JPH08256182A - 部分応答チャンネルのためのマッチングしたスペクトルゼロコード - Google Patents

部分応答チャンネルのためのマッチングしたスペクトルゼロコード

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JPH08256182A
JPH08256182A JP7300168A JP30016895A JPH08256182A JP H08256182 A JPH08256182 A JP H08256182A JP 7300168 A JP7300168 A JP 7300168A JP 30016895 A JP30016895 A JP 30016895A JP H08256182 A JPH08256182 A JP H08256182A
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JP7300168A
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Chandra C Varanasi
シー.バラナシ チャンドラ
Nersi Nazari
ナザリ ナーシ
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Seagate Technology LLC
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Seagate Technology International
Seagate Technology LLC
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/38Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/497Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems by correlative coding, e.g. partial response coding or echo modulation coding transmitters and receivers for partial response systems
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高次の部分応答システムでマッチングし
たスペクトルゼロトレリスコードを使用できるようにす
ること。 【解決手段】 部分応答チャンネルに対して非準カタス
トロフィックで、かつ位相不変な、マッチングしたスペ
クトルゼロコードを利用し、二進データをエンコード
し、デコードするための方法が提供されている。この方
法は、部分応答チャンネルの伝達関数におけるより高次
のゼロの次数が≧1である部分応答システムに特に適す
るので、この結果、チャンネル出力の信号対ノイズ(S
NR)利得は最大となる。本発明は好ましい形態ではレ
ート8/10のナイキストゼロトレリスコードを発生す
るのに使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、最尤
シーケンス検出法(PRML)を使用して部分応答チャ
ンネル上で二進データをエンコードし、デコードするこ
とに関する。より詳細には本発明は、部分応答チャンネ
ルの伝達関数内のより高次のNの次数が≧1である所定
のコードレートを有する非準カタストロフィック位相不
変マッチングされたスペクトルゼロトレリスコードを発
展させる方法に関する。
【0002】
【従来技術】コンピュータディスクのような記録媒体上
に記録するため、二進データをエンコードし、後に検索
されたデータをデコードするための方法は、当技術分野
では一般に公知の技術である。これに関し、データをコ
ーディングし、デコーディングする方法は、高速でデー
タを記憶し、後に最小エラーレートで検索できるように
しながらデータ記憶密度およびメディア記憶容量を最大
にする考え方で開発されてきた。かかる方法は、n=
0、1、2および3に対し一般にダイコード、PR4、
EPR4およびE2 PR4チャンネルとして識別される
(1−D)(1+D)n のフォームの伝達関数を有する
部分応答システムで使用するようになっている、いわゆ
るトレリスタイプのマッチングされたスペクトルゼロコ
ードを含んでいた。このタイプのマッチングされたスペ
クトルゼロコードがデータ記憶および検索の際に信号対
ノイズ(SNR)利得を与える理論では公知である。
【0003】1991年5月の情報理論に関するIEE
Eトランザクション第37巻第3号818頁のカラベド
およびシーゲル著、「部分応答チャンネルのためのマッ
チングしたスペクトルゼロコード」(この文献を参考例
として引用する)には、マッチングしたスペクトルゼロ
トレリスコード(これに関連する背景理論も含む)がよ
り詳細に記載されている。米国特許第4,888,775 号、第
4,888,779 号および第5,095,484 号明細書も参照された
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記刊行物におけるか
かるトレリスコードの説明およびこのコードを使用する
ことから得られる理論的な利点にもかかわらず、位相不
変であり非準カタストロフィックであり、n≧2の部分
応答システムのより高次のゼロにも合致するマッチング
したスペクトルゼロコードはこれまで開発されていなか
った。これに関連し、データ記録密度は(n)の値に直
接比例して増加するので、n=2およびn=3であるよ
り高次のチャンネルを利用することが好ましい。しかし
ながら今日までこれらトレリスコードはn=0およびn
=1に対する部分応答システムに限定されていたので、
実際により高次のチャンネルを最大限活用することはで
きなかった。
【0005】本発明は、より高次の部分応答システム、
すなわちn=2およびn=3で使用できるマッチングし
たスペクトルゼロトレリスコードを提供することによ
り、この問題を特に解決せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、部分応
答チャンネルの伝達関数内のより高次のゼロの次数が≧
1であり、非準カタストロフィックで位相不変なマッチ
ングしたスペクトルゼロトレリスコードを発生するため
の方法が提供される。発生されたトレリスコードは所定
の有利なコードレートに従って二進データのストリング
をエンコードし、より大きな記憶密度、または信号対ノ
イズ(SNR)利得を得るのに使用できる。これらのエ
ンコードされたデータは改良されたビタビデコーダを使
用することにより簡単かつより高い精度でデコードでき
る。
【0007】このエンコード方法は、二進データのスト
リームを均一な長さの一連のデータワードにサブ分割す
るためのデータワード長さを選択し、各データワードを
変換すべきコードワード長さを選択することを含む。例
えば、本発明の好ましい形態では、二進データのストリ
ームまたはストリングを8ビットのデータワードにサブ
分割し、これらデータワードを10ビットのコードワー
ドに変換する。チャンネルバンド幅を最適に使用するに
は大きなコードレート、すなわちレート(R)=8/1
0が好ましい。
【0008】ナイキスト周波数でスペクトルゼロを有す
る二進シーケンスのために、正準状態図(G)を使用
し、各データワードをユニークなコードワードに変換す
るためのエンコード表が発生される。所望の位相不変性
および非準カタストロフィックな特性を得るため、次の
規則に従ってエンコード表を発生する。
【0009】1.選択された各コードワードに対し、そ
の補数も選択する。 2.各コードワードおよびその補数を同一のデータワー
ドにデコードする。 3.正準状態図(G)および(Gp )から選択されたコ
ードワードが(G)および(Gp )内のループを形成す
る場合、このコードワードはG内で準カタストロフィッ
クでないループに対応し、図(Gp )の累乗(p)はコ
ードワード長さの関数である。
【0010】こうして得られたトレリスコードはデータ
ワードのストリング(例えば8ビットデータワード)を
別々にユニークなコードワード(例えば10ビットコー
ドワード)にデコードするのに使用でき、所望すればn
=1、n=2またはn=3に対し、より高次の部分応答
チャンネルで使用できる。これらコードワードは各特定
のコードワードおよびその補数を同一データワードに変
換しながら、有限メモリビタビシーケンス検出装置およ
び方法を使用することにより、元のデータを再形成する
よう再変換できる。
【0011】本発明を示す添付図面と共に、上記の詳細
な説明を読めば本発明の上記以外の特徴および利点が明
らかとなろう。
【0012】これら添付図面は本発明を示す。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、二進データをエンコー
ドし、デコードする改善された方法およびこれより発生
されたマッチングした合成スペクトルゼロコードに関す
る。本発明は、n=1、2および3に対し一般にPR
4、EPR4およびE2PR4チャンネルとして識別さ
れる(1−D)(1+D)n のフォームの伝達関数を有
する部分応答システムで使用するのに特に適する。本発
明の方法は、位相不変であり、準カタストロフィックで
なく、高次、例えばn=2およびn=3の部分応答シス
テムで使用でき、よって好ましい信号対ノイズ(SN
R)利得で記録密度を大きくすることが可能なトレリス
タイプのマッチングしたスペクトルゼロコードを提供す
るものである。
【0014】図1は、固定長さの一連のコードワードと
してデータを記録するため、所定のコードレートで二進
データのストリングをエンコードすることを一般に示し
ている。代表的なアプリケーションでは、エンコーダ1
0は所定長さのデータビットの各連続ストリングを部分
応答チャンネル12として示されるような適当な記憶媒
体上に記録するため、より多数のビットから成るユニー
クなコードワードに変換する。例えば、好ましい形態で
は、入進データは8ビット長の一連のデータワードにサ
ブ分割され、各データワードはエンコーダ10により1
0ビット長のユニークなコードワードに変換されるの
で、コードレート(R)は8/10となる。しかしなが
ら、他の所定の固定コードレート、例えば(R)=3/
4、6/4等でもよいことが理解できよう。更に、この
方法は部分応答システムでデータエンコーディングを必
要とするどのアプリケーションにも適用でき、磁気記憶
媒体等でのデータ記憶に限定されるものでないと理解さ
れよう。エンコードされたデータ、すなわちコードワー
ドは改良された有限メモリビタビ(VITERBI)シ
ーケンス検出デバイス13によって検出された後、デコ
ーダ14により元のデータシーケンスにより再変換、す
なわちデコードできる。
【0015】文献、例えば1991年5月の情報理論に
関するIEEEトランザクション第37巻第3号818
頁のカラベドおよびシーゲル著、「部分応答チャンネル
のためのマッチングしたスペクトルゼロコード」(この
文献を参考例として引用する)にはマッチングしたスペ
クトルゼロトレリスコードおよび関連する背景理論が記
載されている。米国特許第4,888,775 号、第4,888,779
号および第5,095,484号明細書も参照されたい。これら
文献に説明されているトレリスコードは、ナイキストゼ
ロと称されるより高次のゼロに一致するようになってい
ないので、より高次の部分応答システムには適用できな
いものであった。本発明はより高次のナイキストゼロに
マッチし、よってより高次のチャンネル(n=2および
n=3)とともに使用できる方法および合成コードを提
供するものである。
【0016】DC/ナイキスト周波数におけるスペクト
ルゼロシーケンス サンプリング周波数(fs )による二進データ{bn
のランダムシーケンスに対して平均パワースペクトルパ
ワー密度S(f)は次の式によって示される。
【0017】
【数2】
【0018】ここで、Eは統計的平均値に基づく予想値
であり、Nは二進ストリングにおける二進データビット
の数であり、bn =1、−1....であり、Dは周波数項
である。
【0019】
【数3】 式(1)より、f=0(dc周波数)およびfN (ナイ
キスト周波数)=fS/2に対し次の式を書くことがで
きる。
【0020】
【数4】
【0021】
【数5】
【0022】すべてのNに対するシーケンス{bn }に
対し、ある定数kに対する次の不等式が満足される。
【0023】
【数6】
【0024】式(3)より、かかるシーケンスに対しS
(0)=0となる。換言すればシーケンス{bn }の通
し合計を丸めると、シーケンスはそのパワースペクトル
内でdcにて0を有する。
【0025】次にすべてのNに対するシーケンス
{bn }において、ある定数mに対し次の不等式が満足
される。
【0026】
【数7】
【0027】式(1)より、かかるシーケンスに対しS
(fN )=0となる。換言すれば、{bn }のうちの偶
数の添え字の付いた項の通し合計と奇数の添え字の付い
た項の通し合計との差を丸めれば、{bn }はそのパワ
ースペクトルにおいてナイキスト周波数でゼロを有する
こととなる。
【0028】スペクトルゼロシーケンスのグラフィック
表示 スペクトルゼロ条件を備えた二進シーケンスは通常、例
えば図2および3に示されるようないわゆる正準状態図
を特徴とする。変調記号1および−1のための二進コー
ド記号{1,0}を使用するマッピング規則と共に、記
号{bn }のシンボルに対する正準図を発生させる際、
k=3(式5)に対し図2にdc(f=0)におけるス
ペクトルゼロと共に二進シーケンスを発生するのに使用
されるグラフが示されており、m=3(式6)に対して
は図3にナイキスト周波数(fN)におけるスペクトル
ゼロによる二進シーケンスを発生するのに使用されるグ
ラフが示されている。これら正準図は任意の二進シーケ
ンス、すなわちデータワードを新しい二進シーケンスま
たはコードワードに変換するためのコードを発生する根
拠として使用でき、変換されたシーケンスまたはコード
ワードは後にナイキスト周波数におけるスペクトルゼロ
による変調シーケンスへ変換できる。
【0029】グラフ容量 Nが正準図における状態の数を表示する場合、グラフの
容量Cは次のように示される。
【0030】
【数8】
【0031】例えば図2および3のグラフではN=4で
ある。上記式7からグラフ容量Cは約0. 6942とな
る。表示方法を維持しながら状態数(N)を増加するこ
とにより、いずれのグラフの容量も増すことができる。
【0032】グラフ容量(C)はこのグラフから設計で
きるコードの達成可能なコードレート(R)に対する上
限である。換言すれば、8ビットデータワードを10ビ
ットコードワードに変換するためのコード、すなわちR
=8/10を作成するには、開始グラフは多数の状態
(N)(ここでグラフ容量(式7に関して)は少なくと
も0. 8である)を備えたナイキストゼロ表示方法を有
する正準状態図としなければならない。6状態のナイキ
ストゼログラフは約0. 8495のグラフ容量(式7に
関して)を有する。7状態のナイキストゼログラフは約
0. 8857のグラフ容量を有する。理論では6状態お
よび7状態のグラフはコード設計を進行させるには十分
な容量を有するが、好ましい実施例では図4の7状態の
グラフを選択してある。このグラフは位相不変および非
準カタストロフィックなコードを設計する際により便利
であり、かつフレキシビリティがあるので、次のように
説明する。
【0033】グラフの累乗および周期 グラフのn乗は状態が元のグラフと同じであるが、状態
の対の間のエッジ、すなわちパス上の表示は元のグラフ
内の状態をつなげるパスのエッジから呼び出されたn個
の記号のシーケンスとなるグラフである。例えば図4の
7状態のグラフはサブグラフ(G)が元の7状態のグラ
フ(図4)の2乗を示す、図5に示されるような3状態
のサブグラフ(G)を発生する。
【0034】グラフ内のループは同じ状態で開始し、終
了するパスとなる。他の状態を通過しないループのこと
を自己ループと称する。グラフ内の各対の状態間にある
長さのパスがある場合、このグラフは既約である。この
ような既約グラフはグラフ内のどのループの長さも
(p)の倍数(ここでp≧1)である場合、周期(p)
で周期的であると称される。周期(p)の周期グラフの
p乗は(p)個の接続されない非周期グラフにサブ分割
できる。
【0035】図4の7状態のナイキストゼログラフの周
期は、2乗することによって証明できるように、2に等
しい。この2乗は2つのグラフに分割される。グラフの
一方は状態B、DおよびF(図5)から成り、他方のグ
ラフは状態A、C、EおよびGから成る。先に説明した
様に、図5は状態B、DおよびFを含む2乗の3状態サ
ブグラフを示す。
【0036】非準カタストロフィー 正準グラフではその表示が二進コードで他のループ上の
表示と同じである場合、そのループは準カタストロフィ
ーと称される。例えば図5において、状態B、Dおよび
Fのまわりの自己ループ「11」は同じであるので、こ
れらのループは準カタストロフィーである。同様に、こ
れら状態に対する自己ループ「00」も同じであるの
で、準カタストロフィーである。さらに、ループB−D
−BおよびD−F−Dはこれらの表示が同じであるの
で、すなわち「0110」であるので、準カタストロフ
ィーである。いずれかのループが準カタストロフィーで
あれば、このグラフは準カタストロフィーグラフと称さ
れる。逆に、カタストロフィックなループがなければこ
のグラフは非準カタストロフィーと称される。
【0037】隣接マトリックス (m)個の状態を有する正準グラフの隣接マトリックス
(A)は、(m)×(m)マトリックスであり、ここで
状態(i)と(j)との間にエッジがない場合、A
(i,j)=0となり、状態(i)と(j)との間に
(r)個のエッジがある場合、A(i,j)=rとな
る。例えば図5のサブグラフ(G)に対しては隣接マト
リックスは次のように表示される。
【0038】
【数9】
【0039】(A)がグラフに対する隣接マトリックス
であれば、An はグラフのn乗に対する隣接マトリック
スとなる。
【0040】決定グラフ 例えばグラフ内のどの状態に対しても、その状態を残し
ているエッジが異なるラベルを有している場合、正準グ
ラフは決定的である。この決定的グラフのn乗も決定的
である。例えばサブグラフG(図5)は決定的である。
【0041】マッチングしたスペクトルゼロコード理論 加算的白色ガウスノイズ(AWGN)内で作動するフォ
ームが(1−D)(1+D)n (ここでn=0、1、
2、3である)の伝達関数を有する部分応答チャンネル
に対し、チャンネルがより高い次数を有する周波数でパ
ワースペクトル内にゼロを有するコードを使用する結
果、エンコードされたチャンネルの出力で信号対ノイズ
比(SNR)が増加することとなる。このような増加分
は、コーディングされていないチャンネルおよびエンコ
ードされたチャンネルが同じ伝送レートで作動すること
を条件に、n≧0であれば10log[(n+1)/
n]dBだけ下限が定められ、n=0であれば3dBだ
け下限が定められる。
【0042】このような部分応答チャンネルは一般にそ
れぞれダイコードチャンネル、PR4チャンネル、EP
R4チャンネルおよびE2 PR4チャンネルと称され
る。
【0043】レート8/10のナイキストゼロコード 図4のグラフは0. 8よりも大きい容量(C)を有する
ので、図4の7状態のナイキストゼロ正準図から先に説
明したようにレート(R)=8/10のコードのための
コード設計プロセスが開始される。図4の7状態グラフ
は、図5の2乗図(G)へ変換される。このような2乗
の3状態サブグラフ(G)はコード設計方法の基礎とな
る。
【0044】2乗サブグラフ(G)はレート8/10の
コード(すなわち2×5=10)を作るため、その5乗
まで増やされている。この結果得られるサブグラフ(G
5 )のための隣接マトリックスは次のとおりである。
【0045】
【数10】
【0046】サブグラフ(G5 )の各状態を残す10ビ
ットラベルを備えたエッジは、256よりも多いので、
レート8/10コードを作成するのに過剰な数の候補1
0ビットコードワードが存在する。この点に関し、10
ビットコードワードの必要な数は、28 =256個の可
能な8ビットデータワードの組み合わせとなる。このよ
うなコードワードの選択方法は所望の非準カタストロフ
ィーで位相不変な特徴に適合しないコードワードを任意
に除くことにより、すなわち選択することなく進行す
る。
【0047】位相不変が非準カタストロフィックなコー
ド コードは(1)の場合および(2)の場合に限り位相不
変である。 (1)各コードワードに対し、その補数のコードワード
である場合 (2)デコーダが各コードワードおよびその補数を同じ
データワードに解読、すなわちデコードする場合
【0048】コードは(1)の場合および(2)の場合
に限り、非準カタストロフィックである。 (1)コードグラフ内のループのいずれも準カタストロ
フィックでない場合 (2)コードグラフ内のループのいずれも(G)および
(G5 )内の準カタストロフィックでない場合
【0049】レート8/10コードのためのコード作成 図6は、図5のサブグラフ(G5 )の複製であるが、エ
ッジ表示は状態の各対を接続するエッジの組を表示する
ように書き直されている。例えばS1は状態Bで開始
し、終了する132個の10ビットの表示付きエッジの
組を示す。S1、S2....S10と表示される組を含む
10ビットの表示のついたエッジの数は隣接マトリック
スA5 (式9)によって示される。
【0050】サブグラフ(G5 )のみならず、発生すべ
き最終コードグラフは、複雑性が漸次増す(G)のサブ
グラフからの増分として列挙できるものとみなすことが
できる。これに対応し、隣接マトリックスA5 (式9)
も増分的に発生するものとみなすことができる。
【0051】特に図7は3つの単一状態のサブグラフG
B 、GD およびGF として部分フォームでサブグラフG
を示している。これら3つの単一状態のサブグラフの各
々は、(G5 )における各状態において、32個の異な
るセルフループを有する。これら単一状態のサブグラフ
は(G5 )内で他のパスを生じさせるものではない。M
1 がこれら単一状態グラフによる隣接マトリックスA5
への寄与分を表示するものとする。すなわち、
【0052】
【数11】
【0053】状態B、DおよびFに対するループ上の表
示が同一であるので、これら32個のループは(G5
内では準カタストロフィックであるので、最終コードで
は回避する。
【0054】サブグラフ(G)における状態間の相互接
続の複雑性に関する次のステップを検討する。ここで
は、このサブグラフは図8から判るように独立した2状
態のグラフGBDおよびGDFを構成している。状態BとF
との間には直接的な接続はないことに留意されたい。
【0055】サブグラフGBDおよびGDFは同一であるこ
とに留意されたい。この結果、各サブグラフに対する隣
接マトリックスNも同一となる。例えばGBDの隣接マト
リックスは次のとおりである。
【0056】
【数12】
【0057】
【数13】
【0058】隣接マトリックスN5 からGBDにより(G
5 )内のBのまわりに122個の自己ループが発生する
ことが判る。しかしながら、式(10)からはこれら自
己ループのうちの32個がB単独によって形成される。
従って、GBDを形成するように状態Dを状態Bに接続す
ることにより、(G5 )内にはBのまわりにさらに90
個の自己ループ(122−32)が存在する。さらにG
BDおよびGDFは同じであるので、GDFにより(G5 )内
のDのまわりには同じ90個の自己ループも発生する。
従って、これら90個の自己ループの2つの組は
(G5 )内で準カタストロフィックであるので、いずれ
も最終コード内に含ませることはできない。これら90
個の自己ループのうちの一方の組は含ませることができ
る。図9内の状態Dに対し選択された組が示されてお
り、SDDと表示されている。
【0059】隣接マトリックスN5 もGBDにより
(G5 )内のDのまわりに122個の自己ループが形成
されることを示す。しかしながら式(10)に示すよう
に、これら自己ループのうちの32個は、既にDのみに
よって定義されているので、BとDとの間の相互接続の
結果、Dのまわりには更に90個の自己ループが形成さ
れる。明らかなことに、これらDのまわりの更に90個
の自己ループSDDにより、上記のように表示された組の
補数であるので、図9ではS(バー)DDと表示される。
BDおよびGDGは同一であるので、GDFにより(G5
内のFのまわりにもこれら更に90個の自己ループも発
生するので、双方の組が最終コード内に含まれる場合に
は、準カタストロフィックとなる。図9は状態Dのまわ
りの組S(バー)DDの選択を示すが、状態Fのまわりの
対応する組の選択は示していない。従って図9はSDD
その補数の組S(バー)DDを含むように、最終コードの
部分的グラフを示している。
【0060】図10は状態Dを2つの状態D1 およびD
2 に分割することにより、図9の部分的グラフの変形を
示している。状態Dを分割する結果、ループD1 −D2
−D 1 およびD2 −D1 −D2 が生じるが、これらルー
プは図10および(G)では非準カタストロフィックで
ある。
【0061】隣接マトリックスN5 (式12)からGBD
は(G5 )において状態Bから状態Dへの121のパス
を発生することが明らかである。GDFも対称性により状
態BとDとのパスと同じ表示を備えた121のループを
(G5 )で発生する。同様に、GBDは状態Aから状態B
へのパスに対し121の表示の別の組を発生し、ここで
はこの方向への組は状態Bから状態Dへの組の補数とな
る。状態BからDへのループの組をSBDと称し、状態D
からBへの補数の組をS(バー)BDと称する。SDFと称
す状態Dから状態Fへのループの121個の組およびS
(バー)DFと称される状態FからDへのループの補数の
組に対しても、同じ分析が当てはまる。パスSBDおよび
DFの組は同じであるので、SDFをSBDと表示する。
【0062】従って、図10において、SBDにおけるラ
ベルの付いたエッジがBからD1 に延長し、エッジS
(バー)BDがD2 からBへ延長する場合、この結果生じ
るB−D1 −D2 −BループはGBDによって発生された
(G5 )内のB−D−D−Bループと同じになる。同様
に、SBD内の延長するが同じ状態(D1 またはD2
(この状態はエッジSBDがBからこの状態になってい
る)からBへ戻るように延長すれば、ループB−D1
BまたはB−D2 −BはGBDによって発生された
(G 5 )内のB−D−Bと同一となる。B−D−Bおよ
びB−D−D−Bループは(G)では準カタストロフィ
ックであるので、コードグラフはこれらを回避しなけれ
ばならない。従って、図10ではSBD内のエッジはBか
らD2 に延長しなければならずS(バー)BD内のエッジ
はD1 からBへ延長しなければならない。同じ理由によ
り、S(バー)BD内のエッジはD2 からFへ延長しなけ
ればならず、S BD内のエッジはFからD1 へ延長しなけ
ればならない。図11には、図9で選択されるエッジを
含むこれらエッジを示すコードグラフが示されている。
【0063】この点まで隣接マトリックスA5 に対する
2状態サブグラフGBDおよびGDFの寄与分M2 は次のと
おりである。
【0064】
【数14】
【0065】サブグラフ(G)の増加した相互接続の複
雑性の点でシーケンス内の次のステップはサブグラフ
(G)によって定められた、独立した3状態グラフの検
査を行う。隣接マトリックスA5 に対してこの3状態グ
ラフによってなされる寄与分M 3 は次のようにして得ら
れる。
【0066】
【数15】
【0067】上記式から次の式が得られる。
【0068】
【数16】
【0069】(G)によって発生される(G5 )内のル
ープのすべては、(G5 )内では非準カタストロフィッ
クとなる。よって、これらループは256個のエッジが
コードグラフ内に各状態を残すような数まで最終コード
内に含むことができる。
【0070】(G)によって形成される(G5 )内の状
態Dのまわりの20個の追加自己ループは、D1 とD2
との間に均一に分散させることができ、10個のエッジ
がD 1 を残し、他の10個のエッジがD2 を残す。これ
ら10個のエッジの2つの組は互いに補数であり、図1
2においてSDDG およびS(バー)DDG と称される。
【0071】(G5 )において、状態Bから状態Dに延
長する(G)によって発生される43個のエッジの組
は、図12においてSBDG と称される。同様に、(G)
によって発生され、(G5 )において状態Dから状態F
まで延びる、延長する43個のエッジの組は、SDFG
表示されている。(G5 )において、状態Fから状態D
まで延長するよう、(G)によって発生される43個の
エッジの補数の組はSBD G と表示され、(G5 )におい
て状態Dから状態Bまで延びるよう、(G)によって表
示された43個のエッジの補数の組はS(バー)DFG
表示されている。
【0072】(G5 )において、グラフ(G)はSBB
図12で表示された10個の自己ループを状態Bで発生
し、図12においてS(バー)BBと表示された10個の
補数の自己ループを状態Fのまわりに発生する。
【0073】最後に、グラフ(G)は(G5 )において
状態Bから状態Fまで延長し、図12においてSBFと表
示された100個のエッジを発生する。(G5 )におい
て、状態Fから状態Bまで延長するように別の100個
のエッジが発生される。ここにおいて、この組はSBF
対する補数であるので、図12ではS(バー)BFと表示
されている。
【0074】図10から11の組み合わせである図12
にはコードグラフが示されている。このグラフ(図1
2)では、エッジSBDG は状態BからD2 まで延長する
ように示されており、エッジSDFG は状態D1 からBま
で延長するように示されている。コードグラフ(図1
2)上の記号「U」はこれら組の結合を示す。例えば状
態BとD2 とを接続するエッジ上のSBD U SBDG
る表示は、状態BからD2まで延びる組SBDとSBDG
結合内のエッジのすべてを示す。
【0075】このコードグラフの複雑さは状態Dおよび
Fにある自己ループを除くことによって少なくできる。
更にレート8/10コードに対し、必要な256のコー
ドワードに達するには、例えばSBDおよびS(バー)BD
内のその補数から8つの付加的エッジを除くことができ
る。これにより、SBDG およびSDFG の組内のエッジの
すべてを利用することが可能となり、検出メモリを減ら
すのに役立つ選択はこのコードを実行することが必要で
ある。
【0076】この点に関し、10ビットコードワードの
ストリームが与えられる場合、このコードワードを発生
したコードグラフ内のパスを検出することが好ましい。
先のコードワードの知識を参照することなく、各コード
ワードに対するコードグラフのパスがコードワード自体
から識別できれば、コードワードグラフの検出メモリは
ゼロとなると言われている。
【0077】特別な10ビットパターンまたはシーケン
スによって定められるコードワードが組SBDG 内のエッ
ジのための表示であれば、コードグラフ内のパスは状態
2とFとの間に表示される。しかしながら、10ビッ
トパターンがSBDの組内のエッジの表示であり、先のコ
ードワードが知られていなければそのパターンが状態B
とD2 の間のコードグラフパスを表示するのか、また
は、状態D2 とFとの間のコードグラフパスを表示する
のかを特定することはできない。すなわち、先のコード
ワードが組S(バー)DFまたはS(バー)BDまたはS
(バー)DFG 内のエッジのためのラベルであれば、現在
のコードワードは状態BとD2 との間のエッジを表示す
ることとなる。しかしながら先のコードワードがSBD
DDまたはS BDG の組からのものであれば、現在のコー
ドワードは状態D2 とFとの間のエッジを示す。SBD
よびS(バー)BDから8つのエッジを除くことにより、
ストリーム内の先のコードワードを知らなくてもよいの
で、検出メモリが簡単になる。
【0078】所定の10ビットコードワードおよびその
補数が同じ8ビットデータワードをデコードしなければ
ならないとする規則に従うよう、256個の可能な8ビ
ットデータワードのすべての組が個々の10ビットコー
ドワードに割り当てられる。よって、この結果得られる
コードは位相不変である。
【0079】図13には、最終コードグラフが示されて
おり、この図では、状態B、D1 、D2 およびFは1、
2、3および4と再表示されており、10ビットコード
ワードSBD、SBDG 、SDFG 、SBF、SDDおよびSDDG
を示すエッジ表示の組は、A、B、C、D、E、Fと再
表示されている。同様に、補数の組はA(バー)、B
(バー)、C(バー)、D(バー)、E(バー)、F
(バー)と再表示されている。図13によって表示され
るコードはブロックデコード可能である。
【0080】図14は、6つの再表示された組A〜F
(図13)に関連した、等しい十進数によって10ビッ
トコードワードの組がリストされた表である。
【0081】図15は、ユニークな10ビットコードワ
ードを二進データの各ユニークな8ビットストリングに
割り当てるための、図1内の標準4状態ブロックエンコ
ーダ10の作動を示すエンコーダ表である。図16は、
連続した8ビットストリング状の元のデータを検索する
よう、コードワードおよびそれらの補数をデコードする
ためのデコーダの作動を示すデコーダ表である。
【0082】部分応答システムの出力端でコードワード
を復調するのにビタビ検出器を使用する際、性能を改善
するのに、マッチングしたスペクトルゼロコードの使用
によって得られるSNR利得を使用できる。しかしなが
ら、実際にこの利点を現実に得るためには、検出器は有
限メモリを使用すればよい。かかる検出器のトレリスの
ことを有限メモリトレリスと称す。別の実際上の制限
は、状態およびエッジの総数の点でトレリスコードの複
雑さを過度に大きくしてはならないということである。
【0083】従って、本発明はコードが非準カタストロ
フィックであり、位相不変であり、更にコードをより高
次の部分応答チャンネル(N=1、2、3)に適用可能
な部分応答チャンネル用マッチングスペクトルゼロコー
ドおよび関連するコード作成方法を提供するものであ
る。これまでは特定のレート8/10コードについて詳
細に説明したが、他のコードレート、例えば3/4、6
/8等で、他のマッチングしたスペクトルゼロコードを
発生するのに、同じ方法を利用できると理解できよう。
従って、添付した特許請求の範囲に記載のものを除き、
本発明はこれまで説明し、示した実施例のみに限定され
るものでないと理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって発生されたトレリスコードを利
用するようになっている部分応答記録システムのブロッ
ク図である。
【図2】ゼロ周波数において、スペクトルゼロを有する
二進シーケンスのための図解用正準状態図である。
【図3】ナイキスト周波数において、スペクトルゼロを
有する二進シーケンスのための図解用正準状態図であ
る。
【図4】レート8/10コードを開発する際に使用する
ための、ナイキスト周波数において、スペクトルゼロを
有する二進シーケンスのための7状態正準状態図であ
る。
【図5】図4の7状態図の2乗の3状態サブグラフ
(G)である。
【図6】図5の3状態サブグラフ(G)の5乗を示す正
準状態図(G5 )である。
【図7】3状態サブグラフ(G)のアイソレート部分を
それぞれ示すサブグラフ(GB)、(GD )および(G
F )の3つの組み合わせである。
【図8】3状態サブグラフ(G)の追加部分を示すサブ
パラグラフ(GBD)と(GDF)の一対を示す図である。
【図9】開発の進行段階にあるコードグラフを示す図で
ある。
【図10】開発の進行段階にあるコードグラフを示す図
である。
【図11】開発の進行段階にあるコードグラフを示す図
である。
【図12】開発の進行段階にあるコードグラフを示す図
である。
【図13】最終コードグラフを示す図である。
【図14】10進同値によって表示されたレート8/1
0のトレリスコードのための10ビットコードワードの
タビュレーションを示す図である。
【図15】図14のコードワードタビュレーションに従
った有限状態マシンエンコーダの作動を示す表である。
【図16】10ビットコードワードのシーケンスをデコ
ードするためのデコーダの表である。
【符号の説明】
10 エンコーダ 12 部分応答チャンネル 13 ビタビ検出器 14 デコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 13/12 H03M 13/12 H04B 3/04 H04B 3/04 Z H04L 25/08 9199−5K H04L 25/08 B (72)発明者 ナーシ ナザリ アメリカ合衆国カリフォルニア州スコッツ バレイ,グリーン ヒルズ ロード 1500

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のコードレートを有する出力を発生
    するよう(1−D)(1+D)nのフォームの伝達関数
    を有する部分応答チャンネルのためのデータの入力スト
    リングをコード化する方法であって、 n≧1である部分応答チャンネルの伝達関数内により高
    い次数のゼロが存在する周波数を決定する工程と、 かかる周波数に対しゼロのパワースペクトル値を有する
    二進コードストリングにデータの入力ストリングをエン
    コードする工程とを備えたコード化方法。
  2. 【請求項2】 前記エンコーディング工程は、データの
    入力ストリングを所定均一長さの一連のデータワードと
    なるようにサブ分割する工程と、選択された均一長さの
    コードワードにそれぞれ前記データワードを変換する工
    程を備え、各ユニークなデータワードはユニークなコー
    ドワードに変換される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 データの前記入力ストリングを再発生す
    るよう、前記コードワードをデコードする工程を更に含
    み、前記デコード工程は各ユニークなコードワードおよ
    びその補数をこれらに関連する前記ユニークなデータワ
    ードに変換することを含む、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記エンコード工程はナイキスト周波数
    でスペクトルゼロを有する二進シーケンスに対し正準状
    態図(G)および(Gp )からエンコーディング表を発
    生することを含み、図(Gp )の累乗(p)はコードワ
    ード長さの関数であり、図(G)および(Gp )内のル
    ープを形成する選択されたコードワードは、図(G)内
    の非準カタストロフィックであるループに対応する、請
    求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記エンコーディング工程は位相不変、
    かつ非準カタストロフィックなエンコーディング表に従
    って、各ユニークなデータワードを対応するユニークな
    コードワードにエンコードすることを含む、請求項1記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 所定のコードレートを有する出力を発生
    するよう(1−D)(1+D)n のフォームの伝達関数
    を有する部分応答チャンネルのためのデータの入力スト
    リングをコード化する方法であって、 データの入力ストリングを選択された均一長さの一連の
    データワード(このユニークなデータワードの数は前記
    選択されたデータワードの関数である)にサブ分割する
    工程と、ナイキスト周波数で、スペクトルゼロを有する
    二進シーケンスに対し正準状態図(G)および(Gp
    からエンコーディング表を発生することにより、前記選
    択されたデータワード長さよりも長い選択された均一長
    さのコードワードとなるように、前記データワードを変
    換する工程を備え、図(Gp )の累乗(p)はコードワ
    ード長さの関数であり、選択された各コードワードに対
    しその補数も選択されており、図(G)および(Gp
    内のループを形成する選択されたコードワードは、図
    (G)内の非準カタストロフィックであるループに対応
    し、選択された各コードワードおよびその補数は同じユ
    ニークなデータワードにデコードされるようになってい
    るコード化方法。
  7. 【請求項7】 正準状態図(G)は、前記選択されたコ
    ードワード長さに対する前記選択されたデータワード長
    さの比を越えるグラフ容量(C)を発生するのに十分な
    多数の状態を有し、グラフ容量(C)は次の式 【数1】 で示される、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 各ユニークなコードワードおよびその補
    数を同一のユニークなデータワードにデコードし、デー
    タの前記入力ストリングを再発生する工程を更に含む、
    請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 所定のコードレートを有する出力を発生
    するよう(1−D)(1+D)n のフォームの伝達関数
    を有する部分応答チャンネルのためのデータの入力スト
    リングをエンコードするためのシステムであって、 n≧1に対し部分応答チャンネルの伝達関数内により高
    い次数のゼロが存在する各周波数に対し、ゼロのパワー
    スペクトル値を有する二進コードストリングにデータの
    入力ストリングをエンコードするための手段を含む、前
    記システム。
  10. 【請求項10】 前記エンコード手段は、データの入力
    ストリングを所定の均一長さの一連のデータワードとな
    るようにサブ分割するための手段と、選択された均一長
    さのコードワードにそれぞれ前記データワードを変換す
    るための手段を備え、前記変換手段は各ユニークなデー
    タワードをユニークなコードワードに変換する、請求項
    9記載のシステム。
  11. 【請求項11】 各ユニークなコードワードおよびその
    補数をこれらに関連する前記ユニークなデータワードに
    デコードするためのデコード手段を更に含む、請求項1
    0記載のシステム。
  12. 【請求項12】 ナイキスト周波数でスペクトルゼロを
    有する二進シーケンスに対し正準状態図(G)および
    (Gp )からエンコーディング表を発生するための手段
    を更に含み、図(G)および(Gp )内のループを形成
    する選択されたコードワードは、図(G)内の非準カタ
    ストロフィックであるループに対応する、請求項10記
    載のシステム。
  13. 【請求項13】 所定のコードレートを有する出力を発
    生するよう(1−D)(1+D)n のフォームの伝達関
    数を有する部分応答チャンネルのためのデータの入力ス
    トリングをエンコードするためのシステムであって、 選択された均一長さの一連の入力データワードを、前記
    選択されたデータワード長さよりも長い選択された均一
    長さの一連の出力コードワードへ変換するためのエンコ
    ード表を記憶するための有限記憶手段(各ユニークなデ
    ータワードは1つのユニークなコードワードに変換され
    る)を備え、 前記エンコード表はナイキスト周波数でスペクトルゼロ
    を有する二進シーケンスのための正準状態図(G)およ
    び(Gp )から発生され、更に図(G)および(Gp
    内のループを形成する選択されたコードワードは図
    (G)内の非準カタストロフィックなループに対応し、 各ユニークなコードワードおよびその補数をそれらに関
    連したユニークなデータワードにデコードするためのデ
    コーダ手段を備える前記システム。
JP7300168A 1994-11-18 1995-11-17 部分応答チャンネルのためのマッチングしたスペクトルゼロコード Pending JPH08256182A (ja)

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US08/342,229 US5646950A (en) 1994-11-18 1994-11-18 Matched spectral null codes for partial response channels
US342229 1994-11-18

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