JPH0826015A - 車両の荷役補助装置 - Google Patents

車両の荷役補助装置

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JPH0826015A
JPH0826015A JP18046394A JP18046394A JPH0826015A JP H0826015 A JPH0826015 A JP H0826015A JP 18046394 A JP18046394 A JP 18046394A JP 18046394 A JP18046394 A JP 18046394A JP H0826015 A JPH0826015 A JP H0826015A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ合金製型材で主要な部材を構成し、組
立構造を工夫することで主要部材の組立について溶接レ
スとし、製造組立を容易にし、軽量化を図る。 【構成】 車両の荷台床部に取付枠5を固着し、ローラ
ーフレーム7に多数の荷役補助ローラー33,35を回
転自在に装着してなるローラー機構8を取付枠内に昇降
自在に設けている。取付枠5は、リフト用ローラー受け
部材6を固着するための取付用溝部12aを有していて
アルミ合金製型材で構成され、リフト用ローラー受け部
材6は、ローラー機構8側のリフト用ローラー34が乗
り上げる傾斜面21を持つローラー受け本体部22と、
取付枠内側底面に当接するベース部23とを有し、かつ
ベース部23は取付用溝部12aに嵌合する取付用嵌合
部24を有していてアルミ合金製型材で構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貨物自動車の荷台床部
に装着され、荷台上での貨物の荷役補助に使用される車
両の荷役補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貨物自動車の荷台床面上での貨物
の積み卸しの便宜を図るため、車両の荷台床部に、ロー
ラーフレームに多数のローラーを回転自在に装着してな
るローラー機構を昇降自在に設けた車両の荷役補助装置
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の車
両の荷役補助装置は、従来鋼鉄製が一般的であったが、
鋼鉄製の場合には以下に述べる問題点があった。
【0004】(1) 荷役補助装置の重量が重くなり、そ
の分荷台に積載できる貨物の重量が減ってしまう欠点が
ある。特に、近年話題となっている貨物自動車の過積載
の問題を改善するためには、装置の軽量化が要求されて
いる。
【0005】(2) 使用に伴い錆が発生して再塗装が必
要となったり、錆により美観を損ねる問題がある。
【0006】(3) 鋼鉄製の場合、各部材を組み立てる
のに溶接工程が多く、溶接コストが高くなる。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、アルミ合金製
型材で主要な部材を構成し、各部材の組立構造を工夫す
ることで主要部材の組立について溶接レスとし、簡単な
構造で製造組立が容易であって軽量化を図り得る車両の
荷役補助装置を提供することを目的とする。
【0008】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車両の荷台床部の凹部に取付枠を固着
し、ローラーフレームに多数の荷役補助ローラーを回転
自在に装着してなるローラー機構を該取付枠内に昇降自
在に設け、駆動手段で前記ローラー機構を昇降駆動する
車両の荷役補助装置において、前記取付枠を、内側の両
側面底部にリフト用ローラー受け部材を固着するための
取付用溝部を有する如くアルミ合金製型材で構成し、前
記リフト用ローラー受け部材を、前記ローラーフレーム
側に枢支されたリフト用ローラーが乗り上げる傾斜面を
持つローラー受け本体部と、前記取付枠の内側底面に当
接するベース部とを有し、かつ該ベース部は前記取付用
溝部に嵌合する取付用嵌合部を有する如くアルミ合金製
型材で構成している。
【0010】また、前記リフト用ローラー受け部材の前
記取付用嵌合部は、前記取付用溝部への嵌合方向先端に
向かって肉厚が小さくなっており、前記ベース部の嵌合
方向後端に前記取付用溝部よりも肉厚が大きくかつ前記
取付用溝部の端部に当接するストッパ部を形成する構成
としてもよい。
【0011】
【作用】本発明の車両の荷役補助装置においては、取付
枠やリフト用ローラー受け部材をアルミ合金製型材で構
成しているため軽量化を図ることができ、従来それらの
取付枠やリフト用ローラー受け部材を鋼鉄材の溶接で構
成していたがそれらの溶接の手間が不要となる。また、
アルミ合金製型材の取付枠の取付用溝部にアルミ合金製
型材のリフト用ローラー受け部材の取付用嵌合部を嵌合
することによって、取付枠にリフト用ローラー受け部材
を固着しているため、取付に際して溶接作業が不要であ
り、溶接コストを無くし、溶接に伴う型材の歪の発生を
無くすことができる。このような取付枠へのリフト用ロ
ーラー受け部材の固定構造を採用することで、製造工程
を簡素化できる。
【0012】また、取付枠、リフト用ローラー受け部材
及びローラー機構は、溶接レス構造が可能であるため、
型材(素材)の時点でアルマイト処理をすることによ
り、塗装の必要が無く、錆の発生のない良品質の製品を
提供できる。このようにアルマイト処理で塗装レスとし
た場合、外観がアルミニウムの光沢面となり、とくにア
ルミ合金製荷台を持つ貨物自動車等にマッチする。
【0013】また、前記リフト用ローラー受け部材の前
記取付用嵌合部が、前記取付用溝部への嵌合方向先端に
向かって肉厚が小さくなっている場合、取付枠の取付用
溝部にリフト用ローラー受け部材の取付用嵌合部を嵌合
する際に嵌め込みが容易であり、取付用嵌合部の嵌合方
向後端側の肉厚が厚い部分で取付用溝部に十分な強度で
圧接、嵌合することができる。また、リフト用ローラー
受け部材のベース部の嵌合方向後端に前記取付用溝部よ
りも肉厚が大きくかつ前記取付用溝部の端部に当接する
ストッパ部を形成した場合、取付枠へのリフト用ローラ
ー受け部材の嵌合時にストッパ部が取付用溝部の端部に
当接するまで嵌め込むことで、リフト用ローラー受け部
材の固定位置が規定でき、位置決めが容易になり組立作
業性の改善を図ることができる。この結果、リフト用ロ
ーラー受け部材の固定に溶接やビス止めを使用する必要
がなくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る車両の荷役補助装置の実
施例を図面に従って説明する。
【0015】図1乃至図4は本発明の実施例に係る車両
の荷役補助装置の要部構成を示し、図5は全体構成を示
す。また、図6乃至図9はリフト用ローラー受け部材の
構成を示し、図10は取付枠を示し、図11乃至図13
はリフト用ローラー受け部材の取付構造を示す。
【0016】図5の全体構成に示すように、貨物自動車
1は車両シャーシに対して固定された荷台(荷箱)2を
有しており、この荷台床部3には複数(例えば4個)の
凹部4が長手方向に平行に形成されている。
【0017】図1乃至図5に示すように、これらの凹部
4には取付枠5がそれぞれ固着されており、該取付枠5
の底部には複数のリフト用ローラー受け部材6が等間隔
で固定され、取付枠5内にはローラーフレーム7に多数
のローラーを回転自在に装着してなるローラー機構8が
昇降自在に設けられている。そして、各取付枠5下方側
には、前記ローラー機構8を昇降駆動する駆動手段9が
それぞれ設けられている。
【0018】前記取付枠5は、アルミ合金製押出型材で
構成されているものであり、図10に示すように、正断
面が略コ字状でその上部両端にフランジ11を、内側の
両側面下寄り位置に板状リブ12をそれぞれ一体に有し
ている。それらの横方向に突出した板状リブ12によ
り、取付枠5の内側の両側面底部に前記複数のリフト用
ローラー受け部材6を固着するための取付用溝部12a
が所定の間隔をおいて等間隔に形成されている。また、
図11に示すように、リフト用ローラー受け部材6の取
付枠5への落とし込み部分Sは、板状リブ12が切除さ
れている。通常、取付枠5を作製する基になるアルミ合
金製押出型材の板状リブ12は連続しているから、後加
工で落とし込み部分Sに対応した前記板状リブ12の切
除を行う。
【0019】この取付枠5の凹部4への取り付けは、図
4に示すように、両側のフランジ11上面と荷台床面3
Aとが一致するように配設し、荷台床部3が例えば木製
の場合は木螺子13を用いて固着する。
【0020】前記リフト用ローラー受け部材6は、図6
乃至図9に示すように、後述のローラー機構8のリフト
用ローラー34が乗り上げる一定傾きの傾斜面21を持
つ一対のローラー受け本体部22と、前記取付枠5の内
側底面に当接するベース部23とを有しており、アルミ
合金製型材(ダイカスト成型品)で構成されているもの
である。前記一対のローラー受け本体部22は、側面形
状が三角形状であり、一対のリフト用ローラー34がそ
れぞれの傾斜面21上を移動できるように両リフト用ロ
ーラー34の枢支間隔に合わせた幅でベース部23にそ
れぞれ一体に立設されている。ベース部23は前記取付
枠5に形成されている取付用溝部12aに嵌合する取付
用嵌合部24を左右両側に有している。該取付用嵌合部
24には、取付用溝部12aへの嵌合方向後端側が取付
用溝部12aの上下幅より僅かに大きな肉厚でかつ嵌合
方向先端に向かって肉厚が小さくなったテーパー部25
が形成されており、前記ベース部23の嵌合方向後端に
は取付用溝部12aよりも肉厚が十分大きなストッパ部
26が形成されている。また、該ストッパ部26とテー
パー部25後端の間に、テーパー部25の先端上面の高
さよりやや低い深さを有し、取付用嵌合部24の横幅よ
り内側に大きく延在した凹溝27が形成されている。
【0021】そして、前記複数のリフト用ローラー受け
部材6の取付枠5への固定は、図11に示すように、板
状リブ12が形成されていない(取付枠5底部の取付用
溝部12aが形成されていない)落とし込み部分Sにリ
フト用ローラー受け部材6を載置し、その取付用嵌合部
24を嵌合方向先端側から矢印Pの如く取付用溝部12
aに嵌め込み、図13の如く取付用溝部12aを形成す
るための板状リブ12の端がストッパ部26に当接する
まで圧入し嵌め込むことで、図12及び図13に示す如
く、所定の各位置にリフト用ローラー受け部材6がそれ
ぞれ固定される。このとき、テーパー部25の取付用溝
部12aより僅かに肉厚の大きな部分に凹溝27が形成
されていることで、凹溝27の嵌合方向先端側に角部2
3aが形成されることになり、該角部23aが板状リブ
12に圧接して板状リブ12の表面に食い込むことでリ
フト用ローラー受け部材6が逆向きに抜けるのを防止す
る楔としての作用を果たすことができる。
【0022】図4の如く、前記ローラー機構8のローラ
ーフレーム7は、正断面がコ字状の一対のアルミ合金製
型材からなる平行フレーム31同士をブラケット44で
連結一体化し、平行フレーム31に多数のピン32を等
間隔で固定したものである。ピン32には数個おきに
(図5では5個おき)、取付枠5の内幅より十分幅の狭
い荷役補助ローラー33とその両側に荷役補助ローラー
33よりやや小径で幅狭の一対のリフト用ローラー34
とが回転自在に取り付け支持され、図1乃至図3の如く
その他のピン32には前記荷役補助ローラー33と同径
で取付枠5の内幅よりやや幅の狭い荷役補助ローラー3
5が回転自在に枢支されており、荷役補助ローラー3
3,35はその一部が平行フレーム31の上端より突出
している。これらの荷役補助ローラー33,35及びリ
フト用ローラー34は、アルミ合金製型材(ダイカスト
成型品)で構成されている。
【0023】上記の如く、ローラーフレーム7に荷役補
助ローラー33,35及びリフト用ローラー34を回転
自在に装着したローラー機構8は取付枠5内に収納さ
れ、等間隔で対をなして設けられているリフト用ローラ
ー34が、取付枠5に同じく等間隔(リフト用ローラー
34の配列間隔と同じ)で固定されているリフト用ロー
ラー受け部材6の一対のローラー受け本体部22の傾斜
面21上に載置される。
【0024】前記駆動手段9は、図1乃至図4に示すよ
うに、取付枠5の底面に固定されているシリンダボック
ス41内に設けられた駆動シリンダ(油圧シリンダ)4
2及び回動アーム43を具備している。
【0025】前記シリンダボックス41は、荷台床部3
下方に突出する如く取付枠5に固定されている。このシ
リンダボックス41上面部分と取付枠5下面部分には、
両者間を連通する開口穴45が形成されている。前記駆
動シリンダ42は、先端側の伸縮自在のロッド46が前
記開口穴45から斜め上方に突出可能な如く、後端側
(本体側)がシリンダボックス41内側に固定され、外
部の油圧駆動源(図示省略)に接続されている。
【0026】前記回動アーム43は、上端側の丸棒状当
接部47の両側に一対のアーム部48が一体に連結され
たものであり、アーム部48の下端側がシリンダボック
ス41に固定された支持軸49に回転自在に取り付けら
れている。そして、丸棒状当接部47は前記駆動シリン
ダ42のロッド46の伸縮に伴い前記荷役補助ローラー
33,35と平行な状態を維持して前記支持軸49を回
動中心として移動できるようになっている。
【0027】前記ブラケット44は、平断面が略コ字状
のアルミ合金製型材からなり、ローラーフレーム7の特
定位置(ここでは後ろから2個目のローラーの位置)に
ボルト51とナット52で固定されている。取付状態で
ブラケット44の背面はやや斜め下に向いており、該ブ
ラケット44の背面には側断面が略L字状の当接部受け
部材53が固着されている。なお、ブラケット44の配
設位置に対応した荷役補助ローラー35はブラケット4
4の厚みを考慮して多少幅の狭いものを用いている。
【0028】そして、前記ブラケット44側の当接部受
け部材53と駆動シリンダ42のロッド46先端とが対
向し、両者間に回動アーム43上端の丸棒状当接部47
が挟まれる如く当接している。この回動アーム43は駆
動シリンダ42のロッド46の伸縮に伴い支持軸49を
中心に回転し、丸棒状当接部47前側に当接している当
接部受け部材53を介してブラケット44を押したり戻
したりすることで、ローラー機構8を昇降駆動すること
ができる。
【0029】ここで、この実施例の動作の説明を行う。
【0030】荷役作業時以外の通常の車両走行時など、
荷役補助装置を使用しないときは、図1に示すように、
駆動シリンダ42を作動させずにロッド46が収縮した
状態にあり、ローラー機構8は、自重によりリフト用ロ
ーラー34がリフト用ローラー受け部材6の傾斜面21
下側に当接する如く下降位置まで下がり、図4の荷台床
面3Aより荷役補助ローラー33,35が引っ込んだ状
態で取付枠5内に収納されている。
【0031】今、図1の状態から駆動シリンダ42を作
動させてロッド46を伸長させると、該ロッド46先端
が丸棒状当接部47を押して回動アーム43を矢印X方
向に回転させる。これに伴い、丸棒状当接部47は当接
している当接部受け部材53を滑りながらブラケット4
4を押し、ブラケット44に横向き(図1の右向き)の
力が加えられる。この結果、ローラー機構8の複数箇所
に設けられたリフト用ローラー34が対応するリフト用
ローラー受け部材6の傾斜面21を登り、ローラー機構
8は矢印Y方向に移動され、図2の如く、取付枠5内よ
り押し上げられて荷役補助ローラー33,35の一部が
荷台床面3Aより突出した状態となる。従って、このと
き、貨物をローラー機構8上に載置することにより、貨
物は荷役補助ローラー33,35によって前後方向に容
易に水平移動させることができる。従って、荷台床面上
での荷役作業を簡略化かつ省力化することができる。
【0032】この実施例によれば、次の通りの効果を得
ることができる。
【0033】(1) リフト用ローラー受け部材6をアル
ミ合金製型材で作製しており、しかもアルミ合金製押出
型材からなる取付枠5へのリフト用ローラー受け部材6
の固定を、取付枠5側の取付用溝部12aにリフト用ロ
ーラー受け部材6側の取付用嵌合部24を嵌合させるこ
とにより行っているため、溶接作業やビスによる取り付
け作業が不要であり、製造工程を簡素化できる。
【0034】この取付枠5へのリフト用ローラー受け部
材6の固定は、リフト用ローラー受け部材6の取付用嵌
合部24に取付用溝部12aへの嵌合方向後端側が取付
用溝部12aの上下幅より僅かに大きな肉厚でかつ嵌合
方向先端に向かって肉厚が小さくなったテーパー部25
が形成されているため、嵌め込みが容易で、十分な固定
強度が得られる。また、リフト用ローラー受け部材6の
装着時に、リフト用ローラー受け部材6のストッパ部2
6が取付用溝部12aを形成するための板状リブ12の
端部に当接するまで嵌め込むことで、リフト用ローラー
受け部材6の固定位置が規定でき、位置決めが容易にな
り組立作業性の改善を図ることができる。
【0035】(2) 取付枠5、リフト用ローラー受け部
材6、ローラー機構8及びブラケット44といった機構
の大部分をアルミ合金製型材で構成しているため、従来
の鋼鉄製の装置と比較して大幅な軽量化を図ることがで
きる。従って、貨物自動車の貨物の実質積載重量を大き
くすることができる。
【0036】(3) 取付枠5、リフト用ローラー受け部
材6及びローラー機構8といった各部の組立は、溶接レ
ス構造が可能であるため、型材(素材)の時点でアルマ
イト処理をすることにより、塗装の必要が無く、錆の発
生のない良品質の製品を提供できる。このようにアルマ
イト処理で塗装レスとした場合、外観がアルミニウムの
光沢面となり、外観が良好となって、とくにアルミ合金
製荷台を持つ貨物自動車等にマッチする。
【0037】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両の荷
役補助装置によれば、取付枠やリフト用ローラー受け部
材等をアルミ合金製型材で構成しているため軽量化を図
ることができ、取付枠へのリフト用ローラー受け部材の
固定を取付枠側の取付用溝部にリフト用ローラー受け部
材側の取付用嵌合部を嵌合することによって行っている
ため、溶接作業が不要であり、溶接コストを無くし、溶
接に伴う型材の歪の発生を無くすことができるととも
に、十分な固定強度が得られ、製造工程を簡素化でき
る。
【0039】また、取付枠、リフト用ローラー受け部材
及びローラー機構は、溶接レス構造で組立が可能である
ため、製造組立容易とすることができ、型材(素材)の
時点でアルマイト処理をすることにより、塗装の必要が
無く、錆の発生のない良品質の製品を提供でき、アルマ
イト処理で塗装レスとした場合、外観がアルミニウムの
光沢面となり、外観を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の荷役補助装置の実施例であ
って、ローラー機構を下げた状態を示す要部側断面図で
ある。
【図2】実施例においてローラー機構を上げた状態を示
す要部側断面図である。
【図3】実施例においてローラー機構を下げた状態を示
す要部平面図である。
【図4】実施例においてローラー機構を下げた状態を示
す要部背断面図である。
【図5】実施例の全体構成であって、貨物自動車の荷台
床部に車両の荷役補助装置を設けた構成を示す(但し、
荷台の屋根を除いた)平面図である。
【図6】実施例で用いるリフト用ローラー受け部材を示
す平面図である。
【図7】同背面図である。
【図8】同側断面図である。
【図9】同側面図である。
【図10】実施例で用いる取付枠を示す正面図である。
【図11】取付枠へのリフト用ローラー受け部材の取り
付け手順を示す部分平面図である。
【図12】取付枠にリフト用ローラー受け部材を取り付
けた状態を示す背断面図である。
【図13】同側断面図である。
【符号の説明】
1 貨物自動車 2 荷台 3 荷台床部 4 凹部 5 取付枠 6 リフト用ローラー受け部材 7 ローラーフレーム 8 ローラー機構 9 駆動手段 12 板状リブ 12a 取付用溝部 21 傾斜面 22 ローラー受け本体部 23 ベース部 24 取付用嵌合部 25 テーパー部 26 ストッパ部 27 凹溝 31 平行フレーム 32 ピン 33,35 荷役補助ローラー 34 リフト用ローラー 41 シリンダボックス 42 駆動シリンダ 43 回動アーム 44 ブラケット 45 開口穴 46 ロッド 47 丸棒状当接部 53 当接部受け部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台床部の凹部に取付枠を固着
    し、ローラーフレームに多数の荷役補助ローラーを回転
    自在に装着してなるローラー機構を該取付枠内に昇降自
    在に設け、駆動手段で前記ローラー機構を昇降駆動する
    車両の荷役補助装置において、 前記取付枠は、内側の両側面底部にリフト用ローラー受
    け部材を固着するための取付用溝部を有していてアルミ
    合金製型材で構成され、 前記リフト用ローラー受け部材は、前記ローラーフレー
    ム側に枢支されたリフト用ローラーが乗り上げる傾斜面
    を持つローラー受け本体部と、前記取付枠の内側底面に
    当接するベース部とを有し、かつ該ベース部は前記取付
    用溝部に嵌合する取付用嵌合部を有していてアルミ合金
    製型材で構成されていることを特徴とする車両の荷役補
    助装置。
  2. 【請求項2】 前記リフト用ローラー受け部材の前記取
    付用嵌合部は、前記取付用溝部への嵌合方向先端に向か
    って肉厚が小さくなっており、前記ベース部の嵌合方向
    後端に前記取付用溝部よりも肉厚が大きくかつ前記取付
    用溝部の端部に当接するストッパ部を形成してなる請求
    項1記載の車両の荷役補助装置。
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