JPH08257057A - 医療用貼付材 - Google Patents
医療用貼付材Info
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- JPH08257057A JPH08257057A JP8750395A JP8750395A JPH08257057A JP H08257057 A JPH08257057 A JP H08257057A JP 8750395 A JP8750395 A JP 8750395A JP 8750395 A JP8750395 A JP 8750395A JP H08257057 A JPH08257057 A JP H08257057A
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Abstract
て、充分に衛生的な事後処理が可能であり、貼着操作も
容易にでき、しかも経済的に製造できるものを提供す
る。 【構成】 帯状の基材の一面に粘着剤層があり、この上
に所定の間隔を置いてパッドが定置される。基材の粘着
剤層とパッドは、基材よりも広幅の剥離シートによって
覆われる。表面を剥離性とし折曲げたテープ状の摘み片
を、その折曲部をパッド側に向けて、基材の粘着剤層と
剥離シートの間に介在させる。剥離シートにはその両側
部に連結部を残して、基材、摘み片及び剥離シートを共
に切断する連続切線を、各パッドの間に設けている。こ
の医療用貼付材は、摘み片を摘んで剥離シートより引剥
し、パッドを患部に当てて貼付け、次に摘み片を剥して
全部を貼付け、患部を保護できる。この貼付材は、剥離
シートの連結部を切離して各貼付片に分離できる。
Description
る。
合、注射針を抜いた後の穿刺孔からの感染を防止するた
めに、消毒綿や消毒ガ−ゼを当てて手で押えたりしてい
たが、ずっと手で押さえておくことが煩雑であることか
ら、小さな絆創膏を貼付けることが行われるようになっ
てきた。しかし、この方法では穿刺部が不潔になったり
するし、血液や薬液などが漏れたときに吸収できず、患
部に悪影響を与えることもあった。また、献血の際の止
血や低レベル汎用タイプの止血等の事後処理も同様にし
て行われていた。
を定置したものも用いられるようになって来たが、こう
したものは剥離紙の上にそのまま貼付けられているので
剥し難いし、剥がしたときに粘着面同志が付着すること
もあって使用しずらく、また貼付する際に粘着剤面を直
接に指で触ってしまうという難点もあった。
た後の穿刺部を確実に保護できて、充分に衛生的な事後
処理が可能であり、また貼着操作も容易にでき、しかも
経済的に製造できるものを得ようとするものである。
設けた粘着剤層の上に、少なくともその両側に粘着剤層
を残すようにしてパッドを定置して貼付片にする。一側
部の粘着剤層には剥離性を持った摘み片を仮着する。こ
うしたものの複数個を上記基材より広幅の剥離シートに
仮着して、粘着剤層とパッドを被覆する。上記貼付片は
これを個々に分離できるように、上記剥離シートにその
幅よりも狭いけれども上記基材の幅よりも広い切断線を
設ける。
いた一個の貼付片を剥離シートから引き剥せるので、パ
ッドの部分を穿刺孔等に当てて粘着剤層で貼付け、摘み
片を取除けば患部にキチンと貼付できる。また、上記剥
離シートに設けた切断線によって各貼付片はそれぞれ切
り離して使用することができる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
エステル、ポリアミドその他のプラスチックフイルム、
不織布、布、紙その他のシ−ト体で形成した基材1の一
面に、粘着剤層2を形成する。この粘着剤層の粘着剤に
は、ゴム系、アクリル系、ビニル系、シリコン系などの
適宜の粘着剤を使用することができるが、アクリル系を
用いると皮膚に対する刺激が少なくて好ましいことが多
い。
置しており、パッドの両側部には粘着剤層が露出状態に
残されている。図1〜3のものではパッドの上下の部分
にも粘着剤層が残っているが、この部分には粘着剤層を
残さないようにしたものであってもよい。このパッド
は、不織布、綿、圧縮綿、ガ−ゼその他の吸液性等を持
つものを使用するとよく、これらのものを適宜組合せて
使用することもできる。パッドの厚みは特に限定される
ものではないが、通例、約0.5〜2.5mm程度の厚み
にすると好ましいことが多い。
を有する摘み片6を仮着している。この摘み片は一枚の
シート状であってもよいが、図示のものでは、剥離性の
面が外側になるように折曲げ、その折曲部7が上記パッ
ド3側を向くようにして、基材の粘着剤層2と後記する
剥離シート4の間に介在させている。また、折曲げた摘
み片6は基材1の側縁部8より外方へ突出しており、後
記するように摘み易いが、外方へ突出しないほぼ同程度
の大きさのものとすることもできる。また、図示のもの
では、折曲げた摘み片の基材側9が剥離シート側13よ
りもやゝ長く形成されているが、剥離シート側13を長
くすることができる。
で、剥離紙、剥離性プラスチックその他の剥離シート4
に複数枚を並べて貼付しており、この剥離シートは上記
基材よりも広幅で、基材の両側方から剥離シートの一部
が突出5するようになっている。
を剥離シ−トと共に分離することができるように、上記
剥離シートに切断線10を設けている。この切断線は基
材1の側方へ突出している剥離シートの部分5に連結部
11を残して、上記基材1の幅よりも広く、剥離シート
の幅よりも狭い範囲に形成されている。この切断線10
は、連続切線、ミシン線その他の不連続切線にすること
ができる。図1〜3のものでは、この切断線が基材1及
び摘み片6の外形線と一致するような連続切線15に形
成されている。また、図4のものは、図3のものと異り
不連続切線16に形成されているものである。
の一面に設けた粘着剤層の上に、所定間隔を置いてパッ
ドを定置し、剥離性の一枚のテ−プ状の摘み片または剥
離性の面が外側になるように折曲げたテ−プ状の摘み片
を上記基材の一側方より挿入するようにしながら、同じ
く上記基材よりも広幅の帯状の剥離シートを粘着剤層側
に貼付けて行き、上記パッド及び粘着剤層を覆い、各パ
ッド間に剥離シートに連結部を残して、上記基材、摘み
片及び剥離シートに貫通する切断線を設けるようにすれ
ば、連続的な製造が可能であって経済的に得ることがで
きる。こうした医療用貼付材は所望の長さのものを巻回
したり、上記切断線の部分で剥離シート4の連結部11
を切離して幾つかの貼付片が連なった所望の長さのもの
にし、包装袋や包装箱などに収納すると都合がよい。
み片の間に指を差入れたりして、摘み片と基材を摘み、
これを引張れば剥離シートから剥せるので、注射針を抜
いた後の穿刺孔等に上記パッドを当てるようにして患部
に貼付けることにより注射後等の事後処理を行うことが
できる。また、予防接種などの多数の人々に注射を行う
場合にも、順次上記の如くしてこの貼付片を剥しながら
患部に貼付けて行くことができる。献血、血液検査など
によって血液を取った後の止血を行うような場合には、
穿刺孔の部分に同様に貼付ければよいが、必要に応じて
上記パッドの上から押圧するようにすれば、更に確実に
止血を行うことができる。
付片の基材を約20×20mmとし、その中央部に約8×
8mmのパッドを位置させたものを10個連結したもの、
基材を約27×27mmとし、その中央部に約13×13
mmのパッドを位置させたものを8個連結したもの、基材
を約35×35mmとし、その中央部に約20×20mmの
パッドを6個連結したものなど、用途に応じて各種の大
きさのものを用意しておくと便利である。また、上記摘
み片は、基材や剥離紙と色違いに形成しておけば使用の
際に一層便利である。
方形のパッドを組み合わせたり、長方形の基材に正方形
のパッドを組み合わせたり、正方形の基材に長方形のパ
ッドを組み合わせたりして形成することができる。図5
に示すものは、各貼付片の基材を正方形とし、上記パッ
ドを円形状にしたものである。また、この剥離シ−トに
は各貼付片を形成している基材及び摘み片に対応する部
分は連続切線17とし、剥離シ−トの突出部分5には不
連続切線18を設けて併せて連結部11を形成してい
る。
形成し、矩形のパッドを定置するようにしたり、図7の
ように円形のパッドを定置するなど各種の変形を加えた
ものが同様に形成できる。
で剥離シートから剥がし、そのまま患部の穿刺孔等に貼
付けることができて、衛生状態を保ちながら注射等の後
の事後処理を確実に行うことができ、こうした注射絆の
他、止血絆、救急絆創膏、創傷保護絆その他の医療用貼
付材として広く用いることができるし、また、帯状の粘
着剤付基材、摘み片、剥離シートを使用して連続的に製
造することができるので、経済的に得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材の一面に形成した粘着剤層の上に、
少なくも両側部に粘着剤層を残してパッドを定置し、こ
の貼付片の一側部の粘着剤層に剥離性の摘み片を仮着
し、この複数個を上記基材よりも広幅の剥離シート上に
並べてその粘着剤層で貼付し、こうした各貼付片を個々
に分離できるように上記剥離シートにその幅よりも狭く
上記基材の幅以上の切断線を設けた医療用貼付材。 - 【請求項2】 帯状の基材の一面に粘着剤層を設け、該
粘着剤層上に所定の間隔を置いてパッドを定置し、該基
材の粘着剤層側をこの帯状基材よりも広幅の剥離シート
で覆い、表面を剥離性としテ−プ状の摘み片を一側縁の
基材の粘着剤層と剥離シートの間に介在させ、上記剥離
シートの両側部に連結部を残し、上記基材、摘み片及び
剥離シートをカットする連続切線を各パッドの間に設け
てある医療用貼付材。 - 【請求項3】 上記摘み片はその剥離性の面を表側にし
て折曲げ、その折曲部を上記パッド側に向けて配置して
いる請求項1または2記載の医療用貼付材。 - 【請求項4】 上記摘み片はその一部が基材の側端部よ
り外方へ突出している請求項1〜3のいずれかに記載の
医療用貼付材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995087503A JP3525358B6 (ja) | 1995-03-20 | 医療用貼付材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995087503A JP3525358B6 (ja) | 1995-03-20 | 医療用貼付材 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257057A true JPH08257057A (ja) | 1996-10-08 |
JP3525358B2 JP3525358B2 (ja) | 2004-05-10 |
JP3525358B6 JP3525358B6 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327529A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-27 | Yuutoku Yakuhin Kogyo Kk | 医療用パッド付絆創膏 |
KR100693214B1 (ko) * | 2004-12-13 | 2007-03-13 | 에버레이드 주식회사 | 반창고 세트 |
KR101281353B1 (ko) * | 2012-11-28 | 2013-07-02 | 박지혜 | 의료용 드레싱재 및 그 제조방법 |
KR200470035Y1 (ko) * | 2011-08-09 | 2013-11-25 | 웬-핑 왕 | 약용 밴드 구조체 |
KR20140077944A (ko) * | 2011-10-20 | 2014-06-24 | 펠몬트 이브스 | 착탈가능한 피복재 및 상호 작용 패키징 |
KR20170003918U (ko) * | 2016-05-10 | 2017-11-21 | 에버레이드 주식회사 | 반창고 |
JP2017209423A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | ピアス株式会社 | 足裏パッド |
JP2021059703A (ja) * | 2018-12-10 | 2021-04-15 | 住江 久寿 | 粘着テープ |
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WO2014084641A1 (ko) * | 2012-11-28 | 2014-06-05 | Park Ji Hae | 의료용 드레싱재 및 그 제조방법 |
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---|---|
JP3525358B2 (ja) | 2004-05-10 |
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