JPH08260228A - 白色顔料含有繊維 - Google Patents
白色顔料含有繊維Info
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- JPH08260228A JPH08260228A JP7086398A JP8639895A JPH08260228A JP H08260228 A JPH08260228 A JP H08260228A JP 7086398 A JP7086398 A JP 7086398A JP 8639895 A JP8639895 A JP 8639895A JP H08260228 A JPH08260228 A JP H08260228A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 白色顔料を5〜25重量%含有し、繊維1表面
に突起部2と細溝3が交互に、かつ略一様に分布した異
形断面繊維であって、突起部2と細溝3の断面は長方形
ないし略台形状を呈し、それぞれ繊維の長さ方向に連続
しており、かつ、突起部の数及び突起部の寸法が下記
〜式を満足する白色顔料含有繊維。 15≦N≦35 0.3≦W≦1 1.5W≦H≦3W ただし、Nは突起部の数、Wは突起部の幅(μm)、H
は突起部の高さ(μm)である。 【効果】 繊維表面に特定の数及び形状の突起部を有す
る異形断面繊維であるため、製編織すれば、毛羽感のあ
るソフトでスパンシルク調の風合いを有し、かつ、目ず
れがなく、薄地であっても光遮へい性に優れる布帛を得
ることが可能となる。
に突起部2と細溝3が交互に、かつ略一様に分布した異
形断面繊維であって、突起部2と細溝3の断面は長方形
ないし略台形状を呈し、それぞれ繊維の長さ方向に連続
しており、かつ、突起部の数及び突起部の寸法が下記
〜式を満足する白色顔料含有繊維。 15≦N≦35 0.3≦W≦1 1.5W≦H≦3W ただし、Nは突起部の数、Wは突起部の幅(μm)、H
は突起部の高さ(μm)である。 【効果】 繊維表面に特定の数及び形状の突起部を有す
る異形断面繊維であるため、製編織すれば、毛羽感のあ
るソフトでスパンシルク調の風合いを有し、かつ、目ず
れがなく、薄地であっても光遮へい性に優れる布帛を得
ることが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織編物にすると、優れ
た目ずれ防止機能、光遮へい機能を有するとともに、毛
羽感のあるソフトな風合いを有するスパンシルク調の高
級織編物となる白色顔料含有繊維に関するものである。
た目ずれ防止機能、光遮へい機能を有するとともに、毛
羽感のあるソフトな風合いを有するスパンシルク調の高
級織編物となる白色顔料含有繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成繊維を製編織して得られる布帛は、
毛羽感のあるソフトな風合いや嵩高性に欠け、特有のヌ
メリ感を有するという欠点を有しており、このような欠
点を解消し、布帛に毛羽感のある風合いやスパンシルク
調の光沢を付与するために、従来より異形断面形状の繊
維が使用されている。
毛羽感のあるソフトな風合いや嵩高性に欠け、特有のヌ
メリ感を有するという欠点を有しており、このような欠
点を解消し、布帛に毛羽感のある風合いやスパンシルク
調の光沢を付与するために、従来より異形断面形状の繊
維が使用されている。
【0003】このような異形断面繊維については多数の
提案がなされており、例えば特開昭56ー53210号公報に
は、複合紡糸により多種の重合体よりなる繊維を紡糸
し、構成する重合体の溶解速度や分解速度の違いを利用
し、一成分を除去して得られたシャープなエッジを有す
る異形断面繊維が開示されている。この繊維を用いた布
帛は、シャープなエッジによってスパンシルク調光沢は
得られたが、断面の突起部が少ないため、毛羽感のある
風合いは得られなかった。
提案がなされており、例えば特開昭56ー53210号公報に
は、複合紡糸により多種の重合体よりなる繊維を紡糸
し、構成する重合体の溶解速度や分解速度の違いを利用
し、一成分を除去して得られたシャープなエッジを有す
る異形断面繊維が開示されている。この繊維を用いた布
帛は、シャープなエッジによってスパンシルク調光沢は
得られたが、断面の突起部が少ないため、毛羽感のある
風合いは得られなかった。
【0004】さらに、特開平4-65506 号公報や特開平4-
91213 号公報にもシャープなエッジを有する異形断面繊
維が開示されている。これらの繊維は、幹成分と幹成分
の周上に設けられた突起成分からなるものであり、これ
らの突起成分の一部を幹成分と分離することによって、
布帛にソフトな毛羽風合いを付与するものである。しか
しながら、これらの繊維を用いた布帛は、毛羽部分が脱
落して毛玉になるという欠点があった。
91213 号公報にもシャープなエッジを有する異形断面繊
維が開示されている。これらの繊維は、幹成分と幹成分
の周上に設けられた突起成分からなるものであり、これ
らの突起成分の一部を幹成分と分離することによって、
布帛にソフトな毛羽風合いを付与するものである。しか
しながら、これらの繊維を用いた布帛は、毛羽部分が脱
落して毛玉になるという欠点があった。
【0005】さらに、合成繊維の用途の多様化にともな
い、スパンシルク調光沢とソフトな毛羽風合いを有し、
かつ光の透過性が少なく、布帛組織が薄地であっても中
が透けて見えない織編物を得ることができる繊維が要望
されている。
い、スパンシルク調光沢とソフトな毛羽風合いを有し、
かつ光の透過性が少なく、布帛組織が薄地であっても中
が透けて見えない織編物を得ることができる繊維が要望
されている。
【0006】光の透過性が少なく、加工性や取扱性を向
上させた繊維として、特公昭63-17926号公報には、芯部
に高濃度の二酸化チタンを含有した成分を、鞘部に低濃
度の二酸化チタンを含有した成分を用いた芯鞘型の複合
繊維が開示されている。
上させた繊維として、特公昭63-17926号公報には、芯部
に高濃度の二酸化チタンを含有した成分を、鞘部に低濃
度の二酸化チタンを含有した成分を用いた芯鞘型の複合
繊維が開示されている。
【0007】しかしながら、この複合繊維は、鞘部が低
濃度の二酸化チタンを含有した成分からなるため、得ら
れる布帛は光が透過しやすく、光遮へい性を向上させる
ためには、単糸を集束充填し、布帛組織を厚地のものと
する必要があり、薄地織編物用として適用することはで
きなかった。
濃度の二酸化チタンを含有した成分からなるため、得ら
れる布帛は光が透過しやすく、光遮へい性を向上させる
ためには、単糸を集束充填し、布帛組織を厚地のものと
する必要があり、薄地織編物用として適用することはで
きなかった。
【0008】また、一般に、布帛の目ずれを防止するた
めには、糸密度を大きくする必要がある。しかしなが
ら、風合いの良好な薄地の布帛を得る場合は、糸密度の
小さい布帛とする必要があるため目ずれが生じやすくな
り、これによって、光が透過しやすくなり、光遮へい性
にも劣るものとなるという問題がある。
めには、糸密度を大きくする必要がある。しかしなが
ら、風合いの良好な薄地の布帛を得る場合は、糸密度の
小さい布帛とする必要があるため目ずれが生じやすくな
り、これによって、光が透過しやすくなり、光遮へい性
にも劣るものとなるという問題がある。
【0009】本発明者らは、上記のような問題に鑑み、
特願平5-269611号において、上記のような、薄地の布帛
を得る場合に生じやすい目ずれを防止することができる
繊維を提案した。この繊維は、目ずれ防止効果及びスパ
ンシルク調でソフトな毛羽風合いには優れているもの
の、ポリマー成分の基質が本来透明であるため、光遮へ
い効果については、不十分であるという問題があった。
特願平5-269611号において、上記のような、薄地の布帛
を得る場合に生じやすい目ずれを防止することができる
繊維を提案した。この繊維は、目ずれ防止効果及びスパ
ンシルク調でソフトな毛羽風合いには優れているもの
の、ポリマー成分の基質が本来透明であるため、光遮へ
い効果については、不十分であるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな問題点を解決し、製編織すると、スパンシルク調で
ソフトな毛羽風合いを有し、かつ、目ずれ防止効果と優
れた光遮へい性も有する布帛となる白色顔料含有繊維を
提供することを技術的な課題とするものである。
うな問題点を解決し、製編織すると、スパンシルク調で
ソフトな毛羽風合いを有し、かつ、目ずれ防止効果と優
れた光遮へい性も有する布帛となる白色顔料含有繊維を
提供することを技術的な課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到
達した。
題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明に到
達した。
【0012】すなわち、本発明は、白色顔料を5〜25重
量%含有し、繊維表面に突起部と細溝が交互に、かつ略
一様に分布した異形断面繊維であって、突起部と細溝の
断面は長方形ないし略台形状を呈し、それぞれ繊維の長
さ方向に連続しており、かつ、突起部の数及び突起部の
寸法が下記〜式を満足することを特徴とする白色顔
料含有繊維を要旨とするものである。
量%含有し、繊維表面に突起部と細溝が交互に、かつ略
一様に分布した異形断面繊維であって、突起部と細溝の
断面は長方形ないし略台形状を呈し、それぞれ繊維の長
さ方向に連続しており、かつ、突起部の数及び突起部の
寸法が下記〜式を満足することを特徴とする白色顔
料含有繊維を要旨とするものである。
【0013】 15≦N≦35 0.3≦W≦1 1.5W≦H≦3W ただし、Nは突起部の数、Wは突起部の幅(μm)、H
は突起部の高さ(μm)である。
は突起部の高さ(μm)である。
【0014】以下、本発明について詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の白色顔料含有繊維の一実
施態様を示す横断面図である。
施態様を示す横断面図である。
【0016】本発明の白色顔料含有繊維は、図1に示す
ように、繊維1の表面に繊維の長さ方向に連続した複数
(図1では20個)の突起部2を有しており、隣接する突
起部2、2の間には細溝3が突起部2の数と同数存在し
ている。
ように、繊維1の表面に繊維の長さ方向に連続した複数
(図1では20個)の突起部2を有しており、隣接する突
起部2、2の間には細溝3が突起部2の数と同数存在し
ている。
【0017】本発明の繊維において、突起部と細溝の断
面形状を、長方形ないし略台形状とする必要がある。こ
のような形状とすることによって、突起部の外力に対す
る強度が大きくなり、潰れや毛倒れを生じることなく、
製編織した際に直交する繊維を把持する把持力が増大
し、目ずれ防止効果が高くなる。
面形状を、長方形ないし略台形状とする必要がある。こ
のような形状とすることによって、突起部の外力に対す
る強度が大きくなり、潰れや毛倒れを生じることなく、
製編織した際に直交する繊維を把持する把持力が増大
し、目ずれ防止効果が高くなる。
【0018】また、突起部2の数(N)は繊維の周上に
15〜35個、好ましくは18〜25個とする必要がある。Nが
14個以下では得られる布帛は毛羽感の発現が乏しくな
り、一方、Nが36個以上では得られる布帛はストーンウ
ォッシュ調やピーチフェース調となり、ともにスパンシ
ルク調の風合いを付与することができなくなる。
15〜35個、好ましくは18〜25個とする必要がある。Nが
14個以下では得られる布帛は毛羽感の発現が乏しくな
り、一方、Nが36個以上では得られる布帛はストーンウ
ォッシュ調やピーチフェース調となり、ともにスパンシ
ルク調の風合いを付与することができなくなる。
【0019】次に、本発明の繊維の突起部の幅(W)と
高さ(H)との関係について、図1の部分拡大図である
図3を用いて説明する。
高さ(H)との関係について、図1の部分拡大図である
図3を用いて説明する。
【0020】図3において、突起部2の側面の線を延長
した直線と繊維1の外接円との交点をA1 、B1 とし、
繊維1の内接円との交点をA2 、B2 とする。また、円
弧A1 −B1 及び円弧A2 −B2 の中点をD1 、D2 と
する。
した直線と繊維1の外接円との交点をA1 、B1 とし、
繊維1の内接円との交点をA2 、B2 とする。また、円
弧A1 −B1 及び円弧A2 −B2 の中点をD1 、D2 と
する。
【0021】(a)突起部の幅(W)・・・円弧A1 −
B1 の長さとする。
B1 の長さとする。
【0022】(b)突起部の高さ(H)・・線分D1 −
D2 の長さとする。
D2 の長さとする。
【0023】突起部の幅(W)と高さ(H)は、前記
及び式を満足することが必要である。すなわち、突起
部の幅(W)は 0.3〜1μmの範囲とする必要がある。
突起部の幅(W)が0.3 μm未満になると、得られる布
帛は着用時に繊維がフィブリル化したり、ピーチフェー
ス調の風合いとなり、スパンシルク調の風合いのものと
ならない。また、1μmを超えると、得られる布帛はが
さつき感が生じ、ソフトな風合いのものとならない。
及び式を満足することが必要である。すなわち、突起
部の幅(W)は 0.3〜1μmの範囲とする必要がある。
突起部の幅(W)が0.3 μm未満になると、得られる布
帛は着用時に繊維がフィブリル化したり、ピーチフェー
ス調の風合いとなり、スパンシルク調の風合いのものと
ならない。また、1μmを超えると、得られる布帛はが
さつき感が生じ、ソフトな風合いのものとならない。
【0024】また、突起部の高さ(H)と突起部の幅
(W)が前記式を満足することが必要である。突起部
の高さ(H)と突起部の幅(W)が式を満足すると、
突起部が変形し、製編織した際に、直交する繊維を把持
する把持力が増大し、この安定した把持力によって、布
帛の目ずれを防止することができる。突起部の高さ
(H)が突起部の幅(W)の1.5 倍未満では、突起部の
変形が少ないため、交差する繊維に対する把持力が小さ
くなり、目ずれを防止することができない。一方、突起
部の高さ(H)が突起部の幅(W)の3倍を超えると、
突起部が毛倒れを生じるため、把持力が小さくなり、目
ずれを防止することができず、さらに、得られる布帛は
スパンシルク調風合いのものとならない。
(W)が前記式を満足することが必要である。突起部
の高さ(H)と突起部の幅(W)が式を満足すると、
突起部が変形し、製編織した際に、直交する繊維を把持
する把持力が増大し、この安定した把持力によって、布
帛の目ずれを防止することができる。突起部の高さ
(H)が突起部の幅(W)の1.5 倍未満では、突起部の
変形が少ないため、交差する繊維に対する把持力が小さ
くなり、目ずれを防止することができない。一方、突起
部の高さ(H)が突起部の幅(W)の3倍を超えると、
突起部が毛倒れを生じるため、把持力が小さくなり、目
ずれを防止することができず、さらに、得られる布帛は
スパンシルク調風合いのものとならない。
【0025】なお、円弧A2 −B2 の長さを突起部の下
幅(w)とすると、突起部の下幅(w)は特に限定され
るものではなく、突起部の幅(W)より小さくてもよい
が、突起部が毛倒れを生じることなく、変形することに
よる把持力を有するためには、0.5 W≦w≦1.5 Wとす
ることが好ましい。
幅(w)とすると、突起部の下幅(w)は特に限定され
るものではなく、突起部の幅(W)より小さくてもよい
が、突起部が毛倒れを生じることなく、変形することに
よる把持力を有するためには、0.5 W≦w≦1.5 Wとす
ることが好ましい。
【0026】さらに、本発明の繊維は、重合体に高濃度
の白色顔料が配合されていることが必要であり、これに
よって、繊維が不透明化し、優れた光遮へい性を有する
布帛を得ることができる。
の白色顔料が配合されていることが必要であり、これに
よって、繊維が不透明化し、優れた光遮へい性を有する
布帛を得ることができる。
【0027】白色顔料としては、例えば、二酸化チタ
ン、亜鉛華、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸
化カルシウム、酸化マグネシウム等が用いられ、特に二
酸化チタンが好ましい。
ン、亜鉛華、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸
化カルシウム、酸化マグネシウム等が用いられ、特に二
酸化チタンが好ましい。
【0028】白色顔料は、基質となる重合体に対して5
〜25重量%配合する必要がある。配合量が5重量%未満
の場合は、光遮へい効果が不十分となる。一方、配合量
が25重量%を超える場合は、白色顔料が均一に分散され
なくなり、製糸性が著しく悪化する。
〜25重量%配合する必要がある。配合量が5重量%未満
の場合は、光遮へい効果が不十分となる。一方、配合量
が25重量%を超える場合は、白色顔料が均一に分散され
なくなり、製糸性が著しく悪化する。
【0029】本発明の繊維に用いられる重合体として
は、繊維形成可能なポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン等の重合体が好適であり、具体的には、ポリ−
ε−カプラミド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。ま
た、これらの重合体の性質を本質的に変化させない範囲
で、第3成分を共重合したり、混合したものでもよく、
さらに、顔料以外に制電性、耐光性、耐熱性等を付与す
る添加剤を少量含有していてもよい。
は、繊維形成可能なポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン等の重合体が好適であり、具体的には、ポリ−
ε−カプラミド、ポリヘキサメチレンアジパミド、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン等が挙げられる。ま
た、これらの重合体の性質を本質的に変化させない範囲
で、第3成分を共重合したり、混合したものでもよく、
さらに、顔料以外に制電性、耐光性、耐熱性等を付与す
る添加剤を少量含有していてもよい。
【0030】次に、本発明の白色顔料含有繊維の製法例
について説明する。図2は、減量処理して図1の繊維を
得る前の複合繊維の横断面図である。
について説明する。図2は、減量処理して図1の繊維を
得る前の複合繊維の横断面図である。
【0031】アルカリ等の溶剤に対する溶解性の異なる
ポリマーである易溶出成分αと白色顔料を5〜25重量%
含有する難溶出成分βの2成分を芯鞘型の紡糸口金孔よ
り複合紡糸する。次いで延伸、熱処理等を行って、図2
で示したような難溶出成分βが芯成分、易溶出成分αが
鞘成分となり、芯成分、鞘成分ともに15〜35個(図2で
は20個)の略台形状の突起部と細溝を有している複合繊
維を得る。
ポリマーである易溶出成分αと白色顔料を5〜25重量%
含有する難溶出成分βの2成分を芯鞘型の紡糸口金孔よ
り複合紡糸する。次いで延伸、熱処理等を行って、図2
で示したような難溶出成分βが芯成分、易溶出成分αが
鞘成分となり、芯成分、鞘成分ともに15〜35個(図2で
は20個)の略台形状の突起部と細溝を有している複合繊
維を得る。
【0032】次いで、得られた複合繊維をアルカリ等の
溶剤で減量処理して鞘部の易溶出成分αを溶出させ、図
1に示したような、それぞれ15〜35個(図1では20個)
の突起部2と細溝3を有する異形断面繊維を得る。
溶剤で減量処理して鞘部の易溶出成分αを溶出させ、図
1に示したような、それぞれ15〜35個(図1では20個)
の突起部2と細溝3を有する異形断面繊維を得る。
【0033】このように、突起部2と細溝3を有する異
形断面形状の本発明の白色顔料含有繊維は、易溶出成分
αと難溶出成分βの2成分からなる複合繊維に減量処理
を施すことによって得ることが好ましく、また、減量処
理は、繊維を製編織した布帛の状態で施すことが好まし
い。
形断面形状の本発明の白色顔料含有繊維は、易溶出成分
αと難溶出成分βの2成分からなる複合繊維に減量処理
を施すことによって得ることが好ましく、また、減量処
理は、繊維を製編織した布帛の状態で施すことが好まし
い。
【0034】易溶出成分αとしては、溶剤に対する溶解
速度が、難溶出成分βよりも5倍以上速いものが好まし
く、ポリエステル繊維の場合、難溶出成分βとしてポリ
エチレンテレフタレート(PET)を用い、易溶出成分
αとしてスルホン酸金属塩を共重合したPETや、スル
ホン酸金属塩と比較的高分子量のポリアルキレングリコ
ールを共重合したPET等を使用するのが好ましい。
速度が、難溶出成分βよりも5倍以上速いものが好まし
く、ポリエステル繊維の場合、難溶出成分βとしてポリ
エチレンテレフタレート(PET)を用い、易溶出成分
αとしてスルホン酸金属塩を共重合したPETや、スル
ホン酸金属塩と比較的高分子量のポリアルキレングリコ
ールを共重合したPET等を使用するのが好ましい。
【0035】
【作用】本発明の白色顔料含有繊維は、繊維表面に特定
形状の突起部と細溝部を有しているので、製編織する
と、ソフトな毛羽感を有するスパンシルク調の風合いの
織編物が得られるとともに、突起部が潰れたり、倒れた
りすることなく変形による把持力が増大し、優れた目ず
れ防止効果を発揮することができる。さらに、白色顔料
を5〜25重量%含有した繊維であるため、光遮へい性に
優れ、薄地であっても光の透過が少なく、中が透けて見
えない織編物を得ることが可能となる。
形状の突起部と細溝部を有しているので、製編織する
と、ソフトな毛羽感を有するスパンシルク調の風合いの
織編物が得られるとともに、突起部が潰れたり、倒れた
りすることなく変形による把持力が増大し、優れた目ず
れ防止効果を発揮することができる。さらに、白色顔料
を5〜25重量%含有した繊維であるため、光遮へい性に
優れ、薄地であっても光の透過が少なく、中が透けて見
えない織編物を得ることが可能となる。
【0036】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0037】なお、実施例における測定及び各評価は次
の方法で行った。
の方法で行った。
【0038】(1)相対粘度 フェノールと四塩化エタンの等重量混合溶媒を用い、濃
度0.5 重量%、20℃で測定した。
度0.5 重量%、20℃で測定した。
【0039】(2)突起部の寸法 易溶出成分を溶出する前の複合繊維糸条を筒編みし(サ
ンプルA)、NaOH濃度0.5 重量%、処理温度95℃、
処理時間30分の条件でアルカリ減量して易溶出成分を完
全に除去した後、水洗、乾燥した筒編地(サンプルB)
を解編し、得られた異形断面繊維の断面を走査型電子顕
微鏡で写真に撮り、写真上で突起部の数(N)、幅
(W)及び高さ(H)を測定した。
ンプルA)、NaOH濃度0.5 重量%、処理温度95℃、
処理時間30分の条件でアルカリ減量して易溶出成分を完
全に除去した後、水洗、乾燥した筒編地(サンプルB)
を解編し、得られた異形断面繊維の断面を走査型電子顕
微鏡で写真に撮り、写真上で突起部の数(N)、幅
(W)及び高さ(H)を測定した。
【0040】(3)減量率 上記のサンプルA、Bの重量を温度20℃、相対湿度65%
の条件下で測定し、サンプルAの重量をe、サンプルB
の重量をfとして次の式で求めた。
の条件下で測定し、サンプルAの重量をe、サンプルB
の重量をfとして次の式で求めた。
【0041】 減量率(%)=〔(e−f)/e〕×100 (4)目ずれ防止性 得られた布帛を10cm×25cmに裁断し、布帛サンプルを掴
みシロ2cmで掴み、4方向に2230gの荷重で張力を加え
た状態でホルダーに固定した後、ホルダーを装置の横木
の溝部に固定する。続いて、ホルダーにセットされた布
帛の上下方向の中央部をゴムローラで挟み、0.9Kg の荷
重を加えた状態でクランクを30rpm の速さで上下方向に
動かし、ゴムローラを2回転させる。次に、布帛サンプ
ルをホルダーより取り出し、ルーペを用いて糸条間の最
も離れている部分をノギスにより0.1mm 単位まで測定す
る。この測定を布帛サンプルの経方向の測定とする。
みシロ2cmで掴み、4方向に2230gの荷重で張力を加え
た状態でホルダーに固定した後、ホルダーを装置の横木
の溝部に固定する。続いて、ホルダーにセットされた布
帛の上下方向の中央部をゴムローラで挟み、0.9Kg の荷
重を加えた状態でクランクを30rpm の速さで上下方向に
動かし、ゴムローラを2回転させる。次に、布帛サンプ
ルをホルダーより取り出し、ルーペを用いて糸条間の最
も離れている部分をノギスにより0.1mm 単位まで測定す
る。この測定を布帛サンプルの経方向の測定とする。
【0042】同様にして、ホルダーにセットされた布帛
の左右方向の中央部をゴムローラで挟み、クランクを左
右方向に動かし、ゴムローラを2回転させた測定を布帛
サンプルの緯方向の測定とする。布帛サンプルを6枚用
意して経、緯方向に3回ずつ測定して平均値を算出し、
次の3段階で評価した。
の左右方向の中央部をゴムローラで挟み、クランクを左
右方向に動かし、ゴムローラを2回転させた測定を布帛
サンプルの緯方向の測定とする。布帛サンプルを6枚用
意して経、緯方向に3回ずつ測定して平均値を算出し、
次の3段階で評価した。
【0043】 A:4mm未満のもの ・・・ 極めて良好 B:4〜8mmのもの ・・・ 良好 C:8mmを超えるもの ・・・ 不良 (5)風合い 織、編、染色技術者からなるパネラー10人に、得られた
布帛について、毛羽感を有するスパンシルク調風合いを
触感で10段階に評価させた。そして、その合計点より次
の3段階で評価した。(最高点100 点) A:86点以上 ・・・ 極めて良好 B:76〜85点 ・・・ 良好 C:75点以下 ・・・ 不良 (6)光遮へい性 得られた布帛が1枚のものと3枚重ねたものをサンプル
とし、各サンプルを黒線を引いた紙の上に置き、サンプ
ルの上部50cmより光源照射角75度、照度約85ルックスの
条件で照射したときの、サンプルの上部からの黒線の見
え具合を肉眼により次の3段階で評価した。
布帛について、毛羽感を有するスパンシルク調風合いを
触感で10段階に評価させた。そして、その合計点より次
の3段階で評価した。(最高点100 点) A:86点以上 ・・・ 極めて良好 B:76〜85点 ・・・ 良好 C:75点以下 ・・・ 不良 (6)光遮へい性 得られた布帛が1枚のものと3枚重ねたものをサンプル
とし、各サンプルを黒線を引いた紙の上に置き、サンプ
ルの上部50cmより光源照射角75度、照度約85ルックスの
条件で照射したときの、サンプルの上部からの黒線の見
え具合を肉眼により次の3段階で評価した。
【0044】 A:黒線が全く見えない B:黒線が少し見える C:黒線がよく見える 布帛が1枚のものの評価をaとし、布帛を3枚重ねたも
のの評価をbとする。 (7)製糸性評価 16錘の紡糸錘で連続して3日間紡糸を行い、この時の総
糸切れ回数により下記の3段階で評価した。
のの評価をbとする。 (7)製糸性評価 16錘の紡糸錘で連続して3日間紡糸を行い、この時の総
糸切れ回数により下記の3段階で評価した。
【0045】 A:3回以下 B:4〜6回 C:7回以上 なお、上記の(4)〜(7)の3段階の評価において、
AとBを合格とする。 実施例1〜4、比較例1〜6 まず、難溶出成分として、二酸化チタンを15重量%含有
した相対粘度が1.38のPET、易溶出成分として、5-ナ
トリウムスルホイソフタル酸を4モル%共重合した相対
粘度が1.27のPETを使用した。難溶出成分と易溶出成
分を重量で80/20の複合比率で、総吐出量46g/分で吐
出した。このとき、減量処理後に形成される突起部の数
(N)や形状(突起部の幅(W)、高さ(H))が表1
に示すようなものとなるように、吐出孔の形状を種々変
更し、紡糸速度3250m/分、紡糸温度290 ℃で紡糸を行
った。
AとBを合格とする。 実施例1〜4、比較例1〜6 まず、難溶出成分として、二酸化チタンを15重量%含有
した相対粘度が1.38のPET、易溶出成分として、5-ナ
トリウムスルホイソフタル酸を4モル%共重合した相対
粘度が1.27のPETを使用した。難溶出成分と易溶出成
分を重量で80/20の複合比率で、総吐出量46g/分で吐
出した。このとき、減量処理後に形成される突起部の数
(N)や形状(突起部の幅(W)、高さ(H))が表1
に示すようなものとなるように、吐出孔の形状を種々変
更し、紡糸速度3250m/分、紡糸温度290 ℃で紡糸を行
った。
【0046】引き続き、未延伸糸を90℃に加熱されたロ
ーラと非加熱のローラとの間で延伸倍率1.7 倍で延伸
し、75d/24fの複合繊維を得た。このとき、ローラ間
に130℃の加熱板を設け、加熱板で糸条を熱処理しなが
ら延伸を行った。
ーラと非加熱のローラとの間で延伸倍率1.7 倍で延伸
し、75d/24fの複合繊維を得た。このとき、ローラ間
に130℃の加熱板を設け、加熱板で糸条を熱処理しなが
ら延伸を行った。
【0047】次に、得られた複合繊維を経糸と緯糸に用
い、経糸密度85本/2.54cm、緯糸密度72本/2.54cmで羽
二重に製織し、得られた織物をNaOH濃度4重量%、
処理温度95℃、処理時間40分の条件でアルカリ減量処理
し、易溶出成分を完全に除去した。
い、経糸密度85本/2.54cm、緯糸密度72本/2.54cmで羽
二重に製織し、得られた織物をNaOH濃度4重量%、
処理温度95℃、処理時間40分の条件でアルカリ減量処理
し、易溶出成分を完全に除去した。
【0048】得られた織物の減量率、目ずれ防止性、光
遮へい性、風合い、総合評価の結果を表1に示す。
遮へい性、風合い、総合評価の結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1から明らかなように、実施例1〜4の
繊維からなる織物は、目ずれが少なく、光遮へい性に優
れ、かつ、毛羽感のあるスパンシルク調風合いを有して
いるものであった。
繊維からなる織物は、目ずれが少なく、光遮へい性に優
れ、かつ、毛羽感のあるスパンシルク調風合いを有して
いるものであった。
【0051】一方、比較例1の繊維は、突起部の数
(N)が少な過ぎ、突起部の幅(W)と高さ(H)とも
に本発明の範囲外であったため、この繊維より得られた
織物は、目ずれが大きく、光遮へい性が悪く、毛羽感の
発現が乏しく、スパンシルク調風合いにも劣るものであ
った。また、比較例2の繊維は、突起部の数(N)が多
過ぎたため、この繊維より得られた織物は、目ずれ防止
性、光遮へい性は良好であったものの、風合いがストー
ンウォッシュ調やピーチフェース調のものとなった。比
較例3の繊維は、突起部の幅(W)が大き過ぎたため、
得られた織物はがさつき感のあるものとなり、比較例4
の繊維は突起部の幅(W)が小さ過ぎたため、得られた
織物は風合いがピーチフェース調のものとなった。比較
例5の繊維は、突起部の高さ(H)が突起部の幅(W)
の3倍を超えたため、比較例6の繊維は、突起部の高さ
(H)が突起部の幅(W)の1.5 倍未満であったため、
突起部による把持力が弱く、得られた織物は目ずれが大
きくなり、光遮へい性にも劣り、かつ、スパンシルク調
の風合いにも乏しいものとなった。
(N)が少な過ぎ、突起部の幅(W)と高さ(H)とも
に本発明の範囲外であったため、この繊維より得られた
織物は、目ずれが大きく、光遮へい性が悪く、毛羽感の
発現が乏しく、スパンシルク調風合いにも劣るものであ
った。また、比較例2の繊維は、突起部の数(N)が多
過ぎたため、この繊維より得られた織物は、目ずれ防止
性、光遮へい性は良好であったものの、風合いがストー
ンウォッシュ調やピーチフェース調のものとなった。比
較例3の繊維は、突起部の幅(W)が大き過ぎたため、
得られた織物はがさつき感のあるものとなり、比較例4
の繊維は突起部の幅(W)が小さ過ぎたため、得られた
織物は風合いがピーチフェース調のものとなった。比較
例5の繊維は、突起部の高さ(H)が突起部の幅(W)
の3倍を超えたため、比較例6の繊維は、突起部の高さ
(H)が突起部の幅(W)の1.5 倍未満であったため、
突起部による把持力が弱く、得られた織物は目ずれが大
きくなり、光遮へい性にも劣り、かつ、スパンシルク調
の風合いにも乏しいものとなった。
【0052】実施例5〜7、比較例7、8 PETに含有させる二酸化チタンの量を表2に示すよう
に種々変更した以外は実施例1と同様の条件で製糸し、
得られた繊維を製織した後、アルカリ減量処理を行っ
た。
に種々変更した以外は実施例1と同様の条件で製糸し、
得られた繊維を製織した後、アルカリ減量処理を行っ
た。
【0053】繊維を製造する際の製糸性評価、得られた
織物の光遮へい性の評価の結果を表2に示す。
織物の光遮へい性の評価の結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】表2から明らかなように、実施例5〜7の
繊維は、製糸性よく得ることができ、また、この繊維か
らなる織物は光遮へい性に優れたものであった。
繊維は、製糸性よく得ることができ、また、この繊維か
らなる織物は光遮へい性に優れたものであった。
【0056】一方、比較例7の繊維は、二酸化チタンの
含有量が3重量%であったため、製糸性は良好であった
が、光遮へい性に劣るものであった。比較例8の繊維
は、二酸化チタンの含有量が28重量%であったため、紡
糸時に糸切れが多発して製糸性が悪く、評価サンプルを
かろうじて採取できるレベルであり、とても生産できる
ものではなかった。
含有量が3重量%であったため、製糸性は良好であった
が、光遮へい性に劣るものであった。比較例8の繊維
は、二酸化チタンの含有量が28重量%であったため、紡
糸時に糸切れが多発して製糸性が悪く、評価サンプルを
かろうじて採取できるレベルであり、とても生産できる
ものではなかった。
【0057】
【発明の効果】本発明の白色顔料含有繊維は、繊維表面
に特定の数及び形状の突起部を有する異形断面繊維であ
るため、製編織すれば、毛羽感のあるソフトでスパンシ
ルク調の風合いを有し、かつ、目ずれがなく、薄地であ
っても光遮へい性に優れる布帛を得ることが可能とな
る。
に特定の数及び形状の突起部を有する異形断面繊維であ
るため、製編織すれば、毛羽感のあるソフトでスパンシ
ルク調の風合いを有し、かつ、目ずれがなく、薄地であ
っても光遮へい性に優れる布帛を得ることが可能とな
る。
【図1】本発明の白色顔料含有繊維の一実施態様を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図2】減量処理して図1の繊維を得る前の複合繊維の
横断面図である。
横断面図である。
【図3】図1の部分拡大図である。
1 繊維 2 突起部 3 細溝 α 易溶出成分 β 難溶出成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D01D 5/34 D01D 5/34
Claims (1)
- 【請求項1】 白色顔料を5〜25重量%含有し、繊維表
面に突起部と細溝が交互に、かつ略一様に分布した異形
断面繊維であって、突起部と細溝の断面は長方形ないし
略台形状を呈し、それぞれ繊維の長さ方向に連続してお
り、かつ、突起部の数及び突起部の寸法が下記〜式
を満足することを特徴とする白色顔料含有繊維。 15≦N≦35 0.3≦W≦1 1.5W≦H≦3W ただし、Nは突起部の数、Wは突起部の幅(μm)、H
は突起部の高さ(μm)である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086398A JPH08260228A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 白色顔料含有繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086398A JPH08260228A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 白色顔料含有繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260228A true JPH08260228A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13885777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086398A Pending JPH08260228A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 白色顔料含有繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08260228A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006200061A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Nippon Ester Co Ltd | 異形断面糸及び芯鞘型異形断面糸 |
CN102560724A (zh) * | 2010-12-31 | 2012-07-11 | 上海德福伦化纤有限公司 | 一种无机纳米光响应型自清洁聚酯纤维的制造方法 |
CN102660799A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-12 | 南京龙颐纺织科技发展有限公司 | 纳米ZrO2复合聚酯功能纤维及其制造方法与应用 |
CN105970320A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-09-28 | 诸暨市新丝维纤维有限公司 | 用于改善睡眠的压迫式缓释纤维 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP7086398A patent/JPH08260228A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006200061A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Nippon Ester Co Ltd | 異形断面糸及び芯鞘型異形断面糸 |
CN102560724A (zh) * | 2010-12-31 | 2012-07-11 | 上海德福伦化纤有限公司 | 一种无机纳米光响应型自清洁聚酯纤维的制造方法 |
CN102660799A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-12 | 南京龙颐纺织科技发展有限公司 | 纳米ZrO2复合聚酯功能纤维及其制造方法与应用 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041005 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041130 |