JPH0825762B2 - 石英ガラスフィルターの製造方法 - Google Patents
石英ガラスフィルターの製造方法Info
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- JPH0825762B2 JPH0825762B2 JP4492990A JP4492990A JPH0825762B2 JP H0825762 B2 JPH0825762 B2 JP H0825762B2 JP 4492990 A JP4492990 A JP 4492990A JP 4492990 A JP4492990 A JP 4492990A JP H0825762 B2 JPH0825762 B2 JP H0825762B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、高温流体,腐食性流体のような通
常のろ過装置では処理し難い流体類をろ過精製するため
のろ過部材として好適な発泡性多孔質の高純度石英ガラ
ス製フィルターの製造方法に関する。
常のろ過装置では処理し難い流体類をろ過精製するため
のろ過部材として好適な発泡性多孔質の高純度石英ガラ
ス製フィルターの製造方法に関する。
石英ガラスは、耐薬品製,耐熱性,耐熱衝撃性等に優
れているので、その優れた素材特性から多くの分野で広
く利用されているが、流体、特に液体分離精製用ろ材と
しても極めて有用で、従来から各種フィルターとして用
いられている。
れているので、その優れた素材特性から多くの分野で広
く利用されているが、流体、特に液体分離精製用ろ材と
しても極めて有用で、従来から各種フィルターとして用
いられている。
これまでの石英ガラス製フィルターの製造方法として
は、例えば、石英ガラス粉を焼結する方法、石英ガラス
ファイバーを織物や不織布に加工する方法、あるいは特
公昭39−20171号公報に開示されたような分相法により
多孔質体を形成する方法等が代表的に知られている。
は、例えば、石英ガラス粉を焼結する方法、石英ガラス
ファイバーを織物や不織布に加工する方法、あるいは特
公昭39−20171号公報に開示されたような分相法により
多孔質体を形成する方法等が代表的に知られている。
しかしながら、焼結法は、一般に、加熱焼結によって
予備成形された成形体が収縮するので、所望形状の高い
寸法精度のろ材を得ることが困難で、従って、得られた
成形体を二次加工することが必要である。また、目的と
する流体のろ過特性はそれぞれ異なるので、個々に相応
する所望の石英ガラスフィルターを安定に製造すること
は困難である。一方、石英ガラスファイバ製織物が不織
布等のろ材は、その形状維持性に問題があるばかりでな
く、多くの製造工程を必要とし、そのため石英ガラスが
本来有する高純度且つ安定な素材の利点が損なわれ易い
ので工業的に好ましくない。更に、ガラス分相法による
ガラスフィルターの製造は、ガラスの純度が低下するの
で、高純度石英ガラスフィルターとは言い難いものであ
り、また得られた多孔体の孔径は極めて細く、例えば20
〜1,000Å程度であって、その使用対象や使用範囲が限
られるので実用上からは歓迎できない。
予備成形された成形体が収縮するので、所望形状の高い
寸法精度のろ材を得ることが困難で、従って、得られた
成形体を二次加工することが必要である。また、目的と
する流体のろ過特性はそれぞれ異なるので、個々に相応
する所望の石英ガラスフィルターを安定に製造すること
は困難である。一方、石英ガラスファイバ製織物が不織
布等のろ材は、その形状維持性に問題があるばかりでな
く、多くの製造工程を必要とし、そのため石英ガラスが
本来有する高純度且つ安定な素材の利点が損なわれ易い
ので工業的に好ましくない。更に、ガラス分相法による
ガラスフィルターの製造は、ガラスの純度が低下するの
で、高純度石英ガラスフィルターとは言い難いものであ
り、また得られた多孔体の孔径は極めて細く、例えば20
〜1,000Å程度であって、その使用対象や使用範囲が限
られるので実用上からは歓迎できない。
従って、本発明の目的ないし技術的課題は、上記のよ
うな不利益や不都合を伴わない所望の寸法精度と所望の
流体透過特性を有する高純度石英ガラス性フィルターを
提供することにある。
うな不利益や不都合を伴わない所望の寸法精度と所望の
流体透過特性を有する高純度石英ガラス性フィルターを
提供することにある。
本発明者らは、上記技術的課題を解決する石英ガラス
フィルターの製造方法について、特に、塩化水素ガス,
熱硝酸等の腐食性流体や高温流体などのろ過精製に有用
なろ過部材としての高純度石英ガラスフィルターに着目
して研究を重ね、実用的に極めて望ましい石英ガラスフ
ィルターの製造方法を開発した。
フィルターの製造方法について、特に、塩化水素ガス,
熱硝酸等の腐食性流体や高温流体などのろ過精製に有用
なろ過部材としての高純度石英ガラスフィルターに着目
して研究を重ね、実用的に極めて望ましい石英ガラスフ
ィルターの製造方法を開発した。
すなわち、本発明は、100ppm以上のOH基を含有する石
英ガラスのフレーク状粉末を予備成形し、得られた成形
体をアンモニアガス雰囲気中で800〜1,300℃の温度に加
熱してアンモニア化反応を行わせ、これを1,350〜1,700
℃の一層高い温度条件で脱アンモニア処理することを特
徴とする発泡体石英ガラスフィルターの製造方法を提供
する。
英ガラスのフレーク状粉末を予備成形し、得られた成形
体をアンモニアガス雰囲気中で800〜1,300℃の温度に加
熱してアンモニア化反応を行わせ、これを1,350〜1,700
℃の一層高い温度条件で脱アンモニア処理することを特
徴とする発泡体石英ガラスフィルターの製造方法を提供
する。
本発明方法に用いられる石英ガラス素材は、可及的に
高純度で、且つOH基を100ppm以上含有するものが用いら
れる。そのような素材としては、例えば、充分精製した
けい素化合物を、従来知られた火炎加水分解法により得
られる多孔質合成石英ガラス母材、又はゾル・ゲル法で
得られる多孔質合成石英ガラス母材が好適である。本発
明の方法に用いられる石英ガラスフレーク状粉末は、上
記合成石英ガラス多孔質母材を、例えば、ボールミル等
で粉砕して、好ましくは16〜150メッシュの粒度範囲に
調製される。上記の火炎加水分解法でつくられる石英ガ
ラス母材は、ターゲットが棒状あるいは板状のいずれで
あってもよいが、形成されるガラス微粉末が層状に堆積
していることが重要であって、溶融してインゴット化し
たものは粉末素材として不適当である。またアルコキシ
シランをアルコール溶中で酸又は塩基性触媒の存在下で
加水分解して均一なゾルを形成させるゾル・ゲル法で
は、得られたゾルをスリット状ノズルから押し出してテ
ープ状のものにしたり、写真フィルムのように回転ドラ
ムの表面に付着させてシート状物をつくり、ゲル化した
のち乾燥し、粉砕してガラスフレーク状粉末を調製する
ことができる。また、本発明の方法においては、このよ
うに調製された石英ガラスフレーク状粉末のOH基含有濃
度は、後述するアンモニア化及びその離脱反応と関連し
てガラス中に100ppm以上含まれることが重要であって、
実用的に好ましいOH基の含有濃度は、300〜1,500ppmで
ある。
高純度で、且つOH基を100ppm以上含有するものが用いら
れる。そのような素材としては、例えば、充分精製した
けい素化合物を、従来知られた火炎加水分解法により得
られる多孔質合成石英ガラス母材、又はゾル・ゲル法で
得られる多孔質合成石英ガラス母材が好適である。本発
明の方法に用いられる石英ガラスフレーク状粉末は、上
記合成石英ガラス多孔質母材を、例えば、ボールミル等
で粉砕して、好ましくは16〜150メッシュの粒度範囲に
調製される。上記の火炎加水分解法でつくられる石英ガ
ラス母材は、ターゲットが棒状あるいは板状のいずれで
あってもよいが、形成されるガラス微粉末が層状に堆積
していることが重要であって、溶融してインゴット化し
たものは粉末素材として不適当である。またアルコキシ
シランをアルコール溶中で酸又は塩基性触媒の存在下で
加水分解して均一なゾルを形成させるゾル・ゲル法で
は、得られたゾルをスリット状ノズルから押し出してテ
ープ状のものにしたり、写真フィルムのように回転ドラ
ムの表面に付着させてシート状物をつくり、ゲル化した
のち乾燥し、粉砕してガラスフレーク状粉末を調製する
ことができる。また、本発明の方法においては、このよ
うに調製された石英ガラスフレーク状粉末のOH基含有濃
度は、後述するアンモニア化及びその離脱反応と関連し
てガラス中に100ppm以上含まれることが重要であって、
実用的に好ましいOH基の含有濃度は、300〜1,500ppmで
ある。
粉砕調製された合成石英ガラスのフレーク状粉末は、
通常、所望のフィルター形状に近い形状に予備成形され
る。その予備成形には、通常、例えば、ポリビニルアル
コールや水等の接着剤ないし粘着剤が添加使用される。
その使用量は、ガラスのフレーク状粉末粒度条件や流体
透過性を考慮して、該粉末の重量に対し、30〜90%程度
が用いられ、その成形には、例えば、押出し成形,モー
ルド充てん,ロール成形などが有利に採用されるが、い
ずれの場合にも、金属製金型ではなく、石英ガラスの純
度の低下を考慮して、好ましくは、ふっ素樹脂のような
合成樹脂で作られたモールドが用いられる。
通常、所望のフィルター形状に近い形状に予備成形され
る。その予備成形には、通常、例えば、ポリビニルアル
コールや水等の接着剤ないし粘着剤が添加使用される。
その使用量は、ガラスのフレーク状粉末粒度条件や流体
透過性を考慮して、該粉末の重量に対し、30〜90%程度
が用いられ、その成形には、例えば、押出し成形,モー
ルド充てん,ロール成形などが有利に採用されるが、い
ずれの場合にも、金属製金型ではなく、石英ガラスの純
度の低下を考慮して、好ましくは、ふっ素樹脂のような
合成樹脂で作られたモールドが用いられる。
このようにして得られた予備成形体は、好ましくは、
アンモニア化反応に先立って、予め、例えば、600〜800
℃程度の比較的低い温度に加熱して有機結合剤を熱分解
させる。次いで、該成形体は、アンモニア雰囲気中で、
800〜1,300℃の温度条件下にアンモニア化反応に供され
る。アンモニア雰囲気は、加熱炉内に充分量のアンモニ
アを供給すればよく、実用的には、アンモニアガスは窒
素ガスをキャリアガスとして連続的に供給される。アン
モニアと石英ガラスの反応のメカニズムの詳細は不明で
あるが、石英ガラス中のOH基がアンモニアとの反応に有
効に作用して、効果的に発泡体ガラスフィルターの形成
に寄与するものと推定される。このアンモニア化反応に
おいては、アンモニアの反応量をガラスに対してその0.
1重量%以上にすることが好ましく、その際、反応にお
ける温度及び時間を選択することにより所望反応量にコ
ントロールすることができる。
アンモニア化反応に先立って、予め、例えば、600〜800
℃程度の比較的低い温度に加熱して有機結合剤を熱分解
させる。次いで、該成形体は、アンモニア雰囲気中で、
800〜1,300℃の温度条件下にアンモニア化反応に供され
る。アンモニア雰囲気は、加熱炉内に充分量のアンモニ
アを供給すればよく、実用的には、アンモニアガスは窒
素ガスをキャリアガスとして連続的に供給される。アン
モニアと石英ガラスの反応のメカニズムの詳細は不明で
あるが、石英ガラス中のOH基がアンモニアとの反応に有
効に作用して、効果的に発泡体ガラスフィルターの形成
に寄与するものと推定される。このアンモニア化反応に
おいては、アンモニアの反応量をガラスに対してその0.
1重量%以上にすることが好ましく、その際、反応にお
ける温度及び時間を選択することにより所望反応量にコ
ントロールすることができる。
アンモニア化処理を行った成形体は、次いで一層高い
温度、すなわち、1,350〜1,700℃の高温条件下で脱アン
モニア反応を行わせ、所望の連続通気孔を有する発泡体
ガラスフィルターを得ることができる。
温度、すなわち、1,350〜1,700℃の高温条件下で脱アン
モニア反応を行わせ、所望の連続通気孔を有する発泡体
ガラスフィルターを得ることができる。
発泡体の気孔の大きさをコントロールするには、まず
原料としての石英ガラスフレーク状粉末の粒度範囲を選
択し、更にアンモニア化反応における加熱の昇温速度
(ゆっくり昇温すれば気孔は小さくなる)とその雰囲気
の圧力(小さければ気孔は大きくなる)を選択して、所
望の透過性フィルターを製造することができる。
原料としての石英ガラスフレーク状粉末の粒度範囲を選
択し、更にアンモニア化反応における加熱の昇温速度
(ゆっくり昇温すれば気孔は小さくなる)とその雰囲気
の圧力(小さければ気孔は大きくなる)を選択して、所
望の透過性フィルターを製造することができる。
また、本発明の方法においては、アンモニアと反応さ
せた発泡前駆体をカーボン製型内に充てんし、窒素ガス
雰囲気下で加熱発泡処理を行うことにより、型通りの所
望の発泡成形体を得ることができる。その成形体が単純
な円筒の場合には、円筒状発泡体として容易に二次加工
をして所望の形状を得ることができる。
せた発泡前駆体をカーボン製型内に充てんし、窒素ガス
雰囲気下で加熱発泡処理を行うことにより、型通りの所
望の発泡成形体を得ることができる。その成形体が単純
な円筒の場合には、円筒状発泡体として容易に二次加工
をして所望の形状を得ることができる。
本発明の方法によれば、所望の気孔率のフィルターを
容易に製造することができ、また発泡スチロールのよう
な所望形状の成形が可能である。
容易に製造することができ、また発泡スチロールのよう
な所望形状の成形が可能である。
更に、本発明方法によってフレーク状粉末から形成さ
れたフィルターは、単なる石英ガラス粉末を焼結して得
られたフィルターに比べて、流体通過性に優れ、従って
単位断面積当たりの流体通過能力が高いので、軽量且つ
コンパクトなフィルターとして提供される。
れたフィルターは、単なる石英ガラス粉末を焼結して得
られたフィルターに比べて、流体通過性に優れ、従って
単位断面積当たりの流体通過能力が高いので、軽量且つ
コンパクトなフィルターとして提供される。
次に、本発明の方法に係る具体例を挙げて更に詳細に
説明する。
説明する。
実施例1 蒸留精製した四塩化けい素(SiCl4)をバブラーを用
いて気化させ、このガス体を水素ガス及び酸素ガスと混
合して酸水素バーナーに供給し、その酸水素炎中で四塩
化けい素を火炎加水分解させ、ターゲット上に堆積させ
て直径約100mm,長さ約100mmの多孔質合成石英ガラス母
材を形成させた。得られた母材ガラスのOH基含有量は、
約1,100ppmであった。
いて気化させ、このガス体を水素ガス及び酸素ガスと混
合して酸水素バーナーに供給し、その酸水素炎中で四塩
化けい素を火炎加水分解させ、ターゲット上に堆積させ
て直径約100mm,長さ約100mmの多孔質合成石英ガラス母
材を形成させた。得られた母材ガラスのOH基含有量は、
約1,100ppmであった。
この多孔質ガラス石英ガラス母材をターゲットから抜
き取り、ボールミルで30分間粉砕して48〜16メッシュの
フレーク状石英ガラス粉末を得た。
き取り、ボールミルで30分間粉砕して48〜16メッシュの
フレーク状石英ガラス粉末を得た。
このように調製されたガラス粉末500gにポリビニルア
ルコール5%水溶液300gを加えて良く混和した後、φ50
mm×長さ200mmの円筒状ポリ塩化ビニル製成形型に流し
込み、良く乾燥して予備成形体を得た。
ルコール5%水溶液300gを加えて良く混和した後、φ50
mm×長さ200mmの円筒状ポリ塩化ビニル製成形型に流し
込み、良く乾燥して予備成形体を得た。
次いで、この予備成形体を内径100mmの石英ガラス炉
管内に入れ、この炉内にキャリアガスとして窒素ガスを
約400N cm3/分、またアンモニアガスを約2,500N cm3/分
の供給速度で供給しながら、約1,000℃の温度で2時間
アンモニア化反応を行った。
管内に入れ、この炉内にキャリアガスとして窒素ガスを
約400N cm3/分、またアンモニアガスを約2,500N cm3/分
の供給速度で供給しながら、約1,000℃の温度で2時間
アンモニア化反応を行った。
次に、アンモニア化された予備成形体をカーボン製の
内径φ60mm、長さ250mmのキャビティを有する最終成形
用型内に充てんし、その型を窒素ガス雰囲気中で10℃/m
inの昇温速度で1,400℃の温度まで上げ、次いで1℃/mi
nの割合で1,600℃まで昇温させ、この温度に30分保持し
て加熱処理を行った後、放冷した。
内径φ60mm、長さ250mmのキャビティを有する最終成形
用型内に充てんし、その型を窒素ガス雰囲気中で10℃/m
inの昇温速度で1,400℃の温度まで上げ、次いで1℃/mi
nの割合で1,600℃まで昇温させ、この温度に30分保持し
て加熱処理を行った後、放冷した。
得られた直径φ60mmで、長さ250mmの円柱状石英ガラ
ス発泡体を石英ガラス製鋸で20mmの厚さに輪切りして10
枚の円盤状フィルターを得た。
ス発泡体を石英ガラス製鋸で20mmの厚さに輪切りして10
枚の円盤状フィルターを得た。
このフィルターを用いて、パーティクルを含む腐食性
ガスを通過させたところ、圧力損失が少なく、パーティ
クルの除去も良好であった。
ガスを通過させたところ、圧力損失が少なく、パーティ
クルの除去も良好であった。
比較例1 実施例1と同様のスート法により作成した多孔質合成
石英ガラス母材を、粉砕することなくそのまま、内径10
0mmの石英ガラス炉管内に入れ、これに、同様に窒素キ
ャリアガスを約400N cm3/分、またアンモニアガスを約
2,500N cm3/分の供給速度で供給しながら、約1,000℃の
温度で2時間アンモニア化反応を行った。次に、これも
同様に、キャリアガス及び窒素得ガスの供給を停止し、
大気条件下に温度を約1,600℃に昇温させて10分間加熱
処理を行い、発砲性の多孔質体を得た。
石英ガラス母材を、粉砕することなくそのまま、内径10
0mmの石英ガラス炉管内に入れ、これに、同様に窒素キ
ャリアガスを約400N cm3/分、またアンモニアガスを約
2,500N cm3/分の供給速度で供給しながら、約1,000℃の
温度で2時間アンモニア化反応を行った。次に、これも
同様に、キャリアガス及び窒素得ガスの供給を停止し、
大気条件下に温度を約1,600℃に昇温させて10分間加熱
処理を行い、発砲性の多孔質体を得た。
この発砲体からφ60mm×厚さ200mmの円盤を切り出し
たフィルターをつくった。
たフィルターをつくった。
しかし、この円盤には、透過性連続気孔が形成され
ず、流体を通過させないのでフィルターとして機能しな
いものであった。
ず、流体を通過させないのでフィルターとして機能しな
いものであった。
実施例2 テトラエトキシシランSi(OC2H5)4と0.1Nの塩酸水
溶液とを1:5の重量比で混合して加水分解させ得られた
均一なゾルをスリット状ノズルから押し出し、加熱乾燥
したものをボールミルで粉砕して16〜48メッシュのフレ
ーク状合成石英ガラス粉末を調製した。得られたガラス
粉末100gを5%ポリビニルアルコール水溶液80gと均一
に混和し、実施例1と同様にモールド成形して予備成形
体を作成した。
溶液とを1:5の重量比で混合して加水分解させ得られた
均一なゾルをスリット状ノズルから押し出し、加熱乾燥
したものをボールミルで粉砕して16〜48メッシュのフレ
ーク状合成石英ガラス粉末を調製した。得られたガラス
粉末100gを5%ポリビニルアルコール水溶液80gと均一
に混和し、実施例1と同様にモールド成形して予備成形
体を作成した。
この予備成形体を乾燥し、次いで800℃の温度に5時
間加熱してポリビニルアルコール結合剤を酸化分解し
た。このようにして得られた多孔性成形体を約1,000℃
に保持された石英ガラス管炉内で加熱し、その管内にキ
ャリアガスとして窒素ガスを約400N cm3/分の割合で、
またアンモニアガスを約2,500N cm3/分の供給速度で送
り込みながら、その温度で2時間アンモニア化反応を行
った。次いで、キャリアガス及び窒素ガスの供給を停止
し、それに引き続いて大気条件下に約1,600℃の温度に
昇温させて10分間加熱処理を行い、石英ガラス発砲多孔
質体を得た。
間加熱してポリビニルアルコール結合剤を酸化分解し
た。このようにして得られた多孔性成形体を約1,000℃
に保持された石英ガラス管炉内で加熱し、その管内にキ
ャリアガスとして窒素ガスを約400N cm3/分の割合で、
またアンモニアガスを約2,500N cm3/分の供給速度で送
り込みながら、その温度で2時間アンモニア化反応を行
った。次いで、キャリアガス及び窒素ガスの供給を停止
し、それに引き続いて大気条件下に約1,600℃の温度に
昇温させて10分間加熱処理を行い、石英ガラス発砲多孔
質体を得た。
これからφ60mm×厚さ20mmの円盤を切り出してフィル
ターをつくり、このフィルターで洗浄に使用した濃塩酸
水溶液をろ過したところ、浮遊微細固形粒子が完全に除
去された清澄な農塩酸が回収された。
ターをつくり、このフィルターで洗浄に使用した濃塩酸
水溶液をろ過したところ、浮遊微細固形粒子が完全に除
去された清澄な農塩酸が回収された。
比較例2 テトラエトキシシランSi(OC2H5)4と0.1Nの塩酸水
溶液とを1:5の重量比に混合して加水分解させ、得られ
た均一なゾルを加熱,乾燥し、ボールミルで粉砕して16
〜48メッシュの粒状合成石英ガラス粉末を調製した。こ
の粉末100gを5%ポリビニルアルコール水溶液80gと混
和し、モールド成形により予備成形体を作成した。得ら
れたあ成形体を800℃で5時間加熱し、次いで大気雰囲
気中で1,600℃に昇温させ、10分間保持したところ、若
干収縮した石英ガラス多孔質体が得られた。
溶液とを1:5の重量比に混合して加水分解させ、得られ
た均一なゾルを加熱,乾燥し、ボールミルで粉砕して16
〜48メッシュの粒状合成石英ガラス粉末を調製した。こ
の粉末100gを5%ポリビニルアルコール水溶液80gと混
和し、モールド成形により予備成形体を作成した。得ら
れたあ成形体を800℃で5時間加熱し、次いで大気雰囲
気中で1,600℃に昇温させ、10分間保持したところ、若
干収縮した石英ガラス多孔質体が得られた。
この多孔質体は、フィルターとしての機能は有してい
ないものであった。
ないものであった。
〔発明の効果〕 本発明の方法によって製造された高純度石英ガラスフ
ィルターは、素材の本来有する耐熱性,耐薬品性及び耐
熱衝撃性を保有し、ろ過清浄が困難な高温流体や腐食性
の強い流体等の取扱いが困難な流体を何らの不都合もな
くろ過することができ、その実用的価値は極めて高い。
また、円筒状フィルターでは、フィルターとしての機能
のほかに、側面の加熱、冷却を行えば、その大きな表面
積を利用して通過する流体の効果的な熱交換を行うこと
もできる。
ィルターは、素材の本来有する耐熱性,耐薬品性及び耐
熱衝撃性を保有し、ろ過清浄が困難な高温流体や腐食性
の強い流体等の取扱いが困難な流体を何らの不都合もな
くろ過することができ、その実用的価値は極めて高い。
また、円筒状フィルターでは、フィルターとしての機能
のほかに、側面の加熱、冷却を行えば、その大きな表面
積を利用して通過する流体の効果的な熱交換を行うこと
もできる。
Claims (3)
- 【請求項1】100ppm以上のOH基を含有する石英ガラスの
フレーク状粉末の予備成形し、得られた成形体をアンモ
ニアガス雰囲気中で800〜1,300℃の温度に加熱してアン
モニア化反応を行わせ、これを1,350〜1,700℃の一層高
い温度条件で脱アンモニア処理することを特徴とする発
泡体石英ガラスフィルターの製造方法。 - 【請求項2】フレーク状の石英ガラス粉末が、16〜150
メッシュの粒度範囲に調製されたものが用いられる請求
項1記載の石英ガラスフィルターの製造方法。 - 【請求項3】石英ガラス粉末のフレークの厚さが、1〜
10μmである請求項1又は2記載の石英ガラスフィルタ
ーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4492990A JPH0825762B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 石英ガラスフィルターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4492990A JPH0825762B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 石英ガラスフィルターの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03247524A JPH03247524A (ja) | 1991-11-05 |
| JPH0825762B2 true JPH0825762B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=12705167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4492990A Expired - Fee Related JPH0825762B2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 石英ガラスフィルターの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825762B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005162516A (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-23 | Tokuyama Toshiba Ceramics Co Ltd | 多孔質シリカガラス |
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1990
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