JPH046298B2 - - Google Patents

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JPH046298B2
JPH046298B2 JP57173864A JP17386482A JPH046298B2 JP H046298 B2 JPH046298 B2 JP H046298B2 JP 57173864 A JP57173864 A JP 57173864A JP 17386482 A JP17386482 A JP 17386482A JP H046298 B2 JPH046298 B2 JP H046298B2
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JPS5963861A (ja
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Tadashi Yoshida
Katsuichi Shimizu
Shinobu Arimoto
Katsuyoshi Maejima
Sunao Nagashima
Asao Watanabe
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Canon Inc
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Publication of JPH046298B2 publication Critical patent/JPH046298B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、原稿の所望領域の画像を抽出する画
像処理装置に関するものである。
従来技術 画像処理装置として、従来、原稿画像を複製す
る手段としての複写装置、あるいは原稿画像を遠
隔地へ送信する手段としてのフアクシミリ装置な
どが広く利用されている。現在利用されている一
般の複写装置では、原稿を複製する際に原稿と同
一の大きさの画像複製を行つたり、拡大複製また
は縮小複製を行うことができる。あるいは、画像
濃度を変化させる必要のある場合に、複写画像全
体にわたつて一様に濃度を変化させることができ
る。しかし、このような画像処理機能のみでは、
使用者の要求に十分に答え得ない場合がある。
これに対して、原稿画像を電気信号化して読み
取り、その電気信号化された画像情報を処理し
て、原稿の一部分を抜き出して複製したり、また
は、複数の画像を合成したり、あるいは、原稿の
一部のみの画像濃度を変化させる等の画像編集の
機能を具えた複写装置が提案されている。しかし
ながら、複写装置がそのような機能を多く具える
に従つて、装置は複雑化し、しかも複写操作が煩
雑となつて、画像処理時間が長くなる問題点が生
ずる。
例えば、原稿の所望領域の画像を抽出し、その
画像を記録材に記録する場合、原稿の所望領域は
デイジタイザ等を用いて指定されるが、指定され
た領域を単に座標情報として数値表示するだけで
は、原稿の所望領域を操作者が容易に認識するこ
とはできないし、また、対角2点を順次指示する
ことにより原稿の所望の矩形領域を指定する場合
に、先に指示された一方の対角点の位置が認識で
きないと、もう一方の対角点の指示が行いにくい
ものであつた。
目 的 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、原
稿の所望の矩形領域の画像を抽出する場合、原稿
の所望の矩形領域を指定するための対角点の指示
を容易に実行可能とするとともに、指定された原
稿の所望の矩形領域を操作者に容易に認識可能と
することを目的とし、詳しくは、原稿の所望の矩
形領域の対角2点に対応する第1,第2の所望位
置を順次指示する指示手段と、前記指示手段によ
る前記第1の所望位置の指示に従つてその所望位
置を表示し、前記指示手段による前記第2の所望
位置の指示に従つて前記第1,第2の所望位置を
対角2点とする所望の矩形領域を図形的に表示す
る表示手段と、前記表示手段により図形的に表示
されている原稿の所望の矩形領域の画像を抽出す
る抽出手段とを有する画像処理装置を提供するも
のである。
実施例 (1) 本システム全体の説明 第1図は本発明画像処理装置の構成の一例を
示す。本発明装置は、大別して、画像処理情報
形成ユニツト1、リーダ部500およびプリン
タ部600から成り、ここで、画像処理情報形
成ユニツト1は画像情報の編集,格納および送
受信等を行うほか、リーダ部500およびプリ
ンタ部600を制御する。画像情報形成ユニツ
ト1は、画像処理手順の制御,処理画像の格納
等を行う画像処理制御部100と操作者が画像
編集を行う際に用いる編集ステーシヨン400
とから成る。
500はリーダ部であり、CCD等のライン
センサにより原稿画像を読取り、その画像を光
電変換し、そして、その電気信号化された画像
情報(以下、単に画像情報とする)を信号線を
介して画像処理情報形成ユニツト1に転送す
る。550はリーダ操作部であり、操作者が直
接リーダ部500を操作して、原稿画像を読取
る際に用いる。
600はレーザビームプリンタ等の複写装置
で、画像処理情報形成ユニツト1から信号線を
介して転送される画像情報を、紙等の記録材に
複写画像を形成する。650はプリンタ状態表
示部で、複写枚数等の複写条件を表示する。
画像処理情報形成ユニツト1、リーダ500
および複写装置600から成る本発明画像処理
装置(以下、本システムと称する)は光フアイ
バケーブル700を介して、近距離に配置さ
れ、本システムと同様に構成された複数の装置
(他システム)とともに光フアイバネツトワー
クを構成し、相互に画像情報の送受信が行われ
る。
800はデイジタルデータ交換(DDX)回
線であり、本システムと遠距離に置かれた複数
の他のシステム(不図示)との間の画像情報等
の送受信に用いる。
第2図は画像処理情報形成ユニツト1を中心
として本発明装置の概略を示すブロツク図であ
る。画像処理制御部100において、10は
CPU回路ブロツクから構成できる画像処理部
であり、以下の各部を制御する。20は所定の
大きさの原稿の画像情報を1枚分を単位として
一時記憶するバツフアメモリ、30はパスライ
ンである。80はバツフアメモリ20とデイス
クメモリ90との間のダイレクト・メモリ・ア
クセス(DMA)を制御するDMAコントロー
ラである。60は本システムとDDX回線との
間のDDXインタフエース、70は本発明装置
と光フアイバネツトワークとの間の光フアイバ
インタフエース、40は画像情報の転送路を切
換えて、光フアイバインタフエース70、リー
ダ部500またはプリンタ部600とバツフア
メモリ20との間で画像情報の受渡しを行う交
換機である。
また、編集ステーシヨン400において、4
50は編集ステーシヨン制御部であり、画像処
理部10と接続され、以下の各部を制御する。
200はコンソール部の形態を可とする編集ス
テーシヨンコンソール、280は種々の入力形
態(例えば、光,圧力,静電容量)を可とする
スタイラスペンであり、操作者はスタイラスペ
ン280によりコンソール部200を指示して
編集用コマンド等の入力を行う。300は
CRTであり、操作者の入力したコマンド、画
像処理部10から操作者に送るメツセージ等を
表示する。
(2) 編集ステーシヨン 第3−1図は編集ステーシヨン400の構成
の一例を示し、ここで、450は編集ステーシ
ヨン制御部、200はコンソール部、280は
スタイラスペン、300はCRTである。コン
ソール部200は、操作者がスタイラスペン2
80により原稿上の領域を指示入力するデイジ
タイザ(原稿載置部)240と、第3−2図に
示す画像編集用などの各種コマンドキー群22
1〜228を配置したコマンドメニユ部220
とを有し、操作者はコンソール部200を用い
て画像編集や編集プログラムの作成を行う。原
稿載置部240は、例えば、その右上のO点を
原点とし、指示された点を1mm単位で読取るこ
とができる。コマンドメニユ部220は、例え
ば、第3−2図のようにコマンドキー群を配置
し、ここで、221は編集ステーシヨン400
の起動要求を行う“REQUEST”キーおよび
終了要求を行う“終了”キーのコマンドキー
群、222は画像編集用コマンドキー(後述)
群、223はキヤラクタ入力を行うアルフアベ
ツトキー群、224は数値入力を行うテンキー
群、225はキヤリツジリターンキー、226
は編集コマンドに続きパラメータを入力する際
に用いるパラメータ入力用キー群、227は座
標入力要求のコマンドキー群で、操作者は、こ
の227のコマンドキー群により座標入力の種
類を指定し、次いで、原稿載置部240を指示
する。228は編集プログラム(アプリケーシ
ヨンフアイル)の作成,修正,実用を行う際に
入力するコマンドキー群、229はCRT30
0のスクリーンエデイツトのためのコマンドキ
ー群である。
CRT300は、編集ステーシヨン制御部4
50により、その画面の表示を分割されて、コ
ンソール部200により指定される画像編集の
座標位置のモニタ、コマンドの表示等を行う。
コンソール部200およびCRT300を用
いた画像編集の方法の詳細は後述する。
編集ステーシヨン制御部450は、CRT/
コンソール部コントローラ470およびRS2
32Cインターフエース420から成り、例え
ば、アツプル社によるAPPLEを用いること
ができる。
第3−3図は編集ステーシヨン制御部450
の回路図を示し、ここで、451はクロツクジ
エネレータ、452は編集ステーシヨン制御部
450の中央処理装置、453はデータバツフ
ア、454はアドレスバツフアである。455
は対話型のプログラム用言語、例えば、
BASICを記憶するリードオンリメモリ
(ROM)、456は画像編集用プログラム等を
記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)、
457はバスラインである。458,459お
よび460は、それぞれ、周辺装置制御回路、
基本入出力制御回路およびビデオ信号発生器で
ある。
操作者がスタイラスペン280によりコンソ
ール部200を指示し、編集用コマンドまたは
原稿位置座標等を入力すると、それらの信号は
RS232Cインタフエース420を介し、編
集ステーシヨン制御部450へ導かれる。それ
らの信号をCRT/コンソール部コントローラ
470により判別し、それらの信号に対応する
コマンドまたは原稿位置座標等をASCIIコード
に変換して、RS232Cインタフエースを介
し、画像処理部10に出力する。
(3) 画像処理制御部 第4図は、第1図および第2図に示した画像
処理制御部100の詳細例を示すブロツク図で
ある。ここで、画像処理部(CPU回路ブロツ
ク)10、バツフアメモリ回路ブロツク20、
I/Oインタフエース56、リーダ操作部イン
タフエース58およびDMAコントローラ80
を、それぞれ、バスライン111,112,1
13,114および115を介してマルチバス
ライン30に接続する。
マルチバスライン30に接続された、それら
五つの回路ブロツクのうち、CPU回路ブロツ
ク10およびDMAコントローラ80はマルチ
バス30の使用権を取得し、他の回路ブロツク
を制御することができる機能、すなわち、マス
タ機能を有する。これに対し、バツフアメモリ
回路ブロツク20、I/Oインタフエース56
およびリーダ操作部インタフエース58はマス
タ機能ブロツクに制御される機能、すなわちス
レーブ機能を有し、マルチバス30から一方的
にアクセスされる。マルチバス30に接続する
マスタ機能ブロツクには、予めそのマルチバス
30の使用権の優先順位を定めておく。本実施
例においては、CPU回路ブロツク10の優先
度をDMAコントローラ80の優先度より高く
設定する。
ここで、CPU回路ブロツク10の機能を、
CPU回路ブロツク10から各部に至る信号線
および各部からCPU回路ブロツク10に至る
信号線とともに説明する。
第4図において、132は、CPU回路ブロ
ツク10が後述するバツフアメモリ回路ブロツ
ク20のメモリバンクを選択する信号を出力す
る信号線、133はバツフアメモリ回路ブロツ
ク20が画像情報を書込みされている期間およ
び読出しされている期間を示す信号をCPU回
路ブロツク10に入力する信号線である。12
8は、CPU回路ブロツク10が交換機40に
対し、画像情報の転送先を切換える制御信号を
与える信号線である。136および139は、
それぞれ、CPU回路ブロツク10と光フアイ
バインタフエース70およびDDXインタフエ
ース60とを結び、CPU回路ブロツク10が
光フアイバインタフエース70およびDDXイ
ンタフエース60を介して他システムと制御情
報の交換を行う信号線である。145は、
CPU回路ブロツク10よりデイザコントロー
ラ54に対し、画質処理のデイザに関する制御
信号を与える信号線である。146は、CPU
回路ブロツク10と編集ステーシヨン制御部4
50とを結び、コンソール部200で指定した
画像処理の情報をCPU回路ブロツク10に与
え、また、デイスクメモリ90内に登録された
アプリケーシヨンフアイル等をCRT300に
表示させる信号線である。また、CPU回路ブ
ロツク10は、バスライン111、マルチバス
30およびバスライン113を介して、DMA
コントローラを制御し、バツフアメモリ20と
デイスクメモリ90との間の画像情報のDMA
転送を実行させる。
I/Oインタフエース56は、CPU回路ブ
ロツク10と、リーダ部500およびプリンタ
部600との間に配設した入出力インタフエー
スであり、信号線150,151および152
を介して、それぞれ、リーダ部500の光学系
を走査するモータ560を駆動する光学系走査
ドライバ510、その光学系の位置を検出する
位置検知センサ520およびプリンタ部600
の複写シーケンスを制御するプリンタシーケン
スコントローラ回路ブロツク610に接続す
る。
リーダ操作部インタフエース58は、リーダ
部500の操作部550から入力される操作状
態(後述)の情報をマルチバス30を介して
CPU回路ブロツク10に入力する等の機能を
有する。
50はCCDドライバであり、リーダ部50
0内の例えばCCDから構成されたラインセン
サ570,580および590から、それぞ
れ、信号線121,122および123を介し
て並列に配送されるアナログ信号の画像情報を
デイジタル信号に変換(A/D変換)して、信
号線124,125および126を介しシフト
メモリ52に並列に供給する。シフトメモリ5
2は、その並列な画像情報信号を直列な画像信
号に変換して、信号線127を介し、変換機4
0に供給する。54は階調制御部、例えばデイ
ザコントローラであり、信号線144を介し、
CCDドライバ50に対して画像の階調処理、
例えばデイザ処理に関する情報、複写画像濃度
を部分的に一括して変化させる場合の領域指定
に関する情報を供給する。
交換機40は、画像情報および制御信号を各
部に接続するゲート回路から構成することがで
き、CPU回路ブロツク10から供給される制
御信号に応じてゲートを開閉し、画像情報およ
び制御信号の転送先を切換える。129は、交
換機40とバツフアメモリ20との間の画像情
報および制御信号のアクセスを行う信号線であ
る。130および131は、それぞれ、交換機
40からプリンタ部600に至る、制御情報お
よび画像情報の信号線であり、それぞれがプリ
ンタ部600内部のプリンタシーケンスコント
ローラ回路ブロツク610およびレーザドライ
バ620に接続されている。なお、615はプ
リンタ駆動およびセンサユニツト、625はレ
ーザを発生するレーザユニツト、630は多面
体鏡を回転させるポリゴンモータユニツト、6
35は多面体鏡を安定して回転させるスキヤナ
ドライバ、640はビームデイテクタである。
134は交換機40より光フアイバインタフ
エース70に出力する制御信号および画像情報
の信号線、135は光フアイバインタフエース
70から交換機40に供給される制御信号およ
び画像情報の信号線である。
701および702は、それぞれ、他システ
ムから光フアイバインタフエース70に転送さ
れる制御信号および画像情報の受信用光フアイ
バ、および、クロツク信号用光フアイバ、70
3および704は、それぞれ、光フアイバイン
タフエース70から他システムへの制御信号お
よび画像情報の送信用光フアイバ、およびクロ
ツク信号伝送用光フアイバである。
137および138は、バツフアメモリ20
とDDXインタフエース60との間の画像情報
の受渡しを行う信号線である。
第4図のように構成した本発明装置における
画像情報の信号の流れを次に列挙して簡単に説
明する。
(1) リーダ部500で読取つた画像情報をプリ
ンタ部600にて複写する場合 リーダ部500内のラインセンサ570,
580および590により読取られたアナロ
グ値の画像情報は、並列信号としてCCDド
ライバ50に転送され、そこでA/D変換さ
れてデイジタル値画像情報となり、並列なデ
イジタル信号としてさらにシフトメモリ52
に供給される。その並列な画像情報は、シフ
トメモリ52により直列な一走査ラインの画
像信号に変換されて交換機40に供給され
る。このときCPU回路ブロツク10が交換
機40のゲートを切換えて画像情報の転送先
をプリンタ部600に接続し、直列の画像情
報が順次プリンタ部600のレーザドライバ
に転送されて複写が行われる。
(2) DDX回線800を用いて送信を行う場合 バツフアメモリ20に一時記憶された画像
情報は、信号線137を介してDDXインタ
フエース60に転送され、そこでデータの圧
縮が行われてDDX回線800に送信される。
(3) DDX回線800から受信した場合 受信された画像情報は、DDXインタフエ
ース60によりデータが伸長されて、信号線
138を介してバツフアメモリ20に一時記
憶される。次いで画像情報は交換機40を経
て、プリンタ部600に転送され、複写され
る。
(4) 画像情報を光フアイバネツトワーク700
より送信する場合 リーダ部500で読取られた画像信号は、
(1)項と同様にして交換機に供給された後、
CPU回路ブロツク10の指定により、信号
線134を介して光フアイバインタフエース
70に転送される。ここで画像情報が電気信
号から光信号に変換(以下、E/O変換とい
う)されて、光フアイバネツトワーク700
上の他の装置に送出される。
(5) 画像情報を光フアイバネツトワーク700
から受信した場合 光フアイバネツトワーク700上の他の装
置から送信されてくる光信号の画像情報は、
光フアイバインタフエース70により電気信
号に変換(以下、O/E変換という)され
て、信号線135を介し交換機40に供給さ
れる。このとき、CPU回路ブロツク10に
より画像情報送信先データが解析され、画像
情報の送信先が他システム宛であれば、受信
した画像情報は再び光フアイバインタフエー
ス70にてE/O変換されて、光フアイバネ
ツトワーク700に転送される。これに対し
本システム宛であれば、画像情報は、交換機
40を経てプリンタ部600に転送され、複
写が行われる。
(6) 画像編集を行う場合 リーダ部500で読取られた原稿1枚分の
画像情報は、交換機40を経てバツフアメモ
リ20に一時記憶され、コンソール部200
にて作成された編集情報に基づいて、バツフ
アメモリ20とデイスクメモリ90との間で
DMA転送されて画像編集が行われる。画像
編集の詳細な手順は後述する。かかる編集
後、バツフアメモリ20に格納されている編
集された画像情報は、CPU回路ブロツク1
0が指定する転送先に転送される。
次に、第4図示の画像処理制御部100内の
主な回路ブロツクについて、その構成を詳細に
述べる。
(3:1) CPU回路ブロツク まず、CPU回路ブロツク10としては、
例えば、インテル社のシングルボードコンピ
ユータSBC86/12を使用し、第5図にその
回路図を示す。ここで、10−1はCPU、
10−2はROM、10−3はRAMであり、
RAM10−3は本発明装置のシステムプロ
グラムを格納するほか、デイスクメモリ90
内に格納されたアプリケーシヨンフアイル
(後述)を読出す。10−4はデユアルポー
トコントローラ、10−5は割込みコントロ
ーラ、10−6はタイマである。10−7は
ボーレートジエネレータ、10−8は通信用
インタフエースであり、通信用インタフエー
ス10−8はRS232Cインタフエース420
を介して編集ステーシヨン400と接続す
る。10−10は周辺機器インタフエースで
あり、ドライバ・ターミネータ10−11を
介してバツフアメモリ回路ブロツク20およ
び交換機40と接続する。10−12はマル
チバスインタフエースであり、バスライン1
12とCPU回路ブロツク10内の内部バス
10−13との間に配設する。
(3:2) バツフアメモリ回路ブロツク 第6−1図はバツフアメモリ回路ブロツク
20の構成を示す。このブロツクは、メモリ
コントローラ21、バツフアメモリ22およ
びターミネータ23を有し、それらは内部バ
ス24を介して相互に接続されている。メモ
リコントローラ21はバスライン112を介
してマルチバス30に接続されており、
CPU回路ブロツク10の制御の下にバツフ
アメモリ22をアクセスする。さらに、メモ
リコントローラ21は信号線129を介して
交換機40と、信号線132および133を
介してCPU回路ブロツク10と接続されて
いる。
バツフアメモリ22は、ダイナミツクラン
ダムアクセスメモリ(ダイナミツクRAM)
群から成る。本実施例では、A4サイズ(297
mm×210mm)の原稿1枚について、16ビツ
ト/mmの解像度で画像情報を読取ることと
し、そこでバツフアメモリ22は少なくとも
(297×16)×(210×16)=15966720ビツトの記
憶容量をもつものとする。ここで1mmあたり
の画像情報、すなわち、16ビツトの画像情報
を1ワードとすれば、バツフアメモリ22の
記憶容量は997920ワード≒1メガワードであ
る。
ターミネータ23は信号の立上りおよび立
下り直後において、その信号のレベルを安定
させる。
内部パス24は、アドレス信号、データ信
号、読出し信号、書込み信号、メモリフレツ
シユ信号、メモリ状態信号およびアクノリツ
ジ信号を伝達する。
第6−2図は、バツフアメモリ回路ブロツ
ク20内に配設され、バツフアメモリ22の
アクセスを制御するメモリコントローラ21
の回路図である。ここで、21−1および2
1−2は16ビツトのデータ書込み用シフトレ
ジスタであり、信号線129−1を介してバ
ツフアメモリ回路ブロツク20に直列に供給
される走査の1ライン当たりの画像情報を、
16ビツト並列データに変換し、書込みデータ
信号線21−101およびデータバスドライ
バ21−3を介して、データバス24−1に
出力する。21−4は書込みタイミング発生
器であり、信号線129−2を介して供給さ
れる書込み用同期信号と、信号線129−3
を介して供給される書込みクロツク信号とを
用いて、データ書込み用シフトレジスタ21
−1または21−2を交互に選択し、それぞ
れに信号線21−102または21−103
を介して書込み指令信号または出力可能信号
を与える。例えば、最初にシフトレジスタ2
1−1が選択されると、画像情報の最初の16
ビツトはシフトレジスタ21−1に供給され
る。次いでシフトレジスタ21−2が選択さ
れて、画像情報の次の16ビツトがシフトレジ
スタ21−2に供給されるとき、書込みタイ
ミング発生器21−4は出力可能信号をシフ
トレジスタ21−1に与えて、既に格納して
ある最初の16ビツトの画像情報を信号線21
−101に出力させる。
この手順を、原稿1枚分の画像情報につい
て繰返すことにより、交換機40から転送さ
れる画像情報はバツフアメモリ20に途切れ
ることなく格納される。データ書込み用シフ
トレジスタ21−1または21−2が16ビツ
トの画像情報を信号線21−101に並列に
出力(パラレルアウト)するときに、書込み
タイミング発生器21−4は信号線21−1
04およびオアゲート21−5を介して、ア
ドレスカウンタ21−6にクロツクパルスを
供給する。そのときアドレスカウンタ21−
6はカウントアツプされて、その画像情報を
格納すべきメモリ22上のアドレスを、アド
レスバスドライバ21−7を介してアドレス
バス24−2に出力する。ただし、書込みタ
イミング発生器21−4は、データ書込み用
シフトレジスタ21−1または21−2が画
像情報を信号線21−101に出力する間
に、アドレスカウンタ21−6が16ビツトだ
けカウントアツプするようにクロツクパルス
を出力して、アドレスカウンタ21−6が指
示するアドレスが、00000H,00010H,
00020H,…(数字の後の“H”はいずれも
その前の数字が16進数であることを示す。以
下同じ)のように、16カウント毎の値になる
ようにする。また、データ書込み用シフトレ
ジスタ21−1または21−2が画像情報を
信号線21−101に出力すると同時に、書
込みタイミング発生器21−4は、信号線2
1−105、オアゲート21−8およびコン
トロールバスドライバ21−9を介して、書
込み信号をコントロールバス24−3に出力
する。
21−21および21−22は、16ビツト
のデータ読出し用シフトレジスタであり、メ
モリ22からデータバス24−1、ターミネ
ータインタフエース21−23および信号線
21−121を介して読出された。16ビツト
の並列な画像情報を、16ビツトの直列な画像
情報に変換して、信号線129−21に出力
する。21−24は読出しタイミング発生器
であり、信号線129−122を介して供給
される読出し用同期信号と信号線129−2
3を介して供給される読出しクロツクとを用
いて、データ読出し用シフトレジスタ21−
22を交互に選択し、それぞれに信号線21
−122または21−123を介して、読出
し指令信号または出力可能信号を与え、交換
機40に対し画像情報を途切れることなく転
送する。データ読出し用シフトレジスタ21
−22または21−22が、画像情報を信号
線129−21に出力する直前に、読出しタ
イミング発生器21−24は信号線21−1
24およびオアゲート21−5を介してアド
レスカウンタ21−6にクロツクパルスを供
給し、そのときアドレスカウンタ21−6は
カウントアツプされて、読出すべき画像情報
を格納しているメモリ22上のアドレスを、
アドレスバスドライバ21−7を介してアド
レスバス24−2に出力する。ただし、読出
しタイミング発生器21−24は、データ読
出し用シフトレジスタ21−21または21
−22が画像情報を信号線21−121に出
力する間に、アドレスカウンタ21−6が16
だけカウントアツプするようにクロツクパル
スを出力する。また、読出しタイミング発生
器21−24は、データ読出し用シフトレジ
スタ21−21または21−22が画像情報
を信号線21−121に出力するときに、信
号線21−125オアゲート21−8および
コントロールバスドライバ21−9を介し
て、読出し信号をコントロールバス24−3
に出力する。
21−26はアドレス変換器であり、
DMAコントローラ80によつて、デイスク
メモリ90から双方向データバスドライバ2
1−41を介して、画像情報をバツフアメモ
リ22に格納する際に、その画像情報の転送
とともに、アドレスバス32およびアドレス
バスバツフア21−42および信号線21−
126を介して転送される画像情報のアドレ
スを番地付けし直して、メモリ22上に展開
するアドレスに変換し、そのアドレスを信号
線21−131およびアドレスバスドライバ
21−7を介してアドレスバス24−2に出
力する機能をもつ(この過程は後述する)。
このとき、信号線21−126を介して、メ
モリ書込み/読出し信号が同時にアドレス変
換器21−26に供給され、アドレス変換器
は信号線21−133に書込み/読出し可能
信号を出力する。また、CPU回路ブロツク
10は信号線132−1および132−2を
介して2進数のメモリバンク選択信号をアド
レス変換器21−26に供給する。このと
き、アドレス変換器21−26は、選択され
たメモリバンク0,1または2に対応する2
進数の信号を信号線21−132およびコン
トロールバスドライバ21−27を介しコン
トロールバス24−3に出力する。
CCD570,580および590から画
像情報を入力する場合、CCD570,58
0および590が読取る原稿画像の各ライン
毎の初期アドレスは、CPU回路ブロツク1
0により、マルチバス30、バスライン11
2および双方向性データバスドライバ21−
41を介してアドレスカウンタ21−6内に
プリセツトされる。また、アドレスバスバツ
フアメモリ21−42および信号線21−1
26を介してデコーダ21−45に加えら
れ、デコーダ21−45によりデコードされ
て、信号線21−145を介し、チツプ選択
信号としてアドレスカウンタ21−6に入力
される。一方、バスライン112のコントロ
ールバスを介して供給されるI/O書込みコ
マンドを、信号線21−146を介してコマ
ンド制御回路21−46に導き、コマンド制
御回路21−46において、そのコマンドを
チツプ選択信号によりゲートし、チツプ選択
が要求されるときには、そのコマンド信号に
より、信号線21−101上のプリセツト値
のデータをアドレスカウンタ21−6に並列
に供給する。このようにアドレスカウンタ2
1−6に初期アドレスが格納されると、アド
レスカウンタ21−6は、信号線21−10
4または21−124を介して供給されるク
ロツクパルスにより、そのアドレスを前述の
ようにカウントアツプし、そして、アドレス
変換器21−26と同様にして、メモリ22
の選択信号を21−132′に出力し、メモ
リ22内のアドレスをライン21−131′
に出力する。
信号線21−150はCPU回路ブロツク
10またはDMAコントローラ80がメモリ
22をアクセスする場合に出力するメモリ書
込み信号とメモリ読出し信号とを伝達する。
これらの信号は、コマンド制御回路21−5
0において、信号線21−133を介して供
給される書込み/読出し可能信号によりゲー
トされ、メモリ22のアクセスが要求される
ときには、メモリ書込み信号またはメモリ読
出し信号を信号線21−151、オアゲート
21−8およびコントロールバスドライバ2
1−9を介して内部バス24に出力する。
信号線21−154は、メモリ22のバン
ク0,1および2から、コントロールバス2
1−3に出力され、メモリ22が読出し動作
中または書込み動作中であることを示すメモ
リビジイ(MB)信号と、メモリ22が読出
し/書込み動作中またはリフレツシユ動作中
であることを示すメモリサイクルイネーブル
(MCE)信号をリフレツシユ制御回路21−
55に供給する。リフレツシユ制御回路21
−55はそれらMBおよびMCE信号が検出
されない場合には、信号線21−156を介
してバツフアメモリ22に対し、リフレツシ
ユパルスを送出し、バツフアメモリ22内の
ダイナミツクRAMをリフレツシユする。こ
のリフレツシユパルスの出力中にMB信号ま
たはMCE信号を検出した場合には、リフレ
ツシユパルスの送出を一時中断してメモリ2
2のアクセスの終了を待ち、終了後に再び送
出を開始する。
(3.3) DMAコントローラ 第7図はDMAコントローラ80およびデ
イスクメモリ90の構成を示すブロツク図で
ある。ここで、80−1はDMA機能を有
し、以下の各部を制御するI/Oプロセツサ
であり、本実施例ではインテル社のインテル
8089を用いる。I/Oプロセツサ80は信号
線80−101を介してマルチバス30と接
続され、その信号線80−101は、CPU
回路ブロツク10からDMA転送要求を知ら
せるチヤンネルアテンシヨン(CA)信号と、
DMAコントローラ80からDMA転送完了
を知らせるシステムインタラプト(SINTR)
信号とを伝達する。また、I/Oプロセツサ
80−1は、DMAコントローラ80内部の
ROM80−8をアクセスする際に、その
ROM80−8を選択する信号と、ROM8
0−8が格納するプログラムの命令コードの
アドレスを示す信号とを、信号線80−10
5を介して内部バス80−5に出力する。
I/Oプロセツサ80−1からバスアービタ
80−2並びにバスコントローラ80−3に
至る信号線80−103は、I/Oプロセツ
サ80−1のステータス信号を、その双方に
伝達する信号線である。また、I/Oプロセ
ツサ80−1とアドレスバツフアブロツク8
0−4とを接続する信号線80−104は、
アドレス情報信号とデータ情報信号とを伝達
する信号線であり、I/Oプロセツサ80−
1はそれらの信号をマルチプレクスモード
で、信号線80−104に出力する。すなわ
ち、I/Oプロセツサ80−1は、アドレス
情報信号とデータ情報信号とを時分割し、ア
ドレス/データバツフアブロツク80−4
に、まずアドレス情報信号を出力し、次いで
データ情報信号を出力する。
バスアービタ80−2は、I/Oプロセツ
サ80−1から供給されるステータス信号に
従つて、信号線80−106を介してマルチ
バス30と結合してその使用権を取得し、そ
のとき信号線80−107を介してバスコン
トローラ80−3並びにアドレス/データバ
ツフア80−4に対してアドレス情報転送イ
ネープル(AEN)信号を出力する。本実施
例では、このバスアービタ80−2としてイ
ンテル社のインテル8289を用いる。
バスコントローラ80−3は、バスアービ
タ80−2からAEN信号が供給されたとき
に信号線80−110を介してマルチバス3
0に対し、バツフアメモリ20からデイスク
メモリ90にDMA転送を行う場合(読出し
モード)にはメモリリード(MRDC)信号
を出力し、デイスクメモリ90からバツフア
メモリ20にDMA転送を行う場合(書込み
モード)にはメモリライト(MWTC)信号
を出力する。また、バスコントローラ80−
3は、I/Oプロセツサ80−1から供給さ
れるステータス信号に基づき、信号線80−
111を介して、アドレス/データバツフア
ブロツク80−4に対し、I/Oプロセツサ
80−1が出力するアドレス情報をアドレ
ス/データバツフアブロツク80−4にラツ
チさせるアドレスラツチイネーブル(ALE)
信号、アドレス情報およびデータ情報をマル
チバス30に出力させるデータイネーブル
(DEN)信号、それらの情報を内部バス80
−5に出力させるペリフエラルイネーブル
(PDEN)信号、および、アドレス/データ
バツフアブロツク80−4がデータ情報をマ
ルチバス30または内部バスに転送する(ト
ランスミツトモード)か、あるいは、それら
のバスから読み込む(リードモード)かを切
換えるデータトランスミツト/リード
(DT/R)信号を供給する。バスコントロ
ーラ80−3から同期信号発生回路80−7
に至る信号線80−112は、I/Oプロセ
ツサ80−1が内部バス80−5を読出しモ
ードでアクセスしたときに、バスコントロー
ラ80−3から出力されるI/Oリードコマ
ンド(IORC)信号と、I/Oプロセツサ8
0−1がリードオンリメモリ(ROM)80
−8に格納されているマイクロプログラムを
フエツチするときに、バスコントローラ80
−3から出力されるインタラプトアクノリツ
ジ(INTA)信号と、上述のALE信号とを
伝達する。このバスコントローラ80−3と
しては、例えば、インテル社のインテル8288
を用いる。
アドレス/データバツフアブロツク80−
4は2個のアドレス/データバツフアを備
え、それぞれ信号線80−115および80
−116を介してマルチバス30および内部
バス80−5と結合し、それらのバスとの間
でアドレス情報およびデータ情報の受け渡し
を行う。
DMAコントローラ80の内部バス80−
5は、64キロバイトのアドレス空間を有す
る。16ビツトアドレスバスと、8ビツトデー
タバスとを具える。
80−6はクロツクジエネレータであり、
外部の水晶発振器などからの基準発振出力に
基づいて、所定の周波数のクロツク信号を、
信号線80−120を介して、I/Oプロセ
ツサ80−1、バスアービタ80−2,バス
コントローラ80−3および同期信号発生回
路80−7に供給するとともに、信号線80
−121を介して、I/Oプロセツサ80−
1、バスアービタ80−2およびバスコント
ローラ80−3に対して、電源投入時のイニ
シヤルリセツト信号および手動によるリセツ
ト信号を出力する。また、クロツクジエネレ
ータ80−4はマルチバス30から信号線8
0−122を介して、MWTC信号および
MRDC信号に対する認識応答のトランスフ
アアクノリツジ(XACK)信号を受取つて、
マルチバス30がウエイトステートに入るか
否かおよびウエイトステートを解除したか否
かを判別し、その判別信号に基づいて信号線
80−123を介して、I/Oプロセツサ8
0−1にパスレデイ信号を出力する。
同期信号発生回路80−7は、上述の
IORC信号およびINTA信号と、アドレスデ
コーダ80−10から信号線80−125を
介して供給されるチツプ選択信号とにより、
ROM80−8の応答を確認する信号を生成
し、この信号を信号線80−126を介して
クロツクジエネレータ80−6に供給するこ
とにより、I/Oプロセツサ80−1が次の
動作に移行できるようにする。
ROM80−8は、L/Oプロセツサ80
−1のマイクロプログラムを格納する。内部
バス80−5からROM80−8に至る信号
線80−130は、I/Oプロセツサ80−
1がROM80−8に格納されたマイクロプ
ログラムをフエツチする際に、そのフエツチ
された命令コードのアドレスを示す情報を伝
達するアドレス信号線であり、ROM80−
8に至る信号線80−131は、そのフエツ
チされた命令コードのデータ信号線である。
アドレスデコーダ80−10は、内部バス
80−5および信号線80−135を介して
供給されるI/Oプロセツサ80−1のチツ
プ選択信号に基づいて、ROM80−8を選
択する信号を信号線80−125を介して
ROM80−8並びに同期信号発生回路80
−7に出力する。バスコントローラ80−3
からアドレスデコーダ80−10に至る信号
線80−113はステータス情報の一種であ
るS2信号を伝達する。すなわち、S2信号は
アドレス/データバツフアブロツク80−4
にラツチされるアドレス情報が、内部バス8
0−5に対するアドレス情報であるか、また
は、マツチバス30に対するアドレス情報で
あるかの識別信号であり、アドレスデコーダ
80−10はその識別を行う。
ここで、DMAコントローラ80がマルチ
バス30および内部バス80−5とアドレス
情報およびデータ情報を受け渡しする動作に
ついて説明する。まず、マルチバス30とそ
れら情報の受け渡しを行う場合について述べ
る。I/Oプロセツサ80−1がアドレス/
データバツフア80−4にアドレス情報を出
力するときに、バスコントローラ80−3が
アドレス/データバツフア80−4に対して
ALE信号を供給すると、アドレス/データ
バツフア80−4はアドレス情報をアドレス
バツフアにラツチする。また、ラツチ後にお
いてバスアービタ80−2がマルチバス30
の使用権を取得すると、バスアービタ80−
2はアドレス/データバツフア80−4に対
してAEN信号を供給し、アドレス/データ
バツフア80−4はラツチしているアドレス
情報をマルチバス30に出力する。ここで、
DMAコントローラ80が書込みモードにあ
り、マルチバス30が取得済みであれば、
I/Oプロセツサ80−1はアドレス/デー
タバツフア80−4に対してデータ情報を出
力し、そして、アドレス/データバツフア8
0−4は、バスコントローラ80−3から
DEN信号を受取ると、データ情報をマルチ
バス30に出力する。これに対し、DMAコ
ントローラ80が読出しモードにあると、ア
ドレス/データバツフア80−4はマルチバ
ス30上のデータ情報を読み、そのデータ情
報をI/Oプロセツサ80−1に供給する。
I/Oプロセツサ80−1によるデータ情報
の読み込みは、データの転送先であるデイス
クメモリ90からI/Oプロセツサ80−1
に送信される、XACK信号を確認して行わ
れる。
次に、内部バス80−5と接続されるアド
レス/データバツフア80−4の動作も前述
とほぼ同様であるが、この場合はアドレス情
報を内部バス80−5に出力する際には、バ
スアービタ80−2によるAEN信号を必要
としない。また、データ情報を内部バス80
−5に出力するか否かは、バスコントローラ
80−3によるPDEN信号により決定され
る。
デイスクメモリ90としては、例えば、ソ
ード電算機のWDS−10を用いる。デイスク
メモリ90は、内部にデイスクコントローラ
回路(不図示)を有し、この回路はDMAコ
ントローラ80の内部バス80−5とデータ
バス80−140を介して接続され、また、
信号線80−142および80−143を介
して、それぞれ、同期信号発生回路80−7
およびI/Oプロセツサ80−1と接続され
る。
データバス80−140はコマンド情報、
リザルト情報およびデータ情報とステータス
情報とを伝達し、前者の三つの情報に一括し
て1アドレスを割当てて一組の情報とし、そ
の三つの情報はシーケンシヤルにデイスクコ
ントローラ回路に入出力されることによつて
区別される。また、ステータス情報には単独
で1アドレスを割当てる。ここで、コマンド
情報とはデイスクメモリ90上のアドレスと
バイト数とを指定する情報であり、リザルト
情報とはDMAコントローラ80とデイスク
メモリ90との間での情報転送時のエラーの
チエツク結果を示す情報である。
信号線80−142はコマンドビジイ
(CBUSY)信号を伝達し、同期信号発生回
路80−7は上述の3情報とステータス情報
とを識別する。なお、コマンド情報、リザル
ト情報およびデータ情報から成る1組の情報
と、ステータス情報とでは、そのデータがレ
デイになるタイミングが異なり、また、それ
ぞれが読出しモードと書込みモードとにおい
ても異なるので、同期信号発生回路80−7
は信号線80−112を介して伝達される。
IORC信号と、信号線80−142を介して
伝達されるCBUSY信号とにより、4種の待
ち時間を作成して信号線80−126よりク
ロツクジエネレータ80−6に与え、I/O
プロセツサ80−1に供給される上述の2組
の情報をクロツクジエネレータ80−6から
のクロツクのタイミングで識別して取り込
む。
信号線80−143は、デイスクメモリ9
0がレデイ状態にあることを示すデータリク
エスト(DREQ)信号と、DMA転送完了を
示すエクスターナルターミネート(EXT)
信号とを伝達する。
DMA転送時の画像情報の流れを、順を追
つて説明する。
(1) CPU回路ブロツク10が信号線80−
101を介してI/Oプロセツサ80−1
にCA信号を供給し、DMA転送を要求す
る。
(2) I/Oプロセツサ80−1は、信号線8
0−104、アドレス/データバツフアブ
ロツク80−4および信号線80−115
を介して、CPU回路ブロツク10内の
RAM(第5図参照)をアクセスし、DMA
に関する読出し/書込みモード情報および
アドレス情報を得る。その結果、読出しモ
ードと判定したものとする。
(3) I/Oプロセツサ80−1は、信号線8
0−104,アドレス/バツフアブロツク
80−4,信号線80−115、バスライ
ン113およびマルチバス30を介して、
バツフアメモリ20をアクセスする。
(4) バツフアメモリ20から読出された16ビ
ツトのデータは、(3)と逆の信号路に沿つ
て、I/Oプロセツサ80−1に取込まれ
る。
(5) I/Oプロセツサ80−1は、この16ビ
ツトデータの上位8ビツト、続いて下位8
ビツトを、信号線80−104,アドレ
ス/データバツフアブロツク80−4,信
号線80−116,内部バス80−5およ
びデータバス80−140を介してデイス
クメモリ90に転送する。
(6) 上述の(3)〜(5)の手順を、信号線80−1
43にEXT信号が現れるまで繰り返す。
(7) I/Oプロセツサ80−1は、信号線8
0−101、バスライン113およびマル
チバス30を介し、CPU回路ブロツク1
0に割込みをかけ、DMA転送の終了を知
らせる。
(3.4) マルチバスのメモリ空間 第8図はマルチバス30に関わるCPU回
路ブロツク10、バツフアメモリ回路ブロツ
ク20およびDMAコントローラ80のメモ
リマツプである。マルチバス30は、メモリ
マツプドメモリ空間として00000Hから
FFFFFHまでの1メガバイトのアドレス空
間を有する。この空間を第8図のように分割
して、FC000H〜FFFFFH番地をCPU回路
ブロツク10のCPU10−1のプログラム
メモリ空間、10000H〜FFFFFH番地をバツ
フアメモリのバンク空間(後述)、06000H〜
07FFFH番地をCPU回路ブロツク10と
DMAコントローラ80との間の交信用プロ
グラム空間、および、00000H〜05FFFH番
地をCPU回路ブロツク10のワークRAM空
間に割当てる。ここで、それぞれのアドレス
空間について説明する。
プログラムメモリ空間は、CPU回路ブロ
ツク10内の本発明装置の制御プログラムを
記憶するRAM10−3のメモリ空間であ
る。
バツフアメモリのバンク空間は10000H番
地からEFFFFH番地まで896キロバイトの容
量を有するが、前述のように、バツフアメモ
リ回路ブロツク20の記憶容量は1995840バ
イトであつて、すべてをバツフアメモリのバ
ンク空間に格納することはできない。そこで
バツフアメモリ空間を3つのバンク、すなわ
ち、バンク0,バンク1およびバンク2に分
割し、CPU回路ブロツク10から信号線1
32(第4図および第6−2図参照)を介し
て出力されるバンク切換え信号によりバンク
を切換えて、指定されたバンクを第8図示の
ようにメモリマツプに割付ける。この分割お
よび割付けの過程は第9−1図および第9−
2図の説明において述べる。
交信用プログラム空間は、CPU回路ブロ
ツク10内のRAM(32キロバイト)10−
3のうち、8キロバイトを用いたものであ
る。また、ワークRAM空間は、CPU回路ブ
ロツク10内の32キロバイトのRAM10−
3から交信用プログラムに用いる8キロバイ
トを差し引いた24キロバイトを用いる。
第9−1図はバツフアメモリ回路ブロツク
20内のバツフアメモリ22のアドレスマツ
プを示す。このバツフアメモリ22はA4サ
イズ(297mm×210mm)の原稿を1mm当り16画
素に分解した情報を格納する能力を有する。
リーダ部500はそのA4サイズの原稿を縦
方向(297mmの方向)に主走査し、続いて
CCD570,580および590は1mm当
り16画素に分解して、1走査当り4752ビツト
の画素を画像処理制御部100に供給する。
また、リーダ部500は原稿を幅方向(210
mmの方向)に副走査し、CCD500,58
0および590はこの方向にも1mm当り16ラ
イン分走査するので、原稿は幅方向には3360
ライン分走査される。従つて、A4サイズの
原稿は、15966720ビツトの画素に分解され、
画像処理制御部100には、4752ビツトの画
素が直列に3360回供給される。
このように供給される画像情報を番地付け
してバツフアメモリ22に格納する手順を説
明する。まず、A4サイズの原稿を1mm×1
mmの正方形の単位ブロツクに分割し、62370
ブロツクで構成する。1つの単位ブロツクに
は、16ビツトで16ライン、すなわち、256ビ
ツトの画像情報が存在し、縦方向の16ビツト
を1ワードとして、その1ワードに1つのア
ドレスを与えると、1つの単位ブロツクは16
のアドレスを持つ画素群から構成されること
になる。第1ライン分、すなわち最初に走査
される原稿の1ライン分の4752ビツトの直列
な画像情報は、原稿の縦方向の1mmに相当す
る16ビツトずつの画素群に分割して画像処理
制御部100に供給され、最初に転送されて
くる16ビツトの画素群はバツフアメモリ22
の00000H番地、次の16ビツトの画素群は
00010H番地、以下同様に、16ビツトずつの
画素群は順次16(10H)番地毎に、00020H番
地,00030H番地…,01280H番地のように格
納されてゆく。
この各ラインのバツフアメモリ22に対す
る番地付けは、CPU回路ブロツク10がア
ドレスカウンタ21−6に初期値を設定する
ことによつて行う。また、画像情報をバツフ
アメモリ22からプリンタ部600に出力す
るときも、画像情報を格納する場合と同様
に、初期設定された番地から16番地ごとに読
み出す。
次に、第2ライン分の4752ビツトの画像情
報についても第1ラインと同様にして
00001H番地から01281H番地まで格納され
る。このようにして、第1ラインから第1536
ラインまでの1536ライン(幅方向に96mm)を
00000H番地から6F5FFH番地に格納し、こ
のアドレス空間をバツフアメモリ22上のバ
ンク0とする。
次に、第1537ラインから第3072ラインまで
の1536ラインをバンク0と同様にして
70000HからDF5FFH番地までに格納し、こ
のアドレス空間をバツフアメモリ22上のバ
ンク1とする。さらに第3073ラインから第
3360ラインまでの288ラインをE0000H番地
からF4E1FH番地までに格納し、このアドレ
ス空間をバツフアメモリ22上のバンク2と
する。
以上のように、1ワードの画像情報に1ア
ドレスを付して格納する方法を用いると、1
mm×1mmの正方形を単位ブロツクとして、バ
ツフアメモリ22上の連続した番地にA4サ
イズの原稿の全領域を格納できることにな
る。これにより、操作者がコンソール部20
0を用いて画像処理領域をmm単位で指定する
と、指定領域をバツフアメモリ90に登録す
る場合、指定領域の先頭番地と最終番地とを
設定するだけでDMA転送を行うことがで
き、画像情報をCPU回路ブロツク10を介
さずに高速度に転送することができる。
すなわち、先頭番地と最終番地とを一組指
定することによつて、主走査ライン(1mm
幅)の画像情報をDMA転送することになる
ので、DMA転送時のアドレス設定が少なく
てすみ、転送の高速化が図れる。
また、このように画像情報を格納すると、
画像情報を抜き出して編集を行う場合には、
抜き出す画像の右側から左側へは番地が連続
しているので、一層有効である。例えば、縦
方向の長さが20mmの画像情報を抜き出す場合
は、CPU回路ブロツク10によるアドレス
設定が20回ですむことになる。
また、アドレスがmm単位で原稿画像上の位
置と対応しているので、画像編集に際し、操
作者は単に原稿上の位置をmm単位で指定すれ
ばよく、便利である。なお、本実施例では、
1mm当り16ビツトの読取り能力を持つCCD
570,580および590を用いたので縦
方向の16ビツトにつき1アドレスを対応させ
ることとしたが、1アドレスに対応するビツ
ト数は、そのCCD570,580および5
90の能力により他の数値でもよく、また、
mm単位以外、例えば、インチ単位等でアドレ
スを設定しても同様の効果が得られること勿
論である。
第9−2図は、マルチバス30からバツフ
アメモリ22を見た場合のアドレスマツプを
示す。第9−1図の00000H〜6F5FFH番地
のアドレス空間をバンク0、70000H〜
DF5FFH番地のアドレス空間をバンク1、
E0000H〜F4E1FH番地のバンク2として、
これらの空間を、それぞれ、第8図のように
10000H〜EEBFEH番地、10000H〜
EEBFEH番地、10000H〜39C3EH番地のア
ドレス空間に対応させる。マルチバス30は
16ビツトのデータバスと20ビツトのアドレス
バスとをもつが、このマルチバス30でアク
セスできる領域は1メガバイトである。すな
わち、8ビツトのデータを106個アクセスで
きるのであり、16ビツトのデータをアクセス
するときは、2番地にわたることになるか
ら、このときは、第9−2図に示すように、
16ビツトのデータに対し1番地おきに連続な
番地を割当て、偶数番地をアクセスした場合
のみ、16ビツトのデータが入出力されるよう
にする。
バツフアメモリ回路ブロツク20内の実際
のアドレスは第9−1図に示したアドレスで
あるので、マルチバス30からバツフアメモ
リ22をアクセスする場合には、前述したよ
うに、バツフアメモリ回路ブロツク20内の
アドレス変換器21−26により、第9−2
図のアドレスを第9−1図のアドレスに変換
する。このアドレス変換器21−26によ
り、任意のアドレス空間上にバツフアメモリ
22のアドレス領域を設定することができ
る。
(3.5) デイスクメモリ 第10−1図Aはデイスクメモリ90の物理
的アドレス構成を示す。91はドライブであ
り、デイスク装置の個数に対応してナンバー
0,1,…と番号付ける。本実施例では、デイ
スク装置を1台すなわち、ナンバー0のドライ
ブのみ用いる。ドライブ91は3個のヘツド9
2を備え、各ヘツド92は354個のトラツク9
3を受持ち、各トラツク93は18個のセクタ9
4から成り、各セクタ94は512バイトのデー
タを格納できる。従つて、デイスクメモリ90
の記憶容量は、約10メガバイトである。
このような構成のデイスクメモリ90におい
ては、第10−1図Bに示すような、一定のシ
ーケンスに従つてデイスクメモリ90上のアド
レスを変更してゆき、データを連続してアクセ
スする。この図に示すように、シーケンス番号
SNとヘツド番号HNとトラツク番号TNとは、
次式(1)で定まる関係がある。
SN=3×TN+HN (1) (ただし、HN=0〜2、TN=0〜353) すなわち、あるシーケンス番号SNを定める
と、それに対応してトラツク番号TNおよびヘ
ツド番号HNが定まり、次にアクセスするヘツ
ド92およびトラツク93のアドレスは、その
前に定めたシーケンス番号SNに1を加えたシ
ーケンス番号SN+1に対応して得られるヘツ
ド番号およびトラツク番号である。そしてトラ
ツク93内のセクタ94のアクセスは、そのセ
クタ番号SCTNの若い順に行われる。
第10−2図は、デイスクメモリ90内の所
定の領域に設けられたインデツクステーブルで
あり、このインデツクステーブルによりデイス
クメモリ90の使用状態を管理する。本実施例
においては、その領域としてヘツド番号HN=
0、トラツク番号TN=0のセクタ94のう
ち、セクタ番号SCTN=0〜13のセクタをイン
デツクステーブルの領域とし、その領域のう
ち、特に、セクタ番号SCTN=0〜8のセクタ
をデイスクメモリ90上の各セクタの使用状況
を示すセクタビツトマツプテーブル94Aに割
当て、そして、セクタ番号SCTN=9〜13のセ
クタをフアイル管理用のフアイルインデツクス
テーブルに割当てる。セクタ番号SCTN=0〜
13のセクタは、インデツクステーブルをCPU
回路ブロツク10内のRAM10−3に読み込
むプログラム(オープンプログラム)により、
RAM10−3の固定領域6000H番地から
7BFFH番地に書込まれて所定の操作を受け、
そして、RAM10−3の固定領域をデイスク
メモリ90に格納するプログラム(クローズプ
ログラム)により、デイスクメモリ90に再び
書込まれる。
セクタビツトマツプテーブルは、第10−3
図に示すように、領域94Aをシーケンス番号
SNの小さい順にSN=0からSN=1061までの
1062個の各4バイトのブロツクに分割し、1つ
のブロツクに1トラツク分、すなわち、18セク
タ分の使用状況を示すデータを、1セクタに付
き1ビツトを割当てて格納する。セクタの使用
状況を示すデータとしては、例えば、あるセク
タが使用中であればそのセクタに対応するセク
タビツトに“1”、未使用であれば“0”を格
納する。
デイスクメモリ90に新たなデータフアイル
を登録する際には、その登録に必要なセクタ数
が連続して空いている領域を見つけ出し、その
領域に対応するシーケンス番号SNとセクタ番
号SCTNとを得、そのセクタに対応するセクタ
ビツトに“1”を格納する。逆に、データフア
イルを抹消する際には、対応する領域を示すセ
クタビツトに“0”を格納する。ただし、イン
デツクステーブルに対応するビツト、すなわち
ブロツク0には、予め“1”を格納しておき、
このブロツク0に対する書込みを禁止して、イ
ンデツクステーブルにはデータフアイルが誤登
録されないようにする。
フイルムインデツクステーブルは、デイスク
メモリ90に登録する3種類のフアイル、すな
わち、画像データフアイル(イメージフアイ
ル)、アブリケーシヨンフアイルおよび本シス
テムの制御プログラムを管理する。イメージフ
アイルをフアイルタイプ0、アプリケーシヨン
フアイルをフアイルタイプ2として、それらフ
アイルのフアイルインデツクステーブルによる
管理状況を第10−4図に示す。
フアイルインデツクスブロツクFIT1は、ス
テータスA、MAXブロツク、1ブロツクサイ
ズおよびカレントB番号の、それぞれ、2バイ
トの4つのブロツクから成り、デイスクメモリ
90の初期化の際に設けられて、フアイルイン
デツクステーブル全体の使用状況について記憶
する。ステータスAはシステム拡張の際に用い
る領域で、本実施例においては未使用とする。
MAXブロツクはデイスクメモリ90に登録可
能なフアイルの総数のデータを格納し、本実施
例ではその総数を50(32H)個に設定する。1
ブロツクサイズは1フアイル当りの、そのフア
イルに関する諸データのインデツクスの長さを
示し、本実施例では、次に述べるようにその長
さを38(26H)バイトとする。カレントB番号
は、デイスクメモリ90に登録されているフア
イルの数を格納し、1つのフアイルを新規に登
録する際、MAXサイズに格納されている数と
比較して、その数を越えない場合に1だけ加算
されて新規登録が行われ、また、MAXサイズ
の数を超過する場合には加算されずに新規登録
が受付けられないようにする。逆に、既に登録
されている1つのフアイルを抹消する場合に
は、カレントB番号に格納されている数が1だ
け減じられて、そのフアイルがデイスクメモリ
90から抹消される。
FIT2およびFIT3は、それぞれ、フアイル
タイプ0の場合およびフアイルタイプ2の場合
のフアイルインデツクスブロツクを示し、それ
ぞれ、38バイトのデータを格納する。FIT2お
よびFIT3において、RSVはシステム拡張の
際に用いる2バイトの領域で、本実施例では未
使用である。フアイルNoは操作者がフアイル
に任意に1から99までの番号を付してデイスク
メモリ90に登録したときに、そのフアイル番
号を識別する2バイトの領域である。フアイル
タイプは、上述のフアイルタイプ“0”または
“2”のデータが書込まれる2バイトの領域で
ある。FIT3におけるバンクおよびアドレス
は、CPU回路ブロツク10上のRAM10−3
のバンクおよびアドレスを示し、アプリケーシ
ヨンフアイルをRAM10−3にアロケートす
る場合に用いる、それぞれ、2バイトおよび4
バイトの領域である。バイトカウントは、登録
フアイルのデータ長を格納する。6バイトの領
域である。
セクタカウントは、登録フアイルについて使
用するセクタ数を格納する2バイトの領域であ
る。シーケンスNo、ドライブNo、ヘツドNo、
トラツクNoおよびセクタNoは、登録フアイル
について、格納領域の先頭のシーケンス番号、
ドライブ番号、ヘツド番号、トラツク番号およ
びセクタ番号を格納する各2バイトの領域であ
る。FIT2におけるX0,X0,X1およびY1は、
それぞれ2バイトの領域であり、フアイルタイ
プ“0”の場合に、編集される領域の画像情報
が、複写紙のどの位置に配されるかを示す座標
データを記憶する。X0,X0,X1およびY1は、
第10−5図に示すように、原稿を原稿載置部
240に載置し、O点に最も近い編集領域(斜
線)上の点AおよびO点から最も遠い点Bを、
スタイラスベン280を用いて指示することに
より、A点の座標X0およびY0と編集領域の縦
の長さX1および横の長さY1が定まり、それら
の数値が16進数で格納される。フアイルタイプ
2の場合は、FIT3に示すように、FIT2の
X0,X0,X1およびY1に対応する領域は未使
用領域である。
ある画像データフアイルをデイスクメモリ9
0からバツフアメモリ20に転送する場合、ま
ず、そのフアイル番号を指定すると、オープン
プログラムによつてインデツクステーブルが
RAM10−3に転送され、指定したフアイル
番号のインデツクスブロツクを得る。次に、そ
のブロツクX0,X0,X1およびY1に格納され
たデータから、バツフアメモリ22上のアドレ
スが算出されて、デイスクメモリ90内の画像
情報が、バツフアメモリ22の対応する領域内
にDMA転送される。
また、編集領域の複写紙上の位置を変更する
場合には、X1およびY1は不変であるので、X0
およびY0のみをパラメータとし、そのX0およ
びY0のみを、コンソール部200から、画像
位置の変更命令(後述)によつて変更すればよ
い。
また、デイスクメモリ90には本システムの
制御プログラムを格納し、そのフアイルをフア
イルタイプ1とし、そのフアイルインデツクス
ブロツクはFIT3と同様に構成する。
(3.6) 交換機 第11図A,BおよびCは交換機40およ
び光フアイバインタフエース70等を含む回
路の構成を3分割して示すブロツク図であ
り、ここでL1〜L12は信号線または信号
線群を示し、その直後に付した括弧内の記号
A、B、Cは、それら信号線または信号線群
を、それらの記号に対応する第11図の各図
面A,B,C内の信号線または信号線群に接
続することを示す。
ここで、シグナルセレクタM40−2は、
光フアイバインタフエース70およびリーダ
部500から出力される各種信号群を選択し
てバツフアメモリ22内のメモリコントロー
ラ21に供給してバツフアメモリ22にそれ
ら各部からの画像情報を格納させる交換機、
シグナルセレクタP40−6は、バツフアメ
モリ20、光フアイバインタフエース70お
よびリーダ部500から出力される各種信号
線を選択してプリンタ部600に供給して、
それら各部からの画像情報を複写させる交換
機、および、シグナルセレクタF40−7
は、バツフアメモリ20およびリーダ部50
0から出力される各種信号群を選択して光フ
アイバインタフエース70に供給し、光フア
イバネツトワーク700に出力させる交換機
である。
41,42,43,45,46および48
は、それぞれ、CPU回路ブロツク10、バ
ツフアメモリ22、I/Oインタフエース5
6、リーダ部500、プリンタ部600およ
びDDXインタフエース60とのコネクタで
ある。なお、ここで、各信号のターミナル符
号中のスラツシユ「/」は負論理を示すもの
である。
ここで、各種信号を説明する。SCAN
STARTはリーダ部500に走査開始を指令
する信号、FULLは複写画像の大きさ(例え
ば、A3サイズおよびA4サイズ)を指定する
信号、SCAN STANDBYはリーダ部500
が出力する走査待機状態信号、VSYNCは画
像信号の開始を示す垂直同期信号、VIDEO
ENABLEは1ライン分の画像信号の有効出
力期間を示す信号、SCAN ENABLEは原稿
1枚分の画像信号の有効出力期間を示す信
号、SCAN READYはリーダ部500の走
査準備完了信号、VIDEOは画像信号、およ
びCLKはクロツク信号である。
PRINT REQUESTはプリンタ部600
への複写要求信号、PRINT STARTは複写
開始の指令信号、STATUS REQUESTは
プリンタ部600のステータスの出力を要求
する信号、PRINT READY、PRINT
ENABLEおよびPRINT ENDは、それぞ
れ、プリンタ部600の準備完了信号、複写
期間を示す信号および複写終了信号である。
REQUEST ACKはPRINT REQUEST信
号に対してプリンタ部600が発生する認識
応答信号、STATUS0〜7の8ビツトの信
号はプリンタ部600のステータスを示す信
号である。これらの信号において、末尾に
R、PおよびMを付された信号は、その信号
が、それぞれ、リーダ部500、プリンタ部
600およびバツフアメモリ20から出力さ
れること、または、それらの各部に供給され
ることを示す。
SELECT PF、SELECT PRおよび
SELECT PMは、CPU回路ブロツク10が
I/Oインタフエース56を介してシグナル
セレクタP40−6に供給する信号であり、
シグナルセレクタP40−6はそれらの信号
に応じて、それぞれ、光フアイバインタフエ
ース70、リーダ部500およびバツフアメ
モリ22を選択し、同様に、SELECT FR
およびSELECT FMはシグナルセレクタF
40−7に、それらの信号に応じて、それぞ
れ、リーダ部500およびバツフアメモリ2
0を選択する。また、SELECT MRおよび
SELECT MFは、シグナルセレクタM40
−2に供給される信号であり、シグナルセレ
クタM40−2は、それらの信号に応じて、
それぞれ、リーダ部500およびバツフアメ
モリ22を選択する。
リーダ部500から供給される画像情報を
本システムのプリンタ部600と光フアイバ
ネツトワーク700上の他システムのプリン
タ部に同時出力する場合には、CPU回路ブ
ロツク10がSELECT PRとSELECT FR
とを付勢することで達成できる。また、バツ
フアメモリ22に格納された画像情報をプリ
ンタ部600と光フアイバネツトワーク70
0上の他システムのプリンタ部に同時出力す
る場合には、SELECT PMとSELECT FM
とを付勢すればよい。その他、CPU回路ブ
ロツク10が画像情報の供給源と供給先とを
任意に指定して、画像情報の複数の経路を設
定することができる。
DDXインタフエース60とのコネクタ4
8および光フアイバインタフエース70に係
る各信号線群については後述する。
(3,7) DDXインタフエース 第12−1図はDDXインタフエース60
の構成の一例を示すブロツク図であり、
DDXインタフエース60は、データ/クロ
ツクインタフエース60−1および制御信号
インタフエース60−2を介して、デ−タ/
クロツク信号線137および制御信号線13
9と接続されている。60−3および60−
7は切換器、60−4,60−5および60
−6はラインバツフアであり、例えば、本発
明装置から画像情報を送信する場合には、切
換器60−3は書込み用切換器として動作
し、ラインバツフア60−4,60−5およ
び60−6を順次指定して画像情報を書込
む。また、このとき切換器60−7は読出し
用切換器として動作し、あるラインバツフア
に画像情報が書込まれている間に、すでに画
像情報が書込まれているラインバツフアから
画像情報を読出し、RLカウンタ60−8並
びにRL正/逆カウンタ60−9に供給する。
RL←→MH/MR変換器60−10は、RL
カウンタ60−8から供給される1ラインの
画像情報のランレングスを1次元符号(MH
符号)化し、また、RL正/逆カウンタ60
−9から供給される参照画素からの相対位置
を計数することにより、画像情報1ラインの
ランレングスを2次元符号(MR符号)化
し、得られた画像データを圧縮してV.35イ
ンタフエース60−11に供給する。V.35
インタフエース60−11は、DDX回線と
DDXインタフエース60との間に配設する
相互接続回路である。
60−20は制御回路であり、画像処理部
10から信号線139および制御信号インタ
フエース60−2を介して供給される各種制
御信号を適宜V.35インタフエース60−1
1に供給してDDXを管理するとともに、
DDXインタフエース60の各部を制御する。
60−21はダイヤルパルス発出回路であ
り、制御回路60−20またはダイヤル設定
のテスト用スイツチ60−22から供給され
る画像情報の転送先コードをV.28インタ
フエースに出力して、転送先を指定する。
60−24,60−25,60−26およ
び60−27は、それぞれ、DDXインタフ
エース60の準備完了状態の表示灯、他シス
テムとの接続完了状態表示灯、他システムへ
の送信表示灯および他システムからの受信表
示灯である。
60−30はエラーカウントチエツク信号
線であり、本システムと他システムとの通信
に際して発生するエラーを制御回路60−2
0により計数し、1通信の間にエラーの数が
設定値に達すると、制御回路60−20が回
線を切断する旨の信号を発生してCPU回路
ブロツク10に伝達する信号線である。
60−35はDDXインタフエース60の
電源回路、60−36は電源スイツチおよび
60−37は電源投入状態の表灯である。
801は日本電信電話公社が設置する回線
終端装置(DCE)であり、DDXインタフエ
ース60と接続し、DDXインタフエース6
0からの信号を受信して網内の伝送に適した
信号に変換するとともに、網を通じて伝送さ
れてきた信号をDDXインタフエース60に
送信する。本発明においては、このDCE8
01として、D−232形の宅内回線終端装置
を用いる。802は網制御装置(NCU)で
あり、発呼・復旧等回線交換網の接続・切断
を制御する機能を有し、DCE801に接続
する。このNCU802としては、NCU−21
形自動発信および自動着信の網制御装置を用
いる。DCE801は接続ケーブル803を
介してV.35インタフエース60−11並び
にV.28インタフエース60−23に接続さ
れており、また、NCU802は接続ケーブ
ル804を介してV.28インタフエース60
−23に接続されている。
本システムにより画像情報をMH符号化お
よびMR符号化して、それを他システムに伝
送する方法は、CCITTのT.4勧告によるが、
T.4勧告を本発明に適用するにあたつて以下
の点を考慮する。
(1) 本発明装置では、A4サイズの原稿の縦
方向(297mmの方向)を1ラインとし、解
像度を16ビツト/mmとするため、最大のラ
ンレングス、すなわち、1ラインがすべて
白またはすべて黒の場合のランレングスは
4752となり、これは拡張されたMH符号の
最大表現範囲2623(=2560+63)を越える。
(2) 本発明装置では、パラメータKを無限大
とした2次元符号化方式による伝送を行
う。すなわち、A4サイズの原稿について、
DDXインタフエース60に、最初に転送
される第1ラインをMH符号化した後に、
残りの3359ラインをMR符号化する。
(1)の点について、長さ方向を1ラインとす
るのは次の理由による。すなわち、(i)伝送す
るライン数を小とすることにより、伝送時間
の短縮を図る、および、(ii)リーダ部500に
おいて副走査方向のセンサの全体の移動距離
を小とすることにより、リーダ部500の小
型化を図る。
また、(2)の点について、パラメータKを無限大
に設定するのは、パラメータKを小さな有限値と
してK回毎にMH符号化を繰返す時間を省くため
であり、パラメータKを無限大に設定できる根拠
は、伝送する画像情報はすでにCCDドライバ5
0によつて2値化され、いつたんバツフアメモリ
22に格納されたものであり、パラメータKを小
さな数の有限値として、読取り誤差を小にする意
味が失われるからである。
本システムよりDDX回線800を介して他シ
ステムに画像情報を送信する過程を述べる。
まず、バツフアメモリ22より信号線137を
介して転送されてくる1ライン分(4752ビツト)
の画像情報は、データ/クロツクインタフエース
60−1および書込み用切換器60−3を介して
ラインバツフア60−4,60−5または60−
6に供給される。この画像情報は、10メガヘルツ
(MHz)のクロツク信号に同期して、0.1マイクロ
秒(μs)につき1ビツトの転送速度でラインバツ
フア60−4,60−5または60−6に転送さ
れる。すなわち、1ラインの画像情報の転送時間
は475.2μsである。最初に転送されてくる第1ラ
インの画像情報は、切換器60−3により、ま
ず、ラインバツフア60−4に供給され、ライン
バツフア60−4がその第1ラインの画像情報を
格納終了すると、切換器60−7はラインバツフ
ア60−4のゲートを開き、ラインバツフア60
−5および60−6のゲートを閉じて、格納され
た画像情報をRLカウンタ60−8に供給し、そ
の情報についての、白および黒のランレングスが
計数され、さらにランレングス符号化されたその
第1ラインの画像情報は、RL←→MH/MR変換
器60−10によりMH符号に変換される。ライ
ンバツフア60−4が画像情報を出力している間
に、切換器60−3はラインバツフア60−4お
よび60−6へのゲートを閉じ、ラインバツフア
60−5へのゲートを開いて第2ラインの画像情
報をラインバツフア60−5に供給する。第1ラ
インの画像情報がすべてMH符号化されておれ
ば、第2ラインの画像情報は切換器60−7によ
りRL正/逆カウンタ60−7に供給され、第1
ラインからの相対的な画素変化位置が計数され
て、RL←→MH/MR変換器60−10によりMR
符号化される。ラインバツフア60−6に転送さ
れる第3ラインの画像情報についても、第2ライ
ンと同様に処理され、以下、A4サイズの原稿に
ついて、第3360ラインまで、ラインバツフア60
−4,60−5および60−6から出力される画
像情報は、RL正/逆カウンタ60−7を経てRL
←→MH/MR変換器60−10に供給され、MR
符号化される。
次に、RL←→MH/MR変換器60−10に供
給されるラインレングス付号化された画像情報を
MH符号化またはMR符号化して圧縮する。
前述のように、本発明装置においては、最大ラ
ンレングスは4752であり、拡張されたMH符号の
最大表現範囲2623を越えるため、次の方法によ
り、MH符号をさらに拡張する。
(1) ランレングスRL<2560の場合 通常のMH符号で表わす。すなわち、
RL<64の場合は1個のターミネイテイン
グ符号で表わす。64≦RL<2560の場合は
1個のメイクアツプ符号と1個のターミネ
イテイング符号とで表わす。
(2) ランレングスRL≧2560の場合 2560のメイクアツプ符号“00000001111”
を特別な符号とみなし、次の(a)および(b)の
ように取扱う。
(a) 2560≦RL≦2623=2560+63の場合 (1)の場合と同様に、1個のメイクアツ
プ符号(この場合は、2560のメイクアツ
プ符号)と1個のターミネイテイング符
号とで表わす。
(b) 2623<RL≦4752の場合 2560のメイクアツプ符号に続き、必要な分
のメイクアツプ符号をさらに1個加えた後、
1個のターミネイテイング符号を付加して表
わす。すなわち、(2)の場合においては、2560
のメイクアツプ符号の直後に同色のターミネ
イテイング符号が続く場合(a)と、2560のメイ
クアツプ符号の後にさらに同色のメイクアツ
プ符号が続き、その後のターミネイテイング
符号が続く場合(b)とがある。(2)の場合の処理
例を次に示す。下線を施してある数値は付加
されたメイクアツプ符号である。
例 :2560=2560+0 2561=2560+1 2623=2560+63 2624=2560+64+0 4286=2560+1728+1 4752=2560+2176+16 次に第11図A,BおよびC、および、第
12−1図に示した画像処理部10とDDX
インタフエース60とを相互接続する信号線
に沿つて流れる各信号の意味を説明する。
第12−2図は各信号、その名称、画像処
理部10とDDXインタフエース60との間
の信号の方向(矢印)を示す図である。ここ
で、FGおよびSGは、それぞれ、保安用接地
および信号用接地線である。発呼要求信号
(CRQP)は、画像処理部10がDDXインタ
フエース60に対し、他システムとの接続
(発呼)を要求する信号であり、この信号は
接続中信号(CND)が付勢されると同時に
滅勢され、また、接続不能信号(NRYD)
が付勢されているときは無効として処理され
る。呼出し信号(CIP)はDDXインタフエ
ース60が画像処理部10に対し、他システ
ムから着信したことを示す信号であり、
CNDおよびNRYDに対する処理はCRQPと
同様である。
ダイヤル番号信号(DLN)はCRQPの付
勢と同時に付勢されて、他システムの7桁の
局番を転送する。
接続要求信号(CNQ)は画像処理部10
がDDXインタフエース60に対し、DDX回
線接続を要求する信号であり、CRQPまたは
CIPのいずれかが付勢されると同時に付勢さ
れ、NRYDが付勢されているときには無効
とされる。また、回線補捉の必要のある間は
CNQは付勢されており、CNQを滅勢すると
回線は切断される。
着信不能信号(NRYP)は、画像処理部
10が6秒以内に送信または受信を行い得る
状態になり得ない場合に付勢される。
NRYDはDDX回線800がビジー状態、ま
た、NCU802のノツトレデイスイツチが
付勢された状態であるとき等に、回線の接続
不能であることを示す。このNRYD回線は
回線接続の不能状態または可能状態に応じ
て、それぞれ、常時付勢または滅勢された状
態にある。また、CRQPが付勢された後、一
定時間が経過してもCNDが付勢されないと
きは、画像処理部10は接続不能と判定す
る。
CNPはCRQPまたはCIPの付勢と、CNQ
の付勢とに伴い本システムと通信相手の他シ
ステム(相手局)との通信条件が成立したと
きに付勢され、回線の接続が完了し、本シス
テムが通信可能な状態にあることを示す。
CNQが滅勢されたとき、または相手局が回
線を切断したときにCNDは滅勢される。送
信可信号(RDS)および受信可信号(RDR)
は、それぞれ、画像処理部10が6秒以内に
A4サイズの原稿1枚分の画像情報の送信お
よび受信を行い得る状態になり得ることを示
し、CNQ付勢と同時に、RDSまたはRDRが
付勢される。
送信モード信号(MDS)および受信モー
ド信号(MRR)は、それぞれ、本システム
が画像情報を送信および受信するモードに設
定されたことを示し、これらのモードは発呼
側および被呼側の双方のRDSおよびRDRを
見て決定される。送信または受信完了直後
に、それぞれ、受信または送信を行うことも
できる。
転送可信号(RDT)は、MDSまたは
MDRが付勢されてから6秒以内に付勢さ
れ、送信モードまたは受信モードでの画像情
報の転送が可能になつたことを示す。
送信データ要求信号(RQS)は、一定周
期をもつて付勢および滅勢され、DDXイン
タフエース60が画像処理部10に、1ライ
ン分の画像情報の転送を要求する。RQSが
付勢されると、画像処理部10は送信データ
有効信号(SVA)を付勢し、バツフアメモ
リ20からDDXインタフエース60へ1ラ
イン分の画像情報(SDT)の転送を行う。
RQSはその転送完了とともに滅勢される。
RQSの繰返し周期は最小伝送時間より長く
とる。SVAはRQSに応じて付勢され、SDT
を送信クロツク(SCK)に同期してサンプ
リングすることを許可することを示し、
SDTの転送完了で滅勢される。RVAは一定
周期をもつて付勢され、DDXインタフエー
ス60が他システムから受信し、伸長された
1ライン分の画像情報(RDT)の受取りを
要求し、RDTを受信クロツク(RCK)に同
期してサンプリングすることを許可すること
を示す。RVAの繰返し周期は、RQSと同様
である。
SDTおよびRDTは、それぞれ、白と黒と
による2値の送信および受信される画像情
報、SCKおよびRCKは、それぞれSDTおよ
びRDTのサンプリングクロツクである。
本発明装置においてはDDX回線800上
の本システムと他システムとの間で伝送を行
う際に、その伝送方向は、発呼側となるシス
テム(発呼側ステーシヨン)および被呼側と
なるシステム(被呼側ステーシヨン)の双方
でRDSとRDRとを比較して、第12−3図
のように決定することとし、以つて伝送方向
の誤りを防止する。すなわち、第12−3図
において、付勢状態を〇、伝送方向を矢印、
および滅勢状態と伝送不能状態とを×にて示
すように、発呼側のRDRのみと被呼側の少
なくともRDSが付勢されているとき、およ
び、発呼側のRDRおよびRDSと被呼側の
RDSのみとが付勢されているときには、伝
送方向を被呼側から発呼側に向かうものとす
る。また、発呼側のRDSのみと被呼側の少
なくともRDRが付勢されているとき、およ
び、発呼側のRDSおよびRDRと被呼側の少
なくともRDRが付勢されているときには、
伝送方向を発呼側から被呼側に向かうものと
する。そして、発呼側および被呼側のステー
シヨン双方のRDSおよびRDRの上述以外の
組合わせでは、伝送を不能とする。
第12−4図は発呼側ステーシヨンと被呼
側ステーシヨンとの間で伝送を行う手順の一
例を示す。ここで、IDSは伝送機能識別信号
であり、これは発呼側および被呼側ステーシ
ヨンの伝送機能、すなわち、RDSおよび
RDRを相互に知らせる信号である。その伝
送フオーマツトとしては、例えば、“0000
RDS RDR10”の8ビツトを最上位ビツトか
ら最下位ビツトまで順次送出することとし、
両ステーシヨンは本システムのRDSおよび
RDRと相手局のRDSおよびRDRとから、第
12−3図のように伝送方向を決定する。
RDYは伝送準備完了信号であり、その伝
送フオーマツトとしては、例えば、
“00010010”をIDSの場合と同様に送出する
こととし、IDSの交信によつて決定された伝
送方向での、原稿1枚分の画像情報の送受信
準備が完了したことを示す。
MH1はMH符号化された第1ラインの画
像情報、MR2〜MRn+1(1<n≦3360)
はMR符号化された第2〜第n+1ラインの
画像情報、MHnはMH符号化された第nラ
インの画像情報、および、MRn+1〜
MR3360はMR符号化された第n+1〜第
3360ラインの画像情報であり、MH1〜
MR3360でA4サイズの原稿1枚分の画像情
報を示す。
RTQは再送要求信号であり、受信した1
ラインの画像情報中にエラーがあつた場合、
すなわち、被呼側ステーシヨンが転送された
画像情報を復調した結果1ラインの長さが0
または4752ビツトにならなかた場合に、この
情報を被呼側ステーシヨンのバツフアメモリ
22に取込まず、被呼側ステーシヨンが発呼
側ステーシヨンに対して再送要求を行うもの
である。
RTCは伝送終了信号であり、発呼側ステ
ーシヨンがCCITTによるT.4勧告におけるラ
イン終端符号EOLに1を加えた信号を伝送
して、1枚分の画像情報の送信完了を示す。
DCNは回線切断信号であり、その伝送フ
オーマツトとしては、例えば、“01000010”
をIDSと同様にして送出し、回線切断を相互
に通知する。
回線接続直後に発呼側および被呼側ステー
シヨンは互いにIDSの連送を開始し、伝送モ
ードに対して自局の準備が完了するまでその
連送を最低3回は繰返す。ここで、例えば、
時点Aにおいて、伝送方向が決定できないと
きは伝送不能(第12−3図参照)として両
ステーシヨンは相互にDCNを送出して回線
を切断する。自局の準備が完了すると、両ス
テーシヨンは双方の準備が完了するまで最低
3回はRDYを送出し、双方の準備が完了し
て双方からRDYが送出されたとき、すなわ
ち、時点Bにおいて、被呼側ステーシヨンは
発呼側ステーシヨンに向けて制御信号を送出
しないようにして受信状態に入り、発呼側ス
テーシヨンは送信状態に入る。
A4サイズの原稿1枚分の画像情報の伝送
において、例えば、時点Eにおいて、第nラ
インの画像情報に伝送エラーが発生した場合
には、被呼側ステーシヨンは発呼側ステーシ
ヨンに対してRTQを送出し、発呼側ステー
シヨンはこれに応じて、第nラインの画像情
報をMH符号化し、第n+1ラインから第
3360ラインまでを順次MR符号化して伝送す
る。
このように画像情報の伝送が終了すると、
発呼側ステーシヨンは被呼側ステーシヨンに
RTCを送出し、次いで、両ステーシヨンは
IDSを相互に送出し、このとき第12−3図
のように伝送条件が満たされておれば、続い
て時点Cから他の画像情報の送受信を行う。
逆にその条件が満たされていなければ、相互
にDCNを送出し、回線を切断する。
(3.8) 光フアイバインタフエース 第13図は光フアイバインタフエース回路
70の構成の一例を示すブロツク図である。
光フアイバネツトワーク700から光フアイ
バケーブル701および702を介して伝送
されるコマンドまたは画像情報を搬送する光
信号(VIDEO信号)およびそのVIDEO信号
に同期したクロツクの光信号(CLK)は、
それぞれ、光/電気信号変換器(O/E変換
器)70−1および70−2により電気信号
に変換され、信号線70−101および70
−102を介してコマンド/画像識別回路7
0−3と、アンドゲート70−4,70−2
0,70−30および、アンドゲート70−
5,70−21および70−31とに供給さ
れる。そのコマンド/画像識別回路70−3
は伝送されてくる信号が原稿の大きさを指定
する等のコマンドであるが、画像情報である
かを識別する回路である。伝送されてくる
VIDEO信号がコマンド情報である場合は、
その情報の先頭にコマンド識別コードが付加
されており、コマンド/画像識別回路70−
3はそのコードを抜き取つてコマンド情報で
あると識別し、また、画像情報である場合
は、CLK信号が所定周波数(例えば12.5M
Hz)を有しており、コマンド/画像識別回路
70−3はその周波数により識別する。
この結果、伝送されてくるVIDEO信号が
コマンド情報であると識別された場合には、
コマンド/画像識別回路70−3は、コマン
ド認識(CACK)信号を発生し、コマンドを
受信している期間中、この信号を信号線70
−103を介して、アンドゲート70−4お
よび70−5と、CPU回路ブロツク10と
に供給する。このとき、アンドゲート70−
4および70−5には、それぞれ、信号線7
0−101および70−102を介して
VIDEO信号およびCLK信号がすでに入力さ
れているので、CACK信号の入力により、ア
ンドゲート70−4および70−5はコマン
ド信号およびクロツク信号を受信コマンドレ
ジスタ70−10に供給する。コマンド受信
が終了してCACK信号が滅勢されると、その
時点でCPU回路ブロツク10には割込みが
かかり、CPU回路ブロツク10は信号線1
36−1およびアドレスデコーダ70−11
を介し、受信コマンドレジスタ70−10に
アドレス指定信号(ADR信号)を供給して
受信コマンドレジスタ70−10のアドレス
を指定し、さらに、信号線136−2を介し
てデータバツフア70−12にI/O読出し
コマンド(I/O RC)信号を供給して、
データバツフア70−12を出力モードに設
定する。かかる動作により、受信コマンドレ
ジスタ70−10に蓄えられたコマンドがデ
ータバツフア70−12およびデータ信号線
136−5を介してCPU回路ブロツク10
に読取られる。
一方、コマンド/画像識別回路70−3
が、光フアイバネツトワーク700から伝送
されてくるVIDEO信号が画像情報であると
判別したときは、コマンド/画像識別回路7
0−3は画像認識(IACK)信号を発生し、
この信号を画像情報を受信している期間中信
号線70−104を介してアンドゲート70
−20および70−21と、CPU回路ブロ
ツク10とに供給する。このとき、アンドゲ
ート70−20および70−21には、それ
ぞれ、信号線70−101および70−10
2を介してVIDEO信号およびCLK信号が供
給されているので、IACK信号の入力によ
り、アンドゲート70−20および70−2
1は画像情報信号およびクロツク信号を再生
回路70−25に供給する。そして、再生回
路70−25は、CPU回路ブロツク10か
ら供給される原稿サイズ指定信号(FULL
FO信号)に従つて、伝送されてきた画像情
報からのプリンタ部600の起動要求信号で
あるPRINT START FO信号、垂直同期信
号であるVSYNC FO信号、1ライン分の画
像信号の有効出力期間を示す信号である
VIDEO ENABLE FO信号、原稿1枚分の
画像信号の有効出力期間を示す信号である
SCAN ENABLE信号、本システムに転送さ
れてきた画像信号であるVIDEO FO信号お
よびクロツク信号であるCLK FO信号を再
生し、それらの信号を交換機40に出力す
る。また、受信した画像情報を、光フアイバ
ネツトワーク700内の他システムに送信す
る必要がある場合、また、受信した画像情報
が本システム宛でない場合は、CPU回路ブ
ロツク10は予めコマンド信号を解読してそ
の旨を認識し、信号線70−110を介して
伝送要求信号(TRSMTR信号)をアンドゲ
ート70−30および70−31に供給し、
双方のアンドゲートからVIDEO信号および
CLK信号を、それぞれ、オアゲート70−
35および70−36、電気/光信号変換器
(E/O変換器)70−40および70/4
1、および、光フアイバケーブル703およ
び704を介して、他システムに伝送する。
本システムから光フアイバネツトワーク7
00上の他システムに送信を行う場合、ま
ず、CPU回路ブロツク10はTRSMTR信号
を滅勢し、アンドゲート70−30および7
0−31からの出力を終了する。次いで、信
号線136−1およびアドレスデコーダ70
−11を介して送信コマンドレジスタ70−
50、コマンド識別信号発生器70−51お
よび転送クロツク発生器70−52にADR
信号を供給して、そのアドレスを指定し、さ
らに、信号線136−3を介してデータバツ
フア70−12にI/O書込みコマンド
(I/O WC)信号を供給して、データバ
ツフア70−12を入力モードに設定する。
それにより、送信用コマンドレジスタ70−
50には、まず、コマンド識別信号発生器7
0−51が発生したコマンド識別信号が書込
み、次いで、データバツフア70−12から
コマンドデータが書込まれる。コマンドデー
タの書込みが終了した時点で、転送クロツク
発生器70−52は、送信コマンドレジスタ
70−50がコマンドデータをE/O変換器
に直列転送する数と等しい数のクロツクパル
スを発生し、そして、コマンドデータおよび
クロツクパルスは、それぞれ、VIDEO信号
およびCLK信号として、E/O変換器70
−40および70−41から光フアイバケー
ブル703および704に出力される。
次に、画像情報を送信するときは、交換機
40内のシグナルセレクタFから出力された
PRINT START FI信号、VSYNC FI信
号、VIDEO FI信号およびCLK FI信号が、
変換回路70−55により直列なVIDEO信
号およびCLK信号に変換され、それぞれ、
信号線70−111および70−112、オ
アゲート70−35および70−36、およ
び、E/O変換器70−40および70−4
1を介し、光フアイバケーブル703および
704に出力される。
(4) リーダ操作部 第14図はリーダ操作部550を示し、ここ
で、551はアプリケーシヨンフアイル番号表
示器であり、デイスクメモリに登録してある編
集業務用のアプリケーシヨンフアイルの登録番
号を表示する。552は枚数表示器であり、プ
リンタ部600により複写を行う場合(以下、
ローカルコピーとする)、および、光フアイバ
ネツトワーク700上の他システムに画像情報
を送信して、そのシステムにおいて複写を行う
場合の設定枚数を表示する。553は紙サイズ
セレクトキーであり、“PAPER SELECT”キ
ーの押下げによりA3サイズとA4サイズとが切
換わつて一方が選択され、選択された側の表示
灯が点灯する。554は複写枚数の設定を行う
テンキー、555は設定枚数およびフアイル番
号を消去する“CLEAR”キー、556は複写
作業を中断させる“STOR”キーである。55
7および558は、それぞれ、画像情報の受信
中および送信中を示す表示灯である。
561はDDX回線を用いて構外のシステム
を選択するセレクトキー群、562は光フアイ
バネツトワーク700上の構内のシステムを選
択するセレクトキー群であり、そのうち、56
3は本システムのプリンタ部600を選択する
セレクトキーである。各キーの下には2個の表
示器を配設し、各キーの押下げにより送受信時
の相手先を選択した場合に、押下げられたキー
の左下の表示器が点灯し、送受信時にエラーが
生じた場合に、右下の表示器が点灯する。
565は“COPY”キーであり、ローカルコ
ピーまたは送信を行う場合(以下、コピーモー
ドとする)に選択し、566は“EDIT”キー
であり、リーダ部500を用いて画像編集を行
う場合(以下、エデイツトRモードとする)に
選択する。双方のキーにはその上方に表示灯が
設けられ、そのとき、選択された側の表示灯が
点灯する。567は“ENTER”キーで、ロー
カルコピーまたは構内送信時に、複写枚数を設
定する際に押下げする。568は
“EXECUTE”キーで、コピーモードまたはエ
デイツトRモードの実行開始の際に押下げす
る。
(5) プリンタ状態表示部 第15図はプリンタ状態表示部650を示
し、ここで、651は電源状態表示灯であり、
プリンタ部600の電源が投入されているとき
に点灯する。652はレデイ灯であり、プリン
タ部600の画像処理制御部100からの画像
情報を受入れ可能なときに点灯する。
653はオンラインセレクトキーであり、そ
の上部に表示灯を有し、プリンタ部600と画
像処理制御部100をオンラインに接続すると
きに押下し、同時に表示ランプが点灯する。6
54はテストプリントキーであり、プリンタ部
600をチエツクするときに押下して、プリン
タ部600にテストパターンを描かせる。
655は原稿サイズ表示および選択部であ
り、上述のオンライン状態では、この部分で原
稿サイズを設定できないようにする。656−
1,656−2,656−3は操作者において
除去可能なプリンタ部600のエラーを表示す
るエラー表示器であり、656−1はジヤム、
656−2はトナーなし、および656−3は
複写用紙なしを表示する。657は操作者に除
去不可能なプリンタ部600のエラーを表示す
るエラー表示器である。
(6) 画像編集の方法 画像編集はバツフアメモリ22とデイスクメ
モリ90との間でDMA転送を適宜に行つて実
行する。すなわち、リーダ部500で読取られ
たA4サイズの原稿1枚分の画像情報を、バツ
フアメモリ22の所定のアドレスに格納し、そ
の画像情報の一部をDMAコントローラ80を
介してデイスクメモリ90に格納する。そこで
バツフアメモリ22を消去し、先にデイスクメ
モリ90に格納した画像情報を再びバツフアメ
モリ22の所望のアドレス空間に復帰し、その
画像データをプリンタ部600にて複写するこ
とによつて、原稿の不要部分をトリミングした
複製物を得ることができる。
このような画像を位置変更、トリミング等の
画像編集は、第3−2図示のコマンドメニユ部
220から入力したコマンド(後述)に基いて
作成する画像処理のプログラムに従つて行う。
そのような画像処理のプログラムは、デイスク
メモリ90に格納することができ、その格納さ
れた画像処理プログラムをアプリケーシヨンフ
アイルと定義する。また、デイスクメモリ90
に格納される画像情報をイメージフアイルと定
義する。これらのフアイルをデイスクメモリ9
0に登録する際には、前述のように、そのフア
イルにはフアイル名としての2桁のフアイル番
号を付し、また、そのフアイルを消去可能とす
るか否かを指示する。
第16図A、BおよびCは、簡単な画像編集
の例を示す。まず、同図Aに示す1枚目原稿L
1をリーダ部500で読み取り、その画像情報
をバツフアメモリ22に格納する。原稿載置部
240およびスタイラスペン280によりA点
とB点とを指定して、格納された画像情報か
ら、M1の範囲内の画像情報を抜出し、その画
像情報M1に、例えば、フアイル番号“01”を
付してデイスクメモリ90に登録する。2枚目
の原稿L2についても同様にして、同図Bに示
すように、C点とD点とを指定して抜出された
画像情報M2に、フアイル番号“02”を付して
デイスクメモリ90に登録する。次にバツフア
メモリ22をすべて消去し、同図Cに示すよう
に、E点およびF点を指定して、フアイル番号
“01”および“02”のイメージフアイルに格納
された領域M1およびM2内の画像情報を、それ
ぞれ、バツフアメモリ22のN1およびN2の領
域に対応するアドレス空間に転送する。すなわ
ち、バツフアメモリ22には、A4サイズの原
稿1枚分の画像情報が、画像情報N1およびN2
を第16図Cのように配置した状態で、格納さ
れている。
そのバツフアメモリ22の内容をプリンタ部
600に転送して複写を行い、所望の編集画像
L3を得る。
(6.1) コマンドの意味 画像編集の際の編集コマンドについて説明
する。編集コマンドは、第17図のように、
コンソール部200上のコマンドメニユ部2
20により入力し、画像処理部(CPU回路
ブロツク)10は、その編集コマンドに基い
て画像編集を行う。ここで、Cは、第3−2
図のコマンドキー群222のブロツク内のコ
マンドであり、所望のコマンドキー222の
押下またはアルフアベツトキー群223の押
下により入力し、そのコマンドキーに対応し
た画像処理を行うことができる。Pはパラメ
ータであり、座標等を指定する。パラメータ
Pの入力手順は、コマンドキーの押下の後に
括弧を開き、パラメータを入力し、その後に
括弧を閉じることで行う。パラメータは、コ
マンドとの対応から、必要に応じて数種類入
力でき、各パラメータの間に“,”キーを押
下して、それらパラメータを区別する。
(CR)はキヤリジリターンであり、第3−2
図のキー225を、1つの編集コマンドの入
力終了時に押下することを示す。画像処理部
10が実行する編集コマンドと、その意味を
以下に列挙する。なお、各コマンド直後の
(CR)は、コマンド入力時に、その末尾にキ
ヤリジリターンキー225を付加することを
示す。
(1) DZ(デイザコードA、デイザコードB、
X0,Y0,X1,Y1)(CR) リーダ部500で読取つた原稿画像を2
値化する際に、原稿画像全体をどのような
デイザコードAで読み、また、X0,Y0,
X1およびY1で決定される指定領域をどの
ようなデイザコードBで読むかをデイザコ
ントローラ54に指定する。デイザコード
AおよびBは、例えば、00,01,02,03,
04および05までの6種のうち、いずれかを
指定する。ここで、00〜04は画像濃度を調
整する入力であり、5段階に調整できる。
また、05を指定すると写真等を読取る際に
中間調が表現される。なお、特定領域は複
数箇所の指定が可能である。
(2) RE(CR) リーダ部500を起動し、CCD57
0,580および590が読取つたA4サ
イズの原稿1枚分の画像情報をバツフアメ
モリ22に格納する。このコマンドにはパ
ラメータを付加しない。
(3) CR(フアイル番号、フアイルタイプ、
X0,Y0,X1,Y1)(CR) デイスクメモリ90上にイメージフアイ
ルを格納する空間を確保して、フアイル情
報をフアイルインデツクステーブル(第1
0−4図参照)に登録する。すなわち、パ
ラメータとして、操作者が任意に指定する
2桁のフアイル番号と、フアイルタイプ
“00”と、バツフアメモリ20のアドレス
上の位置X0(mm)およびY0(mm)と画像の
大きさX1(mm)およびY1(mm)とを入力す
る。
(4) ST(フアイル番号、フアイルタイプ)
(CR) バツフアメモリ22上の画像情報をデイ
スクメモリ90に格納する。このコマンド
はCR(…)コマンドによつてデイスクメモ
リ90上のインデツクステーブルに登録さ
れたフアイル情報に基いて実行される。
(5) LO(フアイル番号、フアイルタイプ)
(CR) ここで入力するフアイル番号で示すイメ
ージフアイルのインデツクステーブルFIT
2に書込まれた画像位置を変更する。すな
わち、このコマンドを入力すると、CPU
回路ブロツク10はオープン処理によつて
デイスクメモリ90のインデツクステーブ
ルから該当するフアイル情報を検索し、そ
のフアイルの座標情報をCRT300に表
示する。イメージフアイル操作のコマンド
であるので、フアイルタイプは“00”であ
る。
(6) ADR(X0,Y0)(CR) LO(…)コマンドにより指定したイメー
ジフアイルの変更位置X0およびY0を入力
する。LO(…)コマンドの直後にこのコマ
ンドを入力する。
(7) CL(CR) バツフアメモリ20に格納されている画
像情報を消去する。
(8) LD(フアイル番号、フアイルタイプ
“00”)(CR) デイスクメモリ90内のイメージフアイ
ルを、そのフアイルに該当するデイスクメ
モリ90内のフアイルインデツクステーブ
ルに示す位置情報X0およびY0に基いて、
バツフアメモリ22に格納する。
(9) DE(フアイル番号、フアイルタイプ)
(CR) ここで入力するフアイル番号およびフア
イルタイプのフアイルをデイスクメモリ9
0から消去する。
(10) PR(複写枚数)(CR) バツフアメモリ22に格納された画像情
報をプリンタ部600に転送し、入力した
枚数分だけ複写する。
(11) XR(フアイル番号、フアイルタイプ
“02”)(CR) 編集ステーシヨン制御部450がデイス
クメモリ90からアプリケーシヨンフアイ
ルを読出すときに用いる。画像処理部10
はこのコマンドを受取ると、デイスクメモ
リ90から該当するアプリケーシヨンフア
イルを検索し、編集ステーシヨン制御部4
50に転送する。
(12) ED(フアイル番号、フアイルタイプ
“02”)(CR) 操作者がコンソール部200によつて作
成し、編集ステーシヨン制御部450の
RAM456に格納されたコマンド群から
なる画像編集プログラムを、アプリケーシ
ヨンフアイルとしてデイスクメモリ90に
登録するときに用いる。このとき画像処理
部10は、デイスクメモリ90のインデツ
クステーブルを検索し、同一のフアイル番
号をもつアプリケーシヨンフアイルがデイ
スクメモリ90内に登録されていないこと
を確認した上で編集ステーシヨン制御部4
50にコマンド群を転送する指令信号を出
力する。
(13) DIR(CR) デイスクメモリ90のインデツクステー
ブルに登録されているアプリケーシヨンフ
アイルおよびイメージフアイルのフアイル
番号、フアイルタイプおよび座標情報を
CRT/コンソール部コントローラ470
に転送し、CRT300に表示する。
(14) KL(CR) 画像処理部10が編集ステーシヨン制御
部450を、自らの管理下から解放する。
上述の諸コマンドにおいて、フアイル番
号、領域(X0,Y0,X1,Y1)位置(X0,
Y0)、およびプリント枚数は、直接数値入力
するほか、それらを変数として入力すること
ができる。例えば、フアイル番号をN、領域
をF、位置をP、およびプリント枚数をSと
し、後述のアプリケーシヨンフアイルを作成
することができる。
(6.2) エラーメツセージ 以上のコマンドの処理過程において、画像
処理部10がエラーを認識した場合には、画
像処理部10はエラーコードとエラーコメン
トとを編集ステーシヨン制御部450に供給
し、CRT300上に表示させる。第18図
はその表示形式を示し、ここで、ENは16進
数で表示するエラーコードであり、ECはエ
ラーコメントである。
以下に、エラーコードおよびエラーコメント
と、その内容とを列挙する。
(1) エラーコード01:FILE NOT FOUND 操作者が指定したフアイルがデイスクメ
モリ90に登録されていない。
(2) エラーコード02:COORDINATE
ERROR 操作者が入力した座標情報X0,Y0,X1
およびY1に誤りがある。このエラーコー
ドに対応するコマンドはCR(…)コマンド
およびADR(…)コマンドであり、このエ
ラーコードが発生する場合としては、例え
ば、入力した座標情報が負の数であつた場
合、0〜9および変数数FまたはP以外の
キヤラクタを含んでいた場合のほか、本実
施例で編集可能なA4サイズの範囲を越え
た、次式(2)のような場合である。
X0+X1>297mmまたはY0+Y1>210mm
(2) (3) エラーコード06:INDEX BLOCK
OVER デイスクメモリ90に登録するフアイル
の総数が、予め設定した値、すなわち、本
実施例では50を超過したことを意味する。
すなわち、CR(…)コマンドまたはED
(…)コマンドにより新たにフアイルを登
録しようとするときに、デイスクメモリ9
0には既に登録済みのフアイルが50に達し
ており、新規登録が受付けられない旨をこ
のエラーコードにより示す。
(4) エラーコード07:NO VACANT
SECTOR デイスクメモリ90の使用状況を示すセ
クタビツトマツプテーブル(第10−3図
参照)を参照して、新規フアイルを登録す
るのに必要な空きセクタがないことを意味
する。すなわち、デイスクメモリ90が全
部使用されておりCR(…)コマンドまたは
ED(…)コマンドにより新たにフアイル登
録を行うことができないことを、このエラ
ーコードにより示す。
(5) エラーコード08:FILE ALREADY、
REGISTERED あるフアイル番号を付してフアイルを新
規登録しようとするときに、既にそのフア
イル番号と同一のフアイル番号をもつフア
イルがデイスクメモリ90に登録されてい
ることを示す。
(6) エラーコード0A:FILE TYPE
ERROR 登録しようとするフアイルに誤つたフア
イルタイプを入力した場合に発生する。例
えば、イメージフアイルを扱うCR(…)コ
マンドを入力する際に、アプリケーシヨン
フアイルのフアイルタイプを示す“02”を
用いたときに発生する。
(7) エラーコード0B:VACANT FILE
INDEX DIRコマンドによりインデツクステーブ
ルを検索した結果、デイスクメモリ90に
はフアイルが一切登録されていない状態を
示す。
(8) エラーコード0C:PRINTER ERROR PR(…)コマンドによりプリンタ部60
0を起動したとき、プリンタ部600側に
ジヤム等の機械的エラ−が発生したことを
示す。
(9) エラーコード0D:ILLEGAL COPY
VOLUME PR(…)コマンドによつて指定する複写
枚数が、プリンタ部600の同時に複写が
可能な設定枚数、例えば、99枚を越えたこ
とを示す。
(10) エラーコード0E:READER ERROR リーダ部500が画像処理部10の管理
下にないことを示す。例えば、リーダ部5
00の電源が接続されていないこと、ある
いは、信号線501が接続されていないこ
と等を示す。
(11) エラーコード0F:PRINTER NOT
READY プリンタ部600内の定着器(不図示)
の温度が、規定値に達していないことを示
す。
(12) エラーコード10:PRINTER NOT
ON LINE エラーコード0Eと同様に、プリンタ部
600が画像処理部10の管理下にないこ
とを示す。
(6.3) 編集手順 第19図、第20図、第21図および第2
2−1〜22−6図を用いて、編集ステーシ
ヨン400を用いた画像情報の編集手順を示
す。
編集ステーシヨン400が起動すると、ま
ずステツプS1にてCRT300の画面の表示
分割およびシステム定数の初期化が行われ
る。CRT300は横40文字、縦24行の表示
が可能な画面301を有する。第22−1図
は画面301の表示分割の一例を示し、ここ
で、第1行から第19行までの310はワーキ
ングエリアであり、画像処理部10から編集
ステーシヨン400に転送されるキヤラクタ
の表示等を行う。第20行目の320はブラン
クエリアであり、このエリアには表示をせ
ず、ワーキングエリア310と以下の各エリ
アとの境界を操作者に明らかにする。第21行
目の330はモード表示エリアであり、操作
者が編集ステーシヨン400をどのモード
(後述)で用いているかを表示する。第22行
目の340はメツセージエリアであり、編集
ステーシヨン制御部450が操作者に対し
て、次に入力すべきコマンドやパラメータ、
またエラーコード等を表示する。第23行目の
350はユーザ入力エリアであり、操作者が
入力したフアイル番号等のキヤラクタをモニ
タする。第24行目の360はステータス表示
エリアであり、画像処理部10のステータス
を表示して操作者に知らせる領域である。
その他の初期化として、コマンドの入力が
あつた場合に、画像処理部10からエコーバ
ツクされたコマンドをワーキングエリア31
0に表示し、キヤリツジリターンコードを認
識して、画像処理部10から送り返される次
のコマンドを次の行の左端より表示し、ま
た、コマンドが1行目から19行目まで表示さ
れた場合にはワーキングエリア310を1行
ずつスクロールアツプし、コマンドが、常に
ワーキングエリア310に収められるように
する。
編集ステーシヨン400が画像処理制御部
100とオンライン状態にないときには、第
22−1図の画面301を、例えば、すべて
青色とし、メツセージエリア340に操作者
のオンライン要求、すなわち、
“REQUEST”キーを受付けるメツセージと
して“NOT READY.ENTER REQUEST
KEY”と表示し、ステツプS2にて
“REQUEST”キーの入力を待つ。
編集ステーシヨン400は、大別して二つ
のモード、すなわち、エコーモードおよびエ
デイツトモードで動作する。エコーモードは
コンソール部200により操作者が入力した
キヤラクタをそのまま画像処理部10に転送
し、また、画像処理部10から編集ステーシ
ヨン400に転送されるキヤラクタを、その
ままCRT300に表示するモードである。
エデイツトモードはアプリケーシヨンフアイ
ルの作成、修正および画像処理部10に実行
指令を与えるモードであり、このモードでは
操作者が入力したキヤラクタは、まず編集ス
テーシヨン制御部450内のRAM456に
一時記憶され、操作者がCRT300上で任
意に修正した後に画像処理部10に転送され
る。また、エデイツトモードにおいて、デイ
スクメモリ90から画像処理部10を介して
編集ステーシヨン制御部450に転送される
アプリケーシヨンフアイルを受信する期間
を、特にコマンドモードとする。
第21図は、各モードにおいてキー入力が
あつた場合の編集ステーシヨン制御部450
の動作を示す。まず、ステツプSAにてモー
ドの判定を行い、その結果、エコーモードと
判定された場合はステツプSBに進み、画像
処理部10からエコーバツクされたキヤラク
タをワーキングエリア310に表示し、ステ
ツプSGに移行して、第19図示の通常ルー
チンに復帰する。エデイツトモードと判定さ
れた場合はステツプSCに進み、この、モー
ドではワーキングエリア310がスクリーン
エデイタにより使用中であるため、キヤラク
タをユーザ入力エリア350に表示し、ステ
ツプSGに移行する。また、コマンドモード
と判定された場合は、ステツプSDに進み、
アプリケーシヨンフアイルの受信が完了した
か否かを判別する。ここで、肯定判定であれ
ばステツプSFに移行して、アプリケーシヨ
ンフアイルの受信完了フラグをセツトし、ス
テツプSGに移行する。一方、否定判定であ
れば、ステツプSEに進み、転送されてきた
キヤラクタをRAM456に順次蓄積し、ス
テツプSGに移行する。“REQUEST”キー
を指示することによりステツプS3に進み、
編集ステーシヨン400はエコーモードに設
定され、ステツプS4にて画像処理部10に
画像編集プログラムの起動要求信号を出力す
る。次に、ステツプS5にて画像編集プログ
ラムの起動確認を行い、ここで否定判定であ
ればステツプS4に移行し、肯定判定であれ
ばステツプS6に進む。ステツプS6では、
CRT300の画面を、例えば、全面黒色と
なし、メツセージエリア340に緑色文字で
“ON−LINE”と表示して、操作者に編集プ
ログラムの起動要求が有効となつたことを知
らせ、また、モード表示エリア330には、
“ECHO MODE”と表示して、編集ステー
シヨン400がエコーモードで動作すること
を知らせ、ステツプS7にてコマンド入力を
待つ。
ステツプS8はコンソール部200から入
力されたコマンドキーの入力判定を行い、そ
の判定結果に従つてステツプS10,S15,
S20,S25またはS30に移行する。
エコーモードにおいては、CRT300の
スクリーンエデイツト機能が存在しないの
で、スクリーンエデイツトに関するキー群2
29の入力があつた場合には、ステツプS10
にて無効入力として処理され、ステツプS7
に移行して次の入力を待つ。また、エデイツ
トモード終了のためのキー、すなわち、編集
リセツトキーおよび編集終了キーの入力があ
つた場合も同様に処理される。
キー群222内のコマンドキヤラクタの入
力があつた場合には、ステツプS15を経てス
テツプS16に進み、入力されたコマンドが画
像処理部10に転送され、そのコマンドに応
じて本システムが動作する。例えば、第23
−2図のように、“RE”キーを入力すると、
画面301には文字“RE”が表示され、キ
ヤリツジリターンキー225を指示すること
によりリーダ駆動信号がリーダ部500に供
給されて原稿画像の読取りが行われる。
座標入力要求キー227、すなわち、“位
置指定”キーおよび“領域指定”キーを指示
すると、ステツプS20に進み、原稿載置部2
40上の所望の点をスタイラスペン280で
指示することが可能となる。編集する領域を
指定して画像編集を行う場合、“領域指定”
キーを指定するとメツセージエリア340
に、例えば、“ENTER TOP RIGHT
POSITION”と表示し、ワーキングエリア
310の左半分を白色となして、操作者にA
点(第10−5図参照)の指示を促すととも
に、ワーキングエリア310の左半分を白色
とし、画像情報の編集領域315を表示す
る。
操作者がA点を指示すると第22−3図示
のように、画像編集領域311上に、A点と
対応する点A′の縦方向および横方向に、例
えば、緑色で座標表示線312を表示し、ま
た、ユーザ入力エリア350に、A点のXお
よびY座標、すなわち、X0およびY0をmm単
位で表示する。次に、メツセージエリア33
0に、“ENTER BOTTOM LEFT
POSITION”と表示して、操作者にB点の
入力を促す。B点が入力されると、ステツプ
S21により、B点の座標およびA点の座標か
ら編集画像の縦および横の長さX1およびY1
を算出し、次いでステツプS22にて、A点と
B点の入力により指定された編集領域を、第
22−4図示のように、画像編集領域311
上の対応する領域313に、例えば、赤色で
表示する。同時に、メツセージエリア330
には“OK!AREA IS RECOGNIZED”と
表示し、操作者に編集領域指定の完了を知ら
せるとともに、ユーザ入力エリア350に、
X0,Y0,X1およびY1をmm単位の数値で表
示する。次いでステツプS16に移行し、これ
らの数値を画像処理部10に転送する。
また、位置を指定して画像編集を行う場合
は、“位置指定”キーを指示する。この場合
は、1点のみを指定、すなわち、領域指定の
場合のA点のみを指定する。その点が入力さ
れると、例えば、赤色で座標表示線312を
表示し、ユーザ入力エリア350にはX0お
よびY0をmm単位で表示する。このように編
集ステーシヨン400が指定位置を認識する
と、メツセージエリア330に“OK!
POSITION IS RECOGNIZED”と表示し
て操作者に座標が有効に入力されたことを知
らせるとともに、画像処理部10にX0およ
びY0の数値情報を転送する。
領域指定または位置指定が終了するとステ
ツプS7に戻り、編集ステーシヨン400は
再びコンソール部200からの入力を待ち、
新規コマンドの入力によつて、領域指定また
は位置指定の実行前に表示していたコマンド
と指定された座標とを、第22−2図のよう
に、ワーキングエリア310上に表示する。
また、“領域指定”キーまたは“位置指定”
キーを指示してから、座標入力を行うまでの
間に、操作者が他のコマンドキーを指示した
場合には、領域指定または位置指定の座標入
力待ちの状態が解除されて、“領域指定”キ
ーまたは“位置指定”キーの指示前に表示し
ていたコマンドをワーキングエリア310に
表示する。
編集ステーシヨン400を画像処理部10
の管理下から解放し、オンライン状態を解す
除る場合は、アルフアベツトキー群223を
用いてKLコマンドを入力する。このときス
テツプS25を経てステツプS26に進み、“KL”
の文字情報を画像処理部10に出力して、そ
の画像編集用プログラムの終了を要求し、ス
テツプS27に進む。このステツプS27におい
て、編集ステーシヨン制御部450が画像処
理部10の編集用プログラムが終了していな
いことを検知すると、否定判定がなされ終了
入力を無効とし、ステツプS7に移行する。
また、ステツプS27にて肯定判定がなされる
と、オンライン状態は解除されて、ステツプ
S1に移行する。
アプリケーシヨンフアイル関係のキー群2
28の入力、すなわち、“定形業務”キー,
“アプリケーシヨンフアイル呼出し”キー,
および“アプリケーシヨンフアイル作成”キ
ーの指示があつた場合には、第21図のよう
に、ステツプS30にて編集ステーシヨン40
0はエデイツトモードに設定される。
ここで、“アプリケーシヨンフアイル作成”
キーは、新しいアプリケーシヨンフアイルを
作成する際に指示するキーであり、“アプリ
ケーシヨンフアイル呼出し”キーは、デイス
クメモリ90に登録されているアプリケーシ
ヨンフアイルを呼出して修正を加える際に指
示するキーであり、そして、“定形業務”キ
ーは、アプリケーシヨンフアイルを呼出し、
そのコマンド列を順次画像処理部10に転送
して画像編集を行う際に指示するキーであ
る。
それらのキーの入力があると、ステツプ
S31にて定形業務、アプリケーシヨンフアイ
ル呼出しおよびアプリケーシヨンフアイル作
成の各場合についての入力判定を行う。エデ
イツトモードにおいては、アプリケーシヨン
フアイルを扱うため、フアイル番号の指定が
不可欠である。そこで、どの場合について
も、まずステツプS32にて、編集ステーシヨ
ン制御部450はCRT300の画面を、例
えば青色とし、メツセージエリア340に
“ENTER FILE NO.AND CARRIAGE
RETURN”と表示し、操作者にフアイル番
号の入力を要求する。そして、“EDIT
MODE”と、モード表示エリア330に表
示して編集ステーシヨン400がエデイツト
モードにあることを操作者に知らせ、CRT
300の画面を黒色に戻し、各場合につい
て、それぞれの処理手順に従つて以下の処理
を実行する。
まず、アプリケーシヨンフアイル作成の手
順を述べる。ステツプS32において、アプリ
ケーシヨンフアイル番号が入力されると、ス
テツプS40にて、編集ステーシヨン制御部4
50はメツセージエリア340に“ENTER
MENU!”と表示し、操作者にアプリケー
シヨンフアイルの作成を促す。そして、カー
ソル302をワーキングエリア310の左上
隅に点滅させてコマンドの入力を待ち、そし
て、操作者は所望のコマンド群を順次入力し
て、編集プログラムを作成していく。1つの
コマンドを入力し、さらにキヤリツジリター
ンを付加することによつて、そのコマンドは
編集ステーシヨン制御部450内のRAM4
56に転送され、同時に、ワーキングエリア
310に表示される。このように、入力され
たコマンド群はRAM456上に格納される
ので、スクリーンエデイツトキー群229を
指示することによつて、スクリーンエデイツ
ト機能、すなわち、カーソル302の点滅し
ている行あるいは文字の消去、新しい行ある
いは文字の挿入、および、カーソル302の
移動等を実行できる。編集プログラムの新し
い行の作成によつて、ワーキングエリア31
0の収容可能行数を越えた場合には、エコー
モードと同様にワーキングエリア310は1
行ずつスクロールアツプされる他、カーソル
302の上および下移動によつてもワーキン
グエリア310はスクロールアツプおよびス
クロールダウンされる。
アプリケーシヨンフアイルの作成において
は、領域指定入力の処理はエコーモードと同
様に実行されるが、位置指定入力の処理は次
のように実行される。アプリケーシヨンフア
イル作成において入力する位置指定は、LO
(…)コマンドの次に入力するADR(…)コ
マンドの座標X0およびY0の入力に関するも
のであるから、予めLO(…)コマンドが入力
されていることを確認し、そして、すでに入
力されているコマンド群からCR(…)を検索
して、同じフアイル番号の座標情報X0,
Y0,X1およびY1を抽出する。その結果、そ
れら座標情報を抽出し得なかつた場合は、エ
コーモードと同様に第22−2図示の処理を
行う。これに対し、それら座標情報を抽出し
得た場合は、第22−5図に示すように、ワ
ーキングエリア310の右半面を、例えば、
白色とし、その面内に、X0,Y0,X1および
Y1で定まる領域314Aを、例えば、緑色
で表示する。そして、ワーキングエリア31
0の左半面を白色とし、その面内にLO(…)
コマンドおよびADR(…)コマンドにより新
たに指定された座標X0′およびY0′で定まる
領域314Bを赤色で表示する。また、双方
の領域314Aおよび314Bの右上隅に
は、イメージフアイルのフアイル番号FNを
表示する。
なお、X0′,Y0′,X1およびY1で形成され
る新たな編集領域が編集可能な領域を越える
場合には、X0′およびY0′の入力を無効とし、
新たな有効入力を待つ。座標情報の入力によ
つて表示されている編集画像領域は、コマン
ドの入力によつて消去され、作成中のコマン
ド群を再び表示する。
“トレース”キーの入力があつた場合は、
作成中のプログラムのコマンド群からLO
(…)コマンドと、そのフアイル番号と等し
いフアイル番号をもつCR(…)コマンドとを
検索し、第22−6図に示すようにCRT3
00の画面左側を、例えば、白色として、そ
の面内に座標情報X0,Y0,X1およびY1か
ら定まる領域316Aおよび317Aを赤色
で表示し、さらに、その領域の右上隅にその
イメージフアイルのフアイル番号FNを表示
する。画面右側は、これを例えば青色とし
て、その面内には変更した座標位置情報
X0′およびY0′とX1およびY1とから定まる領
域316Bおよび317Bを緑色で表示す
る。また、画面中央部には右向きの矢印31
8を表示して、画像の移動を示す。
イメージフアイルの移動の表示がすべて終
了すると、メツセージエリア340には
“END OF TRACE MODE”と表示され
て、トレースの終了を操作者に知らせる。そ
こで操作者が、コンソール部200上の任意
の一点を指示すると、作成中のアプリケーシ
ヨンフアイルのコマンド群が再び表示され
る。
すなわち、現在トレースを行つているアプ
リケーシヨンフアイルによつて、画像情報が
どこに移動されるかが視覚により理解でき
る。
アプリケーシヨンフアイル作成において
は、前述したように、イメージフアイル番
号、編集画像領域(X0,Y0,X1,Y1)、編
集画像の変更位置(X0′,Y0′)およびプリ
ント枚数を数値で指定する他、それらを変数
としてプログラムを作成し、画像編集に柔軟
性を持たせることができる。例えば、変数を
用いてトリミングを行うアプリケーシヨンフ
アイルとして、次のようなコマンド群を構成
することができる。
(1) RE(CR) リーダ部500により原稿を読取り、バ
ツフアメモリ22に格納 (2) CR(N,0,F)(CR) デイスクメモリ90上に、フアイル番号
N、領域F(X0,Y0,X1,Y1)のイメー
ジフアイルを格納する空間を確保 (3) ST(N,0)(CR) (2)のイメージフアイルをデイスクメモリ
90にフアイル番号Nとして登録 (4) LO(N,0)(CR) フアイル番号Nのイメージフアイルの位置
変更 (5) ADR(P)(CR) 変更位置をP(X0′,Y0′)とする (6) CL(CR) バツフアメモリ22の消去 (7) LD(N,0)(CR) バツフアメモリ22にフアイル番号Nの
イメージフアイルを格納 (8) DE(N,0)(CR) フアイル番号Nのイメージフアイルを消去 (9) PR(S)(CR) バツフアメモリ22に格納された画像情
報をS枚複写する。
すなわち、フアイル番号N、編集画像領域
をF、画像位置をPおよび複写枚数をSとし
てアプリケーシヨンフアイルを作成する。
このように、操作者がアプリケーシヨンプログ
ラムを作成し、その作成が終了したときは、操作
者は、ステツプS34にて編集終了キーを入力す
る。このときステツプS35に進み、編集ステーシ
ヨン制御部450はメツセージエリア340に
“STORE THIS COMMAND FILE?”と表示
し、RAM456に格納されているアプリケーシ
ヨンプログラムを、フアイルとしてデイスクメモ
リ90に登録するか否かを確認する。このメツセ
ージに対し操作者が否定して“N”キーを入力す
るとステツプS36にて否定判定がなされ、編集ス
テーシヨン450はエデイツトモードを終了し、
画面301を消去してステツプS37に移行し、エ
コーモードに復帰する。
これに対し、操作者が“Y”キーを入力してフ
アイル登録を要求すると、ステツプS36にて肯定
判定がなされ、ステツプS38に進み、操作者が予
めステツプS32において設定したフアイル番号に
基いて、編集ステーシヨン制御部450はED
(…)コマンドを画像処理部10に送出し、アプ
リケーシヨンフアイル転送の許可をとる。そのフ
アイル番号と同一のフアイル番号をもつフアイル
がデイスクメモリ90上に登録されていなけれ
ば、ステツプS39にて否定判定がなされてステツ
プS40に進み、画像処理部10は編集ステーシヨ
ン制御部450に対してフアイル登録を許可し、
フアイルの転送が実行される。
フアイル登録が終了するとステツプS37に移行
し、エコーモードに復帰する。画像処理部10か
ら編集ステーシヨン制御部450に対して、作成
したフアイルと同一のフアイル番号をもつフアイ
ルが、すでに登録されている旨の信号が転送され
てきた場合には、ステツプS39にて肯定判定がな
されてステツプS41に進み、メツセージエリア3
40に、例えば、“FILE ALREADY
REGISTERED.DELETE OLD?”と表示して、
デイスクメモリ90内の該当するフアイル番号を
もつフアイルを消去するか否かを操作者に問う。
操作者が肯定した場合にはステツプS42に進
み、編集ステーシヨン制御部450は画像処理部
10に対しDE(…)コマンドを送出し、次いでス
テツプS38に戻る。操作者が否定した場合にはス
テツプS43に進み、編集ステーシヨン制御部45
0はメツセージエリア340に“ENTER FILE
NO.AND CARRIAGE RETURN”と表示し、
操作者に新しいフアイル番号の入力を促す。操作
者が新たなフアイル番号を入力するとステツプ
S38に移行する。
なお、EDコマンドに対する画像処理部10の
応答がエラーコード“08”以外であれば、編集ス
テーシヨン制御部450はアプリケーシヨンフア
イルの転送が不可能と判断し、画面301を消去
してエコーモードに移るとともに、メツセージエ
リア340には、対応するエラーコードを表示す
る。
次に、アプリケーシヨンフアイル呼出しキーの
指示があつた場合の処理手順を述べる。ステツプ
S32にてフアイル番号が入力されると、編集ステ
ーシヨン400はコマンドモードに設定され、編
集ステーシヨン制御部450は入力されたフアイ
ル番号に応じてXR(…)コマンドを画像処理部
10に出力する。そこで、ステツプS46にて画像
処理部10はデイスクメモリ90から該当するア
プリケーシヨンフアイルを呼出し、RAM456
に転送する。編集ステーシヨン制御部450はア
プリケーシヨンフアイルの受信を完了すると、ス
テツプS47にてエデイツトモードに再設定し、次
いでステツプS33に移行して、アプリケーシヨン
フアイル作成と同様の手順により、行および文字
の消去、挿入等を行つてアプリケーシヨンフアイ
ルを修正する。なお、画像処理部10からエラー
コードが送られてきた場合は、編集ステーシヨン
制御部450はCRT300の画面を消去してエ
コーモードに復帰するとともに、メツセージエリ
ア340とステータス表示エリア360とに、そ
れぞれ、エラーコードおよびそのエラーコードに
対応したエラーメツセージと、ステータスとを表
示する。
次に、定形業務入力処理の手順を述べる。操作
者が“定形業務”キーを指示し、所望のアプリケ
ーシヨンフアイルのフアイル番号を入力すると、
編集ステーシヨン制御部450は、アプリケーシ
ヨンフアイル呼出しの場合と同様に、指定された
フアイルをRAM456に格納する(ステツプ
S32,S45〜S47)。そして、ステツプS48にて編集
ステーシヨン制御部450はRAM456に格納
されたコマンド群を、その先頭から検索し、変数
N,F,PおよびSを探す。ステツプS49にて、
検索の結果それらの変数がなかつた場合には、ス
テツプS53に移行し、アプリケーシヨンフアイル
のコマンド群を1つずつ画像処理部10に転送す
る。これに対し、変数ありと判定したときはステ
ツプS50に進む。ステツプS50において、編集ス
テーシヨン制御部450が、まず変数Nを発見す
ると、CRT300のメツセージエリア340に
フアイル番号を入力するようにコメントを表示
し、そして、変数Nを操作者が入力した数値に置
換する。次に、変数Fを発見すると、メツセージ
エリア340に画像領域指定を行うように表示
し、変数Fを操作者が入力した値X0,Y0,X1お
よびY1に置換する。次に変数Pを発見すると、
メツセージエリア340に画像位置指定を行うよ
うに表示し、変数Pを操作者が入力した値X0′,
Y0′に置換するとともに、その位置指定入力が、
CR(…)とLO(…)コマンドとの組み合わせに係
るものであれば、第22−5図に示す処理を行
い、LO(…)コマンドのみに係るものであれば、
第22−2図示の処理を行う。また、変数Sを発
見すると、メツセージエリア340には、所望の
複写枚数を入力するよう表示し、変数Sを操作者
が入力した数値に置換する。
このように、コマンド群中のすべての変数を操
作者が数値に置換すると、ステツプS51に進み、
編集ステーシヨン制御部450は第22−6図示
のようなトレース処理を行つて編集形態をワーキ
ングエリア310上に表示し、次いで、ステツプ
S52にてメツセージエリア340に“OK?”と
表示して、画像編集形態が希望通りであるか否か
を操作者に確認する。操作者が、例えば、“N”
キーを指示してその確認に対して否定をすれば、
編集ステーシヨン制御部450はCRT300の
画面を消去し、ステツプS37に移行する。これに
対し、操作者が、例えば、“Y”キーを指示して
肯定した場合には、ステツプS53に移行し、編集
ステーシヨン制御部450は画面をそのまま保存
し、コマンド列を順次画像処理部10に転送し
て、所定のプログラムを実行させる。
画像処理部10は、送信されてきたコマンドキ
ヤラクタを編集ステーシヨン制御部450にエコ
ーバツクし、編集ステーシヨン制御部450はそ
のコマンドをステータス表示エリア360に表示
して、本システムのステータスを操作者に認識さ
せる。編集ステーシヨン制御部450は、画像処
理部10が一連のコマンドを実行し終えると、ス
テツプS37に進み、定形業務を終了し、エコーモ
ードに復帰する。画像処理部10によるコマンド
実行の過程でエラーが発生した場合には、編集ス
テーシヨン制御部450はコマンドの送信を中断
し、CRT300の画面を消去し、メツセージエ
リア340にエラーコードを表示して、エコーモ
ードに移る。
なお、上述のエデイツトモードでの処理、すな
わち、コマンドフアイル作成、コマンドフアイル
呼出しおよび定形業務による処理において、操作
者がステツプS33またはステツプS50の入力処理
中に編集リセツトキーを指示した場合には、直ち
にCRT300の画面を消去し、ステツプS37に移
行してエコーモードに復帰する。また、終了入力
があれば画像処理部10にKLコマンドを出力し、
画像処理部10と編集ステーシヨン400とのオ
ンライン状態を解除して、ステツプS2に移行す
る。
(7) リーダ操作部による編集および送信 本システムでは、第14図示のリーダ操作部
550を用いて、原稿画像の読取りを行う他
に、複写、構内外通信およびアプリケーシヨン
フアイルを用いた画像編集を行うことができ
る。前述のように、リーダ部500はコピーモ
ードおよびエデイツトRモードで動作する。操
作者がこのいずれかのモードを選択して、複
写、構内外通信および画像編集を行う手順を以
下に述べる。
(A) コピーモード (1) “COPY”キー565を押下する。
(2) 枚数表示器552が“01”を表示し、点
滅する。
(3) 構外セレクトキー群、構内セレクトキー
群および“LOCAL”キーのいずれかのキ
ーを押下する。
(4) 複写枚数設定キー群により、(3)において
選択した送信先に対する複写枚数を設定す
る。このとき設定した枚数が枚数表示器5
50に表示される。ただし、構外通信を選
択した場合は、認定可能な枚数は1枚であ
り、そのとき枚数表示器552には“01”
が表示される。
(5) “ENTER”キーを押下する。この押下
により、送信先と設定枚数とが画像処理制
御部100に入力される。
(6) (3)で選択した送信先の他に、同時に他の
システムにも送信する場合は(3),(4)および
(5)の手順を繰返す。
(7) “PAPER SELECT”キー553の押
下により原稿サイズをA3またはA4に指定
する。ただし、構外の送信先が含まれてい
るときには、A4サイズのみに限られる。
(8) “EXECUTE”キーの押下により、装
置は複写および送信の動作を開始する。構
内送信において、各送信先にそれぞれ異な
つた枚数を設定して複写させる場合には、
そのうちの最大値の回数だけ、リーダ部5
00は原稿画像の走査を実行する。
(B) エデイツトRモード (1) “EDIT”キー566を押下する。
(2) アプリケーシヨンフアイル番号表示器5
51が点滅する。
(3) テンキー554を押下して、アプリケー
シヨンフアイル番号を入力する。このと
き、表示器551には入力したフアイル番
号が表示される。
(4) “EXECUTE”キー568を押下する。
(5) 画像処理部10は、リーダ操作部550
により指示されたアプリケーシヨンフアイ
ル番号に対応するアプリケーシヨンフアイ
ルを、デイスクメモリ90からRAM10
−3に転送し、その内容に従つて、順次コ
マンドを実行して、画像編集を行う。
なお、リーダ操作部550により指示したア
プリケーシヨンフアイルがデイスクメモリ90
に登録されていない場合には、表示器551は
ただ点滅を繰返す。そこで“CLEAR”キー5
55を押下し、コンソール部200上の
“DIR”キーを用いてデイスクメモリ90の登
録状況を調べればよい。
効 果 以上説明したように本発明によると、原稿の所
望の矩形領域の画像を抽出する構成において、対
角2点に対応する第1、第2の所望位置を順次指
示することにより原稿の所望の矩形領域を指定可
能とするとともに、表示手段により、第1の所望
位置の指示に従つてその所望位置を表示し、第2
の所望位置の指示に従つて、第1、第2の所望位
置を対角2点とする所望の矩形領域を図形的に表
示するので、先に指示された一方の対角点をモニ
タしつつもう一方の対角点の指示が行え、原稿の
所望の矩形領域の指定を容易かつ確実に実行可能
とするとともに、指示された対角2点によつて規
定される原稿の所望の矩形領域を容易に認識可能
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ、本発明画像
処理装置の構成の一例を示す斜視図、および本発
明装置の概略を示すブロツク図である。第3−1
図、第3−2図および第3−3図は、それぞれ、
本発明装置における編集ステーシヨンの一例を示
すブロツク図、コンソール部のコマンドメニユ部
のキー配置例を示す配置図および編集ステーシヨ
ン制御部の一例を示すブロツク図である。第4図
は画像処理制御部100を中心として本発明装置
の構成の一例を示す詳細なブロツク図である。第
5図は画像処理部(CPU回路ブロツク)の構成
の一例を示すブロツク図、第6−1図はバツフア
メモリ回路ブロツクの構成の一例を示すブロツク
図、第6−2図はバツフアメモリ回路ブロツクを
制御するメモリコントローラの構成の一例を示す
ブロツク図、および、第7図はDMAコントロー
ラの構成の一例を示すブロツク図である。第8図
はマルチバスのメモリマツプの一例を示す線図、
第9−1図はバツフアメモリのアドレスマツプの
一例を示す線図、および第9−2図はマルチバス
からバツフアメモリを見た場合のアドレスマツプ
の一例を示す線図である。第10−1図Aはデイ
スクメモリの物理的アドレス構成の一例を示す
図、第10−1図Bはデイスクメモリのアドレス
を変更してデータを連続してアクセスする場合の
シーケンスを説明する説明図、第10−2図はイ
ンデツクステーブルの一例を示す図、第10−3
図および第10−4図は、それぞれ、セクタビツ
トマツプテーブルおよびフアイルインデツクステ
ーブルの一例を示す図、第10−5図は編集を行
う画像上の領域を指定する場合の説明図である。
第11図A、BおよびCは交換機および光フアイ
バインタフエースを含む回路の構成の一例を3分
割して示すブロツク図である。第12−1図は
DDXインタフエースの構成の一例を示すブロツ
ク図、第12−2図は画像処理部とDDXインタ
フエースとの間の信号の伝送方向を説明する図、
第12−3図は本システムと他システムとの間で
DDX通信を行う場合の信号の伝送方向を示す図、
および、第12−4図はDDX通信に際して信号
の伝送を行う手順の一例を示す図である。第13
図は光フアイバインタフエースの構成の一例を示
すブロツク図である。第14図および第15図
は、それぞれ、リーダ操作部およびプリンタ状態
表示部のキー配置の一例を示す配置図である。第
16図A、BおよびCは簡単な画像編集の一例を
示す説明図、第17図はコマンド入力の形式の一
例を示す図、および、第18図はエラー表示形式
の一例を示す図である。第19図、第20図およ
び第21図は画像編集等の一例を示すフローチヤ
ート、第22−1図〜第22−6図はCRTの画
面の表示分割の一例を示す図である。 1…画像処理情報形成ユニツト、100…画像
処理制御部、10…画像処理部(CPU回路ブロ
ツク)、10−1…CPU、10−2…ROM、1
0−3…RAM、10−4…デユアルポートコン
トローラ、10−5…割込みコントローラ、10
−6…タイマ、10−7…通信用インタフエー
ス、10−9…ポーレートジエネレータ、10−
10…周辺機器インタフエース、10−11…ド
ライバ・ターミネータ、10−12…マルチバス
インタフエース、20…バツフアメモリ回路ブロ
ツク、21…メモリコントローラ、21−1,2
1−2…データ書込み用シフトレジスタ、21−
3…データバスドライバ、21−4…書込みタイ
ミング発生器、21−5…オアゲート、21−6
…アドレスカウンタ、21ー7…アドレスバスド
ライバ、21−8…オアゲート、21−9…コン
トロールバスドライバ、21−21,21−22
…データ読出し用シフトレジスタ、21−23…
ターミネータインタフエース、21−24…読出
しタイミング発生器、21−26…アドレス変換
器、21−27…コントロールバスドライバ、2
1−41…双方向性データバスドライバ、21−
42…アドレスバスバツフア、21−25…デコ
ーダ、21−46…コマンド制御回路、21−5
0…コマンド制御回路、21−55…リフレツシ
ユ制御回路、21−101,21−102,21
−103,21−104,21−105,21−
121,21−122,21−123,21−1
24,21−125,21−126,21−13
1,21−131′,21−132,21−13
2′,21−133,21−145,21−14
6,21−147,21−154,21−156
…信号線、22…バツフアメモリ、23…ターミ
ネータ、24…内部バス、24−1…データバ
ス、24−2…アドレスバス、24−3…コント
ロールバス、30…マルチバス、40…交換機、
40−2…シグナルセレクタM、40−6…シグ
ナルセレクタP、40−7…シグナルセレクタ
F、41,42,43,45,46,48…コネ
クタ、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L
7,L8,L9,L10,L11,L12…信号
線群、50…CCDドライバ、52…シフトメモ
リ、54…デイザコントローラ、56…I/Oイ
ンタフエース、58…操作部インタフエース、6
0…DDXインタフエース、60−1…データ/
クロツクインタフエース、60−2…制御信号イ
ンタフエース、60−3,60−7…切換器、6
0−4,60−5,60−6…ラインバツフア、
60−8…RLカウンタ、60−9…RL正/逆カ
ウンタ、60−10…RL←→MH/MR変換器、
60−11…V.35インタフエース、60−20
…制御回路、60−21…ダイアルパルス発生
器、60−22…ダイアル設定スイツチ、60−
23…V.28インタフエース、60−24,60
−25,60−26,60−27,60−37…
表示灯、60−35…電源回路、60−36…電
源スイツチ、70…光フアイバインタフエース、
70−1,70−2…光/電気信号変換器、70
−3…コマンド/画像識別回路、70−4,70
−5,70−20,70−21,70−30,7
0−31…アンドゲート、70−10…受信コマ
ンドレジスタ、70−11…アドレスデコーダ、
70−12…データバツフア、70−25…再生
回路、70−35,70−36…オアゲート、7
0−40,70−41…電気/光信号変換器、7
0−50…送信コマンドレジスタ、70−51…
コマンド識別信号発生器、70−52…転送クロ
ツク発生器、70−55…変換回路、70−10
1,70−102,70−103,70−10
4,70−110,70−111,70−112
…信号線、80…DMAコントローラ、80−1
…I/Oプロセツサ、80−2…バスアービタ、
80−3…バスコントローラ、80−4…アドレ
ス/データバツフアブロツク、80−5…内部バ
ス、80−6…クロツクジエネレータ、80−7
…同期信号発生回路、80−8…ROM、80−
10…アドレスデコーダ、80−101,80−
102,80−103,80−104,80−1
05,80−107,80−110,80−11
1,80−112,80−113,80−11
5,80−116,80−120,80−12
2,80−123,80−125,80−12
6,80−130,80−131,80−13
5,80−140,80−141,80−14
2,80−143…信号線、90…デイスクメモ
リ、91…ドライブ、92…ヘツド、93…トラ
ツク、94…セクタ、FIT1,FIT2,FIT3…
フアイルインデツクステーブル、111,11
2,113,114,115…バスライン、12
1,122,123,124,125,126,
127,128,129,130,131,13
2,133,134,135,136,137,
138,139,144,145,146,14
9,150,151,152…信号線、400…
編集ステーシヨン、200…コンソール部、22
0…コマンドメニユ部、221…起動要求および
終了要求キー群、222…編集用コマンドキー
群、223…アルフアベツトキー群、224…テ
ンキー、225…キヤリツジリターンキー、22
6…パラメータ入力用キー群、227…座標入力
要求キー群、228…編集プログラム作成時等に
入力するキー群、229…スクリーンエデイツト
キー群、240…原稿載置部、280…スタイラ
スペン、300…CRT、301…画面、310
…ワーキングエリア、311…画像編集領域、3
12…座標表示線、313,314A,314
B,316A,316B,317A,317B…
領域、318…矢印、320…ブランクエリア、
330…モード表示エリア、340…メツセージ
エリア、350…ユーザ入力エリア、360…表
示エリア、450…編集ステーシヨン制御部、4
20…RS232Cインタフエース、470…CRT/
コンソール部コントローラ、451…クロツクジ
エネレータ、452…CPU、453…データバ
ツフア、454…アドレスバツフア、455…
ROM、456…RAM、457…バスライン、
458…周辺装置制御回路、459…基本I/O
制御回路、460…ビデオ信号発生器、500…
リーダ部、510…光学系走査モータドライバ、
520…位置検知センサ、560…モータユニツ
ト、570,580,590…CCD、550…
リーダ操作部、551…アプリケーシヨンフアイ
ル番号表示器、552…枚数表示器、553…紙
サイズセレクトキー、554…テンキー、555
…“CLEAR”キー、556…“STOP”キー、
557,558…表示灯、561,562,56
3…セレクトキー群、565…“COPY”キー、
566…“EDIT”キー、567…“ENTER”
キ−、568…“EXECUTE”キー、600…
プリンタ部、610…プリンタシーケンスコント
ローラ回路ブロツク、615…プリンタ駆動およ
びセンサユニツト、620…レーザドライバ、6
25…レーザユニツト、630…ポリゴンモータ
ユニツト、635…スキヤナドライバ、640…
ビームデイテクタ、650…プリンタ状態表示
部、651…電源状態表示灯、652…レデイ表
示灯、653…オンラインセレクトキー、654
…テストプリントキー、655…原稿サイズ表示
および選択部、656−1,656−2,656
−3,657…エラー表示器、700…光フアイ
バネツトワーク、701…画像情報受信用光フア
イバ、702…クロツク信号受信用光フアイバ、
703…画像情報送信用光フアイバ、704…ク
ロツク信号伝送用光フアイバ、800…DDX回
線、801…回線終端装置(DCE)、802…網
制御装置(NCU)、803,804…接続ケーブ
ル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿の所望の矩形領域の対角2点に対応する
    第1,第2の所望位置を順次指示する指示手段
    と、 前記指示手段による前記第1の所望位置の指示
    に従つてその所望位置を表示し、前記指示手段に
    よる前記第2の所望位置の指示に従つて前記第
    1,第2の所望位置を対角2点とする所望の矩形
    領域を図形的に表示する表示手段と、 前記表示手段により図形的に表示されている原
    稿の所望の矩形領域の画像を抽出する抽出手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
JP57173864A 1982-10-05 1982-10-05 画像処理装置 Granted JPS5963861A (ja)

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JP57173864A JPS5963861A (ja) 1982-10-05 1982-10-05 画像処理装置

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