JP7311111B2 - ボルト支持ユニット - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成31年3月5日から3月8日に開催された「建築・建材展 2019」にて公開された。
本発明は、ボルト支持ユニットに関する。
建物における鉄筋コンクリート製の基礎を形成するにあたり、コンクリートの打設前に基礎の下部に埋設されるべきアンカーボルトを任意の位置に位置決めして支持する必要がある。例えば特許文献1には、複数本のアンカーボルトの下部を相互に連結する第1の治具と、複数本のアンカーボルトの上部を相互に連結する第2の治具とを備えたアンカーボルトの位置出し冶具が開示されている。
第1及び第2の治具の固定手段は、それぞれアンカーボルトの高さを調整可能なダブルナットで構成されている。アンカーボルトの下部を第1の治具に固定し、アンカーボルトの上部を第2の治具で固定することにより、コンクリート打設時にアンカーボルトの下部が動かないようになる、とされている。
また、基礎を形成するための一対の型枠の間においてアンカーボルトを支持するために、支持プレートを一対の型枠に架け渡した状態で支持することがある。この場合には、支持プレートに形成した挿通孔にアンカーボルトを挿通する。そして、アンカーボルトの高さ調整は、ダブルナットで支持プレートを上下に挟み込みながらアンカーボルトを支持プレートに固定することにより行われる。
特開2008-81980号公報
アンカーボルトを支持プレートにダブルナットで固定する場合、作業者は、2つのナットを支持プレートに対するアンカーボルトの固定位置まで繰り返し回しながら螺進させなければならないため、アンカーボルトの設置に係る作業性が悪化する。
また、ダブルナットの螺進によりアンカーボルトの高さ調整を行いながら、ダブルナットにより支持プレートを挟むようにして締結し、アンカーボルトを支持プレートに固定しなければならない。従って、作業者の負担が増大し、支持プレートからのアンカーボルトの突出高さにばらつきが生じ、アンカーボルトの設置精度が低下するおそれがある。
また、コンクリート打設時にアンカーボルトが動かないようにするために、アンカーボルトの上部と下部とを異なる冶具で固定しなければならい。従って、ボルト支持ユニットの構成が複雑になるとともに大型化し、アンカーボルトの設置に係る作業性がさらに悪化する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、ボルトの設置に係る作業性向上、設置精度向上、信頼性向上を簡単な構成で実現することができるボルト支持ユニットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、本発明のボルト支持ユニットは、おねじ部を有するボルトと、ボルトに固定される止め具とを備え、止め具は、ボルトの軸方向に延設された貫通孔を有する本体、貫通孔を形成する本体の側壁を軸方向に切り欠いた第1切欠部、貫通孔の内周面に形成されるめねじ部を具備するスリーブを有し、本体を軸方向に対し傾斜させた姿勢で第1切欠部から本体にボルトを挿通させた後、本体を軸方向に沿う向きに傾動させることにより、おねじ部に対する螺進方向と交差する交差方向から、めねじ部がおねじ部に係合され、当該係合状態を維持することにより、スリーブがボルトに支持されてなり、ボルトが挿通される挿通孔を有する支持プレートをさらに備え、係合状態を維持しながらボルトが挿通孔に挿通された状態で、支持プレートにスリーブが支持されてなる。
本発明のボルト支持ユニットによれば、ボルトの設置に係る作業性向上、設置精度向上、信頼性向上を簡単な構成で実現することができる。
本発明の一実施形態に係るボルト支持ユニットの設置状態を示す斜視図である。 図1のスリーブの斜視図である。 図2のA方向から見たスリーブの側面図である。 図2のB方向から見たスリーブの側面図である。 図2のC方向から見たスリーブの側面図である。 図2のD方向から見たスリーブの上面図である。 図2のE方向から見たスリーブの下面図である。 (a)~(d):ボルト支持ユニットを設置するための施工手順を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るボルト支持ユニット1について説明する。
図1は、ボルト支持ユニット1(以下、単に支持ユニット1ともいう)の設置状態の斜視図を示す。建物における鉄筋コンクリート製の基礎を形成するにあたり、支持ユニット1はコンクリートの打設前に基礎の下部に埋設されるべきアンカーボルト2(以下、単にボルト2ともいう)を支持する。
ボルト2は、コンクリートの打設前に基礎を形成するための一対の型枠3の間において立設され、この際、任意の高さ位置に位置決めされて保持される。ボルト2は、その軸方向の例えば全域に亘っておねじ部2aを有する。なお、本明細書は、支持ユニット1の設置状態において、ボルト2の軸方向を「軸方向」とし、ボルト2の径方向を「径方向」とし、ボルト2の周方向を「周方向」として説明する。また、便宜上、各図に示した上下左右の方向に基づいて説明を行うが、これらの方向は実際の支持ユニット1の設置状況に応じて変わるものである。
支持ユニット1は、ボルト2、支持プレート4、止め具5を備える。支持プレート4は、一対の型枠3に架け渡され、型枠3の上面3aにボルト6などで固定される。支持プレート4は、ボルト2が挿通される挿通孔4a(図8(b)~(d)参照)を有する。なお、型枠3の上面3aに図示しないプレートを固定し、このプレートの上面に支持プレート4を固定した二重プレート施工を行っても良い。
止め具5は、スリーブ10から構成され、スリーブ10は、ボルト2に対して係合により支持され、この係合状態を維持しながらボルト2が支持プレート4に支持される。これにより、止め具5がボルト2に固定されるとともに、ボルト2が止め具5を介して支持プレート4に固定され、一対の型枠3間においてボルト2が傾くことなく鉛直方向を軸方向として立設される。
なお、図示しない筒状などのカバーをボルト2の先端に被せてボルト2を保護するようにしても良い。また、カバーの装着によってカバーの端面がスリーブ10の上面に当接されれば、止め具5の設置状態においてスリーブ10ひいてはボルト2の傾きをより効果的に阻止しながら、スリーブ10をより一層強固に固定可能である。
図2はスリーブ10の斜視図、図3は図2のA方向から見たスリーブ10の側面図、図4は図2のB方向から見たスリーブ10の側面図、図5は図2のC方向から見たスリーブ10の側面図、図6は図2のD方向から見たスリーブ10の上面図、図7は図2のE方向から見たスリーブ10の下面図をそれぞれ示す。
ボルト2に対するスリーブ10の係合状態を維持しながらボルト2が挿通孔4aに挿通された状態で、支持プレート4にスリーブ10が支持される。スリーブ10は、本体20、第1切欠部30、めねじ部40を具備し、さらに、第2切欠部50、一対の固定アーム60、第3切欠部70、支持部80を有する。
本体20は、例えば立方体、或いは直方体の外形の筒状をなし、軸方向に延設された貫通孔21を有する。貫通孔21は、軸方向に対向する上壁22、下壁23を貫通し、それぞれ径方向に対向する一対の側壁24、25と、別の一対の側壁26、27とにより囲まれて形成される。第1切欠部30は、本体20の側壁24を軸方向の下方から切り欠いて形成されている。
第3切欠部70は、本体20の側壁25、すなわち、第1切欠部30が形成される側壁24と径方向に対向する位置において、第1切欠部30と軸方向の異なる向き、すなわち軸方向の上方から切り欠いて形成されている。めねじ部40は、上壁22及び下壁23における貫通孔21の内周面にそれぞれ形成されている。各めねじ部40は、おねじ部2aと同じねじピッチを有する。
各めねじ部40は、それぞれ、径方向において、第1切欠部30と第3切欠部70とに対向する位置に形成されている。これに限らず、めねじ部40を第1切欠部30及び第3切欠部70の一方の対向位置のみに設けても良い。第2切欠部50は、本体20の側壁25を径方向に切り欠いて形成されている。支持ユニット1の設置状態において、支持プレート4は第2切欠部50に位置付けられる。
本体20に第1切欠部30、第3切欠部70、第2切欠部50を形成したことにより、上壁22と下壁23とに半円状をなす内周面が形成され、貫通孔21はこれらの内周面のみに形成されることとなる。一対の固定アーム60は、本体20から径方向に第1切欠部30の開口を存して離間して延在し、第2切欠部50に向けて軸方向に折曲された先端部61をそれぞれ有する。本実施形態の場合、一対の固定アーム60は、本体20の一端壁である上壁22から径方向に平行に延在している。
支持部80は、本体20の他端壁である下壁23から軸方向に突設され、ボルト2に対するスリーブ10の係合状態においてボルト2に径方向から当接される。具体的には、支持部80は合口81を有する途切れた環状をなしており、ボルト2に対してスリーブ10を軸方向に沿うように傾動すると、合口81から支持部80の径方向内側にボルト2が位置付けられる。
このように、本体20には、第1切欠部30と第3切欠部70とが軸方向の異なる向きに、且つ径方向の対向位置に形成され、さらに、第2切欠部50が径方向に形成される。これにより、本体20には、一対の側壁24、25の間を径方向に貫通する空洞28が形成される。そして、空洞28の下側と上側とに位置する貫通孔21の内周面に、それぞれめねじ部40が形成されることとなる。
また、本体20に第1切欠部30と第3切欠部70とを形成したことにより、第1切欠部30と第3切欠部70とから空洞28及び貫通孔21に至る空間において、本体20すなわちスリーブ10を軸方向に対し傾斜させながら、ボルト2を貫通孔21に位置付け、ひいては上壁22及び下壁23の内周面に形成された各めねじ部40に係合させることができる。
以下、図8(a)~(d)を参照して、支持ユニット1を設置するための施工手順について説明する。図8(a)~(d)は、支持ユニット1の施工過程を説明するために、スリーブ10を部分的な縦断面として模式的に示している。
図8(a)に示すように、先ず、本体20を軸方向に対し傾斜させた姿勢、換言すると、スリーブ10を本体20の上壁22及び下壁23が軸方向に略平行になる姿勢にし、この状態で、第1切欠部30から本体20にボルト2を挿通させる。これにより、第3切欠部70からボルト2を突出させることができ、ボルト2が本体20の空洞28に位置付けられる。なお、第3切欠部70から本体20にボルト2を挿通させても良い。
次に、図8(b)に示すように、ボルト2の上側先端から、支持プレート4を挿通孔4aにおいて挿通させ、図8(a)で形成されたボルト2及びスリーブ10からなる組立体の上方に位置付ける。この際、ボルト2に対するスリーブ10及び支持プレート4の高さ位置を調整することにより、支持プレート4からのボルト2の突出高さが決まる。
次に、図8(c)に示すように、支持プレート4を中心として矢印方向に、本体20すなわちスリーブ10を軸方向に沿う向きに傾動させる。これにより、図8(d)に示すように、ボルト2のおねじ部2aに対する螺進方向(換言すると軸方向)と交差する交差方向(換言すると径方向)から、各めねじ部40がおねじ部2aに係合され、この係合状態(以下、上記係合状態ともいう)を維持することにより、スリーブ10がボルト2に支持される。
併せて、上記係合状態を維持しながらボルト2が支持プレート4の挿通孔4aに挿通された状態で、第2切欠部50に支持プレート4が位置付けられ、さらに一対の固定アーム60のそれぞれの先端部61が支持プレート4に係止される。これにより、支持プレート4にスリーブ10が強固に支持される。
さらに、支持部80がボルト2に径方向から当接されることにより、ボルト2に対するスリーブ10のがたつきが抑制され、支持プレート4にスリーブ10がさらに強固に支持される。こうして、ボルト2にスリーブ10たる止め具5が強固に支持されるとともに、ボルト2が止め具5を介して支持プレート4に強固に支持される。
そして、ボルト2、スリーブ10、及び支持プレート4からなる組立体を支持プレート4において一対の型枠3に固定する。これにより、支持ユニット1の設置が完了する。なお、型枠3に予め固定された支持プレート4に、図8(a)で形成された組立体を取り付けて支持ユニット1の設置を行うことも可能である。
以上のように、本実施形態の支持ユニット1は、各めねじ部40を交差方向からボルト2のおねじ部2aに係合させることにより、止め具5たるスリーブ10をワンタッチでボルト2に位置決めすることができる。従って、ボルト2の設置に係る作業性向上、設置精度向上、信頼性向上を簡単な構成で実現することができる。
より具体的には、スリーブ10の本体20に第1切欠部30を設けたことにより、一部材の本体20を軸方向に対し傾斜させるだけで、第1切欠部30から本体20にボルト2を挿通させることが可能である。さらに、本体20を軸方向に沿う向きに傾動させるだけで、スリーブ10の各めねじ部40を交差方向からボルト2のおねじ部2aに係合させることが可能である。
すなわち、ボルト2に対するスリーブ10の位置決めに際し、従来のようにダブルナット、すなわち2つのナットをボルト2のおねじ部2aに対して繰り返し回しながら螺進方向に螺進させなくても良い。これにより、一部材の本体20からなるスリーブ10を用いるだけで、ボルト2に対するスリーブ10の位置決め作業を大幅に簡素化することができるとともに、その作業時間を大幅に短縮することができる。従って、支持ユニット1の設置に係る施工の作業性が大幅に向上する。
また、上記係合状態の形成により、ボルト2の高さ調整を事前に行うことが可能である。従って、従来のように、ボルト2を支持プレート4に固定するに際し、ダブルナットの螺進によりボルト2の高さ調整を行う作業と、ダブルナットにより支持プレート4を挟んで締結する作業とを同時に行わなくとも良い。このため、作業者の負担が軽減され、支持プレート4からのボルト2の突出高さにばらつきが生じ難く、ボルト2の設置精度が向上する。
また、スリーブ10の各めねじ部40は、ボルト2のおねじ部2aと同じピッチを有する。これにより、上記係合状態を互いのねじの山と谷を合致させて確実に行うことができる。これにより、ボルト2を支持プレート4により一層強固に固定することができ、ボルト2が傾動することがさらに効果的に防止され、ボルト2の垂直な立設を効果的に維持可能である。従って、ボルト2の設置精度がさらに向上するとともに、支持ユニット1の信頼性がさらに向上する。
また、各めねじ部40は、第1切欠部30と第3切欠部70とのボルト2の径方向の対向位置にそれぞれ形成される。これにより、第1切欠部30と第3切欠部70とを介してボルト2にスリーブ10を挿通させ、本体20を軸方向に沿う向きに傾動させたときに、スリーブ10の各めねじ部40を交差方向からボルト2のおねじ部2aに確実に係合させることが可能である。従って、支持ユニット1の設置過程における上記係合状態の維持に際し、スリーブ10の脱落などが生じ難く、支持ユニット1の設置に係る施工の作業性がさらに向上する。
また、本体20に第2切欠部50を形成したことにより、本体20内に広い空洞28を確保することができるため、ボルト2にスリーブ10を挿通させ、本体20を軸方向に沿う向きに傾動させる作業をより一層円滑に行うことができ、支持ユニット1の設置に係る施工の作業性がさらに向上する。さらに、スリーブ10の軽量化も実現される。
また、支持プレート4は第2切欠部50に位置付けられることから、支持プレート4にスリーブ10が本体20で挟み込むような態様で支持される。これにより、ボルト2の設置精度がさらに向上するとともに、支持ユニット1の信頼性がさらに向上する。
また、本体20に第3切欠部70を形成したことにより、本体20内に広い空洞28を確保することができるため、ボルト2にスリーブ10を挿通させ、本体20を軸方向に沿う向きに傾動させる作業をより一層円滑に行うことができ、支持ユニット1の設置に係る施工の作業性がさらに向上する。さらに、スリーブ10の軽量化も実現される。
また、スリーブ10に先端部61を有する一対の固定アーム60を設け、上記係合状態を維持しながらボルト2が支持プレート4の挿通孔4aに挿通された状態で、本体20を軸方向に沿う向きに傾動させる。これにより、第2切欠部50に位置する支持プレート4に各先端部61が係止され、支持プレート4にスリーブ10が支持される。
このような構成としたことにより、スリーブ10を傾動させるだけの容易な作業で、本体20を支持プレート4により一層強固に固定することができる。従って、ボルト2の傾動を防止し、ボルト2の垂直な立設を維持可能であり、ボルト2の設置精度がさらに向上するとともに、支持ユニット1の信頼性がさらに向上する。
また、スリーブ10が支持部80を有することにより、上記係合状態において、支持部80がボルト2に径方向から当接される。これにより、上記係合状態を維持する際、スリーブ10の脱落などがさらに生じ難くなるため、支持ユニット1の設置に係る施工の作業性がさらに向上する。
以上で本発明の実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、本体20を軸方向に対し傾斜させた姿勢で第1切欠部30から本体20にボルト2を挿通させた後、本体20を軸方向に沿う向きに傾動させることができ、ひいては上記係合状態を形成することができるのであれば、止め具5たるスリーブ10に第3切欠部70、第2切欠部50は必ずしも形成されなくとも良い。一対の固定アーム60、支持部80についても同様である。
また、図8(a)~(d)により説明した支持ユニット1の設置に係る施工手順は、説明したものに厳密に限定されるものではない。また、支持ユニット1を構成する前述した各部材の形状や、スリーブ10における各部位の位置は、それぞれの前述した機能を達成可能であれば、必ずしも説明したものに厳密に限定されるものではない。
また、支持ユニット1及び止め具5は、アンカーボルトの設置の用途に限定されるものではなく、種々のボルト2の設置に係る広い用途に適用可能である。
1 ボルト支持ユニット
2 アンカーボルト(ボルト)
2a おねじ部
3 型枠
4 支持プレート
4a 挿通孔
5 止め具
10 スリーブ
20 本体
21 貫通孔
22 上壁(一端壁)
23 下壁(他端壁)
24、25 側壁
30 第1切欠部
40 めねじ部
50 第2切欠部
60 固定アーム
61 先端部
70 第3切欠部
80 支持部

Claims (10)

  1. おねじ部を有するボルトと、
    前記ボルトに固定される止め具と
    を備え、
    前記止め具は、前記ボルトの軸方向に延設された貫通孔を有する本体、前記貫通孔を形成する前記本体の側壁を前記軸方向に切り欠いた第1切欠部、前記貫通孔の内周面に形成されるめねじ部を具備するスリーブを有し、
    前記本体を前記軸方向に対し傾斜させた姿勢で前記第1切欠部から前記本体に前記ボルトを挿通させた後、前記本体を前記軸方向に沿う向きに傾動させることにより、前記おねじ部に対する螺進方向と交差する交差方向から、前記めねじ部が前記おねじ部に係合され、当該係合状態を維持することにより、前記スリーブが前記ボルトに支持されてなり、
    前記ボルトが挿通される挿通孔を有する支持プレートをさらに備え、
    前記係合状態を維持しながら前記ボルトが前記挿通孔に挿通された状態で、前記支持プレートに前記スリーブが支持されてなる、ボルト支持ユニット。
  2. 前記めねじ部は、前記おねじ部と同じねじピッチを有する、請求項1に記載のボルト支持ユニット。
  3. 前記めねじ部は、前記第1切欠部と前記ボルトの径方向において対向する位置に形成される、請求項2に記載のボルト支持ユニット。
  4. 前記スリーブは、前記本体の側壁を前記ボルトの径方向に切り欠いた第2切欠部を有し、
    前記支持プレートは前記第2切欠部に位置する、請求項1から3の何れか一項に記載のボルト支持ユニット。
  5. 前記スリーブは、前記本体から前記径方向に前記第1切欠部の開口を存して離間して延在する一対の固定アームを有し、
    前記一対の固定アームは、前記第2切欠部に向けて前記軸方向に折曲された先端部をそれぞれ有し、
    前記係合状態を維持しながら前記ボルトが前記挿通孔に挿通された状態で、前記本体を前記軸方向に沿う向きに傾動させることにより、前記第2切欠部に位置する前記支持プレートに前記各先端部を係止することにより、前記支持プレートに前記スリーブが支持されてなる、請求項に記載のボルト支持ユニット。
  6. 前記スリーブは、前記貫通孔を形成する前記本体の側壁を、前記第1切欠部と前記径方向に対向する位置において、前記第1切欠部と前記軸方向の異なる向きから切り欠いた第3切欠部を有する、請求項に記載のボルト支持ユニット。
  7. 前記めねじ部は、前記第3切欠部の開口と前記径方向において対向する位置に形成される、請求項に記載のボルト支持ユニット。
  8. 前記一対の固定アームは、前記本体の一端壁から前記径方向に延在される、請求項に記載のボルト支持ユニット。
  9. 前記スリーブは、前記本体の他端壁から前記軸方向に突設される支持部を有し、
    前記支持部は、前記係合状態において前記ボルトに前記径方向から当接される、請求項に記載のボルト支持ユニット。
  10. 前記ボルトは、基礎の一対の型枠の間において支持されるアンカーボルトであって、
    前記支持プレートは、前記一対の型枠に架け渡されて固定されてなる、請求項からの何れか一項に記載のボルト支持ユニット。
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