JPH08255750A - 処理方法、レジスト処理方法及びレジスト処理装置 - Google Patents

処理方法、レジスト処理方法及びレジスト処理装置

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JPH08255750A
JPH08255750A JP8023074A JP2307496A JPH08255750A JP H08255750 A JPH08255750 A JP H08255750A JP 8023074 A JP8023074 A JP 8023074A JP 2307496 A JP2307496 A JP 2307496A JP H08255750 A JPH08255750 A JP H08255750A
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JP
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JP8023074A
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English (en)
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Koji Okamura
幸治 岡村
Masami Akumoto
正巳 飽本
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Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Kyushu Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Kyushu Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd, Tokyo Electron Kyushu Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
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Publication of JPH08255750A publication Critical patent/JPH08255750A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の処理部と第2の処理部との処理時間に
差がある場合、第2の処理部の処理に前待機時間を設け
て、両処理部でのタクトタイムの統一を図り、処理を均
一化する。 【解決手段】 ウエハに対して露光処理を行う露光処理
部2と、露光処理後のウエハに対してポスト・エクスポ
ージャ・ベーキング処理を行う熱処理装置を有する塗布
・現像処理部3とが、ウエハの受け渡しを行うインター
フェース部4を介して接続されている場合、露光処理の
タクトタイムに応じて前記熱処理装置内での前待機時間
を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理方法、レジス
ト処理方法及びレジスト処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程においては、半導体ウ
エハ(以下、「ウエハ」という)の塗布・現像・露光処
理システムが用いられている。この塗布・現像・露光処
理システムは、ウエハの表面にレジスト液を塗布してレ
ジスト膜を形成したり、露光処理後のレジスト膜に対し
て現像処理を行う塗布現像処理部と、前記レジスト膜に
対して露光処理を施す露光処理部と、塗布現像処理部と
露光処理部との間でウエハを受け渡しするインターフェ
ースを備えている。
【0003】インターフェースでは、露光処理部で露光
されたウエハを、第1の搬送手段によって受け取り、塗
布現像処理部内に設けられた第2の搬送手段に渡してい
る。そしてこの第2の搬送手段は受け取ったウエハを塗
布現像処理部内にある各種処理装置まで搬送する。例え
ば第2の搬送手段は、ウエハを塗布現像処理部に設けら
れたオーブンと呼ばれる熱処理装置に搬送し、この熱処
理装置でウエハに対して露光処理後の次処理であるポス
ト・エクスポージャ・べ−キング(Post Exposuer Baki
ng;PEB)処理が行われる。ここで注意しなければな
らないのは、前記熱処理装置における熱処理時間の厳格
な管理である。即ちPEB処理は、予め設定された所定
の時間より僅かでも長く熱処理してしまう(オーバーベ
ーキング;過剰熱処理)と、即歩留まりの低下につなが
るからである。
【0004】PEB処理が終了した後、ウエハは、第2
の搬送手段により今度は冷却処理装置に搬送される。こ
の冷却処理装置でウエハは所定温度まで冷却される。そ
して所定の冷却処理がなされた後、現像処理等のさらに
必要な処理を順次施すために、ウエハは前記第2の搬送
手段により各種処理装置に搬送される。
【0005】また従来の塗布・現像・露光処理システム
では、スループットの向上を目的として、塗布現像処理
部に設けられた第2の搬送手段は、インターフェース、
前記熱処理装置、冷却処理装置をはじめとする各種処理
装置の間を常に移動しており、これらの処理装置の間で
ウエハを絶間なく搬送している。従って、スループット
をより一層向上させるために、第2の搬送手段がインタ
ーフェースおよび塗布現像処理部の各処理装置に到着
し、ウエハの受け渡しを開始するまで待機時間をできる
限り少なくすることが好ましい。
【0006】そこで、従来の塗布・現像・露光処理シス
テムでは、インターフェース、露光処理部および塗布現
像処理部の各種処理での予め設定された所要時間に基づ
いて、第2の搬送手段の動作タイミングが設定されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで露光処理部に
おける露光処理時間が常に一定であれば、インターフェ
ースを介して露光処理後のウエハを前記第2の搬送手段
が直ちに受け取ることができ、これを塗布現像処理部内
の次処理を行う装置である前記熱処理装置へと搬送し
て、PEB処理済みのウエハと交換し、次にこのPEB
処理済みのウエハを次処理である冷却処理を行う冷却装
置に搬送することができ、その後の処理が円滑に行え
る。
【0008】しかしながら露光処理部内におけるウエハ
の収容時間は、必ずしも一定ではなく、所定の収容時間
よりも長く露光処理部内に収容されている場合がある。
例えば何らかの原因で露光の際のアライメントが1回で
正しく行われなかった際に実施される再度のアライメン
トや、光源の光量減衰に応じた投影露光時間の延長があ
った場合には、結局その分、露光処理部から送出されて
くる時間が遅くなってしまい、所定の収容時間よりも遅
れて露光処理後のウエハがインターフェースに載置され
ることになる。
【0009】既述したように、従来の塗布・現像・露光
処理システムでは、予め設定された露光処理部での所要
時間に基づいて、塗布現像処理部の第2の搬送手段の動
作タイミングを設定している。このため、露光処理部で
の実際の収容時間が、前記した場合のように予め設定さ
れた時間よりも長くなったときには、予定の時にウエハ
がインターフェースに存在しないことになる。
【0010】このような場合、第2の搬送手段は予め設
定されたタイミングに従って動作しているため、第2の
搬送手段はインターフェースに到着したときに、ウエハ
が所定の場所になくとも通常の受け取りのための動作を
行い、結局ウエハを受け取ることなく次処理の熱処理装
置へと移動し(いわゆる搬送手段の「空振り」現象)、
塗布・現像処理部内の他の各種処理装置間のウエハの搬
送に従事することになる。それは既に熱処理装置にてP
EB処理に付されている他のウエハのオーバーベークを
防止するため、PEB処理後の当該他のウエハを、直ち
に次処理である冷却装置に移し替える動作に移行する必
要があるからである。しかしながらそうなると、前記空
振りした分のウエハの処理が次回に回されることにな
り、塗布・現像・露光処理システムにおけるウエハ処理
のスループットが著しく低下することになる。
【0011】一方、インターフェースでは、露光処理部
から予定よりも遅く受け渡されたウエハは、インターフ
ェースにおける第2の搬送手段への受け渡し位置で、第
2の搬送手段が再びやって来るのを待つことになる。し
かしながらレジスト材料が例えば化学増幅型である場合
には、そのように露光処理後のウエハがそのままインタ
ーフェースで長時間留め置かれていると、次処理の現像
工程において露光後のパターンの線幅が変化してしま
い、所定のパターンの線幅とならないおそれが生じてく
る。
【0012】これは結局のところ、露光処理部から露光
処理後のウエハが送出されてくる時間と、塗布・現像処
理部における前記PEB処理を行う熱処理装置における
ウエハの収容時間とが同期化していなかったり、露光処
理部から露光処理後のウエハが送出されてくるタイミン
グが遅延した際、当該遅延分を吸収できないために起こ
る問題である。ところが既述したように、PEB処理に
おいては、オーバーベーキングを防止するため厳格な熱
処理時間が決められているため、そのままでは同期化で
きない。また遅延分に応じた時間管理ができない。
【0013】またこのような問題は前記したウエハの塗
布・現像・露光処理システム以外にも、インターフェー
スを介して第1の処理部と次処理を行う第2の処理部と
を接続した処理システムにおいて、次処理である第2の
処理部での処理、収容時間が厳格に定められている場
合、第1の処理部での処理時間に遅延が生じた際に、第
2の処理部でかかる時間の遅延を吸収できない(対応で
きない)場合に起こり得る。
【0014】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、例えば第1の処理部での処理時間に差があった
り、遅延が生じた場合にも、当該差分や遅延に対応して
以後の第2の処理部での収容時間を一定にして、第2の
処理部以降の被処理体に対する各種処理のタクトタイム
を一定にし、被処理体に対する処理のばらつきを防止し
て歩留まりの向上を図ることを目的とする。また本発明
は、露光処理部での所要時間に対応して前出第2の搬送
手段の動作タイミングを変更することにより、塗布・現
像・露光処理のスループットを向上することができるレ
ジスト処理方法を提供することを目的とする。さらにま
た本発明は、このレジスト処理方法を好適に実施できる
レジスト処理装置を提供することをもその目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、被処理体に対して第1の処理を
行う第1の処理装置を備えた第1の処理部と、前記第1
の処理終了後に前記被処理体に対して第2の処理を行う
第2の処理装置、及び前記第2の処理後に前記被処理体
に対して各種の異なった処理を行う複数の次処理装置を
備えた第2の処理部と、前記第1の処理部と第2の処理
部との間で被処理体の受け渡しを行うインターフェース
部と、前記インターフェース部と前記第2の処理部にお
ける処理装置との間で被処理体の搬送を行う搬送手段と
を備えた処理システムにおいて、前記第1の処理装置で
の処理時間に応じて、前記第2の処理装置内における被
処理体の前待機時間を設定し、この前待機時間経過後に
前記第2の処理を実施するようにしたことを特徴とす
る。
【0016】請求項2によれば、前記第2の処理装置に
おける被処理体の収容時間を、前記第2の処理部におけ
る他の次処理装置における被処理体の収容時間以上の長
さに設定し、かつ前記第1の処理部における被処理体の
設定収容時間よりも長く設定したことを特徴とする、処
理方法が提供される。
【0017】また請求項3においては、第2の処理装置
における被処理体の収容時間を、第2の処理部における
他の処理装置における被処理体の収容時間以上の長さに
設定し、かつ前記第1の処理部における被処理体の設定
収容時間と等しく設定したことを特徴とする、処理方法
が提供される。
【0018】これらの処理方法において、複数の被処理
体を順次処理していく場合には、請求項4に記載したよ
うに、所定枚数毎、前記前待機時間を設定するようにし
てもよい。例えば所定数の被処理体で1つの単位ロット
が構成される場合には、各ロットの最初の被処理体につ
いて前待機時間を設定するようにしてもよい。
【0019】請求項1〜3の処理方法の場合、第1の処
理装置での処理時間に応じて、前記第2の処理装置内に
おける本来の処理時間に前待機時間を加算することにな
るので、例えば第1の処理部の収容時間と第2の処理装
置の収容時間を同期化させることが可能になる。また第
2の処理装置における被処理体の収容時間は第1の処理
部における被処理体の設定収容時間以上に長くすること
で、第1の処理装置での処理が終了した被処理体がイン
ターフェース部で留め置かれることはない。
【0020】しかも前待機時間を加算して、第2の処理
装置における被処理体の収容時間を、前記第2の処理部
における他の次処理装置における被処理体の収容時間以
上の長さに設定すれば、この第2の処理装置での処理以
後の次処理を行う他の処理装置でのクトタイムにばらつ
きが生ずることはない。即ち、一旦第1の処理部と第2
の処理装置との間で同期化すれば、以後特にインターフ
ェース部を介さない限り、第2の処理以後は円滑な連続
処理が可能となる。
【0021】請求項4の場合には、複数の被処理体を順
次していく場合に所定枚数毎、前記前待機時間を設定す
るようにしたので、効率よく実際のシステムを稼働させ
ることが可能になる。
【0022】また請求項5によれば、表面にレジスト膜
が形成されかつこのレジスト膜が露光された被処理体に
対して熱処理を施すための熱処理部と、前記熱処理部で
熱処理が施された前記被処理体を冷却するための冷却処
理部と、前記冷却処理部で冷却された前記被処理体表面
のレジスト膜を現像するための現像処理部と、露光処理
装置との間で前記被処理体を受け渡すためのインターフ
ェース部と、前記熱処理部、前記冷却処理部、前記現像
処理部およびインターフェース部の間で前記被処理体を
搬送するための搬送手段とを具備するレジスト処理装置
において、前記インターフェース部において前記露光処
理装置から搬出された露光処理後の被処理体を前記搬送
手段が受け取る工程と、前記搬送手段により前記インタ
ーフェース部から前記熱処理部まで前記露光処理後の被
処理体を搬送する工程と、前記熱処理部において前記露
光処理後の被処理体に熱処理を施す工程と、前記熱処理
後の被処理体を搬送手段により前記熱処理部から前記冷
却処理部まで搬送する工程と、前記冷却処理部において
前記熱処理後の被処理体を冷却する工程と、前記搬送手
段により前記冷却処理後の被処理体を前記冷却処理部か
ら前記現像処理部まで搬送する工程と、前記現像処理部
において前記冷却処理後の被処理体上のレジスト膜を現
像する工程とを具備し、前記露光処理装置での収容時間
に基づいて前記熱処理部での収容時間を変更することを
特徴とする、レジスト処理方法が提供される。
【0023】このようなレジスト処理方法において、熱
処理部での収容時間を熱処理部に搬送手段から被処理体
が受け渡されてから実質的に熱処理が開始するまでの前
待機時間と、実質的に熱処理が開始してから前記被処理
体が熱処理部から搬出されるまでの熱処理時間とに分
け、前待機時間を適宜延長、短縮するようにして、収容
時間全体を変更するようにしてもよい。この場合、熱処
理部での収容時間は、露光処理装置での処理の所要時間
と等しいか、それよりも長いものとすればよい。また同
時に、他の冷却処理部、現像処理部での処理の所要時間
と等しいか、それより長く設定すれば、以後の冷却処
理、現像処理が滞らず円滑に行える。
【0024】このように熱処理部での収容時間は、露光
処理装置での処理の所要時間に基づいて変更するが、こ
の露光処理装置で所要時間を判定するにあたっては、露
光処理装置からの出力信号、例えば露光開始信号、露光
処理信号並びに露光終了信号等に基づいて判断するよう
にしてもよい。また別途入力手段を設け、この入力手段
により、入力された露光処理信号に基づいて決定しても
よい。
【0025】また請求項6によれば、表面にレジスト膜
が形成された露光処理後の被処理体に対して熱処理を施
すための熱処理部と、前記熱処理部で熱処理が施された
前記被処理体を冷却するための冷却処理部と、前記冷却
処理部で冷却された前記被処理体の表面のレジスト膜を
現像するための現像処理部と、露光処理を行う露光処理
装置との間で前記被処理体を受け渡すためのインターフ
ェース部と、前記熱処理部、前記冷却処理部、前記現像
処理部およびインターフェース部の間で前記被処理体を
搬送するための搬送手段と、少なくとも前記熱処理部お
よび前記搬送手段の動作を制御可能であり、前記露光処
理装置での処理の所要時間に応じて前記熱処理部での収
容時間を変更することができる制御部とを具備したこと
を特徴とする、レジスト処理装置が提供される。
【0026】このレジスト処理装置において、熱処理部
での収容時間を、前記熱処理部に搬送手段から被処理体
が受け渡されてから実質的に熱処理が開始するまでの前
待機時間と、実質的に熱処理が開始してから前記被処理
体が熱処理部から搬出されるまでの熱処理時間とに分
け、前記制御部によって前待機時間を変更自在するよう
に構成してもよい。そして熱処理部での収容時間は、露
光処理装置での収容時間と等しいか、それより長く設定
するとよい。また同時に熱処理部での収容時間を、冷却
処理部および現像処理部での収容時間以上の長さにすれ
ば、該熱処理部以降のこれら冷却処理部および現像処理
部等における各処理が滞ることなく円滑に行える。
【0027】前記したレジスト処理装置における熱処理
部での収容時間は、露光処理装置での処理の所要時間に
基づいて制御部が変更するが、この露光処理装置で被処
理体の収容時間を判定するにあたっては、露光処理装置
からの出力信号、例えば露光開始信号、露光処理信号並
びに露光終了信号等に基づいて判断するようにしてもよ
い。また制御部に入力手段を設け、この入力手段によっ
て入力された露光処理信号に基づいて決定してもよい。
【0028】さらにまた熱処理部は、その表面に載置さ
れた被処理体を加熱可能な載置台と、この記載置台から
離れて前記被処理体を保持できると共に前記被処理体を
前記載置台に移し換えることができる被処理体保持機構
とを具備するように構成してもよい。この場合、既述し
た熱処理部での収容時間の変更は、例えば前記被処理体
保持機構が被処理体を搬送手段から受取った後前記載置
台に移し換えるまでの時間を変更することが提案でき
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明すれば、図1は本発明の第1の実施形態を
実施するための処理システム1の平面構成の概略を示し
ており、この処理システム1は、被処理体である半導体
ウエハ(以下、「ウエハ」という)Wに対して露光、及
びレジスト塗布・現像処理を行うシステムとして構成さ
れており、ウエハWに対する露光処理は、第1の処理部
としての露光処理部2内の、例えば投影露光装置(図示
せず)によって実施され、ウエハWに対するレジスト塗
布処理や、露光処理後の現像処理などは第2の処理部と
しての塗布・現像処理部3における対応した各種処理装
置によって実施されるようになっている。そして前記露
光処理部2と塗布・現像処理部3とは、図1、図2に示
したように、ウエハWの受渡しを行うインターフェース
部4を介して接続されている。
【0030】前記塗布・現象処理部2には、X方向(図
1における左右方向)に形成されたメイン搬送路5に沿
って移動自在でかつ昇降、回転自在な主処理部用の搬送
手段であるメイン搬送アーム6が設けられている。この
メイン搬送アーム6は、図3に示したように、上下に同
一構成の搬送アーム6a、6bを有しており、2枚のウ
エハWを上下に保持することが可能である。
【0031】前記メイン搬送路5の両側には、例えばウ
エハWに対してレジストの密着性を向上させるためにレ
ジスト液塗布前に行うアドヒージョン処理を行う処理装
置が設けられたアドヒージョン部7、ウエハWを所定の
温度にまで冷却する冷却装置が設けられた冷却部8、ウ
エハWを所定の温度にまで加熱する熱処理装置が設けら
れたベーク部9、ウエハWに対してレジスト液を塗布す
る塗布装置が設けられたレジスト塗布部10、ウエハW
を現像処理する現像処理装置が設けられた現像部11な
どの各種処理部が配置されている。
【0032】前記インターフェース部4には、前記メイ
ン搬送路5の端部すなわち塗布・現像処理部3の搬出入
口3aに面して、冷却機能を有する中間受渡し台12が
設けられると共に、前記露光処理部2に面して搬入用載
置台13および搬出用載置台14が配置されている。そ
してレジスト液塗布後のウエハは、搬入用載置台13に
載置され、露光処理後のウエハは搬出用載置台14にそ
れぞれ載置されるように構成されている。
【0033】前記インターフェース部4には、X方向、
及びこのX方向と直交するY方向、並びに図2に示した
Z方向(上下方向)、および図1に示したように水平方
向に回転(θ方向)自在な、ウエハWの受渡し用の搬送
機構15が設けられており、前記搬入用載置台13への
レジスト液塗布後のウエハの搬送、および前記搬出用載
置台14からの露光処理後のウエハの搬送を担ってい
る。
【0034】この搬送機構15は図3に示したように、
例えばボールねじ機構によりY方向に移動される移動体
16を有し、この移動体16には昇降機構17、および
回転機構18を介して搬送基台19が、昇降および回転
自在に設けられ、この搬送基台19にはウエハWを保持
するピンセット20が進退自在に設けられている。そし
てこのピンセット20の前端部および後端部にはウエハ
の前後の位置を規制する段部状の規制部21、22が設
けられており、前記ピンセット20が後端位置まで後退
したときに、このピンセット20に保持されているウエ
ハの後方側の周縁部に当接する当接部23を内面に有す
る一対の位置決め部材24が、ピンセット20の移動路
を挟んで前記搬送基台19の上方両側に設けられてい
る。
【0035】前出ベーク部9内の熱処理装置には、露光
処理後のウエハに対してPEB処理を行うための、例え
ば図4に示した熱処理装置31が設けられている。この
熱処理装置31は、上部の開放した箱体32を有し、こ
の箱体32内にはウエハWを載置してこれを加熱するた
めの載置台33が配置されている。この載置台33に
は、ウエハWの受取り、受渡し時に載置台33から突出
してウエハWの下面を支持する複数本、例えば3本のピ
ン34が昇降自在に嵌挿され、これらピン34の下端部
は昇降枠35を介して、昇降機構(図示せず)に連結さ
れている。
【0036】前記載置台33の上方には、ウエハWの搬
出入用スペースSを確保して上部カバー36が設けら
れ、この上部カバー36には加熱処理時に発生するガス
を排出する排気ダクト37が接続されている。また前記
箱体32内には、前記搬出入用スペースSおよび載置台
33の周囲を覆う円筒状のシャッタ38が、昇降機構
(図示せず)によって昇降自在となるように設けられて
いる。
【0037】そしてウエハWがメイン搬送アーム6によ
って搬送されてくると、上昇したピン34によってこの
ウエハWを受け取り、シャッタ38が上昇して、内部空
間は閉鎖される。この状態が前待機状態であり、この状
態では載置台33は加熱されない。そして所定の時間の
前待機状態が経過すると、ピン34が下降して、図5に
示したように、前記ウエハWは載置台33に載置され、
所定の熱処理が開始されるようになっている。
【0038】かかる前待機状態と、熱処理状態にあるウ
エハの温度の推移(熱履歴)をみると、図6のグラフに
示したようになる。即ちウエハが前待機状態にあるとき
は、先のウエハを熱処理した際の装置内の残存熱(例え
ば箱体32からの輻射熱)によって、ウエハは多少加熱
されるが、その勾配は極めて緩やかである。そしてかか
る前待機時間(t1)経過後、所定の加熱処理が開始さ
れると、直ちにウエハの温度は上昇し、所定の熱処理時
間(t2)の間は、所定の処理温度、例えば90゜Cに
維持される。この熱処理が終了するとウエハは直ちに熱
処理装置31から搬出され、次処理である冷却処理を行
うため、メイン搬送アーム6によって速やかに冷却部8
へと搬送されるのである。
【0039】従って、前記前待機時間(t1)+熱処理
時間(t2)の合計が、ウエハの熱処理装置31内への
収容時間(T)となる。かかる収容時間(T)の間、メ
イン搬送アーム6は、後述の中央制御装置41の制御に
よって前記塗布・現像処理部2における各種処理装置間
でのウエハの搬送に従事する。なおこの収容時間(T)
は、塗布・現像処理部3内の各種処理装置のタクトタイ
ムよりも長くなるように設定される。
【0040】以上の構成にかかる処理システム1の制御
系については、次のように構成されている。即ち塗布・
現像処理部3内の各種処理装置、メイン搬送アーム6及
びインターフェース部4内の搬送機構15は、中央制御
装置41によって制御される。そして図7に示すように
本実施形態においては、露光処理部2内の投影露光装置
(図示せず)からの適宜の信号が中継装置42へと入力
され、そこで必要な変換等が行われて、中央制御装置4
1の演算に必要な情報として中央制御装置41へと出力
される構成となっている。そして前記中央制御装置41
においては、前出メイン搬送アーム6及び熱処理装置3
1に対して、所定の前待機指示信号を出力するようにな
っている。なお前記投影露光装置から中継装置42へと
出力する信号としては、例えば露光処理開始信号A、露
光処理信号(現在露光処理を行っている信号)Bや、露
光処理終了信号Cが採用できる。
【0041】本実施形態を実施するための処理システム
の主要部は以上のように構成されており、次に実施形態
にかかる処理方法について説明すると、まず露光処理に
付されるウエハは、塗布・現像処理部2内のアドヒージ
ョン部7、冷却部8、塗布部10、ベーク部9にてそれ
ぞれ順次所定の処理がなされ、その表面にレジスト膜が
形成された後、メイン搬送アーム5により中間受渡し台
12に受渡され、次いで受渡し用の搬送機構15によっ
て搬入用載置台13へと搬送され、露光処理部2内にあ
る投影露光装置(図示せず)によって所定の露光処理が
開始される。
【0042】このとき投影露光装置からは、例えば露光
処理信号Bが中継装置42へと出力され、さらにこの信
号をB’に変更して出力し、それに基づき、中央制御装
置41では、露光処理後のウエハが搬出載置台14へと
送出される時間を予測し、前出メイン搬送アーム6及び
熱処理装置31に対して、必要な動作信号や前待機状態
の設定信号を出力する。本実施形態においては、前待機
時間+熱処理時間の合計、即ち前出収容時間(T)が、
露光処理部2内にウエハWが滞在する時間と一致するよ
うに、前待機時間t1が自動的に設定され、露光処理部
2内の投影露光装置のタクトタイムと、PEB処理を行
う熱処理装置31のタクトタイムとが一致するように設
定される。
【0043】これによって露光処理後のウエハが、搬送
載置台14に送出されて搬送機構15によって中間受渡
し台12に載置されたときには、メイン搬送アーム6が
ちょうど、当該露光処理後のウエハを受け取る位置、即
ち塗布・現像処理部3の搬出入口3aに移動したタイミ
ングとすることができる。
【0044】かかる時間設定、管理がなされていると、
ウエハを連続処理していく場合、メイン搬送アーム6
が、当該露光処理後のウエハを受け取りに塗布・現像処
理部3の搬出入口3aに移動した際には、常に露光処理
後のウエハが中間受渡し台12上に載置されているの
で、一定のプロセス条件で処理が行える。従って、従来
のようないわゆる搬送アームの「空振り」現象が防止で
き、それゆえ露光処理後のウエハが中間受渡し台12上
に留め置かれることはない。
【0045】そして中間受渡し台12に載置された露光
処理後のウエハWは、メイン搬送アーム6の下方の搬送
アーム6bによって取りあげられ、ベーク部9内にある
PEB処理を行う熱処理装置31へと搬送され、ちょう
ど所定のPEB処理が完了した先のウエハと交換され、
今度はこの露光処理直後のウエハがPEB処理に付され
る。そしてPEB処理が完了した先のウエハは、次処理
である冷却処理を行う冷却部の冷却装置(図示せず)8
へと速やかに搬送されるのである。従って、常に一定の
タクトタイムで露光処理→PEB処理→冷却処理を実施
することができる。従って、例えば化学増幅型レジスト
を使用したフォトリソグラフィー工程においても安定し
た処理が可能となる。
【0046】そして前記収容時間(T)は、塗布・現像
処理部3内の各種処理装置のタクトタイムよりも長くな
るように設定されているので、前記露光処理→PEB処
理→冷却処理のタクトタイムが一定に維持されると、以
後の処理のタクトタイムも一定に保つことが可能であ
り、途中でウエハが滞ってタクトタイムがばらつくこと
はない。従って、処理の均一性が確保され、歩留まりが
向上する。
【0047】なお前記した投影露光装置と熱処理装置3
1のタクトタイムを一致するために設定した前待機時間
(t1)の間、ウエハの温度上昇は、図6に示したよう
に、極めて緩やかな上昇線をたどるので、熱履歴上、P
EB処理を行うウエハに対して悪影響を与えない。
【0048】また中央制御装置41による前待機時間
(t1)の設定、変更は、実際の運用上、各ロットの最
初のウエハに対して行うようにすれば、効率よくタクト
タイムの統一を図ることができる。さらにまたウエハに
露光処理を行う露光処理部2内の投影露光装置からの信
号は、露光処理信号に限らず、例えば露光処理開始信号
や露光処理終了信号の他に、搬送用載置台14への送出
信号であってもよく、要するに少なくとも当該投影露光
装置のタクトタイムを予測、判定できるものであればよ
い。
【0049】次に第2の実施形態について説明する。図
8は第2の実施形態にかかるレジスト処理システム50
の外観を示しており、ウエハWは収納容器としてのキャ
リア51内に複数枚収納されており、このキャリア51
は、キャリアステージ52に複数搭載されて、ロード、
アンロードされる。またこのキャリアステージ52に連
なって前記キャリア51に対してウエハWを口ードまた
はアンロードする搬送機構53が設けられている。
【0050】そしてキャリアステージ52に連なって塗
布現像処理部54が設けられている。この塗布現像処理
部54は、その中央にメイン搬送アーム55が設けられ
ており、このメイン搬送アーム55の一側に面して、ベ
ーク部56、冷却部57、アドヒージョン部58がキャ
リアステージ52側から順に設けれられている。なおベ
ーク部56には、前出第1の実施形態にかかる処理シス
テム1のベーク部9に装備された熱処理装置31と同一
の熱処理装置が装備されている。またメイン搬送アーム
55の他側に面して、現像部59および複数の塗布部6
0、60がキャリアステージ52側から順に設けれられ
ている。さらに塗布現像処理部54は、露光処理ユニッ
ト61との間でウエハWの受渡を行うためのインターフ
ェース部62を備えている。
【0051】メイン搬送アーム55は、図9に示すよう
に、メイン搬送路63の上に移動可能に取り付けられ、
例えばボールネジのような駆動機構によりこのメイン搬
送路63に沿って移動することができる。メイン搬送ア
ーム55は、図10、図11に示すように2つのウエハ
支持ア一ム64、65を備えている。これらウエハ支持
ア一ム64、65は互いに平行かつ間隔をあけてほぼ垂
直方向に配置され、さらにこれらウエハ支持アーム6
4、65は互いに独立して前進および後進を行うことが
可能である。またウエハ支持アーム64、65は回転駆
動手段(図示せず)により回転運動も可能である。
【0052】インターフェース部62は、図9に示すよ
うに、メイン搬送アーム55のメイン搬送路63のイン
ターフェース部62側の末端に対応した位置に、中間ス
テージ66を備えている。またインターフェース部62
と露光処理ユニット61との間には、イン側ステージ6
7とアウト側ステージ68が設けられている。
【0053】インターフェース部62には、前記中間受
け渡し台66と、イン側ステージ67又はアウト側ステ
ージ68の何れかの一方との間でウエハWを受け渡しす
る搬送機構70が設けられている。この搬送機構70
は、搬送路71およびこの搬送路71上を例えばボール
ネジ機構によりY方向に移動自在な移動体72を具備し
ている。移動体72には昇降機構73が取り付けられ、
この昇降機構73にはさらに回転機構74が取り付けれ
ている。また回転機構74には基台75が取り付けられ
ている。基台75は、昇降機構73及び回転機構74に
よって昇降、回転が自在である。そして基台75には、
ウエハWを支持するためのピンセット81が進退自在に
設けられている。
【0054】ピンセット81は、図11に示すように、
ウエハWが載置されるメインステージ82を具備し、そ
の前端部および後端部にウエハWの動きを制限するため
の、段状のストッパ83、84が設けられている。また
基台75には、ピンセット81が最も後退したときに、
ウエハWの後方側の周縁部に当接する当接面85、86
を有する位置決め部材87、88がピンセット81を挟
んで両側に夫々設けられている。
【0055】次に本実施形態にかかるレジスト処理シス
テム50の制御部90について説明する。図9に示した
ように、制御部90は、中央制御装置91を備えてい
る。この中央制御装置91には、露光処理ユニット61
から中継装置92を介して信号が入力されるようになっ
ている。また前記中央制御装置91は、インターフェー
ス部62との間で信号をやり取りできるようになってい
る。さらにこの中央制御装置91は、ベーク部56およ
びメイン搬送アーム55に所定の制御信号を出力できる
ようになっている。なおこの中央制御装置91は、入力
手段や表示手段を有していても良い。
【0056】以上の構成からなるレジスト処理システム
50においては、例えば図12〜図14に示したフロー
チャートに従いつつ、ウエハWに対するレジスト処理が
行われる。
【0057】まずウエハWに、塗布現像処理ユニット5
4に設けられたアドヒージョン部58および塗布部60
において所定の処理が施されて、その表面にレジスト膜
が形成される。その後メイン搬送アーム55によって、
インターフェース部62の中間ステージ66に渡され
る。次いで搬送機構70により、ウエハWがイン側ステ
ージ67に載置される(ステップS1)。ウエハWがイ
ン側ステージ67に載置されると、中央制御装置91
は、露光処理ユニット61にイン側ウエハ渡し信号SI
G(IN)を出力する(ステップS2)。
【0058】露光処理ユニット61では、イン側ウエハ
渡し信号SIG(IN)に応じて、ウエハWのアライメ
ントが行われ(ステップS3)、次いで露光処理が開始
される(ステップS4)。露光処理が開始されると、露
光処理ユニット61から露光処理開始信号SIG(E
s)が制御部90に出力される。この露光開始信号SI
G(Es)は、中継装置92に一旦入力され、変換等の
必要な処理が施された後、中央制御装置91に出力され
る(ステップS5)。
【0059】露光処理ユニット61に備えられた制御機
構は、露光処理中か否かを判断し(ステップS6)、露
光処理中の場合には、露光処理ユニット61から制御部
90に露光処理中信号SIG(Ei)を出力する(ステ
ップS7)。また露光処理が終了したときに、露光処理
ユニット61から制御部90に露光終了信号SIG(E
e)が出力される(ステップS8)。次いで露光処理ユ
ニット61は、ウエハWをインターフェース部62のア
ウト側ステージ68に載置する(ステップS9)。ウエ
ハWがアウト側ステージ68に載置されると、露光処理
ユニット61から制御部90に、アウト側ウエハ渡し信
号SIG(OUT)が出力される(ステップS10)。そ
の後制御部90がインターフェース部62に制御信号を
出力し、ウエハWは、アウト側ステージ68から中間ス
テージ66に移し替えられる(ステップS11)。
【0060】中間ステージ66にウエハWが載置される
と、制御部90がメイン搬送アーム55に対して制御信
号を出力し、メイン搬送アーム55にインターフェース
部62からベーク部56にウエハWを搬送させる(ステ
ップS12)。
【0061】ベーク部56では、図13に示すようにP
EB処理がウエハWに施される(ステップS13)。ま
ず、メイン搬送アーム55がウエハWを保持したウエハ
支持アーム64、65の何れか一方を前進させ、次いで
当該ウエハ支持アームを下降させることにより、ウエハ
Wを熱処理装置31のピン34の上に載置する(ステッ
プS21)。このときピン34は、図4に示すように載置
台33から突出している。従ってウエハWはこの載置台
33から離れている。この状態を前待機という(ステッ
プS22)。
【0062】なおメイン搬送アーム55はウエハWをベ
ーク部56に渡した後は、所定の手順に従って他の処理
部の間で他のウエハWの搬送を行う。
【0063】前待機時間t1が経過した後、制御部90
からの制御信号に応じて熱処理装置31では、図5に示
すように、ピン34が下降し、ウエハWを載置台33の
表面に載置する(ステップS23)。この状態を主処理と
いう(ステップS24)。そして主処理時間t2が経過し
た後、制御部90からの制御信号に応じてピン34が上
昇し、載置台33からウエハWを持ち上げる(ステップ
S25)。
【0064】制御部90は、主処理が終了する前に、他
の処理に従事していたメイン搬送アーム55を再びベー
ク部56の前に移動させる。熱処理装置31のピン34
が上昇した後、メイン搬送アーム55は空いているウエ
ハ支持アーム64、65の何れか一方を前進させ、次い
で当該ウエハ支持アームを上昇させることにより、ウエ
ハWをピン34から受け取る。
【0065】このようにしてPEB処理が終了した後、
メイン搬送アーム55は、制御部90の制御に従って、
ウエハWをベーク部56から冷却部57に搬送する(ス
テップS14)。冷却部57では、ウエハWが所定のレシ
ピに従って冷却される(ステップS15)。その後メイン
搬送アーム55は、制御部90の制御に従って、ウエハ
Wを冷却部57から現像部59に搬送する(ステップS
16)。現像部20では、ウエハWが所定のレシピに従っ
て現像される(ステップS17)。現像が終了すると、メ
イン搬送アーム55はウエハWを現像部20から52に
渡し(ステップS18)、キャリアステージ52の搬送機
構53により、ウエハWはキャリア51に収納される
(ステップS19)。
【0066】以上説明したレジスト処理において、制御
部90は、以下のようにして塗布現像ユニット54にお
ける、メイン搬送アーム55およびベーク部56の動作
タイミングを制御する。
【0067】以下の説明において、各種記号は次の意味
を表す。 T1;露光処理ユニット61における処理の所要時間 T2;インターフェース部62で露光処理後のウエハW
がベーク部56に達するまでの所要時間 T3;ベーク部56におけるPEB処理のための総所要
時間(収容時間) T4;冷却部57における所要時間 T5;現像部59における所要時間 T6;アドヒージョン部58における所要時間 T7;塗布部60における所要時間
【0068】ここでT3は、図15に示すように、前待
機時間t1と、主処理時間t2および後待機時間t3との
合計を示す。前待機時間t1とは、ベーク部56にウエ
ハWが到達してから実際にウエハWが加熱される主処理
が開始するまでの時間をいう。言い換えれば、メイン搬
送アーム55がウエハWをベーク部56の熱処理装置3
1のピン34の上に渡してから、ピン34が下がってウ
エハWが載置台33の上に載せられるまでの時間であ
る。
【0069】主処理時間t2は、主処理の所要時間、す
なわち実際にウエハWが載置台33の上で加熱される時
間である。また後待機時間t3は、主処理が終了した後
再びウエハWがピン34からメイン搬送アーム55に渡
されるまでの時間をいう。主処理時間t2および後待機
時間t3が実質的なウエハに対する熱処理、すなわちP
EB処理の所要時間である。
【0070】制御部90は、露光処理ユニット61から
出力される露光開始信号SIG(Es)、露光処理中信
号SIG(Ei)および露光終了信号(Ee)に基づい
て露光処理ユニット61における処理の所要時間T1
決定する。次いで、制御処理部90は、所要時間T1
基づいてPEB処理のための総所要時間T3が所定の条
件を満たすように決定する。すなわち、その条件とは、
3がT1以上(T3≧T1)であることである。
【0071】ここで、PEB処理のための総所要時間T
3のうち、主処理時間t2はレジストの種類等の諸条件に
より一定に保持されるべきものである。この時間t2
僅かでも延長することは、いわゆるオーバーベーキング
を引き起こすことになる。一方、後待機時間t3はメイ
ン搬送アーム55およびベーク部56によるウエハWの
受渡が開始するまでに不可避な時間であり、オーバーベ
ーキング防止の点からすると、できる限り短いことが好
ましい。従って、総所要時間T3のうち主処理時間t2
よび後待機時間t3は変更できず、前待機時間t1を変更
し、総所要時間T3を延長又は短縮する必要がある。
【0072】具体的には、露光処理のための所要時間T
1が110秒である場合、PEBのための総所要時間T3
を110秒以上にする必要がある。例えば総所要時間T
3のうち、主処理時間t2は90秒、後待機時間t3
1.5秒とすると、これらの値は常に一定なものであ
る。従って、この場合の前待機時間t1は、110秒−
(90秒+1.5秒)=18.5秒以上である必要があ
る。
【0073】制御部90は、上述のように決定された値
に従ってPEB処理のための総所要時間T3が達成され
るように、ベーク部56を制御する。具体的には、図1
4に示す前待機(ステップS22)の工程において、ピン
34にウエハWが載置された後、決定された前待機時間
1が経過した後、ピン34を下げて(ステップS23)
主処理を開始させる(ステップS24)。
【0074】上述のように、PEBのための総所要時間
3を露光のための所要時間T1以上に制御することによ
り、メイン搬送アーム55がインターフェース部62の
中間ステージ66近傍のウエハWを受け取るための位置
に到達し、ウエハWの受け取り動作を行う際にはウエハ
Wが中間ステージ66に必ず載置されていることにな
る。このため、メイン搬送アーム55がインターフェー
ス部62に到着したときにウエハWが中間ステージ66
になくとも受け取りのための動作を行うこと(アームの
空振り現象)を防止し、ウエハWを受け取ることなくP
EB処理、冷却処理および現像処理を行わせるためのウ
エハWの搬送動作をメイン搬送アームが行ってしまうこ
とが防止できる。この結果、ウエハWのレジスト処理プ
ロセス全体のスループツトの向上が図られる。
【0075】一方、所定のタイミングよりも遅れて中間
ステージ66に到達したウエハWは、再びメイン搬送ア
ーム55が来るまでインターフェース部62内に留め置
かれる。従って、インターフェース部62で露光処理後
のウエハWがベーク部56に達するまでの所要時間T2
が長くなる。このような場合にレジストが化学増感型で
あると、レジストの露光された部分の寸法が変化し、現
像後に所定の寸法のレジストパターンが得られないこと
がある。しかしながら、本実施形態によればウエハWが
中間ステージ66に必要以上に留め置かれることがない
ので、レジストに化学増感型を用いた楊合にも所定の寸
法のレジストパターンが得られる。このように本実施形
態のプロセスによれば、前待機時間t1の調整でインタ
ーフェース部62で露光処理後のウエハWがベーク部5
6に達するまでの所要時間T2も一定に保つことができ
る。
【0076】以上の効果は、何らかの理由により露光処
理のための所要時間T1が変化しても何ら代わりがな
い。本実施形態のレジスト処理プロセスでは、1枚のウ
エハWについて露光処理のための所要時間T1を実際に
測定し、この値に基づいて最適なPEBのための総所要
時間T3を決定しているからである。しかもPEBのた
めの総所要時間(収容時間)T3は、前待機時間t1を変
更することにより延長又は短縮される。このため、主処
理時間t2および後待機時間t3を一定に保つことができ
る。前待機でのウエハWは、前にウエハを熱処理した際
のベーク部56内の残存熱、例えば箱体32からの輻射
熱により若干加熱される。
【0077】しかしながらウエハWの温度は、図15に
示すように極めて緩やかに上昇する。その後、主処理が
始まるとウエハWの温度は速やかに上昇し、主処理時間
2の間は、所定の処理温度、例えば90℃に維持され
る。主処理終了後、後待機ではウエハWは速やかに冷却
され始める。このため、前待機時間t1が変化してもP
EB処理後のウエハWの表面上のレジストに対してほと
んど影響がない。この結果、オーバーベーキングを防止
できる。また、複数枚のウエハWを本実施形態のレジス
ト処理システム50において処理した場合に、ウエハW
ごとの主処理時間t2および後待機時間t3を一定に保つ
ことができ、複数のウエハWの間でのレジストの現像処
理をほぼ均一に行うことができる。
【0078】PEBの総所要時間T3のより好ましい条
件は、T3が塗布現像処理ユニット54のベーク部56
以外の処理部、すなわち、冷却部57、現像部59、ア
ドヒ一ジョン部58および塗布部60での所要時間T4
〜T7よりも長い(T3>T4〜T7)ことである。この場
合、冷却部57および現像部59での所要時間T4およ
びT5が常に一定に維持することが可能になる。その結
果、レジストに対する処理条件が、複数のウエハWの間
で均一になり、不良品の発生が抑制され、歩留まりが向
上する。
【0079】各処理部での所要時間T4〜T7を常に一定
に維持できると言うことは、メイン搬送アーム55が、
ウエハWをベーク部56に受け渡した後再びPEB処理
後の同じウエハWを受け取るためにベーク部56の近く
の所定位置に戻ってくるまでの時間(以下、メイン搬送
アーム55の1サイクル時間という)を常に一定にでき
るということである。このため、メイン搬送アーム55
の1サイクル時間を、ウエハWがPEBの主処理が終了
した時にメイン搬送アーム55が既に所定位置に戻って
きているように予め設定しておけば、このメイン搬送ア
ーム55の1サイクル時間は常に守られるため、後待機
時間t3を可能な限り短縮することが可能である。
【0080】本発明の塗布−露光−現像処理プロセスの
好ましい態様の一つは、PEB処理のための総所要時間
3と露光処理のための所要時間T1とが同ーである(T
3=T1)場合である。この場合、露光終了後のウエハW
は、インターフェース部62の中間ステージ66にほと
んど留め置かれることなく、メイン搬送アーム55によ
り受け取られ、ベーク部56に搬送される。また、PE
Bの総所要時間T3を露光処理のための所要時間T1に一
致させる際に、前待機時間t1を変更することでPEB
の総所要時間T3を変化させている。このため、主処理
時間t2および後待機時間t3を一定に維持でき、複数枚
のウエハWの間のPEB処理条件を均一にできる。
【0081】上述の第2の実施形態では、露光処理ユニ
ット61での処理の所要時間T1を、露光処理ユニット
61から出力される露光開始信号SIG(Es)、露光
処理中信号SIG(Ei)および露光終了信号(Ee)
に基づいて決定している。しかしながらかかる例に代え
て、作業者が露光処理ユニット61に備え付けられた入
力手段により露光処理ユニット61での露光処理時間を
入力し、同じ値を、図9に示す制御部90に設けられた
入力手段100により制御部90に入力し、この入力値
に基づいて制御部90が露光処理ユニット61での処理
の所要時間T1を決定し、上述と同様の制御を行っても
よい。
【0082】また作業者が露光処理ユニット61に備え
付けられた入力手段により露光処理ユニット61での処
理の露光処理時間を入力した場合に、露光処理ユニット
61から信号伝達系が介してこの値が信号として制御部
90へ伝達され、この信号に基づいて制御部90が露光
処理ユニット61での処理の所要時間T1を決定し、上
述と同様の制御を行っても良い。また、露光処理ユニッ
ト61での処理の所要時間は、インターフェース部62
によりイン側ステージ67にウエハWが載置されたこ
と、および、露光処理ユニット61からのアウト側ウエ
ハ渡し信号SIG(OUT)に基づいて、制御部90が
決定しても良い。また制御部90により、前待機時間t
1の設定および変更は、実際には、ウエハWの各ロット
の最初にウエハWに対してのみ行ってもよい。
【0083】なお前記各実施形態は、ウエハに対してレ
ジスト液塗布−露光処理−現像処理を行う処理システム
1を用いて実施した例であったが、本発明は、それ以外
にもインターフェースを介して第1の処理部と次処理を
行う第2の処理部とを接続した処理システムにおいて、
次処理である第2の処理部での処理、収容時間の管理を
厳格に定める必要がある場合に適用できる。
【0084】
【発明の効果】請求項1〜3の場合、第1の処理装置で
の処理時間に応じて、前記第2の処理装置内における本
来の処理時間に前待機時間を加算することになるので、
例えば第1の処理部の収容時間と第2の処理装置の収容
時間を同期化させることが可能になる。また第2の処理
装置における被処理体の収容時間は第1の処理部におけ
る被処理体の設定収容時間よりも長くすることで、第1
の処理装置での処理が終了した被処理体がインターフェ
ース部で留め置かれることはない。しかも前待機時間を
加算して、第2の処理装置における被処理体の収容時間
を、前記第2の処理部における他の次処理装置における
被処理体の収容時間よりも長く設定すれば、この第2の
処理装置での処理以後の次処理を行う他の処理装置での
クトタイムにばらつきが生ずることはない。即ち、一旦
第1の処理部と第2の処理装置との間で同期化すれば、
以後特にインターフェース部を介さない限り、第2の処
理以後は円滑な連続処理が可能となる。
【0085】請求項4の場合には、複数の被処理体を順
次していく場合、所定枚数毎、前記前待機時間を設定す
るようにしたので、効率よく実際のシステムを稼働させ
ることが可能になる。
【0086】請求項5のレジスト処理方法によれば、露
光処理装置での所要時間に対応して熱処理部での収容時
間を変更させることができるので、露光処理装置におい
て遅延等があった場合、当該遅延分を次処理である熱処
理部で吸収させることができる。したがって、レジスト
処理装置における各処理部での処理を滞らせることな
く、円滑に実施でき、スループットが向上する。
【0087】請求項6のレジスト処理装置によれば、制
御部の制御によって請求項5のレジスト処理方法を好適
に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を実施するための処理
システムの平面説明図である。
【図2】図1の処理システムにおけるインターフェース
部の正面説明図である。
【図3】図2のインターフェース部の概観を示す斜視図
である。
【図4】図1の処理システムにおけるPEB処理を行う
ための熱処理装置の前待機状態の様子を示す断面説明図
である。
【図5】図4の熱処理装置の熱処理状態の様子を示す断
面説明図である。
【図6】前待機時間を設けた場合のウエハの熱履歴を示
すグラフである。
【図7】本発明の第1の実施形態の動作を説明するため
の制御フローを示した説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態にかかるレジスト処理
システムの外観を示す斜視図である。
【図9】図8のレジスト処理システムの平面説明図であ
る。
【図10】図8のレジスト処理システムにおけるインタ
ーフェース部の正面説明図である。
【図11】図10のインターフェース部の概観を示す斜
視図である。
【図12】図8のレジスト処理システムを用いたレジス
ト処理プロセスのフローを示した説明図である。
【図13】図8のレジスト処理システムを用いたレジス
ト処理プロセスのフローを示した説明図である。
【図14】図8のレジスト処理システムにおけるベーク
部の熱処理プロセスのフローを示した説明図である。
【図15】図8のレジスト処理システムを用いたPEB
処理におけるウエハの熱履歴経過と時間との関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 処理システム 2 露光処理部 3 塗布・現像処理部 4 インターフェース部 6 メイン搬送アーム 8 冷却部 9 ベーク部 12 中間受渡し台 15 搬送機構 31 熱処理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に対して第1の処理を行う第1
    の処理装置を備えた第1の処理部と、前記第1の処理終
    了後に前記被処理体に対して第2の処理を行う第2の処
    理装置、及び前記第2の処理後に前記被処理体に対して
    各種の異なった処理を行う複数の次処理装置を備えた第
    2の処理部と、前記第1の処理部と第2の処理部との間
    で被処理体の受け渡しを行うインターフェース部と、前
    記インターフェース部と前記第2の処理部における処理
    装置との間で被処理体の搬送を行う搬送手段と、を備え
    た処理システムにおいて、 前記第1の処理装置での処理時間に応じて、前記第2の
    処理装置内における被処理体の前待機時間を設定し、こ
    の前待機時間経過後に前記第2の処理を実施することを
    特徴とする、処理方法。
  2. 【請求項2】 第2の処理装置における被処理体の収
    容時間を、第2の処理部における他の次処理装置におけ
    る被処理体の収容時間以上の長さに設定し、かつ第1の
    処理部における被処理体の設定収容時間よりも長く設定
    したことを特徴とする、請求項1に記載の処理方法。
  3. 【請求項3】 第2の処理装置における被処理体の収容
    時間を、第2の処理部における他の処理装置における被
    処理体の収容時間以上の長さに設定し、かつ第1の処理
    部における被処理体の設定収容時間と等しく設定したこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 複数の被処理体を順次処理していく場合
    に、所定枚数毎に前記前待機時間を設定することを特徴
    とする、請求項1、2又は3に記載の処理方法。
  5. 【請求項5】 表面にレジスト膜が形成されかつこのレ
    ジスト膜が露光された被処理体に対して熱処理を施すた
    めの熱処理部と、前記熱処理部で熱処理が施された前記
    被処理体を冷却するための冷却処理部と、前記冷却処理
    部で冷却された前記被処理体表面のレジスト膜を現像す
    るための現像処理部と、露光処理装置との間で前記被処
    理体を受け渡すためのインターフェース部と、前記熱処
    理部、前記冷却処理部、前記現像処理部およびインター
    フェース部の間で前記被処理体を搬送するための搬送手
    段とを具備するレジスト処理装置において、前記インタ
    ーフェース部において前記露光処理装置から搬出された
    露光処理後の被処理体を前記搬送手段が受け取る工程
    と、前記搬送手段により前記インターフェース部から前
    記熱処理部まで前記露光処理後の被処理体を搬送する工
    程と、前記熱処理部において前記露光処理後の被処理体
    に熱処理を施す工程と、前記熱処理後の被処理体を搬送
    手段により前記熱処理部から前記冷却処理部まで搬送す
    る工程と、前記冷却処理部において前記熱処理後の被処
    理体を冷却する工程と、前記搬送手段により前記冷却処
    理後の被処理体を前記冷却処理部から前記現像処理部ま
    で搬送する工程と、前記現像処理部において前記冷却処
    理後の被処理体上のレジスト膜を現像する工程とを具備
    し、前記露光処理装置での処理の所要時間に基づいて前
    記熱処理部での収容時間を変更することを特徴とする、
    レジスト処理方法。
  6. 【請求項6】 表面にレジスト膜が形成された露光処理
    後の被処理体に対して熱処理を施すための熱処理部と、
    前記熱処理部で熱処理が施された前記被処理体を冷却す
    るための冷却処理部と、前記冷却処理部で冷却された前
    記被処理体の表面のレジスト膜を現像するための現像処
    理部と、露光処理を行う露光処理装置との間で前記被処
    理体を受け渡すためのインターフェース部と、前記熱処
    理部、前記冷却処理部、前記現像処理部およびインター
    フェース部の間で前記被処理体を搬送するための搬送手
    段と、少なくとも前記熱処理部および前記搬送手段の動
    作を制御可能であり、前記露光処理装置での処理の所要
    時間に応じて前記熱処理部での収容時間を変更すること
    ができる制御部とを具備したことを特徴とする、レジス
    ト処理装置。
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