JPH08256257A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JPH08256257A
JPH08256257A JP8034312A JP3431296A JPH08256257A JP H08256257 A JPH08256257 A JP H08256257A JP 8034312 A JP8034312 A JP 8034312A JP 3431296 A JP3431296 A JP 3431296A JP H08256257 A JPH08256257 A JP H08256257A
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Application number
JP8034312A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yoshida
正 吉田
Katsuichi Shimizu
勝一 清水
Shinobu Arimoto
忍 有本
Katsuyoshi Maejima
克好 前島
Sunao Nagashima
直 長島
Asao Watanabe
朝雄 渡辺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH08256257A publication Critical patent/JPH08256257A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不慣れな使用者であっても容易に使用するこ
とができる画像処理装置および画像処理方法を提供する
こと。 【構成】 CRT300に、ユーザーからのキーボード
200を介しての入力指示にしたがい、文字列を含むガ
イダンスを順次表示し、編集条件を設定できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置および画
像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理システム(以下画像処理装置と
いう)として、従来、原稿画像を複製する手段としての
複写装置、あるいは原稿画像を遠隔地へ送信する手段と
してのファクシミリ装置などが広く利用されている。現
在利用されている一般の複写装置では、原稿を複製する
際に原稿と同一の大きさの画像複製を行ったり、拡大複
製または縮小複製を行うことができる。あるいは、画像
濃度を変化させる必要のある場合に、複写画像全体にわ
たって一様に濃度を変化させることができる。しかし、
このような画像処理機能のみでは、使用者の要求に十分
に答え得ない場合がある。
【0003】これに対して、原稿画像を電気信号化して
読み取り、その電気信号化された画像情報を処理して、
原稿の一部分を抜き出して複製したり、または、複数の
画像を合成したり、あるいは、原稿の一部のみの画像濃
度を変化させる等の画像編集の機能を備えた複写装置が
提案されている。しかしながら、複写装置がそのような
機能を多く具えるに従って、装置は複雑化し、しかも複
写操作が煩雑となって使い勝手の面で改善の余地が多く
なるという問題点が生ずる。
【0004】例えば、複数の原稿の夫々の所望領域の画
像を抽出し、その画像を記録材に記録する場合、夫々の
原稿の所望領域はデイジタイザなどを用いて指定される
が、使用に不慣れな使用者は判別することすらできない
場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
み、不慣れな使用者であっても容易に使用することがで
きる画像処理装置および画像処理方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、画像情報を入力する画像入力手段と、画像編集に係
る編集条件を文字列を含む表示にしたがって対話的に入
力する対話的入力手段と、前記対話的入力手段により入
力された編集条件にしたがって前記画像入力手段により
入力された画像情報を編集する編集手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0007】本発明の画像処理方法は、画像情報を入力
し、画像編集に係る編集条件を文字列を含む表示にした
がって対話的に入力し、対話的に入力された前記編集条
件にしたがって前記画像情報を編集することを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】
(1)本システム全体の説明 図1は本発明画像処理装置の構成の一例を示す。本発明
装置は、大別して、画像処理情報形成ユニット1、リー
ダ部500およびプリンタ部600からなり、ここで、
画像処理情報形成ユニット1は画像情報の編集,格納お
よび送受信等を行うほか、リーダ部500およびプリン
タ部600を制御する。画像情報形成ユニット1は、画
像処理手順の制御、処理画像の格納等を行う画像処理制
御部100と操作者が画像編集を行う際に用いる編集ス
テーション400とからなる。
【0009】500はリーダ部であり、CCD等のライ
ンセンサにより原稿画像を読み取り、その画像を光電変
換し、そして、その電気信号化された画像情報(以下、
単に画像情報とする)を信号線を介して画像処理情報形
成ユニット1に転送する。550はリーダ操作部であ
り、操作者が直接リーダ部500を操作して、原稿画像
を読み取る際に用いる。
【0010】600はレーザビームプリンタとの複写装
置で、画像処理情報形成ユニット1から信号線を介して
転送される画像情報を、紙等の記録材に複写画像を形成
する。650はプリンタ状態表示部で、複写枚数等の複
写条件を表示する。
【0011】画像処理情報形成ユニット1、リーダ50
0および複写装置600からなる本発明画像処理装置
(以下、本システムと称する)は光ファイバケーブル7
00を介して、近距離に配置され、本システムと同様に
構成された複数の装置(他システム)とともに光ファイ
バネットワークを構成し、相互に画像情報の送受信が行
われる。
【0012】800はディジタルデータ交換(DDX)
回線であり、本システムと遠距離に置かれた複数の他の
システム(不図示)との間の画像情報等の送受信に用い
る。
【0013】図2は画像処理情報形成ユニット1を中心
として本発明装置の概略を示すブロク図である。画像処
理制御部100において、10はCPU回路ブロックか
ら構成できる画像処理部であり、以下の各部を制御す
る。20は所定の大きさの原稿の画像情報を1枚分を単
位として一時記憶するバッファメモリ、30はバスライ
ンである。80はバッファメモリ20とディスクメモリ
90との間のダイレクト・メモリ・アクセス(DMA)
を制御するDMAコントローラである。60は本システ
ムとDDX回線との間のDDXインタフェース、70は
本発明装置と光ファイバネットワークとの間の光ファイ
バインタフェース、40は画像情報の転送路を切換え
て、光ファイバインタフェース70、リーダ部500ま
たはプリンタ部600とバッファメモリ20との間で画
像情報の受渡しを行う交換機である。
【0014】また編集ステーション400において、4
50は編集ステーション制御部であり、画像処理部10
と接続され、以下の各部を制御する。200はコンソー
ル部の形態を可とする編集ステーションコンソール、2
80は種々の入力形態(例えば、光,圧力,静電容量)
を可とするスタイラスペンであり、操作者はスタイラス
ペン280によりコンソール部200を指示して編集用
コマンド等の入力を行う。300はCRTであり、操作
者の入力したコマンド、画像処理部10から操作者に送
るメッセージ等を表示する。
【0015】(2)編集ステーション 図3は編集ステーション400の構成の一例を示し、こ
こで、450は編集ステーション制御部、200はコン
ソール部、280はスタイラスペン、300はCRTで
ある。コンソール部200は、操作者がスタイラスペン
280により原稿上の領域を指示入力するディジタイザ
(原稿載置部)240と、図4に示す画像編集用などの
各種コマンドキー群221〜228を配置したコマンド
メニュ部220とを有し、操作者はコンソール部200
を用いて画像編集や編集プログラムの作成を行う。原稿
載置部240は、例えば、その右上のO点を原点とし、
指示された点を1mm単位で読取ることができる。コマ
ンドメニュ部220は、例えば、図4のようにコマンド
キー群を配置し、ここで、221は編集ステーション4
00の起動要求を行う“REQUEST”キーおよび終
了要求を行う“終了”キーのコマンドキー群、222は
画像編集用コマンドキー(後述)群、223はキャラク
タ入力を行うアルファベットキー群、224は数値入力
を行うテンキー群、225はキャリッジリターンキー、
226は編集コマンドに続きパラメータを入力する際に
用いるパラメータ入力用キー群、227は座標入力要求
のコマンドキー群で、操作者は、この227のコマンド
キー群により座標入力の種類を指定し、次いで、原稿載
置部240を指示する。228は編集プログラム(アプ
リケーションファイル)の作成,修正,実行を行う際に
入力するコマンドキー群、229はCRT300のスク
リーンエディットのためのコマンドキー群である。
【0016】CRT300は、編集ステーション制御部
450により、その画面の表示を分割されて、コンソー
ル部200により指定される画像編集の座標位置のモニ
タ、コマンドの表示等を行う。
【0017】コンソール部200およびCRT300を
用いた画像編集の方法の詳細は後述する。
【0018】編集ステーション制御部450は、CRT
/コンソール部コントローラ470およびRS232C
インタフェース420から成り、例えば、アップル社に
よるAPPLEIIを用いることができる。
【0019】図5は編集ステーション制御部450の回
路図を示し、ここで、451はクロックジェネレータ、
452は編集ステーション制御部450の中央処理装
置、453はデータバッファ、454はアドレスバッフ
ァである。455は対話型のプログラム用言語、例え
ば、BASICを記憶するリードオンリメモリ(RO
M)、456は画像編集用プログラム等を記憶するラン
ダムアクセスメモリ(RAM)、457はバスラインで
ある。458,459および460は、それぞれ、周辺
装置制御回路、基本入出力制御回路およびビデオ信号発
生器である。
【0020】操作者がスタイラスペン280によりコン
ソール部200を指示し、編集用コマンドまたは原稿位
置座標等を入力すると、それらの信号はRS232Cイ
ンタフェース420を介し、編集ステーション制御部4
50へ導かれる。それらの信号をCRT/コンソール部
コントローラ470により判別し、それらの信号に対応
するコマンドまたは原稿位置座標等をASCIIコード
に変換して、RS232Cインタフェースを介し、画像
処理部10に出力する。
【0021】(3)画像処理制御部 図6は、図1および図2に示した画像処理制御部100
の詳細例を示すブロック図である。ここで、画像処理部
(CPU回路ブロック)10、バッファメモリ回路ブロ
ック20、I/Oインタフェース56、リーダ操作部イ
ンタフェース58およびDMAコントローラ80を、そ
れぞれ、バスライン111,112,113,114お
よび115を介してマルチバスライン30に接続する。
【0022】マルチバスライン30に接続された、それ
ら五つの回路ブロックのうち、CPU回路ブロック10
およびDMAコントローラ80はマルチバス30の使用
権を取得し、他の回路ブロックを制御することができる
機能、すなわち、マスタ機能を有する。これに対し、バ
ッファメモリ回路ブロック20、I/Oインタフェース
56およびリーダ操作部インタフェース58はマスタ機
能ブロックに制御される機能、すなわちスレーブ機能を
有し、マルチバス30から一方的にアクセスされる。マ
ルチバス30に接続するマスタ機能ブロックには、予め
そのマルチバス30の使用権の優先順位を定めておく。
本実施例においては、CPU回路ブロックの10の優先
度をDMAコントローラ80の優先度より高く設定す
る。
【0023】ここで、CPU回路ブロック10の機能
を、CPU回路ブロック10から各部に至る信号線およ
び各部からCPU回路ブロック10に至る信号線ととも
に説明する。
【0024】図6において、132は、CPU回路ブロ
ック10が後述するバッファメモリ回路ブロック20の
メモリバンクを選択する信号を出力する信号線、133
はバッファメモリ回路ブロック20が画像情報を書き込
みされている期間および読出しされている期間を示す信
号をCPU回路ブロック10に入力する信号線である。
128は、CPU回路ブロック10が交換機40に対
し、画像情報の転送先を切換える制御信号を与える信号
線である。136および139は、それぞれ、CPU回
路ブロック10と光ファイバインタフェース70および
DDXインタフェース60とを結び、CPU回路ブロッ
ク10が光ファイバインタフェース70およびDDXイ
ンタフェース60を介して他システムと制御情報の交換
を行う信号線である。145は、CPU回路ブロック1
0よりディザコントローラ54に対し、画質処理のディ
ザに関する制御信号を与える信号線である。146は、
CPU回路ブロック10と編集ステーション制御部45
0とを結び、コンソール部200で指定した画像処理の
情報をCPU回路ブロック10に与え、また、ディスク
メモリ90内に登録されたアプリケーションファイル等
をCRT300に表示させる信号線である。また、CP
U回路ブロック10は、バスライン111,マルチバス
30およびバスライン113を介して、DMAコントロ
ーラを制御し、バッファメモリ20とディスクメモリ9
0との間の画像情報のDMA転送を実行させる。
【0025】I/Oインタフェース56は、CPU回路
ブロック10と、リーダ部500およびプリンタ部60
0との間に配設した入出力インタフェースであり、信号
線150,151及び152を介して、それぞれ、リー
ダ部500の光学系を走査するモータ560を駆動する
光学系走査ドライバ510、その光学系の位置を検出す
る位置検知センサ520およびプリンタ部600の複写
シーケンスを制御するプリンタシーケンス回路ブロック
610に接続する。
【0026】リーダ操作部インタフェース58は、リー
ダ部500の操作部550から入力される操作状態(後
述)の情報をマルチバス30を介してCPU回路ブロッ
ク10に入力する等の機能を有する。
【0027】50はCCDドライバであり、リーダ部5
00内の例えばCCDから構成されたラインセンサ57
0,580および590から、それぞれ、信号線12
1,122および123を介して並列に転送されるアナ
ログ信号の画像情報をディジタル信号に変換(A/D変
換)して、信号線124,125および126を介しシ
フトメモリ52に並列に供給する。シフトメモリ52
は、その並列な画像情報信号を直列な画像信号に変換し
て、信号線127を介し、交換機40に供給する。54
は階調制御部、例えばディザコントローラであり、信号
線144を介し、CCDドライバ50に対して画像の階
調処理、例えばディザ処理に関する情報、複写画像濃度
を部分的に一括して変化させる場合の領域指定に関する
情報を供給する。
【0028】交換機40は、画像情報および制御信号を
各部に接続するゲート回路から構成することができ、C
PU回路ブロック10から供給される制御信号に応じて
ゲートを開閉し、画像情報および制御信号の転送先を切
換える。129は、交換機40とバッファメモリ20と
の間の画像情報および制御信号のアクセスを行う信号線
である。130および131は、それぞれ、交換機40
からプリンタ部600に至る、制御情報および画像情報
の信号線であり、それぞれがプリンタ部600内部のプ
リンタシーケンスコントローラ回路ブロック610およ
びレーザドライバ620に接続されている。なお、61
5はプリンタ駆動およびセンサユニット、625はレー
ザを発生するレーザユニット、630は多面体鏡を回転
させるポリゴンモータユニット、635は多面体鏡を安
定して回転させるスキャナドライバ、640はビームデ
ィテクタである。
【0029】134は交換機40より光ファイバインタ
フェース70に出力する制御信号および画像情報の信号
線、135は光ファイバインタフェース70から交換機
40に供給される制御信号および画像情報の信号線であ
る。
【0030】701および702は、それぞれ、他シス
テムから光ファイバインタフェース70に転送される制
御信号および画像情報の受信用光ファイバ、および、ク
ロック信号用光ファイバ、703および704は、それ
ぞれ、光ファイバインタフェース70から他システムへ
の制御信号および画像情報の送信用光ファイバ、および
クロック信号伝送用光ファイバである。
【0031】137および138は、バッファメモリ2
0とDDXインタフェース60との間の画像情報の受渡
しを行う信号線である。
【0032】図6のように構成した本発明装置における
画像情報の信号の流れを次に列挙して簡単に説明する。
【0033】(1)リーダ部500で読取った画像情報
をプリンタ部600にて複写する場合 リーダ部500内のラインセンサ570,580および
590により読取られたアナログ値の画像情報は、並列
信号としてCCDドライバ50に転送され、そこでA/
D変換されてディジタル値画像情報となり、並列なディ
ジタル信号としてさらにシフトメモリ52に供給され
る。その並列な画像情報は、シフトメモリ52により直
列な一走査ラインの画像信号に変換されて交換機40に
供給される。このときCPU回路ブロック10が交換機
40のゲートを切換えて画像情報の転送先をプリンタ部
600に接続し、直列の画像情報が順次プリンタ部60
0のレーザドライバに転送されて複写が行われる。
【0034】(2)DDX回線800を用いて送信を行
う場合 バッファメモリ20に一時記憶された画像情報は、信号
線137を介してDDXインタフェース60に転送さ
れ、そこでデータの圧縮が行われてDDX回線800に
送信される。
【0035】(3)DDX回線800から受信した場合 受信された画像情報は、DDXインタフェース60によ
りデータが伸長されて、信号線138を介してバッファ
メモリ20に一時記憶される。次いで画像情報は交換機
40を経て、プリンタ部600に転送され、複写され
る。
【0036】(4)画像情報を光ファイバネットワーク
700より送信する場合 リーダ部500で読取られた画像信号は(1)項と同様
にして交換機に供給された後、CPU回路ブロック10
の指定により、信号線134を介して光ファイバインタ
フェース70に転送される。ここで画像情報が電気信号
から光信号に変換(以下E/O変換という)されて、光
ファイバネットワーク700上の他の装置に送出され
る。
【0037】(5)画像情報を光ファイバネットワーク
700から受信した場合 光ファイバネットワーク700上の他の装置から送信さ
れてくる光信号の画像情報は、光ファイバインタフェー
ス70により電気信号に変換(以下、O/E変換とい
う)されて、信号線135を介し交換機40に供給され
る。このとき、CPU回路ブロック10により画像情報
送信先データが解析され、画像情報の送信先が他システ
ム宛であれば、受信した画像情報は再び光ファイバイン
タフェース70にてE/O変換されて、光ファイバネッ
トワーク700に転送される。これに対し本システム宛
であれば、画像情報は、交換機40を経てプリンタ部6
00に転送され、複写が行われる。
【0038】(6)画像編集を行う場合 リーダ部500で読取られた原稿1枚分の画像情報は、
交換機40を経てバッファメモリ20に一時記憶され、
コンソール部200にて作成された編集情報に基づい
て、バッファメモリ20とディスクメモリ90との間で
DMA転送されて画像編集が行われる。画像編集の詳細
な手順は後述する。かかる編集後、バッファメモリ20
に格納されている編集された画像情報は、CPU回路ブ
ロック10が指定する転送先に転送される。
【0039】次に、図6に示した画像処理制御部100
内の主な回路ブロックについて、その構成を詳細に述べ
る。
【0040】(3.1)CPU回路ブロック まず、CPU回路ブロック10としては、例えば、イン
テル社のシングルボードコンピュータSBC86/12
を使用し、図7にその回路図を示す。ここで、10−1
はCPU、10−2はROM、10−3はRAMであ
り、RAM10−3は本発明装置のシステムプログラム
を格納するほか、ディスクメモリ90内に格納されたア
プリケーションファイル(後述)を読出す。10−4は
デュアルポートコントローラ、10−5は割込みコント
ローラ、10−6はタイマである。10−7はボーレー
トジェネレータ、10−8は通信用インタフェースであ
り、通信用インタフェース10−8はRS232Cイン
タフェース420を介して編集ステーション400と接
続する。10−10は周辺機器インタフェースであり、
ドライバ・ターミネータ10−11を介してバッファメ
モリ回路ブロック20および交換機40と接続する。1
0−12はマルチバスインタフェースであり、バスライ
ン112とCPU回路ブロック10内の内部バス10−
13との間に配設する。
【0041】(3.2)バッファメモリ回路ブロック 図8はバッファメモリ回路ブロック20の構成を示す。
このブロックはメモリコントローラ21、バッファメモ
リ22およびターミネータ23を有し、それらは内部バ
ス24を介して相互に接続されている。メモリコントロ
ーラ21はバスライン112を介してマルチバス30に
接続されており、CPU回路ブロック10の制御の下に
バッファメモリ22をアクセスする。さらに、メモリコ
ントローラ21は信号線129を介して交換機40と、
信号線132および133を介してCPU回路ブロック
10と接続されている。
【0042】バッファメモリ22は、ダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(ダイナミックRAM)群からな
る。本実施例では、A4サイズ(297mm×210m
m)の原稿1枚について、16ビット/mmの解像度で
画像情報を読取ることとし、そこでバッファメモリ22
は少なくとも(297×16)×(210×16)=1
5966720ビットの記憶容量をもつものとする。こ
こで1mm当たりの画像情報、すなわち、16ビットの
画像情報を1ワードとすれば、バッファメモリ22の記
憶容量は997920ワード≒1メガワードである。
【0043】ターミネータ23は信号の立上りおよび立
下がり直後において、その信号のレベルを安定させる。
【0044】内部バス24は、アドレス信号、データ信
号、読出し信号、書き込み信号、メモリリフレッシュ信
号、メモリ状態信号およびアクノリッジ信号を伝達す
る。
【0045】図9は、バッファメモリ回路ブロック20
内に配設され、バッファメモリ22のアクセスを制御す
るメモリコントローラ21の回路図である。ここで、2
1−1および21−2は16ビットのデータ書込み用シ
フトレジスタであり、信号線129−1を介してバッフ
ァメモリ回路ブロック20に直列に供給される走査の1
ライン当たりの画像信号を、16ビット並列データに変
換し、書込みデータ信号線21−101およびデータバ
スドライバ21−3を介して、データバス24−1に出
力する。21−4は書込みタイミング発生器であり、信
号線129−2を介して供給される書込み用同期信号
と、信号線129−3を介して供給される書込みクロッ
ク信号とを用いて、データ書込み用シフトレジスタ21
−1または21−2を交互に選択し、それぞれに信号線
21−102または21−103を介して書込み指令信
号または出力可能信号を与える。例えば、最初にシフト
レジスタ21−1が選択されると、画像情報の最初の1
6ビットはシフトレジスタ21−1に供給される。次い
でシフトレジスタ21−2が選択されて、画像情報の次
の16ビットがシフトレジスタ21−2に供給されると
きに、書込みタイミング発生器21−4は出力可能信号
をシフトレジスタ21−1に与えて、既に格納してある
最初の16ビットの画像情報を信号21−101に出力
させる。
【0046】この手順を、原稿1枚分の画像情報につい
て繰返すことにより、交換機40から転送される画像情
報はバッファメモリ20に途切れることなく格納され
る。データ書込み用シフトレジスタ21−1または21
−2が16ビットの画像情報を信号線21−101に並
列に出力(パラレルアウト)するときに、書込みタイミ
ング発生器21−4は信号線21−104およびオアゲ
ート21−5を介して、アドレスカウンタ21−6にク
ロックパルスを供給する。そのときアドレスカウンタ2
1−6はカウントアップされて、その画像情報を格納す
べきメモリ22上のアドレスを、アドレスバスドライバ
21−7を介してアドレスバス24−2に出力する。た
だし、書込みタイミング発生器21−4は、データ書込
み用シフトレジスタ21−1または21−2が画像情報
を信号線21−101に出力する間に、アドレスカウン
タ21−6が16ビットだけカウントアップするように
クロックパルスを出力して、アドレスカウンタ21−6
が指示するアドレスが、00000H,00010H,
00020H,…(数字の後の“H”はいずれもその前
の数字が16進数であることを示す。以下同じ)のよう
に、16カウント毎の値になるようにする。また、デー
タ書込み用シフトレジスタ21−1または21−2が画
像情報を信号線21−101に出力すると同時に、書込
みタイミング発生器21−4は、信号線21−105、
オアゲート21−8およびコントロールバスドライバ2
1−9を介して、書込み信号をコントロールバス24−
3に出力する。
【0047】21−21および21−22は16ビット
のデータ読出し用シフトレジスタであり、メモリ22か
らデータバス24−1、ターミネータインタフェース2
1−23および信号線21−121を介して読出された
16ビットの並列な画像情報を、16ビットの直列な画
像情報に変換して、信号線129ー21に出力する。2
1−24は読出しタイミング発生器であり、信号線12
9−122を介して供給される読出し用同期信号と信号
線129−23を介して供給される読出しクロックとを
用いて、データ読出し用シフトレジスタ21−22を交
互に選択し、それぞれに信号線21−122または21
−133を介して、読出し指令信号または出力可能信号
を与え、交換機40に画像情報を途切れることなく転送
する。データ読出し用シフトレジスタ21−21または
21−22が、画像情報を信号線129−21に出力す
る直前に、読出しタイミング発生器21−24は信号線
21−124およびオアゲート21−5を介してアドレ
スカウンタ21−6にクロックパルスを供給し、そのと
きアドレスカウンタ21−6はカウントアップされて、
読出すべき画像情報を格納しているメモリ22上のアド
レスを、アドレスバスドライバ21−7を介してアドレ
スバス24−2に出力する。ただし、読出しタイミング
発生器21−24は、データ読出し用シフトレジスタ2
1−21または21−22が画像情報を信号線21−1
21に出力する間に、アドレスカウンタ21−6が16
だけカウントアップするようにクロックパルスを出力す
る。また、読出しタイミング発生器21−24は、デー
タ読出し用シフトレジスタ21−21または21−22
が画像情報を信号線21−121に出力するときに、信
号線21−125、オアゲート21−8およびコントロ
ールバスドライバ21−9を介して、読出し信号をコン
トロールバス24−3に出力する。
【0048】21−26はアドレス変換器であり、DM
Aコントローラ80によって、ディスクメモリ90から
双方向データバスドライバ21−41を介して、画像情
報をバッファメモリ22に格納する際に、その画像情報
の転送と共に、アドレスバス32およびアドレスバスバ
ッファ21−42および信号線21−126を介して転
送される画像情報のアドレスを番地付けし直して、メモ
リ22上に展開するアドレスに変換し、そのアドレスを
信号線21−131およびアドレスバスドライバ21−
7を介してアドレスバス24−2に出力する機能を持つ
(この過程は後述する)。このとき、信号線21−12
6を介して、メモリ書き込み/読出し信号が同時にアド
レス変換器21−26に供給され、アドレス変換器は信
号線21−133に書き込み/読出し可能信号を出力す
る。また、CPU回路ブロック10は信号線132−1
および132−2を介して2進数のメモリバンク選択信
号をアドレス変換器21−26に供給する。このとき、
アドレス変換器21−26は、選択されたメモリバンク
0,1または2に対応する2進数の信号を信号線21−
132およびコントロールバスドライバ21−27を介
しコントロールバス24−3に出力する。
【0049】CCD570,580および590から画
像情報を入力する場合、CCD570,580および5
90が読み取る原稿画像の各ライン毎の初期アドレス
は、CPU回路ブロック10により、マルチバス30、
バスライン112および双方向性データバスドライバ2
1−41を介してアドレスカウンタ21−6内にプリセ
ットされる。また、アドレスバスバッファ21−42お
よび信号線21−126を介してデコーダ21−45に
加えられ、デコーダ21−45によりデコードされて、
信号線21−145を介して、チップ選択信号としてア
ドレスカウンタ21−6に入力される。一方、バスライ
ン112のコントロールバスを介して供給されるI/O
書き込みコマンドを、信号線21−146を介してコマ
ンド制御回路21−46に導き、コマンド制御回路21
−46において、そのコマンドをチッぷ選択信号により
ゲートし、チップ選択が要求されるときには、そのコマ
ンド信号により、信号線21−101上のプリセット値
のデータをアドレスカウンタ21−6に並列に供給す
る。このようにアドレスカウンタ21−6に初期アドレ
スが格納されると、アドレスカウンタ21−6は信号線
21−104または21−124を介して供給されるク
ロックパルスにより、そのアドレスを前述のようにカウ
ントアップし、そして、アドレス変換器21−26と同
様にして、メモリ22の選択信号を21−132´に出
力し、メモリ22内のアドレスをライン21−131´
に出力する。
【0050】信号線21−150はCPU回路ブロック
10またはDMAコントローラ80がメモリ22をアク
セスする場合に出力するメモリ書込み信号とメモリ読出
し信号とを伝達する。これらの信号は、コマンド制御回
路21−50において、信号線21−133を介して供
給される書込み/読出し可能信号によりゲートされ、メ
モリ22のアクセスが要求されるときには、メモリ書込
み信号または読出し信号を信号線21−151、オアゲ
ート21−8およびコントロールバスドライバ21−9
を介して内部バス24に出力する。
【0051】信号線21−154は、メモリ22のバン
ク0,1および2から、コントロールバス21−3に出
力され、メモリ22が読出し動作中または書込み動作中
であることを示すメモリビジィ(MB)信号と、メモリ
22が読出し/書込み動作中またはリフレッシュ動作中
であることを示すメモリサイクルイネーブル(MCE)
信号をリフレッシュ制御回路21−55に供給する。リ
フレッシュ制御回路21−55はそれらMBおよびMC
E信号が検出されない場合には、信号線21−156を
介してバッファメモリ22に対し、リフレッシュパルス
を送出し、バッファメモリ22内のダイナミックRAM
をリフレッシュする。このリフレッシュパルスの出力中
にMB信号またはMCE信号を検出した場合には、リフ
レッシュパルスの送出を一時中断してメモリ22のアク
セスの終了を待ち、終了直後に再び送出を開始する。
【0052】(3.3)DMAコントローラ 図10はDMAコントローラ80およびディスクメモリ
90の構成を示すブロック図である。ここで、80−1
はDMA機能を有し、以下の各部を制御するI/Oプロ
セッサであり、本実施例ではインテル社のインテル80
89を用いる。I/Oプロセッサ80は信号線80−1
01を介してマルチバス30と接続され、その信号線8
0−101は、CPU回路ブロック10からDMA転送
要求を知らせるチャンネルアテンション(CA)信号
と、DMAコントローラ80からDMA転送完了を知ら
せるシステムインタラプト(SINTR)信号とを伝達
する。また、I/Oプロセッサ80−1は、DMAコン
トローラ80内部のROM80−8をアクセスする際
に、そのROM80−8を選択する信号と、ROM80
−8が格納するプログラムの命令コードのアドレスを示
す信号とを、信号線80−105を介して内部バス80
−5に出力する。I/Oプロセッサ80−1からバスア
ービタ80−2並びにバスコントローラ80−3に至る
信号線80−103は、I/Oプロセッサ80−1のス
テータス信号を、その双方に伝達する信号線である。ま
た、I/Oプロセッサ80−1とアドレス/データバッ
ファブロック80−4とを接続する信号線80−104
は、アドレス情報信号とデータ情報信号とを伝達する信
号線であり、I/Oプロセッサ80−1はそれらの信号
をマルチプレクスモードで、信号線80−104に出力
する。すなわち、I/Oプロセッサ80−1は、アドレ
ス情報信号とデータ情報信号とを時分割し、アドレス/
データバッファブロック80−4に、まずアドレス情報
信号を出力し、次いでデータ情報信号を出力する。
【0053】バスアービタ80−2はI/Oプロセッサ
80−1から供給されるステータス信号に従って、信号
線80−106を介してマルチバス30と結合してその
使用権を取得し、そのとき信号線80−107を介して
バスコントローラ80−3並びにアドレス/データバッ
ファ80−4に対してアドレス情報転送イネーブル(A
EN)信号を出力する。本実施例では、このバスアービ
タ80−2としてインテル社のインテル8289を用い
る。
【0054】バスコントローラ80−3は、バスアービ
タ80−2からAEN信号が供給された時に信号線80
−110を介してマルチバス30に対し、バッファメモ
リ20からディスクメモリ90にDMA転送を行う場合
(読出しモード)にはメモリリード(MRDC)信号を
出力し、ディスクメモリ90からバッファメモリ20に
DMA転送を行う場合(書込みモード)にはメモリライ
ト(MWTC)信号を出力する。また、バスコントロー
ラ80−3はI/Oプロセッサ80−1から供給される
ステータス信号に基づき、信号線80−111を介して
アドレス/データバッファブロッック80−4に対し、
I/Oプロセッサ80−1が出力するアドレス情報をア
ドレス/データバッファブロック80−4にラッチさせ
るアドレスラッチイネーブル(ALE)信号、アドレス
情報およびデータ情報をマルチバス30に出力させるデ
ータイネーブル(DEN)信号、それらの情報を内部バ
ス80−5に出力させるペリフェラルデータイネーブル
(PDEN)信号、および、アドレス/データバッファ
ブロック80−4がデータ情報をマルチバス30または
内部バスに転送する(トランスミットモード)か、ある
いは、それらのバスから読み込む(リードモード)かを
切換えるデータトランスミット/リード(DT/R)信
号を供給する。バスコントローラ80−3から同期信号
発生回路80−7に至る信号線80−112は、I/O
プロセッサ80−1が内部バス80−5を読出しモード
でアクセスしたときに、バスコントローラ80−3から
出力されるI/Oリードコマンド(IORC)信号と、
I/Oプロセッサ80−1がリードオンリメモリ(RO
M)80−8に格納されているマイクロプログラムをフ
ェッチする時に、バスコントローラ80−3から出力さ
れるインタラプトアクノリッジ(INTA)信号と、上
述のALE信号とを伝達する。このバスコントローラ8
0−3としては、例えば、インテル社のインテル828
8を用いる。
【0055】アドレス/データバッファブロック80−
4は2個のアドレス/データバッファを備え、それぞれ
信号線80−115および80−116を介してマルチ
バス30および内部バス80−5と結合し、それらのバ
スとの間でアドレス情報およびデータの情報の受け渡し
を行う。
【0056】DMAコントローラ80の内部バス80−
5は、64キロバイトのアドレス空間を有する16ビッ
トアドレスバスと、8ビットデータバスとを具える。
【0057】80−6はクロックジェネレータであり、
外部の水晶発振器などからの基準発振出力に基づいて、
所定の周波数のクロック信号を、信号線80−120を
介して、I/Oプロセッサ80−1,バスアービタ80
−2,バスコントローラ80−3および同期信号発生回
路80−7に供給するとともに、信号線80−121を
介して、I/Oプロセッサ80−1,バスアービタ80
−2およびバスコントローラ80−3に対して、電源投
入時のイニシャルリセット信号および手動によるリセッ
ト信号を出力する。また、クロックジェネレータ80−
4はマルチバス30から信号線80−122を介して、
MWTC信号およびMRDC信号に対する認識応答のト
ランスファアクノリッジ(XACK)信号を受取って、
マルチバス30がウェイトステートに入るか否かおよび
ウェイトステートを解除したか否かを判別し、その判別
信号に基づいて信号線80−123を介して、I/Oプ
ロセッサ80−1にバスレディ信号を出力する。
【0058】同期信号発生回路80−7は、上述のIO
RC信号およびINTA信号と、アドレスデコーダ80
−10から信号線80−125を介して供給されるチッ
プ選択信号とにより、ROM80−8の応答を確認する
信号を生成し、この信号を信号線80−126を介して
クロックジェネレータ80−6に供給することにより、
I/Oプロセッサ80−1が次の動作に移行できるよう
にする。
【0059】ROM80−8は、I/Oプロセッサ80
−1のマイクロプログラムを格納する。内部バス80−
5からROM80−8に至る信号線80−130は、I
/Oプロセッサ80−1がROM80−8に格納された
マイクロプログラムをフェッチする際に、そのフェッチ
された命令コードのアドレスを示す情報を伝達するアド
レス信号線であり、ROM80−8に至る信号線80−
131は、そのフェッチされた命令コードのデータ信号
線である。
【0060】アドレスデコーダ80−10は、内部バス
80−5および信号線80−135を介して供給される
I/Oプロセッサ80−1のチップ選択信号に基づい
て、ROM80−8を選択する信号を信号線80−12
5を介してROM80−8並びに同期信号発生回路80
−7に出力する。バスコントローラ80−3からアドレ
スデコーダ80−10に至る信号線80−113はステ
ータス情報の一種であるS2信号を伝達する。すなわ
ち、S2信号はアドレス/データバッファブロック80
−4にラッチされるアドレス情報が、内部バス80−5
に対するアドレス情報であるか、またはマルチバス30
に対するアドレス情報であるかの識別信号であり、アド
レスデコーダ80−10はその識別を行う。
【0061】ここで、DMAコントローラ80がマルチ
バス30および内部バス80−5とアドレス情報および
データ情報を受け渡しする動作について説明する。ま
ず、マルチバス30とそれら情報の受け渡しを行う場合
について述べる。I/Oプロセッサ80−1がアドレス
/データバッファ80−4にアドレス情報を出力すると
きに、バスコントローラ80−3がアドレス/データバ
ッファ80−4に対してALE信号を供給すると、アド
レス/データバッファ80−4はアドレス情報をアドレ
スバッファにラッチする。また、ラッチ後においてバス
アービタ80−2がマルチバス30の使用権を取得する
と、バスアービタ80−2はアドレス/データバッファ
80−4に対してAEN信号を供給し、アドレス/デー
タバッファ80−4はラッチしているアドレス情報をマ
ルチバス30に出力する。ここで、DMAコントローラ
80が書込みモードにあり、マルチバス30が取得済み
であればI/Oプロセッサ80−1はアドレス/データ
バッファ80−4に対してデータ情報を出力し、そし
て、アドレス/データバッファ80−4は、バスコント
ローラ80−3からDEN信号を受取ると、データ情報
をマルチバス30に出力する。これに対し、DMAコン
トローラ80が読出しモードにあると、アドレス/デー
タバッファ80−4はマルチバス30上のデータ情報を
読み、そのデータ情報をI/Oプロセッサ80−1に供
給する。I/Oプロセッサ80−1によるデータ情報の
読込みは、データの転送先であるディスクメモリ90か
らI/Oプロセッサ80−1に送信される、XACK信
号を確認して行われる。
【0062】次に、内部バス80−5と接続されるアド
レス/データバッファ80−4の動作も前述とほぼ同様
であるが、この場合はアドレス情報を内部バス80−5
に出力する際には、バスアービタ80−2によるAEN
信号を必要としない。また、データ情報を内部バス80
−5に出力するか否かは、バスコントローラ80−3に
よるPDEN信号により決定される。
【0063】ディスクメモリ90としては、例えば、ソ
ード電算機のWDS−10を用いる。ディスクメモリ9
0は、内部にディスクコントローラ回路(不図示)を有
し、この回路はDMAコントローラ80の内部バス80
−5とデータバス80−140を介して接続され、ま
た、信号線80−142および80−143を介して、
それぞれ、同期信号発生回路80−7およびI/Oプロ
セッサ80−1と接続される。
【0064】データバス80−140はコマンド情報、
リザルト情報およびデータ情報とステータス情報とを伝
達し、前者の三つの情報に一括してアドレスを割当てて
一組の情報とし、その三つの情報はシーケンシャルにデ
ィスクコントローラ回路に入出力されることによって区
別される。また、ステータス情報には単独で1アドレス
を割当てる。ここで、コマンド情報とはディスクメモリ
90上のアドレスとバイト数とを指定する情報であり、
リザルト情報とはDMAコントローラ80とディスクメ
モリ90との間でも情報転送時のエラーのチェック結果
を示す情報である。
【0065】信号線80−142はコマンドビジイ(C
BUSY)信号を伝達し、同期信号発生回路80−7は
上述の3情報とステータス情報とを識別する。なお、コ
マンド情報、リザルト情報およびデータ情報から成る1
組の情報と、ステータス情報とでは、そのデータがレデ
ィになるタイミングが異なり、また、それぞれが読出し
モードと書込みモードとにおいても異なるので、同期信
号発生回路80−7は信号線80−112を介して伝達
されるIORC信号と、信号線80−142を介して伝
達されるCBUSY信号とにより、4種の待ち時間を作
成して信号線80−126よりクロックジェネレータ8
0−6に与え、I/Oプロセッサ80−1に供給される
上述の2組の情報をクロックジェネレータ80−6から
のクロックのタイミングで識別して取り込む。
【0066】信号線80−143は、ディスクメモリ9
0がレディ状態にあることを示すデータリクエスト(D
REQ)信号と、DMA転送完了を示すエクスターナル
ターミネート(EXT)信号とを伝達する。
【0067】DMA転送時の画像情報の流れを、順を追
って説明する。
【0068】(1)CPU回路ブロック10が信号線8
0−101を介してI/Oプロセッサ80−1にCA信
号を供給し、DMA転送を要求する。
【0069】(2)I/Oプロセッサ80−1は、信号
線80−104,アドレス/データバッファブロック8
0−4および信号線80−115を介して、CPU回路
ブロック10内のRAM(図7参照)をアクセスし、D
MAに関する読出し/書込みモード情報およびアドレス
情報を得る。その結果、読出しモードと判定したものと
する。
【0070】(3)I/Oプロセッサ80−1は、信号
線80−104,アドレス/バッファブロック80−
4,信号線80−115,バスライン113およびマル
チバス30を介して、バッファメモリ20をアクセスす
る。
【0071】(4)バッファメモリ20から読出された
16ビットのデータは、(3)と逆の信号路に沿って、
I/Oプロセッサ80−1に取込まれる。
【0072】(5)I/Oプロセッサ80−1は、この
16ビットデータの上位8ビット、続いて下位8ビット
を、信号線80−104,アドレス/データバッファブ
ロック80−4,信号線80−116,内部バス80−
5およびデータバス80−140を介してディスクメモ
リ90に転送する。
【0073】(6)上述の(3)〜(5)の手順を、信
号線80−143にEXT信号が現れるまで繰り返す。
【0074】(7)I/Oプロセッサ80−1は、信号
線80−101、バスライン113およびマルチバス3
0を介し、CPU回路ブロック10に割込みをかけ、D
MA転送の終了を知らせる。
【0075】(3.4)マルチバスのメモリ空間 図11はマルチバス30に関わるCPU回路ブロック1
0、バッファメモリ回路ブロック20およびDMAコン
トローラ80のメモリマップである。マルチバス30
は、メモリマップドメモリ空間として00000Hから
FFFFFHまでの1メガバイトのアドレス空間を有す
る。この空間を図11のように分割して、FC000H
〜FFFFFH番地をCPU回路ブロック10のCPU
10−1のプログラムメモリ空間、10000H〜EF
FFFH番地をバッファメモリのバンク空間(後述)、
06000H〜07FFFH番地をCPU回路ブロック
10とDMAコントローラ80との間の交信用プログラ
ム空間、および、00000H〜05FFFH番地をC
PU回路ブロック10のワークRAM空間に割当てる。
ここで、それぞれのアドレス空間について説明する。
【0076】プログラムメモリ空間は、CPU回路ブロ
ック10内の本発明装置の制御プログラムを記憶するR
AM10−3のメモリ空間である。
【0077】バッファメモリのバンク空間は10000
H番地からEFFFFH番地まで896キロバイトの容
量を有するが、前述のように、バッファメモリ回路ブロ
ック20の記憶容量は1995840バイトであって、
すべてをバッファメモリのバンク空間に格納することは
できない。そこでバッファメモリ空間を3つのバンク、
すなわち、バンク0,バンク1およびバンク2に分割
し、CPU回路ブロック10から信号線132(図6お
よび図9参照)を介して出力されるバンク切換え信号に
よりバンクを切換えて、指定されたバンクを図11に示
すようにメモリマップに割付ける。この分割および割付
けの過程は図12および図13の説明において述べる。
【0078】交信用プログラム空間は、CPU回路ブロ
ック10内のRAM(32キロバイト)10−3のう
ち、8キロバイトを用いたものである。また、ワークR
AM空間は、CPU回路ブロック10内の32キロバイ
トのRAM10−3から交信用プログラムに用いる8キ
ロバイトを差し引いた24キロバイトを用いる。
【0079】図12はバッファメモリ回路ブロック20
内のバッファメモリ22のアドレスマップを示す。この
バッファメモリ22はA4サイズ(297mm×210
mm)の原稿を1mm当り16画素に分解した情報を格
納する能力を有する。リーダ部500はそのA4サイズ
の原稿を縦方向(297mmの方向)に主走査し、続い
てCCD570,580および590は1mm当り16
画素に分解して、1走査当り4752ビットの画素を画
像処理制御部100に供給する。また、リーダ部500
は原稿を幅方向(210mmの方向)に副走査し、CC
D570,580および590はこの方向にも1mm当
り16ライン分走査するので、原稿は幅方向には336
0ライン分走査される。従って、A4サイズの原稿は、
15966720ビットの画素に分解され、画像処理制
御部100には、4752ビットの画素が直列に336
0回供給される。
【0080】このように供給される画像情報を番地付け
してバッファメモリ22に格納する手順を説明する。ま
ず、A4サイズの原稿を1mm×1mmの正方形の単位
ブロックに分割し、62370ブロックで構成する。1
つの単位ブロックには、16ビットで16ライン、すな
わち、256ビットの画像情報が存在し、縦方向の16
ビットを1ワードとして、その1ワードに1つのアドレ
スを与えると、1つの単位ブロックは16のアドレスを
持つ画素群から構成されることになる。第1ライン分、
すなわち最初に走査される原稿の1ライン分の4752
ビットの直列な画像情報は、原稿の縦方向の1mmに相
当する16ビットずつの画素群に分割して画像処理制御
部100に供給され、最初に転送されてくる16ビット
の画素群はバッファメモリ22の00000H番地、次
の16ビットの画素群は00010H番地、以下同様
に、16ビットずつの画素群は順次16(10H)番地
毎に、00020H番地,00030H番地…,012
80H番地のように格納されてゆく。
【0081】この各ラインのバッファメモリ22に対す
る番地付けは、CPU回路ブロック10がアドレスカウ
ンタ21−6に初期値を設定することによって行う。ま
た、画像情報をバッファメモリ22からプリンタ部60
0に出力するときも、画像情報を格納する場合と同様
に、初期設定された番地から16番地ごとに読み出す。
【0082】次に、第2ライン分の4752ビットの画
像情報についても第1ラインと同様にして00001H
番地から01281H番地まで格納される。このように
して、第1ラインから第1536ラインまでの1536
ライン(幅方向に96mm)を00000H番地から6
F5FFH番地に格納し、このアドレス空間をバッファ
メモリ22上のバンク0とする。
【0083】次に、第1537ラインから第3072ラ
インまでの1536ラインをバンク0と同様にして70
000HからDF5FFH番地までに格納し、このアド
レス空間をバッファメモリ22上のバンク1とする。さ
らに第3073ラインから第3360ラインまでの28
8ラインをE0000H番地からF4E1FH番地まで
に格納し、このアドレス空間をバッファメモリ22上の
バンク2とする。
【0084】以上のように、1ワードの画像情報に1ア
ドレスを付して格納する方法を用いると、1mm×1m
mの正方形を単位ブロックとして、バッファメモリ22
上の連続した番地にA4サイズの原稿の全領域を格納で
きることになる。これにより、操作者がコンソール部2
00を用いて画像処理領域をmm単位で指定すると、指
定領域をディスクメモリ90に登録する場合、指定領域
の先頭番地と最終番地とを設定するだけでDMA転送を
行うことができ、画像情報をCPU回路ブロック10を
介さずに高速度に転送することができる。
【0085】すなわち、先頭番地と最終番地とを一組指
定することによって、主走査16ライン(1mm幅)の
画像情報をDMA転送することになるので、DMA転送
時のアドレス設定が少なくてすみ、転送の高速化が図れ
る。
【0086】また、このように画像情報を格納すると、
画像情報を抜き出して編集を行う場合には、抜き出す画
像の右側から左側へは番地が連続しているので、一層有
効である。例えば、縦方向の長さが20mmの画像情報
を抜き出す場合は、CPU回路ブロック10によるアド
レス設定が20回ですむことになる。
【0087】また、アドレスがmm単位で原稿画像上の
位置と対応しているので、画像編集に際し、操作者は単
に原稿上の位置をmm単位で指定すればよく、便利であ
る。なお、本実施例では、1mm当り16ビットの読取
り能力を持つCCD570,580および590を用い
たので縦方向の16ビットにつき1アドレスを対応させ
ることとしたが、1アドレスに対応するビット数は、そ
のCCD570,580および590の能力により他の
数値でもよく、また、mm単位以外、例えば、インチ単
位等でアドレスを設定しても同様の効果が得られること
勿論である。
【0088】図13は、マルチバス30からバッファメ
モリ22を見た場合のアドレスマップを示す。図12の
00000H〜6F5FFH番地のアドレス空間をバン
ク0、70000H〜DF5FFH番地のアドレス空間
をバンク1、E0000H〜F4E1FH番地をバンク
2として、これらの空間を、それぞれ、図11のように
10000H〜EEBFEH番地、10000H〜EE
BFEH番地、10000H〜39C3EH番地のアド
レス空間に対応させる。マルチバス30は16ビットの
データバスと20ビットのアドレスバスとをもつが、こ
のマルチバス30でアクセスできる領域は1メガバイト
である。すなわち、8ビットのデータを106 個アクセ
スできるのであり、16ビットのデータをアクセスする
ときは、2番地にわたることになるから、このときは、
図13に示すように、16ビットのデータに対し1番地
おきに連続な番地を割当て、偶数番地をアクセスした場
合のみ、16ビットのデータが入出力されるようにす
る。
【0089】バッファメモリ回路ブロック20内の実際
のアドレスは図12に示したアドレスであるので、マル
チバス30からバッファメモリ22をアクセスする場合
には、前述したように、バッファメモリ回路ブロック2
0内のアドレス変換器21−26により、図13のアド
レスを図12のアドレスに変換する。このアドレス変換
器21−26により、任意のアドレス空間上にバッファ
メモリ22のアドレス領域を設定することができる。
【0090】(3.5)ディスクメモリ 図14はディスクメモリ90の物理的アドレス構成を示
す。91はドライブであり、ディスク装置の個数に対応
してナンバー0,1,…と番地付ける。本実施例では、
ディスク装置を1台すなわち、ナンバー0のドライブの
み用いる。ドライブ91は3個のヘッド92を備え、各
ヘッド92は354個のトラック93を受持ち、各トラ
ック93は18個のセクタ94から成り、各セクタ94
は512バイトのデータを格納できる。従って、ディス
クメモリ90の記憶容量は、約10メガバイトである。
【0091】このような構成のディスクメモリ90にお
いては、図15に示すような、一定のシーケンスに従っ
てディスクメモリ90上のアドレスを変更してゆき、デ
ータを連続してアクセスする。この図に示すように、シ
ーケンス番号SNとヘッド番号HNとトラック番号TN
とは、次式(1)で定まる関係がある。
【0092】
【数1】 SN=3×TN+HN (1) (ただし、HN=0〜2,TN=0〜353) すなわち、あるシーケンス番号SNを定めると、それに
対応してトラック番号TNおよびヘッド番号HNが定ま
り、次にアクセスするヘッド92およびトラック93の
アドレスは、その前に定めたシーケンス番号SNに1を
加えたシーケンス番号SN+1に対応して得られるヘッ
ド番号およびトラック番号である。そしてトラック93
内のセクタ94のアクセスは、そのセクタ番号SCTN
の若い順に行われる。
【0093】図16は、ディスクメモリ90内の所定の
領域に設けられたインデックステーブルであり、このイ
ンデックステーブルによりディスクメモリ90の使用状
態を管理する。本実施例においては、その領域としてヘ
ッド番号HN=0,トラック番号TN=0のセクタ94
のうち、セクタ番号SCTN=0〜13のセクタをイン
デックステーブルの領域とし、その領域のうち、特に、
セクタ番号SCTN=0〜8のセクタをディスクメモリ
90上の各セクタの使用状況を示すセクタビットマップ
テーブル94Aに割当て、そして、セクタ番号SCTN
=9〜13のセクタをファイル管理用のファイルインデ
ックステーブルに割当てる。セクタ番号SCTN=0〜
13のセクタは、インデックステーブルをCPU回路ブ
ロック10内のRAM10−3に読み込むプログラム
(オープンプログラム)により、RAM10−3の固定
領域6000H番地から7BFFH番地に書込まれて所
定の操作を受け、そして、RAM10−3の固定領域を
ディスクメモリ90に格納するプログラム(クローズプ
ログラム)により、ディスクメモリ90に再び書き込ま
れる。
【0094】セクタビットマップテーブルは、図17に
示すように、領域94Aをシーケンス番号のSNの小さ
い順にSN=0からSN=1061までの1062個の
各4バイトのブロックに分割し、1つのブロックに1ト
ラック分、すなわち、18セクタ分の使用状況を示すデ
ータを、1セクタに付き1ビットを割当てて格納する。
セクタの使用状況を示すデータとしては、例えば、ある
セクタが使用中であればそのセクタに対応するセクタビ
ットに“1”、未使用であれば“0”を格納する。
【0095】ディスクメモリ90に新たなデータファイ
ルを登録する際には、その登録に必要なセクタ数が連続
して空いている領域を見つけ出し、その領域に対応する
シーケンス番号SNとセクタ番号SCTNとを得、その
セクタに対応するセクタビットに“1”を格納する。逆
に、データファイルを抹消する際には、対応する領域を
示すセクタビットに“0”を格納する。ただし、インデ
ックステーブルに対応するビット、すなわちブロック0
には、予め“1”を格納しておき、このブロック0に対
する書込みを禁止して、インデックステーブルにはデー
タファイルが誤登録されないようにする。
【0096】ファイルインデックステーブルは、ディス
クメモリ90に登録する3種類のファイル、すなわち、
画像データファイル(イメージファイル)、アプリケー
ションファイルおよび本システムの制御プログラムを管
理する。イメージファイルをファイルタイプ0、アプリ
ケーションファイルをファイルタイプ2として、それら
ファイルのファイルインデックステーブルによる管理状
況を図18に示す。
【0097】ファイルインデックスブロックFIT1
は、ステータスA,MAXブロック,1ブロックサイズ
およびカレントB番号の、それぞれ、2バイトの4つの
ブロックからなり、ディスクメモリ90の初期化の際に
設けられて、ファイルインデックステーブル全体の使用
状況について記憶する。ステータスAはシステム拡張の
際に用いる領域で、本実施例においては未使用とする。
MAXブロックはディスクメモリ90に登録可能なファ
イルの総数のデータを格納し、本実施例ではその総数を
50(32H)個に設定する。1ブロックサイズは1フ
ァイル当たりの、そのファイルに関する諸データのイン
デックスの長さを示し、本実施例では、次に述べるよう
にその長さを38(26H)バイトとする。カレントB
番号は、ディスクメモリ90に登録されているファイル
の数を格納し、1つのファイルを新規に登録する際、M
AXサイズに格納されている数と比較して、その数を越
えない場合に1だけ加算されて新規登録が行われ、ま
た、MAXサイズの数を超過する場合には加算されずに
新規登録が受付けられないようにする。逆に、既に登録
されている1つのファイルを抹消する場合には、カレン
トB番号に格納されている数が1だけ減じられて、その
ファイルがディスクメモリ90から抹消される。
【0098】FIT2およびFIT3は、それぞれ、フ
ァイルタイプ0の場合およびファイルタイプ2の場合の
ファイルインデックスブロックを示し、それぞれ、38
バイトのデータを格納する。FIT2およびFIT3に
おいて、RSVはシステム拡張の際に用いる2バイトの
領域で、本実施例では未使用である。ファイルNo.は
操作者がファイルに任意に1から99までの番号を付し
てディスクメモリ90に登録したときに、そのファイル
番号を識別する2バイトの領域である。ファイルタイプ
は、上述のファイルタイプ“0”または“2”のデータ
が書込まれる2バイトの領域である。FIT3における
バンクおよびアドレスは、CPU回路ブロック10上の
RAM10−3のバンクおよびアドレスを示し、アプリ
ケーションファイルをRAM10−3にアロケートする
場合に用いる。それぞれ、2バイトおよび4バイトの領
域である。バイトカウントは、登録ファイルのデータ長
を格納する、6バイトの領域である。
【0099】セクタカウントは、登録ファイルについて
使用するセクタ数を格納する2バイトの領域である。シ
ーケンスNo,ドライブNo,ヘッドNo,トラックN
oおよびセクタNoは、登録ファイルについて、格納領
域の先頭のシーケンス番号,ドライブ番号,ヘッド番
号,トラック番号およびセクタ番号を格納する各2バイ
トの領域である。FIT2におけるX0,Y0,X1お
よびY1は、それぞれ2バイトの領域であり、ファイル
タイプ“0”の場合に、編集される領域の画像情報が、
複写紙のどの位置に配されるかを示す座標データを記憶
する。X0,Y0,X1およびY1は、図19に示すよ
うに、原稿を原稿載置部240に載置し、O点に最も近
い編集領域(斜線)上の点AおよびO点から最も遠い点
Bを、スタイラスペン280を用いて指示することによ
り、A点の座標X0およびY0と編集領域の縦の長さX
1および横の長さY1が定まり、それらの数値が16進
数で格納される。ファイルタイプ2の場合は、FIT3
に示すように、FIT2のX0,Y0,X1およびY1
に対応する領域は未使用領域である。
【0100】ある画像データファイルをディスクメモリ
90からバッファメモリ20に転送する場合、まず、そ
のファイル番号を指定すると、オープンプログラムによ
ってインデックステーブルがRAM10−3に転送さ
れ、指定したファイル番号のインデックスブロックを得
る。次に、そのブロックのX0,Y0,X1およびY1
に格納されたデータから、バッファメモリ22上のアド
レスが算出されて、ディスクメモリ90内の画像情報
が、バッファメモリ22の対応する領域内にDMA転送
される。
【0101】また、編集領域の複写紙上の位置を変更す
る場合には、X1およびY1は不変であるので、X0お
よびY0のみをパラメータとし、そのX0およびY0の
みを、コンソール部200から、画像位置の変更命令
(後述)によって変更すればよい。
【0102】また、ディスクメモリ90には本システム
の制御プログラムを格納し、そのファイルをファイルタ
イプ1とし、そのファイルインデックスブロックはFI
T3と同様に構成する。
【0103】(3.6)交換機 図20,図21および図22は交換機40および光ファ
イバインタフェース70等を含む回路の構成を3分割し
て示すブロック図であり、ここでL1〜L12は信号線
または信号線群を示し、その直後に付した括弧内の記号
A,B,Cは、それら信号線または信号線群を、それら
の記号に対応する図20〜図22内の信号線または信号
線群に接続することを示す。
【0104】ここで、シグナルセレクタ40−2は、光
ファイバインタフェース70およびリーダ部500から
出力される各種信号群を選択してバッファメモリ22内
のメモリコントローラ21に供給してバッファメモリ2
2にそれら各部からの画像情報を格納させる交換機、シ
グナルセレクタP40−6は、バッファメモリ20、光
ファイバインタフェース70およびリーダ部500から
出力される各種信号線を選択してプリンタ部600に供
給して、それら各部からの画像情報を複写させる交換
機、および、シグナルセレクタF40−7は、バッファ
メモリ20およびリーダ部500から出力される各種信
号群を選択して光ファイバインタフェース70に供給
し、光ファイバネットワーク700に出力させる交換機
である。
【0105】41,42,43,45,46および48
は、それぞれ、CPU回路ブロック10,バッファメモ
リ22,I/Oインタフェース56,リーダ部500,
プリンタ部600およびDDXインタフェース60との
コネクタである。なお、ここで、各信号のターミナル符
号中のスラッシュ「/」は負論理を示すものである。
【0106】ここで、各種信号を説明する。SCAN
STARTはリーダ部500に走査開始を指令する信
号、FULLは複写画像の大きさ(例えば、A3サイズ
およびA4サイズ)を指定する信号、SCAN STA
NDBYはリーダ部500が出力する走査待機状態信
号、VSYNCは画像信号の開始を示す垂直同期信号、
VIDEO ENABLEは1ライン分の画像信号の有
効出力期間を示す信号、SCAN ENABLEは原稿
1枚分の画像信号の有効出力期間を示す信号、SCAN
READYはリーダ部500の走査準備完了信号、V
IDEOは画像信号、およびCLKはクロック信号であ
る。
【0107】PRINT REQUESTはプリンタ部
600への複写要求信号、PRINT STARTは複
写開始の指令信号、STATUS REQUESTはプ
リンタ部600のステータスの出力を要求する信号、P
RINT READY,PRINT ENABLEおよ
びPRINT ENDは、それぞれ、プリンタ部600
の準備完了信号,複写期間を示す信号および複写終了信
号である。REQUEST ACKはPRINT RE
QUEST信号に対してプリンタ部600が発生する認
識応答信号、STATUS 0〜7の8ビットの信号は
プリンタ部600のステータスを示す信号である。これ
らの信号において、末尾にR,PおよびMを付された信
号は、その信号が、それぞれ、リーダ部500,プリン
タ部600およびバッファメモリ20から出力されるこ
と、または、それらの各部に供給されることを示す。
【0108】SELECT PF,SELECT PR
およびSELECT PMは、CPU回路ブロック10
がI/Oインタフェース56を介してシグナルセレクタ
P40−6に供給する信号であり、シグナルセレクタP
40−6はそれらの信号に応じて、それぞれ、光ファイ
バインタフェース70,リーダ部500およびバッファ
メモリ22を選択し、同様に、SELECT FRおよ
びSELECT FMはシグナルセレクタF40−7
に、それらの信号に応じて、それぞれ、リーダ部500
およびバッファメモリ20を選択する。また、SELE
CT MRおよびSELECT MFは、シグナルセレ
クタM40−2に供給される信号であり、シグナルセレ
クタM40−2は、それらの信号に応じて、それぞれ、
リーダ部500およびバッファメモリ22を選択する。
【0109】リーダ部500から供給される画像情報を
本システムのプリンタ部600と光ファイバネットワー
ク700上の他システムのプリンタ部に同時出力する場
合には、CPU回路ブロック10がSELECT PR
とSELECT FRとを付勢することで達成できる。
また、バッファメモリ22に格納された画像情報をプリ
ンタ部600と光ファイバネットワーク700上の他シ
ステムのプリンタ部に同時出力する場合には、SELE
CT PMとSELECT FMとを付勢すればよい。
その他、CPU回路ブロック10が画像情報の供給源と
供給先とを任意に指定して、画像情報の複数の経路を設
定することができる。
【0110】DDXインタフェース60とのコネクタ4
8および光ファイバインタフェース70に係る各信号線
群については後述する。
【0111】(3.7)DDXインタフェース 図23はDDXインタフェース60の構成の一例を示す
ブロック図であり、DDXインタフェース60は、デー
タ/クロックインタフェース60−1および制御信号イ
ンタフェース60−2を介して、データ/クロック信号
線137および制御信号線139と接続されている。6
0−3および60−7は切換器、60−4,60−5お
よび60−6はラインバッファであり、例えば、本発明
装置から画像情報を送信する場合には、切換器60−3
は書込み用切換器として動作し、ラインバッファ60−
4,60−5および60−6を順次指定して画像情報を
書込む。また、このとき切換器60−7は読出し用切換
器として動作し、あるラインバッファに画像情報が書込
まれている間に、すでに画像情報が書込まれているライ
ンバッファから画像情報を読出し、RLカウンタ60−
8並びにRL正/逆カウンタ60−9に供給する。
【0112】RL:MH/MR変換器60−10は、R
Lカウンタ60−8から供給される1ラインの画像情報
のランレングスを1次元符号(MH符号)化し、また、
RL正/逆カウンタ60−9から供給される参照画素か
らの相対位置を計数することにより、画像情報1ライン
のランレングスを2次元符号(MR符号)化し、得られ
た画像データを圧縮してV.35インタフェース60−
11に供給する。V.35インタフェース60−11
は、DDX回線とDDXインタフェース60との間に配
設する相互接続回路である。
【0113】60−20は制御回路であり、画像処理部
10から信号線139および制御信号インタフェース6
0−2を介して供給される各種制御信号を適宜V.35
インタフェース60−11に供給してDDXを管理する
とともに、DDXインタフェース60の各部を制御す
る。
【0114】60−21はダイヤルパルス発生回路であ
り、制御回路60−20またはダイヤル設定のテスト用
スイッチ60−22から供給される画像情報の転送先コ
ードをV.28インタフェースに出力して、転送先を指
定する。
【0115】60−24,60−25,60−26およ
び60−27は、それぞれ、DDXインタフェース60
の準備完了状態の表示灯,他システムとの接続完了状態
表示灯,他システムへの送信表示灯および他システムか
らの受信表示灯である。
【0116】60−30はエラーカウントチェック信号
線であり、本システムと他システムとの通信に際して発
生するエラーを制御回路60−20により計数し、1通
信の間にエラーの数が設定値に達すると、制御回路60
−20が回線を切断する旨の信号を発生してCPU回路
ブロック10に伝達する信号線である。
【0117】60−35はDDXインタフェース60の
電源回路、60−36は電源スイッチおよび60−37
は電源投入状態の表示灯である。
【0118】801は日本電信電話株式会社が設置する
回線終端装置(DCE)であり、DDXインタフェース
60と接続し、DDXインタフェース60からの信号を
受信して網内の伝送に適した信号に変換するとともに、
網を通じて伝送されてきた信号をDDXインタフェース
60に送信する。本発明においては、このDCE801
として、D−232形の宅内回線終端装置を用いる。8
02は網制御装置(NCU)であり、発呼・復旧等回線
交換網の接続・切断を制御する機能を有し、DCE80
1に接続する。このNCU802としては、NCU−2
1形自動発信および自動着信の網制御装置を用いる。D
CE801は接続ケーブル803を介してV.35イン
タフェース60−11並びにV.28インタフェース6
0−23に接続されており、また、NCU802は接続
ケーブル804を介してV.28インタフェース60−
23に接続されている。
【0119】本システムにより画像情報をMH符号化お
よびMR符号化して、それを他システムに伝送する方法
は、CCITTのT.4勧告によるが、T.4勧告を本
発明に適用するにあたっては以下の点を考慮する。
【0120】(1)本発明装置では、A4サイズの原稿
の縦方向(297mmの方向)を1ラインとし、解像度
を16ビット/mmとするため、最大のランレングス、
すなわち、1ラインがすべて白またはすべて黒の場合の
ランレングスは4752となり、これは拡張されたMH
符号の最大表現範囲2623(=2560+63)を越
える。
【0121】(2)本発明装置では、パラメータKを無
限大とした2次元符号化方式による伝送を行う。すなわ
ち、A4サイズの原稿について、DDXインタフェース
60に、最初に転送される第1ラインをMH符号化した
後に、残りの3359ラインをMR符号化する。
【0122】(1)の点について、長さ方向を1ライン
とするのは次の理由による。すなわち、(i)伝送する
ライン数を小とすることにより、伝送時間の短縮を図
る、および、(ii)リーダ部500において副走査方
向のセンサの全体の移動距離を小とすることにより、リ
ーダ部500の小型化を図る。
【0123】また、(2)の点について、パラメータK
を無限大に設定するのは、パラメータKを小さな有限値
としてK回毎にMH符号化を繰返す時間を省くためであ
り、パラメータKを無限大に設定できる根拠は、伝送す
る画像情報はすでにCCDドライバ50によって2値化
され、いったんバッファメモリ22に格納されたもので
あり、パラメータKを小さな数の有限値として、読取り
誤差を小にする意味が失われるからである。
【0124】本システムよりDDX回線800を介して
他システムに画像情報を送信する過程を述べる。
【0125】まず、バッファメモリ22より信号線13
7を介して転送されてくる1ライン分(4752ビッ
ト)の画像情報は、データ/クロックインタフェース6
0−1および書込み用切換器60−3を介してラインバ
ッファ60−4,60−5または60−6に供給され
る。この画像情報は、10メガヘルツ(MHz)のクロ
ック信号に同期して、0.1マイクロ秒(μs)につき
1ビットの転送速度でラインバッファ60−4,60−
5または60−6に転送される。すなわち、1ラインの
画像情報の転送時間は475.2μsである。最初に転
送されてくる第1ラインの画像情報は、切換器60−3
により、まず、ラインバッファ60−4に供給され、ラ
インバッファ60−4がその第1ラインの画像情報を格
納終了すると、切換器60−7はラインバッファ60−
4のゲートを開き、ラインバッファ60−5および60
−6のゲートを閉じて、格納された画像情報をRLカウ
ンタ60−8に供給し、その情報についての、白および
黒のランレングスが計数され、さらにランレングス符号
化されたその第1ラインの画像情報は、RL:MH/M
R変換器60−10によりMH符号に変換される。ライ
ンバッファ60−4が画像情報を出力している間に、切
換器60−3はラインバッファ60−4および60−6
へのゲートを閉じ、ラインバッファ60−5へのゲート
を開いて第2ラインの画像情報をラインバッファ60−
5に供給する。第1ラインの画像情報がすべてMH符号
化されておれば、第2ラインの画像情報は切換器60−
7によりRL正/逆カウンタ60−7に供給され、第1
ラインからの相対的な画素変化位置が計数されて、R
L:MH/MR変換器60−10によりMR符号化され
る。ラインバッファ60−6に転送される第3ラインの
画像情報についても、第2ラインと同様に処理され、以
下、A4サイズの原稿について、第3360ラインま
で、ラインバッファ60−4,60−5および60−6
から出力される画像情報は、RL正/逆カウンタ60−
7を経てRL:MH/MR変換器60−10に供給さ
れ、MR符号化される。
【0126】次に、RL:MH/MR変換器60−10
に供給されるランレングス符号化された画像情報をMH
符号化またはMR符号化して圧縮する。
【0127】前述のように、本発明装置においては、最
大ランレングスは4752であり、拡張されたMH符号
の最大表現範囲2623を越えるため、次の方法によ
り、MH符号をさらに拡張する。
【0128】(1)ランレングスRL<2560の場合 通常のMH符号で表わす。すなわち、RL<64の場合
は1個のターミネイティング符号で表わす。64≦RL
<2560の場合は1個のメイクアップ符号と1個のタ
ーミネイティング符号とで表わす。
【0129】(2)ランレングスRL≧2560の場合 2560のメイクアップ符号“0000000 111
1”を特別な符号とみなし、次の(a)および(b)の
ように取扱う。
【0130】(a)2560≦RL≦2623=256
0+63の場合 (1)の場合と同様に、1個のメイクアップ符号(この
場合は、2560のメイクアップ符号)と1個のターミ
ネイティング符号とで表わす。
【0131】(b)2623<RL≦4752の場合 2560のメイクアップ符号に続き、必要な分のメイク
アップ符号をさらに1個加えた後、1個のターミネイテ
ィング符号を付加して表す。すなわち、(2)の場合に
おいては、2560のメイクアップ符号の直後に同色の
ターミネイティング符号が続く場合(a)と、2560
のメイクアップ符号の後にさらに同色のメイクアップ符
号が続き、その後にターミネイティング符号が続く場合
(b)とがある。(2)の場合の処理例を次に示す。下
線を施してある数値は付加されたメイクアップ符号であ
る。
【0132】例:2560=2560+0 2561=2560+1 2623=2560+63 2624=2560+64+0 4289=2560+1728+1 4752=2560+2176+16 次に図20〜図22および図23に示した画像処理部1
0とDDXインタフェース60とを相互接続する信号線
に沿って流れる各信号の意味を説明する。
【0133】図24の各信号、その名称、画像処理部1
0とDDXインタフェース60との間の信号の方向(矢
印)を示す図である。ここで、FGおよびSGは、それ
ぞれ、保安用接地および信号用接地線である。発呼要求
信号(CRQP)は、画像処理部10がDDXインタフ
ェース60に対し、他システムとの接続(発呼)を要求
する信号であり、この信号は接続中信号(CND)が付
勢されると同時に滅勢され、また、接続不能信号(NR
YD)が付勢されているときは無効として処理される。
呼出し信号(CIP)はDDXインタフェース60が画
像処理部10に対し、他システムから着信したことを示
す信号であり、CNDおよびNRYDに対する処理はC
RQPと同様である。
【0134】ダイヤル番号信号(DLN)はCRQPの
付勢と同時に付勢されて、他システムの7桁の局番を転
送する。
【0135】接続要求信号(CNQ)は画像処理部10
がDDXインタフェース60に対し、DDX回線接続を
要求する信号であり、CRQPまたはCIPのいずれか
が付勢されると同時に付勢され、NRYDが付勢されて
いるときには無効とされる。また、回線補捉の必要のあ
る間はCNQは付勢されており、CNQを滅勢すると回
線は切断される。
【0136】着信不能信号(NRYP)は、画像処理部
10が6秒以内に送信または受信を行い得る状態になり
得ない場合に付勢される。NRYDはDDX回線800
がビジー状態、また、NCU802のノットレディスイ
ッチが付勢された状態であるとき等に、回線の接続不能
であることを示す。このNRYD回線は回線接続の不能
状態または可能状態に応じて、それぞれ、常時付勢また
は滅勢された状態にある。また、CRQPが付勢された
後、一定時間が経過してもCNDが付勢されないとき
は、画像処理部10は接続不能と判定する。
【0137】CNDはCRQPまたはCIPの付勢と、
CNQの付勢とに伴い本システムと通信相手の他システ
ム(相手局)との通信条件が成立したときに付勢され、
回線の接続が完了し、本システムが通信可能な状態にあ
ることを示す。CNQが滅勢されたとき、または相手局
が回線を切断したときにCNDは滅勢される。送信可信
号(RDS)および受信可信号(RDR)は、それぞ
れ、画像処理部10が6秒以内にA4サイズの原稿1枚
分の画像情報の送信および受信を行い得る状態になり得
ることを示し、CNQ付勢と同時に、RDSまたはRD
Rが付勢される。
【0138】送信モード信号(MDS)および受信モー
ド信号(MRR)は、それぞれ、本システムが画像情報
を送信および受信するモードに設定されたことを示し、
これらのモードは発呼側および被呼側の双方のRDSお
よびRDRを見て決定される。送信または受信完了直後
に、それぞれ、受信または送信を行うこともできる。
【0139】転送可信号(RDT)は、MDSまたはM
DRが付勢されてから6秒以内に付勢され、送信モード
または受信モードでの画像情報の転送が可能になったこ
とを示す。
【0140】送信データ要求信号(RQS)は、一定周
期をもって付勢および滅勢され、DDXインタフェース
60が画像処理部10に、1ライン分の画像情報の転送
を要求する。RQSが付勢されると、画像処理部10は
送信データ有効信号(SVA)を付勢し、バッファメモ
リ20からDDXインタフェース60へ1ライン分の画
像情報(SDT)の転送を行う。RQSはその転送完了
とともに滅勢される。RQSの繰返し周期は最小伝送時
間より長くとる。SVAはRQSに応じて付勢され、S
DTを送信クロック(SCK)に同期してサンプリング
することを許可することを示し、SDTの転送完了で滅
勢される。RVAは一定周期をもって付勢され、DDX
インタフェース60が他システムから受信し、伸長され
た1ライン分の画像情報(RDT)の受取りを要求し、
RDTを受信クロック(RCK)に同期してサンプリン
グすることを許可することを示す。RVAの繰返し周期
は、RQSと同様である。
【0141】SDTおよびRDTは、それぞれ、白と黒
による2値の送信および受信される画像情報、SCKお
よびRCKは、それぞれSDTおよびRDTのサンプリ
ングクロックである。
【0142】本発明装置においてはDDX回線800上
の本システムと他システムとの間で伝送を行う際に、そ
の伝送方向は、発呼側となるシステム(発呼側ステーシ
ョン)および被呼側となるシステム(被呼側ステーショ
ン)の双方でRDSとRDRとを比較して、図25のよ
うに決定することとし、もって伝送方向の誤りを防止す
る。すなわち、図25において、付勢状態を○、伝送方
向を矢印、および滅勢状態と伝送不能状態とを×にて示
すように、発呼側のRDRのみと被呼側の少なくともR
DSが付勢されているとき、および、発呼側のRDRお
よびRDSと被呼側のRDSのみとが付勢されていると
きには、伝送方向を被呼側から発呼側に向かうものとす
る。また、発呼側のRDSのみを被呼側の少なくともR
DRが付勢されているとき、および、発呼側のRDSお
よびRDRと被呼側の少くともRDRが付勢されている
ときには、伝送方向を発呼側から被呼側に向かうものと
する。そして、発呼側および被呼側のステーション双方
のRDSおよびRDRの上述以外の組合わせでは、伝送
を不能とする。
【0143】図26は発呼側ステーションと被呼側ステ
ーションとの間で伝送を行う手順の一例を示す。ここ
で、IDSは伝送機能識別信号であり、これは発呼側お
よび被呼側ステーションの伝送機能、すなわち、RDS
およびRDRを相互に知らせる信号である。その伝送フ
ォーマットとしては、例えば、“0000 RDS R
DR 10”の8ビットを最上位ビットから最下位ビッ
トまで順次送出することとし、両ステーションは本シス
テムのRDSおよびRDRと相手局のRDSおよびRD
Rとから、図25のように伝送方向を決定する。
【0144】RDYは伝送準備完了信号であり、その伝
送フォーマットとしては、例えば、“0001001
0”をIDSの場合と同様に送出することとし、IDS
の交信によって決定された伝送方向での、原稿1枚分の
画像情報の送受信準備が完了したことを示す。
【0145】MH1はMH符号化された第1ラインの画
像情報、MR2〜MRn+1(1≦n≦3360)はM
R符号化された第2〜第n+1ラインの画像情報、MH
nはMH符号化された第nラインの画像情報、および、
MRn+1〜MR3360はMR符号化された第n+1
〜第3360ラインの画像情報であり、MH1〜MR3
360でA4サイズの原稿1枚分の画像情報を示す。
【0146】RTQは再送要求信号であり、受信した1
ラインの画像情報中にエラーがあった場合、すなわち、
被呼側ステーションが転送された画像情報を復調した結
果1ラインの長さが0または4752ビットにならなか
った場合に、この情報を被呼側ステーションのバッファ
メモリ22に取込まず、被呼側ステーションが発呼側ス
テーションに対して再送要求を行うものである。
【0147】RTCは伝送終了信号であり、発呼側ステ
ーションがCCITTによるT.4勧告におけるライン
終端符号EOLに1を加えた信号を伝送して、1枚分の
画像情報の送信完了を示す。
【0148】DCNは回線切断信号であり、その伝送フ
ォーマットとしては、例えば、“01000010”を
IDSと同様にして送出し、回線切断を相互に通知す
る。
【0149】回線接続直後に発呼側および被呼側ステー
ションは互いにIDSの連送を開始し、伝送モードに対
して自局の準備が完了するまでその連送を最低3回は繰
返す。ここで、例えば、時点Aにおいて、伝送方向が決
定できないときは伝送不能(図25参照)として両ステ
ーションは相互にDCNを送出して回線を切断する。自
局の準備が完了すると、両ステーションは双方の準備が
完了するまで最低3回はRDYを送出し、双方の準備が
完了して双方からRDYが送出されたとき、すなわち、
時点Bにおいて、被呼側ステーションは発呼側ステーシ
ョンに向けて制御信号を送出しないようにして受信状態
に入り、発呼側ステーションは送信状態に入る。
【0150】A4サイズの原稿1枚分の画像情報の伝送
において、例えば、時点Eにおいて、第nラインの画像
情報に伝送エラーが発生した場合には、被呼側ステーシ
ョンは発呼側ステーションに対してRTQを送出し、発
呼側ステーションはこれに応じて、第nラインの画像情
報をMH符号化し、第n+1ラインから第3360ライ
ンまでを順次MR符号化して伝送する。
【0151】このように画像情報の伝送が終了すると、
発呼側ステーションは被呼側ステーションにRTCを送
出し、次いで、両ステーションはIDSを相互に送出
し、このとき図25のように伝送条件が満たされておれ
ば、続いて時点Cから他の画像情報の送受信を行う。逆
にその条件が満たされていなければ、相互にDCNを送
出し、回線を切断する。
【0152】(3.8)光ファイバインタフェース 図27は光ファイバインタフェース回路70の構成の一
例を示すブロック図である。光ファイバネットワーク7
00から光ファイバケーブル701および702を介し
て伝送されるコマンドまたは画像情報を搬送する光信号
(VIDEO信号)およびそのVIDEO信号に同期し
たクロックの光信号(CLK)は、それぞれ、光/電気
信号変換器(O/E変換器)70−1および70−2に
より電気信号に変換され、信号線70−101および7
0−102を介してコマンド/画像識別回路70−3
と、アンドゲート70−4,70−20,70−30お
よび、アンドゲート70−5,70−21および70−
31とに供給される。そのコマンド/画像識別回路70
−3は伝送されてくる信号が原稿の大きさを指定する等
のコマンドであるか、画像情報であるかを識別する回路
である。伝送されてくるVIDEO信号がコマンド情報
である場合は、その情報の先頭にコマンド識別コードが
付加されており、コマンド/画像識別回路70−3はそ
のコードを抜き取ってコマンド情報であると識別し、ま
た、画像情報である場合は、CLK信号が所定周波数
(例えば12.5MHz)を有しており、コマンド/画
像識別回路70−3はその周波数により識別する。
【0153】この結果、伝送されてくるVIDEO信号
がコマンド情報であると識別された場合には、コマンド
/画像識別回路70−3は、コマンド認識(CACK)
信号を発生し、コマンドを受信している期間中、この信
号を信号線70−103を介して、アンドゲート70−
4および70−5と、CPU回路ブロック10とに供給
する。このとき、アンドゲート70−4および70−5
には、それぞれ、信号線70−101および70−10
2を介してVIDEO信号およびCLK信号がすでに入
力されているので、CACK信号の入力により、アンド
ゲート70−4および70−5はコマンド信号およびク
ロック信号を受信コマンドレジスタ70−10に供給す
る。コマンド受信が終了してCACK信号が滅勢される
と、その時点でCPU回路ブロック10には割込みがか
かり、CPU回路ブロック10は信号線136−1およ
びアドレスデコーダ70−11を介し、受信コマンドレ
ジスタ70−10にアドレス指定信号(ADR信号)を
供給して受信コマンドレジスタ70−10のアドレスを
指定し、さらに、信号線136−2を介してデータバッ
ファ70−12にI/O読出しコマンド(I/O R
C)信号を供給して、データバッファ70−12を出力
モードに設定する。かかる動作により、受信コマンドレ
ジスタ70−10に蓄えられたコマンドがデータバッフ
ァ70−12およびデータ信号線136−5を介してC
PU回路ブロック10に読取られる。
【0154】一方、コマンド/画像識別回路70−3
が、光ファイバネットワーク700から伝送されてくる
VIDEO信号が画像情報であると判別したときは、コ
マンド/画像識別回路70−3は画像認識(IACK)
信号を発生し、この信号を画像情報を受信している期間
中、信号線70−104を介してアンドゲート70−2
0および70−21と、CPU回路ブロック10とに供
給する。このとき、アンドゲート70−20および70
−21には、それぞれ、信号線70−101および70
−102を介してVIDEO信号およびCLK信号が供
給されているので、IACK信号の入力により、アンド
ゲート70−20および70−21は画像情報信号およ
びクロック信号を再生回路70−25に供給する。そし
て、再生回路70−25は、CPU回路ブロック10か
ら供給される原稿サイズ指定信号(FULL FO信
号)に従って、伝送されてきた画像情報からのプリンタ
部600の起動要求信号であるPRINT START
FO信号、垂直同期信号であるVSYNC FO信
号、1ライン分の画像信号の有効出力期間を示す信号で
あるVIDEO ENABLE FO信号、原稿1枚分
の画像信号の有効出力期間を示す信号であるSCAN
ENABLE信号、本システムに転送されてきた画像信
号であるVIDEO FO信号およびクロック信号であ
るCLK FO信号を再生し、それらの信号を交換機4
0に出力する。また、受信した画像情報を、光ファイバ
ネットワーク700内の他システムに送信する必要があ
る場合、また、受信した画像情報が本システム宛でない
場合は、CPU回路ブロック10は予めコマンド信号を
解読してその旨を認識し、信号線70−110を介して
伝送要求信号(TRSMTR信号)をアンドゲート70
−30および70−31に供給し、双方のアンドゲート
からVIDEO信号およびCLK信号を、それぞれ、オ
アゲート70−35および70−36、電気/光信号変
換器(E/O変換器)70−40および70−41、お
よび、光ファイバケーブル703および704を介し
て、他システムに伝送する。
【0155】本システムから光ファイバネットワーク7
00上の他システムに送信を行う場合、まず、CPU回
路ブロック10はTRSMTR信号を滅勢し、アンドゲ
ート70−30および70−31からの出力を終了す
る。次いで、信号線136−1およびアドレスデコーダ
70−11を介して送信コマンドレジスタ70−50、
コマンド識別信号発生器70−51および転送クロック
発生器70−52にADR信号を供給して、そのアドレ
スを指定し、さらに、信号線136−3を介してデータ
バッファ70−12にI/O書込みコマンド(I/O
WC)信号を供給して、データバッファ70−12を入
力モードに設定する。それにより、送信用コマンドレジ
スタ70−50には、まず、コマンド識別信号発生器7
0−51が発生したコマンド識別信号が書込まれ、次い
で、データバッファ70−12からコマンドデータが書
込まれる。コマンドデータの書込みが終了した時点で、
転送クロック発生器70−52は、送信コマンドレジス
タ70−50がコマンドデータをE/O変換器に直列転
送する数と等しい数のクロックパルスを発生し、そし
て、コマンドデータおよびクロックパルスは、それぞ
れ、VIDEO信号およびCLK信号として、E/O変
換器70−40および70−41から光ファイバケーブ
ル703および704に出力される。
【0156】次に、画像情報を送信するときは、交換機
40内のシグナルセレクタFから出力されたPRINT
START FI信号,VSYNC FI信号,VI
DEO FI信号およびCLK FI信号が、変換回路
70−55により直列なVIDEO信号およびCLK信
号に変換され、それぞれ、信号線70−111および7
0−112,オアゲート70−35および70−36、
および、E/O変換器70−40および70−41を介
し、光ファイバケーブル703および704に出力され
る。
【0157】(4)リーダ操作部 図28はリーダ操作部550を示し、ここで、551は
アプリケーションファイル番号表示器であり、ディスク
メモリに登録してある編集業務用のアプリケーションフ
ァイルの登録番号を表示する。552は枚数表示器であ
り、プリンタ部600により複写を行う場合(以下、ロ
ーカルコピーとする)、および、光ファイバネットワー
ク700上の他システムに画像情報を送信して、そのシ
ステムにおいて複写を行う場合の設定枚数を表示する。
553は紙サイズセレクトキーであり、“PAPER
SELECT”キーの押下げによりA3サイズとA4サ
イズとが切換わって一方が選択され、選択された側の表
示灯が点灯する。554は複写枚数の設定を行うテンキ
ー、555は設定枚数およびファイル番号を消去する
“CLEAR”キー、556は複写作業を中断させる
“STOP”キーである。557および558は、それ
ぞれ、画像情報の受信中および送信中を示す表示灯であ
る。
【0158】561はDDX回線を用いて構外のシステ
ムを選択するセクレクトキー群、562は光ファイバネ
ットワーク700上の構内のシステムを選択するセレク
トキー群であり、そのうち、563は本システムのプリ
ンタ部600を選択するセレクトキーである。各キーの
下には2個の表示器を配設し、各キーの押下げにより送
受信時の相手先を選択した場合に、押下げられたキーの
左下の表示器が点灯し、送受信時にエラーが生じた場合
に、右下の表示器が点灯する。
【0159】565は“COPY”キーであり、ローカ
ルコピーまたは送信を行う場合(以下、コピーモードと
する)に選択し、566は“EDIT”キーであり、リ
ーダ部500を用いて画像編集を行う場合(以下、エデ
ィットRモードとする)に選択する。双方のキーにはそ
の上方に表示灯が設けられ、そのとき、選択された側の
表示灯が点灯する。567は“ENTER”キーで、ロ
ーカルコピーまたは構内送信時に、複写枚数を設定する
際に押下げする。568は“EXECUTE”キーで、
コピーモードまたはエディットRモードの実行開始の際
に押下げする。
【0160】(5)プリンタ状態表示部 図29はプリンタ状態表示部650を示し。ここで、6
51は電源状態表示灯であり、プリンタ部600の電源
が投入されているときに点灯する。652はレディ灯で
あり、プリンタ部600が画像処理制御部100からの
画像情報を受入れ可能なときに点灯する。
【0161】653はオンラインセレクトキーであり、
その上部に表示灯を有し、プリンタ部600と画像処理
制御部100をオンラインに接続するときに押下し、同
時に表示ランプが点灯する。654はテストプリントキ
ーであり、プリンタ部600をチェックするときに押下
して、プリンタ部600にテストパターンを描かせる。
【0162】655は原稿サイズ表示および選択部であ
り、上述のオンライン状態では、この部分で原稿サイズ
を設定できないようにする。656−1,656−2,
656−3は操作者において除去可能なプリンタ部60
0のエラーを表示するエラー表示器であり、656−1
はジャム、656−2はトナーなし、および、656−
3は複写用紙なしを表示する。657は操作者に除去不
可能なプリンタ部600のエラーを表示するエラー表示
器である。
【0163】(6)画像編集の方法 画像編集はバッファメモリ22とディスクメモリ90と
の間でDMA転送を適宜に行って実行する。すなわち、
リーダ部500で読取られたA4サイズの原稿1枚分の
画像情報を、バッファメモリ20の所定のアドレスに格
納し、その画像情報の一部をDMAコントローラ80を
介してディスクメモリ90に格納する。そこでバッファ
メモリ22を消去し、先にディスクメモリ90に格納し
た画像情報を再びバッファメモリ22の所望のアドレス
空間に復帰し、その画像データをプリンタ部600にて
複写することによって、原稿の不要部分をトリミングし
た複製物を得ることができる。
【0164】このような画像の位置変更,トリミング等
の画像編集は、図4に示したコマンドメニュ部220か
ら入力したコマンド(後述)に基づいて作成する画像処
理のプログラムに従って行う。そのような画像処理のプ
ログラムは、ディスクメモリ90に格納することがで
き、その格納された画像処理プログラムをアプリケーシ
ョンファイルと定義する。また、ディスクメモリ90に
格納される画像情報をイメージファイルと定義する。こ
れらのファイルをディスクメモリ90に登録する際に
は、前述のように、そのファイルにはファイル名として
の2桁のファイル番号を付し、また、そのファイルを消
去可能とするか否かを指示する。
【0165】図30の(A),(B)および(C)は、
簡単な画像編集の例を示す。まず、同図(A)に示す1
枚目の原稿L1をリーダ部500で読取り、その画像情
報をバッファメモリ22に格納する。原稿載置部240
およびスタイラスペン280によりA点とB点とを指定
して、格納された画像情報から、M1の範囲内の画像情
報を抜出し、その画像情報M1に、例えば、ファイル番
号“01”を付してディスクメモリ90に登録する。2
枚目の原稿L2についても同様にして、同図(B)に示
すように、C点とD点とを指定して抜出された画像情報
M2に、ファイル番号“02”を付してディスクメモリ
90に登録する。次にバッファメモリ22をすべて消去
し、同図(C)に示すように、E点およびF点を指定し
て、ファイル番号“01”および“02”のイメージフ
ァイルに格納された領域M1およびM2内の画像情報
を、それぞれ、バッファメモリ22のN1およびN2の
領域に対応するアドレス空間に転送する。すなわち、バ
ッファメモリ22には、A4サイズの原稿1枚分の画像
情報が、画像情報N1およびN2を図30の(C)のよ
うに配置した状態で、格納されている。
【0166】そのバッファメモリ22の内容をプリンタ
部600に転送して複写を行い、所望の編集画像L3を
得る。
【0167】(6.1)コマンドの意味 画像編集の際の編集コマンドについて説明する。編集コ
マンドは、図31のように、コンソール部200上のコ
マンドメニュ部220により入力し、画像処理部(CP
U回路ブロック)10は、その編集コマンドに基づいて
画像編集を行う。ここで、Cは図4のコマンドキー群2
22のブロック内のコマンドであり、所望のコマンドキ
ー222の押下またはアルファベットキー群223の押
下により入力し、そのコマンドキーに対応した画像処理
を行うことができる。Pはパラメータであり、座標等を
指定する。パラメータPの入力手順は、コマンドキーの
押下の後に括弧を開き、パラメータを入力し、その後に
括弧を閉じることで行う。
【0168】パラメータは、コマンドとの対応から、必
要に応じて数種類入力でき、各パラメータの間
に、“,”キーを押下して、それらパラメータを区別す
る。(CR)はキャリッジリターンであり、図4のキー
225を、1つの編集コマンドの入力終了時に押下する
ことを示す。画像処理部10が実行する編集コマンド
と、その意味を以下に列挙する。なお、各コマンド直後
の(CR)は、コマンド入力時に、その末尾にキャリッ
ジリターンキー225を付加することを示す。
【0169】(1)DZ(ディザコードA,ディザコー
ドB,X0,Y0,X1,Y1)(CR) リーダ部500で読取った原稿画像を2値化する際に、
原稿画像全体をどのようなディザコードAで読み、ま
た、X0,Y0,X1およびY1で決定される指定領域
をどのようなディザコードBで読むかをディザコントロ
ーラ54に指定する。ディザコードAおよびBは、例え
ば、00,01,02,03,04および05までの6
種のうち、いずれかを指定する。ここで、00〜04は
画像濃度を調整する入力であり、5段階に調整できる。
また、05を指定すると写真等を読取る際に中間調が表
現される。なお、特定領域は複数箇所の指定が可能であ
る。
【0170】(2)RE(CR) リーダ部500を起動し、CCD570,580および
590が読取ったA4サイズの原稿1枚分の画像情報を
バッファメモリ22に格納する。このコマンドにはパラ
メータを付加しない。
【0171】(3)CR(ファイル番号,ファイルタイ
プ,X0,Y0,X1,Y1)(CR) ディスクメモリ90上にイメージファイルを格納する空
間を確保して、ファイル情報をファイルインデックステ
ーブル(図18参照)に登録する。すなわち、パラメー
タとして、操作者が任意に指定する2桁のファイル番号
として、ファイルタイプ“00”と、バッファメモリ2
0のアドレス上の位置X0(mm)およびY0(mm)
と画像の大きさX1(mm)およびY1(mm)とを入
力する。
【0172】(4)ST(ファイル番号,ファイルタイ
プ)(CR) バッファメモリ22上の画像情報をディスクメモリ90
に格納する。このコマンドはCR(…)コマンドによっ
てディスクメモリ90上のインデックステーブルに登録
されたファイル情報に基づいて実行される。
【0173】(5)LO(ファイル番号,ファイルタイ
プ)(CR) ここで入力するファイル番号で示すイメージファイルの
インデックステーブルFIT2に書込まれた画像位置を
変更する。すなわち、このコマンドを入力すると、CP
U回路ブロック10はオープン処理によってディスクメ
モリ90のインデックステーブルから該当するファイル
情報を検索し、そのファイルの座標情報をCRT300
に表示する。イメージファイル操作のコマンドであるの
で、ファイルタイプは“00”である。
【0174】(6)ADR(X0,Y0)(CR) LO(…)コマンドにより指定したイメージファイルの
変更位置X0およびY0を入力する。LO(…)コマン
ドの直後にこのコマンドを入力する。
【0175】(7)CL(CR) バッファメモリ20に格納されている画像情報を消去す
る。
【0176】(8)LD(ファイル番号,ファイルタイ
プ“00”)(CR) ディスクメモリ90内のイメージファイルを、そのファ
イルに該当するディスクメモリ90内のファイルインデ
ックステーブルに示す位置情報X0およびY0に基づい
て、バッファメモリ22に格納する。
【0177】(9)DE(ファイル番号,ファイルタイ
プ)(CR) ここで入力するファイル番号およびファイルタイプのフ
ァイルをディスクメモリ90から消去する。
【0178】(10)PR(複写枚数)(CR) バッファメモリ22に格納された画像情報をプリンタ部
600に転送し、入力した枚数分だけ複写する。
【0179】(11)XR(ファイル番号,ファイルタ
イプ“02”)(CR) 編集ステーション制御部450がディスクメモリ90か
らアプリケーションファイルを読出すときに用いる。画
像処理部10はこのコマンドを受取ると、ディスクメモ
リ90から該当するアプリケーションファイルを検索
し、編集ステーション制御部450に転送する。
【0180】(12)ED(ファイル番号,ファイルタ
イプ“02”)(CR) 操作者がコンソール部200によって作成し、編集ステ
ーション制御部450のRAM456に格納されたコマ
ンド群からなる画像編集プログラムを、アプリケーショ
ンファイルとしてディスクメモリ90に登録するときに
用いる。このとき画像処理部10は、ディスクメモリ9
0のインデックステーブルを検索し、同一のファイル番
号をもつアプリケーションファイルがディスクメモリ9
0内に登録されていないことを確認した上で、編集ステ
ーション制御部450にコマンド群を転送する指令信号
を出力する。
【0181】(13)DIR(CR) ディスクメモリ90のインデックステーブルに登録され
ているアプリケーションファイルおよびイメージファイ
ルのファイル番号,ファイルタイプおよび座標情報をC
RT/コンソール部コントローラ470に転送し、CR
T300に表示する。
【0182】(14)KL(CR) 画像処理部10が編集ステーション制御部450を自ら
の管理下に解放する。
【0183】上述の諸コマンドにおいて、ファイル番
号,領域(X0,Y0,X1,Y1),位置(X0,Y
0)、およびプリント枚数は、直接数値入力するほか、
それらを変数として入力することができる。例えば、フ
ァイル番号をN、領域をF、位置をP、およびプリント
枚数をSとし、後述のアプリケーションファイルを作成
することができる。
【0184】(6.2)エラーメッセージ 以上のコマンドの処理過程において、画像処理部10が
エラーを認識した場合には、画像処理部10はエラーコ
ードとエラーコメントとを編集ステーション制御部45
0に供給し、CRT300上に表示させる。図32はそ
の表示形式を示し、ここで、ENは16進数で表示する
エラーコードであり、ECはエラーコメントである。
【0185】以下に、エラーコードおよびエラーコメン
トと、その内容とを列挙する。
【0186】(1)エラーコード01:FILE NO
T FOUND 操作者が指定したファイルがディスクメモリ90に登録
されていない。
【0187】(2)エラーコード02:COORDIN
ATE ERROR 操作者が入力した座標情報X0,Y0,X1およびY1
に誤りがある。このエラーコードに対応するコマンドは
CR(…)コマンドおよびADR(…)コマンドであ
り、このエラーコードが発生する場合としては、例え
ば、入力した座標情報が負の数であった場合、0〜9お
よび変数FまたはP以外のキャラクタを含んでいた場合
のほか、本実施例で編集可能なA4サイズの範囲を越え
た、次式(2)のような場合である。
【0188】
【式2】 X0+X1>297mmまたはY0+Y1>210mm (2) (3)エラーコード06:INDEX BLOCK O
VER ディスクメモリ90に登録するファイルの総数が、予め
設定した値、すなわち本実施例では50を超過したこと
を意味する。すなわち、CR(…)コマンドまたはED
(…)コマンドにより新たにファイルを登録しようとす
るときに、ディスクメモリ90には既に登録済のファイ
ルが50に達しており、新規登録が受付けられない旨を
このエラーコードにより示す。
【0189】(4)エラーコード07:NO VACA
NT SECTOR ディスクメモリ90の使用状況を示すセクタビットマッ
プテーブル(図17参照)を参照して、新規ファイルを
登録するのに必要な空きセクタがないことを意味する。
すなわち、ディスクメモリ90が全部使用されておりC
R(…)コマンドまたはED(…)コマンドにより新た
にファイル登録を行うことができないことを、このエラ
ーコードにより示す。
【0190】(5)エラーコード08:FILE AL
READY REGISTERED あるファイル番号を付してファイルを新規登録しようと
するときに、既にそのファイル番号と同一のファイル番
号をもつファイルがディスクメモリ90に登録されてい
ることを示す。
【0191】(6)エラーコードOA:FILE TY
PE ERROR 登録しようとするファイルに誤ったファイルタイプを入
力した場合に発生する。例えば、イメージファイルを扱
うCR(…)コマンドを入力する際に、アプリケーショ
ンファイルのファイルタイプを示す“02”を用いたと
きに発生する。
【0192】(7)エラーコードOB:VACANT
FILE INDEX DIRコマンドによりインデックステーブルを検索した
結果、ディスクメモリ90にはファイルが一切登録され
ていない状態を示す。
【0193】(8)エラーコードOC:PRINTER
ERROR PR(…)コマンドによりプリンタ部600を起動した
とき、プリンタ部600側にジャム等の機械的エラーが
発生したことを示す。
【0194】(9)エラーコードOD:ILLEGAL
COPY VOLUME PR(…)コマンドによって指定する複写枚数が、プリ
ンタ部600の同時に複写が可能な設定枚数、例えば、
99枚を越えたことを示す。
【0195】(10)エラーコードOE:READER
ERROR リーダ部500が画像処理部10の管理下にないことを
示す。例えば、リーダ部500の電源が接続されていな
いこと、あるいは、信号線501が接続されていないこ
と等を示す。
【0196】(11)エラーコードOF:PRINTE
R NOT READY プリンタ部600内の定着器(不図示)の温度が、規定
値に達していないことを示す。
【0197】(12)エラーコード10:PRINTE
R NOT ON LINE エラーコードOEと同様に、プリンタ部600が画像処
理部10の管理下にないことを示す。
【0198】(6.3)編集手順 図33,図34,図35および図36〜図41を用いて
編集ステーション400を用いた画像情報の編集手順を
示す。
【0199】編集ステーション400が起動すると、ま
ずステップS1にてCRT300の画面の表示分割およ
びシステム定数の初期化が行われる。CRT300は横
40文字、縦24行の表示が可能な画面301を有す
る。図36は画面301の表示分割の一例を示し、ここ
で、第1行から第19行までの310はワーキングエリ
アであり、画像処理部10から編集ステーション400
に転送されるキャラクタの表示等を行う。第20行目の
320はブランクエリアであり、このエリアには表示を
せず、ワーキングエリア310と以下の各エリアとの境
界を操作者に明らかにする。第21行目の330はモー
ド表示エリアであり、操作者が編集ステーション400
をどのモード(後述)で用いているかを表示する。第2
2行目の340はメッセージエリアであり、編集ステー
ション制御部450が操作者に対して、次に入力すべき
コマンドやパラメータ、またエラーコード等を表示す
る。第23行目の350はユーザ入力エリアであり、操
作者が入力したファイル番号等のキャラクタをモニタす
る。第24行目の360はステータス表示エリアであ
り、画像処理部10のステータスを表示して操作者に知
らせる領域である。
【0200】その他の初期化として、コマンドの入力が
あった場合に、画像処理部10からエコーバックされた
コマンドをワーキングエリア310に表示し、キャリッ
ジリターンコードを認識して、画像処理部10から送り
返される次のコマンドを次の行の左端より表示し、ま
た、コマンドが1行目から19行目まで表示された場合
にはワーキングエリア310を1行ずつスクロールアッ
プし、コマンドが、常にワーキングエリア310に収め
られるようにする。
【0201】編集ステーション400が画像処理制御部
100とオンライン状態にないときには、図36の画面
301を、例えば、すべて青色とし、メッセージエリア
340に操作者のオンライン要求、すなわち、“REQ
UEST”キーを受付けるメッセージとして“NOT
READY.ENTER REQUEST KEY”と
表示し、ステップS2にて“REQUEST”キーの入
力を待つ。
【0202】編集ステーション400は、大別して二つ
のモード、すなわち、エコーモードおよびエディットモ
ードで動作する。エコーモードはコンソール部200に
より操作者が入力したキャラクタをそのまま画像処理部
10に転送し、また、画像処理部10から編集ステーシ
ョン400に転送されるキャラクタを、そのままCRT
300に表示するモードである。エディットモードはア
プリケーションファイルの作成,修正および画像処理部
10に実行指令を与えるモードであり、このモードでは
操作者が入力したキャラクタは、まず編集ステーション
制御部450内のRAM456に一時記憶され、操作者
がCRT300上で任意に修正した後に画像処理部10
に転送される。またエディットモードにおいて、ディス
クメモリ90から画像処理部10を介して編集ステーシ
ョン制御部450に転送されるアプリケーションファイ
ルを受信する期間を、特にコマンドモードとする。
【0203】図35は、各モードにおいてキー入力があ
った場合の編集ステーション制御部450の動作を示
す。まず、ステップSAにてモードの判定を行い、その
結果、エコーモードと判定された場合はステップSBに
進み、画像処理部10からエコーバックされたキャラク
タをワーキングエリア310に表示し、ステップSGに
移行して、図33に示す通常ルーチンに復帰する。エデ
ィットモードと判定された場合はステップSCに進み、
この、モードではワーキングエリア310がスクリーン
エディタにより使用中であるため、キャラクタをユーザ
入力エリア350に表示し、ステップSGに移行する。
また、コマンドモードと判定された場合は、ステップS
Dに進み、アプリケーションファイルの受信が完了した
か否かを判別する。ここで、肯定判定であればステップ
SFに移行して、アプリケーションファイルの受信完了
フラグをセットし、ステップSGに移行する。一方、否
定判定であれば、ステップSEに進み、転送されてきた
キャラクタをRAM456に順次蓄積し、ステップSG
に移行する。
【0204】“REQUEST”キーを指示することに
よりステップS3に進み、編集ステーション400はエ
コーモードに設定され、ステップS4にて画像処理部1
0に画像編集プログラムの起動要求信号を出力する。次
に、ステップS5にて画像編集プログラムの起動確認を
行い、ここで否定判定であればステップS4に移行し、
肯定判定であればステップS6に進む。ステップS6で
は、CRT300の画面を、例えば、全面黒色となし、
メッセージエリア340に緑色文字で“ON−LIN
E”と表示して、操作者に編集プログラムの起動要求が
有効となったことを知らせ、また、モード表示エリア3
30には、“ECHO MODE”と表示して、編集ス
テーション400がエコーモードで動作することを知ら
せ、ステップS7にてコマンド入力を待つ。
【0205】ステップS8はコンソール部200から入
力されたコマンドキーの入力判定を行い、その判定結果
に従ってステップS10,S15,S20,S25また
はS30に移行する。
【0206】エコーモードにおいては、CRT300の
スクリーンエディット機能が存在しないので、スクリー
ンエディットに関するキー群229の入力があった場合
には、ステップS10にて無効入力として処理され、ス
テップS7に移行して次の入力を待つ。また、エディッ
トモード終了のためのキー、すなわち、編集リセットキ
ーおよび編集終了キーの入力があった場合も同様に処理
される。
【0207】キー群222内のコマンドキャラクタの入
力があった場合には、ステップS15を経てステップS
16に進み、入力されたコマンドが画像処理部10に転
送され、そのコマンドに応じて本システムが動作する。
例えば、図37のように、“RE”キーを入力すると、
画面301には文字“RE”が表示され、キャリッジリ
ターンキー225を指示することによりリーダ駆動信号
がリーダ部500に供給されて原稿画像の読取りが行わ
れる。
【0208】座標入力要求キー227、すなわち、“位
置指定”キーおよび“領域指定”キーを指示すると、ス
テップS20に進み、原稿載置部240上の所望の点を
スタイラスペン280で指示することが可能となる。編
集する領域を指定して画像編集を行う場合、“領域指
定”キーを指示するとメッセージエリア340に、例え
ば、“ENTER TOP RIGHT POSITI
ON”と表示し、ワーキングエリア310の左半分を白
色となして、操作者にA点(図19参照)の指示を促す
とともに、ワーキングエリア310の左半分を白色と
し、画像情報の編集領域315を表示する。
【0209】操作者がA点を指示すると図38に示すよ
うに、画像編集領域311上に、A点と対応する点A′
の縦方向および横方向に、例えば、緑色で座標表示線3
12を表示し、また、ユーザ入力エリア350に、A点
のXおよびY座標、すなわち、X0およびY0をmm単
位で表示する。次に、メッセージエリア330に、“E
NTER BOTTOM LEFT POSITIO
N”と表示して、操作者にB点の入力を促す。B点が入
力されると、ステップS21により、B点の座標および
A点の座標から編集画像の縦および横の長さX1および
Y1を算出し、次いでステップS22にて、A点とB点
の入力により指定された編集領域を、図39に示すよう
に、画像編集領域311上の対応する領域313に、例
えば、赤色で表示する。同時に、メッセージエリア33
0には“OK! AREA ISRECOGNIZE
D”と表示し、操作者に編集領域指定の完了を知らせる
とともに、ユーザ入力エリア350に、X0,Y0,X
1およびY1をmm単位の数値で表示する。次いでステ
ップS16に移行し、これらの数値を画像処理部10に
転送する。
【0210】また、位置を指定して画像編集を行う場合
は、“位置指定”キーを指示する。この場合は、1点の
みを指定、すなわち、領域指定の場合のA点のみを指定
する。その点が入力されると、例えば、赤色で座標表示
線312を表示し、ユーザ入力エリア350にはX0お
よびY0をmm単位で表示する。このように編集ステー
ション400が指定位置を認識すると、メッセージエリ
ア330に“OK!POSITION IS RECO
GNIZED”と表示して操作者に座標が有効に入力さ
れたことを知らせるとともに、画像処理部10にX0お
よびY0の数値情報を転送する。
【0211】領域指定または位置指定が終了するとステ
ップS7に戻り、編集ステーション400は再びコンソ
ール部200からの入力を待ち、新規コマンドの入力に
よって、領域指定または位置指定の実行前に表示してい
たコマンドと指定された座標とを、図37に示すよう
に、ワーキングエリア310上に表示する。また、“領
域指定”キーまたは“位置指定”キーを指示してから、
座標入力を行うまでの間に、操作者が他のコマンドキー
を指示した場合には、領域指定または位置指定の座標入
力待ちの状態が解除されて、“領域指定”キーまたは
“位置指定”キーの指示前に表示していたコマンドをワ
ーキングエリア310に表示する。
【0212】編集ステーション400を画像処理部10
の管理下から解放し、オンライン状態を解除する場合
は、アルファベットキー群223を用いてKLコマンド
を入力する。このときステップS25を経てステップS
26に進み、“KL”の文字情報を画像処理部10に出
力して、その画像編集用プログラムの終了を要求し、ス
テップS27に進む。このステップS27において、編
集ステーション制御部450が画像処理部10の編集用
プログラムが終了していないことを検知すると、否定判
定がなされ、終了入力を無効とし、ステップS7に移行
する。また、ステップS27にて肯定判定がなされる
と、オンライン状態は解除されて、ステップS1に移行
する。
【0213】アプリケーションファイル関係のキー群2
28の入力、すなわち、“定形業務”キー,“アプリケ
ーションファイル呼出し”キー,および“アプリケーシ
ョンファイル作成”キーの指示があった場合には、図3
5のように、ステップS30にて編集ステーション40
0はエディットモードに設定される。
【0214】ここで、“アプリケーションファイル作
成”キーは、新しいアプリケーションファイルを作成す
る際に指示するキーであり、“アプリケーションファイ
ル呼出し”キーは、ディスクメモリ90に登録されてい
るアプリケーションファイルを呼出して修正を加える際
に指示するキーであり、そして、“定形業務”キーは、
アプリケーションファイルを呼出し、そのコマンド列を
順次画像処理部10に転送して画像編集を行う際に指示
するキーである。
【0215】それらのキーの入力があると、ステップS
31にて定形業務,アプリケーションファイル呼出しお
よびアプリケーションファイル作成の各場合についての
入力判定を行う。エディットモードにおいては、アプリ
ケーションファイルを扱うため、ファイル番号の指定が
不可欠である。そこで、どの場合についても、まずステ
ップS32にて、編集ステーション制御部450はCR
T300の画面を、例えば青色とし、メッセージエリア
340に“ENTER FILE NO.AND CA
RRIAGE RETURN”と表示し、操作者にファ
イル番号の入力を要求する。そして、“EDIT MO
DE”と、モード表示エリア330に表示して編集ステ
ーション400がエディットモードにあることを操作者
に知らせ、CRT300の画面を黒色に戻し、各場合に
ついて、それぞれの処理手順に従って以下の処理を実行
する。
【0216】まず、アプリケーションファイル作成の手
順を述べる。ステップS32において、アプリケーショ
ンファイル番号が入力されると、ステップS40にて、
編集ステーション制御部450はメッセージエリア34
0に“ENTER MENU!”と表示し、操作者にア
プリケーションファイルの作成を促す。そして、カーソ
ル302をワーキングエリア310の左上隅に点滅させ
てコマンドの入力を待ち、そして、操作者は所望のコマ
ンド群を順次入力して、編集プログラムを作成してい
く。1つのコマンドを入力し、さらにキャリッジリター
ンを付加することによって、そのコマンドは編集ステー
ション制御部450内のRAM456に転送され、同時
に、ワーキングエリア310に表示される。このよう
に、入力されたコマンド群はRAM456上に格納され
るので、スクリーンエディットキー群229を指示する
ことによって、スクリーンエディット機能、すなわち、
カーソル302の点滅している行あるいは文字の消去、
新しい行あるいは文字の挿入、および、カーソル302
の移動等を実行できる。編集プログラムの新しい行の作
成によって、ワーキングエリア310の収容可能行数を
越えた場合には、エコーモードと同様にワーキングエリ
ア310は1行ずつスクロールアップされる他、カーソ
ル302の上および下移動によってもワーキングエリア
310はスクロールアップおよびスクロールダウンされ
る。
【0217】アプリケーションファイルの作成において
は、領域指定入力の処理はエコーモードと同様に実行さ
れるが、位置指定入力の処理は次のように実行される。
アプリケーションファイル作成において入力する位置指
定は、LO(…)コマンドの次に入力するADR(…)
コマンドの座標X0およびY0の入力に関するものであ
るから、予めLO(…)コマンドが入力されていること
を確認し、そして、すでに入力されているコマンド群か
らCR(…)を検索して、同じファイル番号の座標情報
X0,Y0,X1およびY1を抽出する。その結果、そ
れら座標情報を抽出し得なかった場合は、エコーモード
と同様に図37に示す処理を行う。これに対し、それら
座標情報を抽出し得た場合は、図40に示すように、ワ
ーキングエリア310の右半面を、例えば、白色とし、
その面内に、X0,Y0,X1およびY1で定まる領域
314Aを、例えば、緑色で表示する。そして、ワーキ
ングエリア310の左半面を白色とし、その面内にLO
(…)コマンドおよびADR(…)コマンドにより新た
に指定された座標XO′およびY0′で定まる領域31
4Bを赤色で表示する。また、双方の領域314Aおよ
び314Bの右上隅には、イメージファイルのファイル
番号FNを表示する。
【0218】なお、X0′,Y0′,X1およびY1で
形成される新たな編集領域が編集可能な領域を越える場
合には、X0′およびY0′の入力を無効とし、新たな
有効入力を待つ。座標情報の入力によって表示されてい
る編集画像領域は、コマンドの入力によって消去され、
作成中のコマンド群を再び表示する。
【0219】“トレース”キーの入力があった場合は、
作成中のプログラムのコマンド群からLO(…)コマン
ドと、そのファイル番号と等しいファイル番号をもつC
R(…)コマンドとを検索し、図41に示すようにCR
T300の画面左側を、例えば、白色として、その面内
に座標情報X0,Y0,X1およびY1から定まる領域
316Aおよび317Aを赤色で表示し、さらに、その
領域の右上隅にそのイメージファイルのファイル番号F
Nを表示する。画面右側は、これを例えば青色として、
その面内には変更した座標位置情報X0′およびY0′
とX1およびY1とから定まる領域316Bおよび31
7Bを緑色で表示する。また、画面中央部には右向きの
矢印318を表示して、画像の移動を示す。
【0220】イメージファイルの移動の表示が全て終了
すると、メッセージエリア340には“END OF
TRACE MODE”と表示されて、トレースの終了
を操作者に知らせる。そこで操作者が、コンソール部2
00上の任意の一点を指示すると、作成中のアプリケー
ションファイルのコマンド群が再び表示される。
【0221】すなわち、現在トレースを行っているアプ
リケーションファイルによって、画像情報がどこに移動
されるかが視覚により理解できる。
【0222】アプリケーションファイル作成において
は、前述したように、イメージファイル番号,編集画像
領域(X0,Y0,X1,Y1)、編集画像の変更位置
(X0′,Y0′)およびプリント枚数を数値で指定す
る他、それらを変数としてプログラムを作成し、画像編
集に柔軟性を持たせることができる。例えば、変数を用
いてトリミングを行うアプリケーションファイルとし
て、次のようなコマンド群を構成することができる。
【0223】(1)RE(CR) リーダ部500により原稿を読取り、バッファメモリ2
2に格納 (2)CR(N,0,F)(CR) ディスクメモリ90上に、ファイル番号N,領域F(X
0,Y0,X1,Y1)のイメージファイルを格納する
空間を確保 (3)ST(N,0)(CR) (2)のイメージファイルをディスクメモリ90にファ
イル番号Nとして登録 (4)LO(N,0)(CR) ファイル番号Nのイメージファイルの位置変更 (5)ADR(P)(CR) 変更位置をP(X0′,Y0′)とする (6)CL(CR) バッファメモリ22の消去 (7)LD(N,0)(CR) バッファメモリ22にファイル番号Nのイメージファイ
ルを格納 (8)DE(N,0)(CR) ファイル番号Nのイメージファイルを消去 (9)PR(S)(CR) バッファメモリ22に格納された画像情報をS枚複写す
る。
【0224】すなわち、ファイル番号N,編集画像領域
をF,画像位置をPおよび複写枚数をSとしてアプリケ
ーションファイルを作成する。
【0225】このように、操作者がアプリケーションプ
ログラムを作成し、その作成が終了したときは、操作者
は、ステップS34にて編集終了キーを入力する。この
ときステップS35に進み、編集ステーション制御部4
50はメッセージエリア340に“STORE THI
S COMMAND FILE?”と表示し、RAM4
56に格納されているアプリケーションプログラムを、
ファイルとしてディスクメモリ90に登録するか否かを
確認する。このメッセージに対し操作者が否定して
“N”キーを入力するとステップS36にて否定判定が
なされ、編集ステーション450はエディットモードを
終了し、画面301を消去してステップS37に移行
し、エコーモードに復帰する。
【0226】これに対し、操作者が“Y”キーを入力し
てファイル登録を要求すると、ステップS36にて肯定
判定がなされ、ステップS38に進み、操作者が予めス
テップS32において設定したファイル番号に基づい
て、編集ステーション制御部450はED(…)コマン
ドを画像処理部10に送出し、アプリケーションファイ
ル転送の許可をとる。そのファイル番号と同一のファイ
ル番号をもつファイルがディスクメモリ90上に登録さ
れていなければ、ステップS39にて否定判定がなされ
てステップS40に進み、画像処理部10は編集ステー
ション制御部450に対してファイル登録を許可し、フ
ァイルの転送が実行される。
【0227】ファイル登録が終了するとステップS37
に移行し、エコーモードに復帰する。画像処理部10か
ら編集ステーション制御部450に対して、作成したフ
ァイルと同一のファイル番号をもつファイルが、すでに
登録されている旨の信号が転送されてきた場合には、ス
テップS39にて肯定判定がなされてステップS41に
進み、メッセージエリア340に、例えば、“FILE
ALREADY REGISTERED.DELET
E OLD?”と表示して、ディスクメモリ90内の該
当するファイル番号をもつファイルを消去するか否かを
操作者に問う。
【0228】操作者が肯定した場合にはステップS42
に進み、編集ステーション制御部450は画像処理部1
0に対しDE(…)コマンドを送出し、次いでステップ
S38に戻る。操作者が否定した場合にはステップS4
3に進み、編集ステーション制御部450はメッセージ
エリア340に“ENTER FILE NO.AND
CARRIAGE RETURN”と表示し、操作者
に新しいファイル番号の入力を促す。操作者が新たなフ
ァイル番号を入力するとステップS38に移行する。
【0229】なお、EDコマンドに対する画像処理部1
0の応答がエラーコード“08”以外であれば、編集ス
テーション制御部450はアプリケーションファイルの
転送が不可能と判断し、画面301を消去してエコーモ
ードに移るとともに、メッセージエリア340には、対
応するエラーコードを表示する。
【0230】次に、アプリケーションファイル呼出しキ
ーの指示があった場合の処理手順を述べる。ステップS
32にてファイル番号が入力されると、編集ステーショ
ン400はコマンドモードに設定され、編集ステーショ
ン制御部450は入力されたファイル番号に応じてXR
(…)コマンドを画像処理部10に出力する。そこで、
ステップS46にて画像処理部10はディスクメモリ9
0から該当するアプリケーションファイルを呼出し、R
AM456に転送する。編集ステーション制御部450
はアプリケーションファイルの受信を完了すると、ステ
ップS47にてエディットモードに再設定し、次いでス
テップS33に移行して、アプリケーションファイル作
成と同様の手順により、行および文字の消去,挿入等を
行ってアプリケーションファイルを修正する。なお、画
像処理部10からエラーコードが送られてきた場合は、
編集ステーション制御部450はCRT300の画面を
消去してエコーモードに復帰するとともに、メッセージ
エリア340とステータス表示エリア360とに、それ
ぞれ、エラーコードおよびそのエラーコードに対応した
エラーメッセージと、ステータスとを表示する。
【0231】次に、定形業務入力処理の手順を述べる。
操作者が“定形業務”キーを指示し、所望のアプリケー
ションファイルのファイル番号を入力すると、編集ステ
ーション制御部450は、アプリケーションファイル呼
出しの場合と同様に、指定されたファイルをRAM45
6に格納する(ステップS32,S45〜S47)。そ
して、ステップS48にて編集ステーション制御部45
0はRAM456に格納されたコマンド群を、その先頭
から検索し、変数N,F,PおよびSを探す。ステップ
S49にて、検索の結果それらの変数がなかった場合に
は、ステップS53に移行し、アプリケーションファイ
ルのコマンド群を1つずつ画像処理部10に転送する。
これに対し、変数ありと判定したときはステップS50
に進む。ステップS50において、編集ステーション制
御部450が、まず変数Nを発見すると、CRT300
のメッセージエリア340にファイル番号を入力するよ
うにコメントを表示し、そして、変数Nを操作者が入力
した数値に置換する。次に、変数Fを発見すると、メッ
セージエリア340に画像領域指定を行うように表示
し、変数Fを操作者が入力した値X0,Y0,X1およ
びY1に置換する。次に変数Pを発見すると、メッセー
ジエリア340に画像位置指定を行うように表示し、変
数Pを操作者が入力した値X0′,Y0′に置換すると
ともに、その位置指定入力が、CR(…)とLO(…)
コマンドとの組み合わせに係るものであれば、図40に
示す処理を行い、LO(…)コマンドのみに係るもので
あれば、図37に示す処理を行う。また、変数Sを発見
すると、メッセージエリア340には、所望の複写枚数
を入力するよう表示し、変数Sを操作者が入力した数値
に置換する。
【0232】このように、コマンド群中のすべての変数
を操作者が数値に置換すると、ステップS51に進み、
編集ステーション制御部450は図41に示すようなト
レース処理を行って編集形態をワーキングエリア310
上に表示し、次いで、ステップS52にてメッセージエ
リア340に“OK?”と表示して、画像編集形態が希
望通りであるか否かを操作者に確認する。操作者が、例
えば、“N”キーを指示してその確認に対して否定をす
れば、編集ステーション制御部450はCRT300の
画面を消去し、ステップS37に移行する。これに対
し、操作者が、例えば、“Y”キーを指示して肯定した
場合には、ステップS53に移行し、編集ステーション
制御部450は画面をそのまま保存し、コマンド列を順
次画像処理部10に転送して、所定のプログラムを実行
させる。
【0233】画像処理部10は、送信されてきたコマン
ドキャラクタを編集ステーション制御部450にエコー
バックし、編集ステーション制御部450はそのコマン
ドをステータス表示エリア360に表示して、本システ
ムのステータスを操作者に認識させる。編集ステーショ
ン制御部450は、画像処理部10が一連のコマンドを
実行し終えると、ステップS37に進み、定形業務を終
了し、エコーモードに復帰する。画像処理部10による
コマンド実行の過程でエラーが発生した場合には、編集
ステーション制御部450はコマンドの送信を中断し、
CRT300の画面を消去し、メッセージエリア340
にエラーコードを表示して、エコーモードに移る。
【0234】なお、上述のエディットモードでの処理、
すなわち、コマンドファイル作成,コマンドファイル呼
出しおよび定形業務による処理において、操作者がステ
ップS33またはステップS50の入力処理中に編集リ
セットキーを指示した場合には、直ちにCRT300の
画面を消去し、ステップS37に移行してエコーモード
に復帰する。また、終了入力があれば画像処理部10に
KLコマンドを出力し、画像処理部10と編集ステーシ
ョン400とのオンライン状態を解除して、ステップS
2に移行する。
【0235】(7)リーダ操作部による編集および送信 本システムでは、図28に示すリーダ操作部550を用
いて、原稿画像の読取りを行う他に、複写,構内外通信
およびアプリケーションファイルを用いた画像編集を行
うことができる。前述のように、リーダ部500はコピ
ーモードおよびエディットRモードで動作する。操作者
がこのいずれかのモードを選択して、複写,構内外通信
および画像編集を行う手順を以下に述べる。
【0236】(A)コピーモード (1)“COPY”キー565を押下する。
【0237】(2)枚数表示器552が“01”を表示
し、点滅する。
【0238】(3)構外セレクトキー群、構内セレクト
キー群および“LOCAL”キーのいずれかのキーを押
下する。
【0239】(4)複写枚数設定キー群により、(3)
において選択した送信先に対する複写枚数を設定する。
このとき設定した枚数が枚数表示器550に表示され
る。ただし、構外通信を選択した場合は、設定可能な枚
数は1枚であり、そのとき枚数表示器552には“0
1”が表示される。
【0240】(5)“ENTER”キーを押下する。こ
の押下により、送信先と設定枚数とが画像処理制御部1
00に入力される。
【0241】(6)(3)で選択した送信先の他に、同
時に他のシステムにも送信する場合は(3),(4)お
よび(5)の手順を繰返す。
【0242】(7)“PAPER SELECT”キー
553の押下により原稿サイズをA3またはA4に指定
する。ただし、構外の送信先が含まれているときには、
A4サイズのみに限られる。
【0243】(8)“EXECUTE”キーの押下によ
り、装置は複写および送信の動作を開始する。構内送信
において、各送信先にそれぞれ異なった枚数を設定して
複写させる場合には、そのうちの最大値の回数だけ、リ
ーダ部500は原稿画像の走査を実行する。
【0244】(B)エディットRモード (1)“EDIT”キー566を押下する。
【0245】(2)アプリケーションファイル番号表示
器551が点滅する。
【0246】(3)テンキー554を押下して、アプリ
ケーションファイル番号を入力する。このとき、表示器
551には入力したファイル番号が表示される。
【0247】(4)“EXECUTE”キー568を押
下する。
【0248】(5)画像処理部10は、リーダ操作部5
50により指示されたアプリケーションファイル番号に
対応するアプリケーションファイルを、ディスクメモリ
90からRAM10−3に転送し、その内容に従って、
順次コマンドを実行して、画像編集を行う。
【0249】なお、リーダ操作部550により指示した
アプリケーションファイルがディスクメモリ90に登録
されていない場合には、表示器551はただ点滅を繰返
す。そこで、“CLEAR”キー555を押下し、コン
ソール部200上の“DIR”キーを用いてディスクメ
モリ90の登録状況を調べればよい。
【0250】(実施例の効果)以上説明した本実施例に
よれば、次に列挙する効果が得られる。
【0251】(1) 原稿画像を読み取るリーダ部と、画像
処理の制御および処理画像の格納等を行う画像処理制御
部と、画像情報の編集を行う編集ステーションと、本シ
ステムと光ファイバネットワーク上の他システムとの間
で画像情報の相互通信を行う光ファイバインタフェース
と、本システムとDDX 回線網上の他システムとの間で画
像情報の相互通信を行うDDX インタフェースと、画像情
報の複写を行うプリンタ部とにより本発明画像処理装置
を構成したので、画像情報の読取り、画像編集等の画像
情報の処理、光ファイバネットワークを用いた画像情報
の近距離通信、DDX 回線を用いた画像情報の遠距離通
信、および、画像情報の複写を容易かつ迅速に、しかも
廉価に行うことができる。
【0252】(2) 画像処理制御部には、バッファメモリ
を設けて画像情報を一時記憶させ、また、交換機を設け
て、本発明装置内の画像情報および光ファイバケーブル
を介して他システムから本システムに転送されてくる画
像情報の流れを切り換え、バッファメモリと光ファイバ
インタフェースとプリンタ部とを1つまたは複数選択し
てそれら各部に転送できるようにしたので、画像情報の
読み取り、近距離通信、および複写を並列に処理するこ
とができ、画像処理時間の短縮化を図ることができる。
【0253】(3) DDX 回線網上の他システムからDDX 回
線網およびDDX インタフェースを介して転送されてくる
画像情報は、バッファメモリに格納されるので、そのバ
ッファメモリに格納された画像情報の処理について、上
項(2)と同様の効果が得られる。
【0254】(4) DDX 回線網を介して、本システムと他
システムとの間で画像情報の通信を行うに際しては、本
システムと他システムとの間で、所定時間以内に所定の
大きさの原稿の画像情報を、送信できることを示す信号
RDS と受信できることを示す信号RDR とを相互に送出
し、双方のシステムにおいて、双方のシステムのRDS と
RDR との一定の組合せから画像情報の伝送方向を決定す
るようにしたので、伝送方向の誤りを防止でき、DDX 回
線を用いた画像情報の伝送時間の短縮化を図ることがで
きる。
【0255】(5) DDX インタフェースは原稿画像の縦方
向に1 ライン分の画像情報をランレングス符号化し、さ
らに、ランレングス符号化されたその1 ライン分の画像
情報を2 次元符号化方式によりデータ圧縮を行うにあた
って、1 ライン分の画像情報のランレングス長が2623を
越える場合には、ランレングス長2560に対応するメイク
アップ符号に続き、必要なランレングス長に対応するメ
イクアップ符号を1つ付加した後、1 個のターミネイテ
イング符号を加えることによってデータ圧縮を行うよう
にしたので、DDX 回線を用いた通信に際して、転送する
原稿画像のラインの総数を少なくすることができ、しか
も、データ圧縮を効率よく行うことができることから、
伝送時間の短縮化を図ることができる。
【0256】(6) DDX 回線網を介して、本システムと他
システムとの間で画像情報の通信を行うに際しては、画
像処理制御部はDDX インタフェースに対し、他システム
に接続を要求する信号CRQPと、DDX 回線の補捉を要求す
る信号CNQ と、画像処理制御部が所定時間以内に、画像
情報を送信または受信できる状態になり得ないことを示
す信号NRYPと、所定時間以内に画像情報を送信および受
信できる状態になり得ることを、それぞれ示す信号RDS
およびRDR と、1 ライン分の画像情報をDDX インタフェ
ースに供給する有効期間中を示す信号RQS と、画像情報
SDT とを転送する。また、DDX インタフェースは画像処
理制御部に対し、他システムから着信したことを示す信
号CIP と、DDX 回線が接続不能であることを示す信号NR
YDと、DDX回線の接続が完了し、通信可能となったこと
を示す信号CND と、DDX インタフェースが他システムに
画像情報を送信できるモードになったことを示す信号MD
S と、他システムから画像情報を受信できるモードにな
ったことを示す信号MDR と、1 ライン分の画像情報の転
送を要求する信号RQS と、DDX インタフェースが他シス
テムから受信し、復調した1 ライン分の画像情報の受取
りを要求する信号RVAと、他システムから受信し復調し
た画像情報とを転送する。それらの信号群により、本シ
ステムと他システムとの間で画像情報の通信を確実に行
うことができる。
【0257】(7) DDX 回線を介して画像情報の通信を行
う場合、本システムと他システムとの間で発呼側となる
システムおよび被呼側となるシステムの関係が決定され
ると、両システムは相互に伝送条件を知らせ合い、両シ
ステムの伝送条件が成立すると、相互に伝送準備完了信
号を送出して、発呼側システムは1 ライン毎の画像情報
の伝送を開始し、被呼側システムは伝送されてくる1 ラ
イン毎に伝送エラーの監視を行う。被呼側システムが伝
送エラーを発見した場合には、発呼側システムに向け
て、その伝送エラーの発生したライン以降の画像情報の
再伝送を要求する。発呼側システムでは、その要求に応
じて、伝送エラーの発生したラインからそのラインを1
次元符号化し、それに続くラインを二次元符号化する2
次元符号化方式によるデータ圧縮を行い、画像情報の伝
送を再開する。すなわち、画像情報の伝送を確実に行う
ことができ、伝送エラーが発生した場合においても、そ
のエラーを迅速に除去できる。
【0258】(8) 光ファイバインタフェースは、光ファ
イバネットワーク上の他システムから直列に伝送されて
くる光信号を電気信号に変換し、その信号から画像記録
に係るコマンドと画像情報とを再生して画像処理制御部
に供給し、また、画像処理制御部から転送され、他シス
テムに対する画像記録に係るコマンドと画像情報とを光
信号に変換して光ファイバネットワークに出力するよう
にしたので、画像記録を行う側のシステムにおいて、操
作を必要とすることなく画像情報の記録を行うことがで
き、画像処理の高速化を図ることができる。
【0259】(9) 画像処理部(CPU回路ブロック)はプリ
ンタ部に対してステータスリクエストを送出し、プリン
タ部はそのステータスリクエストに応答してプリンタ部
のステータスを画像処理部に通知し、画像処理部はその
ステータスに応じて記録準備コマンドを送出し、そし
て、プリンタ部はそのコマンドに応答して画像情報の記
録を行うようにしたので、プリンタ部の状態を認識しな
がら画像処理情報形成ユニット側から直接に画像記録を
行わせることができ、以て画像記録を効果的に行うこと
ができる。
【0260】(10)画像処理制御部はディスクメモリを備
え、そのディスクメモリにはイメージファイル、アプリ
ケーションファイルおよび画像処理制御部の制御プログ
ラムを格納できるようにしたので、多数の画像情報の記
憶、編集等を容易に行うことができる。
【0261】(11)画像処理制御部はリーダ部に対して走
査開始コマンドを送出し、リーダ部はそのコマンドに応
答して原稿画像の走査を行い、画像情報を画像処理制御
部に供給するようにしたので、画像処理情報形成ユニッ
ト側から直接に原稿画像の読取りを指令することがで
き、これにより画像の読取りを効率よく行うことができ
る。
【0262】(12)リーダ部はリーダ操作部を具え、リー
ダ操作部からディスクメモリに格納されたアプリケーシ
ョンファイルを起動できるようにしたので、画像編集の
定型業務をリーダ部側においても容易に行うことができ
る。
【0263】(13)リーダ操作部から光ファイバネットワ
ーク上およびDDX 回線上の複数の他システムに対して画
像情報を送信先を指定して送信できるようにし、特に、
光ファイバネットワーク上の他システムに送信する場合
には、送信先毎に複写枚数を指定できるようにしたの
で、画像情報の送信を容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0264】(14)編集ステーションには操作者が画像編
集用のコマンド群を入力するコマンドメニュ部と、編集
する画像の座標を入力するディジタイザとを設けたの
で、画像編集のための情報の入力を容易に行うことがで
きる。
【0265】(15)編集ステーションにはCRT などの表示
手段を設け、そのCRT の画面上に画像編集のための情報
および画像処理制御部から発生するメッセージを表示す
るようにしたので、操作者は編集ステーションと対話し
ながら作業を進めることができ、画像編集および画像編
集のためのアプリケーションファイルの作成等を容易に
行うことができ、かつ入力した情報等に誤りのある場合
でも迅速に対処でき、画像編集を効率よく行うことがで
きる。
【0266】(16)編集ステーションのコマンドメニュ部
にはリーダ部を起動させるコマンドを設け、そのコマン
ドの入力によりリーダ部に原稿画像を読取る動作を行わ
せることができるようにしたので、画像編集作業中にリ
ーダ部に読取り動作を実行させる必要のある場合等にお
いて、コマンドメニュ部の操作のみでかかる動作を実行
させることができ、以て画像編集作業の簡単化を図るこ
とができる。
【0267】(17)コマンドメニュ部にはディザパターン
を選択できるコマンドを設けたので、コマンドメニュ部
の操作のみでかかる選択を行うことができ、従って、上
項(16)と同様の効果が得られる。
【0268】(18)コマンドメニュ部には原稿画像の読取
りに際し、画像内に濃淡処理する領域と、ディザ処理す
る領域とを指定するコマンドを設けたので、画像処理能
力を格段に高め、かつその作業を容易に行うことができ
る。
【0269】(19)コマンドメニュ部にはプリンタ部を起
動させるコマンドを設け、そのコマンドの入力によりプ
リンタ部に画像記録動作を行わせることができるように
したので、画像編集作業中にプリンタ部に記録動作を実
行させる必要がある場合等において、上項(16)と同様の
効果が得られる。
【0270】(20)コマンドメニュ部には、イメージファ
イルのファイル名としてのファイル番号を入力するコマ
ンドと、ファイル名を付されたイメージファイルをディ
スクメモリに登録するコマンドと、その登録されたイメ
ージファイルをバッファメモリに一時記憶させるコマン
ドとを設けたので、画像編集を容易かつ確実に、しかも
迅速に行うことができる。
【0271】(21)ディジタイザ上の領域とバッファメモ
リのアドレスとを対応させるようにしたので、画像編集
を誤りなく、かつ容易に行うことができる。
【0272】(22)画像編集、および編集プログラムの作
成等において、CRT ディスプレイの画面上には、操作者
が次に何を行うかを表示するようにしたので、画像編集
の経験のない操作者であっても操作手順を把握すること
ができ、画像編集を容易かつ迅速に行うことができる。
【0273】(23)画像編集等に際して、編集ステーショ
ンにより指定した画像編集領域が、装置の編集可能領域
を越えた場合にはCRT の画面上に警告を表示するように
したので、画像編集を確実に行うことができる。
【0274】(24)画像編集等に際し、編集領域には、そ
の指定毎に識別番号が付され、CRT の画面上にその領域
が枠として表示されるとともに、その枠内に識別番号が
表示されるようにしたので、操作者は編集領域を視覚に
より確認でき、従って画像編集等を容易かつ確実に行う
ことができる。
【0275】(25)編集プログラムの実行形態をCRT 画面
上にトレースできるようにしたので、実行形態を視覚に
より確認でき、従ってその編集プログラムを作成した操
作者のみならず、その他の操作者にも、画像編集を容易
かつ確実に行うことができる。
【0276】(26)編集プログラムの作成にあたっては、
記録枚数、編集領域等を変数として入力することができ
るようにしたので、システムに柔軟性を持たせることが
でき、以って画像編集作業を容易に行うことができる。
【0277】
【発明の効果】本発明によれば、編集処理に係る編集条
件を文字列を含む表示により対話的に入力するので、不
慣れな使用者も簡単に操作することができ、確実な編集
条件の指定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明画像処理装置の構成の一例を示す斜視図
である。
【図2】本発明装置の概略を示すブロック図である。
【図3】本発明装置における編集ステーションの一例を
示すブロック図である。
【図4】同じくコンソール部のコマンドメニュ部のキー
配置例を示す配置図である。
【図5】同じく編集ステーション制御部の一例を示すブ
ロック図である。
【図6】画像処理制御部100 を中心として本発明装置の
構成の一例を示す詳細なブロック図である。
【図7】画像処理部(CPU回路ブロック)の構成の一例を
示すブロック図である。
【図8】バッファメモリ回路ブロックの構成の一例を示
すブロック図である。
【図9】バッファメモリ回路ブロックを制御するメモリ
コントローラの構成の一例を示すブロック図である。
【図10】DMA コントローラの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図11】マルチバスのメモリマップの一例を示す線図
である。
【図12】バッファメモリのアドレスマップの一例を示
す線図である。
【図13】マルチバスからバッファメモリを見た場合の
アドレスマップの一例を示す線図である。
【図14】ディスクメモリの物理的アドレス構成の一例
を示す図である。
【図15】ディスクメモリのアドレスを変更してデータ
を連続してアクセスする場合のシーケンスを説明する説
明図である。
【図16】インデックステーブルの一例を示す図であ
る。
【図17】セクタビットマップテーブルの一例を示す図
である。
【図18】ファイルインデックステーブルの一例を示す
図である。
【図19】編集を行う画像上の領域を指定する場合の説
明図である。
【図20】交換機および光ファイバインタフェースを含
む回路の構成の一例を3分割したうちの1つのブロック
図である。
【図21】同じくブロック図である。
【図22】同じくブロック図である。
【図23】DDXインタフェースの構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図24】画像処理部と DDXインタフェースとの間の信
号の伝送方向を説明する図である。
【図25】本システムと他システムとの間で DDX通信を
行う場合の信号の伝送方向を示す図である。
【図26】DDX通信に際して信号の伝送を行う手順の一
例を示す図である。
【図27】光ファイバインタフェースの構成の一例を示
すブロック図である。
【図28】リーダ操作部のキー配置の一例を示す配置図
である。
【図29】プリンタ状態表示部のキー配置の一例を示す
配置図である。
【図30】(A),(B) および(C)は簡単な画像編集の一例
を示す説明図である。
【図31】コマンド入力の形式の一例を示す図である。
【図32】エラー表示形式の一例を示す図である。
【図33】画像編集等の一例を示すフローチャートであ
る。
【図34】同じくフローチャートである。
【図35】同じくフローチャートである。
【図36】CRT の画面の表示分割の一例を示す図であ
る。
【図37】同じく表示分割の一例を示す図である。
【図38】同じく表示分割の一例を示す図である。
【図39】同じく表示分割の一例を示す図である。
【図40】同じく表示分割の一例を示す図である。
【図41】同じく表示分割の一例を示す図である。
【符号の説明】1 画像処理情報形成ユニット 100 画像処理制御部 10 画像処理部(CPU回路ブロック) 10-1 CPU 10-2 ROM 10-3 RAM 10-4 デュアルポートコントローラ 10-5 割込みコントローラ 10-6 タイマ 10-7 通信用インタフェース 10-9 ボーレートジェネレータ 10-10 周辺機器インタフェース 10-11 ドライバ・ターミネータ 10-12 マルチバスインタフェース 20 バッファメモリ回路ブロック 21 メモリコントローラ 21-1,21-2 データ書込み用シフトレジスタ 21-3 データバスドライバ 21-4 書込みタイミング発生器 21-5 オアゲート 21-6 アドレスカウンタ 21-7 アドレスバスドライバ 21-8 オアゲート 21-9 コントロールバスドライバ 21-21,21-22 データ読出し用シフトレジスタ 21-23 ターミネータインタフェース 21-24 読出しタイミング発生器 21-26 アドレス変換器 21-27 コントロールバスドライバ 21-41 双方向性データバスドライバ 21-42 アドレスバスバッファ 21-45 デコーダ 21-46 コマンド制御回路 21-50 コマンド制御回路 21-55 リフレッシュ制御回路 21-101,21-102,21-103,21-104,21-105,21-121,21-122,2
1-123,21-124,21-125,21-126,21-131,21-131′,21-132,
21-132′,21-133,21-145,21-146,21-147,21-154,21-156
信号線 22 バッファメモリ 23 ターミネータ 24 内部バス 24-1 データバス 24-2 アドレスバス 24-3 コントロールバス 30 マルチバス 40 交換機 40-2 シグナルセレクタM 40-6 シグナルセレクタP 40-7 シグナルセレクタF 41,42,43,45,46,48 コネクタ L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11,L12 信号線群 50 CCD ドライバ 52 シフトメモリ 54 ディザコントローラ 56 I/O インタフェース 58 操作部インタフェース 60 DDX インタフェース 60-1 データ/クロックインタフェース 60-2 制御信号インタフェース 60-3,60-7 切換器 60-4,60-5,60-6 ラインバッファ 60-8 RLカウンタ 60-9 RL正/逆カウンタ 60-10 RL:MH/MR 変換器 60-11 V.35インタフェース 60-20 制御回路 60-21 ダイアルパルス発生器 60-22 ダイアル設定スイッチ 60-23 V.28インタフェース 60-24,60-25,60-26,60-27,60-37 表示灯 60-35 電源回路 60-36 電源スイッチ 70 光ファイバインタフェース 70-1,70-2 光/電気信号変換器 70-3 コマンド/画像識別回路 70-4,70-5,70-20,70-21,70-30,70-31 アンドゲート 70-10 受信コマンドレジスタ 70-11 アドレスデコーダ 70-12 データバッファ 70-25 再生回路 70-35,70-36 オアゲート 70-40,70-41 電気/光信号変換器 70-50 送信コマンドレジスタ 70-51 コマンド識別信号発生器 70-52 転送クロック発生器 70-55 変換回路 70-101,70-102,70-103,70-104,70-110,70-111,70-112
信号線 80 DMA コントローラ 80-1 I/O プロセッサ 80-2 バスアービタ 80-3 バスコントローラ 80-4 アドレス/データバッファブロック 80-5 内部バス 80-6 クロックジェネレータ 80-7 同期信号発生回路 80-8 ROM 80-10 アドレスデコーダ 80-101,80-102,80-103,80-104,80-105,80-107,80-110,8
0-111,80-112,80-113,80-115,80-116,80-120,80-122,80
-123,80-125,80-126,80-130,80-131,80-135,80-140,80-
141,80-142,80-143 信号線 90 ディスクメモリ 91 ドライブ 92 ヘッド 93 トラック 94 セクタ FIT1,FIT2,FIT3 ファイルインデックステーブル 111,112,113,114,115 バスライン 121,122,123,124,125,126,127,128,129,130,131,132,13
3,134,135,136,137,138,139,144,145,146,149,150,151,
152 信号線400 編集ステーション 200 コンソール部 220 コマンドメニュ部 221 起動要求および終了要求キー群 222 編集用コマンドキー群 223 アルファベットキー群 224 テンキー 225 キャリッジリターンキー 226 パラメータ入力用キー群 227 座標入力要求キー群 228 編集プログラム作成時等に入力するキー群 229 スクリーンエディットキー群 240 原稿載置部 280 スタイラスペン 300 CRT 301 画面 310 ワーキングエリア 311 画像編集領域 312 座標表示線 313,314A,314B,316A,316B,317A,317B 領域 318 矢印 320 ブランクエリア 330 モード表示エリア 340 メッセージエリア 350 ユーザ入力エリア 360 表示エリア 450 編集ステーション制御部 420 RS232Cインタフェース 470 CRT/コンソール部コントローラ 451 クロックジェネレータ 452 CPU 453 データバッファ 454 アドレスバッファ、 455 ROM 456 RAM 457 バスライン 458 周辺装置制御回路 459 基本I/O 制御回路 460 ビデオ信号発生器500 リーダ部 510 光学系走査モータドライバ 520 位置検知センサ 560 モータユニット 570,580,590 CCD550 リーダ操作部 551 アプリケーションファイル番号表示器 552 枚数表示器 553 紙サイズセレクトキー 554 テンキー 555 “CLEAR ”キー 556 “STOP”キー 557,558 表示灯 561,562,563 セレクトキー群 565 “COPY”キー 566 “EDIT”キー 567 “ENTER"キー 568 “EXECUTE ”キー600 プリンタ部 610 プリンタシーケンスコントローラ回路ブロック 615 プリンタ駆動およびセンサユニット 620 レーザドライバ 625 レーザユニット 630 ポリゴンモータユニット 635 スキャナドライバ 640 ビームディテクタ650 プリンタ状態表示部 651 電源状態表示灯 652 レディ表示灯 653 オンラインセレクトキー 654 テストプリントキー 655 原稿サイズ表示および選択部 656-1,656-2,656-3,657 エラー表示器700 光ファイバネットワーク 701 画像情報受信用光ファイバ 702 クロック信号受信用光ファイバ 703 画像情報送信用光ファイバ 704 クロック信号伝送用光ファイバ800 DDX回線 801 回線終端装置(DCE) 802 網制御装置(NCU) 803,804 接続ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 11/60 G06F 15/62 325P H04N 1/40 H04N 1/40 101Z (72)発明者 前島 克好 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長島 直 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡辺 朝雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を入力する画像入力手段と、 画像編集に係る編集条件を文字列を含む表示にしたがっ
    て対話的に入力する対話的入力手段と、 前記対話的入力手段により入力された編集条件にしたが
    って前記画像入力手段により入力された画像情報を編集
    する編集手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 画像情報を入力し、 画像編集に係る編集条件を文字列を含む表示にしたがっ
    て対話的に入力し、 対話的に入力された前記編集条件にしたがって前記画像
    情報を編集することを特徴とする画像処理方法。
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