JPH08259603A - 部分n−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法 - Google Patents
部分n−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法Info
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- JPH08259603A JPH08259603A JP7060862A JP6086295A JPH08259603A JP H08259603 A JPH08259603 A JP H08259603A JP 7060862 A JP7060862 A JP 7060862A JP 6086295 A JP6086295 A JP 6086295A JP H08259603 A JPH08259603 A JP H08259603A
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- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】アセチル基以外の置換または無置換のアシル基
またはカーバメート基でアミノ基が保護されているキト
サン小糖とN−アセチルキトサン小糖との混合物を酵素
的糖転移反応に付し、その生成物を選択的に脱アシル化
することを特徴とする部分N−アセチルキトサンオリゴ
糖の合成方法;および、置換または無置換のアシル基ま
たはカーバメート基でアミノ基が保護されているキトサ
ン小糖を酵素的糖転移反応に付し、その生成物を脱アシ
ル化することを特徴とするキトサンオリゴ糖の合成方法
を提供する。 【効果】所望のアセチル化度や最大分子量(重合度)を
有する目的生成物を、高収率で位置・立体選択的に合成
しうる方法である。
またはカーバメート基でアミノ基が保護されているキト
サン小糖とN−アセチルキトサン小糖との混合物を酵素
的糖転移反応に付し、その生成物を選択的に脱アシル化
することを特徴とする部分N−アセチルキトサンオリゴ
糖の合成方法;および、置換または無置換のアシル基ま
たはカーバメート基でアミノ基が保護されているキトサ
ン小糖を酵素的糖転移反応に付し、その生成物を脱アシ
ル化することを特徴とするキトサンオリゴ糖の合成方法
を提供する。 【効果】所望のアセチル化度や最大分子量(重合度)を
有する目的生成物を、高収率で位置・立体選択的に合成
しうる方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分N−アセチルキト
サンオリゴ糖およびキトサンオリゴ糖の合成方法に関す
る。
サンオリゴ糖およびキトサンオリゴ糖の合成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】N−アセチルグルコサミンがβー1,4
−結合した多糖であるキチンは、βーグルカンと並ぶ病
原真菌の細胞壁主成分として知られている。そのキチン
のN−脱アセチル体である部分N−脱アセチルキチンや
キトサンの糖断片はエンドウエリシター活性を示すこと
が見いだされており、これまでに(+)−2−ヒドロキ
シピサチン、(+)−α,2',4,4'−テトラヒドロキ
シヒジドロカルコン、4,4'−ジヒドロキシー2'−メ
トキシカルコン、(−)−4',7−ジヒドロキシフラバ
ノンなどが抗微生物活性化合物として単離されている
(小林ら,Phytochemistry,32,77
−78(1993);小林ら,Z.Naturfors
ch.,49c等)。また、精製したキトサンオリゴ糖
二〜六糖とその部分N−アセチル化糖についてエリシタ
ー活性を検討した結果、部分N−アセチルキトサン六糖
に顕著な活性が見いだされ注目を浴びている(小林ら,
XV International Botanica
l Congress,Abstracts,p38
3,Yokohama(1993))。
−結合した多糖であるキチンは、βーグルカンと並ぶ病
原真菌の細胞壁主成分として知られている。そのキチン
のN−脱アセチル体である部分N−脱アセチルキチンや
キトサンの糖断片はエンドウエリシター活性を示すこと
が見いだされており、これまでに(+)−2−ヒドロキ
シピサチン、(+)−α,2',4,4'−テトラヒドロキ
シヒジドロカルコン、4,4'−ジヒドロキシー2'−メ
トキシカルコン、(−)−4',7−ジヒドロキシフラバ
ノンなどが抗微生物活性化合物として単離されている
(小林ら,Phytochemistry,32,77
−78(1993);小林ら,Z.Naturfors
ch.,49c等)。また、精製したキトサンオリゴ糖
二〜六糖とその部分N−アセチル化糖についてエリシタ
ー活性を検討した結果、部分N−アセチルキトサン六糖
に顕著な活性が見いだされ注目を浴びている(小林ら,
XV International Botanica
l Congress,Abstracts,p38
3,Yokohama(1993))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】部分N−アセチルキト
サンオリゴ糖は、N−アセチルグルコサミン残基(Gl
cNAc)とグルコサミン残基(GlcN)からなるヘ
テロオリゴ糖である。この高重合度オリゴ糖の合成法と
して酸加水分解法や酵素加水分解法が考え得るが、これ
らの方法は収率が極めて低く実用的ではない。そこで、
位置・立体選択的で高収率である部分N−アセチルキト
サンオリゴ糖の合成法を開発することを目的として研究
を重ねた結果、発明者らは本願で開示する合成法を発明
するに至った。
サンオリゴ糖は、N−アセチルグルコサミン残基(Gl
cNAc)とグルコサミン残基(GlcN)からなるヘ
テロオリゴ糖である。この高重合度オリゴ糖の合成法と
して酸加水分解法や酵素加水分解法が考え得るが、これ
らの方法は収率が極めて低く実用的ではない。そこで、
位置・立体選択的で高収率である部分N−アセチルキト
サンオリゴ糖の合成法を開発することを目的として研究
を重ねた結果、発明者らは本願で開示する合成法を発明
するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願では、アセチル基以
外の置換または無置換のアシル基またはカーバメート基
でアミノ基が保護されているキトサン小糖とN−アセチ
ルキトサン小糖との混合物を酵素的糖転移反応に付し、
その生成物を選択的に脱アシル化することを特徴とする
部分N−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法を開示す
る。
外の置換または無置換のアシル基またはカーバメート基
でアミノ基が保護されているキトサン小糖とN−アセチ
ルキトサン小糖との混合物を酵素的糖転移反応に付し、
その生成物を選択的に脱アシル化することを特徴とする
部分N−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法を開示す
る。
【0005】この合成方法における「アセチル基以外の
置換または無置換のアシル基またはカーバメート基でア
ミノ基が保護されているキトサン小糖」と「N−アセチ
ルキトサン小糖」の使用比率は、目的生成物に望まれる
アセチル化度により1:3〜3:1の間で設定すること
ができる。N−アセチルキトサン小糖の使用比率を高く
すれば目的生成物のアセチル化度は高くなり、逆にN−
アセチルキトサン小糖の使用比率を低くすれば目的生成
物のアセチル化度は低くなる。他の反応条件を固定して
おけば、使用比率とアセチル化度の関係をグラフ化する
ことができ、それによって所望のアセチル化度を有する
目的生成物を合成することが可能になる。また、N−ア
セチルキトサン小糖の使用比率を高くすれば目的生成物
の最大分子量が大きくなることが確認されているので、
使用比率を制御することにより所望の最大分子量を有す
る目的生成物を合成することも可能である。
置換または無置換のアシル基またはカーバメート基でア
ミノ基が保護されているキトサン小糖」と「N−アセチ
ルキトサン小糖」の使用比率は、目的生成物に望まれる
アセチル化度により1:3〜3:1の間で設定すること
ができる。N−アセチルキトサン小糖の使用比率を高く
すれば目的生成物のアセチル化度は高くなり、逆にN−
アセチルキトサン小糖の使用比率を低くすれば目的生成
物のアセチル化度は低くなる。他の反応条件を固定して
おけば、使用比率とアセチル化度の関係をグラフ化する
ことができ、それによって所望のアセチル化度を有する
目的生成物を合成することが可能になる。また、N−ア
セチルキトサン小糖の使用比率を高くすれば目的生成物
の最大分子量が大きくなることが確認されているので、
使用比率を制御することにより所望の最大分子量を有す
る目的生成物を合成することも可能である。
【0006】「アセチル基以外の置換または無置換のア
シル基またはカーバメート基でアミノ基が保護されてい
るキトサン小糖」のアシル基として、アセチル基以外の
置換または無置換のアシル基を広く用いることができ
る。ただし、ここで用いるアシル基は後に行う選択的脱
アシル化反応の際に脱アシル化しうるものでなければな
らない。そのようなアシル基として、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などのハロゲン原子などで置換された炭素数
1−6のアシル基(但し、無置換のアセチル基を除く)
を挙げることができる。その中でも、モノクロロアセチ
ル基、ジクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基な
どが後に脱アシル化しやすい点で好ましい。最も好まし
いのは、構造的にアセチル基に類似しており糖転移効率
が良いモノクロロアセチル基である。また、カーバメー
ト基としては、−COOCH3、−COOCH2CC
l3、−COOCH2CH2Cl、−COOCH=CH2、
−COOCH2CH=CH2を例示することができる。
シル基またはカーバメート基でアミノ基が保護されてい
るキトサン小糖」のアシル基として、アセチル基以外の
置換または無置換のアシル基を広く用いることができ
る。ただし、ここで用いるアシル基は後に行う選択的脱
アシル化反応の際に脱アシル化しうるものでなければな
らない。そのようなアシル基として、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などのハロゲン原子などで置換された炭素数
1−6のアシル基(但し、無置換のアセチル基を除く)
を挙げることができる。その中でも、モノクロロアセチ
ル基、ジクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基な
どが後に脱アシル化しやすい点で好ましい。最も好まし
いのは、構造的にアセチル基に類似しており糖転移効率
が良いモノクロロアセチル基である。また、カーバメー
ト基としては、−COOCH3、−COOCH2CC
l3、−COOCH2CH2Cl、−COOCH=CH2、
−COOCH2CH=CH2を例示することができる。
【0007】本合成方法で用いるN−置換キトサン小糖
は、2〜3個のN−置換グルコサミン残基がβー1,4
−結合したものである。N−置換キトサン小糖は、当業
者に既知の方法に従ってキトサン小糖塩酸塩を置換また
は無置換のアシルハライドと反応させることによって得
ることができる。
は、2〜3個のN−置換グルコサミン残基がβー1,4
−結合したものである。N−置換キトサン小糖は、当業
者に既知の方法に従ってキトサン小糖塩酸塩を置換また
は無置換のアシルハライドと反応させることによって得
ることができる。
【0008】「酵素的糖転移反応」は、N−置換キトサ
ン小糖を糖転移させる酵素の存在下で行う。例えば、β
ー1,4で立体特異的・位置選択的に糖転移させるリゾ
チーム(とくにニワトリ卵白リゾチーム)などを用いる
ことができる。リゾチームはキトサンオリゴ糖には作用
しないため、キトサンオリゴ糖のアミノ基をあらかじめ
保護して「アセチル基以外の置換または無置換のアシル
基またはカーバメート基でアミノ基が保護されているキ
トサン小糖」にしてから糖転移反応に供する。糖転移反
応によって、1分子中に複数種のアミノ保護基が存在す
るN−置換キトサンオリゴ糖が生成する。反応は、一般
に酢酸緩衝液、アセトン−酢酸緩衝液、硫酸アンモニウ
ム−酢酸緩衝液などの緩衝液中において、約40℃〜約
60℃で行う。この際、アセトン系の緩衝液を用いると
目的生成物のアセチル化度がほぼ出発物質の混合比率に
対応したものとなり、硫酸アンモニウム系の緩衝液を用
いるとアセチル化度が出発物質の混合比率よりもやや低
くなる。
ン小糖を糖転移させる酵素の存在下で行う。例えば、β
ー1,4で立体特異的・位置選択的に糖転移させるリゾ
チーム(とくにニワトリ卵白リゾチーム)などを用いる
ことができる。リゾチームはキトサンオリゴ糖には作用
しないため、キトサンオリゴ糖のアミノ基をあらかじめ
保護して「アセチル基以外の置換または無置換のアシル
基またはカーバメート基でアミノ基が保護されているキ
トサン小糖」にしてから糖転移反応に供する。糖転移反
応によって、1分子中に複数種のアミノ保護基が存在す
るN−置換キトサンオリゴ糖が生成する。反応は、一般
に酢酸緩衝液、アセトン−酢酸緩衝液、硫酸アンモニウ
ム−酢酸緩衝液などの緩衝液中において、約40℃〜約
60℃で行う。この際、アセトン系の緩衝液を用いると
目的生成物のアセチル化度がほぼ出発物質の混合比率に
対応したものとなり、硫酸アンモニウム系の緩衝液を用
いるとアセチル化度が出発物質の混合比率よりもやや低
くなる。
【0009】「選択的脱アシル化」は、複数種のアミノ
保護基のうちアセチル基のみを残して他のアシル基を脱
保護する反応である。この選択的脱アシル化は、化学的
方法により行ってもよいし、酵素的方法により行っても
よい。グリコシル結合の解裂を避け効率的に脱保護を行
うために、塩基加水分解、接触水素添加、金属還元など
の方法を用いるのが好ましい。
保護基のうちアセチル基のみを残して他のアシル基を脱
保護する反応である。この選択的脱アシル化は、化学的
方法により行ってもよいし、酵素的方法により行っても
よい。グリコシル結合の解裂を避け効率的に脱保護を行
うために、塩基加水分解、接触水素添加、金属還元など
の方法を用いるのが好ましい。
【0010】上記の合成方法は、部分N−アセチルキト
サンオリゴ糖を位置・立体選択的に簡便に合成できる点
で優れている。また、所望のアセチル化度や最大分子量
(重合度)を有する目的生成物を得ることが可能である
ため、その有用性は極めて高い。さらに上記の部分N−
アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法は、完全に脱アシ
ル化したキトサンオリゴ糖の合成方法として応用するこ
とができる。すなわち、置換または無置換のアシル基ま
たはカーバメート基でアミノ基が保護されているキトサ
ン小糖を酵素的糖転移反応に付し、その生成物を脱アシ
ル化することによってキトサンオリゴ糖を合成すること
ができる。この方法において出発物質として用いるN−
置換キトサン小糖は単一種であっても複数種であっても
よく、これらのアミノ保護基は酵素的糖転移反応後の脱
アシル化により完全に脱保護される。使用する酵素反応
や条件は、部分N−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方
法の場合と同様に設定することができる。このため、部
分N−アセチルキトサンオリゴ糖の合成装置をそのまま
キトサンオリゴ糖の合成装置として用いることができる
点で極めて有益である。
サンオリゴ糖を位置・立体選択的に簡便に合成できる点
で優れている。また、所望のアセチル化度や最大分子量
(重合度)を有する目的生成物を得ることが可能である
ため、その有用性は極めて高い。さらに上記の部分N−
アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法は、完全に脱アシ
ル化したキトサンオリゴ糖の合成方法として応用するこ
とができる。すなわち、置換または無置換のアシル基ま
たはカーバメート基でアミノ基が保護されているキトサ
ン小糖を酵素的糖転移反応に付し、その生成物を脱アシ
ル化することによってキトサンオリゴ糖を合成すること
ができる。この方法において出発物質として用いるN−
置換キトサン小糖は単一種であっても複数種であっても
よく、これらのアミノ保護基は酵素的糖転移反応後の脱
アシル化により完全に脱保護される。使用する酵素反応
や条件は、部分N−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方
法の場合と同様に設定することができる。このため、部
分N−アセチルキトサンオリゴ糖の合成装置をそのまま
キトサンオリゴ糖の合成装置として用いることができる
点で極めて有益である。
【0011】これらの方法により合成した部分N−アセ
チルキトサンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖には、すぐれ
た植物エリシター活性、植物培養細胞を用いた有用二次
代謝物生産における生合成系活性化作用、抗菌・抗カビ
活性、動物細胞抗腫瘍活性等の生理活性がある。とくに
重合度6以上のオリゴ糖には強い活性が見いだされてお
り、本願で開示した合成方法はこれらのオリゴ糖の効率
的で立体選択的な合成法として大いに産業上の利用価値
がある。
チルキトサンオリゴ糖やキトサンオリゴ糖には、すぐれ
た植物エリシター活性、植物培養細胞を用いた有用二次
代謝物生産における生合成系活性化作用、抗菌・抗カビ
活性、動物細胞抗腫瘍活性等の生理活性がある。とくに
重合度6以上のオリゴ糖には強い活性が見いだされてお
り、本願で開示した合成方法はこれらのオリゴ糖の効率
的で立体選択的な合成法として大いに産業上の利用価値
がある。
【0012】
【実施例】以下に実施例および試験例を挙げて具体的に
説明する。
説明する。
【0013】実施例1:部分N−アセチルキトサンオリ
ゴ糖の合成 水100mlとトリエチルアミン30.3ml(215
mmol)との混合液に溶解したキトサン三糖塩酸塩
2.6g(4.2mmol)を氷冷し、2〜5℃に保っ
た。この溶液に無水モノクロロ酢酸17.3g(101
mmol)の1,4−ジオキサン溶液50mlを滴下し
た。15分間撹拌した後、混合液を水2リットルで希釈
し、活性炭カラムに供した。カラムを水3リットルで洗
浄した後、アセトン2リットルで溶出した。アセトン溶
出液を減圧濃縮乾固することにより、N−モノクロロア
セチルキトサン三糖2.17g(3.0mmol、収率
71%)を得た。
ゴ糖の合成 水100mlとトリエチルアミン30.3ml(215
mmol)との混合液に溶解したキトサン三糖塩酸塩
2.6g(4.2mmol)を氷冷し、2〜5℃に保っ
た。この溶液に無水モノクロロ酢酸17.3g(101
mmol)の1,4−ジオキサン溶液50mlを滴下し
た。15分間撹拌した後、混合液を水2リットルで希釈
し、活性炭カラムに供した。カラムを水3リットルで洗
浄した後、アセトン2リットルで溶出した。アセトン溶
出液を減圧濃縮乾固することにより、N−モノクロロア
セチルキトサン三糖2.17g(3.0mmol、収率
71%)を得た。
【0014】キトサン三糖塩酸塩988mg(1.6m
mol)を50%メタノール−水20mlに溶解し、こ
の溶液にバイオラッドAG1−x8(HCO3 -)10m
l(25meq)を加え、氷冷し2〜5℃に保った。こ
れに無水酢酸2.5ml(25.5mmol)を滴下
し、氷冷下で2.5時間撹拌した。その後、濾過により
バイオラッドAG1−x8(HCO3 -)を濾別し、濾液
を減圧濃縮乾固することによりN−アセチルキトサン三
糖723mg(1.2mmol、収率75%)を得た。
mol)を50%メタノール−水20mlに溶解し、こ
の溶液にバイオラッドAG1−x8(HCO3 -)10m
l(25meq)を加え、氷冷し2〜5℃に保った。こ
れに無水酢酸2.5ml(25.5mmol)を滴下
し、氷冷下で2.5時間撹拌した。その後、濾過により
バイオラッドAG1−x8(HCO3 -)を濾別し、濾液
を減圧濃縮乾固することによりN−アセチルキトサン三
糖723mg(1.2mmol、収率75%)を得た。
【0015】表1に示す濃度のN−モノクロロアセチル
キトサン三糖(化合物1)とN−アセチルキトサン三糖
(化合物2)を、0.17%のニワトリ卵白リゾチーム
を含む緩衝液に加えて糖転移反応に付した。実施番号1
−3については50%アセトン−0.1M酢酸緩衝液
(pH4.0)中で40℃112時間反応させ、実施番
号4−6については15%飽和硫酸アンモニウム−0.
1M酢酸緩衝液(pH4.0)中で60℃52時間反応
させた。反応により生成したN−置換キトサンオリゴ糖
を分離し、5N水酸化ナトリウムを用いて40℃で20
分間処理することによりモノクロロアセチル基を除去し
た。生成した部分N−アセチルキトサンオリゴ糖を1H
NMR分析したところ図1に示すチャートが得られ、β
ー1,4−糖転移が起きていることが確認された(50
0MHz、D2O中90℃)。このチャートのN−アセ
チルグルコサミン残基(GlcNAc)とグルコサミン
残基(GlcN)のアノメリックプロトン シグナルの
面積を比較することによって、N−アセチル化度を決定
した。また、得られた部分N−アセチルキトサンオリゴ
糖の分子量を、完全N−アセチル化後に2,5−ジヒド
ロキシ安息香酸をマトリックスとするMALDI TO
F MS分析に供することにより測定した。結果は以下
の表1に示すとおりであった。
キトサン三糖(化合物1)とN−アセチルキトサン三糖
(化合物2)を、0.17%のニワトリ卵白リゾチーム
を含む緩衝液に加えて糖転移反応に付した。実施番号1
−3については50%アセトン−0.1M酢酸緩衝液
(pH4.0)中で40℃112時間反応させ、実施番
号4−6については15%飽和硫酸アンモニウム−0.
1M酢酸緩衝液(pH4.0)中で60℃52時間反応
させた。反応により生成したN−置換キトサンオリゴ糖
を分離し、5N水酸化ナトリウムを用いて40℃で20
分間処理することによりモノクロロアセチル基を除去し
た。生成した部分N−アセチルキトサンオリゴ糖を1H
NMR分析したところ図1に示すチャートが得られ、β
ー1,4−糖転移が起きていることが確認された(50
0MHz、D2O中90℃)。このチャートのN−アセ
チルグルコサミン残基(GlcNAc)とグルコサミン
残基(GlcN)のアノメリックプロトン シグナルの
面積を比較することによって、N−アセチル化度を決定
した。また、得られた部分N−アセチルキトサンオリゴ
糖の分子量を、完全N−アセチル化後に2,5−ジヒド
ロキシ安息香酸をマトリックスとするMALDI TO
F MS分析に供することにより測定した。結果は以下
の表1に示すとおりであった。
【0016】
【表1】 この結果は、50%アセトン−酢酸緩衝液を用いた場合
は出発物質の混合比率に対応したN−アセチル化度が得
られ、N−アセチルキトサン三糖の比が大きいほど最大
重合度が大きくなることを示している。得られたオリゴ
糖をクロマトグラフィー分析に供した結果、七糖以上の
オリゴ糖が主成分であることが確認された。
は出発物質の混合比率に対応したN−アセチル化度が得
られ、N−アセチルキトサン三糖の比が大きいほど最大
重合度が大きくなることを示している。得られたオリゴ
糖をクロマトグラフィー分析に供した結果、七糖以上の
オリゴ糖が主成分であることが確認された。
【0017】実施番号2で得られた部分N−アセチルキ
トサンオリゴ糖3mgの1.5ml水溶液に10%亜硝
酸水溶液0.5mlと33%酢酸水溶液0.5mlを加
え、室温で2時間静置した。これに炭酸水素ナトリウム
飽和水溶液を加え中和した後、SBH10mgを加え
た。室温で3時間撹拌した後、過剰のSBHを氷酢酸に
より分解し、続いて10%酢酸−メタノールで3回、メ
タノールで4回で洗浄し、減圧濃縮操作を行うことによ
って、SBHの分解物であるホウ酸をメチルエステルと
して除去した。得られた生成物をAPI−MS、HPL
Cで分析した結果、表2に示すように重合度1−4のN
−アセチルグルコサミンセグメントが存在することが確
認された。
トサンオリゴ糖3mgの1.5ml水溶液に10%亜硝
酸水溶液0.5mlと33%酢酸水溶液0.5mlを加
え、室温で2時間静置した。これに炭酸水素ナトリウム
飽和水溶液を加え中和した後、SBH10mgを加え
た。室温で3時間撹拌した後、過剰のSBHを氷酢酸に
より分解し、続いて10%酢酸−メタノールで3回、メ
タノールで4回で洗浄し、減圧濃縮操作を行うことによ
って、SBHの分解物であるホウ酸をメチルエステルと
して除去した。得られた生成物をAPI−MS、HPL
Cで分析した結果、表2に示すように重合度1−4のN
−アセチルグルコサミンセグメントが存在することが確
認された。
【0018】
【表2】 実施例2:キトサンオリゴ糖の合成 0.17%のニワトリ卵白リゾチームを含む緩衝液に、
N−モノクロロアセチルキトサン三糖(34x10-3m
ol/l)を加えて以下の表3に示す条件下で糖転移反
応に付した。実施番号7および10については0.1M
酢酸緩衝液(pH4.0)、実施番号8については50
%アセトン−酢酸緩衝液(pH4.0)、実施番号9お
よび11については15%飽和硫酸アンモニウム−酢酸
緩衝液(pH4.0)を用いた。反応により生成したN
−モノクロロアセチルキトサンオリゴ糖の白色沈殿を分
離し、5N水酸化ナトリウムを用いて40℃で20分間
処理することによりモノクロロアセチル基を除去した。
生成したキトサンオリゴ糖を1H NMR分析したところ
図2に示すチャートが得られ、βー1,4−糖転移が起
きていることが確認された(500MHz、D2O中9
0℃)。また、生成したキトサンオリゴ糖の重合度を、
2,5−ジヒドロキシ安息香酸をマトリックスとするM
ALDI TOF MSにより測定した。結果は以下の表
3に示すとおりであった。
N−モノクロロアセチルキトサン三糖(34x10-3m
ol/l)を加えて以下の表3に示す条件下で糖転移反
応に付した。実施番号7および10については0.1M
酢酸緩衝液(pH4.0)、実施番号8については50
%アセトン−酢酸緩衝液(pH4.0)、実施番号9お
よび11については15%飽和硫酸アンモニウム−酢酸
緩衝液(pH4.0)を用いた。反応により生成したN
−モノクロロアセチルキトサンオリゴ糖の白色沈殿を分
離し、5N水酸化ナトリウムを用いて40℃で20分間
処理することによりモノクロロアセチル基を除去した。
生成したキトサンオリゴ糖を1H NMR分析したところ
図2に示すチャートが得られ、βー1,4−糖転移が起
きていることが確認された(500MHz、D2O中9
0℃)。また、生成したキトサンオリゴ糖の重合度を、
2,5−ジヒドロキシ安息香酸をマトリックスとするM
ALDI TOF MSにより測定した。結果は以下の表
3に示すとおりであった。
【0019】
【表3】 この結果は、反応温度を60℃に上げ、反応系に硫酸ア
ンモニウムを添加することによって収率が向上すること
を示している。また、得られたオリゴ糖をクロマトグラ
フィー分析に供した結果、七糖以上のオリゴ糖が主成分
であることが確認された。
ンモニウムを添加することによって収率が向上すること
を示している。また、得られたオリゴ糖をクロマトグラ
フィー分析に供した結果、七糖以上のオリゴ糖が主成分
であることが確認された。
【0020】試験例:エンドウエリシター活性の検討 上記実施例1の実施番号4、5、6で得られた部分N−
アセチルキトサンオリゴ糖と、上記実施例2の実施番号
11で得られたキトサンオリゴ糖を、それぞれ6.25
から100μg/mlの濃度範囲で以下の手順でエンド
ウ上胚軸エンドエリシターアッセイに供した。
アセチルキトサンオリゴ糖と、上記実施例2の実施番号
11で得られたキトサンオリゴ糖を、それぞれ6.25
から100μg/mlの濃度範囲で以下の手順でエンド
ウ上胚軸エンドエリシターアッセイに供した。
【0021】70%エタノールで5分、5%過酸化水素
で滅菌したエンドウ種子を、φ25x200mmの試験
管中にて0.1%塩化マグネシウム、ジェランガム0.
2%固形培地上24℃、暗黒で10日間無菌的に生育さ
せた。エンドウ実生の上胚軸から無菌的に約5mmの長
さの切片を切り出し、あらかじめオートクレーブ滅菌
(121℃、5分)したサンプル水溶液1mlに浸漬し
た。これを24℃、暗黒下で垂直回転培養した。72時
間後、メタノール5mlを加え、ソニックで10分間抽
出した。抽出液を減圧濃縮乾固し、メタノール500μ
lに溶解し、50μlをHPLC分析に供し、誘導され
たピサチン量を定量した。
で滅菌したエンドウ種子を、φ25x200mmの試験
管中にて0.1%塩化マグネシウム、ジェランガム0.
2%固形培地上24℃、暗黒で10日間無菌的に生育さ
せた。エンドウ実生の上胚軸から無菌的に約5mmの長
さの切片を切り出し、あらかじめオートクレーブ滅菌
(121℃、5分)したサンプル水溶液1mlに浸漬し
た。これを24℃、暗黒下で垂直回転培養した。72時
間後、メタノール5mlを加え、ソニックで10分間抽
出した。抽出液を減圧濃縮乾固し、メタノール500μ
lに溶解し、50μlをHPLC分析に供し、誘導され
たピサチン量を定量した。
【0022】アッセイ結果は図3に示すとおりであっ
た。実施番号4および5の部分N−アセチルキトサンオ
リゴ糖は6.25〜12.5μg/mlですでに有意な
(+)−ピサチン誘導活性を示し、25μg/mlで上
胚軸褐変化誘導活性が確認された。また、実施番号11
のキトサンオリゴ糖は50μg/mlにおいて(+)−
ピサチン誘導活性を示し、100μg/mlで上胚軸褐
変化誘導活性を示した。
た。実施番号4および5の部分N−アセチルキトサンオ
リゴ糖は6.25〜12.5μg/mlですでに有意な
(+)−ピサチン誘導活性を示し、25μg/mlで上
胚軸褐変化誘導活性が確認された。また、実施番号11
のキトサンオリゴ糖は50μg/mlにおいて(+)−
ピサチン誘導活性を示し、100μg/mlで上胚軸褐
変化誘導活性を示した。
【0023】同様にしてインゲン子葉に対するエリシタ
ー活性をファイトアレキシンであるキービトンの蓄積量
を指標にアッセイした結果を図4に示した。実施番号4
および5の部分N−アセチルキトサンオリゴ糖は強い活
性を示したが、実施番号11のキトサンオリゴ糖はほと
んど活性を示さなかった。
ー活性をファイトアレキシンであるキービトンの蓄積量
を指標にアッセイした結果を図4に示した。実施番号4
および5の部分N−アセチルキトサンオリゴ糖は強い活
性を示したが、実施番号11のキトサンオリゴ糖はほと
んど活性を示さなかった。
【図1】合成部分N−アセチルキトサンオリゴ糖の1H
NMR分析結果(実施例1)を示す。
NMR分析結果(実施例1)を示す。
【図2】合成キトサンオリゴ糖の1H NMR分析結果
(実施例2)を示す。
(実施例2)を示す。
【図3】部分N−アセチルキトサンオリゴ糖およびキト
サンオリゴ糖の濃度と(+)−ピサチン誘導活性の関係
を示す(試験例)。
サンオリゴ糖の濃度と(+)−ピサチン誘導活性の関係
を示す(試験例)。
【図4】部分N−アセチルキトサンオリゴ糖およびキト
サンオリゴ糖の濃度と(+)−キービトン誘導活性の関
係を示す(試験例)。
サンオリゴ糖の濃度と(+)−キービトン誘導活性の関
係を示す(試験例)。
Claims (3)
- 【請求項1】N−アシルキトサンオリゴ糖(但し、アシ
ル基は置換されていてもよく、アシル基の一部はアセチ
ル基である)のアセチル基以外のアシル基を選択的に脱
アシル化することを特徴とする部分N−アセチルキトサ
ンオリゴ糖の合成方法。 - 【請求項2】アセチル基以外の置換または無置換のアシ
ル基またはカーバメート基でアミノ基が保護されている
キトサン小糖とN−アセチルキトサン小糖との混合物を
酵素的糖転移反応に付し、その生成物を選択的に脱アシ
ル化することを特徴とする部分N−アセチルキトサンオ
リゴ糖の合成方法。 - 【請求項3】置換または無置換のアシル基またはカーバ
メート基でアミノ基が保護されているキトサン小糖を酵
素的糖転移反応に付し、その生成物を脱アシル化するこ
とを特徴とするキトサンオリゴ糖の合成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060862A JPH08259603A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 部分n−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7060862A JPH08259603A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 部分n−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08259603A true JPH08259603A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13154629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7060862A Pending JPH08259603A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 部分n−アセチルキトサンオリゴ糖の合成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08259603A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106008750A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-10-12 | 上海宇昂水性新材料科技股份有限公司 | 一种低分子量壳聚糖的制备方法 |
CN114544788A (zh) * | 2020-11-25 | 2022-05-27 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种不同乙酰化位点壳寡糖异构体的色谱分离方法 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP7060862A patent/JPH08259603A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106008750A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-10-12 | 上海宇昂水性新材料科技股份有限公司 | 一种低分子量壳聚糖的制备方法 |
CN114544788A (zh) * | 2020-11-25 | 2022-05-27 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种不同乙酰化位点壳寡糖异构体的色谱分离方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060531 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061004 |