aから突出部13における上下方向の途中に設けられた
テーパ部15の始端縁15Aまでの寸法H4は、ガイド
ピン79の前記突出寸法h2と同じになっている(H4
=h2)。
【0031】つまり、この実施例によれば、下階建物ユ
ニット71上に連結部材10を配設する際には、先ず、
下階建物ユニット71の角部71Aに突出部16のテー
パ部17を当接させ、さらに、連結部材10を押し込む
ことによりガイドピン79を係合孔12に挿通する。
ニット71上に連結部材10を配設する際には、先ず、
下階建物ユニット71の角部71Aに突出部16のテー
パ部17を当接させ、さらに、連結部材10を押し込む
ことによりガイドピン79を係合孔12に挿通する。
【0032】この作用を、図3、図4に基づき、下階建
物ユニット71に上階建物ユニット72を載置する場合
に当てはめて詳しく説明する。
物ユニット71に上階建物ユニット72を載置する場合
に当てはめて詳しく説明する。
【0033】図3、図4中の二点鎖線で示すように、先
ず、上階建物ユニット72をクレーン等の吊り込み作業
により、角部72Aの縁部分を突出部13のテーパ部1
5に当てがう。次いで、上階建物ユニット72を下方に
移動させ、角部72Aがテーパ部15の始端縁15Aに
達するまでに上階建物ユニット72の回転方向の位置ズ
レを矯正する。さらに、角部72Aを突出部13の垂直
部分に沿って下方に移動させる。これにより、各ガイド
ピン79は、上階建物ユニット72に設けられた係合孔
85に自動的に挿通され、各上階建物ユニット72は規
定の位置(図中の実線)で下階建物ユニット71の上部
に載置される。
ず、上階建物ユニット72をクレーン等の吊り込み作業
により、角部72Aの縁部分を突出部13のテーパ部1
5に当てがう。次いで、上階建物ユニット72を下方に
移動させ、角部72Aがテーパ部15の始端縁15Aに
達するまでに上階建物ユニット72の回転方向の位置ズ
レを矯正する。さらに、角部72Aを突出部13の垂直
部分に沿って下方に移動させる。これにより、各ガイド
ピン79は、上階建物ユニット72に設けられた係合孔
85に自動的に挿通され、各上階建物ユニット72は規
定の位置(図中の実線)で下階建物ユニット71の上部
に載置される。
【0034】このような実施例によれば以下のような効
果がある。すなわち、上階建物ユニット72と下階建物
ユニット71との間に介装される本体部11の上下に
は、これら上階建物ユニット72の角部72Aおよび下
階建物ユニット71の角部71Aを当てがう突出部1
3、16が各々設けられており、これらの突出部13、
16が角部72A、角部71Aの縁部分にならった形状
になっているため、突出部13、16のテーパ部15、
17は、角部72A、角部71Aの縁部分をガイドする
大きな面積になる。
果がある。すなわち、上階建物ユニット72と下階建物
ユニット71との間に介装される本体部11の上下に
は、これら上階建物ユニット72の角部72Aおよび下
階建物ユニット71の角部71Aを当てがう突出部1
3、16が各々設けられており、これらの突出部13、
16が角部72A、角部71Aの縁部分にならった形状
になっているため、突出部13、16のテーパ部15、
17は、角部72A、角部71Aの縁部分をガイドする
大きな面積になる。
【0035】これにより、下階建物ユニット71におけ
る回転方向の矯正は、角部71Aを突出部16の大きな
テーパ部17に当てがうことにより、従来のような小さ
なテーパのガイドピンを係合孔に挿通させる面倒な作業
を省いて容易に行なうことができる。また、上階建物ユ
ニット72においても、角部72Aを突出部13のテー
パ部15に当てがうことにより、回転方向の矯正を容易
に行なうことができる。
る回転方向の矯正は、角部71Aを突出部16の大きな
テーパ部17に当てがうことにより、従来のような小さ
なテーパのガイドピンを係合孔に挿通させる面倒な作業
を省いて容易に行なうことができる。また、上階建物ユ
ニット72においても、角部72Aを突出部13のテー
パ部15に当てがうことにより、回転方向の矯正を容易
に行なうことができる。
【0036】そして、これらの突出部13、16は、各
上階建物ユニット72間および各下階建物ユニット71
間に介入されるブロック状になるため、これらの突出部
13、16の強度を従来の小さなガイドピンよりも大き
くでき、連結部材10の配設や上階建物ユニット72の
載置を行なう際の作業者への負担を軽減することができ
る。
上階建物ユニット72間および各下階建物ユニット71
間に介入されるブロック状になるため、これらの突出部
13、16の強度を従来の小さなガイドピンよりも大き
くでき、連結部材10の配設や上階建物ユニット72の
載置を行なう際の作業者への負担を軽減することができ
る。
【0037】以上により、下階建物ユニット71同士と
上階建物ユニット72同士とを規定の位置に連結する作
業を容易に行なうことができる。
上階建物ユニット72同士とを規定の位置に連結する作
業を容易に行なうことができる。
【0038】さらに、突出部16の突出寸法H1と、ガ
イドピン79の下階建物ユニット71からの突出寸法h
1との関係がH1>h1であるため、下階建物ユニット
71を、回転方向の位置ズレの矯正後にピッチ出しを行
なって正規の位置に配設できる。
イドピン79の下階建物ユニット71からの突出寸法h
1との関係がH1>h1であるため、下階建物ユニット
71を、回転方向の位置ズレの矯正後にピッチ出しを行
なって正規の位置に配設できる。
【0039】同様に、突出部13の突出寸法寸法H2
と、ガイドピン79の本体部11からの突出寸法h2と
の関係がH2>h2であるため、上階建物ユニット72
も、回転方向の位置ズレの矯正後にピッチ出しを行なっ
て正規の位置に配設できる。
と、ガイドピン79の本体部11からの突出寸法h2と
の関係がH2>h2であるため、上階建物ユニット72
も、回転方向の位置ズレの矯正後にピッチ出しを行なっ
て正規の位置に配設できる。
【0040】この際、下面11Aからテーパ部17の始
端縁17Aまでの寸法H3と、寸法h1との関係がH3
=h1であることにより、突出寸法H1と先端幅寸法T
とが与えられた突出部16においては、テーパ部17の
面積が最大になり、角部71Aの当接をさらに容易に行
なうことができる。
端縁17Aまでの寸法H3と、寸法h1との関係がH3
=h1であることにより、突出寸法H1と先端幅寸法T
とが与えられた突出部16においては、テーパ部17の
面積が最大になり、角部71Aの当接をさらに容易に行
なうことができる。
【0041】同様に、上面11Bからテーパ部15の始
端縁15Aまでの寸法H4と、寸法h2との関係がH4
=h2であるため、突出寸法H2と先端幅寸法Tとが与
えられた突出部13においては、テーパ部15の面積も
最大になり、角部72Aの当接をもさらに容易に行なう
ことができる。
端縁15Aまでの寸法H4と、寸法h2との関係がH4
=h2であるため、突出寸法H2と先端幅寸法Tとが与
えられた突出部13においては、テーパ部15の面積も
最大になり、角部72Aの当接をもさらに容易に行なう
ことができる。
【0042】また、寸法H1、H2をさらに大きくした
連結部材を作製することにより、テーパ部の面積をより
一層大きなものにできる。
連結部材を作製することにより、テーパ部の面積をより
一層大きなものにできる。
【0043】そして、連結部材10は、本体部11とブ
ロック状の突出部13、16とが一体になっているの
で、連結部材10自体の強度を大きくでき、連結後の耐
久性をも向上させることができる。
ロック状の突出部13、16とが一体になっているの
で、連結部材10自体の強度を大きくでき、連結後の耐
久性をも向上させることができる。
【0044】図5は、本発明に係る連結部材の別実施例
を示すものである。連結部材30は、本体部31と、係
合孔32(ここでは四つ設けられた係合孔のうちの二つ
を図示)と、上下の突出部33、36とを含んで構成さ
れており、突出部33、36の基端側の幅寸法は、各上
階建物ユニット72間および各下階建物ユニット71間
の寸法と同じになっている。
を示すものである。連結部材30は、本体部31と、係
合孔32(ここでは四つ設けられた係合孔のうちの二つ
を図示)と、上下の突出部33、36とを含んで構成さ
れており、突出部33、36の基端側の幅寸法は、各上
階建物ユニット72間および各下階建物ユニット71間
の寸法と同じになっている。
【0045】突出部33、36の先端はともに先端幅寸
法T′になっており、下方の突出部36の突出寸法H
1′は、ガイドピン79の下階建物ユニット71からの
突出寸法h1よりも小さく(H1′<h1)、上方の突
出部33の突出寸法H2′は、ガイドピン79の本体部
31からの突出寸法h2よりも小さく(H2′<h
2)、これら突出部33、36の全体がテーパ部35、
37になっている。
法T′になっており、下方の突出部36の突出寸法H
1′は、ガイドピン79の下階建物ユニット71からの
突出寸法h1よりも小さく(H1′<h1)、上方の突
出部33の突出寸法H2′は、ガイドピン79の本体部
31からの突出寸法h2よりも小さく(H2′<h
2)、これら突出部33、36の全体がテーパ部35、
37になっている。
【0046】つまり、この連結部材30を下階建物ユニ
ット71上に配設する際には、先ずガイドピン79を係
合孔32に挿通させて各下階建物ユニット71間のピッ
チ出しを行なった後、テーパ部37を角部71Aに当接
させて押し込むことにより、各下階建物ユニット71に
おける回転方向の位置ズレを矯正して正規の位置にす
る。
ット71上に配設する際には、先ずガイドピン79を係
合孔32に挿通させて各下階建物ユニット71間のピッ
チ出しを行なった後、テーパ部37を角部71Aに当接
させて押し込むことにより、各下階建物ユニット71に
おける回転方向の位置ズレを矯正して正規の位置にす
る。
【0047】さらに、これら下階建物ユニット71の上
部に上階建物ユニット72を載置する際には、ガイドピ
ン79を係合孔85に挿通させて各上階建物ユニット7
2のピッチ出しを行なった後、さらに、各上階建物ユニ
ット72を下方に移動させることにより、各上階建物ユ
ニット72における回転方向の位置ズレを矯正して正規
の位置にする。
部に上階建物ユニット72を載置する際には、ガイドピ
ン79を係合孔85に挿通させて各上階建物ユニット7
2のピッチ出しを行なった後、さらに、各上階建物ユニ
ット72を下方に移動させることにより、各上階建物ユ
ニット72における回転方向の位置ズレを矯正して正規
の位置にする。
【0048】このような実施例によれば、前記実施例で
述べたように、下階建物ユニット71同士と上階建物ユ
ニット72同士とを規定の位置に連結する作業を容易に
行なうことができるという効果の他、以下のような効果
がある。
述べたように、下階建物ユニット71同士と上階建物ユ
ニット72同士とを規定の位置に連結する作業を容易に
行なうことができるという効果の他、以下のような効果
がある。
【0049】つまり、下方の突出部36の突出寸法H
1′と、ガイドピン79の下階建物ユニット71からの
突出寸法h1との関係がH1′<h1であり、上方の突
出部33の突出寸法H2′と、ガイドピン79の本体部
31からの突出寸法h2との関係がH2′<h2である
ため、下階建物ユニット71、上階建物ユニット72を
ピッチ出しを行なった後に回転方向の位置ズレを矯正し
て正規の位置に配設できる。
1′と、ガイドピン79の下階建物ユニット71からの
突出寸法h1との関係がH1′<h1であり、上方の突
出部33の突出寸法H2′と、ガイドピン79の本体部
31からの突出寸法h2との関係がH2′<h2である
ため、下階建物ユニット71、上階建物ユニット72を
ピッチ出しを行なった後に回転方向の位置ズレを矯正し
て正規の位置に配設できる。
【0050】また、突出部36の全体がテーパ部37に
なっているため、突出寸法H1′と先端幅寸法T′が与
えられた突出部36においては、角部71Aを当てがう
テーパ部37の面積を最大にでき、突出部33も全体が
テーパ部35になっているため、突出寸法H2′と先端
幅寸法T′が与えられた突出部33においても、角部7
2Aを当てがうテーパ部35の面積を最大にできる。
なっているため、突出寸法H1′と先端幅寸法T′が与
えられた突出部36においては、角部71Aを当てがう
テーパ部37の面積を最大にでき、突出部33も全体が
テーパ部35になっているため、突出寸法H2′と先端
幅寸法T′が与えられた突出部33においても、角部7
2Aを当てがうテーパ部35の面積を最大にできる。
【0051】図6は、本発明に係るさらに別実施例を示
すものである。連結部材50は、前述の各実施例と同様
に、本体部51、係合孔52、先部がテーパ部になって
いる突出部53、56、ボルト孔54を備えているう
え、本体部51の下面51Aおよび上面51Bにおける
下階建物ユニットおよび上階建物ユニットとの当接部分
に、例えばプラスチック(ポリカーボネート、ポリアセ
タール、ポリテトラフルオロエチレン等)、ゴム、セラ
ミックス(炭化ケイ素、窒化ケイ素等)等の防振材60
が張られて防振層61が形成されている。
すものである。連結部材50は、前述の各実施例と同様
に、本体部51、係合孔52、先部がテーパ部になって
いる突出部53、56、ボルト孔54を備えているう
え、本体部51の下面51Aおよび上面51Bにおける
下階建物ユニットおよび上階建物ユニットとの当接部分
に、例えばプラスチック(ポリカーボネート、ポリアセ
タール、ポリテトラフルオロエチレン等)、ゴム、セラ
ミックス(炭化ケイ素、窒化ケイ素等)等の防振材60
が張られて防振層61が形成されている。
【0052】なお、この防振材料の厚さは任意であり、
例えば防振材料のコーティングにる薄い被膜とすること
もでき、係合孔52、ボルト孔54の内面あるいは図示
略の下階建物ユニットに立設されたガイドピンの表面等
にもコーティングしてよい。
例えば防振材料のコーティングにる薄い被膜とすること
もでき、係合孔52、ボルト孔54の内面あるいは図示
略の下階建物ユニットに立設されたガイドピンの表面等
にもコーティングしてよい。
【0053】この実施例によれば、下階建物ユニット7
1同士と上階建物ユニット72同士とを規定の位置に連
結する作業を容易に行なうことができるうえ、防振60
によって上下階建物ユニット間の振動、騒音の伝達をも
防止することができる。
1同士と上階建物ユニット72同士とを規定の位置に連
結する作業を容易に行なうことができるうえ、防振60
によって上下階建物ユニット間の振動、騒音の伝達をも
防止することができる。
【0054】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含
み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例え
ば、前記各実施例の連結部材10、30、50は、各四
つの上下階建物ユニット用であったが、例えば突出部を
T字形にして、各二つの上下階建物ユニットを連結する
場合に用いてもよく、突出部や本体部等は、その実施に
あたって適宜な形状であってよい。
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含
み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例え
ば、前記各実施例の連結部材10、30、50は、各四
つの上下階建物ユニット用であったが、例えば突出部を
T字形にして、各二つの上下階建物ユニットを連結する
場合に用いてもよく、突出部や本体部等は、その実施に
あたって適宜な形状であってよい。
【0055】また、本発明の連結部材は、複数の柱、梁
から組み立てられる軸組み工法による建物ユニット以外
に、例えば床パネル、壁パネル、天井パネルの組み合わ
せによるパネル工法の建物ユニットを連結するために用
いられてもよい。
から組み立てられる軸組み工法による建物ユニット以外
に、例えば床パネル、壁パネル、天井パネルの組み合わ
せによるパネル工法の建物ユニットを連結するために用
いられてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、面
積の大きいテーパ部を有する上下の突出部を含んで構成
されているため、このテーパ部に上下階建物ユニットの
角部を当接させることにより、これらの上下階建物ユニ
ットを正規の位置に容易に配設できるという効果があ
る。
積の大きいテーパ部を有する上下の突出部を含んで構成
されているため、このテーパ部に上下階建物ユニットの
角部を当接させることにより、これらの上下階建物ユニ
ットを正規の位置に容易に配設できるという効果があ
る。
【0057】また、下方の突出部の突出寸法を、ガイド
ピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも大きく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも大きくした場合には、上下階建物ユ
ニットを回転方向の位置ズレを矯正した後にピッチ出し
を行なって正規の位置に配設できるという効果がある。
ピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも大きく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも大きくした場合には、上下階建物ユ
ニットを回転方向の位置ズレを矯正した後にピッチ出し
を行なって正規の位置に配設できるという効果がある。
【0058】この際、本体部の下面から下方の突出部に
おける上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁ま
での寸法を、ガイドピンの下階建物ユニットからの突出
寸法と同じにし、本体部の上面から上方の突出部におけ
る上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁までの
寸法を、ガイドピンの本体部からの突出寸法と同じにす
ることにより、上下の各突出部における突出寸法と先端
幅寸法を与えることで、この条件下において各テーパ部
の面積を最大にすることができるという効果がある。
おける上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁ま
での寸法を、ガイドピンの下階建物ユニットからの突出
寸法と同じにし、本体部の上面から上方の突出部におけ
る上下方向の途中に設けられたテーパ部の始端縁までの
寸法を、ガイドピンの本体部からの突出寸法と同じにす
ることにより、上下の各突出部における突出寸法と先端
幅寸法を与えることで、この条件下において各テーパ部
の面積を最大にすることができるという効果がある。
【0059】一方、下方の突出部の突出寸法を、ガイド
ピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも小さく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも小さくした場合には、上下階建物ユ
ニットをピッチ出しを行なった後に回転方向の位置ズレ
を矯正して正規の位置に配設できるという効果がある。
ピンの下階建物ユニットからの突出寸法よりも小さく
し、上方の突出部の突出寸法を、ガイドピンの本体部か
らの突出寸法よりも小さくした場合には、上下階建物ユ
ニットをピッチ出しを行なった後に回転方向の位置ズレ
を矯正して正規の位置に配設できるという効果がある。
【0060】この際、上下の各突出部の全体をテーパ部
にすることにより、各突出部における突出寸法と先端幅
寸法を与えることで、この条件下において各テーパ部の
面積を最大にできるという効果がある。
にすることにより、各突出部における突出寸法と先端幅
寸法を与えることで、この条件下において各テーパ部の
面積を最大にできるという効果がある。
【0061】さらに、本体部における上下面の少なくと
もいずれか一方に防振層を形成した場合には、この防振
層によって上下階建物ユニット間の振動や騒音の伝達を
防止できるという効果もある。
もいずれか一方に防振層を形成した場合には、この防振
層によって上下階建物ユニット間の振動や騒音の伝達を
防止できるという効果もある。
【図1】本発明の一実施例に係る連結部材が使用された
上下階建物ユニットの連結部分を示す分解斜視図であ
る。
上下階建物ユニットの連結部分を示す分解斜視図であ
る。
【図2】前記実施例の連結部材を示す全体斜視図であ
る。
る。
【図3】前記図2における矢印IIIから見た側面図であ
る。
る。
【図4】前記図2における矢印IVから見た平面図であ
る。
る。
【図5】本発明の別実施例に係る連結部材を示す側面図
である。
である。
【図6】本発明のさらに別実施例に係る連結部材を示す
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図7】従来例に係る連結部材が使用された上下階建物
ユニットの連結部分を示す分解斜視図である。
ユニットの連結部分を示す分解斜視図である。
10、30、50 連結部材 11、31、51 本体部 12、32、52 係合孔 13、33、53 上方の突出部 16、36、56 下方の突出部 15、35、17、37 テーパ部 15A、35A、17A、37A テーパ部の始端縁 61 防振層 71 下階建物ユニット 72 上階建物ユニット 71A、72A 角部 H1、H1′、H2、H2′ 突出部の突出寸法 H3、H4 本体部からテーパ部の始端縁までの寸法 h1、h2 ガイドピンの突出寸法
Claims (6)
- 【請求項1】 間隔を明けて配設された複数の下階建物
ユニット同士と、これらの下階建物ユニットの上部に載
せられた複数の上階建物ユニット同士とを連結する連結
部材であって、これらの下階建物ユニットと上階建物ユ
ニットとの間に介装される平板状の本体部と、この本体
部に設けられて前記下階建物ユニットに上向きに突設さ
れたガイドピンが挿通される係合孔と、前記本体部から
上下方向に各々延びて前記上階建物ユニット間および前
記下階建物ユニット間に介入され、かつ、前記上下階建
物ユニットの角部が当てがわれる突出部とを含んで構成
され、これら上下の突出部の少なくとも先部は、先端に
向かって幅狭なテーパ部になっていることを特徴とする
建物ユニットの連結部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載された建物ユニットの連
結部材において、前記下方の突出部の突出寸法は、前記
ガイドピンの前記下階建物ユニットからの突出寸法より
も大きく、前記上方の突出部の突出寸法は、前記ガイド
ピンの前記本体部からの突出寸法よりも大きいことを特
徴とする建物ユニットの連結部材。 - 【請求項3】 請求項2に記載された建物ユニットの連
結部材において、前記本体部の下面から前記下方の突出
部における上下方向の途中に設けられた前記テーパ部の
始端縁までの寸法が、前記ガイドピンの前記下階建物ユ
ニットからの前記突出寸法と同じであり、前記本体部の
上面から前記上方の突出部における上下方向の途中に設
けられた前記テーパ部の始端縁までの寸法が、前記ガイ
ドピンの前記本体部からの前記突出寸法と同じであるこ
とを特徴とする建物ユニットの連結部材。 - 【請求項4】 請求項1に記載された建物ユニットの連
結部材において、前記下方の突出部の突出寸法は、前記
ガイドピンの前記下階建物ユニットからの突出寸法より
も小さく、前記上方の突出部の突出寸法は、前記ガイド
ピンの前記本体部からの突出寸法よりも小さいことを特
徴とする建物ユニットの連結部材。 - 【請求項5】 請求項4に記載された建物ユニットの連
結部材において、前記上下の突出部の全体が前記テーパ
部になっていることを特徴とする建物ユニットの連結部
材。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された建
物ユニットの連結部材において、前記本体部における前
記上下面の少なくともいずれか一方には防振層が形成さ
れていることを特徴とする建物ユニットの連結部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6572595A JPH08260574A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 建物ユニットの連結部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6572595A JPH08260574A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 建物ユニットの連結部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260574A true JPH08260574A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13295292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6572595A Withdrawn JPH08260574A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 建物ユニットの連結部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08260574A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009209551A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及び補強部材 |
KR102463439B1 (ko) * | 2022-01-21 | 2022-11-04 | (주)브이아이테크 | 열교 저감형 단열구조를 이용한 제로 하우스용 프리패브 단열 패널 및 이를 이용한 스마트 모듈러 건축물 구축시스템 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP6572595A patent/JPH08260574A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009209551A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及び補強部材 |
KR102463439B1 (ko) * | 2022-01-21 | 2022-11-04 | (주)브이아이테크 | 열교 저감형 단열구조를 이용한 제로 하우스용 프리패브 단열 패널 및 이를 이용한 스마트 모듈러 건축물 구축시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |