JPH08259017A - シート状材の給紙装置 - Google Patents

シート状材の給紙装置

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JPH08259017A
JPH08259017A JP9456295A JP9456295A JPH08259017A JP H08259017 A JPH08259017 A JP H08259017A JP 9456295 A JP9456295 A JP 9456295A JP 9456295 A JP9456295 A JP 9456295A JP H08259017 A JPH08259017 A JP H08259017A
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JP
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sheet
endless belt
main endless
feeding
main
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JP9456295A
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Hiromi Watanabe
広美 渡辺
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状材を潰すことなく、下流側の紙工機
械に常に正確なタイミングで供給する。 【構成】 印刷機12の上流側に、所要長さに亘ってシ
ートパスラインと水平に延在する給紙テーブル20が配
設される。給紙テーブル20の下方に、印刷機12と同
期するライン速度で走行する主無端ベルト32が配置さ
れる。主無端ベルト32に、給紙テーブル20に積載さ
れた最下層の段ボールシート18を下流側に移送する複
数の爪36が、走行方向に所要間隔離間して着脱自在に
配設される。シートパスラインの下方に、ライン速度よ
りも若干遅い速度で走行する副無端ベルト54を備える
補助送り装置44が配設される。補助送り装置44は、
副無端ベルト54がパスラインより下方に位置する退避
位置と、該無端ベルト54がパスラインと一致する作動
位置との間を昇降移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シート状材の給紙装
置に関し、更に詳細には、給紙テーブル上に多数積載し
たシート状材を、下流側に配置した紙工機械まで無端ベ
ルトにより一枚ずつ供給するようにしたシート状材の給
紙装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】段ボールシートを連続的に製造するコルゲ
ータラインの下流側には、プリンタスロッタ(多色輪転
印刷機と溝切り機の複合装置)やプリンタスコアラ(多色
輪転印刷機と罫線機の複合装置)の如きシート加工装置
が配設される。これら加工装置の最上流側には、段ボー
ルシートを1枚づつ繰出し供給する給紙装置が配置され
る。この給紙装置は、多数の段ボールシートが積層載置
される給紙テーブルと、該テーブルに積載された段ボー
ルシートを最下層から1枚づつ下流側に向けて送り出す
キッカーや送りコロ等の送出し手段とを備えている。ま
た送出し手段により送り出された段ボールシートは、下
流側に設けた上下で対をなすフィードロールにより挟圧
され、該ロールによって印刷機等の紙工機械に向けて水
平状態で供給される。
【0003】所定寸法に裁断された段ボールシートは、
その製造条件等に起因して「反り」を生じることがあり、
該「反り」を生じた段ボールシートは、給紙装置の送出し
手段による送り出しに際して供給ミスを起こし易く、供
給不能その他供給タイミングの狂いを生ずるおれがあ
る。そこで段ボールシートの「反り」を矯正するために、
該シートを給紙テーブル面上に真空吸着して反りを解消
する手段が、有効なものとして広く実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した給紙装置で
は、給紙テーブルに積載された最下層の段ボールシート
を、送出し手段を介してフィードロールの配設位置まで
送り出し、次いで該フィードロールにより下流側の紙工
機械に供給するよう構成してある。この場合において、
段ボールシートの前端がフィードロールで挟持される
と、該シートに対する送出し手段の送り力は作用しなく
なるが、シート後端部にはシートサイズによっては依然
として真空吸着力が作用している状態が存在していた。
すなわち、この状態では段ボールシートはフィードロー
ルのみで供給されることとなり、シートに対する吸着力
がフィードロールのシート挟圧力より大きい場合は、フ
ィードロールがシートを挟んだ状態のままスリップし、
正常な給紙を行なうことができなくなる問題があった。
【0005】そこで、両フィードロールの対向間隔を挟
く調節してニップ圧を高く設定し、段ボールシートを吸
着力に抗して給紙しているが、これはロールによる挟圧
力が大きくなり過ぎて、段ボールシートの波形面を圧潰
してしまう難点を有している。このように、フィードロ
ールのニップ圧を高くするには限度があるため、段ボー
ルシートの吸着力を弱くする試みがなされている。しか
しこの場合、「反り」の大きな段ボールシートでは、テー
ブル面に水平状態で吸着保持することができず、従って
下流側のフィードローラ間に、段ボールシートの前端を
正確なタイミングで送り出せない欠点が指摘される。ま
たフィードロールはゴム系の材質であるため、段ボール
シートを挟圧した際にロール表面が変形することにより
周速が変わってしまい、下流側の紙工機械に正確なタイ
ミングでシートを供給できず、加工不良が発生する難点
も指摘される。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した給紙装置に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、シート状材を潰すことなく、下流
側の紙工機械に常に正確なタイミングで供給し得るよう
にしたシート状材の給紙装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明は、給紙テー
ブル上に多数積載したシート状材を、その最下層から一
枚ずつ下流側に配置した紙工機械に供給する給紙装置に
おいて、前記シート状材の積載位置から紙工機械に近接
する位置まで延在し、該紙工機械の速度と同期した速度
で走行する主無端ベルトと、前記シート状材のパスライ
ンと平行な主無端ベルトの走行部の下方に配設され、該
主無端ベルト上にシート状材を水平に吸着保持可能な空
気室とを備え、前記給紙テーブル上のシート状材を、前
記主無端ベルトにより紙工機械まで直接供給するよう構
成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係るシート状材の給紙装置に
つき、好適な実施例を挙げて、以下説明する。
【0009】図1に示す給紙装置10は、例えば印刷機
12の上流側に配置され、該印刷機12におけるシート
パスラインを挟んで上下に対向する版胴14と圧胴16
との間に、段ボールシート18を1枚づつ水平供給する
よう構成される。給紙装置10は、印刷機12から上流
側に所要長さに亘ってシートパスラインと水平に延在す
る給紙テーブル20を備え、該テーブル20の上方に
は、シート給送方向に離間してフロントゲート22とバ
ックガイド24とが配設されている。そして、フロント
ゲート22とテーブル面との間に画成される隙間を介し
て、該ゲート22とバックガイド24との間のテーブル
上に積層載置された段ボールシート18が、その最下層
から1枚づつ下流側に向けて給紙されるようになってい
る。なお、フロントゲート22とテーブル面との隙間の
寸法は、段ボールシート1枚分の厚みよりは大きく、か
つシート2枚分の厚みよりは小さく設定されて、一度に
複数枚の段ボールシート18が供給されることがないよ
うにしている。またフロントゲート22およびバックガ
イド24は、段ボールシート18の厚みや長さ(給送方
向の長さ)に応じて位置調整可能に構成される。
【0010】前記シートパスラインより下方には、図1
に示す如く、シート給送方向に所要間隔離間して一対の
従動軸26,26が平行に位置して、図示しない装置フ
レームに回転自在に枢支されている。また両従動軸2
6,26の略中間でかつ下方位置に、駆動軸28が回転
自在に配設され、該駆動軸28は図示しないモータに連
結される。両従動軸26,26および駆動軸28には、
軸方向に所要間隔離間して2個のプーリ30が夫々一体
回転可能に配設され、各軸26,26,28に配設した給
送方向に整列するプーリ間に主無端ベルト32が巻掛け
られている。そして、前記モータにより駆動軸28を回
転させることにより、一対の主無端ベルト32,32
は、前記印刷機12と同期するライン速度で走行するよ
う設定されている。また両従動軸26,26間を走行す
る主無端ベルト32は、装置フレームに配設したアイド
ラローラ群34またはフラットなガイド板により下方か
ら水平に支持されるようになっている。なお、主無端ベ
ルト32のモータとしては、下流側に配置した紙工機械
と共通のモータ、または独立したモータであってもよ
い。また主無端ベルト32およびプーリ30は、歯付き
のものが好適に使用される。
【0011】前記各主無端ベルト32には、シートパス
ラインより上方に突出する複数の爪36が、走行方向に
所要間隔離間して着脱自在に配設され、この爪36によ
り給紙テーブル20に積載された最下層の段ボールシー
ト18を下流側に移送するよう構成してある。この爪3
6は、図3に示す如く、主無端ベルト32に着脱自在に
配設される取付部36aと、該取付部36aに昇降自在
に配設した爪部36bとから構成される。また取付部3
6aと爪部36bとの間に圧縮ばね38が介挿され、該
圧縮ばね38により爪部36bは常に取付部36aから
突出する方向に付勢されている。なお、圧縮ばね38に
負荷が加わっていない状態での爪部36bの突出量は、
当該給紙装置10により給紙される段ボールシート18
の厚み寸法の最大のものに対応する寸法に設定される。
また前記バックガイド24の下端は、テーブル面との間
に当該給紙装置により処理する最小厚み寸法の段ボール
シート1枚分の厚みと略同じかまたはその以下の隙間を
存して臨み、該下端後部(上流側)に案内片40を配設し
てある。この案内片40は、主無端ベルト32の走行に
よりバックガイド24の後方から到来する爪部36bが
当接した際に、該爪部36bを圧縮ばね38の弾力に抗
して取付部36a側に押し下げ、最下層の段ボールシー
ト18の後端にのみ爪部36bを当接させるべく機能す
る。前記主無端ベルト32の長さは、前記印刷機12に
おける基準径(版胴14に印版(図示せず)を貼着した状
態での外周径)の偶数倍に設定されると共に、爪36の
配設間隔は、例えば基準径と同一のピッチに設定され
る。
【0012】前記給紙テーブル20の下方には、テーブ
ル面に開設した開口20aに連通する空気室42が、前
記従動軸26,26の間の略全長に亘って配設されてい
る。この空気室42には、図示しないブロワ等の吸引手
段に連通するダクト(何れも図示せず)が接続される。そ
して吸引手段を作動させることにより、空気室42内を
負圧状態に設定し、テーブル面に載置されたシート群の
内、最下層の段ボールシート18を水平状態で吸着保持
するようになっている。
【0013】前記フロントゲート22の配設位置より上
流側でシートパスラインの下方には、昇降機構により所
要のタイミングで昇降移動される補助送り装置44が配
設されている。この補助送り装置44は、図2に示す如
く、前記一対の主無端ベルト32,32の間に装置本体
46が昇降自在に臨むと共に、該本体46のシート給送
方向と交差する方向に離間する一対の側板46a,46
a間に、シート給送方向に離間して水平に位置する一対
の従動軸48,48を回転自在に枢支してある。また側
板46a,46a間に駆動軸50が回転自在に枢支さ
れ、該駆動軸50は図示しないモータに連結される。両
従動軸48,48および駆動軸50にプーリ52が夫々
一体回転可能に配設され、該プーリ間に副無端ベルト
(副移送手段)54が巻掛けられている。そして、前記モ
ータにより駆動軸50を回転させることにより、副無端
ベルト54がライン速度よりも若干遅い速度で走行する
よう設定されている。なお副無端ベルト54は、テーブ
ル面上に吸着保持されている段ボールシート18をその
吸着力に抗して送り出し得るように、摩擦係数の大きな
材料で形成されている。
【0014】前記装置本体46の下方には、装置フレー
ムに回転自在に枢支された作動軸56が前記駆動軸50
と平行に臨み、該作動軸56は図示しないモータにより
回転駆動される。作動軸56の各側板46a,46aと
対応する位置に、カム58が夫々一体回転可能に配設さ
れ、該カム58の回転により補助送り装置44を昇降さ
せるようになっている。すなわち補助送り装置44は、
副無端ベルト54がパスラインより下方に位置する退避
位置(図4参照)と、該無端ベルト54がパスラインと一
致する作動位置(図5参照)との間を昇降移動される。そ
して、補助送り装置44が退避位置から作動位置に上昇
することにより、副無端ベルト54を最下層の段ボール
シート18の下面に当接させて送り力を付与し、補助送
り装置44が作動位置から退避位置に下降することによ
り、段ボールシート18の下面から副無端ベルト54を
離間させて送り力の解除を行なうようになっている。ま
た作動軸56は、前記主無端ベルト32の爪36が段ボ
ールシート18の後端に当接する前に補助送り装置44
を作動位置に上昇させると共に、該爪36が段ボールシ
ート18の後端に当接するタイミングで退避位置に下降
させるよう回転制御される。
【0015】なお前記駆動軸50は、例えば一方クラッ
チを介してモータに連結されており、ライン速度より遅
い速度で走行する副無端ベルト54により移送される段
ボールシート18の後端に、ライン速度で走行する爪3
6が当接した際には、副無端ベルト54が抵抗とならな
いようにライン速度でシート18に追従して走行し得る
よう構成されている。
【0016】
【実施例の作用】次に、前述した構成に係る給紙装置の
作用につき説明する。前記フロントゲート22とバック
ガイド24との間の給紙テーブル20上には、多数の段
ボールシート18が積層載置され、最下層の段ボールシ
ート18がテーブル面上に位置する。またテーブル20
の下部に配設した空気室42は、吸引手段により負圧に
保持され、最下層の段ボールシート18はテーブル面上
に吸着保持されて、その反りが矯正されている。なおこ
の時点では、図4に示す如く、補助送り装置44は退避
位置に臨んで、副無端ベルト54での送り力は段ボール
シート18には作用していない。また主無端ベルト32
は、段ボールシート18の下面に当接しない状態でライ
ン速度で走行している。
【0017】前記ライン速度で走行している主無端ベル
ト32の爪36が、バックガイド24の上流側の所定位
置まで到来したことを適宜の検出手段が検出すると、前
記作動軸56を回転させるモータが付勢される。これに
より、図5に示す如く、カム58の回転に伴って補助送
り装置44が作動位置まで上昇し、副無端ベルト54が
最下層の段ボールシート18の下面に当接して、該シー
ト18はベルト54によりライン速度より僅かに遅い速
度で下流側に送り出される。
【0018】前記補助送り装置44により下流側に送り
出された段ボールシート18の後端に、主無端ベルト3
2の爪36が当接すると、該シート18は、前記吸着力
に抗して印刷機12に向けてテーブル面上を移送され
る。またシート後端に爪36が当接するタイミングで、
前記作動軸56が回転されて、補助送り装置44が作動
位置から退避位置に下降し、副無端ベルト54による送
り力は段ボールシート18に作用しなくなる。このよう
に、ライン速度で走行する爪36が段ボールシート18
の後端に当接する前に、該シート18を予め所要速度で
送り出すことにより、爪36がシート後端に当接する際
の衝撃を和らげて変形や潰れの発生を防止することがで
きる。
【0019】前記主無端ベルト32の爪36が後端に当
接した段ボールシート18は、図6および図7に示すよ
うに、前記フロントゲート22とテーブル面との隙間を
通ってテーブル面に沿って下流側に移送される。そし
て、前記印刷機12の版胴14と圧胴16との間に段ボ
ールシート18の前端が挟圧され、該シート18には所
要の印刷が施される。この段ボールシート18は、図8
に示す如く、該シート18が給紙テーブル20から離間
するまで爪36により移送されるから、版胴14と圧胴
16との間に供給された段ボールシート18が吸着力に
より滑ったり移送不良を生ずることはない。すなわち、
給紙装置10から印刷機12には常に正確なタイミング
で段ボールシート18が供給され、精度のよい印刷がな
される。
【0020】なお、オーダ変更により段ボールシート1
8の長さが変更された場合は、前記主無端ベルト32に
配設される爪36の位置を調整したり数を増減させるこ
とにより対応することができる。
【0021】
【別実施例について】図9および図10は、給紙装置の
別実施例を示すものであって、爪36の配設間隔が異な
る2組の主無端ベルト32を並列に配設してある。な
お、説明の便宜上、一方の主無端ベルトを「32A」で示
し、他方の主無端ベルトを「32B」で示すものとする。
【0022】すなわち、前記補助送り装置44を挟んで
シート給送方向と交差する両側に、第1の主無端ベルト
32A,32Aが走行自在に配設され、各ベルト32A
には、例えば前記印刷機12における基準径と同一のピ
ッチで爪36が配設される。また第1の主無端ベルト3
2A,32Aを挟む外側に、第2の主無端ベルト32B,
32Bが走行自在に配設され、各ベルト32Bには、例
えば前記基準径の2倍のピッチで爪36が配設される。
第1の主無端ベルト32A,32Aおよび第2の無端ベ
ルト32B,32Bは、図示しない昇降機構により、爪
36がシートパスラインより上方に突出する作動位置
と、爪36がシートパスラインより下方に没する退避位
置との間を昇降移動されるよう構成されている。そし
て、第1の主無端ベルト32A,32Aを作動位置に位
置決めしたときには、第2の主無端ベルト32B,32
Bが退避位置に位置決めされ、また第2の主無端ベルト
32B,32Bを作動位置に位置決めしたときには、第
1の主無端ベルト32A,32Aが退避位置に位置決め
される。なお、前記昇降機構としては、例えば補助送り
装置44に採用した構成のものが採用可能である。
【0023】このように、爪36の配設間隔が異なる第
1の主無端ベルト32A,32Aと第2の主無端ベルト
32B,32Bとを備えた給紙装置10では、段ボール
シート18のオーダ変更に際して、例えば第1の無端ベ
ルト32Aでは対応し得ない場合は、第1の主無端ベル
ト32Aを退避位置に位置決めすると共に、第2の主無
端ベルト32Bを作動位置に位置決めすることにより対
応し得る。すなわち、別実施例では、段ボールシート1
8のオーダ変更に際して、主無端ベルト32に対する爪
36の配設位置を変更することなく対応でき、自動化が
可能となる。
【0024】前記実施例では、主無端ベルトに配設した
爪により段ボールシートを移送する場合につき説明した
が、該爪を省略すると共に主無端ベルトの表面をシート
パスラインと同一レベルに設定することで、該ベルトの
みの摩擦力で段ボールシートを移送することもできる。
また給紙テーブルにおける段ボールシートが摺動する面
にコロを配設し、該シートとテーブル面との摩擦抵抗を
低減するようにすることが推奨される。更に、別実施例
において爪の配設間隔の異なる主無端ベルトを3組以上
配設し、段ボールシートの寸法に応じて選択的に切換え
るようにすることも可能である。
【0025】また前記補助送り装置を、副無端ベルトが
最下層の段ボールシート下面に当接する作動位置に位置
決めすると共に、常には自由走行可能な状態に保持す
る。そして、段ボールシートが主無端ベルトの爪により
移送される直前に、モータにより所要速度で走行させて
シートを送り出すようにしてもよい。なお、主無端ベル
トの爪により段ボールシートが移送される間は、該シー
トに追従して副無端ベルトを自由走行させることでシー
トに抵抗が加わらないようにする。また補助送り装置の
副無端ベルトに代えて送りコロを配設し、該送りコロに
より段ボールシートを予め所要速度で送り出すようにす
ることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るシート
状材の給紙装置によれば、シート状材を主無端ベルトに
より下流側の紙工機械まで直接供給するので、給紙装置
と紙工機械との間にフィードロールを設ける必要がなく
なる。これにより、シート状材がフィードロールに挟圧
されて潰れが生じたり、該ロール変形に起因する給送不
良による下流側への給送タイミングのズレの発生をなく
すことができ、紙工機械での精度の良い加工が達成され
る。また、主無端ベルトに配設した爪によりシート状材
を移送するに際し、停止状態のシート状材を副移送手段
により予め下流側に所要速度で送り出しておくことがで
き、爪がシート後端に当接する際の衝撃を和らげて変形
や潰れの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る給紙装置を示す概
略側面図である。
【図2】実施例に係る給紙装置を示す概略背面図であ
る。
【図3】実施例に係る給紙装置の要部を示す概略側面図
である。
【図4】実施例に係る給紙装置による段ボールシートの
移送工程を示す説明図である。
【図5】実施例に係る給紙装置による段ボールシートの
移送工程を示す説明図である。
【図6】実施例に係る給紙装置による段ボールシートの
移送工程を示す説明図である。
【図7】実施例に係る給紙装置による段ボールシートの
移送工程を示す説明図である。
【図8】実施例に係る給紙装置による段ボールシートの
移送工程を示す説明図である。
【図9】別実施例に係る給紙装置を、第1の主無端ベル
トで段ボールシートを移送する状態で示す概略背面図で
ある。
【図10】別実施例に係る給紙装置を、第2の主無端ベ
ルトで段ボールシートを移送する状態で示す概略背面図
である。
【符号の説明】 12 印刷機 18 段ボールシート 20 給紙テーブル 32 主無端ベルト 36 爪 42 空気室 54 副無端ベルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙テーブル(20)上に多数積載したシー
    ト状材(18)を、その最下層から一枚ずつ下流側に配置し
    た紙工機械(12)に供給する給紙装置において、 前記シート状材(18)の積載位置から紙工機械(12)に近接
    する位置まで延在し、該紙工機械(12)の速度と同期した
    速度で走行する主無端ベルト(32)と、 前記シート状材(18)のパスラインと平行な主無端ベルト
    (32)の走行部の下方に配設され、該主無端ベルト(32)上
    にシート状材(18)を水平に吸着保持可能な空気室(42)と
    を備え、 前記給紙テーブル(20)上のシート状材(18)を、前記主無
    端ベルト(32)により紙工機械(12)まで直接供給するよう
    構成したことを特徴とするシート状材の給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙テーブル(20)は、シート状材(1
    8)の積載位置から紙工機械(12)に近接する位置まで延在
    し、このテーブル(20)の下方に前記主無端ベルト(32)が
    走行自在に配設されると共に、該主無端ベルト(32)には
    シートパスラインより上方に突出する複数の爪(36)が走
    行方向に所要間隔で配設され、前記給紙テーブル(20)上
    のシート状材(18)の後端に爪(36)を当接した状態で、該
    シート(18)を下流側へ移送するようにした請求項1記載
    のシート状材の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙テーブル(20)の下方に配設さ
    れ、前記最下層のシート状材下面に当接可能で、シート
    給送方向に前記主無端ベルト(32)の速度より低速で走行
    可能な副移送手段(54)を備え、前記主無端ベルト(32)の
    爪(36)がシート状材(18)の後端に当接する前に、前記副
    移送手段(54)によりシート状材(18)を下流側に送り出す
    ようにした請求項2記載のシート状材の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙テーブル(20)の下方に昇降自在
    に配設され、シート給送方向に前記主無端ベルト(32)の
    速度より低速で走行する副移送手段(54)と、前記副移送
    手段(54)を、給紙テーブル(20)に積載されたシート状材
    (18)の最下層のシート下面に当接する作動位置と、該シ
    ート(18)から離間する退避位置との間を昇降移動させる
    昇降手段(56,58)とを備え、前記副移送手段(54)は、前
    記主無端ベルト(32)の爪(36)がシート状材(18)の後端に
    当接する前に作動位置に移動されて該シート(18)を下流
    側に送り出し、また主無端ベルト(32)の爪(36)がシート
    状材(18)の後端に当接するタイミングで作動位置から退
    避位置に移動されるようにした請求項2記載のシート状
    材の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記副移送手段は無端ベルト(54)である
    請求項3または4記載のシート状材の給紙装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006005676A1 (de) * 2006-01-30 2007-08-09 Wilhelm Bahmüller, Maschinenbau Präzisionswerkzeuge GmbH Vorrichtung zum Vereinzeln von Schachtelzuschnitten

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006005676A1 (de) * 2006-01-30 2007-08-09 Wilhelm Bahmüller, Maschinenbau Präzisionswerkzeuge GmbH Vorrichtung zum Vereinzeln von Schachtelzuschnitten

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