JPH0825553A - 皮膜処理Ａｌ−Ｚｎ合金めっき鋼板 - Google Patents
皮膜処理Ａｌ−Ｚｎ合金めっき鋼板Info
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- JPH0825553A JPH0825553A JP18656994A JP18656994A JPH0825553A JP H0825553 A JPH0825553 A JP H0825553A JP 18656994 A JP18656994 A JP 18656994A JP 18656994 A JP18656994 A JP 18656994A JP H0825553 A JPH0825553 A JP H0825553A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 公害問題につながるクロメ−ト処理を施さな
くても湿潤環境下での耐黒変性（耐食性）に優れること
は勿論、優れた加工性や耐アルカリ性をも兼備したAl−
Zn合金めっき鋼板を提供する。 【構成】 Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹脂皮膜を有
する皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板の樹脂皮膜中に、ア
ルキン類，アルキノ−ル類，アミン類，チオ化合物，複
素環化合物，ポリカルボン酸化合物又はその塩，安息香
酸又はその塩，リグニンスルホン酸又はその塩，リン酸
又はその塩から選ばれた少なくとも１種類の化合物を合
計量で 0.001〜50重量％含有させるか、あるいは更にク
ロム酸又はクロム酸塩あるいはこれらの両者をも金属Cr
として 0.5〜40 mg/ｍ2 の割合で含有させる。
くても湿潤環境下での耐黒変性（耐食性）に優れること
は勿論、優れた加工性や耐アルカリ性をも兼備したAl−
Zn合金めっき鋼板を提供する。 【構成】 Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹脂皮膜を有
する皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板の樹脂皮膜中に、ア
ルキン類，アルキノ−ル類，アミン類，チオ化合物，複
素環化合物，ポリカルボン酸化合物又はその塩，安息香
酸又はその塩，リグニンスルホン酸又はその塩，リン酸
又はその塩から選ばれた少なくとも１種類の化合物を合
計量で 0.001〜50重量％含有させるか、あるいは更にク
ロム酸又はクロム酸塩あるいはこれらの両者をも金属Cr
として 0.5〜40 mg/ｍ2 の割合で含有させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建材，土木製品の材
料，自動車用材，家電製品材料，産業機器材料等として
好適な樹脂皮膜を施された皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼
板に関するものである。
料，自動車用材，家電製品材料，産業機器材料等として
好適な樹脂皮膜を施された皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼
板に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来から、鋼板の耐食性改善技
術の１つとしてAl−Zn合金めっきを施すことが行われて
いるが、このめっき合金としては、４〜75重量％のAlを
含有するかあるいは更にSi，Mg，Ce−La等の第三成分を
も微量含有すると共に残部が実質的にZnから成るものが
知られている。これらAl−Zn合金めっき鋼板の中で現在
実際に商品化されているのは、Alを４〜10重量％含有
し、更にMg及びCe−Laを約 0.1重量％含有するZn合金を
めっきした“低Al−Zn合金めっき鋼板”と、Al：55重量
％，Zn：43.4重量％，Si：1.6 重量％を含有する合金を
めっきした“高Al−Zn合金めっき鋼板”の２種類であ
る。
術の１つとしてAl−Zn合金めっきを施すことが行われて
いるが、このめっき合金としては、４〜75重量％のAlを
含有するかあるいは更にSi，Mg，Ce−La等の第三成分を
も微量含有すると共に残部が実質的にZnから成るものが
知られている。これらAl−Zn合金めっき鋼板の中で現在
実際に商品化されているのは、Alを４〜10重量％含有
し、更にMg及びCe−Laを約 0.1重量％含有するZn合金を
めっきした“低Al−Zn合金めっき鋼板”と、Al：55重量
％，Zn：43.4重量％，Si：1.6 重量％を含有する合金を
めっきした“高Al−Zn合金めっき鋼板”の２種類であ
る。
【０００３】そして、これらAl−Zn合金めっき鋼板の耐
食性は、同一めっき厚みで比較すると、従来の溶融亜鉛
めっき鋼板に比べて低Al−Zn合金めっき鋼板で1.5 〜２
倍、高Al−Zn合金めっき鋼板では３〜６倍も優れている
とされている。この優れた耐食性に基づき、Al−Zn合金
めっき鋼板は、屋根材や壁材等の建材製品、ガ−ドレ−
ル，防音壁，排水溝等の土木製品の材料、自動車，家電
製品，産業機器等の材料、更には塗装鋼板の基板等とし
て広い用途に供されてきた。
食性は、同一めっき厚みで比較すると、従来の溶融亜鉛
めっき鋼板に比べて低Al−Zn合金めっき鋼板で1.5 〜２
倍、高Al−Zn合金めっき鋼板では３〜６倍も優れている
とされている。この優れた耐食性に基づき、Al−Zn合金
めっき鋼板は、屋根材や壁材等の建材製品、ガ−ドレ−
ル，防音壁，排水溝等の土木製品の材料、自動車，家電
製品，産業機器等の材料、更には塗装鋼板の基板等とし
て広い用途に供されてきた。
【０００４】しかし、Al−Zn合金めっき鋼板は、そのめ
っき層にAlが配合されているために従来の亜鉛めっき鋼
板と比べて次のような問題が指摘されており、この問題
は特に高Al−Zn合金めっき鋼板では深刻なものであっ
た。 a) Al−Zn合金めっき鋼板でも、めっきしたままの状態
で湿潤環境下に置かれると亜鉛めっき鋼板よりは少ない
ものの錆が生じる。しかも、この錆は、亜鉛めっき鋼板
のような白色ではなくて灰色から黒色であり、そのため
めっき表面が黒変して著しく商品価値が低下する。 b) Al−Zn合金めっき鋼板は、従来の溶融亜鉛めっき鋼
板と比較してめっき皮膜が硬いためロ−ル成形やプレス
成形を行って加工する際の潤滑性が悪く、加工時にめっ
き層が破壊されたり、摩擦熱によってめっき層が成形ロ
−ルやプレス金型に融着する現象を生じたりする。そし
て、この結果、Al−Zn合金めっき鋼板から出る金属粉末
がたまって焼き付き現象を生じたり、疵やアブレ−ジョ
ン等の欠陥を生じたりして外観の悪化を来す。
っき層にAlが配合されているために従来の亜鉛めっき鋼
板と比べて次のような問題が指摘されており、この問題
は特に高Al−Zn合金めっき鋼板では深刻なものであっ
た。 a) Al−Zn合金めっき鋼板でも、めっきしたままの状態
で湿潤環境下に置かれると亜鉛めっき鋼板よりは少ない
ものの錆が生じる。しかも、この錆は、亜鉛めっき鋼板
のような白色ではなくて灰色から黒色であり、そのため
めっき表面が黒変して著しく商品価値が低下する。 b) Al−Zn合金めっき鋼板は、従来の溶融亜鉛めっき鋼
板と比較してめっき皮膜が硬いためロ−ル成形やプレス
成形を行って加工する際の潤滑性が悪く、加工時にめっ
き層が破壊されたり、摩擦熱によってめっき層が成形ロ
−ルやプレス金型に融着する現象を生じたりする。そし
て、この結果、Al−Zn合金めっき鋼板から出る金属粉末
がたまって焼き付き現象を生じたり、疵やアブレ−ジョ
ン等の欠陥を生じたりして外観の悪化を来す。
【０００５】このため、従来、発錆によるめっき表面黒
変化の問題を解決するためにはAl−Zn合金めっき層をク
ロメ−ト処理することが行われており、また加工に際し
ての潤滑性の問題を解決するためはAl−Zn合金めっき鋼
板の表面にワックス等の潤滑剤を塗布することが行われ
てきた。
変化の問題を解決するためにはAl−Zn合金めっき層をク
ロメ−ト処理することが行われており、また加工に際し
ての潤滑性の問題を解決するためはAl−Zn合金めっき鋼
板の表面にワックス等の潤滑剤を塗布することが行われ
てきた。
【０００６】ところが、クロメ−ト処理に対しては、時
としてめっき表面の黒変化を助長する場合のあること
や、処理廃液等に起因した公害の防止に多大な配慮を要
することなどが指摘されるようになってきた。一方、加
工性改善のために潤滑剤を塗布すると、このAl−Zn合金
めっき鋼板を屋根材として使用する場合には施工時に足
を滑らせる危険性をもたらし、またこの上に塗装を施す
ことが難しいことを考えれば、加工品の出荷時に潤滑剤
を完全に除去しなければならないという問題が生じた。
としてめっき表面の黒変化を助長する場合のあること
や、処理廃液等に起因した公害の防止に多大な配慮を要
することなどが指摘されるようになってきた。一方、加
工性改善のために潤滑剤を塗布すると、このAl−Zn合金
めっき鋼板を屋根材として使用する場合には施工時に足
を滑らせる危険性をもたらし、またこの上に塗装を施す
ことが難しいことを考えれば、加工品の出荷時に潤滑剤
を完全に除去しなければならないという問題が生じた。
【０００７】そこで、潤滑剤を塗布したりその除去を行
ったりする手間を省略するために、Al−Zn合金めっき鋼
板の表面をアクリル系樹脂で被覆する方法が提案され
た。しかも、この場合、Al−Zn合金めっき鋼板の表面を
被覆するアクリル系樹脂にクロム酸を添加するとクロメ
−ト処理に代わる効果（耐食性を改善してめっき表面の
変色を防ぐ効果）が得られ、クロメ−ト処理の省略が可
能になるとの報告もなされている（特公平１−５３３５
３号公報，特公平４−２６７２号公報等を参照）。
ったりする手間を省略するために、Al−Zn合金めっき鋼
板の表面をアクリル系樹脂で被覆する方法が提案され
た。しかも、この場合、Al−Zn合金めっき鋼板の表面を
被覆するアクリル系樹脂にクロム酸を添加するとクロメ
−ト処理に代わる効果（耐食性を改善してめっき表面の
変色を防ぐ効果）が得られ、クロメ−ト処理の省略が可
能になるとの報告もなされている（特公平１−５３３５
３号公報，特公平４−２６７２号公報等を参照）。
【０００８】しかしながら、Al−Zn合金めっき鋼板の用
途が拡大して、屋根材や壁材等の建材製品あるいはガ−
ドレ−ル，防音壁又は排水溝等の土木用品に適用されて
スレ−ト，コンクリ−ト等のアルカリ金属又はアルカリ
土類金属を含む材料と接触する使用形態が多くなったこ
ともあり、これら材料からアルカリ成分が溶出しAl−Zn
合金めっき鋼板の表面に作用して黒変，外観劣化をもた
らし、甚だしい場合には使用不能となるケ−スが増えて
きた。そして、このような問題に対しては、上記アクリ
ル系樹脂被覆Al−Zn合金めっき鋼板やクロム酸含有アク
リル系樹脂被覆Al−Zn合金めっき鋼板では十分に対処す
ることはできなかった。
途が拡大して、屋根材や壁材等の建材製品あるいはガ−
ドレ−ル，防音壁又は排水溝等の土木用品に適用されて
スレ−ト，コンクリ−ト等のアルカリ金属又はアルカリ
土類金属を含む材料と接触する使用形態が多くなったこ
ともあり、これら材料からアルカリ成分が溶出しAl−Zn
合金めっき鋼板の表面に作用して黒変，外観劣化をもた
らし、甚だしい場合には使用不能となるケ−スが増えて
きた。そして、このような問題に対しては、上記アクリ
ル系樹脂被覆Al−Zn合金めっき鋼板やクロム酸含有アク
リル系樹脂被覆Al−Zn合金めっき鋼板では十分に対処す
ることはできなかった。
【０００９】このようなことから、本発明が目的とした
のは、公害問題につながるクロメ−ト処理を施さなくて
も湿潤環境下での耐黒変性（耐食性）に優れることは勿
論、優れた加工性（即ちロ−ル成形やプレス成形におけ
る潤滑性）や耐アルカリ性をも兼備したAl−Zn合金めっ
き鋼板を提供することであった。
のは、公害問題につながるクロメ−ト処理を施さなくて
も湿潤環境下での耐黒変性（耐食性）に優れることは勿
論、優れた加工性（即ちロ−ル成形やプレス成形におけ
る潤滑性）や耐アルカリ性をも兼備したAl−Zn合金めっ
き鋼板を提供することであった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意研究を行った結果、 a) Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹脂皮膜を有する皮
膜処理Al−Zn合金めっき鋼板において、その樹脂皮膜中
に腐食抑制作用のあるインヒビタ−を含有させると、良
好な加工性は勿論のこと、クロメ−ト処理を要しないで
優れた耐アルカリ性，耐食性をも兼備し得るようにな
る， b) また、インヒビタ−を含有した上記樹脂皮膜中に更
にクロム酸，クロム酸塩を含有させると、皮膜処理Al−
Zn合金めっき鋼板の耐食性は一段と改善される，との知
見を得ることができた。
を達成すべく鋭意研究を行った結果、 a) Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹脂皮膜を有する皮
膜処理Al−Zn合金めっき鋼板において、その樹脂皮膜中
に腐食抑制作用のあるインヒビタ−を含有させると、良
好な加工性は勿論のこと、クロメ−ト処理を要しないで
優れた耐アルカリ性，耐食性をも兼備し得るようにな
る， b) また、インヒビタ−を含有した上記樹脂皮膜中に更
にクロム酸，クロム酸塩を含有させると、皮膜処理Al−
Zn合金めっき鋼板の耐食性は一段と改善される，との知
見を得ることができた。
【００１１】本発明は、上記知見事項等を基にして完成
されたものであり、「Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹
脂皮膜を有する皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板の樹脂皮
膜中に、 アルキン類，アルキノ−ル類，アミン類，チオ
化合物，複素環化合物，ポリカルボン酸化合物又はその
塩，安息香酸又はその塩，リグニンスルホン酸又はその
塩，リン酸又はその塩から選ばれた少なくとも１種類の
化合物を合計量で 0.001〜50重量％含有させるか、 ある
いは更にクロム酸又はクロム酸塩あるいはこれらの両者
をも金属Crとして 0.5〜40 mg/ｍ2 の割合で含有させる
ことによって、 優れた耐食性，耐アルカリ性，加工性を
兼備せしめた点」に大きな特徴を有している。
されたものであり、「Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹
脂皮膜を有する皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板の樹脂皮
膜中に、 アルキン類，アルキノ−ル類，アミン類，チオ
化合物，複素環化合物，ポリカルボン酸化合物又はその
塩，安息香酸又はその塩，リグニンスルホン酸又はその
塩，リン酸又はその塩から選ばれた少なくとも１種類の
化合物を合計量で 0.001〜50重量％含有させるか、 ある
いは更にクロム酸又はクロム酸塩あるいはこれらの両者
をも金属Crとして 0.5〜40 mg/ｍ2 の割合で含有させる
ことによって、 優れた耐食性，耐アルカリ性，加工性を
兼備せしめた点」に大きな特徴を有している。
【００１２】上述のように、本発明は、Al−Zn合金めっ
き鋼板の表面に腐食抑制効果のあるインヒビタ−等を含
有する樹脂皮膜を設けた皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板
を提供するものであるが、基材たる鋼板の種類，Al−Zn
合金めっきの種類及びめっき厚み等については特に制限
されるものではなく、例えば従来のAl−Zn合金めっき鋼
板のそれと同様で良い。
き鋼板の表面に腐食抑制効果のあるインヒビタ−等を含
有する樹脂皮膜を設けた皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板
を提供するものであるが、基材たる鋼板の種類，Al−Zn
合金めっきの種類及びめっき厚み等については特に制限
されるものではなく、例えば従来のAl−Zn合金めっき鋼
板のそれと同様で良い。
【００１３】また、皮膜処理に用いる樹脂としては、耐
アルカリ性の点からポリエステル系樹脂，ポリウレタン
系樹脂，アクリル系樹脂等が望ましく、樹脂皮膜の厚さ
については 0.3〜５μが好ましいと言える。この樹脂皮
膜厚さの好適範囲は、0.3 μより薄いと耐アルカリ性，
耐黒変性（耐食性）が十分でなくなるおそれがあり、一
方、５μより厚くなるとコスト的な不利が懸念されるこ
とから認識されたものである。
アルカリ性の点からポリエステル系樹脂，ポリウレタン
系樹脂，アクリル系樹脂等が望ましく、樹脂皮膜の厚さ
については 0.3〜５μが好ましいと言える。この樹脂皮
膜厚さの好適範囲は、0.3 μより薄いと耐アルカリ性，
耐黒変性（耐食性）が十分でなくなるおそれがあり、一
方、５μより厚くなるとコスト的な不利が懸念されるこ
とから認識されたものである。
【００１４】上記樹脂皮膜中に含有せしめられるインヒ
ビタ−としては、アルキン類，アルキノ−ル類，アミン
類，チオ化合物，複素環化合物，ポリカルボン酸化合物
又はその塩，安息香酸又はその塩，リグニンスルホン酸
又はその塩，リン酸又はその塩から選ばれ、そのうちの
１種類あるいは２種類以上が樹脂皮膜中に含有せしめら
れる。
ビタ−としては、アルキン類，アルキノ−ル類，アミン
類，チオ化合物，複素環化合物，ポリカルボン酸化合物
又はその塩，安息香酸又はその塩，リグニンスルホン酸
又はその塩，リン酸又はその塩から選ばれ、そのうちの
１種類あるいは２種類以上が樹脂皮膜中に含有せしめら
れる。
【００１５】上記インヒビタ−のうちのアルキン類と
は、炭素−炭素三重結合を含む有機化合物のことであ
り、例えばペンチン，ヘキシン，ヘプチン，オクチン等
が挙げられる。アルキノ−ル類とは、上記のアルキン類
に１個以上の水酸基を有する有機化合物のことであり、
プロパルギルアルコ−ル，1-ヘキシン- 3-オ−ル，1-ヘ
プチン-3- オ−ル等が挙げられる。
は、炭素−炭素三重結合を含む有機化合物のことであ
り、例えばペンチン，ヘキシン，ヘプチン，オクチン等
が挙げられる。アルキノ−ル類とは、上記のアルキン類
に１個以上の水酸基を有する有機化合物のことであり、
プロパルギルアルコ−ル，1-ヘキシン- 3-オ−ル，1-ヘ
プチン-3- オ−ル等が挙げられる。
【００１６】アミン類とは、分子中に窒素原子を１個以
上含む有機化合物のことであり、例えばグリシン，サル
コシン，Ｎ−ラウロイルサルコシン，Ｎ−ラウロイルサ
ルコシンナトリウム，ポリアクリルアミド，アダマンタ
ン，シクロヘキシルアミン，ジエチルアミン，トリエチ
ルアミン，オクチルアミン，ノニルアミン，デシルアミ
ン，ラウリルアミントリデシルアミン，セチルアミン等
が例示される。チオ化合物とは、分子中に硫黄原子を１
個以上含む有機化合物のことであり、例えばデシルメル
カプタン，セチルメルカプタン等が例示される。
上含む有機化合物のことであり、例えばグリシン，サル
コシン，Ｎ−ラウロイルサルコシン，Ｎ−ラウロイルサ
ルコシンナトリウム，ポリアクリルアミド，アダマンタ
ン，シクロヘキシルアミン，ジエチルアミン，トリエチ
ルアミン，オクチルアミン，ノニルアミン，デシルアミ
ン，ラウリルアミントリデシルアミン，セチルアミン等
が例示される。チオ化合物とは、分子中に硫黄原子を１
個以上含む有機化合物のことであり、例えばデシルメル
カプタン，セチルメルカプタン等が例示される。
【００１７】複素環化合物とは、環状の分子において環
の構成原子として炭素以外の原子が含まれている有機化
合物のことであり、ピリジン，ベンゾチアゾ−ル，2-メ
ルカプトベンゾチアゾ−ル，2-メルカプトベンゾチアゾ
−ルナトリウム，ベンドトリアゾ−ル，ベンズイミダゾ
−ル，キノリン，インド−ル等が例示される。
の構成原子として炭素以外の原子が含まれている有機化
合物のことであり、ピリジン，ベンゾチアゾ−ル，2-メ
ルカプトベンゾチアゾ−ル，2-メルカプトベンゾチアゾ
−ルナトリウム，ベンドトリアゾ−ル，ベンズイミダゾ
−ル，キノリン，インド−ル等が例示される。
【００１８】また、ポリカルボン酸化合物（又はその
塩）とは、分子中にカルボキシル基を２個以上含む化合
物（又はその塩）のことであり、例えばクエン酸，クエ
ン酸水素２アンモニウム，クエン酸鉄(III) アンモニウ
ム，クエン酸鉄(III) ，クエン酸リチウム，クエン酸２
水素リチウム，クエン酸水素２カリウム，クエン酸３カ
リウム，クエン酸１ナトリウム，クエン酸３ナトリウ
ム，クエン酸亜鉛，コハク酸，コハク酸２ナトリウム，
コハク酸１ナトリウム，マロン酸，アジピン酸，セバシ
ン酸，酒石酸水素アンモニウム，酒石酸アンモニウム，
酒石酸カルシウム，酒石酸水素コリン，酒石酸鉄 (II)
，酒石酸リチウム，酒石酸水素カリウム，酒石酸水ナ
トリウムカリウム，酒石酸カリウム，酒石酸水素ナトリ
ウム，酒石酸ナトリウム，酒石酸亜鉛等が例示される。
塩）とは、分子中にカルボキシル基を２個以上含む化合
物（又はその塩）のことであり、例えばクエン酸，クエ
ン酸水素２アンモニウム，クエン酸鉄(III) アンモニウ
ム，クエン酸鉄(III) ，クエン酸リチウム，クエン酸２
水素リチウム，クエン酸水素２カリウム，クエン酸３カ
リウム，クエン酸１ナトリウム，クエン酸３ナトリウ
ム，クエン酸亜鉛，コハク酸，コハク酸２ナトリウム，
コハク酸１ナトリウム，マロン酸，アジピン酸，セバシ
ン酸，酒石酸水素アンモニウム，酒石酸アンモニウム，
酒石酸カルシウム，酒石酸水素コリン，酒石酸鉄 (II)
，酒石酸リチウム，酒石酸水素カリウム，酒石酸水ナ
トリウムカリウム，酒石酸カリウム，酒石酸水素ナトリ
ウム，酒石酸ナトリウム，酒石酸亜鉛等が例示される。
【００１９】安息香酸（又はその塩）としては、安息香
酸亜鉛，安息香酸アルミニウム，安息香酸アンモニウ
ム，安息香酸カリウム，安息香酸カルシウム，安息香酸
ナトリウム，安息香酸リチウム等が例示される。リグニ
ンスルホン酸（又はその塩）としては、例えばリグニン
スルホン酸カルシウム，リグニンスルホン酸ナトリウム
等が例示される。
酸亜鉛，安息香酸アルミニウム，安息香酸アンモニウ
ム，安息香酸カリウム，安息香酸カルシウム，安息香酸
ナトリウム，安息香酸リチウム等が例示される。リグニ
ンスルホン酸（又はその塩）としては、例えばリグニン
スルホン酸カルシウム，リグニンスルホン酸ナトリウム
等が例示される。
【００２０】リン酸（又はその塩）としては、リン酸２
水素アンモニウム，リン酸水素２アンモニウム，リン酸
３アンモニウム，リンモリブデン酸アンモニウム，リン
酸水素アンモニウムナトリウム，リン酸水素カルシウ
ム，リン酸２水素カルシウム，リン酸３カルシウム，リ
ン酸クロム(III) ，リン酸３リチウム，リン酸２水素カ
リウム，リン酸水素２カリウム，リンタングステン酸カ
リウム，リン酸２水素ナトリウム，リン酸３ナトリウ
ム，リン酸２水素アルミニウム，リン酸アルミニウム等
が例示される。
水素アンモニウム，リン酸水素２アンモニウム，リン酸
３アンモニウム，リンモリブデン酸アンモニウム，リン
酸水素アンモニウムナトリウム，リン酸水素カルシウ
ム，リン酸２水素カルシウム，リン酸３カルシウム，リ
ン酸クロム(III) ，リン酸３リチウム，リン酸２水素カ
リウム，リン酸水素２カリウム，リンタングステン酸カ
リウム，リン酸２水素ナトリウム，リン酸３ナトリウ
ム，リン酸２水素アルミニウム，リン酸アルミニウム等
が例示される。
【００２１】ここで、上記インヒビタ−を含有する樹脂
皮膜の形成は、例えばインヒビタ−を添加した樹脂塗料
をAl−Zn合金めっき鋼板表面に塗布する等の手段で行う
ことができる。そして、樹脂皮膜中におけるインヒビタ
−の含有量は 0.001〜50重量％、望ましくは 0.1〜30重
量％とするのが良い。これは、樹脂皮膜中におけるイン
ヒビタ−の含有量が 0.001重量％未満では耐食性，耐ア
ルカリ性の点で不十分であり、一方、50重量％を超える
と加工性が阻害されるからである。
皮膜の形成は、例えばインヒビタ−を添加した樹脂塗料
をAl−Zn合金めっき鋼板表面に塗布する等の手段で行う
ことができる。そして、樹脂皮膜中におけるインヒビタ
−の含有量は 0.001〜50重量％、望ましくは 0.1〜30重
量％とするのが良い。これは、樹脂皮膜中におけるイン
ヒビタ−の含有量が 0.001重量％未満では耐食性，耐ア
ルカリ性の点で不十分であり、一方、50重量％を超える
と加工性が阻害されるからである。
【００２２】また、公害の観点から問題のないような少
量であれば、クロム酸あるいはクロム酸系の化合物もイ
ンヒビタ−と併用して樹脂皮膜中に含有させることがで
き、これによって皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板の耐食
性は更に向上する。この場合、樹脂皮膜中に含有させる
クロム酸又はクロム酸塩あるいはこれら両者の含有量が
金属Cr量で0.5mg/ｍ2 を下回ると耐食性の改善効果が十
分でなく、一方、 40mg/ｍ2 を超えて含有させることは
処理操作に起因する公害の観点から好ましくない。
量であれば、クロム酸あるいはクロム酸系の化合物もイ
ンヒビタ−と併用して樹脂皮膜中に含有させることがで
き、これによって皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板の耐食
性は更に向上する。この場合、樹脂皮膜中に含有させる
クロム酸又はクロム酸塩あるいはこれら両者の含有量が
金属Cr量で0.5mg/ｍ2 を下回ると耐食性の改善効果が十
分でなく、一方、 40mg/ｍ2 を超えて含有させることは
処理操作に起因する公害の観点から好ましくない。
【００２３】次に、本発明を実施例により更に具体的に
説明する。
説明する。
〈実施例１〉0.6 mm厚さのAl−Zn合金めっき鋼板（めっ
き厚:150g/ｍ2 ，めっき皮膜中のAl含有率：55重量％）
に表１及び表２に示すインヒビタ−を含有したアクリル
系樹脂分散液（アクリル系樹脂：Tgが45℃で固形分濃度
が25％）を塗布し、１００℃で１分間焼付けて樹脂皮膜
厚が 1.2μの皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板を得た。
き厚:150g/ｍ2 ，めっき皮膜中のAl含有率：55重量％）
に表１及び表２に示すインヒビタ−を含有したアクリル
系樹脂分散液（アクリル系樹脂：Tgが45℃で固形分濃度
が25％）を塗布し、１００℃で１分間焼付けて樹脂皮膜
厚が 1.2μの皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板を得た。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【表２】
【００２６】そして、このようにして得られた各皮膜処
理Al−Zn合金めっき鋼板について耐食性及び加工性を評
価した。なお、耐食性及び加工性は以下に示す方法で評
価した。
理Al−Zn合金めっき鋼板について耐食性及び加工性を評
価した。なお、耐食性及び加工性は以下に示す方法で評
価した。
【００２７】〔耐食性〕採取した試験片について５％食
塩水による塩水噴霧試験（３５℃×５００時間）を行
い、試験後の表面を目視観察して下記の５段階評価を行
った。 ５：白錆の発生なし， ４：白錆発生率５％未満， ３：白錆発生率５％以上１０％未満， ２：白錆発生率１０％以上５０％未満， １：白錆発生率５０％以上。
塩水による塩水噴霧試験（３５℃×５００時間）を行
い、試験後の表面を目視観察して下記の５段階評価を行
った。 ５：白錆の発生なし， ４：白錆発生率５％未満， ３：白錆発生率５％以上１０％未満， ２：白錆発生率１０％以上５０％未満， １：白錆発生率５０％以上。
【００２８】〔加工性〉図１に要部を示したビ−ド付ハ
ット成形機(1) を用い、採取した２５０mm×５０mmの試
験片(11)を図１に示したようにダイ(3) と押さえ(4) の
間に挿入し、次に、押さえ(4) を下降して試験片(11)を
押さえた状態でポンチ(2)を７０mm/sの速さで43mm上昇
させて試験片(11)に凸部を形成すると共に、ダイ(3) の
ビ−ド部(5) によって試験片(11)を摺動させた。なお、
図２は、加工後の試験機(1) の要部及び試験片(11)の断
面図を示しており、図３は成形加工後の試験片(11)の斜
視図である。そして、上記成形加工後の試験片の表面を
目視観察し、次の５点法で加工性を評価した。 ５：“かじり”や、 樹脂及びメタルに“ピックアップ”
がない， ４：“かじり”が僅かに生じ、 樹脂及びメタルの“ピッ
クアップ”が５mg未満， ３：“かじり”が若干発生し、 樹脂及びメタルの“ピッ
クアップ”が５mg以上10mg未満， ２：“かじり”がかなり生じ、 樹脂及びメタルの“ピッ
クアップ”が10mg以上 100mg未満， １：加工部が破断し、加工不能。
ット成形機(1) を用い、採取した２５０mm×５０mmの試
験片(11)を図１に示したようにダイ(3) と押さえ(4) の
間に挿入し、次に、押さえ(4) を下降して試験片(11)を
押さえた状態でポンチ(2)を７０mm/sの速さで43mm上昇
させて試験片(11)に凸部を形成すると共に、ダイ(3) の
ビ−ド部(5) によって試験片(11)を摺動させた。なお、
図２は、加工後の試験機(1) の要部及び試験片(11)の断
面図を示しており、図３は成形加工後の試験片(11)の斜
視図である。そして、上記成形加工後の試験片の表面を
目視観察し、次の５点法で加工性を評価した。 ５：“かじり”や、 樹脂及びメタルに“ピックアップ”
がない， ４：“かじり”が僅かに生じ、 樹脂及びメタルの“ピッ
クアップ”が５mg未満， ３：“かじり”が若干発生し、 樹脂及びメタルの“ピッ
クアップ”が５mg以上10mg未満， ２：“かじり”がかなり生じ、 樹脂及びメタルの“ピッ
クアップ”が10mg以上 100mg未満， １：加工部が破断し、加工不能。
【００２９】上記評価結果を表１及び表２に併せて示
す。表１及び表２に示される結果からも、本発明に従っ
て樹脂皮膜中にインヒビタ−を含有させた皮膜処理Al−
Zn合金めっき鋼板は優れた耐食性，加工性を有している
ことが明らかである。なお、これら本発明に従って樹脂
皮膜中にインヒビタ−を含有させた皮膜処理Al−Zn合金
めっき鋼板につき、 0.5％水酸化ナトリウム水溶液（常
温）に３０分間浸漬する耐アルカリ性試験を行ったとこ
ろ、何れも外観劣化を生ずることがなく、優れた耐アル
カリ性を示した。
す。表１及び表２に示される結果からも、本発明に従っ
て樹脂皮膜中にインヒビタ−を含有させた皮膜処理Al−
Zn合金めっき鋼板は優れた耐食性，加工性を有している
ことが明らかである。なお、これら本発明に従って樹脂
皮膜中にインヒビタ−を含有させた皮膜処理Al−Zn合金
めっき鋼板につき、 0.5％水酸化ナトリウム水溶液（常
温）に３０分間浸漬する耐アルカリ性試験を行ったとこ
ろ、何れも外観劣化を生ずることがなく、優れた耐アル
カリ性を示した。
【００３０】〈実施例２〉0.6 mm厚さのAl−Zn合金めっ
き鋼板（めっき厚:150g/ｍ2 ，めっき皮膜中のAl含有
率：55重量％）に表３に示すインヒビタ−とクロム酸と
を含有したアクリル系樹脂分散液（アクリル系樹脂：Tg
が45℃で固形分濃度が25％）を塗布し、 100℃で１分間
焼付け処理を行って樹脂皮膜厚が 1.2μの皮膜処理Al−
Zn合金めっき鋼板を得た。
き鋼板（めっき厚:150g/ｍ2 ，めっき皮膜中のAl含有
率：55重量％）に表３に示すインヒビタ−とクロム酸と
を含有したアクリル系樹脂分散液（アクリル系樹脂：Tg
が45℃で固形分濃度が25％）を塗布し、 100℃で１分間
焼付け処理を行って樹脂皮膜厚が 1.2μの皮膜処理Al−
Zn合金めっき鋼板を得た。
【００３１】
【表３】
【００３２】そして、このようにして得られた各皮膜処
理Al−Zn合金めっき鋼板について、実施例１と同様の方
法で耐食性及び加工性を評価した。この評価結果を表３
に併せて示す。表３に示される結果からも、本発明に従
って樹脂皮膜中にインヒビタ−及びクロム酸を含有させ
た皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板は加工性に優れると共
に、より優れた耐食性を有していることが分かる。な
お、これら本発明に従って樹脂皮膜中にインヒビタ−を
含有させた皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板につき、実施
例１と同様の方法で耐アルカリ性試験を行ったところ、
何れも外観劣化を生ずることがなく、優れた耐アルカリ
性を示すことが確認された。
理Al−Zn合金めっき鋼板について、実施例１と同様の方
法で耐食性及び加工性を評価した。この評価結果を表３
に併せて示す。表３に示される結果からも、本発明に従
って樹脂皮膜中にインヒビタ−及びクロム酸を含有させ
た皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板は加工性に優れると共
に、より優れた耐食性を有していることが分かる。な
お、これら本発明に従って樹脂皮膜中にインヒビタ−を
含有させた皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板につき、実施
例１と同様の方法で耐アルカリ性試験を行ったところ、
何れも外観劣化を生ずることがなく、優れた耐アルカリ
性を示すことが確認された。
【００３３】
【効果の総括】以上に説明した如く、この発明によれ
ば、従来のAl−Zn合金めっき鋼板に見られない優れた耐
アルカリ性，耐食性，加工性を兼備した皮膜処理Al−Zn
合金めっき鋼板を、クロム系化合物使用に起因する公害
問題を完全に回避するか最小限に抑えて安定提供するこ
とが可能になるなど、産業上有用な効果がもたらされ
る。
ば、従来のAl−Zn合金めっき鋼板に見られない優れた耐
アルカリ性，耐食性，加工性を兼備した皮膜処理Al−Zn
合金めっき鋼板を、クロム系化合物使用に起因する公害
問題を完全に回避するか最小限に抑えて安定提供するこ
とが可能になるなど、産業上有用な効果がもたらされ
る。
【図１】試験片の加工性を試験するためのビ−ド付ハッ
ト試験機で試験を行う状態を、要部の断面状態で説明し
た図面である。
ト試験機で試験を行う状態を、要部の断面状態で説明し
た図面である。
【図２】ビ−ド付ハット試験機で試験片を加工した状態
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図３】ビ−ド付ハット試験機で成形加工された試験片
の斜視図である。
の斜視図である。
１ ビ−ド付ハット試験機 ２ ポンチ ３ ダイ ４ 押さえ ５ ビ−ド部 11 加工性用試験片
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｃ２３Ｃ 22/28
Claims (2)
- 【請求項１】 Al−Zn合金めっき鋼板の表面に樹脂皮膜
を有する皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板であって、前記
樹脂皮膜中にアルキン類，アルキノ−ル類，アミン類，
チオ化合物，複素環化合物，ポリカルボン酸化合物又は
その塩，安息香酸又はその塩，リグニンスルホン酸又は
その塩，リン酸又はその塩から選ばれた少なくとも１種
類の化合物を合計量で 0.001〜50重量％含有して成るこ
とを特徴とする、皮膜処理Al−Zn合金めっき鋼板。 - 【請求項２】 樹脂皮膜中に、更にクロム酸又はクロム
酸塩あるいはこれらの両者を金属Crとして 0.5〜40 mg/
ｍ2 の割合で含有して成る、請求項１に記載の皮膜処理
Al−Zn合金めっき鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18656994A JPH0825553A (ja) | 1994-07-16 | 1994-07-16 | 皮膜処理Ａｌ−Ｚｎ合金めっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18656994A JPH0825553A (ja) | 1994-07-16 | 1994-07-16 | 皮膜処理Ａｌ−Ｚｎ合金めっき鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825553A true JPH0825553A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16190831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18656994A Pending JPH0825553A (ja) | 1994-07-16 | 1994-07-16 | 皮膜処理Ａｌ−Ｚｎ合金めっき鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825553A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997003226A1 (fr) * | 1995-07-10 | 1997-01-30 | Nippon Paint Co., Ltd. | Traitements de surface de metaux, procede de traitement de surface de metaux et materiau metallique ayant subi un traitement de surface |
| JP2011140067A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-07-21 | Kobe Steel Ltd | 鋼板とアルミニウム板との接合構造体の製造方法およびこの製造方法により製造された鋼板とアルミニウム板との接合構造体 |
| KR20170120165A (ko) * | 2015-04-07 | 2017-10-30 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | Zn-Mg 합금 도금 강판 |
| WO2019167816A1 (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-06 | 日本パーカライジング株式会社 | 塑性加工用金属材料 |
-
1994
- 1994-07-16 JP JP18656994A patent/JPH0825553A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997003226A1 (fr) * | 1995-07-10 | 1997-01-30 | Nippon Paint Co., Ltd. | Traitements de surface de metaux, procede de traitement de surface de metaux et materiau metallique ayant subi un traitement de surface |
| JP2011140067A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-07-21 | Kobe Steel Ltd | 鋼板とアルミニウム板との接合構造体の製造方法およびこの製造方法により製造された鋼板とアルミニウム板との接合構造体 |
| CN102665996A (zh) * | 2009-12-10 | 2012-09-12 | 株式会社神户制钢所 | 钢板和铝板的接合结构体的制造方法和由该制造方法制造的钢板和铝板 |
| KR20170120165A (ko) * | 2015-04-07 | 2017-10-30 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | Zn-Mg 합금 도금 강판 |
| WO2019167816A1 (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-06 | 日本パーカライジング株式会社 | 塑性加工用金属材料 |
| KR20200106187A (ko) * | 2018-02-28 | 2020-09-11 | 니혼 파커라이징 가부시키가이샤 | 소성 가공용 금속 재료 |
| CN111771014A (zh) * | 2018-02-28 | 2020-10-13 | 日本帕卡濑精株式会社 | 塑性加工用金属材料 |
| JPWO2019167816A1 (ja) * | 2018-02-28 | 2021-02-18 | 日本パーカライジング株式会社 | 塑性加工用金属材料 |
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