JPH08258706A - 軌道走行装置 - Google Patents
軌道走行装置Info
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- JPH08258706A JPH08258706A JP8763195A JP8763195A JPH08258706A JP H08258706 A JPH08258706 A JP H08258706A JP 8763195 A JP8763195 A JP 8763195A JP 8763195 A JP8763195 A JP 8763195A JP H08258706 A JPH08258706 A JP H08258706A
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- Japan
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- rail
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- rails
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動輪が軌道に磁気吸着して転動し、通電す
る軌道から駆動輪を介して駆動電力を得て走行し、別個
の電力供給機構が不要な構造の簡単な軌道走行装置を提
供する。 【構成】 駆動用電力の往帰線としての機能を持つ上
下２つの軌条２，３と、これから駆動電力を受けて、走
行する走行体６とで軌道走行装置を構成する。円筒状の
上下部軌条２，３は、導電性で磁性の素材であり、相互
に電気的に絶縁して平行に敷設される。走行体６は、軌
条２の上を転動する支持車輪７に支持される。車輪７
は、軌条２の曲面に沿う環状溝７ａを有する。走行体６
には、左右両側に相対向して、各一対の上部下部駆動輪
８，９を設ける。駆動輪８，９は、夫々軌条２，３の左
右両側に磁気吸着する永久磁石１７，１８を備える。駆
動輪８，９は、各々軌条２，３の側面に沿う環状溝８
ａ，９ａを有し、軌条２，３に電気的に導通して駆動モ
ータ３３に電力を供給する。
る軌道から駆動輪を介して駆動電力を得て走行し、別個
の電力供給機構が不要な構造の簡単な軌道走行装置を提
供する。 【構成】 駆動用電力の往帰線としての機能を持つ上
下２つの軌条２，３と、これから駆動電力を受けて、走
行する走行体６とで軌道走行装置を構成する。円筒状の
上下部軌条２，３は、導電性で磁性の素材であり、相互
に電気的に絶縁して平行に敷設される。走行体６は、軌
条２の上を転動する支持車輪７に支持される。車輪７
は、軌条２の曲面に沿う環状溝７ａを有する。走行体６
には、左右両側に相対向して、各一対の上部下部駆動輪
８，９を設ける。駆動輪８，９は、夫々軌条２，３の左
右両側に磁気吸着する永久磁石１７，１８を備える。駆
動輪８，９は、各々軌条２，３の側面に沿う環状溝８
ａ，９ａを有し、軌条２，３に電気的に導通して駆動モ
ータ３３に電力を供給する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道上を走行する装置
であって、軌道から駆動輪を介して駆動電力の供給を受
け、かつ駆動輪が軌道に対して磁気吸着しつつ転動する
軌道走行装置に関するものである。
であって、軌道から駆動輪を介して駆動電力の供給を受
け、かつ駆動輪が軌道に対して磁気吸着しつつ転動する
軌道走行装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、軌道走行装置として、跨座式モノ
レールが知られている。跨座式モノレールにおいては、
軌道の両側面を挟持しつつ転動する案内輪によって車両
が案内され、軌道の上面を転動する駆動輪によって車両
が支持されて走行する。駆動輪の駆動モータへの電力供
給は、軌道に沿って別に張られたトロリ線等から適当な
集電機構を介して行われる。
レールが知られている。跨座式モノレールにおいては、
軌道の両側面を挟持しつつ転動する案内輪によって車両
が案内され、軌道の上面を転動する駆動輪によって車両
が支持されて走行する。駆動輪の駆動モータへの電力供
給は、軌道に沿って別に張られたトロリ線等から適当な
集電機構を介して行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の跨座式モノ
レールでは、他の一般的軌道走行装置と同様、駆動輪と
軌道との間の静摩擦力又は動摩擦力により走行するもの
であるが、これらの摩擦力には限界があり、従って、相
当量のエネルギロスは避けることができない。本発明
は、駆動輪が軌道に磁気吸着しつつ転動し、両者間の強
力な静摩擦力又は動摩擦力が得られ、また駆動輪を介し
て軌道から駆動電力の供給を受けることができ、別個の
電力供給機構を必要としない軌道走行装置を提供するこ
とを課題としている。
レールでは、他の一般的軌道走行装置と同様、駆動輪と
軌道との間の静摩擦力又は動摩擦力により走行するもの
であるが、これらの摩擦力には限界があり、従って、相
当量のエネルギロスは避けることができない。本発明
は、駆動輪が軌道に磁気吸着しつつ転動し、両者間の強
力な静摩擦力又は動摩擦力が得られ、また駆動輪を介し
て軌道から駆動電力の供給を受けることができ、別個の
電力供給機構を必要としない軌道走行装置を提供するこ
とを課題としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、駆動用電力の往帰線としての機能
を併せ持つ上下２つの軌条２，３と、この軌条２，３か
ら駆動電力の供給を受けて、軌条２，３に沿って走行す
る走行体６とで軌道走行装置を構成した。円筒状の上部
軌条２と下部軌条３は、導電性で磁性の素材から構成
し、これを相互に電気的に絶縁して上下にほぼ平行に敷
設する。走行体６は、上部軌条２の上を転動する支持車
輪７に支持させ、支持車輪７には、上部軌条２の上部曲
面に沿う断面円弧状の環状溝７ａを設ける。走行体６に
は、左右両側に相対向して、各一対の上部駆動輪８と下
部駆動輪９とを設ける。上下の駆動輪８，９は、夫々上
部軌条２、下部軌条３の左右両側に磁気吸着する永久磁
石１７，１８を少なくともその一部に備えている。上部
駆動輪８、下部駆動輪９は、各々上部軌条２、下部軌条
３の左右両側面に沿う断面円弧状の環状溝８ａ，９ａを
有し、軌条２，３に電気的に導通して駆動モータに電力
を供給するようにした。
課題を解決するため、駆動用電力の往帰線としての機能
を併せ持つ上下２つの軌条２，３と、この軌条２，３か
ら駆動電力の供給を受けて、軌条２，３に沿って走行す
る走行体６とで軌道走行装置を構成した。円筒状の上部
軌条２と下部軌条３は、導電性で磁性の素材から構成
し、これを相互に電気的に絶縁して上下にほぼ平行に敷
設する。走行体６は、上部軌条２の上を転動する支持車
輪７に支持させ、支持車輪７には、上部軌条２の上部曲
面に沿う断面円弧状の環状溝７ａを設ける。走行体６に
は、左右両側に相対向して、各一対の上部駆動輪８と下
部駆動輪９とを設ける。上下の駆動輪８，９は、夫々上
部軌条２、下部軌条３の左右両側に磁気吸着する永久磁
石１７，１８を少なくともその一部に備えている。上部
駆動輪８、下部駆動輪９は、各々上部軌条２、下部軌条
３の左右両側面に沿う断面円弧状の環状溝８ａ，９ａを
有し、軌条２，３に電気的に導通して駆動モータに電力
を供給するようにした。
【０００５】
【作用】本発明の軌道走行装置においては、上部軌条、
下部軌条が、走行体の走行路として機能するほか、駆動
モータへの電力の往帰線として機能する。電力は、上部
軌条、下部軌条から、上下の駆動輪を介して駆動モータ
に供給される。支持車輪は、走行体の荷重を支承し、上
部軌条の上面を転動する。上下の駆動輪は、夫々上部軌
条、下部軌条に電気的に導通し、駆動モータに電力を供
給すると共に、磁気吸着による強い摩擦力で効率よく軌
道の左右側面を転動する。
下部軌条が、走行体の走行路として機能するほか、駆動
モータへの電力の往帰線として機能する。電力は、上部
軌条、下部軌条から、上下の駆動輪を介して駆動モータ
に供給される。支持車輪は、走行体の荷重を支承し、上
部軌条の上面を転動する。上下の駆動輪は、夫々上部軌
条、下部軌条に電気的に導通し、駆動モータに電力を供
給すると共に、磁気吸着による強い摩擦力で効率よく軌
道の左右側面を転動する。
【０００６】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図１は本発明に係る軌道走行装置の正面図、図２は
本発明に係る軌道走行装置の平面図、図３は本発明に係
る軌道走行装置の側面図、図４は本発明に係る軌道走行
装置における駆動輪の断面図である。
る。図１は本発明に係る軌道走行装置の正面図、図２は
本発明に係る軌道走行装置の平面図、図３は本発明に係
る軌道走行装置の側面図、図４は本発明に係る軌道走行
装置における駆動輪の断面図である。
【０００７】軌道１を構成する鋼管製の上下一対の軌条
２，３は、相互間隔を置き、電機絶縁性の支持台４を介
して地上にほぼ水平に敷設されている。軌条２，３は、
絶縁支持部材５により電気的に絶縁され、一体化されて
いる。上部軌条２は、駆動電流の往線として駆動電源に
接続され、下部軌条３は駆動電流の帰線とされている。
２，３は、相互間隔を置き、電機絶縁性の支持台４を介
して地上にほぼ水平に敷設されている。軌条２，３は、
絶縁支持部材５により電気的に絶縁され、一体化されて
いる。上部軌条２は、駆動電流の往線として駆動電源に
接続され、下部軌条３は駆動電流の帰線とされている。
【０００８】軌道１上を走行する走行体６は、上部軌条
２の上を転動する垂直の支持車輪７と、左右両側に相対
向し、上下の軌条２，３を挟持しながら側面を転動する
左右各一対の水平の上部駆動輪８と下部駆動輪９とを有
する。支持車輪７は、車体１０の前後に２つ設けられ、
左右一対の上部駆動輪８及び下部駆動輪９は、車体１０
の前後に２組設けられている。
２の上を転動する垂直の支持車輪７と、左右両側に相対
向し、上下の軌条２，３を挟持しながら側面を転動する
左右各一対の水平の上部駆動輪８と下部駆動輪９とを有
する。支持車輪７は、車体１０の前後に２つ設けられ、
左右一対の上部駆動輪８及び下部駆動輪９は、車体１０
の前後に２組設けられている。
【０００９】支持車輪７は、車体１０に水平に架設され
た車軸１１に支持され、上部軌条２の上部曲面に沿う断
面円弧状の環状溝７ａを外周に備え、上部軌条２上を走
行体１の荷重を支承して転動する。
た車軸１１に支持され、上部軌条２の上部曲面に沿う断
面円弧状の環状溝７ａを外周に備え、上部軌条２上を走
行体１の荷重を支承して転動する。
【００１０】上部駆動輪８と下部駆動輪９は、腕金１２
に垂直に架設された駆動軸１３の上下に夫々支持されて
いる。腕金１２は、基端側において車体１０の中間下部
に固定されたブラケット１４に、水平回動自在に枢支さ
れ、先端側において、車体１０の前後端部側面に、ばね
１５を介してボルト１６で結合されている。ばね１５
は、常時腕金１２を車体１０側に押圧することにより、
駆動輪８，９を軌条２，３の側面に圧接させている。駆
動輪８，９は、軌条２，３の左右両側に相対向して前後
に２組設けられ、夫々軌条２，３の各側面に沿う断面円
弧状の環状溝８ａ，９ａを夫々備えている。図４に示す
ように、駆動輪８，９は、環状の永久磁石１７，１８を
上下一対の鋼リング１９，２０で挟み、さらにその上下
を一対のプラスチックリング２３，２４で挟んで成り、
中央に非磁性で導電性のブッシュ２５，２６が挿入固定
されている。ブッシュ２５，２６は、夫々鋼リング１
９，２０に接して電気的に導通している。駆動軸１３の
両端は、電気絶縁性のキャップ２７，２８を介して、ブ
ッシュ２５，２６内に挿入されている。従って、駆動輪
８，９と駆動軸１３間及び駆動輪８，９（鋼リング１
９，２０）相互間は、電気的に絶縁されている。ブッシ
ュ２５，２６の外方部の内周には、ねじが形成され、こ
れに締め付けボルト２９，３０が螺合されている。駆動
軸１３はベルトのような伝動部材２１を介して駆動モー
タ３３に連結されている。
に垂直に架設された駆動軸１３の上下に夫々支持されて
いる。腕金１２は、基端側において車体１０の中間下部
に固定されたブラケット１４に、水平回動自在に枢支さ
れ、先端側において、車体１０の前後端部側面に、ばね
１５を介してボルト１６で結合されている。ばね１５
は、常時腕金１２を車体１０側に押圧することにより、
駆動輪８，９を軌条２，３の側面に圧接させている。駆
動輪８，９は、軌条２，３の左右両側に相対向して前後
に２組設けられ、夫々軌条２，３の各側面に沿う断面円
弧状の環状溝８ａ，９ａを夫々備えている。図４に示す
ように、駆動輪８，９は、環状の永久磁石１７，１８を
上下一対の鋼リング１９，２０で挟み、さらにその上下
を一対のプラスチックリング２３，２４で挟んで成り、
中央に非磁性で導電性のブッシュ２５，２６が挿入固定
されている。ブッシュ２５，２６は、夫々鋼リング１
９，２０に接して電気的に導通している。駆動軸１３の
両端は、電気絶縁性のキャップ２７，２８を介して、ブ
ッシュ２５，２６内に挿入されている。従って、駆動輪
８，９と駆動軸１３間及び駆動輪８，９（鋼リング１
９，２０）相互間は、電気的に絶縁されている。ブッシ
ュ２５，２６の外方部の内周には、ねじが形成され、こ
れに締め付けボルト２９，３０が螺合されている。駆動
軸１３はベルトのような伝動部材２１を介して駆動モー
タ３３に連結されている。
【００１１】集電用接触子３１，３２は、締め付けボル
ト２９，３０の頭部に常時弾圧接触して、ボルト２９，
３０、ブッシュ２５，２６、鋼リング１９，２０、軌条
２，３へ電気的に導通している。また、集電用接触子３
１，３２は、夫々駆動モータ３３へ電気的に接続されて
いる。従って、軌条２−鋼リング１９−ブッシュ２５−
ボルト２９−集電用接触子３１−駆動モータ３３−集電
用接触子３２−ボルト３０−ブッシュ２６、鋼リング２
０、軌条３の電気回路を構成する。そして、駆動輪８，
９は、軌条２，３の各側面に磁気吸着して転接しつつ集
電する。駆動輪８，９が、軌条２，３に磁気吸着するの
で、高い集電性能が得られる。
ト２９，３０の頭部に常時弾圧接触して、ボルト２９，
３０、ブッシュ２５，２６、鋼リング１９，２０、軌条
２，３へ電気的に導通している。また、集電用接触子３
１，３２は、夫々駆動モータ３３へ電気的に接続されて
いる。従って、軌条２−鋼リング１９−ブッシュ２５−
ボルト２９−集電用接触子３１−駆動モータ３３−集電
用接触子３２−ボルト３０−ブッシュ２６、鋼リング２
０、軌条３の電気回路を構成する。そして、駆動輪８，
９は、軌条２，３の各側面に磁気吸着して転接しつつ集
電する。駆動輪８，９が、軌条２，３に磁気吸着するの
で、高い集電性能が得られる。
【００１２】この実施例の軌道走行装置においては、上
部軌条２、下部軌条３が、走行体６の走行路として機能
するほか、駆動モータ３３への電力の往帰線として機能
する。電力は、電流の往線としての上部軌条２から、上
部駆動輪８の鋼リング１９−ブッシュ２５−ボルト２９
−集電用接触子３１−駆動モータ３３へと供給され、駆
動モータ３３から、集電用接触子３２−ボルト３０−下
部駆動輪９のブッシュ２６−鋼リング２０を経て、電流
の帰線としての下部軌条３へ流れる。これで駆動モータ
３３に電力が供給され、駆動モータ３３が回転する。駆
動モータ３３の回転は、伝動部材２１を介して駆動軸１
３に伝えられ、駆動輪８，９が回転する。駆動輪８，９
は、夫々鋼リング１９，２０を介して、上部軌条２、下
部軌条３に電気的に導通しつつ、永久磁石１７，１８の
磁気吸着による強い摩擦力で効率よく軌道１の左右側面
を転動し、走行体６を牽引する。駆動輪８，９のプラス
チックリング２３，２４は、衝撃を緩衝し、また騒音の
発生を防止する。支持車輪７は、走行体６の荷重を支承
し、上部軌条２の上面を転動する。
部軌条２、下部軌条３が、走行体６の走行路として機能
するほか、駆動モータ３３への電力の往帰線として機能
する。電力は、電流の往線としての上部軌条２から、上
部駆動輪８の鋼リング１９−ブッシュ２５−ボルト２９
−集電用接触子３１−駆動モータ３３へと供給され、駆
動モータ３３から、集電用接触子３２−ボルト３０−下
部駆動輪９のブッシュ２６−鋼リング２０を経て、電流
の帰線としての下部軌条３へ流れる。これで駆動モータ
３３に電力が供給され、駆動モータ３３が回転する。駆
動モータ３３の回転は、伝動部材２１を介して駆動軸１
３に伝えられ、駆動輪８，９が回転する。駆動輪８，９
は、夫々鋼リング１９，２０を介して、上部軌条２、下
部軌条３に電気的に導通しつつ、永久磁石１７，１８の
磁気吸着による強い摩擦力で効率よく軌道１の左右側面
を転動し、走行体６を牽引する。駆動輪８，９のプラス
チックリング２３，２４は、衝撃を緩衝し、また騒音の
発生を防止する。支持車輪７は、走行体６の荷重を支承
し、上部軌条２の上面を転動する。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、駆動
用電力の往帰線としての機能を併せ持つ上下２つの軌条
２，３と、この軌条２，３から駆動電力の供給を受け
て、軌条２，３に沿って走行する走行体６とで軌道走行
装置を構成し、円筒状の上部軌条２と下部軌条３は、導
電性で磁性の素材から構成し、これを相互に電気的に絶
縁して上下にほぼ平行に敷設する。走行体６は、上部軌
条２の上を転動する支持車輪７に支持させ、支持車輪７
には、上部軌条２の上部曲面に沿う断面円弧状の環状溝
７ａを設ける。走行体６には、左右両側に相対向して、
各一対の上部駆動輪８と下部駆動輪９とを設ける。上下
の駆動輪８，９は、夫々上部軌条２、下部軌条３の左右
両側に磁気吸着する永久磁石１７，１８を少なくともそ
の一部に備えている。上部駆動輪８、下部駆動輪９は、
各々上部軌条２、下部軌条３の左右両側面に沿う断面円
弧状の環状溝８ａ，９ａを有し、軌条２，３に電気的に
導通して駆動モータ３３に電力を供給するようにしたた
め、駆動輪が軌道に磁気吸着しつつ転動し、両者間の強
力な静摩擦力又は動摩擦力が得られ、また駆動輪を介し
て軌道から駆動電力の供給を受けることができ、しか
も、磁気吸着により高い集電性能を発揮し、別個の電力
供給機構を必要としない軌道走行装置を提供することが
できる。
用電力の往帰線としての機能を併せ持つ上下２つの軌条
２，３と、この軌条２，３から駆動電力の供給を受け
て、軌条２，３に沿って走行する走行体６とで軌道走行
装置を構成し、円筒状の上部軌条２と下部軌条３は、導
電性で磁性の素材から構成し、これを相互に電気的に絶
縁して上下にほぼ平行に敷設する。走行体６は、上部軌
条２の上を転動する支持車輪７に支持させ、支持車輪７
には、上部軌条２の上部曲面に沿う断面円弧状の環状溝
７ａを設ける。走行体６には、左右両側に相対向して、
各一対の上部駆動輪８と下部駆動輪９とを設ける。上下
の駆動輪８，９は、夫々上部軌条２、下部軌条３の左右
両側に磁気吸着する永久磁石１７，１８を少なくともそ
の一部に備えている。上部駆動輪８、下部駆動輪９は、
各々上部軌条２、下部軌条３の左右両側面に沿う断面円
弧状の環状溝８ａ，９ａを有し、軌条２，３に電気的に
導通して駆動モータ３３に電力を供給するようにしたた
め、駆動輪が軌道に磁気吸着しつつ転動し、両者間の強
力な静摩擦力又は動摩擦力が得られ、また駆動輪を介し
て軌道から駆動電力の供給を受けることができ、しか
も、磁気吸着により高い集電性能を発揮し、別個の電力
供給機構を必要としない軌道走行装置を提供することが
できる。
【図１】本発明に係る軌道走行装置の正面図である。
【図２】本発明に係る軌道走行装置の平面図である。
【図３】本発明に係る軌道走行装置の側面図である。
【図４】本発明に係る軌道走行装置における駆動輪の断
面図である。
面図である。
１ 軌道 ２ 上部軌条 ３ 下部軌条 ６ 走行体 ７ 支持車輪 ７ａ 環状溝 ８ 上部駆動輪 ８ａ 環状溝 ９ 下部駆動輪 ９ａ 環状溝 １７ 永久磁石 １８ 永久磁石
Claims (3)
- 【請求項１】 導電性で磁性の素材から成り、かつ駆動
用電力が供給される軌道と、 前記軌道に磁気吸着して転接しつつ軌道に電気的に導通
する駆動輪と、この駆動輪から電力の供給を受けて駆動
輪を駆動するモータとを備えた走行体と、を具備したこ
とを特徴とする軌道走行装置。 - 【請求項２】 前記軌道は、互いに電気的に絶縁され、
上下にほぼ平行に敷設された円筒状の上部軌条と下部軌
条とから成り、この上部軌条と下部軌条が駆動電流の往
帰線を構成し、 前記走行体は、前記上部軌条の上部曲面に沿う断面円弧
状の環状溝を備え、上部軌条上を走行体の荷重を支持し
て転動する支持車輪をさらに具備し、 前記駆動輪は、前記上部軌条の左右両側に相対向して配
置され、上部軌条の各側面に沿う断面円弧状の環状溝を
夫々備え、上部軌条の各側面に磁気吸着して転接しつつ
上部軌条に電気的に導通する左右一対の上部駆動輪と、
前記下部軌条の左右両側に相対向して配置され、下部軌
条の各側面に沿う断面円弧状の環状溝を夫々備え、下部
軌条の各側面に磁気吸着して転接しつつ下部軌条に電気
的に導通する左右一対の下部駆動輪とから成ることを特
徴とする請求項１に記載の軌道走行装置。 - 【請求項３】 前記上部軌条と下部軌条は、相互間に介
設された絶縁部材により互いに絶縁されると共に一体に
結合され、かつ敷設基盤との間に介設された支持台によ
り電気的に絶縁された敷設基盤上に支持されていること
を特徴とする請求項２に記載の軌道走行装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8763195A JP2986063B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 軌道走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8763195A JP2986063B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 軌道走行装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08258706A true JPH08258706A (ja) | 1996-10-08 |
| JP2986063B2 JP2986063B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=13920328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8763195A Expired - Fee Related JP2986063B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 軌道走行装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2986063B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2014038386A1 (ja) * | 2012-09-05 | 2016-08-08 | 村田機械株式会社 | スタッカクレーン |
| CN108016323A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-05-11 | 付杨超 | 一种道路供电系统 |
| EP3872007A1 (de) * | 2020-02-26 | 2021-09-01 | MIAS Maschinenbau, Industrieanlagen & Service GmbH | Führungsrollen für regalbediengeräte |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP8763195A patent/JP2986063B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2986063B2 (ja) | 1999-12-06 |
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