JP2001327529A - 医療用パッド付絆創膏 - Google Patents

医療用パッド付絆創膏

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JP2001327529A
JP2001327529A JP2000147925A JP2000147925A JP2001327529A JP 2001327529 A JP2001327529 A JP 2001327529A JP 2000147925 A JP2000147925 A JP 2000147925A JP 2000147925 A JP2000147925 A JP 2000147925A JP 2001327529 A JP2001327529 A JP 2001327529A
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JP
Japan
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release sheet
pad
peeling
sheet
bandage
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JP2000147925A
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Kozo Yamaguchi
好三 山口
Hatsumi Tomioka
初美 冨岡
Shugo Shimazaki
秀剛 島崎
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Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
Original Assignee
Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に容易に剥離シートより剥がすことが
でき、しかも無駄なゴミが出ないなど、環境にも配慮し
た医療用パッド付き絆創膏を提供する。 【解決手段】 シート状に形成された基材の片面に粘着
層を形成するとともに、該粘着層の適宜位置にパッドを
定置した貼付片が、その粘着層を有する側の全面を剥離
シートにより被覆された医療用パッド付絆創膏であっ
て、(a)上記剥離シートの面積が少なくとも上記貼付
片より広く、(b)上記剥離シートにはその線に沿って
容易に折り曲げることができるよう少なくとも1つの剥
離誘導線が施されており、(c)上記剥離誘導線が少な
くとも貼付片の一部にかかり、かつ上記パッド面にはか
からないよう形成されていることを特徴とする医療用パ
ッド付絆創膏。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静脈注射、皮下注
射、採血、点滴等を行った後の穿刺部を被覆保護する医
療用パッド付絆創膏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静脈注射や皮下注射、採血、点滴
等の処置後においては、感染防止のため消毒綿や消毒ガ
ーゼを穿刺部位に当てて、しばらく手で押さえることを
行っていたが、近年は、粘着面の中央部にパッドを備え
た小型の絆創膏を穿刺部位に貼付することにより、簡便
に処置する方法が用いられるようになった。
【0003】しかし、この絆創膏は剥離シートの上にそ
のまま貼り付けられていたため、剥がしにくく、しかも
剥がした際に粘着面同士がくっついてしまうことがあ
り、取り扱い性に難点があった。
【0004】このような問題を解決するものとして、特
開平8−257057号には、粘着剤層の一側部と剥離
シートの間に剥離性を持った摘み片を介在させ、貼付片
が剥離シートから容易に引き剥がせる貼付材が記載され
ており、粘着剤面を直接指で触ることなく貼付すること
を可能としている。しかし、この貼付材は、摘み片を介
在させたことにより、使用後に処分しなければならない
ゴミが多くなるし、コスト面でも無駄があった。そこ
で、特開平10−314214号には、基材と剥離紙と
の間に介在されていた摘み片を不要として部品点数を減
らし、使用後に処分しなければならないゴミを少なくし
た注射用絆創膏が開示されている。
【0005】しかしながら、当該注射用絆創膏は、シー
ト状に形成された基材の裏面に対し該基材の一側部に沿
う非粘着部を残して粘着部が形成されているため、使用
後に皮膚面から極めて容易に除去できるものであるが、
容易に除去できることは必ずしも好ましいとはいえな
い。すなわち、注射後に比較的長時間の穿刺部保護が必
要な場合も少なくない。そのような場合、衣服の擦れ等
により剥離してしまう危険性があるようでは却って不都
合であり、これらが使用される医療の領域においては、
安全性をより優先すべきである。このような状況を鑑み
ると、どちらかといえば不用意な剥離を誘導するような
非粘着部は持たない方が安全性の面で望ましいといえ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
に鑑みてなされたものであり、使用時に容易に剥離シー
トより剥がすことができ、しかも無駄なゴミが出ないな
ど、環境にも配慮した医療用パッド付き絆創膏の提供を
その課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく研究を行った結果、貼付片を被覆している
剥離シート上の少なくとも一部に、少なくとも貼付片の
一部がかかり、かつ上記パッド面にはかからないよう
に、折曲可能な剥離誘導線を形成すれば、使用の際に、
剥離シートの端部を剥離誘導線に沿って貼付片のある面
とは反対方向に折り曲げることにより、貼付片の端が剥
離シートより浮き、貼付片を引き剥がす際の摘み部分が
現れるため、摘み片などを使用しなくても使用性の高い
医療用パッド付絆創膏が得られることを見出し、本発明
を完成した。
【0008】すなわち本発明は、シート状に形成された
基材の片面に粘着層を形成するとともに、該粘着層の適
宜位置にパッドを定置した貼付片が、その粘着層を有す
る側の全面を剥離シートにより被覆された医療用パッド
付絆創膏であって、(a)上記剥離シートの面積が少な
くとも上記貼付片より広く、(b)上記剥離シートには
その線に沿って容易に折り曲げることができる少なくと
も1つの剥離誘導線が施されており、(c)上記剥離誘
導線が少なくとも貼付片の一部にかかり、かつ上記パッ
ド面にはかからないよう形成されていることを特徴とす
る医療用パッド付絆創膏を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を示す図面
を参照しつつ本発明を説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例である医療用パ
ッド付絆創膏を貼付片の支持体側から見た平面図、図2
はそのA−A'方向の断面図、図3は剥離誘導線6に沿
って剥離シートを折り曲げた状態のA−A'方向の断面
図を示す。各図中、1は貼付片、2は基材、3は粘着
層、4はパッド、5は剥離シート、6は剥離誘導線、7
は折曲誘導線を示す。
【0011】上記各図では、一枚の剥離シート5上に複
数の貼付片1を連続して並べている。各貼付片1は、一
方の面に粘着層3を有する基材2で構成され、更に穿刺
部を被覆保護するためのパッド4が定置されている。剥
離シート5上には剥離誘導線6が設けられている。この
剥離誘導線6は、型押しによる折り目あるいはミシン目
のような不連続切断線により形成されていることが好ま
しい。
【0012】本発明の医療用パッド付絆創膏では、剥離
シート5の端部を剥離誘導線6に沿って折り曲げ、それ
により浮き上がった貼付片1の端を摘むことで、貼付片
を剥離シートから容易に剥ぎ取り使用できる。すなわ
ち、図3からわかるように、剥離シート5を剥離誘導線
6に沿って貼付片1のある面とは反対方向へ折曲げるこ
とによって貼付片1の端が剥離シート5より浮き上が
り、貼付片1を容易に引き剥がせるような摘み部分1a
が現れるので、ここを持って貼付片1を剥離、使用すれ
ばよい。
【0013】この、前記折り曲げの操作を容易にするた
め、剥離シート5は少なくとも並べられた前記貼付片1
の全体の面積よりも広くすべきである。また、上記剥離
誘導線6は少なくとも貼付片1の一部にかかり、かつパ
ッド面4にはかからないようにする。なぜなら、剥離誘
導線6が貼付片1にまったくかからなければ、それに沿
って剥離シート5を折り曲げても貼付片1を引き剥がす
ための上記摘み部分は現れないからであり、また、パッ
ド面4に剥離誘導線がかかるようであれば、剥離シート
5を折り曲げて貼付片1を摘む際に、指がパッドに触れ
てしまうおそれがあり、衛生上好ましくないからであ
る。
【0014】さらに、上記剥離誘導線6の形状として、
図4〜図7に示すような波状の不連続切断線を採用する
こともできる。このような波状不連続線を採用すること
により、貼付片1がより剥離シート5から剥離しやすく
なるという効果が得られる。すなわち、剥離誘導線6が
直線状の場合、貼付片1の基材2の柔軟性や剥離シート
5の剥離処理状態等によっては剥離シート5を折り曲げ
た際に貼付片1の端が剥離シート5に追従してしまい、
浮き上がらないこともあり得る。しかし、剥離誘導線を
波状の不連続切断線とすることにより、剥離シートを折
り曲げた際に、該波状形態の先端部分は折れ曲がらずに
残るため、貼付片の端が折れ曲がる剥離シートに追従し
ていくのを防ぐことができるのである。
【0015】また、折曲誘導線7を設けることにより、
これに沿って切り離して使用することが可能であるだけ
でなく、これに沿って折畳むことにより包装袋への収納
が容易となる。
【0016】なお、各貼付片を剥離シートとともに個別
に取り離すことができるよう、剥離シート上の各貼付片
の境界に位置する部分にさらに切断線を設けることも可
能である。また、上記図では、一枚の剥離シート5上に
複数の貼付片1を並べて配置したものを示したが、一枚
の剥離シート5上に一枚の貼付片1を設けることも可能
である。
【0017】本発明の医療用パッド付絆創膏において
は、上記のように剥離誘導線を構成する以外は、従来か
ら使用されてきた材料、素材を使用することができる。
例えば、前記基材2の粘着部3としては、皮膚に対し刺
激の少ない粘着剤、例えばアクリル系粘着剤等を使用す
ることが好ましく、また、パッド4については脱脂綿を
ガーゼ等でくるんだパッド、または不織布や圧縮綿等の
吸液性のある柔軟な材質を使用することができる。
【0018】かくして得られる本発明の医療用パッド付
絆創膏は、更に数シートをヒートシール可能な滅菌袋で
衛生的に包装することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の医療用パッド付絆創膏は、剥離
シート上に剥離誘導線を設けることにより、従来使用時
に貼付片が剥ぎづらかった難点を解消したものである。
また摘み片を貼着しなくてよいため、製造における工程
を簡略化でき、コストを低減することができると共に、
使用後のゴミも少なくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の形態の一例を示した平面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図2において、本発明の使用時に、剥離誘導
線に沿って剥離シートを折り曲げた状態を示した図であ
る。
【図4】 本発明の別の実施例を示した平面図である。
【図5】 図4の実施例での剥離誘導線の形状を示した
図である。
【図6】 本発明の更に別の実施例を示した平面図であ
る。
【図7】 図6の実施例での剥離誘導線の形状を示した
図である。
【符号の説明】
1 … … 貼付片 1a… … 摘み部分 2 … … 基材 3 … … 粘着層 4 … … パッド 5 … … 剥離シート 6 … … 剥離誘導線 7 … … 折曲誘導線 以 上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状に形成された基材の片面に粘着
    層を形成するとともに、該粘着層の適宜位置にパッドを
    定置した貼付片が、その粘着層を有する側の全面を剥離
    シートにより被覆された医療用パッド付絆創膏であっ
    て、(a)上記剥離シートの面積が少なくとも上記貼付
    片より広く、(b)上記剥離シートにはその線に沿って
    容易に折り曲げることができるよう少なくとも1つの剥
    離誘導線が施されており、(c)上記剥離誘導線が少な
    くとも貼付片の一部にかかり、かつ上記パッド面にはか
    からないよう形成されていることを特徴とする医療用パ
    ッド付絆創膏。
  2. 【請求項2】 上記剥離誘導線が、型押しによる折り目
    あるいはミシン目状の不連続切断線によって形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の医療用パッド付絆
    創膏。
  3. 【請求項3】 上記剥離誘導線が、直線状あるいは曲線
    状に形成されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の医療用パッド付き絆創膏。
  4. 【請求項4】 一枚の剥離シート上に2以上の貼付片を
    並べて配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載の医療用パッド付絆創膏。
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