JPH08260174A - 洗浄・リンス処理装置 - Google Patents
洗浄・リンス処理装置Info
- Publication number
- JPH08260174A JPH08260174A JP6252695A JP6252695A JPH08260174A JP H08260174 A JPH08260174 A JP H08260174A JP 6252695 A JP6252695 A JP 6252695A JP 6252695 A JP6252695 A JP 6252695A JP H08260174 A JPH08260174 A JP H08260174A
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被処理物に付着した洗浄液が乾燥固化しない
うちにリンスを行うことができるようにする。 【構成】 洗浄液を収容した浸漬槽２の上方にシャワー
液を噴霧する上段のシャワーノズル３と下段シャワーノ
ズル４を備えたリンス室１を設け、被処理物１３を、浸
漬槽２とリンス室１の間を上下動させる昇降用シリンダ
ー６を設けた。また、下段シャワーノズル４を浸漬槽２
の上縁部に被処理物１３を挾むように配置し、上段シャ
ワーノズル３を昇降用シリンダー６のロッド６ａに被処
理物１３を挾んでその上方の部分に噴霧を行うように配
置し、上段シャワーノズル３は左右交互にシャワー液を
噴霧するようにした。
うちにリンスを行うことができるようにする。 【構成】 洗浄液を収容した浸漬槽２の上方にシャワー
液を噴霧する上段のシャワーノズル３と下段シャワーノ
ズル４を備えたリンス室１を設け、被処理物１３を、浸
漬槽２とリンス室１の間を上下動させる昇降用シリンダ
ー６を設けた。また、下段シャワーノズル４を浸漬槽２
の上縁部に被処理物１３を挾むように配置し、上段シャ
ワーノズル３を昇降用シリンダー６のロッド６ａに被処
理物１３を挾んでその上方の部分に噴霧を行うように配
置し、上段シャワーノズル３は左右交互にシャワー液を
噴霧するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミ部品等の浸漬洗
浄及びリンスを行う洗浄リンス装置に関する。
浄及びリンスを行う洗浄リンス装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】アルミ部品等の素材、半製品（以下部品
という）の表面処理、熱処理工程の前に、部品の清浄脱
脂が行われる。従来は、この目的でトリクロロエチレ
ン、トリクロロエタン等によって部品表面から油脂を除
去していたが、環境問題があるために浸漬洗浄による方
式が注目されている。
という）の表面処理、熱処理工程の前に、部品の清浄脱
脂が行われる。従来は、この目的でトリクロロエチレ
ン、トリクロロエタン等によって部品表面から油脂を除
去していたが、環境問題があるために浸漬洗浄による方
式が注目されている。
【０００３】この方式による従来の装置を図５によって
説明する。洗浄液を収容した浸漬槽０１とリンス槽０２
が水平に併設されており、移動手段０４に支持された部
品０３を、点線矢印で示すように、浸漬槽０１の洗浄液
内で液温約６５℃で攪拌洗浄した上、浸漬槽０１よりリ
ンス槽０２へ移動させて同リンス槽０２内でリンス洗浄
を行っている。
説明する。洗浄液を収容した浸漬槽０１とリンス槽０２
が水平に併設されており、移動手段０４に支持された部
品０３を、点線矢印で示すように、浸漬槽０１の洗浄液
内で液温約６５℃で攪拌洗浄した上、浸漬槽０１よりリ
ンス槽０２へ移動させて同リンス槽０２内でリンス洗浄
を行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記図５に示す従来の
装置では、浸漬洗浄完了からリンス洗浄に入るまでの間
に部品表面に付着している洗浄液が乾燥固着し、リンス
洗浄しても固着物が充分に除去できないという問題点が
ある。
装置では、浸漬洗浄完了からリンス洗浄に入るまでの間
に部品表面に付着している洗浄液が乾燥固着し、リンス
洗浄しても固着物が充分に除去できないという問題点が
ある。
【０００５】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる洗浄・リンス処理装置を提供しようとするもので
ある。
できる洗浄・リンス処理装置を提供しようとするもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄・リンス処
理装置は次の手段を講じた。 （１）洗浄液を収容した浸漬槽の上方に連設されたリン
ス室、被処理物を前記液浸漬槽と前記リンス室の間を上
下方向に移動させる昇降装置、及び前記リンス室内に設
けられ被処理物の上昇中同被処理物にシャワー液を噴霧
するシャワーノズルを備えたことを特徴とする。 （２）前記（１）の洗浄・リンス処理装置において、前
記リンス室内の前記浸漬槽の上縁部と前記昇降装置にそ
れぞれ被処理物を挾むように対をなすシャワーノズルを
設け、前記昇降装置に設けられたシャワーノズルは被処
理物の上方の部分へ向ってシャワー液を噴霧することを
特徴とする。 （３）前記（２）の洗浄・リンス装置において、前記昇
降装置に設けられた対をなすシャワーノズルは、交互に
シャワー液を噴霧することを特徴とする。
理装置は次の手段を講じた。 （１）洗浄液を収容した浸漬槽の上方に連設されたリン
ス室、被処理物を前記液浸漬槽と前記リンス室の間を上
下方向に移動させる昇降装置、及び前記リンス室内に設
けられ被処理物の上昇中同被処理物にシャワー液を噴霧
するシャワーノズルを備えたことを特徴とする。 （２）前記（１）の洗浄・リンス処理装置において、前
記リンス室内の前記浸漬槽の上縁部と前記昇降装置にそ
れぞれ被処理物を挾むように対をなすシャワーノズルを
設け、前記昇降装置に設けられたシャワーノズルは被処
理物の上方の部分へ向ってシャワー液を噴霧することを
特徴とする。 （３）前記（２）の洗浄・リンス装置において、前記昇
降装置に設けられた対をなすシャワーノズルは、交互に
シャワー液を噴霧することを特徴とする。
【０００７】
【作用】前記本発明（１）においては、リンス室を洗浄
液を収容した浸漬槽の上方に連設し、浸漬槽内の洗浄液
で洗浄された被処理物が昇降装置によって浸漬槽の液内
よりリンス室へ向って上昇する時にシャワー液を噴霧し
て洗浄された被処理物をリンスする。このように、浸漬
槽における洗浄の直後に被処理物をリンスするために、
被処理物に付着した洗浄液が乾燥固化する前にリンスが
行われ、小量のシャワー液で効果的なリンスを行うこと
ができる。
液を収容した浸漬槽の上方に連設し、浸漬槽内の洗浄液
で洗浄された被処理物が昇降装置によって浸漬槽の液内
よりリンス室へ向って上昇する時にシャワー液を噴霧し
て洗浄された被処理物をリンスする。このように、浸漬
槽における洗浄の直後に被処理物をリンスするために、
被処理物に付着した洗浄液が乾燥固化する前にリンスが
行われ、小量のシャワー液で効果的なリンスを行うこと
ができる。
【０００８】前記本発明（２）においては、更に、洗浄
されて浸漬槽の洗浄液内より上昇する被処理物は、洗浄
液の液面より出ると直ちに浸漬槽の上縁部に被処理物を
挾むように設けられたシャワーノズルから噴霧されるシ
ャワー液によってリンスされ、また、被処理物の上方の
部分は被処理物の上昇中昇降装置に設けられたシャワー
ノズルから噴霧されるシャワー液によってリンスされ
る。従って、小量のシャワー液によって洗浄された被処
理物を効果的にリンスすることができる。
されて浸漬槽の洗浄液内より上昇する被処理物は、洗浄
液の液面より出ると直ちに浸漬槽の上縁部に被処理物を
挾むように設けられたシャワーノズルから噴霧されるシ
ャワー液によってリンスされ、また、被処理物の上方の
部分は被処理物の上昇中昇降装置に設けられたシャワー
ノズルから噴霧されるシャワー液によってリンスされ
る。従って、小量のシャワー液によって洗浄された被処
理物を効果的にリンスすることができる。
【０００９】前記本発明（３）においては、更に、被処
理物を挾むように被処理物の昇降装置に設けられて被処
理物と共に上昇するシャワーノズルは、交互にシャワー
液の噴霧を行うために、噴霧されたシャワー液が衝突し
て散乱することがなく、リンス性能を高めることができ
る。
理物を挾むように被処理物の昇降装置に設けられて被処
理物と共に上昇するシャワーノズルは、交互にシャワー
液の噴霧を行うために、噴霧されたシャワー液が衝突し
て散乱することがなく、リンス性能を高めることができ
る。
【００１０】
【実施例】本発明の一実施例を、図１ないし図４によっ
て説明する。２は約６５℃の温度の洗浄液を収容した浸
漬槽であり、その上方に接してリンス室１が連接されて
いる。浸漬槽２内の洗浄液は、槽外の攪拌ポンプ９によ
って循環して浸漬槽２内で液流動攪拌洗浄を行うように
なっている。
て説明する。２は約６５℃の温度の洗浄液を収容した浸
漬槽であり、その上方に接してリンス室１が連接されて
いる。浸漬槽２内の洗浄液は、槽外の攪拌ポンプ９によ
って循環して浸漬槽２内で液流動攪拌洗浄を行うように
なっている。
【００１１】浸漬槽２外の両側には、各側に油圧制御部
１１で制御される２個の昇降用シリンダー６が設けら
れ、同シリンダー６のロッド６ａは上方へリンス室１内
に延びており、その上端にリンス室内を前後（図１にお
いて紙面に直角の方向）に延びる処理用装蓋置き部５が
形成されている。前記昇降用シリンダー６とそのロッド
６ａで昇降手段が構成されている。
１１で制御される２個の昇降用シリンダー６が設けら
れ、同シリンダー６のロッド６ａは上方へリンス室１内
に延びており、その上端にリンス室内を前後（図１にお
いて紙面に直角の方向）に延びる処理用装蓋置き部５が
形成されている。前記昇降用シリンダー６とそのロッド
６ａで昇降手段が構成されている。
【００１２】浸漬槽２の両側の上縁部には、各側に１７
個の下段シャワーノズル４が設けられ、また、昇降用シ
リンダー６のロッド６ａの上端に近い位置各側それぞれ
に１０個の上段シャワーノズル３が取付けられている。
前記上段及び下段のシャワーノズル３，４は、図３に示
すように、リンス室１の内方へ向って６５°の角度にわ
たって均等に平面内で液を噴射する均等扇形ノズルで構
成されており、また、それぞれ等しいピッチの間隔をお
いてリンス室１内の前後方向（図３の左右方向）に配置
されている。前記上段シャワー３はリンス室１の内方に
斜め下方へ向って後記する被処理物１３の上方の部分へ
シャワー水を噴霧し（図２及び図４参照）、前記下段シ
ャワー４はリンス室の内方に後記する被処理物１３へ向
ってシャワー水を噴霧するようになっている。
個の下段シャワーノズル４が設けられ、また、昇降用シ
リンダー６のロッド６ａの上端に近い位置各側それぞれ
に１０個の上段シャワーノズル３が取付けられている。
前記上段及び下段のシャワーノズル３，４は、図３に示
すように、リンス室１の内方へ向って６５°の角度にわ
たって均等に平面内で液を噴射する均等扇形ノズルで構
成されており、また、それぞれ等しいピッチの間隔をお
いてリンス室１内の前後方向（図３の左右方向）に配置
されている。前記上段シャワー３はリンス室１の内方に
斜め下方へ向って後記する被処理物１３の上方の部分へ
シャワー水を噴霧し（図２及び図４参照）、前記下段シ
ャワー４はリンス室の内方に後記する被処理物１３へ向
ってシャワー水を噴霧するようになっている。
【００１３】前記上段シャワーノズル３及び下段シャワ
ーノズル４の各々は、それぞれ電磁弁１０ａ，１０ｂを
シャワー水タンク７の水を供給するポンプ８に接続され
ている。前記電磁弁１０ａは、図示しない制御装置によ
って、昇降用シリンダー６に同期してその上昇中に開か
れると共に左右の上段シャワーノズル３より４〜７秒望
ましくは５秒の時間間隔をおいて交互に交替して噴霧を
行うように制御され、また、前記電磁弁１０ｂは、図示
しない制御装置によって、昇降用シリンダー６に同期し
てその上昇中に開かれて下段シャワーノズル４より噴霧
を行うように制御される。
ーノズル４の各々は、それぞれ電磁弁１０ａ，１０ｂを
シャワー水タンク７の水を供給するポンプ８に接続され
ている。前記電磁弁１０ａは、図示しない制御装置によ
って、昇降用シリンダー６に同期してその上昇中に開か
れると共に左右の上段シャワーノズル３より４〜７秒望
ましくは５秒の時間間隔をおいて交互に交替して噴霧を
行うように制御され、また、前記電磁弁１０ｂは、図示
しない制御装置によって、昇降用シリンダー６に同期し
てその上昇中に開かれて下段シャワーノズル４より噴霧
を行うように制御される。
【００１４】昇降用シリンダー６の上端に設けられた左
右の処理用蓋置き部５には、図２に示すように２個の板
状の被処理物１３を吊り下げ図示しないクレーンによっ
て移動される処理蓋１２が載置される。
右の処理用蓋置き部５には、図２に示すように２個の板
状の被処理物１３を吊り下げ図示しないクレーンによっ
て移動される処理蓋１２が載置される。
【００１５】以上のように構成された本実施例では、処
理蓋１２に吊り下げられた２個の被処理物３は、昇降用
シリンダー６のロッド６ａを下降させることによって浸
漬槽２内の洗浄液内に浸漬されて洗浄作用を受ける。洗
浄作用が終了すると昇降用シリンダー６のロッド６ａは
上昇し、その上昇中以下説明するように、リンス室１内
でシャワー水によるリンス作用を受ける。このように、
浸漬槽２の洗浄液内から被処理物１３が出た直後にリン
スが行われるために、被処理物１３に付着した洗浄液は
乾燥固化する前に除去され、小量のシャワー水で効果的
なリンスを行うことができる。
理蓋１２に吊り下げられた２個の被処理物３は、昇降用
シリンダー６のロッド６ａを下降させることによって浸
漬槽２内の洗浄液内に浸漬されて洗浄作用を受ける。洗
浄作用が終了すると昇降用シリンダー６のロッド６ａは
上昇し、その上昇中以下説明するように、リンス室１内
でシャワー水によるリンス作用を受ける。このように、
浸漬槽２の洗浄液内から被処理物１３が出た直後にリン
スが行われるために、被処理物１３に付着した洗浄液は
乾燥固化する前に除去され、小量のシャワー水で効果的
なリンスを行うことができる。
【００１６】昇降用シリンダー６のロッド６ａが上昇を
開始すると、これに同期して電磁弁１０ａ，１０ｂが開
かれ下段シャワーノズル４と上段シャワーノズル３から
のシャワー水の噴霧が開始される。下段シャワーノズル
４は浸漬槽２の上縁部の両側に設けられているので、被
処理物１３が浸漬槽２内の洗浄液の液面を出た直後に被
処理物１３にシャワー水が噴霧されてリンスが行われ、
かつ、このリンスは、昇降用シリンダー６のロッド６
ａ、即ち、被処理物１３の上昇中被処理物１３の洗浄液
の液面付近の部分に継続して行われる。
開始すると、これに同期して電磁弁１０ａ，１０ｂが開
かれ下段シャワーノズル４と上段シャワーノズル３から
のシャワー水の噴霧が開始される。下段シャワーノズル
４は浸漬槽２の上縁部の両側に設けられているので、被
処理物１３が浸漬槽２内の洗浄液の液面を出た直後に被
処理物１３にシャワー水が噴霧されてリンスが行われ、
かつ、このリンスは、昇降用シリンダー６のロッド６
ａ、即ち、被処理物１３の上昇中被処理物１３の洗浄液
の液面付近の部分に継続して行われる。
【００１７】一方、上段シャワーノズル３は昇降用シリ
ンダー６のロッド６ａに取付けられており、被処理物１
３と共に上昇してその上昇中にシャワー水を被処理物１
３の上方の部分に噴霧する。上段シャワーノズル３は両
側に被処理物１３を挾むように配置されているために、
図４（ａ）に示すように、左右同時に噴霧を行うと中央
部で衝突して被処理物１３の内面側をリンスすることが
できない。そこで、本実施例では、前記のように、４〜
７秒の時間間隔をおいて左右の上段シャワーノズル３か
ら交互にシャワー水の噴霧が行われるので、図４（ｂ）
に示すように、反対側の上段シャワーノズルからの噴霧
に干渉されることなく被処理物１３の上昇中にその内面
側に効果的なリンスが行われる。
ンダー６のロッド６ａに取付けられており、被処理物１
３と共に上昇してその上昇中にシャワー水を被処理物１
３の上方の部分に噴霧する。上段シャワーノズル３は両
側に被処理物１３を挾むように配置されているために、
図４（ａ）に示すように、左右同時に噴霧を行うと中央
部で衝突して被処理物１３の内面側をリンスすることが
できない。そこで、本実施例では、前記のように、４〜
７秒の時間間隔をおいて左右の上段シャワーノズル３か
ら交互にシャワー水の噴霧が行われるので、図４（ｂ）
に示すように、反対側の上段シャワーノズルからの噴霧
に干渉されることなく被処理物１３の上昇中にその内面
側に効果的なリンスが行われる。
【００１８】しかも、上段及び下段のシャワーノズル
３，４は、約６５°の範囲に均等に液を噴射する均等扇
形ノズルであり、これが等間隔に配置されているので、
被処理物１３を均等にリンスすることができ、かつ、被
処理物１３の吊り金具の間等を通り抜けて被処理物１３
の面に到達することができる。
３，４は、約６５°の範囲に均等に液を噴射する均等扇
形ノズルであり、これが等間隔に配置されているので、
被処理物１３を均等にリンスすることができ、かつ、被
処理物１３の吊り金具の間等を通り抜けて被処理物１３
の面に到達することができる。
【００１９】以上説明したように、本実施例では、被処
理物１３が浸漬槽２の液内からリンス室１へ上昇する間
にリンスを行っているので、被処理物１３に付着した洗
浄液が乾燥固化する前にリンスが行われ、洗浄液を小量
のシャワー水で効果的に被処理物３から洗い流して除去
することができる。
理物１３が浸漬槽２の液内からリンス室１へ上昇する間
にリンスを行っているので、被処理物１３に付着した洗
浄液が乾燥固化する前にリンスが行われ、洗浄液を小量
のシャワー水で効果的に被処理物３から洗い流して除去
することができる。
【００２０】また、リンス室１は浸漬槽２の上方に連設
されているので、設置面積を小さくすることができる。
されているので、設置面積を小さくすることができる。
【００２１】なお、前記上段及び下段シャワーノズル
３，４の数と間隔は、ノズルよりの噴霧の到達距離と噴
霧角度によって適宜選択することができるが、そのピッ
チは通常上段シャワーノズルで１２００ｍｍ、下段シャ
ワーノズルで６００ｍｍ程度とするのが望ましい。ま
た、シャワーノズルからのシャワー水の量は、浸漬槽２
内の水分の蒸発量を考慮して洗浄液の濃度が一定になる
ように調整される。
３，４の数と間隔は、ノズルよりの噴霧の到達距離と噴
霧角度によって適宜選択することができるが、そのピッ
チは通常上段シャワーノズルで１２００ｍｍ、下段シャ
ワーノズルで６００ｍｍ程度とするのが望ましい。ま
た、シャワーノズルからのシャワー水の量は、浸漬槽２
内の水分の蒸発量を考慮して洗浄液の濃度が一定になる
ように調整される。
【００２２】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏することができ
る。即ち、浸漬洗浄とリンスを上下に設けられた浸漬槽
とリンス槽で行うようにしているので、設置面積を小さ
くし、かつ、浸漬洗浄の直後にリンスを行うことによっ
て、洗浄液が被処理物に乾燥固着する弊害を防止するこ
とができる。しかも、被処理物を小量のシャワー液で効
果的にリンスすることができる。
る。即ち、浸漬洗浄とリンスを上下に設けられた浸漬槽
とリンス槽で行うようにしているので、設置面積を小さ
くし、かつ、浸漬洗浄の直後にリンスを行うことによっ
て、洗浄液が被処理物に乾燥固着する弊害を防止するこ
とができる。しかも、被処理物を小量のシャワー液で効
果的にリンスすることができる。
【図１】本発明の一実施例の全体図である。
【図２】同実施例における浸漬洗浄からリンス完了迄の
説明図であり、図２（ａ）は浸漬洗浄中、図２（ｂ）は
被処理物の上昇中、図２（ｃ）は被処理物の上昇完了時
の状態をそれぞれ示す。
説明図であり、図２（ａ）は浸漬洗浄中、図２（ｂ）は
被処理物の上昇中、図２（ｃ）は被処理物の上昇完了時
の状態をそれぞれ示す。
【図３】同実施例のシャワーノズルの配置図である。
【図４】図４（ａ）は上段シャワーノズルより同時に噴
霧を行う場合の説明図、図４（ｂ）は上段シャワーノズ
ルより交互に噴霧を行う場合の説明図である。
霧を行う場合の説明図、図４（ｂ）は上段シャワーノズ
ルより交互に噴霧を行う場合の説明図である。
【図５】従来の洗浄槽とリンス槽による洗浄・リンス装
置の説明図である。
置の説明図である。
１ リンス室 ２ 浸漬槽 ３ 上段シャワーノズル ４ 下段シャワーノズル ５ 処理用蓋置き部 ６ 昇降用シリンダー ６ａ 昇降用シリンダーのロッド ７ シャワー水タンク ８ ポンプ ９ 攪拌ポンプ １０ａ，１０ｂ 電磁弁 １１ 油圧制御部 １２ 処理蓋 １３ 被処理物
Claims (3)
- 【請求項１】 洗浄液を収容した浸漬槽の上方に連設さ
れたリンス室、被処理物を前記液浸漬槽と前記リンス室
の間を上下方向に移動させる昇降装置、及び前記リンス
室内に設けられ被処理物の上昇中同被処理物にシャワー
液を噴霧するシャワーノズルを備えたことを特徴とする
洗浄・リンス処理装置。 - 【請求項２】 前記リンス室内の前記浸漬槽の上縁部と
前記昇降装置にそれぞれ被処理物を挾むように対をなす
シャワーノズルを設け、前記昇降装置に設けられたシャ
ワーノズルは被処理物の上方の部分へ向ってシャワー液
を噴霧することを特徴とする請求項１に記載の洗浄・リ
ンス処理装置。 - 【請求項３】 前記昇降装置に設けられた対をなすシャ
ワーノズルは、交互にシャワー液を噴霧することを特徴
とする請求項２に記載の洗浄・リンス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6252695A JPH08260174A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 洗浄・リンス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6252695A JPH08260174A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 洗浄・リンス処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08260174A true JPH08260174A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13202727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6252695A Withdrawn JPH08260174A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 洗浄・リンス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08260174A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104190648A (zh) * | 2014-08-15 | 2014-12-10 | 安徽涌诚机械有限公司 | 注塑机和压铸机铸件清洗台 |
| CN108515046A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-09-11 | 沈忠亮 | 一种眼科用工具清洗设备 |
| CN114481154A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-05-13 | 山东莱钢磁浮列车轨道工程有限公司 | 一种机械加工用除锈喷淋设备 |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP6252695A patent/JPH08260174A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104190648A (zh) * | 2014-08-15 | 2014-12-10 | 安徽涌诚机械有限公司 | 注塑机和压铸机铸件清洗台 |
| CN108515046A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-09-11 | 沈忠亮 | 一种眼科用工具清洗设备 |
| CN114481154A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-05-13 | 山东莱钢磁浮列车轨道工程有限公司 | 一种机械加工用除锈喷淋设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |