JPH0825778A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JPH0825778A
JPH0825778A JP16228894A JP16228894A JPH0825778A JP H0825778 A JPH0825778 A JP H0825778A JP 16228894 A JP16228894 A JP 16228894A JP 16228894 A JP16228894 A JP 16228894A JP H0825778 A JPH0825778 A JP H0825778A
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JP
Japan
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plate cylinder
printing
sheet
stencil
printing paper
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JP16228894A
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English (en)
Inventor
Koichi Uchiyama
耕一 内山
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷用紙の給紙からプレスそして排紙に至る
一連の流れを確実に行え、搬送不良を防止できること。 【構成】 版胴1の下面には、所定長さの無端ベルト4
7が設けられる。無端ベルト47の一部には通気孔47
aが開口形成され、無端ベルト47の裏面には吸引手段
49が設けられる。無端ベルト47の一端部に設けられ
た給紙部の印刷用紙50は、通気孔47aを介して無端
ベルト47に吸引された状態で搬送され、途中版胴1と
の間に挟まれて印刷が施される。印刷直後も印刷用紙5
0は無端ベルト47側に吸引されるため、インクにより
版胴1側に舞い上がることなく搬送不良を防止した状態
で他端の排紙方向に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版原紙が装着された
版胴を回転駆動し印刷紙に印刷する孔版印刷機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置は、外周面に孔版原紙を装
着して回転駆動される円筒状の版胴を備え、該版胴の内
部に供給されたインクを版胴外周面の孔版原紙に供給し
て次々に印刷を行うようになっている。
【0003】このため、図13に示す孔版印刷装置80
には、孔版原紙3が巻回されている版胴81に対し印刷
用紙50を押し付けるプレス手段84と、版胴81に1
枚づつ印刷用紙50を供給する給紙手段89と、プレス
手段84により印刷された印刷用紙50を版胴81から
分離させて排出する排紙手段90とが設けられている。
【0004】上記プレス手段84は版胴81に対向し版
胴81側に付勢され印刷用紙50を版胴81方向に押圧
するプレスローラで構成され、給紙手段89は版胴81
下部の一方側に設けられ印刷用紙50を挟持して所定の
タイミングで版胴81側に送り出す一対のレジストロー
ラで構成され、排紙手段90はプレス手段84を間にお
き給紙手段89と対向する側に設けられ版胴81に接触
して印刷用紙50を版胴81から剥離する分離爪で構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、搬送される
印刷用紙50は夫々異なる箇所に設けられた各手段によ
り順に受け渡される構成であったため、前の手段から次
の手段、例えば給紙手段89からプレス手段84へ、及
びプレス手段84から排紙手段90に移行する際に印刷
用紙50の支えが自由な状態となる瞬間が発生してい
る。印刷用紙50がこの自由な状態となると、手段間で
印刷用紙50を受け渡すことができず、印刷用紙50の
搬送不良や分離ミス、舞い上がりなどの問題を生じるこ
とがあった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、印刷用紙の給紙からプレスそして排紙
に至る一連の流れを確実に行え、搬送不良を防止できる
孔版印刷装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の孔版印刷装置は、孔版原紙3が巻回されて
いる版胴1に印刷用紙50を押し付けるプレス手段と、
前記版胴1に印刷用紙50を供給する給紙手段と、前記
プレス手段により印刷された印刷用紙50を前記版胴1
から分離させて排出する排紙手段とを有する孔版印刷装
置において、前記給紙手段とプレス手段と排出手段と
は、前記版胴に接する一連の無端ベルト47で形成さ
れ、この無端ベルト47に対し前記印刷用紙50を吸着
させる吸引手段49を有し、前記無端ベルト47の周速
と前記版胴1の周速とは同速とされていることを特徴と
している。
【0008】また請求項2記載のように、前記無端ベル
ト47の少なくとも一部は通気性を有した通気孔47a
が開口形成され、前記吸引手段49により該通気孔47
aを介し無端ベルト47上の印刷用紙50をこの無端ベ
ルト47側に吸引する構成としてもよい。
【0009】
【作用】版胴1の下面には、無端ベルト47の一部が接
している。無端ベルト47には、通気孔47aが開口形
成され、吸引手段49の吸引力により印刷用紙50は1
枚この無端ベルト47上に吸い付けられた状態で搬送さ
れ、版胴1部分にて印刷された後、排出部に向かう。こ
の印刷時、無端ベルト47の周速は、版胴1の周速と同
速とされていて円滑に行われ、印刷用紙が無端ベルト4
7と版胴1との間に挟まれ圧力が加えられて印刷され
る。そして、給紙から印刷から排紙の一連の動作は、印
刷用紙50がこの無端ベルト47上に吸着された状態で
移動して行われるため、版胴1部分の通過後でも版胴1
側に付着することなく排出方向に搬送できる。即ち、印
刷用紙50が機構間で受渡されるものではなく、単に無
端ベルト47上を移動するだけの構成であるため、搬送
不良を起こすことがない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の孔版印刷装置を示す斜視
図、図2は、同側断面図である。円筒形の版胴1は、外
周に多数の孔部を有するスクリーン40が設けられ、版
胴1内部には、装置に固定で版胴1内周面1aに接する
2つのスキージ板43,44及び吸引部45が設けられ
る。これら2つのスキージ板43,44によりダブルス
キージが構成されている。
【0011】スキージ板43,44は、版胴1の開孔部
幅(図中奥行方向)に対応した長さの板状に形成され、
版胴1の内周面1aに夫々接触されており、図示しない
インク供給手段により供給されたインクKをスキージし
て、インクKを版胴1の孔部から版胴1外周面1bに押
し出す。スキージ板43,44の下流側には、同様に版
胴1の幅に対応した長さで吸引部45が設けられ、この
吸引部45は、負圧がかけられ、インクを吸引する。
【0012】版胴1の下方には、版胴1の幅に対応した
幅を有し、この版胴1の両側部に渡ってそれぞれ所定長
さで延出された搬送ベルト47が設けられている。搬送
ベルト47は無端状に形成されており、両端が回転ロー
ラ48a,48bに軸支され、上側の搬送ベルト47
は、版胴1外周部1bに所定の張力で撓み、所定面積が
接している。一方の回転ローラ48aは、不図示の駆動
手段により版胴1の回転に同期して、搬送ベルト47を
図中a方向に回転させる。この搬送ベルト47の搬送時
のベルト面の周速は、版胴1の回転時の周速と同速とさ
れている。
【0013】搬送ベルト47の中央の一部には、通気孔
47aが開口形成され、この通気孔47aにはメッシュ
状の通気体が設けられる。この通気孔47aは、搬送ベ
ルト47の搬送により移動するが、この搬送ベルト47
の下面において通気孔47aの移動位置に沿って、図2
に示す吸引手段としての吸引部49が設けられる。吸引
部49は、後述するように通気孔47aを介し搬送ベル
ト47上面の印刷用紙50を搬送ベルト47に吸着す
る。
【0014】搬送ベルト47の搬送前方向側には、給紙
部55が設けられる。給紙部55は、印刷用紙50が積
載される給紙カセット56からなり、給紙カセット56
の前端部下面には開口部56aが開口形成され、印刷用
紙50の最下面が表出する。印刷用紙50は、上方から
付勢手段57により開口部56a方向に付勢され、搬送
ベルト47の面に接するようになっている。
【0015】上記構成の孔版印刷機による印刷動作を説
明すると、孔版原紙3着版後に版胴1をA方向に回転駆
動すると、同時に搬送ベルト47がa方向に搬送駆動さ
れる。そして通気孔47aが給紙カセット56の開口部
56a部分に到達すると(図1に示す状態)、最下面の
印刷用紙50は、この通気孔47aを介して吸引部49
により吸引されて搬送ベルト47上面に仮着状態とな
り、印刷用紙50が1枚、この搬送ベルト47上面で同
a方向に搬送される。
【0016】搬送された印刷用紙50は、版胴1の回転
により版胴1と搬送ベルト47との間で孔版印刷がなさ
れる。この印刷は、2つのスキージ板43,44のイン
クが夫々版胴1の内周面1aからスクリーン40を介し
外周面1b側にスキージされ、孔版原紙3に形成された
孔版画像に対応してインクが塗布されて行われる。
【0017】印刷直後、印刷用紙50上に一旦載ったイ
ンクKは、この直後に吸引部45により所定量この印刷
用紙50から離れる方向に吸引されることとなり、余分
な量のインクが版胴1の内側に戻され、印刷用紙50に
付着するインク量が軽減される。尚、一旦印刷用紙50
上にインクKが載ると、インクの粘性により載った面積
のインクKが全て吸引され戻るということはなく、印刷
用紙50面上での高さ方向で余分に突出したインクKの
一部が吸引部45に戻されるものであって、印刷品質を
向上できる。
【0018】この印刷直後、印刷用紙50は、再び吸引
部49により通気孔47aを介し搬送ベルト47面上に
仮着状態となるから、印刷用紙50は、版胴1に付着す
ることなく排出部方向に搬送される。このように、印刷
用紙50は、無端ベルト47が折り返された両端部間の
上面の間で連続してこの無端ベルト47側に吸引される
構成であり、よって、一端部でこの吸着が開始して給紙
され、他端部で吸着が解かれ排紙できる。
【0019】また、上記孔版印刷装置の他の構成例とし
ては、図3の側面図に示すように、印刷箇所の版胴1と
対向する部分に加圧ローラ58を設ける構成としてもよ
い。加圧ローラ58は、搬送ベルト47の下面に設けら
れ、印刷時に不図示の移動機構により吸引部49ととも
に、搬送ベルト47を版胴1方向に付勢する。
【0020】そして、この加圧ローラ58は、上述した
孔版原紙3の着版時及び排版時には図4のように版胴1
から離れる方向に退避移動され、これら着排版に伴う版
胴1の回転の妨げとならないよう構成されている。
【0021】さらに、図4に示すように他の給紙機構と
して印刷用紙50を積載保持する保持手段60を設け、
印刷用紙50最上面の端部に設けられたピックアップロ
ーラ61で1枚づつ搬送ベルト47に渡す構成とするこ
とができる。この場合、印刷用紙50は、昇降板62上
に積載され、図示しない移動機構により昇降板62上の
印刷用紙50の最上面が常にピックアップローラ61に
接する構成とする。
【0022】次に、図5は、前記孔版印刷装置の着版機
構を示す部分拡大図である。版胴1の外周の一部には、
所定長さ及び幅の針状部2が設けられている。針状部2
は、図示の如く多数の針5が植設されてなる。針5は、
底部の基板5a上に植設された状態で版胴1上に固定さ
れている。尚、基板5aを設けず、版胴1上に直接針5
を植設する構成とすることもできる。
【0023】この針5は、着版される孔版原紙3の最大
の厚さに対応した所定高さで立設されている。例えば、
孔版原紙3の厚さが40μm(和紙の場合)〜80μm
(紗の場合)である場合、針5は高さが0.1mm〜
1.3mmの範囲で、直径が0.2mm〜0.4mmの
太さの範囲で設定する。一般的な孔版原紙3が40μm
の厚さには、針5の高さを0.8mm,太さを0.3m
mとすることが望ましい。いずれの場合においても、孔
版原紙3の厚さに比し針5は、それ以上の高さに設定さ
れている。この針5は、図示の如く先端を平らに形成し
たり、鋭利な針状に形成してもよい。
【0024】版胴1は印刷時に図中A方向に回転する。
このため、針5は、図6の部分拡大平面図に示すよう
に、回転方向Aの先頭付近(孔版原紙3の前端部)の植
設密度が密で、後端につれ次第に疎となるよう植設され
る。また、図中横方向(版胴1の幅方向)に対して針5
は、一定のピッチPで直線状に植設され、回転方向の次
の後列は、前段の針5のピッチ同士の中間位置となるピ
ッチで植設される。また、回転方向の後段にしたがっ
て、ピッチPの間隔は、次第に拡げて設ける(P1←P
3)。この他、針5の植設については、図7に示すよう
に、上記疎密の状態とせず、基板5a上にランダムに設
けるよう構成してもよい。
【0025】版胴1の側部には、押し込み手段10が設
けられる。押し込み手段10は、回転自在に軸支された
押し込みローラ11を有する。この押し込みローラ11
は、ゴム等の弾性体でなる。押し込みローラ11は、図
示しない移動機構により版胴1の幅方向(図中B方向)
に水平移動自在であり、後述する着版動作時のみ版胴1
上の針状部2上を移動し、それ以外の場合には版胴1部
分から退避するようになっている。この押し込みローラ
11は、版胴1上に移動した際、弾性力により版胴1上
の針状部2に所定圧力で接する。
【0026】次に、上記構成による着版動作を説明す
る。製版機構で製版された孔版原紙3は、図5の方向か
ら移動され、前端部3aが着版装置2上の位置(図中1
点鎖線)まで移動される。この孔版原紙3の前端部3a
は、針状部2をやや通過した位置まで移動させる。この
とき、針状部2は孔版原紙3の移動方向上に位置するよ
うに(例えば版胴1の最上部)、版胴1を回転して位置
決めしておく。
【0027】この後、押し込みローラ11は、版胴1の
幅方向(図中B方向)に移動し始める。押し込みローラ
11は、針5に所定圧力で接するが、押し込みローラ1
1が弾性体で形成されているため、針5内に喰い込んだ
状態でこの針状部2上を移動することになる。このB方
向への移動時、押し込みローラ11は、図中C方向に回
転しながら移動することになる。そして、図8の部分拡
大側面図に示すように、針状部2上に位置する孔版原紙
3は、押し込みローラ11の押し込み力により各針5の
部分で各々通され、この押し込みローラ11が針状部2
上を端部まで移動することにより、孔版原紙3の一端
は、この針状部2が有する少ない幅及び長さの面積のみ
で係止することができる。
【0028】この後、図5に示すように版胴1がA方向
に回転すると同時に印刷用紙が給紙され、印刷が行われ
るのであるが、孔版原紙3はその回転方向Aの前端部3
aが針状部2の複数の針5で係止されているため、版胴
1の回転で脱落することがない。また、版胴1が回転す
る際、孔版原紙3は、針状部2に対し前端部3aが密で
後端方向に従い疎な状態で着版されているから、版胴1
の回転に孔版原紙3がついていかない状態、例えば、版
胴1の回転起動時等に版胴1と孔版原紙3との間に張力
が働いても、針状部2部分の孔版原紙3が裂けることが
ない。即ち、孔版原紙3には、多数の針5により孔が開
けられ、その孔と針5との摩擦により針5の植設方向の
抜けが防止されている。また版胴1の回転方向、即ち針
5と直交する方向に対しては、多数の針5により力が分
散されて、孔版原紙3はちぎれることなく版胴1の回転
方向に対しても固定されることになる。
【0029】このことは、針5をランダムに植設した場
合についても同様であり、孔版原紙3の一部にのみ大き
な力が加わることなく、力が分散される構成とすれば、
孔版原紙3の裂傷を防止できることに基づいている。
尚、印刷時には版胴1内部から出るインクの粘着力によ
っても版胴1に孔版原紙3が着いた状態が保持されるよ
うになっている。
【0030】上述した着版装置により版胴1に装着され
た孔版原紙3を版胴1から剥離する場合には、従来同
様、図13に示す排版爪85を有する排版機構86によ
り孔版原紙3の前端部3aから剥離すればよい。そのた
め、孔版原紙3前端部3aが所定の幅を有し、この前端
部3aに排版爪85を係合させて排紙するようになって
いる。
【0031】また、図9は、他の版分離手段20を示す
図である。この版分離手段20は、針状部2上に予めこ
の針状部2を覆う板状の排版用板21を設けて構成され
る。この排版用板21には、各針5の箇所に対応して複
数の挿通穴21aが開口形成されている。したがって、
孔版原紙3は、着版時にこの排版用板21上に位置し、
排版時に、この排版用板21を図に示す如く上方に移動
させることにより、同時に孔版原紙3の前端部3aを針
状部2の針5部分から外すことができる。
【0032】図10は、さらに他の排版機構25を示す
斜視図である。この排版機構25は、図13に示す排版
機構86の配置箇所に代わって配置され、移動手段2
6、収容手段28、接着手段29を有する。移動手段2
6としての可動ローラ26aは、支軸26bを中心に回
転自在である。この支軸26aは、巻回軸28を中心と
して不図示の移動手段により版胴1の外周に接触(図中
D方向に移動)し、孔版原紙3の後端部3bに接する。
収容手段28は、巻回軸28aを有し図示しない駆動手
段により図中E方向に回転駆動され、軸の略中心位置に
は、予め接着テープ29の一端が接続されている。
【0033】接着手段29としての接着テープは、所定
幅及び長さを有し巻回されてなり、巻回部29aは、軸
29bを中心に回転自在に軸支されている。この接着テ
ープ29の片面は接着剤が塗布された接着面29cとさ
れている。接着テープ29の接着剤は、版胴1と孔版原
紙3との密着力より大きい接着力を有するものを使用す
る。この接着テープ29は、図示の如く、巻回部29a
から可動ローラ26a方向に延出され、この可動ローラ
26a部分で折り返されて巻回軸28aに巻き取られる
よう構成されている。尚、接着テープ29の接着面29
cは、可動ローラ26a部分では、表面側に表出してい
る。
【0034】上記構成の排紙機構25によれば、印刷後
の孔版原紙3の排紙時には、版胴1を回転させ、孔版原
紙3の後端部3bを可動ローラ26aの位置に位置決め
した後、可動ローラ26aをD方向に移動させる。これ
により、可動ローラ26a部分の接着テープ29は、孔
版原紙3の後端部3bに接着する。
【0035】この後、版胴1を印刷時の回転方向(A方
向)と逆方向に回転させつつ、巻回軸28aをE方向に
回転させると、接着テープ29が巻き取られるととも
に、図示の如く使用済の孔版原紙3cもこの巻回軸28
に巻き取ることができる。このとき、接着テープ29の
接着力は、版胴1と孔版原紙3とのインクによる接着力
より大きな接着力とされているから、上記接着後の巻き
取りを容易に行うことができる。
【0036】図11は、さらに他の排版機構30を示す
斜視図である。この排版機構30は、前記排版機構8
6,25の配置箇所に代わって配置される。この排版機
構30は、版胴1側部から延びる移動手段31としての
支軸31aが不図示の駆動源により回動自在に構成され
ており、支軸31aは中途位置にプランジャ等直動往復
する伸縮機構31bが内蔵され、その長さが可変自在に
構成されている。支軸31aの先端は版胴1と平行に折
曲された折曲部31cとされ、この折曲部31cには巻
回軸32が回転自在に軸支されており、使用済の孔版原
紙3が巻回される。
【0037】巻回軸32の上方には、接着剤塗布部33
が設けられる。この接着剤塗布部33は、下側に設けら
れた塗布ローラ33aが回転自在に構成され、内部に設
けられた不織体に接着剤が浸潤されており、この不織体
が塗布ローラ33a外周面に接して接着剤を塗布する構
成である。したがって、図示の如く、支軸31aが上方
に回動した状態において、支軸31aが伸長すると、接
着剤塗布部33の塗布ローラ33aが巻回軸32の周面
に接し、この巻回軸32に所定幅の接着剤を塗布する。
【0038】次に、図12の側面からみた動作概要図に
示す如く、印刷が終了した時点で針状部2の位置が巻回
軸32の位置にあるよう、版胴1を移動位置決めする。
この後、伸縮機構31bにより支軸31aを収縮させる
と、巻回軸32が孔版原紙3の後端部3bに接する。こ
の状態で版胴1を回転させると、巻回軸32がつられて
回転し、孔版原紙3はこの後端部3b部分からこの巻回
軸32に巻き取られる。
【0039】尚、巻回軸32の接着位置を孔版原紙3の
前端部3aとすれば、この前端部3aから巻き取ること
もできる。さらに、版胴1を回転させずに、支軸31a
を図中G方向に回動させかつ巻回軸32を不図示の回転
駆動機構により図中H方向に回転させる構成によって
も、孔版原紙3を巻き取ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の孔版印刷装置によれば、版胴に
接する無端ベルトに印刷用紙が吸着され、無端ベルトの
搬送に伴い版胴部分を印刷用紙が通過するのみの簡単な
構成で印刷を施すことができ、従来の印刷用紙の受渡し
の機構を必要としない。また、吸引手段は無端ベルトに
形成された通気孔を介し、この無端ベルトの面上部分で
は、印刷用紙を常に無端ベルト側に吸引する構成である
ため、印刷直後にインクにより印刷用紙が版胴側に付く
こともなく、排紙側に搬送することができ、印刷用紙の
舞い上がり等の搬送不良も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷装置を示す斜視図。
【図2】同孔版印刷装置の側断面図。
【図3】他の孔版印刷装置を示す側面図。
【図4】同孔版印刷装置の動作図。
【図5】着版機構を示す部分拡大図。
【図6】針状部の部分拡大平面図。
【図7】針状部の他の例を示す図。
【図8】着版動作を示す部分拡大側面図。
【図9】排版機構を示す部分拡大側面図。
【図10】他の排版機構を示す斜視図。
【図11】他の排版機構を示す斜視図。
【図12】同排版機構の動作概要図。
【図13】従来の孔版印刷機を示す側断面図。
【符号の説明】
1…版胴、3…孔版原紙、47…無端ベルト、47a…
通気孔、50…印刷用紙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔版原紙(3)が巻回されている版胴
    (1)に印刷用紙(50)を押し付けるプレス手段と、
    前記版胴に印刷用紙を供給する給紙手段と、前記プレス
    手段により印刷された印刷用紙を前記版胴から分離させ
    て排出する排紙手段とを有する孔版印刷装置において、 前記給紙手段とプレス手段と排出手段とは、前記版胴に
    接する一連の無端ベルト(47)で形成され、この無端
    ベルトに対し前記印刷用紙を吸着させる吸引手段(4
    9)を有し、 前記無端ベルトの周速と前記版胴の周速とは同速とされ
    ていることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記無端ベルト(47)の少なくとも一
    部は通気性を有した通気孔(47a)が開口形成され、 前記吸引手段(49)により該通気孔を介し無端ベルト
    上の印刷用紙(50)をこの無端ベルト方向に吸引する
    構成である請求項1記載の孔版印刷装置。
JP16228894A 1994-07-14 1994-07-14 孔版印刷装置 Pending JPH0825778A (ja)

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JPH0825778A true JPH0825778A (ja) 1996-01-30

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JP16228894A Pending JPH0825778A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 孔版印刷装置

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JP (1) JPH0825778A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6129013A (en) * 1997-09-09 2000-10-10 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Stencil printer
US8636139B2 (en) 2008-01-10 2014-01-28 Seiko I Infotech Inc. Conveyor and conveying device

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